元スレ士「ここがエグゼイドの世界か…」
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101 = 85 :
ユウスケ陣営
クウガ「…」
ブレイブ「ふっ!はっ!…馬鹿な…なぜ効かない!」
アルティメットと化したクウガは、ブレイブの攻撃に微動だもしない。
クウガ「…そんな攻撃、効くもんか」
ブレイブ「ふざけるな…!」ガシャット!キメワザ!
ドレミファ!クリティカルフィニッシュ!
ブレイブ「はああああ!…何!?」シュゥゥゥ
ブレイブ渾身の一撃も虚しく、クウガにはダメージすら負わせられない。
クウガ「無駄だ」ドガッ
ブレイブ「ぐはっ…」
クウガ「俺はお前を倒す…!みんなの笑顔のために…!お前とは、覚悟が違うんだよ!」バゴォ!
ブレイブ「…なんだとぉ…!」
クウガ「おおおお…」コオオオ
クウガは全てのパワーを、右手の拳に込めた。
クウガ「てやあああああ!」ドン!
ブレイブ「ぐっ…馬鹿なぁぁぁ!」ゲームオーバー
エム「すごい…」
キリヤ「…やりやがった」
クウガ「はあ…はあ…」シュイン
ユウスケ「はあ…終わった…のか?」
102 :
士「どうやらそっちも終わったようだな」
海東「やるじゃないかユウスケ!まさか究極の力を使いこなすとは…君も随分と強くなったものだ」
ユウスケ「あれは…みんなを守るための力だから…」
エム「…」
キリヤ「…ところで、エム」
エム「は、はい!」
キリヤ「なんで病院から出てきた?お前、自分は戦えないって言ってただろうが」
エム「それは…」
士「お前が自分の意志で戦いに来たならそれでいい。俺はお前の事情は知らない。だが、お前が戦えなかったせいで、キリヤもユウスケも死にかけた。今回はユウスケのおかけで何とかなったとはいえな」
ユウスケ「君が戦えないのと言うのなら、それは仕方ないことだ。でも君は戦えるはずだ!だからこそ、ガシャットを持ってここに来たんじゃないのか!?」
エム「僕は…またみんな助けられなくなるのが怖くて…」
海東「…付き合ってられないな」
103 = 102 :
海東「僕は今からマキナ・コーポレーションでお宝を盗みに行くつもりだ。ついでに僕をこんなにした報いも受けてもらわないとね。君達はどうするんだい?」
士「俺はあの気に入らねえ奴等をぶっとばしに行くだけだ。だが海東、お前と一緒に行動するつもりはない!」
ユウスケ「俺も同じだ。恭太郎さんのためにも…操られていた二人のためにも、俺は戦う」
キリヤ「俺も行く。役に立たねえと思うけどな」
エム「僕は…」
士「…お前、人を助けることができなくて怖いって言ってたな」
エム「…」
士「自惚れんな。今のお前一人の手じゃ、世界中の人を助けることなんかできねえよ」
ユウスケ「おい士!」
エム「どうせ僕がいても、なにも変わらないんですよ…そういう運命なんだ」
士「だったらなんだ!?そうやって諦めるのか!?自分の運命ぐらい、自分で変えてみやがれ!」
エム「僕にそんな力あるわけ…」
士「…少なくともお前に助けられた人達は、お前がこの運命を変えてくれたと思っているぞ」クイッ
エム「!!」
「エムー!」 「エム先生!大丈夫!?」
エム「みんな…」
士「…行くぞ。エム、待ってるからな…」ブルン
エム「…」
104 = 102 :
今日はここまで
今日中には終わりませんでした…すみません
見てる方がいるかどうかすら怪しいですが、必ず完結させるので、安心してください!
105 :
見てるぞ
106 :
遅れました 再開します
107 = 106 :
キキイ!
