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    元スレ提督「元帥が視察に来た」

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    151 = 150 :

    提督じゃなくて元帥や…

    152 :

    元はバリバリの仕事人間だったけど定年して急にやることなくなったおじさんとかに偶にこういう人いるよ

    153 :

    ―――――翌日 早朝 駆逐寮

    江風「・・・・準備はいいか?」

    「ああ、こうなった以上俺たちが元帥を止めないとな」

    江風「・・・・ちなみに誰かにばらしたりとかはしてないだろうな?」

    「んなことするかよ、お前はどうなんだ?」

    江風「してないに決まってンだろ?」

    「へっ!やっぱそうだよな!」

    江風「・・・・みんなには申し訳ないけど、巻き込みたくねぇからな」

    「そうだな・・・よし!じゃあ行こうぜ!」


    天霧「どこに行くつもりなんだ?」

    154 = 1 :

    江風「あ、天霧!?」

    天霧「やれやれ・・どうせそんなことだろうと思ったよ」

    「いつから気づいてたんだよ?」

    天霧「昨日、夜二人でコソコソしてただろう?その時に聞かせてもらったよ」

    江風「盗み聞きかよ・・・」

    天霧「というわけで、あたしも仲間に入るぜ」

    江風「天霧・・お前・・」

    天霧「二人より三人の方が良いだろ?あの元帥の鼻を折ってやろうぜ!」

    「・・・・おう!」


    松風「やれやれ・・・君もそういうタイプなのかい?」

    155 = 1 :

    江風「げぇ!松風!?」

    松風「何で僕にはそんな嫌な顔をするんだい?」

    江風「何でって・・お前に知られると厄介なことになりそうだからだよ」

    松風「・・・・君、僕の事疑ってるの?」

    「止めようとしても無駄だぜ。俺たちは決めたんだ」

    天霧「元帥の好きにはさせないってね」

    松風「天霧もおバカさんの仲間入りしたのかな・・?」

    天霧「あぁ?!」

    江風「うっせぇ!馬鹿は二人だけで十分だ!」

    松風「二人・・?やれやれ・・三人の間違いじゃないのかい?」

    156 = 1 :

    「え?」

    松風「今日限り、僕もおバカさんになるよ。・・・僕だって止めたいさ」

    江風「おまえ・・へへっ!頼もしい奴が仲間になったみたいだな!」

    天霧「おっと訂正、馬鹿は三人じゃなくて四人。そうだろ?松風」

    松風「あはは、それは違うと思うね」

    天霧「違うって・・?」

    皐月「ボクもおバカさんだからだよ」

    初月「姉さんたちが知ったら驚くだろうな」

    磯風「ふっ、たまには阿呆になるのも悪くないな」

    長波「仲間外れは良くねぇぞ」

    時雨「江風、何で相談してくれなかったんだい?」

    157 = 1 :

    江風「みんな・・・もしかして聞いてた?」

    時雨「あれだけ大きな声出してたら聞いちゃうよ」

    「江風お前・・・」

    江風「ま、まぁ仲間はたくさんいた方が安心するしな!」ニシシ

    春雨「・・・・やっぱりみなさん、行く気なんですね」

    江風「春雨の姉貴・・悪ぃ、けどここで止めねぇとまた元帥の好き勝手にされちまうからな」

    時雨「春雨、僕たちに何かあったら後は頼むね」

    春雨「・・・・わかりました」

    時津風「ねぇ・・だったら時津風も連れてってよ・・」

    初霜「時津風さん!寝てないと駄目ですよ!」

    158 = 1 :

    江風「時津風・・お前ばっかり苦労させて江風達は情けねぇんだ」

    「だから・・・今度はお前の代わりに俺たちが元帥に立ち向かう番だ!」

    時津風「・・・・・ほんとに大丈夫?」

    江風「任せとけって!策はちゃんとあるさ!」

    磯風「ほう、その時に見せて貰おうか」

    初月「そろそろ行かないと、遠征の時間になってしまうぞ」

    江風「ああ・・・行ってくるぜ!姉貴!時津風!」

    江風「よし!みんな!行くぜ!」

    一同「おー!」


    時津風「・・・・」

    春雨「時津風さん、部屋に戻って準備を始めましょう」

    時津風「・・・うん」

    159 = 1 :

