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元スレちひろ「プロデューサーさんが記憶喪失!?」
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―――
公園
モバP「やっと戻ってこれた……」
モバP「なんて広さなんだあそこのビルは」
モバP「はぁ……」
モバP「それにしてもどうやって死ねばいいのか」
奈緒「プロデューサー……?」
モバP「君は……」
奈緒「プロデューサーじゃん! え!? セットが倒れて病院に運ばれたって…・…」
奈緒「ま、まさか幽霊……」
モバP「いや、幽霊っていうよりかゾンビかな」
奈緒「は?」
公園
モバP「やっと戻ってこれた……」
モバP「なんて広さなんだあそこのビルは」
モバP「はぁ……」
モバP「それにしてもどうやって死ねばいいのか」
奈緒「プロデューサー……?」
モバP「君は……」
奈緒「プロデューサーじゃん! え!? セットが倒れて病院に運ばれたって…・…」
奈緒「ま、まさか幽霊……」
モバP「いや、幽霊っていうよりかゾンビかな」
奈緒「は?」
奈緒「いやいや、モバPさん小梅に影響され過ぎでしょ」
モバP「実は……」
……
奈緒「記憶喪失……?」
モバP「そうみたいなんです」
奈緒「え!? なおさらなんでここにいるのさ!」
奈緒「早く病院に戻らないと……」
モバP「青い瞳の子とリボンをした子が揉め始めて」
モバP「蛍色のジャケットを着た人に逃げてと言われたので……」
奈緒「……」
奈緒「あのさ。その二人になんか言われた?」
モバP「はい。僕は青い瞳の子をペットに飼っていたらしいです」
奈緒「」
モバP「リボンの子とはカップルだったらしくて…・…」
奈緒「あの二人は……」
奈緒「モバPさんはさ。自分はどういう人間だって認識してるの?」
モバP「女児に対して――」
モバP「そしてアイドルらしいんです」
奈緒「色々突っ込み所が多すぎるよ!」
モバP「はい。僕は青い瞳の子をペットに飼っていたらしいです」
奈緒「」
モバP「リボンの子とはカップルだったらしくて…・…」
奈緒「あの二人は……」
奈緒「モバPさんはさ。自分はどういう人間だって認識してるの?」
モバP「女児に対して――」
モバP「そしてアイドルらしいんです」
奈緒「色々突っ込み所が多すぎるよ!」
モバP「え! でもだって……」
奈緒「わかったよ。じゃあ、私が一つずつ否定してってやる」
奈緒「まず青い瞳の子だけどえっと……こいつだろ」
モバP「そうですそうです!」
モバP「この写真に僕が写ってますけど……」
モバP「なにかを嫌がっている?」
奈緒「凛が無理矢理私の散歩をしてって迫ってたときの写真だよ」
奈緒「普通に断ってたけどな」
モバP「なるほど……」
奈緒「雰囲気見れば断ったってわかるだろ?」
奈緒「わかったよ。じゃあ、私が一つずつ否定してってやる」
奈緒「まず青い瞳の子だけどえっと……こいつだろ」
モバP「そうですそうです!」
モバP「この写真に僕が写ってますけど……」
モバP「なにかを嫌がっている?」
奈緒「凛が無理矢理私の散歩をしてって迫ってたときの写真だよ」
奈緒「普通に断ってたけどな」
モバP「なるほど……」
奈緒「雰囲気見れば断ったってわかるだろ?」
奈緒「それからまゆについては――」
奈緒 説明中
モバP「……」
奈緒「どうだ?」
モバP「全部……嘘だったんですね」
奈緒「まぁ、みんなちょっとおふざけしたくなっただけだよ。きっと」
奈緒「最後にモバPさんの正体だけどさ」
奈緒「実はアイドルのプロデューサーなんだよ」
モバP「……そういえばみんな僕のことをプロデューサープロデューサーって」
奈緒「今頃か……」
奈緒 説明中
モバP「……」
奈緒「どうだ?」
モバP「全部……嘘だったんですね」
