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元スレ梨子 「ひぐらしのなく頃に」
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花丸 「……もしかして」
梨子 「気付いた? 花丸ちゃん」
花丸 「空気清浄機…?」
梨子 「そう。この街でよく見かける空気清浄機、あれはほとんど水式だった」
善子 「…もし、気化した狂信水を吸い込んだだけでもアウトだとしたら」
梨子 「…説明がつく。でも、それをするためには」
花丸 「前もってここら辺一体に水を供給している水道か、配水池に狂信水を混ぜ込む必要があるずら」
梨子 「気付いた? 花丸ちゃん」
花丸 「空気清浄機…?」
梨子 「そう。この街でよく見かける空気清浄機、あれはほとんど水式だった」
善子 「…もし、気化した狂信水を吸い込んだだけでもアウトだとしたら」
梨子 「…説明がつく。でも、それをするためには」
花丸 「前もってここら辺一体に水を供給している水道か、配水池に狂信水を混ぜ込む必要があるずら」
梨子 「…明日の朝、一緒に出れる?」
花丸 「えっ、はい!」
善子 「どこに行くんですか?」
その時、微かな振動を体に感じた。
梨子 (ダイヤさんからのメール…やっぱり)
梨子 「…内浦の怒りを、終わらせに行くのよ」
ーーーーーー
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ーー
花丸 「えっ、はい!」
善子 「どこに行くんですか?」
その時、微かな振動を体に感じた。
梨子 (ダイヤさんからのメール…やっぱり)
梨子 「…内浦の怒りを、終わらせに行くのよ」
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ーー
~9月14日(土)配水池~
まだ日が昇って間もない頃。
千歌ちゃんと曜ちゃんも連れ、私たちは沼津の水道に繋がる配水池にやって来た。
…沼津一体に水が届く時間から逆算すれば、おそらくこの時間だろう。
梨子 「……やっぱり」
花丸 「…………嘘…ずら」
千歌 「なんで、ここにいるの…?」
「「「「「ルビィちゃんっ!!」」」」」
ルビィ 「…皆さん勢揃いでどうしたんですか?」
まだ日が昇って間もない頃。
千歌ちゃんと曜ちゃんも連れ、私たちは沼津の水道に繋がる配水池にやって来た。
…沼津一体に水が届く時間から逆算すれば、おそらくこの時間だろう。
梨子 「……やっぱり」
花丸 「…………嘘…ずら」
千歌 「なんで、ここにいるの…?」
「「「「「ルビィちゃんっ!!」」」」」
ルビィ 「…皆さん勢揃いでどうしたんですか?」
梨子 「…ルビィちゃんは何をしてるの? こんな所で」
ルビィ 「ちょっとした散歩ですよ」
梨子 「その手に持ってる水は何?」
ルビィ 「……水分補給は大切でしょう?」
梨子 「でもそれ、ルビィちゃんは飲むつもりないよね?」
ルビィ 「…やっぱりあの時、飴渡しとくんでした」
ルビィ 「ちょっとした散歩ですよ」
梨子 「その手に持ってる水は何?」
ルビィ 「……水分補給は大切でしょう?」
梨子 「でもそれ、ルビィちゃんは飲むつもりないよね?」
ルビィ 「…やっぱりあの時、飴渡しとくんでした」
千歌 「ねぇ…どういうことなの梨子ちゃん。ルビィちゃんは一体…!」
梨子 「見た通りよ。内浦の怒り…その全ての原因は、ルビィちゃんよ」
曜 「嘘だよ…絶対嘘!」
梨子 「…ルビィちゃんは今日のこの時のために、色々準備をしていたんだよ。そうでしょ?」
ルビィ 「…梨子さんはどこまで知ってるんですか?」
梨子 「見た通りよ。内浦の怒り…その全ての原因は、ルビィちゃんよ」