    護衛A「朝だな・・・俺たちは例のポイントに行かねーとな」

    護衛B「そうだね」

    ブーブー

    護衛B「あっ・・・ごめん。ちょっと待ってて」

    護衛B「・・・・・なんだって!?提督がいない?!」

    情報屋A「"はい・・・朝、迎えに来たらいなくて・・・情報を保存していた機器もないんすよ・・"」

    情報屋B「"でもでもーバックアップはとってあったよー"」

    護衛D「まさか・・・先に一人で向かったのではないか?!」

    護衛A「おいおい!マジかよ!くそっ!俺は探しに行ってくる!」

    護衛B「僕も行くよ!君たちは元帥の所に行ってくれ!」

    護衛C「おう!・・・早く見つけてくれよ!」

    護衛A「よし!提督がここに来てるか探しに行くぞ!」

    160 :

    初月「それで、策と言うのは何だ?」

    江風「これさ」チャプン

    天霧「・・・水風船?」

    松風「全く・・・こんなもので立ち向かうなんて無謀じゃないか」

    「これはな・・・特殊な水風船だ!」

    時雨「確か、夕立の気を静める時に使ったものだよね」

    江風「そうさ、これを元帥に当てて怯んだところで元帥を抑える」

    江風「その隙に電撃を流すスイッチを奪うんだ」

    江風「そうすりゃ、元帥も電撃を流すこともできなくなるからこっちは反撃もできるってことだ」

    皐月「もしかして、それを二人でやるつもりだったのかい?」

    「ああ、そうだけど・・・」

    161 = 1 :

    松風「・・・やっぱり無茶がありすぎる。よくそんな考え思いつけるよね・・」

    江風「へっ!バカはこれ位しか考えられないのさ!」

    長波「あのなぁ・・」

    オーイ

    長波「衣笠さんじゃん?どうしたの?」

    衣笠「ごめん・・!加古見なかった?!」

    磯風「いや・・・見てないが・・」

    時雨「どうしたんだい?」

    衣笠「それが・・・朝早くからどこにもいなくて・・」

    ナンダキサマハ!

    江風「この声・・・元帥か?!もしかして・・!」

    162 = 1 :

    ―――――執務室

    榛名「か・・加古さん!どうして!?」

    加古「古鷹を・・・解体なんてさせないよ!」

    元帥「解体・・?ふんっ、どこで知ったか分からんが不要な兵を切り捨てるのは普通だろ?」

    元帥「それの何が悪い?」

    加古「てめぇ・・・!」ギリッ

    衣笠「加古!古鷹を解体ってどういうこと?!」

    江風「加古さん!」

    加古「あんたら・・どうして来た?!」

    江風「こっちももう我慢の限界だ!古鷹さんを解体なンてさせねぇ!」

    163 = 1 :

    元帥「ほうほう・・・君も知ったのか・・・だがこれは決定事項だ」

    元帥「止めようとしても無駄だぞ」

    江風「ふざけんな!絶対止めて―――」

    加古「江風、あんた達は手を出すな。これはあたしが食い止める。いいね?」

    江風「か、加古さん・・」

    加古「・・・・覚悟しな!元帥!」

    元帥「おっと、こちらにはこれがあるということを忘れたのか?」ピッ

    加古「うあああああああああああああああああ!」ビリビリ

    衣笠「加古!」

    加古「ぐっ・・・手を・・出すんじゃないよ・・」

    江風(なんだよ・・・どうすりゃいいんだ・・?)

    164 = 1 :

    ―――――港

    護衛A「おい!見つかったか!?」

    護衛B「いや!見つからない!」

    護衛A「くそ!また一通り探しに行ってくる!」

    ドンッ

    ???「わわっ・・・ちょっと!気を付けてくださいよ!」

    護衛A「ああ・・悪ぃ!急いでるんだ!」

    護衛B「電話・・?もしもし!」

    護衛C「"おい!見つかったか!?"」

    護衛B「いや、まだなんだ!」

    護衛C「"急げ!こっちはこっちで大変だ!駆逐艦の奴らが元帥に反乱を起こしに行ったらしい!"」

    護衛B「何だって?!くそっ!」

    護衛B「一体どこにいるんだ・・?提督!」

    165 = 1 :

    ―――――鎮守府 執務室

    護衛C「元帥!無事ですか?!」

    護衛D「こ、これは・・・」

    元帥「おお、ちょうどいいところに来た!早くこいつを抑えてくれ!」

    護衛C「は、はい!」

    加古「・・・・・・」フー

    護衛C(もしかして・・電撃を喰らい続けてたのか・・・?)

