私的良スレ書庫
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元スレ照「京ちゃんなんて知らない」京太郎「」
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菫「…でもそれで今の君があるんだろう?」
菫「たとえそれが自分に向けられた言葉ではないにしても、咲ちゃんは勇気づけられたはずだ」
京太郎「…照さんのことだけ考えて発言するんじゃなかったんですか」
菫「…君のことを気遣っちゃいけない理由はないだろう」
菫「君もよく頑張ったんだな、須賀くん」
京太郎「…ありがとうございます」
菫「泣いてもいいぞ、胸は貸せないがハンカチくらいなら貸してやる」
京太郎「大丈夫です、ちゃんと持ってきてますので」
菫「…つれないな」
菫さんは相方ポジ感出てきたな
でもルート入ると結構甘いやつ
さすがにテルーが正ヒロインだとは思うけど淡はさて
おつ
でもルート入ると結構甘いやつ
さすがにテルーが正ヒロインだとは思うけど淡はさて
おつ
乙
照スレかと思ったら淡スレだったのかなと思わせつつ実は菫スレだった……博士これは一体!?
照スレかと思ったら淡スレだったのかなと思わせつつ実は菫スレだった……博士これは一体!?
乙
……これは!?たかみースレへ変化し最終的にマタンゴスレに成る予感w
……これは!?たかみースレへ変化し最終的にマタンゴスレに成る予感w
>>408
せめてその流れではフィッシャーと呼んであげて(切実)
せめてその流れではフィッシャーと呼んであげて(切実)
菫「さて、私も少し照について話すとしようか」
菫「君とさほど変わらない…二年と少しの付き合いだが」
京太郎「…お願いします」スッ
・
・(咲–saki–17巻参照)
・
菫「とまあ…あいつが麻雀部に入るまではこんなところかな」フゥ
京太郎「やはりお菓子なんですね…」
菫「ああ、単純なやつだと私も思ったさ…その時は」
菫「だがさらに付き合って行くうちに、違う印象を抱くようになった」コトン
菫「あいつは結局、麻雀に関わらずにはいられないんだと思う」
京太郎「…というと?」
菫「…好きではないと言いながら、あいつは麻雀に対して常に真摯だ」
菫「手を抜いたりしないし、いやいややってるようなそぶりを見せない。照のその姿勢がかえって人を惹きつける」
菫「そしてあの実力だ……きっと照がどこに入学したとしても、いずれ麻雀にかかわることになったはずだ。全く触れられない学校なんてまずないしな」
菫「そして照はそれを悟っている…自分にできることが誰かに役立つのなら、自分の多少の感情は押し殺せる。あいつはそういうやつなんだ」
菫「…私は、照に麻雀を楽しんでほしい」
京太郎「……」
菫「…勝てるから、というわけではないんだが」
菫「私が高校生活を、麻雀部を楽しめてこれたのは、間違いなくあいつのおかげなんだ」
菫「照のアドバイスで自分や部員が明らかに強くなるのを感じられて、それでも照の実力というのは遥か上をいっていて……」
菫「全国レベル、いや違うな…プロ級の打ち手をすぐそばで見られて、それだけでも私たちは幸せ者だ」
京太郎「…恵まれてたんですね、俺って」
菫「…そうだな」
菫「私が部長としてなんとかやっていけているのも…照のおかげだ」
菫「あいつはそんなことないと否定するだろうし、きっと自分ではそうとはわかっていない」
菫「だが、私にはできないことをあいつはやってくれてる」
菫「正直、私の実力では皆を全国に連れて行くことはできない」
京太郎「…そんなこと」
菫「いいんだ、自分のことは自分が一番わかってるつもりだ」
菫「……もっとも照にはもっと多くのことが見えているんだろうけど」
菫「だから、だからな」
菫「あいつに、照に返せてないものが多すぎるんだよ」
京太郎「……」
京太郎「…ふだん部長に迷惑かけてるって、照さん言ってましたよ」
菫「……まあ、ささいなことだ」
京太郎「…間がありましたね」
菫「…スルーしてくれ、頼む」
菫「……照はたまに、どこか遠くを見つめるような顔をすることがあったんだ。ひどく憂鬱そうに」
京太郎「…いつからですか」
菫「最初から。正確に言うと部に馴染んですぐくらいから」
菫「何か思い悩んでいることがあると聞き出すのに数ヶ月、妹がいると教えてくれたのがさらに数ヶ月後」
菫「…基本自分のことを話そうとしないんだ、あいつは」
京太郎「…詮索されたくないからですか?」
菫「わからない。ただ…それだけではないとは思うんだが」
京太郎「他の部員は」
菫「何も知らない。照も何も言っていないはず」
京太郎「それなら俺との間柄を伏せるのも納得がいきます」
菫「そう、それだ」
菫「嫌じゃなかったのか」