士「…」チラ
海東「相変わらず、素直じゃないなあ君は」
士「…うるせえ。俺は信じてるだけだ。あいつが、自分の力で運命を変えるのをな。それに、どっかの誰かさんに似ててほっとけなくてな?」
ユウスケ「え?誰の事だよそれ?俺の知ってるやつか?」
士「…さあな」ハァ
キリヤ「…悪い!やっぱり俺、あいつのとこに…」
ユウスケ「ああ、そうしてくれ。エムのためには、君も必要だ」
海東「…それじゃ、行きますか。いつもの三人で!」
士・ユウスケ「お前は違う!」
108 = 106 :
エム「みなさん…怪我はありませんでしたか?」
子供「おう!でもさ、キリヤにーちゃんは大丈夫なのか?」
エム「…うん!キリヤさんは強いから!」
ガチャ
キリヤ「そうだぞー?どうだ、ちょっとは見直しただろ!」ポンポン
子供「ちょびっとだけな!」ヘヘ
エム「キリヤさん…ユウスケさんと一緒に行ったんじゃ…」
キリヤ「お前のことが心配でな!戻ってきちまったよ」
エム「…」
キリヤ「…覚悟がきまんねーか?」
エム「僕がここを離れたら病院のみんなが…なんて、言い訳にすぎませんか、はは」
キリヤ「戦うかどうかはお前が決めろ。…でもな、たとえ、どんな結末になろうと、戦わなかったことはずっと後悔するだろうぜ?今の俺みたいにな」
エム「僕だってあんな思いはもうしたくない!でも、僕が戦って、何も変わるとも思えないんですよ…」
エム「5年前からずっと、僕だって後悔してました!今更どうなったって…」
恭太郎「…それは違うぞ!」
109 = 106 :
恭太郎「やれやれ…ここまで来るのに随分かかってしまった」
エム「恭太郎…さん…本当に生きて…」
キリヤ「でもあんた、その姿はいったい…」
恭太郎「そんなことはどうだっていい。それよりエム、お前は戦うんだ。いや、戦わなくちゃいけない」
エム「恭太郎さん…会えて嬉しいですけど、それは無理ですよ」
エム「恭太郎さんは知らないでしょうけど、僕はもう変身できないんですよ!変身しようとガシャットを起動するだけで、手の震えが止まらない!あの時に助けられなかった人達の声まで、僕には聴こえてくるんですよ!」
恭太郎「また、逃げるのか?」
キリヤ「! おい…こいつは逃げたわけじゃ「黙っていろ!」
恭太郎「いいか!今人類を救える人間はお前なんだ!そのお前が戦わなくてどうする!」ガシッ
エム「人類を…救う…」
恭太郎「そうだ!…だからこそ、お前は医者になった。そして、私達に協力してくれたんじゃないのか!」
エム「!!」
エム(そうだ…僕が医者を目指した理由って…)
110 = 106 :
16年前
少年『おーい!おいてくぞー!』
エム『あ~もう!ちょっとまっ…いてっ!』ズテッ
???『あらら~…転んじゃった。大丈夫?』
エム『な、なんてことないよ!』(うわ~…すごい美人)
???『強がっちゃって…ほら、血が出てる。消毒しないと』フキフキ
エム『つっ…ねえ、大丈夫だって!こんなの…すぐに…』ウルウル
???『そんなこと言って、今にも泣きそうじゃない!でも私急いでるから、ここまでね』パシッ
エム『うわっ!叩くことないじゃないですか!』
???『ぐちぐち言わない!男の子でしょ!』
エム『…はい』
???『よし!』ニコ
エム『!!! あ、あの…』
???『うん?』
エム『今度なにかあったら、僕が助けてあげるよ!』
???『そうね~…でも私、優秀な医者の卵だからな~』フフン
エム『…だ、だったら!僕がそれを越えるお医者さんになって、おねーさんを助けてあげるよ!』
???『…ふふっ、面白いわねキミ』プルプル
エム『…馬鹿にしてるでしょ』ムー
???『いいえ?…一応、期待してる!』
エム『うっそだ~…あ、もう僕行かないと!またね!』スクッ
???『うん!楽しみにしてる!…もし医者になれたなら…人類を救う、スーパードクターになってね!』
エム『よーし!絶対なってやる!その時まで待ってろよー!じゃあねー!』トテトテ
???『ふふ』ヒラヒラ
エム(人類を救う…スーパードクターに…)
111 = 106 :
エム「…行かなきゃ」
キリヤ「…エム?」
恭太郎「覚悟はできたのか?」
エム「僕はもう迷わない…人類を救うために、僕は戦う!」キッ
恭太郎(! その目だ…ユウスケと同じその目が、私をもう一度立ち上がらせる)
恭太郎「よし!ではユウスケたちのところに行くぞ!彼もきっと待っている!」
エム「はい!」
キリヤ「おうよ!」
士『自分の運命ぐらい、自分で変えてみやがれ!』
ユウスケ『俺はもう…誰の涙も見たくない!』
ユウスケ『君にも、笑顔でいてほしいんだ!』
エム(士さん…ユウスケさん…ありがとう)
112 = 106 :
クロト「くそっ!任務失敗とは…役立たずどもめ!」バン!