    護衛D(体ももうボロボロではないか・・これはもう気力だけで立ってるだけだ・・)

    加古「・・・・」ジリ

    元帥「ひっ!ば、化物め・・・!は、早く抑えんか!」

    加古「・・・古鷹は・・・あたしが・・」

    加古「まも・・・る・・」バタッ

    166 = 1 :

    衣笠「か、加古!しっかりして!」

    元帥「ようやく倒れおったか・・。おい!そこの重巡と駆逐艦共を抑えろ!」

    江風「ちくしょう!まだ諦めちゃいねぇ――」

    護衛D(まずい!)

    ターン

    江風「・・・・え?水風船が・・」

    護衛D「・・・・貴様等のすることはすべてお見通しだ」

    「おい!どういうことだよ!」

    護衛D「・・・すまないが余計な真似をするのはここまでにしてもらおう」チャキ

    護衛C「というわけだ・・・許してくれよな」チャキ

    磯風「元帥の前では護衛の役割を果たすのか・・・!」

    元帥「どうやら君たちの企みも潰えたようだな。残念だったなぁ!」

    江風「くっ・・・!」

    167 = 1 :

    元帥「これで逆らう者もいなくなった・・・では手始めにそこの倒れている重巡を撃ち殺せ」

    衣笠「そうはさせない・・・!撃たせはしない!」キッ

    護衛C「なっ・・・」

    長波「駄目だ衣笠さん!そんなことしたら・・!」

    護衛C「お・・おい・・」

    元帥「ええい!何を躊躇っている!その艦娘ごと撃て!」

    天霧「もう・・・終わりなのか・・?」

    皐月「嫌だ・・・嫌だよぉ!」

    江風「ちくしょう・・・・また何にもできなかった・・・!」

    江風「あいつに合わす顔なんてねぇ・・!」ポロポロ

    時雨「江風・・・」

    護衛D(くそっ・・・まだ見つからないのか!?)

    168 = 1 :

    元帥「早く撃たんか!さもないと反逆と見なして罰を与えるぞ!」

    護衛C「・・・・・・!」チャキ

    衣笠「撃てるものなら撃ってみなさいな!」

    護衛C(くそ・・・くそおおおおおおおお!)ググッ

    護衛D(計画は失敗か・・!!)

    松風「万事休すってことかい・・・!」

    江風「どうしたらいいんだよ・・・・!くっそおおおおおおお!」



    バンッ

    ???「すいませーん ラーメンを お持ちしましたー」タッタッタッ

    バシャッ

    時雨(・・・え?)

    169 = 1 :

    元帥「ぐふっ!な、何だこれは!あ、熱い!熱い!」

    ???「特製の叉焼麺です お支払いはここの提督さんでよろしくお願いしますね」

    元帥「き、貴様!一体何のつもりだ!?」

    ???「出前しただけですよ。・・・昔は提督業をやっていましたけどね」

    時雨(・・・・この声、どっかで聞いたことある・・)

    時雨(いや、僕は知ってるはずだ。僕だけじゃない、みんなもだ)

    時雨(そして思い出した瞬間、一斉に声を張り上げると同時に心に光が差した)


    「「「「提督!!」」」
    「「「司令!!」」」
    「「「司令官!!」」」

    提督「Yes,I am!」フフン

    170 = 1 :

    今日はここまでです

    話には居ませんが 神風のバレンタイングラ可愛いですよね

    171 :


    この提督ノリノリである

    172 :

    衣笠「・・・・・え?」

    榛名「て、提督?!」

    護衛C「なっ・・・お、お前!何で先に来てるんだよ!?」

    護衛D「勝手なことを!」

    提督「ごめんごめん・・」

    護衛B「何やら騒がしいけど・・・えぇっ?!」

    護衛A「おい、どうした?何を驚いて・・・うおっ!」

    提督「やぁ、護衛さん達」

    護衛A「やぁ じゃねーよ!というよりお前その恰好・・・あっ!」

    提督「走るときは前を見て走ってよ?」

    護衛B「まさか、変装して来たの・・?!」

    提督「どうかな?似合ってる?」

    173 = 1 :