曜 「嘘だよ…絶対嘘!」
梨子 「…ルビィちゃんは今日のこの時のために、色々準備をしていたんだよ。そうでしょ?」
ルビィ 「…梨子さんはどこまで知ってるんですか?」
梨子 「まず街全体を狂人化させるためには、全員が一斉に水を摂取する必要がある。でもそれはあまりに現実的じゃない」
千歌 「じゃあウイルスの仕業って噂を広めたのって…!」
梨子 「そう、ルビィちゃんよ。みんなに空気清浄機を持たせるためにね」
ルビィ 「……。」
梨子 「そして今日…いや、正確には昨日ね」
携帯を開き、昨日ダイヤさんから受け取ったメールを開く。
千歌 「じゃあウイルスの仕業って噂を広めたのって…!」
梨子 「そう、ルビィちゃんよ。みんなに空気清浄機を持たせるためにね」
ルビィ 「……。」
梨子 「そして今日…いや、正確には昨日ね」
携帯を開き、昨日ダイヤさんから受け取ったメールを開く。
9/13 (金)18:27
From : 黒澤 ダイヤ
宛先 : 桜内 梨子
件名 : ウイルスについて
ーー
梨子さんの仰ったとおりでしたわ。
明日、狂人化ウイルスが活性化するという噂が広がっているようです。情報源は不明ですが、これだけ信用されてるとなると、地位の高い者か、専門知識のある方によるものでしょう。
お母様曰く、外出はなるべく避け、空気清浄機をつけておくようにと呼びかけるようです。
From : 黒澤 ダイヤ
宛先 : 桜内 梨子
件名 : ウイルスについて
ーー
梨子さんの仰ったとおりでしたわ。
明日、狂人化ウイルスが活性化するという噂が広がっているようです。情報源は不明ですが、これだけ信用されてるとなると、地位の高い者か、専門知識のある方によるものでしょう。
お母様曰く、外出はなるべく避け、空気清浄機をつけておくようにと呼びかけるようです。
梨子 「この噂広めたの…ルビィちゃんだよね」
善子 「確かに、黒澤家の娘の言うことなら、みんな信じるかもね」
梨子 「この話を聞いた市民は全員、空気清浄機を付けようとする。そして室内にとどまり、確実に気化した狂信水を吸い込む」
梨子 (そしてきっと…私の狂人化は)
善子 「確かに、黒澤家の娘の言うことなら、みんな信じるかもね」
梨子 「この話を聞いた市民は全員、空気清浄機を付けようとする。そして室内にとどまり、確実に気化した狂信水を吸い込む」
梨子 (そしてきっと…私の狂人化は)
1度目の狂人化。
あれは恐らく、予め狂信水が塗りこまれていた飴が原因だろう。同じく飴を食べた千歌ちゃんもほぼ同タイミングで発症したことも頷ける。
2度目。
千歌ちゃんは飴によって発症。
曜ちゃんはずっと部屋にいたおかげで、空気清浄機から出る空気を吸わずに済んだのだろう。
3度目。
恐らく狂人化する早さには個人差がある。
当主様が先に発症しただけで、あの後千歌ちゃん達も同じく発症したかもしれない。
……どれにおいても、ルビィちゃんが犯人なら全ての説明がつく。
曜ちゃんとの待ち合わせに来なかったことも。
あれは恐らく、予め狂信水が塗りこまれていた飴が原因だろう。同じく飴を食べた千歌ちゃんもほぼ同タイミングで発症したことも頷ける。
2度目。
千歌ちゃんは飴によって発症。
曜ちゃんはずっと部屋にいたおかげで、空気清浄機から出る空気を吸わずに済んだのだろう。
3度目。
恐らく狂人化する早さには個人差がある。
当主様が先に発症しただけで、あの後千歌ちゃん達も同じく発症したかもしれない。
……どれにおいても、ルビィちゃんが犯人なら全ての説明がつく。
曜ちゃんとの待ち合わせに来なかったことも。
梨子 「……ルビィちゃん、なんだよね」
ルビィ 「流石にこの現場を見られて、言い逃れはしません」
曜 「ルビィちゃん…どうして?」
