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    元スレ勇者「全身呪いの装備で固めてしまった」

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    1 :

    勇者「このダンジョンもここで最後だな」

    勇者「さっき倒したボスっぽいヤツの先には一体どんな物が…」ゴクッ

    勇者「いざ!」ガチャ



    勇者「こ、これは……剣だ! お札っぽいのが貼られてたり、あと骸骨邪魔だな…」ベギッ


    骸骨「コレデ…ワガ…クルシミカラ」

    勇者「うるせぇ! 骸骨ごときが勇者に話しかけんじゃねぇよ!」ドガッ

    勇者「さて、この剣は…」



    勇者「お、おお……なんか、すっごい禍々しい感じだな…」

    勇者「それにドス黒い雰囲気って言うか…なんと言うか…」

    勇者「たぶんアレだ、さっきの骸骨が長時間触れてたせいでこうなったんだな」

    勇者「それによく見たらカッコいいし…間違いない、これこそが俺の捜し求めていた伝説の剣に違いない!」

    勇者「早速装備だ! このはがねのつるぎは捨てる!」


    勇者は皆殺しの剣を装備した!
    勇者は呪われてしまった!


    勇者「ぬあああああ!! またかよ! また呪われてるのかよ!」


    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1490639963

    2 = 1 :

    皆殺しの剣「良くぞ私を蘇らせた…」

    皆殺しの剣「ククク……生者の血を我にヨコセ」



    死の兜「よう新入り、まぁ落ち着けよ」

    皆殺しの剣「えっ」

    呪いの鎧「あー、剣って大体それ一本しか装備されねぇからなぁ」

    怨霊の靴「まぁアレだ、気負いすぎると良いことないぜ?」

    悪魔の篭手「そうそう、ましてやコイツだしな」

    復讐の腰当「そういやこれで全身呪い装備でコンプじゃね?」

    破滅の盾「そういやそうだな」



    皆殺しの剣「え、待って…え? なにこれ、なんなの?」

    死の兜「なにって…解呪しない呪い装備の集いだよ」

    皆殺しの剣「バカじゃないの?」

    3 = 1 :

    勇者「くっそぉ…今度こそは伝説の剣と思ったんだけどなぁ」

    勇者「厳重に封印がされてたし、なによりかっこよかったから間違いないと思ったんだが」

    勇者「なんでだ?」



    「なんでだ? じゃねぇよ、逆にどこに伝説の剣要素があったんだよ」

    「明らかにヤバイ要素しかないだろ」

    「あー違う、コイツの判断基準はカッコいいかどうかだから」

    「なんだよその判断基準!」

    「それ以前にこんなに呪い装備付けてておかしいだろ! 解呪する金持ってないのかコイツは!」

    「いや、金は持ってるが薬草と聖水でほぼ消えてるな」

    「それ以前にコイツ外したくないらしい、教会行ってないからな」

    「本当にバカじゃないの?」

    4 = 1 :

    勇者「はぁ…悔やんでも仕方ない、このまま次に行くか」

    勇者「けど町に入れるかなぁ…前に行った町は門前払いだったからなぁ」

    勇者「やっぱり顔が悪いからなのか? 俺もイケメンに生まれたかった…」

    「頭が悪いからだと思うぞ」

    「この見た目の装備で町に入れるわけないよなぁ」

    5 = 1 :

    勇者「えーっと…今回の剣で俺に付いた呪いはなんだろうか」

    勇者「攻撃したら自分にもダメージがいく的なのは嫌だなぁ…」

    勇者「回復呪文はダメージ受けるから使えないし…困ったなぁ」ハァ


    「残念だが察しの通りだ、ダメージ喰らう系の呪いだ」

    「というとまたダメージ系がコイツに付与されたのか」

    「これで能力的には最強だけど色々残念な勇者が完成されたな」

    「能力的にはな……ちょっと待て、俺含めた呪いって全部でなんだ?」

    「ん? 全部でそうだなぁ…箇条書きで説明するとこうだ」


    数ターンごとにダメージ
    回復呪文ダメージ
    反射ダメージ
    最大HPMP半減
    防御以外全能力半減
    行動速度鈍化
    たまに行動不能
    魔物呼び寄せ
    町に入れない(見た目効果)


    「もう冒険やめたら?」


    勇者「でも攻撃力高そうだしいいか! それにカッコいいし!」

    「ポジティブすぎるにも程があるだろ」

    6 = 1 :