    元帥「貴様!何故生きている!それよりもお前達!殺したはずじゃないのか?!」

    護衛B「・・・少し計画が狂ってしまったけど・・いいか」

    護衛B「僕たちは今ここであなたの護衛役を辞めることにする!」

    元帥「何っ!?どういうことだ!?」

    護衛A「・・・全く、どういうことだじゃねぇよ」

    護衛A「辞めるって言ってんだよ!分かんねぇのか!」

    護衛C「へっ!分かんねぇなら分からせてやるだけだ!」

    護衛D「ふん、こんな奴のために俺の腕はあるんじゃない・・貴様みたいな悪党を成敗するためだ!」

    元帥「なっ・・・!貴様等・・・!そんなことをすればどうなるか分かってるのか!?」

    護衛A「知るか!!けど、お前のやり方にはもううんざりなんだよ!」

    提督「どうします?元帥殿?1対5で一気に不利になりましたね」

    174 = 1 :

    元帥「・・はっ!君が帰ってきたところで状況が変わるとでも思うのか?」スッ

    提督「そのスイッチは・・・」

    元帥「このスイッチは今までの奴とは違う、強力なものだ」

    元帥「一瞬であの世に行けるぐらいのな・・・」ニヤリ

    初月「そんなものも持ってただなんて・・!」

    元帥「それに複数人にも電撃を流せることができる。大人しくすればこの事はなかったことにしてやろう」

    元帥「下手な真似をすれば・・艦娘全員をあの世に送ってやる・・・!」

    護衛C「散々電撃を流して痛めたくせに・・・!」

    元帥「おっと、君たちもだよ。反抗すれば分かっているな?」

    護衛B「くそっ・・・」



    明石「みなさん!目を閉じてください!」ヒュッ パシュン

    175 = 1 :

    元帥「がっ・・・!ま、眩しい!」

    明石「どう?!この"明石特製の電波妨害爆弾"は?!」

    護衛B「完成したんだね!」

    提督「それよりも・・・すっごい眩しかったけど・・」

    明石「え?!て、提督?!」

    提督「明石、その爆弾の効果は?」

    明石「は、はい!この爆弾は広範囲にあるすべての電子機器を機能停止することができるんです!」

    明石「それに・・!この通り!」カチャン

    元帥「なっ・・!このスイッチも起動しないのか!」カチカチ

    明石「みなさん!早く腕輪を外してください!」

    江風「おー!外れたぜ!」

    ヨッシャー コンナモノ! ステチャエ!

    176 = 1 :

    明石「誰か!伝声管でみんなに伝えて!」

    時雨「わかった!」

    時雨「"みんな!良い知らせだよ!明石さんのおかげで腕輪が外せるようになったんだ!急いで外して!」

    ----戦艦寮

    武蔵「む!外れたぞ!」

    ビスマルク「これで心置きなく元帥に立ち向かえるわね!」

    リシュシュー「私たちをこき使ったことを後悔させてあげるわ!」

    ----空母寮

    飛龍「やった!外れた!今から元帥の所に行ってくる!」

    瑞鶴「覚悟しなさい・・!元帥!」

    翔鶴「ちょ、ちょっと待ったほうが・・・」

    ----重巡寮 古鷹型の部屋

    羽黒「古鷹さん!腕輪が外れましたよ!」

    古鷹「・・・・・・」

    177 = 1 :

    提督「"あーあー、聞こえる?みんな!久しぶり!"」

    古鷹「・・・・・!」

    提督「"腕輪が外れて、反乱を起こそうとする気満々の娘もいるけど・・"」

    提督「"その場で待機してほしいんだ。僕たちが元帥を止める"」

    提督「"だから今は大人しくしててね"」

    提督「"それじゃあみんなよろしく"」

    羽黒「古鷹さん・・・!司令官さんが・・・司令官さんが・・・!」

    古鷹「・・・・・」コクッ


    提督「・・・これでよし。待機してねって言ってもここにいる艦娘達は言う事聞かないだろうな・・」

    178 = 1 :