奈緒「まぁ、みんなちょっとおふざけしたくなっただけだよ。きっと」
奈緒「最後にモバPさんの正体だけどさ」
奈緒「実はアイドルのプロデューサーなんだよ」
モバP「……そういえばみんな僕のことをプロデューサープロデューサーって」
奈緒「今頃か……」
モバP「でもよかったです。後もう少しで自殺しているところでした」
奈緒「それは本当によかったな……」
奈緒「しっかし、どうするかな。病院には戻れないし」
奈緒「んー」
モバP「……」
モバP「凄く僕のことを真剣に考えてくれてるんですね」
奈緒「当たり前だろ。モバPさんはあたしにとって……」
奈緒「まぁ……その……なんだっていいだろ!」
モバP「……」
奈緒「とりあえずモバPさんもなんか考えろよな」
奈緒「それは本当によかったな……」
奈緒「しっかし、どうするかな。病院には戻れないし」
奈緒「んー」
モバP「……」
モバP「凄く僕のことを真剣に考えてくれてるんですね」
奈緒「当たり前だろ。モバPさんはあたしにとって……」
奈緒「まぁ……その……なんだっていいだろ!」
モバP「……」
奈緒「とりあえずモバPさんもなんか考えろよな」
モバP「……もしかしてなんですけど」
奈緒「なんだよ」
モバP「僕とあなたは付き合っていませんでしたか?」
奈緒「は、は、はぁ!? 何言ってんだよ! バカじゃないのか!? バカじゃないのか!?」
モバP「で、ですよね! いや、なんか無条件に凄く優しくしてくれるし」
モバP「あなたを見ているとなんていうか……」
モバP「で、でも違うんですもんね!」
奈緒「そ、そ、そうだよ! あたしとモバPさんはアイドルとその担当! それ以上でもそれ以下でもないし!」
モバP「そっか……そうですよね」シュン
奈緒(なんだよ……なんなんだよその反応はぁ!)
>>137
魔探偵ロキ
魔探偵ロキ
モバP「.........」
奈緒「..........」
奈緒(どうすんだよこの空気)
奈緒「そ、そうだ! 記憶を取り戻す方法を探そう!」
モバP「そ、そうですね!」
奈緒「アニメとかだともう一度強い衝撃を与えると治ったりするみたいだけど....」
モバP「い、痛いのは嫌です」
奈緒「だよなぁ」
奈緒「じゃ、モバPさんの家に行くとか」
奈緒「ほら、自分の持ち物とか見たら思い出すかも」
モバP「でも自分の家の記憶が....」
奈緒「大丈夫! 私が覚えているからな!」
奈緒「あ、でも鍵か....」
モバP「それらしきものならポケットに」
奈緒「おお。それはモバPさん家の鍵で間違いないはず」
奈緒「よし。タクシー捕まえるか」
記憶喪失ってただでさえ精神的ストレスやばいのに嘘の記憶とかやられたらマジで大変だろうな
..........
モバP宅 前
カチャ
モバP「あ、本当に僕の家の鍵だったんだ」
奈緒「なんだよ。信用してなかったのか?」
モバP「いえ、そういうわけではなかったんですけど....」
モバP「それにしてもなぜ奈緒さんは僕の家の場所と鍵を?」
奈緒「た、たまたまだって! 変な勘違いとかすんなよな」
モバP「で、ですよねー」
――
モバP宅
モバP「ここが僕の家……」
奈緒「そうだな」
モバP「……」
奈緒「……」
ガラーン
モバP「なにもなくないですか?」
奈緒「た、確かにそうだね……」
モバP宅
モバP「ここが僕の家……」
奈緒「そうだな」
モバP「……」
奈緒「……」
ガラーン
モバP「なにもなくないですか?」
奈緒「た、確かにそうだね……」
モバP「ベッドにテレビと机だけって……」
奈緒「まぁ、前来た時もこんな感じだったよ」
モバP「前とは?」
奈緒「事務所の忘年会の二次会を無理矢理ここでやったんだよ」
モバP「無理やりって……」
奈緒「あの時の年長組の圧力は凄かったなぁ」
モバP「当時の僕は大変だったでしょうね」
奈緒「とりあえずなにかないか探してみる?」
モバP「んーそうですね。なにかありそうなのはベッドの下……ですかね」