マキシマ「いやぁ、役立たずとも言い切れませんよ?クロト君。彼らの戦闘データは、確実にこれに蓄積された」コンコン
マキシマは満更でもない表情で、そのモニターを見ていた。
クロト「おお…これが…EX-AIDシステムの本体…」
マキシマ「これさえ成功すれば全人類は…新たな段階へ進化できる!まあ、選ばれなかった者は、私の駒にすぎないですがね…」
クロト「バグスターなど、我々の駒にすぎません。いくらでも補充できる、私達の便利な駒です」
クロト「ああ…ゾクゾクする…ふふ…ははははは!」
マキシマ「…そうですね。本当に、立派な駒だ」ニヤッ
113 = 106 :
マキシマ「…しかしクロト君、君にはまだ仕事が残っていますね?」
クロト「…エグゼイドどもの排除ですね」
マキシマ「うむ。もうすぐ彼らはここに向かってくるようだ。この仕事、頼めるかい?」
クロト「お任せください…ライダーシステムを完璧に使いこなせる私こそ、ガシャットを持つにふさわしいですからね」
マキシマ「期待しているよ」
クロト「はい」
ウィーン
マキシマ「さて…私も動くか」
114 :
マキナ・コーポレーション
士「…いよいよだな。おい、降りろ海東!」
海東「はいはい」スタッ
ユウスケ「エム達は…」
海東「別に構わないさ、僕達だけで十分だ。行くよ二人とも」スタスタ
ユウスケ「そういう問題じゃ…」
士「よせ、聞くタマじゃねーよ」
ユウスケ「でもなあ…「止まってもらおうか」
クロト「不正な仮面ライダー…君たちもここで終わりだ」
海東「勘違いしないでくれたまえ、僕はお宝を盗みに来ただけ。無意味な犠牲は増やしたくない」
クロト「ガシャットもドライバーも渡すつもりはない!EX-AIDシステムの邪魔もさせない…!行け、バグスターども!」バッ
クロトの合図で、人類の運命を決める戦いの幕は開けた。
115 = 106 :
エム陣営
三人はレーザーのバイクでマキナ・コーポレーションへ向かっていた。
恭太郎「キリヤ…もう少し丁寧に…」ガクガク
エム「恭太郎さん!?しっかりしてくださいよもう!」
レーザー「スピード落としたらキレるじゃねーかあんた!」
恭太郎「あ、当たり前だ!一刻も早くやつらのところに…」ブルブル
エム「無理しないほうが…」
恭太郎「だ、大丈夫大丈夫…」
キリヤ「ただでさえ二人乗りなのに、片方はほぼ老人とか…どうしろってんだよ!」
恭太郎「なんの…ユウスケたちが待っているんだ…」
エム「あとちょっとですから!頑張りましょう!」
レーザー(一番頑張るのは俺だよ!ったく…ま、おいていくっても聞く気しねーし…しゃあねーか)
レーザー「よーし!もうひと踏ん張り頑張りますか!なあ!」
恭太郎「…」グッタリ
エム「お、おー…」
レーザー「もっと乗れよ!」
116 = 106 :
士陣営
士たちはクロトの呼び出したバグスターに加え、ゲンムに変身したクロトとも戦っていた。
ゲンム「グレード3…」シャカリキスポーツ!
ガッチャーン!レベルアップ!
ゲンム「ふん!」チュドーン!
ディエンド「くっ…そのお宝は頂く!」
アタックライド!ブラスト!
ディエンド「はあ!」バシュン!
ゲンム「バグスターども!私の前に来い!」
バグスター「ううう…」ズルズル
ゲンム「よし…私の盾に…」
バグスター「ぐううううう…!」バタッ
ゲンム「ふん…」パラパラ
クウガ「あいつ…味方を…!」
ゲンム「味方…?こいつらは駒にすぎない。何体…いや何十体でも量産可能のな!」
ディケイド「やっぱり腐ってやがるぜお前ら…!」
ゲンム「何とでも言え…お前らはバグスターにせずに、なぶり殺してやる!」ガシャット!キメワザ!
シャカリキ!クリティカルストライク!
ゲンム「はっ!」ジイイイ
クウガ「なっ…しまった!」
ディエンド「…下がっていたまえ!」
アタックライド!バリアー!