鞠莉 「そんなに小原家が気に入らなかったの?」
梨子 「鞠莉さん!? それに果南さんも…」
果南 「鞠莉に呼ばれて、急いで来たんだ。千歌達が揃って出かけたから、何か怪しいって」
梨子 「ダイヤさんは…?」
鞠莉 「呼ばない方が良かったでしょ?」
梨子 「……はい」
ルビィ 「流石にこの現場を見られて、言い逃れはしません」
曜 「ルビィちゃん…どうして?」
鞠莉 「そんなに小原家が気に入らなかったの?」
梨子 「鞠莉さん!? それに果南さんも…」
果南 「鞠莉に呼ばれて、急いで来たんだ。千歌達が揃って出かけたから、何か怪しいって」
梨子 「ダイヤさんは…?」
鞠莉 「呼ばない方が良かったでしょ?」
梨子 「……はい」
ルビィ 「…別に、小原家が憎かったわけじゃないです。ただルビィは、黒澤家としての役目を果たせればそれでよかったんです…!」
梨子 「黒澤家としての役目?」
ルビィ 「……ルビィは、黒澤家から捨てられたんです。ルビィが未熟だったから」
知っている…とは言わなかった。
本人の口から全て語られるのを待った。その方が、みんなにも伝わるだろうから。
ルビィ 「…ルビィは、見捨てられたんです」
千歌 「ルビィちゃん…そんなことが」
梨子 「黒澤家としての役目?」
ルビィ 「……ルビィは、黒澤家から捨てられたんです。ルビィが未熟だったから」
知っている…とは言わなかった。
本人の口から全て語られるのを待った。その方が、みんなにも伝わるだろうから。
ルビィ 「…ルビィは、見捨てられたんです」
千歌 「ルビィちゃん…そんなことが」
ルビィ 「だからルビィは、黒澤家の人間として、しっかりとやるべきことをやれると証明したかったんです!」
ルビィちゃんは涙を流しながら、自分のしてきた事をすべて告白し始めた。
ルビィ 「ホテルが建ったりしたら、黒澤家は威厳を失う! お姉ちゃんもお母さんも困ってた! だから…だからぁっ!!」
梨子 「汚れ役を引き受けた…?」
ルビィ 「…建設員の人に差し入れですって…狂信水を混ぜ込んだお茶を差し出したら、怪しむ様子もなく受け取ってくれました」
ルビィちゃんは涙を流しながら、自分のしてきた事をすべて告白し始めた。
ルビィ 「ホテルが建ったりしたら、黒澤家は威厳を失う! お姉ちゃんもお母さんも困ってた! だから…だからぁっ!!」
梨子 「汚れ役を引き受けた…?」
ルビィ 「…建設員の人に差し入れですって…狂信水を混ぜ込んだお茶を差し出したら、怪しむ様子もなく受け取ってくれました」
ルビィ 「事件が起きて確信しました。狂信水は本物だって…」
梨子 「狂信水は、神社で?」
ルビィ 「お姉ちゃん達の反対運動が成功しますようにって、毎日お参りに行ってたんです」
花丸 「……。」
ルビィ 「毎日通っているうちに、淡島神社についてもっと知りたくなったんだ。それで狂信水のことについて知ったんだ」
ルビィ 「本来ならすぐバレるはずでした。それでルビィだけがお咎めをくらって…でも黒澤家は威厳を保つことが出来る。それで良かったはずなのに!」
千歌 「一向に事件は解決せず、疑いは黒澤家全体に及んだ…。私のところにも」
梨子 「狂信水は、神社で?」
ルビィ 「お姉ちゃん達の反対運動が成功しますようにって、毎日お参りに行ってたんです」
花丸 「……。」
ルビィ 「毎日通っているうちに、淡島神社についてもっと知りたくなったんだ。それで狂信水のことについて知ったんだ」
ルビィ 「本来ならすぐバレるはずでした。それでルビィだけがお咎めをくらって…でも黒澤家は威厳を保つことが出来る。それで良かったはずなのに!」
千歌 「一向に事件は解決せず、疑いは黒澤家全体に及んだ…。私のところにも」
ルビィ 「訳の分からない呪いなんかの話まで出始めて…お姉ちゃん達が疑われて! 耐えられなかった…!」
