新ジャンル「あけましておめでとう……」
新ジャンル覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
451 = 396 :
女「………グスッ…あのね」
男「うん?」
女「お母さん、最後に言ってた」
男「なんて?」
女「………ごめんね。私には貴女の道を遮る事しかできなかったね。って」
男「………」
女「2年前の丁度今頃………ここに来た、一ヶ月前だよ」
男「………ああ。知ってる。親父に聞いた。お前が初めて家に来た時の電話で」
女「うん………この時期は、悲しい事も嬉しい事も重なるんだなぁ…」
男「…そうだな」
女「………」
男「………なあ」
女「………なに?」
男「俺が埋めれる穴はそんなに大きくないが、埋めきれるか?」
女「………だいじょうぶ。この胸いっぱいの愛があるもん」
男「………そうか。うん。良かった」
452 = 396 :
女「お母さんには、結局ありがとうって言えなかったよ」
男「そっか………」
女「あと、あけましておめでとう」
男「え?」
女「十月の終わりで、余命2ヶ月って言われたんだ。でも、一ヶ月しか生きれなかった」
男「………そっか」
女「………だから、いろんな人に言いたい。ありがとうと、あけましておめでとう」
男「うん………」
女「ねえ、祈ろうよ」
男「祈る?」
女「お母さんを助けてくれない神様なんかじゃなくて、どうせなら鏡餅に」
男「それはまた………ユニークだな。それで、なんて祈る?」
女「来年もまた、あけましておめでとう、って言えますようにって」
fin 良いお年を
453 = 432 :
乙っ
454 = 430 :
乙
感動すた
455 = 396 :
眠くて途中からキャラ変わったかもしんないけど、楽しんでもらえたなら幸いですw
457 :
なかなかよかった
おつかれ
458 = 396 :
>>351
で、思いついたら桃太郎とか言ってる事に気づくw
459 = 396 :
みなさんおやすみ
残ってたらまた来るかもわからんね
463 = 405 :
>>459
GJ
そして乙
467 = 398 :
寝てた…
>>459
乙!
469 = 396 :
男「んー………おはよう、って早起きだな」
女「ふふん。三が日だもの」
男「いや、関係無いが。ホントの所は?」
女「スレが残ってたから」
男「スレが?いや、お前起きてないだろ」
女「いや、携帯。確認した。 ID:ae1+roeOO は私」
男「というか、残ってる事が驚きなんだろ」
女「まぁ、そういうこと」
おはようございます
470 = 396 :
男「………」
女「………」
男「………いないな」
女「………そうね」
男「………驚くほど過疎だな」
女「………新年ってのと、誰かさんがいかがわしい事してくれたからね」
男「………スミマセン」
女「いや、個人的には信じられないほどうれしいので気にしません」
男「しかしてこの過疎はいかがすべきか」
女「………他の新ジャンルスレに書き、」
男「それはダメだろ」
471 = 396 :
男「一人で回せよ」
女「嫌だよ」
男「なんで」
女「ネタもないのに回ると思って?」
男「なんで口調が変わってるんだ。ネタくらいポンポンでるだろ。そう、まさにポンポンの、」
女「はいはい下ネタ下ネタ。そんなキミには白スーツと赤いYシャツを進呈しよう」
男「何そのアクセルホッパーセット」
女「つまり、バカ」
男「ああ、なるほど」
472 = 396 :
男「………よし、俺はみかんでも食う」
女「あ、私にも」
男「ほい」
女「ん。あんがと」
男「………モクモク
女「………モクモク。もう一個」
男「早っ。………ほい」
女「ん。………モクモク。ちょうだい」
男「いや、早すぎ。俺の分がない」
女「キミの物は私のもの。私の物は私のものだよ」
男「素晴らしきジャイアニズムだな。涙すら出ないよ」
473 :
男「ときに女、忘れてないか?」
女「?」
男「お前、年が明けたら宿題するって言ってたよな?」
女「………………てへ」
男「誤魔化すな」
女「あああああああ、年はまだ明けてないよ。12月の33日だよ」
男「逃避するな」
学生やりつつなんとなくスレ頭のふいんき(なぜかry)にしてみた
474 = 396 :
男「というか、朝飯はどうした」
女「………あれ」
男「あれ?って、雑煮のあまり?」
女「………うん」
男「なんだってまた………あんまり美味しくないだろ」
女「そんな事ないよ。すんごい美味しかったよ」
男「…女………」
女「暖かい時と同じくらい甘くて…」
ガチャリ
父「甘いのは君らだなぁ。あけましておめでとう。って、何をそんなに引いてるんだい?」