ディエンド「ぐう…」ガクッ
ゲンム「耐えたか…だが次は確実に…《クロト君》
117 = 106 :
ゲンム「…マキシマさん!?今敵と交戦中で…」
マキシマ《そろそろ時間だ。準備はできているね?》
ゲンム「準備…?何のことでしょう?私は何も…」
マキシマ《当然です。私は君に、初めてこの作戦のことを話すのだから》
ディケイド「あいつ…何を一人でこそこそと…」
ゲンム「それで?私はどうすれば…」
マキシマ《変身を解いてくれ。それだけで構わない》
ゲンム「なっ…今戦闘中だと!《いいから》
マキシマ《私の命令に従えないのかい?》
ゲンム「…分かりました」ガッシューン
クウガ「変身を解いた!?」
クロト「…変身を解きました、それでこれか…ぐふっ!?」グサッ
マキシマ「ご苦労」
クロト「何…を…」ガクッ
ディエンド「何!?」
士達には一瞬の出来事であった。先ほど変身を解いたクロトが、マキシマの手で串刺しにされていたのだ。
118 = 106 :
マキシマ「…死んだか?」
クロト「はっ…かはっ…」
マキシマ「生きていたか…しぶといやつだなあ!」ガスッ
クロト「ぎゃああああああああ!」
マキシマ「そうだ、最後に言っておこう。君は二つ勘違いしている」ザシュ
マキシマ「一つ…バグスターと言えど、我々は所詮人間からできた紛い物、進化の途中にすぎない。人間より優れていて、不老ではあるが不死身ではないんだよ」ズシュ
マキシマは怪物の力で、クロトの息の根を止めにいく。
マキシマ「二つ…どうやら君は自分は駒ではないと思っていたようだが…それは違う。君は私の実験のモルモットとして私の側に置いただけ、むしろ私は君を使える駒としてしか見ていないよ」
マキシマ「だからこそ、最も負担の多いプロトガシャットを使わせ、試した。勿論君の才能は素晴らしいと思っているよ?私の次にね」
クロト「ふざけ…があああ!」
マキシマ「滑稽だったよ、自分を特別だと周りを見下していた奴が、どこまで足掻くかを見るのは」
クロト「くうっ…ふー…ふー…!」ギラギラ
マキシマ「おー怖い怖い。仕方ないだろう?君は失うには惜しい存在だが…」
119 = 106 :
マキシマ「神はこの世に一人で十分なのだから」
そう言い残すと、クロトの体は跡形もなく引き裂かれ消滅した。
120 :
クウガ「嘘だろ…あいつも自分の部下をばらばらに…」
マキシマ「さて…君たちにも審判を下さないとな」クルッ
ディケイド「望むところだ…逆にお前を破壊してやる!」
ディエンド「この世界のお宝…盗らせてもらうよ!」
マキシマ「無意味なことを…よかろう。まとめてゲームオーバーにしてやろう…ぐおおおおおおお!」
マキシマは自分の体にバクルドライバーのウイルス、そしてクロトから採取した強靭なバグスターウイルスを入れ込んだ。
マキシマ「まだだ…まだ足りん!バグスターどもぉ!私に力を寄越せぇ!」
さらに自分達が製作したバグスターまでも、体に取り込みマキシマはパワーアップした。
マキシマ「ぐっ…ははは…新世界の神の誕生だ!見るがいい!うおおおおおおお!」
マキシマはゲムデウスをはるかに超越した姿で、士達の前に降臨した。
恭太郎「な…なんだあれは!?」
エム「でかい…」
レーザー「こりゃマジでやべえな…」
超ゲムデウス「さあ…エンディングを迎えるときだ…」
121 = 120 :
ここまでっす
明日にはもう終わると思います
ビルド3話始まっちゃうヤバイヤバイ…
122 = 120 :
エム陣営
エム「あれはいったい…」
恭太郎「とにかくヤバイことには違いない!急げキリヤ!」
レーザー「言われなくても飛ばしてるっての!」
恭太郎(あの姿…まさかお前なのか…?マキシマ!)
123 = 120 :
超ゲムデウス「さあ来るがいい…」
ディケイド「でけえ…少なくともフォーティーン以上だぞあれは!」
クウガ「俺たちの攻撃なんか効くのか!?」
ディエンド「…まずいな」
ディケイド「どうした!」
ディエンド「あれを見たまえ、あのEX-AIDシステムとやらのエネルギーが溜まろうとしている」ビッ
クウガ「…!あれはまずい!あれが成功したらこの世界の人たちは消滅して…!」
ディケイド「くそっ!あっちも止めねーといけねーのかよ!」
超ゲムデウス「来ないのならこちらからいくぞ…ふぬあ!」
ディケイド「ぐああああ!」
クウガ「うわああああああ!」
ディエンド「くっ!」
3人は超ゲムデウスの一撃で、変身を解除させられてしまった。
士「馬鹿な…たった一発で…!」
海東「本格的に分が悪くなってきたね。…仕方ない、一旦引かせてもらう」インビジボウ!