曜 「……。」
ルビィ 「ホテル建設が中止になっても、足がつくようにわざと狂人化を起こし続けた。それでもルビィが捕まることはありませんでした」
ルビィ 「それで思ったんです。黒澤家は、本当にこんな街を守る必要があるのかなって」
ルビィ 「こんなにわかりやすい犯行を繰り返してるのに、私にたどり着かないってことは、街の人たちは本気で街のことを心配してないってことですよね?」
曜 「……。」
ルビィ 「ホテル建設が中止になっても、足がつくようにわざと狂人化を起こし続けた。それでもルビィが捕まることはありませんでした」
ルビィ 「それで思ったんです。黒澤家は、本当にこんな街を守る必要があるのかなって」
ルビィ 「こんなにわかりやすい犯行を繰り返してるのに、私にたどり着かないってことは、街の人たちは本気で街のことを心配してないってことですよね?」
ルビィ 「何も生みやしないいじめや嫌がらせだけを続ける人たちに嫌気が差したんです。だから、すべて終わらせようと…」
梨子 「…そうだよね、確かにそうかも」
千歌 「梨子ちゃん?」
梨子 「人は誰だって完璧じゃないし、失敗だってするよ。絶対に次は大丈夫って思ってもダメなときだってある」
ルビィ 「じゃあ…!」
梨子 「でもね、だから学べることもあるの」
梨子 「…そうだよね、確かにそうかも」
千歌 「梨子ちゃん?」
梨子 「人は誰だって完璧じゃないし、失敗だってするよ。絶対に次は大丈夫って思ってもダメなときだってある」
ルビィ 「じゃあ…!」
梨子 「でもね、だから学べることもあるの」
鞠莉 「…私はね、いじめを受けて分かった。この街の人は、本当にこの街が好きなんだなって」
ルビィ 「鞠莉さん…」
鞠莉 「今まで反対を押し切って開発を進めたことは何度かあったけど…こんなに熱いハートを感じたのは初めてだったよ」
果南 「…私も、梨子のお陰で人を信じることの大切さを学べたんだ」
梨子 「果南さん…」
ルビィ 「鞠莉さん…」
鞠莉 「今まで反対を押し切って開発を進めたことは何度かあったけど…こんなに熱いハートを感じたのは初めてだったよ」
果南 「…私も、梨子のお陰で人を信じることの大切さを学べたんだ」
梨子 「果南さん…」
梨子 「ルビィちゃん、もうちょっとだけ、みんなを信じてみない?」
ルビィ 「信じる…ですか…?」
梨子 「うん、きっとみんな、まだ学んでる途中なんだよ」
花丸 「……帰ろ、ルビィちゃん」
花丸ちゃんがルビィちゃんに手を差し出す。
ルビィちゃんの目はいつの間にか、狂気的なものから、いつもの可愛らしい目に戻っていた。
ルビィ 「でもルビィ…帰るところなんて」
「それは違いますわっ!!!」
ルビィ 「信じる…ですか…?」
梨子 「うん、きっとみんな、まだ学んでる途中なんだよ」
花丸 「……帰ろ、ルビィちゃん」
花丸ちゃんがルビィちゃんに手を差し出す。
ルビィちゃんの目はいつの間にか、狂気的なものから、いつもの可愛らしい目に戻っていた。
ルビィ 「でもルビィ…帰るところなんて」
「それは違いますわっ!!!」
果南 「……ダイヤ?」
鞠莉 「どうして、ここが…?」
ダイヤ 「私に隠し事など10年早いですわ、みなさん」
ルビィ 「お姉ちゃん…」
ダイヤ 「ルビィ…さっきの話、すべて聞いてましたよ」
ルビィ 「お姉ちゃん…。 ルビィ、頑張ったんだよ? 私も黒澤家の1人だってことを…」
ダイヤ 「ぶっぶーーーっ!!! ですわっ!!」
ルビィ 「ぴぎぃっ!?」
鞠莉 「どうして、ここが…?」
ダイヤ 「私に隠し事など10年早いですわ、みなさん」
ルビィ 「お姉ちゃん…」
ダイヤ 「ルビィ…さっきの話、すべて聞いてましたよ」