    「さぁどうする?元帥よぉ?」

    天霧「あんな腕輪、重りにもならなかったし邪魔なだけだったな・・」

    初月「久々の戦闘か、腕がなまってないと良いが・・」

    松風「砲撃戦じゃないんだし、関係ないでしょ」

    皐月「ボ、ボクは怖くないぞ!」

    長波「やられたらやり返す・・・倍返しってことか」

    磯風「いや、百倍返しだな」

    元帥「くっ・・・来るなっ・・!」

    江風「どうした・・・さっきまでの威勢は・・覚悟はできてるんだろうな?!」

    江風「来ないなら・・・こっちから行くぜ!」ダッ

    護衛D「待て!奴にはまだ・・!」

    179 = 1 :

    元帥「う、うあああああああああ!」ブンブン

    提督「軍刀?!江風!」

    江風「のわっ!」ザシュ

    時雨「江風!大丈夫?!」

    江風「こんなもん・・軽い切り傷だって・・・」

    元帥「来い!」

    衣笠「い、嫌!離して!」

    元帥「動くなぁ!下手な真似をしたらこいつの首を飛ばす!」

    提督「次は人質ですか・・・!」

    護衛A「てめぇ・・・!」

    180 = 1 :

    ガシッ

    元帥「何だ?」

    加古「これ以上・・・仲間を傷つけてみなよ・・・」

    加古「あたしは・・許さないよ・・!」ギロッ

    元帥「ひっ・・ば、化物か貴様は・・」

    提督(怯んだ!このチャンスを逃すわけにはいかない!)ヒュッ

    元帥「がぁっ!き、貴様!」カチャン

    護衛C「な、投げナイフ・・・!」

    提督「護身用に持っておいてよかったよ」

    衣笠「離してよ!この!」ドンッ

    護衛B「今だ!刀は預からせてもらうよ!」

    181 = 1 :

    元帥「まだだ・・!まだ終わるわけには!」チャキ

    時津風「いい加減降参しろー!」ドゴッ

    時雨「時津風?!」

    元帥「ぐおっ・・・き、貴様ぁあああ!」

    時津風「護衛さん!これ!」ヒュッ

    護衛A「おう!・・・わっとと・・・」

    護衛D「どうだ?飼い犬に噛まれた気分は・・・次は貴様が罪を受け入れる番だ!」

    護衛C「今まで艦娘に酷い目に合わせた事は許さねぇぞ!」

    護衛A「さっさと降参しやがれ!」

    護衛B「お前の野望もここまでだ!元帥!」

    182 = 1 :

    一旦ここまでです

    183 :

    幽閉電気攻めプレイとかするのかな?(謎の期待)

    184 :

    元帥「降参・・・?くく、誰がするか!?私は元帥だぞ!逆らったことを本営に知らせればお前たちなんぞ死刑にもできる!」

    元帥「貴様等なんぞに!するものかああああ!!」ダッ

    皐月「逃がさないよ!」ガシッ

    元帥「離せ!小娘が!!」ブンブン

    皐月「うわぁ!」ドテッ

    元帥「はははっ!愚か者め!」バンッ

    憲兵「・・・・・」

    元帥「おお!見ろ!神は私についてくれているのだ!さぁ!こいつらを全員ひっ捕らえて―――」

    憲兵「元帥を発見しました!」

    憲兵長「全員!"元帥"をひっ捕らえぇい!」

    185 = 1 :

    憲兵「はぁ!」ヒュッ

    元帥「な、何をする!?ぐわっ!」ドタン

    憲兵長「元帥さんよぉ・・・お体の調子はどうですかな?」

    元帥「な、何の真似だ貴様等!?あいつらを早く捕まえんか!」

    憲兵長「そこの提督が教えてくれたんじゃ。"お前さんの提督だった父親を殺害した"事ものぉ!」

    元帥「な・・・!」

    護衛B「え?!もしかして・・・」

    提督「勝手なことだけど・・・悪事が分かり次第、情報を憲兵さんに渡すつもりだったんだ」

    護衛C「・・・・ははっ!嬉しい誤算だぜ!」

    186 = 1 :