京太郎「…正直戸惑いましたよ。そんなこと言われるとは思ってなかったんで」
京太郎「でもまあ……すっかり忘れられているのも覚悟してたんで、大したことなかったですよ」
京太郎「覚えててくれただけで、十分嬉しかった」
菫「ふぅん…」
菫「愛されてるな、あいつ」
京太郎「…誰にですか?」
菫「君にだよ」
京太郎「……え?」
菫「……え、ってなんだ」
京太郎「いや、違いますよ?」
菫「え?」
京太郎「いやいや、無いですって。確かに一人の人として好きですし尊敬してますけど、男女のどうとかそんな」
菫「はぁ」
京太郎「だいいち今そんな余裕もないですから」
菫「余裕があったらあり得るのか?」
京太郎「いやそれは……そんなこと考えたことなくて」
菫「子どもか」
京太郎「子どもですみませんね。……そんな風に見えます?」
菫「わざわざ照を追いかけてはるばる一人で来るくらいだから、そういうことだろうと」
京太郎「……やっぱりおかしいですかね」
菫「事情が事情だからわからんでもないが……まあ普通じゃないな」
京太郎「…何より照さんが嫌がりますよ、そんな」
菫「私はそうは思わないが」
菫「…つまらないな」
京太郎「…先輩案外そういう話題好きですよね」ジトー
菫「私も女子高生だということだ。悪く思うなよ」フフッ
京太郎「勘弁してくださいよ…」
京太郎「とにかく、俺にそんな下心はないです。今は恋愛してる場合じゃないですし」
菫「…まあなんでもいいさ。君がそうなら私は何も言わない」
京太郎「なんですかその含みのある言い方は」
菫「…いや、恋の一つでもしておくべきだったなと自分を省みてね」
京太郎「…先輩ならラブレターの一つや二つもらってそうですけど」
菫「…君の言葉は妙に鋭いな。黙秘権を行使させていただこう」
京太郎「どういうことですか…」
・
・
・
スタスタ スタスタ
京太郎「忙しい中ありがとうございました」
京太郎「ご馳走にまでなってしまって」
菫「これくらいはさせてくれ。君も疲れてただろうに」
京太郎「部長よりは体力あると思いますよ。さすがに男ですし」
菫「そうか…まあ、そうだな」
菫「……今日話したことは他言無用だ。むろん照にも言うなよ」
京太郎「もちろんです」
京太郎「…先輩」
菫「なんだ」
京太郎「思ってることはちゃんと伝えてあげてくださいね」
菫「…参考にさせてもらう」
菫「……結果論でしかないが、君の秘密を早く知れて良かった」
京太郎「……」
菫「一人で抱えるには…大きすぎる」
菫「だから君も遠慮なく、私に頼れ」
京太郎「…男前ですね部長」
菫「…褒めてるのかそれは」
京太郎「もちろんですよ。……ありがとうございます」
菫「最初からそう言え」プイッ
菫「…私も、照には仲直りしてほしい」
菫「照が麻雀を楽しむ、そのための必要条件だから」
菫「…私のわがままかな?」
京太郎「俺は何も言えませんよ」
菫「わかってるさ」
菫「…どうか、力を貸してくれ」
京太郎「…こちらこそ、よろしくお願いします」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「おめでとう、京ちゃん。頑張ったんだね」
「…そんな私なんて、……うん」
「でも、京ちゃんがそっちで頑張ったのが一番だと思うよ。……当然だよ」
「お姉ちゃんは元気?……そう、それなら安心」
「……そっか。……ううん、京ちゃんが謝ることじゃないよ」
「行かないって決めたのは私だから。……だから連絡をお願いしてるんだよ?」
「……ふふっ。……だから気にしないでね。……うん」
「ところで、さ」
「京ちゃん明日も練習?」
「……そっか、じゃあちょっと長くお話ししても大丈夫かな」
「うん、ちょっとね。大事な話。」
「……びっくりする?…かもね」
「ねえ、聞いてくれる?ずっと言いたかったこと」
「あのね、京ちゃん……私ね」
ここまでー
初期プロットでは「役割:未定」になってたその二人、これからどう絡むか全然分からん!(出番はあります)
明日か明後日にでも
初期プロットでは「役割:未定」になってたその二人、これからどう絡むか全然分からん!(出番はあります)
明日か明後日にでも
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照「……」ペラッ
照「……」
京太郎「すみません、お待たせして」
照「……読書してたから」
京太郎「図書室で正解でしたね、待ち合わせ」
照「……」ペラッ
京太郎「何読んでたんですか?」
照「……ノルウェイの森。村上春樹」
京太郎「村上春樹…ですか」
照「知らない?」
京太郎「……聞いたことはあります」
照「……あなたにはまだ早い」パタン
京太郎「えー」
照「……」ペラッ
照「……」
京太郎「すみません、お待たせして」
照「……読書してたから」