    「よくこんな装備で冒険出来るな…」

    「マトモな装備なら今頃魔王倒して冒険終えているだろうな」

    「基礎能力がべらぼうに高いからな…半減していても流石勇者と言ったところか」

    「いやでも流石にこれだけ呪われれば…」


    勇者「お、魔物が現れたな…丁度いい、試し切りするか!」

    勇者「先手必勝! うらぁ死に晒せ雑魚がぁッ!!」ザシュ

    真っ二つにされた魔物の死体「」

    勇者「ぐふぅ…や、やはりダメージ系武器か…」ゴフッ


    「」

    「まぁ、コイツが規格外すぎるんだわ」

    「返り血だけしか浴びてないからな、あと吐血」

    7 = 1 :

    勇者「くっ…流石に呪いがキツイな…」

    勇者「薬草で少し回復しないと…」モグモグ


    「薬草って食うものなの? 傷口に当てるものじゃないの?」

    「世間一般では塗るものだな」

    「呪われて外せないから食ってるんだとさ」

    「そこはまぁ…仕方ないか」


    勇者「薬草だけじゃ回復が間に合わないか…」

    勇者「なら聖水を飲むか」ゴクゴク


    「聖水って飲むものなの? 普通振り掛けるものじゃないの?」

    「世間一般では振り掛けるものだな」

    「普通飲まないよな、もっと別の飲むよな」

    「脳筋なのコイツは?」

    8 = 1 :

    腰当「えー、もう薬草聖水コンボ決めたの? そろそろ適当に呪い解いてくれ」

    「あいよー」

    篭手「分かった、新入りも呪い解いてくれよな」

    腰当「いつもわりぃな、俺のわがままに付き合ってくれて」

    「いいってことよ、流石に腰当が気の毒でなぁ」


    「お前ら呪い装備として恥とかないのか?」

    「そうは言ってもなぁ…解呪しないと色々やべぇんだよ」

    「ヤバイっておま」


    勇者「んあっ…あぁ……」ビクンビクン


    「あっこれヤバイやつだ」

    9 = 1 :

    「だから言ったろ? さっさと呪い解いてくれ」

    「お、おう…でもなんでこんな事になるんだ?」

    「あくまで憶測だが聖水の力と薬草の回復が俺らの呪いと反作用を起こしていると思う」

    「それが結果的に快感としてアイツに与えられているんじゃないか?」

    篭手「最初はこんなんじゃなかったんだけどな…」

    「色々装備固めてきた頃からだな…こうなっちまったのは」

    「最初は痛いとか言って激痛に悶えていたが次第にこうなっちまったんだよ」

    「人間ってこえぇわ」

    「全くだ」

    「せめて女なら眼福物なんだがな…」





    勇者「ふぅ…ふぅーっ……な、なんとか今日も大丈夫だったな…」ギン


    腰当「大丈夫じゃねぇからな…本当に腰当として生まれたことを呪うよ…」

    「い、生きていれば良い事もあるさ…たぶん」

    10 = 1 :

    勇者「よしっ! 体力も万全とはいかないまでに回復したし、そろそろ行くか!」

    勇者「本当なら戦士とか僧侶とか仲間にいてくれれば良かったんだが…無い物ねだりしても仕方ない」

    勇者「その為に俺は努力を重ねてきたんだ!」

    勇者「俺は、俺一人の手で魔王を倒す!!」グッ

    勇者「うひっ…あっこれイイ……」ビクッ


    「もう勇者じゃなくて変態だろ」

    11 = 1 :

    書き止め尽きたから一旦終了

    13 :

    呪い装備っていいよね

    14 :

    そのうちかっこよさ重視で呪いの刻印でもいれそう

    15 :

    縛りプレイ良いよね

    16 :

    つまりロト紋の初代剣王は変態だった……!?

    17 :

    空きスロットに厨二病全開ネームの呪いのアイテム突っ込もうぜ!
    指輪とか首飾りとかマントとか守護霊的なのも(ペルソナみたいなの)装備しようぜ!