    提督「さてと・・元帥殿、私がいない間指揮を執ってくれてありがとうございました」

    提督「けど、あなたのやり方ではやはり任せられないので今すぐ離任していただいてもよろしいでしょうか?」

    提督「と言っても、悪事もはっきりしたわけですし強制的にされると思いますが」

    元帥「あぁ・・・ああ・・・!」

    提督「改めて元帥殿、お疲れ様でした・・。いや違ったか」

    提督「今までご苦労様でした "元帥だった人"」

    元帥「こんなことは・・・こんなことは・・・・!」

    憲兵長「よし!連行しろ!」

    元帥「は、離せ!私を誰だと思っているのだ!元帥だぞ!」

    提督「やれやれ・・こんな時でもそれを言うんだね・・」

    187 = 1 :

    元帥「お、おい!護衛ども!金ならいくらでも出す!さっさと助けんか!」

    護衛A「おい、何か聞こえたか?」

    護衛C「空耳じゃねーのか?」

    護衛D「遠くで負け犬が吠えているのだろう」

    護衛B「護衛って何のことだろうね?」

    元帥「と、恍ける気か!は、早く助けんか!何をしている!?」

    「・・・・・・・」

    元帥「や、やめろ・・・・!貴様等!そんな目で私を見るな!兵器の癖に!」

    元帥「くそ・・・くそぉおおおおおおおおおおおおおお・・・・!!」

    188 = 1 :

    護衛A「・・・行っちまったな」

    護衛C「これで・・終わったんだな」

    提督「うわっ!何この椅子!?すっごい高級な物じゃないか!」

    提督「こんなのに座ってられないよ!昔あった椅子は捨てられたのかな?」

    榛名「は、はい・・・」

    提督「そんなぁ・・・また発注しないといけないのか」

    提督「ま、立ちながらラーメンでも食べようかな」

    提督「それじゃ、いただきま―――」


    「「「「この野郎!!」」」」ドカッ

    提督「いてっ!あ、あっつぅ!ら、ラーメンが!」

    189 = 1 :

    「何暢気にラーメン食べてやがんだ!」ボカッ

    江風「生きているンなら一つや二つ連絡よこしてもいいだろうが!」ボカッ

    提督「そ、そんなことしたら君たちが・・」

    皐月「司令官がいない間本当に大変だったんだよ!」ポロポロ

    長波「勝手にいなくなりやがってこの野郎!」ゲシッ

    天霧「これでも喰らいな!」ギリギリ

    提督「あぁああ!痛い痛い痛い!ギブギブ!」

    時津風「しれええええええええの馬鹿あああああああ!!!」ドゴッ

    提督「うぐっ・・一番来たね・・これ・・」

    時津風「おかえり・・・おかえり・・・・!」ギュッ

    提督「・・・・ただいま」

    190 = 1 :

    初月「提督がやられてるぞ」フフッ

    松風「終わり良ければすべて良し・・か」

    時雨「・・・そうだね」グスッ

    護衛C「あーあ、揉みくちゃにされてやんの」

    護衛D「だが、満更でもなさそうだな」

    護衛B「・・・良かった・・・本当に良かった」

    護衛A「今は泣きたいだけ泣け、もう終わったんだよ」

    護衛B「・・・・うん」

    191 = 1 :

    江風「あ!そうだ!提督大変だ!」

    衣笠「古鷹が・・・古鷹が!」

    提督「知ってる。指輪を捨てられて、喋ることもできなくなったんだよね」

    皐月「早く古鷹さんに会いに行ってあげて!」

    提督「そうしたいけど・・・今は無理なんだ」

    「どうしてだよ!?」

    憲兵長「今から軍法会議に向かわんといかんからな、提督も同行せんといかんからのぉ」

    憲兵長「それと・・・お前さんたち4人もな」

    護衛B「・・・・・罪は償います」

    憲兵長「そうか・・・では向かうとするか」

    192 = 1 :

    提督「ああ!ちょっと待って!・・・指示だけ出してもいいかな?」

    憲兵長「構わんぞ。手短にな」

    提督「ありがとう。じゃあ榛名、今後についてだけど・・・」

    榛名「は、はい!」

    ----数分後

    榛名「みなさんお集まりですね」

    榛名「今日をもって元帥が離任されましたので、今日は榛名が提督の役目を担います」

    榛名「今後の予定ですが、ゆっくり体を休めてください。また、怪我をしてる艦娘は治療を受けてください」

    榛名「それでは各自、行動をお願いします」

    193 = 1 :