ルビィ 「お姉ちゃん…。 ルビィ、頑張ったんだよ? 私も黒澤家の1人だってことを…」
ダイヤ 「ぶっぶーーーっ!!! ですわっ!!」
ルビィ 「ぴぎぃっ!?」
ダイヤ 「何を言っているのですかっ! ルビィはれっきとした、黒澤家の一員です!!」
ルビィ 「でっ…でも…っ!」
ダイヤ 「…黒澤家に疑いが向いた時、あなた相当思いつめていたでしょう?」
ルビィ 「だって…元々私のせいなのに…!」
ダイヤ 「お母様はそんなあなたを見て、一度黒澤家という肩書きを外してあげようと提案したのです」
ルビィ 「えっ…それって…」
ルビィ 「でっ…でも…っ!」
ダイヤ 「…黒澤家に疑いが向いた時、あなた相当思いつめていたでしょう?」
ルビィ 「だって…元々私のせいなのに…!」
ダイヤ 「お母様はそんなあなたを見て、一度黒澤家という肩書きを外してあげようと提案したのです」
ルビィ 「えっ…それって…」
ダイヤ 「あなたに責任を、欠片でも背負わせたくなかったのです。ですからお母様は、ルビィを1度自由にさせようとしたのです」
ルビィ 「でも…ルビィは…!」
ダイヤ 「本当のことを言っても、あなたは拒否するでしょう? …ルビィは、優しい子ですから」
ルビィ 「お姉ちゃん…」
ダイヤ 「ルビィ、あなたがしたことは間違っています。ですが…またやり直せばいいんです。次からはみんなを、信じられるように」
ルビィ 「でも…ルビィは…!」
ダイヤ 「本当のことを言っても、あなたは拒否するでしょう? …ルビィは、優しい子ですから」
ルビィ 「お姉ちゃん…」
ダイヤ 「ルビィ、あなたがしたことは間違っています。ですが…またやり直せばいいんです。次からはみんなを、信じられるように」
ダイヤ 「…帰りましょう、ルビィ」
ルビィ 「お姉ちゃん…私…帰って……いいの?」
ダイヤ 「自分の家に帰って、文句を言う人がどこにいますか?」
ルビィちゃんは目を潤わせ、私たちに目をやる。私たちはそっと微笑むことしか出来なかった。……でも、それで十分だった。
ルビィ 「お姉ちゃん…ひぐぅっ…! お姉ちゃぁぁんっっ!!!」
ダイヤさんに泣きながら抱きつく。
ルビィちゃんの落とした容器から狂信水が漏れ、土へと染み込んでいく。
朝日の光が、私たちを眩しく照らし続けていた
ーーーーーー
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ルビィ 「お姉ちゃん…私…帰って……いいの?」
ダイヤ 「自分の家に帰って、文句を言う人がどこにいますか?」
ルビィちゃんは目を潤わせ、私たちに目をやる。私たちはそっと微笑むことしか出来なかった。……でも、それで十分だった。
ルビィ 「お姉ちゃん…ひぐぅっ…! お姉ちゃぁぁんっっ!!!」
ダイヤさんに泣きながら抱きつく。
ルビィちゃんの落とした容器から狂信水が漏れ、土へと染み込んでいく。
朝日の光が、私たちを眩しく照らし続けていた
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~翌日~
昨日の活性化で、ウイルスはその効力を失い消滅…狂人化が起きることはもう無い。
この噂が広まるのに、そう時間はかからなかった。時期黒澤家当主までもがその噂を広めているとなれば、至極当然のことであった。
千歌 「一件落着…なのかなぁ」
梨子 「多分…ね。私たちが人を信じていられる限りは大丈夫」
曜 「……気がかりなのは鞠莉さんと果南ちゃんだね。狂人化がもう起きないとは言え、いじめはそうそう無くならないだろうし」
梨子 「ダイヤさんもこれからは積極的に介入していくみたい。取締も強化するって」
昨日の活性化で、ウイルスはその効力を失い消滅…狂人化が起きることはもう無い。