ユウスケ「おい海東!…あいつ…!」
超ゲムデウス「どうしたぁ…まだ終わってないぞ!」ブゥン
士「ユウスケ、避けろ!」
間一髪、ゲムデウスの攻撃を避ける。しかし攻撃した衝撃すらも、士達への攻撃に変わる。
ユウスケ「うわっ!…なんて威力なんだ!」ビリビリ
士「くっ…どうすれば…どうすれば両方止められる!」ダン!
超ゲムデウス「ふはは…無意味なことを考えるなあ…君たちはただ世界の終わりをその目に焼き付けていればいいというのに…それが人類の運命だ」
ユウスケ「運…命…?」
士「ふざ…けるな…!」
超ゲムデウス「何をわめこうと止めることは不可能。私が新世界の神なのだからな!ふはははは!」
恭太郎「そうはさせん!」
124 = 120 :
超ゲムデウス「さあ来るがいい…」
ディケイド「でけえ…少なくともフォーティーン以上だぞあれは!」
クウガ「俺たちの攻撃なんか効くのか!?」
ディエンド「…まずいな」
ディケイド「どうした!」
ディエンド「あれを見たまえ、あのEX-AIDシステムとやらのエネルギーが溜まろうとしている」ビッ
クウガ「…!あれはまずい!あれが成功したらこの世界の人たちは消滅して…!」
ディケイド「くそっ!あっちも止めねーといけねーのかよ!」
超ゲムデウス「来ないのならこちらからいくぞ…ふぬあ!」
ディケイド「ぐああああ!」
クウガ「うわああああああ!」
ディエンド「くっ!」
3人は超ゲムデウスの一撃で、変身を解除させられてしまった。
士「馬鹿な…たった一発で…!」
海東「本格的に分が悪くなってきたね。…仕方ない、一旦引かせてもらう」インビジボウ!
ユウスケ「おい海東!…あいつ…!」
超ゲムデウス「どうしたぁ…まだ終わってないぞ!」ブゥン
士「ユウスケ、避けろ!」
間一髪、ゲムデウスの攻撃を避ける。しかし攻撃の衝撃すらも、士達への攻撃に変わる。
ユウスケ「うわあっ!…なんて威力なんだ!」ビリビリ
士「くっ…どうすれば…どうすれば両方とも止められる!」ダン!
超ゲムデウス「ふはは…無意味なことを考えるなあ…君たちはただ世界の終わりをその目に焼き付けていればいいというのに…それが人類の運命だ」
ユウスケ「運…命…?」
士「ふざ…けるな…!」
超ゲムデウス「何をわめこうと止めることは不可能。私が新世界の神なのだからな!ふはははは!」
恭太郎「そうはさせん!」
125 = 120 :
連投してた…一応ちょっと修正したのが後の方です
126 = 120 :
恭太郎「はあ…はあ…」
超ゲムデウス「恭太郎…!」
レーザー「なんとか間に合ったか…」ガッシューン
ユウスケ「みんな…!来てくれたのか!」
士「どうやら、腹くくったようだな」
エム「…」
超ゲムデウス「恭太郎…もう、そんな姿に…」
恭太郎「今のお前に言われたくないわ!その姿こそ、人間を捨てた証!私との決別との証だ!」
超ゲムデウス「…ははは、それもそうだね。でも、また会えて嬉しいよ。私は君にも見せたいと思っていたのさ、この世界の終わりをね」
キリヤ「この世界は終わらせねえぞ!」
超ゲムデウス「往生際の悪い…私の中には、この世界すべてのバグスターがいる!君たちが助けられなかった人々…そして、ヒイロ君やタイガ君、クロト君もね。君たちは戦う前から既に負けているも同然だ」
エム「それでも僕は戦う!一人でも多く人類を救う…それが僕達ドクターだ!」マイティアクションエーックス!
ユウスケ「エム…!」
超ゲムデウス「無意味だぁ…人類の運命は私が決める…君たちは私という神に従うことしかできない!」
士「…神だと?」
127 = 120 :
ユウスケ「お前は多くの人間を巻き込んだ、ただの悪魔だ!神なんかじゃない!」
超ゲムデウス「ほう…?」
士「お前が運命を変えてるんじゃない!お前は自分の良いように、運命をねじ曲げてるだけだ!」
超ゲムデウス「それの何が悪い…私がルールだ」
キリヤ「あんたは自分の為ならどんな犠牲も払わない人だ」
恭太郎「人類がバグスターになることで救われると思い込んで、取り返しのつかないほどの命をを奪った」
士「だがエム達は違う!どんな小さな命でも、お前らの手から守ろうとした!どんなに苦しんで、戦うことを諦めても、最後までみんなが笑顔を失わないように!」
士「俺たちはエムを信じている!エムの力を!お前にはない、運命を変える力をな!」
超ゲムデウス「戯れ言を…!」
エム「マキシマさん…いや、ゲムデウス!お前を倒してやる!そして…」
『人類を救う…スーパードクターになってね!』
エム「人類の運命は…僕が変える!」マイティアクションエーックス!