475 :
大丈夫、ちゃんと見てるwww
476 = 396 :
>>473 リアルに課題をやっていない俺w あとでネタにします頂きます
>>475 ありがとうございますw
父「しかしね。何も開口一番「うわああぁぁぁぁぁ!!!」はないと思うよ」
男「スミマセン。タイヘンモウシワケナイデス………」
女「なんで震えてるの………」
父「いやぁ僕も原稿が上がったからヒマができてね。キミと女君の愛の巣窟を」
男「まったまった。そういう言い方イクナイ」
父「まぁ、ともかく、キミ達の様子見もかねて、お年玉をね」
女「くれるんですか!?」
男「お前が言うのかよ」
父「少なくて申し訳無いが、残り少ない学校生活に役立ててくれ」
つ【諭吉×3人】
女 ( д ) ゜ ゜
男「………相変わらずだけど、大丈夫?」
父「何、心配する事はない。まだ僕も36歳だ。無理したって平気な年齢さ」
男「………俺としては、親父に死なれる方が困るんだがな」
父「ん?お年玉くれる人がいなくなるからかい?」
男「ふざけるな、俺は、」
父「分かってるよ。キミは僕に似て優しいからね。とりあえず、今回の印税が入るまでは大丈夫さ」
男「………それなら」
父「うん。よろしい。それじゃあ僕は街でも探索してくるよ。こっちは久々だからね」
男「ああ………ん?」
477 = 396 :
男「ちょっと待て。してくる?」
父「ああ、うん。そう。今日は泊めて貰おうかな、と」
男「マジでか?」
父「マジでだよ」
男「ちょ、それは、」
女「いいじゃん。泊まってもらおうよ」
男「いや、お前まで………って、なんだその目。キラキラしすぎだろ」
女「いや………いい人だな、って」
男「金だな、完全に金だな」
父「まぁ、そういうわけだから」
男「どういうわけだよ」
女「男は…」
男「え?」
女「男は…嫌なの?」ウルウル
男「………分かった。俺の負けだよ。一泊だけだぞ?」
父「助かるよ。それじゃあ、いってくる」
478 = 396 :
男「………はぁ」
女「どうしたの。溜息なんかついて。幸せが逃げるよ」
男「俺の溜息でお前は逃げるのか?」
女「え?そんなわけないじゃない。でも、なんで?」
男「………よーく考えろ」
女「? えーと………あっ」
男「わかりました?」
女「………ばか。当たり前じゃない」
男「はいはい。俺はバカだけど、そのバカは親父譲りだよ」
479 = 396 :
女「ふ、ふぅ~ん………」
男「鳥居みゆきみたいな言い方やめろ」
女「ヒットエンドラ」
男「やかましい」
女「………今日から俺のバットは」
男「言わせねえよ!?って、のっちまったよ」
女「やーい男の負けー」
男「何がだよ」
480 :
なんという良ジャンル
支援
481 = 396 :
PPPPPP…PPPPPP…
男「ん?親父だ…はい、もしもし?」
父『ああ、僕だよ。えーとね。言い忘れてたんだけど、確かお猿さんが顔を出しに行くと言っていたよ」
男「猿?あーんー…分かった。じゃあ、昼飯は12時くらいだからな」プツッ
女「なんだって?」
男「いや、なんか猿が来るって」
女「猿?」
ピンポーン
男「ん?来たのか?はーい」
ガチャ
482 = 396 :
猿也「いぃやっほぉぉぉぉぉう!和奇ぃ!(男の下の名前)」ガシッ
男「ぬあっ!?お、お前、なんで…ああ、猿な」
犬山「久しいな。元気か?」
男「あ、ああ。元気だ。とりあえず上がれ」
犬「失礼する」
パタン
483 = 475 :
まさかの桃太郎クロスオーバーwwwwwwww
484 :
桃太郎www
485 = 396 :
女「あ、男ーってうわぁ」
犬「む?こやつは?」
男「こやつっていうな」
猿「これかっ!?和奇のこれかっ!?くっそぉー!僕というものがありがなら!」
男「それを言うならありながら。と言うか、小指を立てるな」
犬「…違うのか?」
男「いや、正解だけど」
女「えーと………」
男「ああ、すまん。こっちの長髪黒髪の美人さんが犬山。こっちの小さい、まるで猿が猿也」
女「あ、どうも」
男「この2人はかつて鬼退治をした桃太郎の家来の子孫であると、」
犬「んなわけあるかっ。それは和弘さん(男父)の御伽話だろう」
男「………相変わらず夢のない…」
女「えーと………飲みこめてないよ?」
486 = 473 :
予想外の展開wwwwww
488 = 396 :
ここいらで名前の整理でもしようかと。自分のために
男 月島和奇 父 月島和弘
女 桜井春華
友 佐倉京蛇 女友 阪東冥香
犬 犬山 壱 猿 猿也キキ
我ながらよく考えたもんだ………課題やらないくせに………
489 = 484 :
名前がww厨二くせぇwww
親父が桃太郎ってことでおk?