京太郎「図書室で正解でしたね、待ち合わせ」
照「……」ペラッ
京太郎「何読んでたんですか?」
照「……ノルウェイの森。村上春樹」
京太郎「村上春樹…ですか」
照「知らない?」
京太郎「……聞いたことはあります」
照「……あなたにはまだ早い」パタン
京太郎「えー」
照「……それで、何の話?」
京太郎「はい。話、というか、ご報告というか……」ポリポリ
京太郎「昨日、咲と電話しまして」
照「……」ピクッ
京太郎「咲が、麻雀部に入りました」
======================================
京太郎『……そっか』
咲『…思ったより反応薄いなぁ』
京太郎『いや、驚きすぎて言葉が出なかった』
咲『そんなにびっくりした?』
京太郎『びっくりした、そりゃあもう』
京太郎『…え?あれだけ麻雀はイヤって言ってたのに』
咲『…そうだね』
京太郎『だいたいあの咲がなぁ…誰かに勧誘されたとか?』
咲『ううん、自分で決めたの。……あのって何、あのって』
京太郎『いやぁ…だってお前知らない人と話せるタイプじゃないじゃん』
咲『んぐっ』
京太郎『中学も昼は中庭か教室で読書、放課後は図書室に通い詰めで司書の先生とは仲良かったけどさ』
京太郎『こう、…必要がないと積極的に人と絡もうとはしない…でしょ?』
咲『…私だって頑張ってるもん』プクー
京太郎『…照さんに、会うためなんだろ』
咲『……こういう時は察しが早いよね、京ちゃん』
京太郎『咲だからな』
咲『そうでもないと思うけどな…』
京太郎『なんだよそれ』
咲『京ちゃんには教えてあーげない』フフッ
京太郎『なっ!?』
咲『あのね、京ちゃん』
京太郎『…なんだよ』
咲『私は、待ってるだけじゃダメだと思った』
京太郎『……』
咲『京ちゃんが私とお姉ちゃんのために頑張ってる』
京太郎『……自分のためだよ』
咲『それでも、別にいい』
咲『私も、頑張らないとって思ったから』
咲『できることをやりたいって思ったから』
咲『だから、私は勝って全国に行くよ。京ちゃんがお世話になった龍門渕の人たちも倒して』
京太郎『…そうか』
咲『なに?がっかりした?』
京太郎『まさか』
京太郎『側にいたら頭くしゃくしゃに撫でてる』
咲『もう、また子ども扱いするー』
京太郎『咲の頭が撫でやすい位置にあるのが悪い』
咲『今度会ったらそう出来ないくらい大きくなってたりするもん』
京太郎『ねーよ、絶対ない』
咲『ふんだ。京ちゃんのバカ』
京太郎『…なあ、咲』
咲『なに?』
京太郎『頑張れよ』
咲『……ありがと』
=================================
照「……」
京太郎「連休前にはもう入部してたみたいで…毎日練習しているとか」
京太郎「団体と個人、両方にエントリーする、と」
照「……そう」
照「…それで」
照「私にどうしてほしいの?」
京太郎「……俺は」
京太郎「俺は、何かを求めたりしません」
京太郎「そんな立場じゃないですから」
照「…そういうことじゃない」
京太郎「そういうことです」
照「……」
京太郎「先輩なら、どうするべきか判断できるはずです」
京太郎「…俺だって、咲の件は想定外だったんです」
照「……」
京太郎「あいつはあいつなりに、前向きに取り組もうとしている」
京太郎「俺はそれを伝えたかった。……それだけです」
照「…一つ聞いてもいい」
照「…どうして、白糸台(ここ)に来たの?」
京太郎「……『お姉ちゃんをよろしく』」
照「……」ピクッ
京太郎「そう、頼まれたからです」
京太郎「…困った顔しないでください」
照「…だって」
京太郎「俺はどうあっても先輩の味方です」
照「っ……」
京太郎「だから……だから、焦らなくていいんです」
京太郎「俺、ちゃんと待ってますから」
照「……」
京太郎「俺も頑張りますよ」
京太郎「一緒に全国行きたいですからね」ニカッ
・
・
・
京太郎(ああ調子乗った!変にカッコつけてない?『待ってますから』キリッってなに?)
京太郎(照さんドン引きだったらどうしよう…うわモウシニタイ)ブンブン
ママーナニアノヒト
シー ミチャイケマセン
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『一緒に全国行きたいですからね』ニカッ
照(……)
照「……ズルいよ」
サッカー傍目に見ながら投下
>>446 (まだ)落ちません!(頑な)
>>446 (まだ)落ちません!(頑な)
四月某日
『咲ちゃんのお弁当、美味しそう』
咲『そ、そうかな』
『ダメだよ咲ちゃん油断したら。この子隙をついて食べちゃうかも』
『そんなことしないよ!』
咲『あはは……』
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