「変身!」
128 = 120 :
ディケイド「ゲムデウス…お前を破壊する!」キィン
超ゲムデウス「人類を救う…私と同じ目標を持ちながら、私と対立するとは…全く度しがたい!」ピュイン
エグゼイド「僕はお前とは違う!ヒイロさんやタイガさん…犠牲になった人たちの想いを背負ってるんだ!…ぐあっ!」ドサッ
クウガ「大丈夫か!」サッ
エグゼイド「はい…ありがとうございます」パシッ
クウガ「いくぞエム!俺たちであいつを倒すんだ!」
エグゼイド「はい!」
恭太郎「あの二人…いいコンビだ」
キリヤ「ほら見てないでさ、俺たちもやることあんだろ?」
恭太郎「分かっているさ。…さあ、始めるぞ!」
キリヤ「ああ!」ピッ
超ゲムデウス「なんだ?あいつら何を…まさか!」
恭太郎「気づいたか…だがもう遅い!」ピッピッ
129 = 120 :
超ゲムデウス「恭太郎…君、EX-AIDシステムを…!」
恭太郎とキリヤの手で、EX-AIDシステムは機能が停止した。
恭太郎「お前の計画を知ってから、ずっと対策を考えてきたんだ!誰が一番お前の事を理解していると思っている!」
超ゲムデウス「貴様あああ!」ゴオオオ
キリヤ「なんだ!?」
ゲムデウスの体がマキシマの怒りを表すように、紅く姿を変えていく。
超ゲムデウス「くはは…もういい…私の手で完全に人類を消滅させる…まずはお前達からだ!」ズァァ
ディケイド「なっ!さっきより格段に速く…!」
エグゼイド「まずい!」
クウガ「避けられ…」
「うわああああああ!!」
超ゲムデウス「滅びろ…滅びろぉ…!ふはははは!」
キリヤ「そんな…」ブルブル
恭太郎「ここまできたが…万事休すか…」
130 = 120 :
ディケイド(くそっ…コンプリートフォームでもどうにかなる気がしねえ…力の差がありすぎる)
クウガ(単純な力じゃ勝てない…どうすれば…)
ディケイド・クウガ「…」
エグゼイド「…諦めちゃ、駄目です」
エグゼイド「僕達は負けられない!ここで立ち上がらないと、みんなを助けられない!」
エグゼイド「僕はもう…後悔したくないんだ!!うおおおおおおお!」
超ゲムデウス「滅びろぉ!」ブォン
エグゼイド「くっ…はあああああ!」ガキィン
クウガ「エム…そうだ、俺も戦わないと…」フラフラ
ディケイド「これは…」パァァ
ディケイドのカードデッキから、光輝く3枚のカードが飛び出した。
ディケイド「…!」パシッ
クウガ「士…それって…」
ディケイド「ああ!どうやらエムの熱い思いが…俺たちを助けてくれるようだな!」
ファイナルフォームライド!エ・エ・エ・エグゼイド!
エグゼイド「うっ…まだまだぁ!」ダッ
ディケイド「ちょっと待て!」
エグゼイド「え?」ピタッ
131 = 120 :
ディケイド「いいからこっちこい!そうだ、後ろを向いて…急げ!」
エグゼイド「なんなんですか…今ふざけてる場合じゃ…「ちょっとくすぐったいぞ!」
エグゼイド「は?うおっ!えっ、えっ、なんだこれ!うわあああ!」
士は今までのライダー達にするように、エグゼイドを変身させた。
ディケイド「これは…」
クウガ「ええええええ!?」
エグゼイド「うん?おお!…なんで?」
エグゼイドは、レベル2からレベル1のような姿に変わっていた。
超ゲムデウス「レベル1だと…?」
132 = 120 :
キリヤ「ありゃレベル1じゃねーか!?」
恭太郎「あんなレベルじゃすぐに…いや、そうか!」
キリヤ「なんだよ?」
恭太郎「レベル1はウイルスを分離するための形態…マキシマからウイルスを剥がせれば…!」
キリヤ「でもあんなレベルじゃ…」
恭太郎「ああ…どうするつもりだエム…」
133 :
クウガ「なんか…かわいくなったな」
エグゼイド「なんでレベル1に戻したんですか!あれ?ゲーマドライバーがない!これ、どういうことなんですか士さん!」
ディケイド「落ち着け!…なるほど、だいたい分かった。エム、レベル1の特性で、マキシマからゲムデウスを引っ張り出せ」
エグゼイド「なるほど、レベル1なら…って、ゲムデウス相手に攻撃が効くわけないじゃないですか!」
ディケイド「いいから突っ込め!」ドン
エグゼイド「殺す気ですか!?」
ディケイド「いや、これでいけるはずだ!俺を信じろ!」
エグゼイド「…あーもう分かりましたよ!うおおおお!」バタバタ
ディケイド「これで決める…!」
ファイナルアタックライド!エ・エ・エ・エグゼイド!