490 = 396 :
男「えーとな。この2人は、親父の仕事柄の知り合いでな。小さい頃は良く遊んだ」
犬「まだこいつが一桁の時の話だがな」
猿「僕はまだ生まれてなかったんだよなー」
男「あ、ちなみに、21歳と12歳な」
犬「………うん」
女(何故そこで砕ける!?)
男「で、それからもちょくちょく逢ってたわけだ。お盆とかな」
犬「なるほど。だからここ数年お前は帰って来なかったわけだな」
女「へ、へぇ~………」
男「だから鳥居みゆきはやめい。で、だ。何しに来た?」
犬「………顔見せに?」
男「首を傾げながら疑問系で聞くなよ」
491 = 396 :
>>489 うはwww言われると思ってたwww でも親父は桃やんじゃないぜww
ついでだが、友も女友もたぶん出番ないなww楽しんでくれたら幸いww
犬「いや、まぁ、正直な話が追い出されたんだがな」
男「はぁ?」
猿「だって、お鍋開けたらいい匂いするし、コップもあったから………」
犬「甘酒を空にしたんだ」
男「ああ、それでか…」
女「それはさすがに怒られるね」
犬「桃太郎がカンカンでな。今雉が必死に説得してるが…やれやれ」
猿「困ったもんだなぁ…」
男「お前のせいだろう」
492 = 396 :
男「ん、待て。結局何がしたいんだ?」
犬「…2人の愛の巣窟を」
男「親父と同じ頭か、お前は」
猿「そうくつ?どうくつと違うのか?」
犬「愛の巣窟と言うのはだな、男と女が愛を育むところでな」
猿「はぐくむ?どうやるんだ?」
犬「よしよし。おねーさんが事細かに教えてやろう。おい、布団を」
男「余所でやりやがれ」
犬「なんだ。つれないな。なんならお前も相手してやるぞ」
女「えぇっ!?ちょっ!」
男「こいつのコレは毎回冗談だ。してほしいとも思わんがな」
猿「じゃあ僕は!?」
男「俺はロリータは好きだがロリコンじゃない」
犬「なるほど。丁度間だな」
男「何がだ?」
女「…ああ、私か」
493 = 396 :
男「先に言うが、泊めてはやれんからな」
犬「知っている。和弘さんが泊まるのだろう?だから、顔見せだ」
男「ああ、なるほど」
猿「…じー」
女「…なに?」
猿「…好き?」
女「はい?」
猿「ん」←男を指差す
女「もちろん」
猿「…そっか」
男「…キキ?」
猿「………帰ろ」
犬「ん?なんだ。突然。さんざん行きたいと言っていたのはおまぐはぁっ!」
女「うわぁ………」
犬「ぐっ…げふっ」
男「おい、まずいだろ。血ぃ吐いたぞ」
猿「えっ、嘘っ!?」
男「嘘」
494 = 396 :
猿「………」
女「………」
猿「………」
女「…和奇は犬山さんの介抱してるし、何か話さない?」
猿「………」
女「ああ、怒ってるわけじゃないから泣かないで…」
猿「…悔しい」
女「え?」
猿「…あと6年生まれるのが早かったら、僕が和奇のお嫁さんだったのに」
女「えっ、いや、お嫁さんなんてそんな…」
猿「…恋敵」
女「………私が?」
猿「ほかに誰がいる?」
女「………犬山さん?」
猿「壱姉はもう婚約してるよ」
女「え?そうなの?」
猿「うん。桃太郎と」
女「そうなんだ………え?桃太郎?」
495 = 396 :
犬「…聞いたか?」
男「ああ、聞いた。扉一枚挟んで話されたら聞こえない方がおかしい」
犬「…桃太郎が言っていた」
男「なんで?」
犬「キキは和奇くらいが丁度良いって」
男「………また随分他人任せだな」
犬「そんな人だよ」
男「知ってる」
犬「………なんで、キキの気持ちにちゃんと答えなかった?」