奈緒「!」
奈緒「い、いや! そこはやめておいたほうがいいんじゃないかなーなんて」
モバP「どうしてですか?」
奈緒「ど、どうしてってモバPさんがそんなの一番よく知ってるじゃん!」
モバP「記憶喪失なものですから……」
モバP「出来れば説明して頂けるとありがたいです」
奈緒「む、無理だって! 私の口から言えるわけないよ!」
モバP「では、自分の目で確かめてみますね」
奈緒「うわー! ダメだって!」
モバP「これは……」
モバP「CD、ですね」
奈緒「え?」
モバP「ニュージェネレーション初地上波映像……」
奈緒「どういうことだ……?」ゴソゴソ
奈緒「あ! こっちは私が始めてテレビに出た日の日付が書いてある!」
モバP「それで……ここを漁るのをなんでやめたほうがよかったんでしょうか」
奈緒「あ、あはは! そうだ! これ見ればなにか思い出すかも知れないから早速みようよ!」
モバP「そうですね。えっとレコーダーは……」
奈緒(う、上手く誤魔化せた)
モバP「あ、映りましたね」
奈緒「よし。じゃあ、モバPさんの記憶が戻るまで耐久レースだ!」
奈緒「あ、あはは! そうだ! これ見ればなにか思い出すかも知れないから早速みようよ!」
モバP「そうですね。えっとレコーダーは……」
奈緒(う、上手く誤魔化せた)
モバP「あ、映りましたね」
奈緒「よし。じゃあ、モバPさんの記憶が戻るまで耐久レースだ!」
……
奈緒「はぁ……これでもダメか」
モバP「すみません」
奈緒「モバPさんさっきから謝ってばっかじゃん」
モバP「いえあの……僕のためにわざわざ申し訳ないなって」
モバP「もうこんな夜の遅い時間ですし」
奈緒「気にしないでよ。私だって好きでやってるんだから」
奈緒「モバPさんには早く記憶取り戻してもらいたいし」
モバP「そうですよね。早く昔の僕に戻ってもらいたいですよね」
奈緒「まぁ、それは別にいいかな」
モバP「え?」
奈緒「勿論戻って欲しいって気持ちもあるけど……」
奈緒「記憶があってもなくてもモバPさんはモバPさんだよ」
モバP「でも僕は自分のこと、あなたのこともその思い出さえも忘れているのに……」
奈緒「それは……そうなんだけどさ」
奈緒「私に関してはこれからまた思い出を作っていけばいいよ」
奈緒「春が来てお花見して、夏はそうだな……海はだめだよ! なんか恥ずいし……」
奈緒「そうそう。花火とかがいいな。秋は美味しいものでも一緒に食べてさ」
奈緒「冬は朝までアニメ鑑賞会……なんて」
奈緒「まぁそうやってまた新しく思い出を作っていけばいいよ」
モバP「……」
奈緒「あああ、なんか変なこと言っちゃったな!」
奈緒「深夜テンションだから大目に見てね」
モバP「好きです」
奈緒「は?」
モバP「僕はあなたに恋をしました!」
奈緒「へぇ? あ、なんだって?」
モバP「好きです僕と付き合ってください!?」
奈緒「だ、ダメだって! 私はアイドル……っていうか未成年だし!」
モバP「18歳になるまで待ちます!」
モバP「僕は性犯罪者ではないので!」
奈緒「あああ、なんか変なこと言っちゃったな!」
奈緒「深夜テンションだから大目に見てね」
モバP「好きです」
奈緒「は?」
モバP「僕はあなたに恋をしました!」
奈緒「へぇ? あ、なんだって?」
モバP「好きです僕と付き合ってください!?」
奈緒「だ、ダメだって! 私はアイドル……っていうか未成年だし!」
モバP「18歳になるまで待ちます!」
モバP「僕は性犯罪者ではないので!」
奈緒「で、でもさ! 記憶が戻った時はどうするのさ!」
モバP「それは……きっと大丈夫です!」
奈緒「てきとうだなおい!」
モバP「あなたは、あなたは嫌なんですか?」
奈緒「嫌……ではない……けど……」
モバP「じゃあ、お試しでもいいんで付き合ってください!」
奈緒「え、ちょ、近いって」
モバP「奈緒さん……」ジー