この噂が広まるのに、そう時間はかからなかった。時期黒澤家当主までもがその噂を広めているとなれば、至極当然のことであった。
千歌 「一件落着…なのかなぁ」
梨子 「多分…ね。私たちが人を信じていられる限りは大丈夫」
曜 「……気がかりなのは鞠莉さんと果南ちゃんだね。狂人化がもう起きないとは言え、いじめはそうそう無くならないだろうし」
梨子 「ダイヤさんもこれからは積極的に介入していくみたい。取締も強化するって」
千歌 「そうだ! 鞠莉さんや果南ちゃんがみんなに見直されるようなことをすればいいんだよ!」
曜 「……というと?」
千歌 「部活だよ! 一緒に協力してなにか功績を残せば、きっとみんなも…」
梨子 「何をやるか決まってるの?」
千歌 「まだ!」
梨子 「そんなことだろうと思った…」
曜 「……というと?」
千歌 「部活だよ! 一緒に協力してなにか功績を残せば、きっとみんなも…」
梨子 「何をやるか決まってるの?」
千歌 「まだ!」
梨子 「そんなことだろうと思った…」
曜 「…でも、私も協力するよ!」
梨子 「もちろん私も。一緒に頑張ろ?」
千歌 「うん! じゃあ色々調べよ!」
千歌ちゃんは張り切ってパソコンを弄り出す。
今日からの日々を生きるのは私も初めて…これから何が起こるのか分からないが、きっといい方向に行くだろう。
梨子 「もちろん私も。一緒に頑張ろ?」
千歌 「うん! じゃあ色々調べよ!」
千歌ちゃんは張り切ってパソコンを弄り出す。
今日からの日々を生きるのは私も初めて…これから何が起こるのか分からないが、きっといい方向に行くだろう。
ひぐらしのなく声は、もう聞こえない。
来年…またひぐらしのなく頃。私達は一体、どんな人生を送っているのだろうか。
…きっと、いい未来が待ってるよね。
今の私たちなら、きっと。
ーーーーーーー
ーーーーー
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ーー
ー
来年…またひぐらしのなく頃。私達は一体、どんな人生を送っているのだろうか。
…きっと、いい未来が待ってるよね。
今の私たちなら、きっと。
ーーーーーーー
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ーー
ー
これにて 梨子 「ひぐらしのなく頃に」
完結となります。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
【過去作】
ことり 「私の来世!?」
真姫 「歌に捧ぐ、私の未来」
鞠莉 「殺人鬼 果南」
善子 「私たち、友達よね?」 曜 「こんなの友達じゃないッ!」
完結となります。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
【過去作】
ことり 「私の来世!?」
真姫 「歌に捧ぐ、私の未来」
鞠莉 「殺人鬼 果南」
善子 「私たち、友達よね?」 曜 「こんなの友達じゃないッ!」
トリップキーは【#うみねこ】です。
名前欄に #うみねこ と入力することで書き込みができるようになります。
感想などございましたら、是非宜しくお願いします
名前欄に #うみねこ と入力することで書き込みができるようになります。
感想などございましたら、是非宜しくお願いします
ルビィにどうやってたどり着けるんだろう 証拠が皆無
というか飴を舐めてから発症までの時間、空気清浄機のスイッチを入れてからの発症の時間
その辺が曖昧で何とも言えない
というか飴を舐めてから発症までの時間、空気清浄機のスイッチを入れてからの発症の時間
その辺が曖昧で何とも言えない
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