ディケイド「頼むぞ…!」
134 = 120 :
エグゼイド「うおおおお!」ドタドタ
超ゲムデウス「レベル1ごときが何ができる…!」
エグゼイド「くそっ避けられるか!?…うん?」高速化!
超ゲムデウス「なんだ…急に素早く…」
エグゼイド「えっ…?」マッスル化!
エグゼイド「なんだか力が湧いてくるぞ!はあ!」
超ゲムデウス「ぐっ!?」
エグゼイドは見た目とは裏腹な動きで、ゲムデウスを追い詰めていた。
超ゲムデウス「小癪な…ふん!」
エグゼイド「おっと!…それ!」ジャンプ強化!
エグゼイド「ここまでおいで!」ビヨーン
超ゲムデウス「調子に乗るな!」ブォン!
エグゼイド「ならこれで…」鋼鉄化!
エグゼイド「どうだ!」キィン
超ゲムデウス「貴様ぁ…!」
キリヤ「あいつ…ゲムデウスと互角に渡り合ってやがる!」
恭太郎「一時的だがレベル1とは思えないほどのパワーアップをしている…あれはなんなんだ?」
クウガ「あれが…エグゼイドのファイナルアタックライド!」
ディケイド「ああ…よく分からんがあのアイテムでパワーアップしてるのは間違いない。…よし、これならいける!」
135 = 120 :
ディケイド「エム!決めるぞ、タイミングを合わせろ!」
エグゼイド「オッケー!」
超ゲムデウス「ぐっ…させるか…」
ディケイド・エグゼイド「たあああああああ!」
超ゲムデウス「ぐはああああ!」
エグゼイドの能力で、マキシマとゲムデウスは分離した。
クウガ「やったか!」
マキシマ「ぐああああ!」 ゲムデウス「ああああ!」
ディケイド「よし!上手くいった!」
ゲムデウス「おのれ…ふざけた真似を…!」
ゲムデウス「こうなったら我だけでも…」
ゲムデウスはバグバイザーで、再びあの形態に戻ろうとした。
恭太郎「まずいぞ!奴に渡ればもう対抗するすべが…!」
アタックライド!ブラスト!
ゲムデウス「何ィ!?」
ディエンド「はあ!」
ゲムデウス「ぐぅ…まだ残っていたのか!」
ディエンド「渡さない…そのお宝は僕のものだ!」
ディケイド「海東!…ナイスタイミングだ!」
ゲムデウス「ぐっ…」
エグゼイド「今です!」キメワザ!
クウガ「ああ!」コオオオ
ディエンド「絶対に逃さない…」ファイナルアタックライド!
ディケイド「これで終わりだ!」ファイナルアタックライド!