男「………さあ?」
犬「都合が悪くなるとはぐらかす癖、治ってないな」
男「………よく覚えてるな」
犬「そういう時は大概ちゃんとした答えを持ってて、でも言いたくない、ってのも覚えてる」
男「………さすが。じゃあ、答えよう」
犬「お聞きしよう」
男「あいつがちゃんと言わないのが一つ」
犬「もう一つは?」
男「………あの当時、俺はお前が好きだった」
496 = 396 :
犬「………それは、」
男「心底本気だったが、桃太郎には敵わないと思っていた」
犬「………」
男「まぁ、今となっては桜井もいるし、お前も婚約しちまった」
犬「そうだな」
男「心の穴を塞ぐのは、一人だけじゃない。俺はあくまでも友人として接するつもりだ」
犬「………変わらないな。お前は。昔もそうだったな」
男「いや………人は変わるものだ。じゃあ、そろそろ昼飯だから行くぞ」
カチャ
犬「………変わらないよ。七年前、私が恋をしたお前のままだ」
男「………聞かなかった事にする」
パタン
犬「………フッ。やっぱり変わらないな」
497 = 396 :
猿「あ………」
男「よう。犬山、大丈夫だぞ」
猿「………僕」
男「謝るならあいつだ。俺に謝るつもりなら、後ででいい」
猿「うん」
カチャ パタン
男「………ふう」
女「犬山さん大丈夫?」
男「一応な。吐血の正体は、血糊の入った小さい袋だったよ」
女「じゃあ、平気だね」
男「………悪いが、話は丸聞こえだったぞ」
女「うっ…」
男「まぁ、猿が戻ってきてからだな」
女「…うん」
男「…しかし、もはやあけおめ関係無いな」
女「………まぁリアルな時間は二日目だしね」
天下の宝刀グダグダw
498 = 396 :
ガチャリ
父「帰ったよー」
男「おかえりー」
女「おかえりなさい」
父「ん?何かあった?」
男「かくかくしかじか、と言うわけなんです」
父「さるさるうまうまと言うわけじゃな」
女「………分かる人いるの?」
男「まぁ、猿が謝りに言ってるし、大丈夫だろ。それより、昼飯の準備だ」
父「じゃあ、その間にキミの恋人と話でもしてようかな」
男「………」
父「何もしないよ」
女「されても困るんだけど………」
男「…まぁ、何かするとは思って無いがな。ラーメンでいいだろ」
2人「おー」
499 = 396 :
父「…お猿さんはどうだい?」
女「彼が好きみたいですね」
父「そう見えるだろう?」
女「違うんですか?」
父「キキちゃんが和奇を見る目は、兄に憧れる目だよ」
女「…憧れ」
父「そう。まぁ、ウチも節目は全部年末年始だからね。ここいらでビシッとケジメつけてもらわなきゃ」
女「ケジメ…ですか」
父「そ。まぁ、全ては和奇しだいさ」
女「…」
父「ふふ…もしも僕に似たのなら、キミから振る事はあっても、振られる事はないよ」
女「はぁ、そうですか?」
父「まぁ、こんなにかわいらしい義理の娘がいるなら、僕はもう老後の心配すらないよ」
女「はい?」
父「いや、介護をね。いろいろと」
男「お前まだ40にもなってないだろ」
500 = 396 :
男「ほれ。ラーメン」
父「うん。いい匂いだ」
女「すごい…」
男「涎ふけ。じゃあ、いただきま」
バタンッ
猿「ご飯っ!!」
犬「落ち着け」パシンッ
猿「いだぁ~…」
男「まだ手ぇつけてないからコレ食ってろ。2人分準備する」
犬「じゃあ、キキが食え」
猿「…うん」
男「………」
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