奈緒「で、でもでもでも私可愛くないしモバPさんならもっと選り取りみどりだろうし……」
モバP「僕は奈緒さんがいいんです!」
モバP「それは……きっと大丈夫です!」
奈緒「てきとうだなおい!」
モバP「あなたは、あなたは嫌なんですか?」
奈緒「嫌……ではない……けど……」
モバP「じゃあ、お試しでもいいんで付き合ってください!」
奈緒「え、ちょ、近いって」
モバP「奈緒さん……」ジー
奈緒「で、でもでもでも私可愛くないしモバPさんならもっと選り取りみどりだろうし……」
モバP「僕は奈緒さんがいいんです!」
奈緒「……」
奈緒「ちょ、ちょっと考えさせてくれー!」
モバP「奈緒さん!」
――
トイレ内
奈緒「ど、どういうことだ……私のなにがよかったんだろう」
奈緒「それよりも付き合うって……私とモバPさんが?」
奈緒「あ、ありえないありえない!」
奈緒「だって私とモバPさんが付き合ったら……」
……
車内
モバP『お疲れ。さ、早く帰るぞ』
奈緒『あんまり飛ばしすぎんなよー?』
モバP『……ちょっと寄り道してもいいか?』
奈緒『寄り道?』
モバP『ああ、お前と一緒に夜空を見に行きたくてな』
奈緒『夜空って……この時期寒いぞ?』
モバP『大丈夫だよ。寄り合えば暖かいさ」
奈緒『モバPさん……』
……
奈緒「……」
奈緒「悪くないな……」
……
車内
モバP『お疲れ。さ、早く帰るぞ』
奈緒『あんまり飛ばしすぎんなよー?』
モバP『……ちょっと寄り道してもいいか?』
奈緒『寄り道?』
モバP『ああ、お前と一緒に夜空を見に行きたくてな』
奈緒『夜空って……この時期寒いぞ?』
モバP『大丈夫だよ。寄り合えば暖かいさ」
奈緒『モバPさん……』
……
奈緒「……」
奈緒「悪くないな……」
奈緒「ってー! なにまじになってんだよ!」
ピロロロ
奈緒「電話? 誰からだろう……」
『渋谷 凛』
奈緒「……凛?」
ピ
奈緒「なんだよ。どうかしたのか?」
凛『……ラブコメの波動を感じたんだけど』
奈緒「なんで凛がそんな言葉知ってるんだよ」
ピロロロ
奈緒「電話? 誰からだろう……」
『渋谷 凛』
奈緒「……凛?」
ピ
奈緒「なんだよ。どうかしたのか?」
凛『……ラブコメの波動を感じたんだけど』
奈緒「なんで凛がそんな言葉知ってるんだよ」
凛『どうでもいいことなんだけどさ。奈緒って今どこにいる?』
奈緒「どこって……自分の家だよ」
凛『ふーん。これもまたどうでもいいことなんだけどさ』
凛『プロデューサーの家の電気が点いてるんだけど奈緒なにか知ってる?』
奈緒「は、はぁ!? そ、そりゃ家に帰ってれば電気くらい点けるだろ」
凛『……奈緒って確かプロデューサーの状況知ってたはずだよね?』
凛『ていうか私が教えてたし』
奈緒「あ」
奈緒「い、いや! 今のは勘違いしてて――」
凛『そういえば奈緒ってさ』
凛『最近プロデューサーがアイドル避けてる話知ってた?』
奈緒「あ、ああ。風の噂程度だけど」
凛『そのプロデューサー。なぜか奈緒だけはあんまり避けてなかったよね』
奈緒「……」
凛『ねぇ。奈緒は私のこと裏切らないよね。ね?』
奈緒「」
凛『今からそっちに――』
ピ
奈緒「……」
奈緒「やばいことになったぞ……」
ピロロロ
『佐久間 まゆ』
奈緒「ああああ、もっとやばいやつから電話が!」
奈緒「い、一応出ておくか」
ピ
まゆ『動かないでくださいね』
ツーツーツー
奈緒「……」
奈緒「あ、私死んだなこれ」
奈緒「やばいことになったぞ……」
ピロロロ
『佐久間 まゆ』
奈緒「ああああ、もっとやばいやつから電話が!」
奈緒「い、一応出ておくか」
ピ
まゆ『動かないでくださいね』
ツーツーツー
奈緒「……」
奈緒「あ、私死んだなこれ」
当然のようにプロデューサーの家を知ってる2人……燃やすためかな?
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