    ―――――工廠

    江風「いててっ!」

    時雨「もう・・勝手に飛び込むとかするからだよ」

    江風「だって・・軍刀持ってるとか思ってなかったし・・」

    時雨「はい、これでおしまい。さ、皆のところに戻ろう」

    江風「ン。・・・提督また戻ってくるかな?」

    時雨「戻ってくるはずだよ。きっと・・」

    194 = 1 :

    ―――――駆逐寮 ラウンジ

    江風「帰って来たぜー!・・・ってみんな寝てンじゃん!」

    江風「あれほど遠征ぶっ続けたらまぁそうなるか・・姉貴、江風達も・・って寝てるし!」

    江風「・・・あー、だめだ眠気が・・・少し寝ようかな・・」ゴロン

    ―――――
    かわかぜ・・かわかぜ・・・

    江風「ンー・・・誰だ?呼んでる奴は・・?」ムクッ

    「ようやく起きたか、さ、早く執務室に行こうぜ」

    磯風「知らせがあるらしい 先に行くぞ」

    江風「知らせって・・・何だろうな?行ってみるか」

    195 = 1 :

    途中離脱するのでいったんここまでです

    >>193の場所は工廠ではなく医務室です 申し訳ないっす

    196 = 1 :

    ――――執務室

    憲兵「みなさん!ご報告します!元帥は間違いなく称号を剥奪されるでしょう!」

    「おっしゃあ!ざまぁねぇな!」

    時津風「ねぇ!しれぇは?!しれぇは!?」

    憲兵「軍法会議の事もあって日数を要しますが、再着任することはできるので心配ありません!」

    憲兵「それと皆さんお疲れのようなので、私たちが食事を支給いたしますので召し上がってください!」

    江風「よっしゃー!飯だー!」

    「これはごちそうに違いねぇな!」

    197 = 1 :

    ―――――中庭

    「食事って・・・カレーかよ。もっと豪華なものだと思ってた・・」

    憲兵「す、すみません・・大勢に支給するとなるとこれが一番手っ取り早いので・・」

    陽炎「文句言わないの、食べれるだけありがたいと思いなさい」

    江風「・・・けどさぁ、カレーでも今となったらごちそうに見えてくるよな」キヒヒ

    「へへっ、そうだな」

    時雨「それじゃ、いただきます」

    一同「いただきまーす!」

    198 = 1 :

    ―――――古鷹型の部屋

    加古「・・・ねぇ、もしかして怒ってる?」

    古鷹「・・・・・・・」

    加古「やっぱそうだよね。・・・ごめん、心配かけちゃって」

    加古「けどこれで、元帥もいなくなって着任することも無くなったわけだし」

    加古「提督も戻ってきそうなんだって」

    古鷹「・・・・・・・」

    加古(・・・・やっぱ駄目か)

    コンコン ガチャ

    衣笠「二人とも、起きてる?」

    加古「ああ、どうしたの?」

    青葉「憲兵の人たちが食事を支給しに来てくれたので持ってきました!」

    加古「おお!カレーじゃん!」

    199 = 1 :

    衣笠「はい、古鷹の分もあるよ!」

    古鷹「・・・・・・」コクッ

    衣笠「・・・・あの時の時間が長く感じたよね。けどそれも今日でおしまい」

    衣笠「提督も戻ってくるし、また前みたいな鎮守府になるね」

    古鷹「・・・・・・」

    加古「そうだねぇ、あたしも提督の事殴りたいなぁ」

    加古「"大切な人を悲しませやがって!"ってね」

    加古「本当に・・・長かった日々だったね・・」

    古鷹「・・・・・・」

    200 = 1 :

    青葉「あ、あれ・・?加古さん、泣いてますよ!どうしたんですか急に泣き出して・・・」

    加古「ち、違うよ!か、カレーが辛かったから泣いてるんだよ!そういう青葉もじゃん!」グスッ

    青葉「アハハ・・・これは貴重な顔ですよ!撮らないといけませんねぇ・・・!」グスッ

    加古「だからやめろってぇ!」

    衣笠「古鷹・・・・提督が生きてたんだよ・・・・良かったね・・」

    衣笠「提督とまた・・・過ごせるね・・」グスッ

    古鷹「・・・・・・」ポロポロ


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