    18 :

    城に入れなくなる死の首飾りや呪いのベルトがまだだな

    19 :

    作品によっては呪いの装備は単独だとマイナスだけど全部呪いの装備で重ねるとプラスに変わるのもあったな
    ボクタイシリーズとか

    20 :

    レベルとかパラメータ次第で呪いを無視して行動出来たりするゲームもあったな、某魔王の剣とか。

    21 :

    メリットになる呪いとかもあるが、この場合デメリットしかねぇな…

    22 :

    早く錬金釜と聖者の灰を用意しなきゃ

    24 :

    ――数日後。


    勇者「群がってくる魔物の群れを倒してきて分かったことがある」

    勇者「この剣は敵を倒せばその分だけ攻撃力を上げる武器だ」

    勇者「剣として切れ味が増しているのが分かる…やはりこれは聖剣なのでは?」

    勇者「魔物を倒すと攻撃力が上がるってところが最高に聖剣じゃないか!」

    勇者「それになんかかっこよくなってきてるっぽいし!」


    「それな、生き血を啜ってるから攻撃力上がってるんだわ」

    「別に血なら人でも良いんだけど…もう突っ込む気にもならないな」

    「でもまぁ…よく剣の事を見てるヤツだ……流石勇者と言うべきか」

    「お前ソッチのけがあるのか?」

    「ちげぇよ! おいやめろ、そんな疑いをかけるな!」

    「冗談だよ」


    勇者「さて…そろそろ回復……っ!!!」ゴソゴソ

    勇者「薬草が…無いだと……」

    「おっと、これはヤバイな」

    25 = 1 :

    勇者「くっ…残りHPから考えて次の町にギリギリたどり着けるか…?」

    勇者「途中の雑魚はなるべく少ない攻撃手段で倒していったとしても…いや間に合わない」

    勇者「くそっ…俺はこんな所で、魔王にも会えずに呪いで死ぬのか…?」

    勇者「いや、まだ死んだと決まったわけじゃない! 持ってくれよ俺」



    「普通に持ちこたえそうなところがにじみ出てくるのがすげぇよな」

    26 = 1 :

    「そろそろこんな時が来るとは思っていたが…一度会議を開こうか」

    「題して、どうやって勇者を生き延ばそうの会を開く!」




    「いや待ておかしい、それはもう呪いの装備としていいのか」

    「確かにそうだが…考えても見ろ」

    「勇者は全身呪い装備だ、誰がどう見てもヤバイ装備してる」

    「まぁそうだな…それがどうした?」

    「そう慌てるな、これから説明していく」

    「例えば勇者が途中で死んだらどうなる? 俺たちはこんな場人目によくつく場所で皆仲良く鎮座だ」

    「そこに運悪く冒険者が来て、あからさまにヤバイのが大量に転がってるとどうなる?」

    「触ろうともしないだろうな」

    「いやむしろ危険だからこそ近隣の国に報告を……っまさか!」

    「そのまさかだよ」



    「勇者の危機は俺らの危機なんだよ」

    27 :

    コンプするとデメリットが消えたりするんだけどな普通

    28 :

    シリーズものだと呪いが祝福に生まれ変わったりするよね

    29 = 1 :

    「仮に呪いを完全に解かれてしまうことがあれば俺らは揃いも揃って粉々に砕け散るな」

    「いやでもそこまでは流石に…」

    「万に一つでも可能性があってはいけないんだよ」

    「俺らは人を呪い、それを糧にして武具として生きながらえている」

    「強大な力と引き換えにってとこだがな」

    篭手「本来なら人目の付かない場所でひっそりとしている物が町まですぐ近くにいる訳だ」

    「なるほど…リスクがあまりにも高すぎるのか」

    「そういうことだ」

    「だが呪いを完全に解くと俺らの存在そのものが意義をなさなくなる…それだけはあってはならない」



    「でも薬草聖水の時はほぼ解いたよな?」

    腰当「それはそれ、これはこれだ、勇者はトリップしてて覚えてないだろうしセーフ」

    「アッハイ」

    30 = 1 :

    「じゃあまず回復呪文の被ダメ量軽減ね、勇者回復呪文使わないだろうけど念のため」

    「次にスリップダメージのダメージ量微減少」

    「反射ダメージ量も少し抑えていく、異論は無いな?」

    「そうでもしなけりゃ死ぬからな」

    「行動不能回数は抑え目で、あと魔物呼び寄せも頻度控えてくれ」

    「それと後は…」

    「勇者が無事町にたどり着いて入れることを祈る!」

    「こういうときこの格好してると不便だよな…自業自得だが」



    「ちなみに別世界だと呪い装備で全身固めるとデメリット消えるとか聞いたが?」

    「そんな甘ったるい世界な訳ないだろ」

    「マイナスかけるマイナスでプラスになるほど甘い世界じゃないんだよ、ここはよ」

    「全て足し算だ、掛け算方式はこの世界には無い」

    31 = 1 :