ゲムデウス「馬鹿な…我は神に…」
「はあああああああああ!」
ゲムデウス「ぐわあああああああ!」
四人の必殺技により、断末魔の叫びを上げ、ゲムデウスは消滅した。
エグゼイド「…終わった、のか?」
マキシマ「…う、うう…」
恭太郎「マキシマ!」ダッ
マキシマ「恭太…郎」
136 = 120 :
マキシマ「私は…そうか。失敗したんだな…何もかも」
恭太郎「ああ…私達は失敗したんだ、取り返しのつかないほどの失敗をな」
マキシマ「私はただ…人類のために…かはっ」ビチャ
恭太郎「マキシマ!血が…」
マキシマ「恭太郎…私は君と…ただ人類を救いたかっただけ…ごほっ!」
恭太郎「分かっている!確かに取り返しのつかないことをした。だが、私達にはまだ、人類への償いというやるべきことがあるんだぞ!」
マキシマ「私はもう長くない…ゲムデウスウイルスの力は、人類には早すぎたよう…ぐほっ!…どうやら限界のようだ…」
マキシマ「恭太郎…すまなかった。そして礼を言うよ。君ならきっと、暴走した私を止めてくれると信じていた…」パァァ
恭太郎「おい待て!消えるなど許さんぞ!私はまだお前と…」
マキシマ「…人類を蝕むウイルスにはちょうどいいエンディングだ…最後に恭太郎、そして仮面ライダー達よ」
マキシマ「本当に、ありがとう」
恭太郎「マキシマ…マキシマー!」
マキシマはゲムデウスの跡を追うように消滅した。
そして、人類の運命を決める戦いは終わったのであった。
137 = 120 :
翌日
エム「もう行っちゃうんですか?」
キリヤ「ゆっくりしていったらどうだ?」
士「俺は旅人、一つの箇所に留まるつもりはない」
ユウスケ「結局写真館には帰らずじまいだったな。夏海ちゃん達が心配してるよ…」
恭太郎「私の薬だ、一日もすれば体力も回復するだろう」
士「帰ったらツボ押し確定だな…ユウスケ」
ユウスケ「なんで俺なんだよ!だいたいこうなったのも全部士のせいじゃないか!」
士「俺が何したってんだ!」
ユウスケ「夏海ちゃんにひどいこと言って、家から出ていったじゃないか!ちゃんと謝っとけよ士!」
士「あれはあいつのためで…!」
ワーワー! ワーワー!
恭太郎「…仲が良さそうで結構だ」
138 = 120 :
士「…それで、お前達はこれからどうする?」
エム「僕達は、バグスターウイルスで消滅した人達を復活させるように、これから研究していくつもりです」
恭太郎「私達ができること…今はそれだけだからな」
キリヤ「せめてあいつらのデータが手に入りゃもうちょい楽だったんだが…クロトの野郎、厳重にロックかけてやがった」
ユウスケ「バグバイザーも、あいつが持っていったままだからな…」
139 = 120 :
戦いの後
海東『…じゃ、バイバイ』ガシッ
士『誰が帰っていいって…?』
エム『そのバグバイザー、置いていってくださいよ』
海東『君たちのために戦った…これはその報酬だろ』
キリヤ『誰もそんなこと言ってねーよ!』
士『お前は隠れてただろうが!』
海東『はあ…面倒くさい』バシュン
ユウスケ『うわっ!危ないじゃ…』
海東『じゃあね♪ また会おう士!』インビジボウ!
士『…また美味しいとこ取りして逃げやがった』
140 = 120 :
恭太郎「仕方ない…とは言いたくないが、まあ無いものは無いものとして扱うしかない」
キリヤ「まあな…ま、俺たちの責任?でもあるしな」
士「そうか…」
エム「僕達が消滅させた以外にも、まだバグスターウイルスは残っているはずです。僕はバグスターウイルスを撲滅させて、スーパードクターを目指します」
ユウスケ「スーパードクターか…かっこいいな!」
エム「へへへ…ありがとうございます」ニコッ
ユウスケ「!! 初めて見たよ…君の笑顔。なんか嬉しいな」
エム「そう…ですか。これもユウスケさん達のおかげですよ!」
ユウスケ「そんな…なんか照れるな」ボリボリ
エム「僕もユウスケさんのように、みんなの笑顔のために、頑張ります!」
ユウスケ「うん!君ならきっとできるさ!」
エム「はい!」
恭太郎(エム…ユウスケ…)
士「それじゃ、そろそろ行くぞユウスケ。夏みかんが待ってる」
ユウスケ「ああ!じゃあまた!」
恭太郎「…またな」
キリヤ「…そうだ、士、お前の本当の職業ってのは、いったいなんなんだ?」
士「だからカメラマンだと…!…いや、俺は…」
141 = 120 :
士「通りすがりの、仮面ライダーだ!覚えておけ!」
142 = 120 :
終わりです
書きたいこと全部書こうとしたら滅茶苦茶長くなってしまった…
今まで見てくれた方々、本当にありがとうございました。
143 :
乙
いい感じにリイマジ感出てたよ
144 = 120 :
ちなみに補足しておくと、このエムはパラドとのあれこれはなかったまま成長したので一人称は「僕」のままでした
ゲームの時ちょっと調子に乗ってたのはまあ…根はゲーム好きだったってことで…
145 :
乙ー
地の文が~なった!てのはゲーム風にしてたからかな?
ともかく楽しませて貰ったよ~お疲れ様~
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