    ――数時間後。




    勇者「目が霞む……ごほっ」

    勇者「はぁ…はぁ……あ、あと少し…げほっごほっ!」

    勇者「だ、ダメ…だ……もう、体が…」グラッ

    勇者「ここまで来て……」ドサッ




    「むしろよく数時間も歩けたな…やっぱコイツ色々おかしい」

    「だがあと少しだ勇者! 動いてくれ勇者! 頼むっ!」

    「あと少しだ! 頑張ってくれ! …くそっ! なんだって俺は呪われてるんだよ!」

    「落ち着け兜! まだ、まだ望みはある!」

    「ええいっ本当にあと少しなんだ…そこのバカ面下げた衛兵が勇者に気付いてさえくれればっ!」

    「頼むっ…気付いてくれ!」


    キラッ


    衛兵「…ん? 何か視界に…! あそこに誰か倒れてないか?」

    「きたっ! 救いの手が遂に!」

    32 = 1 :

    衛兵「ど、どうし…うわっ! なんだこれ!」

    勇者「た……たす…け」ズリッ

    衛兵「ひっ…くっくるなぁ! 化け物め!」



    「化け物とは酷い言い方だな、仮にも勇者なんだが」

    「実際化け物染みた格好と強さしてるんだがな、今はただの化け物な見た目だが」



    衛兵「こ、この化け物目めっ! これでも喰らえっ!」グッ


    「あ、これマズイわ」

    「確かにマズイな…1ダメージも惜しいところだからな」

    「いや違う、あの衛兵…剣を離さなきゃたぶん腕持ってかれる」

    「は?」

    33 = 1 :

    ガギィッ!!

    衛兵「はぁっ! ぐっ…硬いっ!」

    衛兵「んっ…な、なんだ……剣が鎧に張り付いて…」

    衛兵「いや、これは剣が喰われっ! …ひ、引っ張られ…う、うわぁっ!」

    34 = 1 :

    衛兵「ひっ…ひいぃ!」ポロ



    「おお、よくあの状況で剣を離せたな…これだけ狂気にまみれた装備によく精神が飲まれなかった」

    「いや、恐怖によるものか? まぁ犠牲が出なくてよかった」



    「お前ってかなり危ない装備なんじゃないか?」

    「いやそれ以前にお前どんな防具なんだよ」

    「俺か? この鎧に触れたものを全て吸収するんだよ」

    「まぁ防御以外の全てを犠牲にさせてるからな、このぐらいのメリットはねぇと」

    「それもそうか、呪い装備だし」

    35 = 1 :

    上官衛兵「だ、だがこの禍々しさ…やはり魔の物か?」

    僧侶「あの…ど、どうかされたのでしょうか?」


    「おおっ! 可愛い女の子じゃん!」

    「やっとまともそうなのが出てきたな…回復させてくれるかが問題だが」



    僧侶「なにやら凄い邪の気配を感じたのですが」

    上官衛兵「むっ僧侶さんであったか…」

    上官衛兵「この者なのだが……私にはどうにも人とは思えなくてな」

    僧侶「うっ…た、確かにそうですが……で、でもこの方は…人、です」

    僧侶「酷い出血と全身に付けられた禍々しき装備ですが、確かにこの方は人です」

    上官衛兵「人ですと!? …にわかには信じがたいですが、僧侶さんが言うならばそうなのでしょう」


    僧侶「それより、この邪な気配は…呪い?」


    「ん? あれこれヤバくね?」

    36 = 1 :

    上官衛兵「呪いですと!? だ、だが呪いとはその者のみにかかるものでは?」

    僧侶「確かにそうです…ですが、この方はあまりにも負のものを浴びすぎています」

    僧侶「本来なら解呪の儀を行わなければいけませんが、そうこうしてる時間がありません」

    僧侶「聖水…それもそれなりの数を用意してまずは触れる程度に浄化しないと…」

    上官衛兵「聖水ですね…分かりました、部下に伝えて用意させます」



    「お、おい…浄化って大丈夫なのかよ」

    「まぁ平気だろ、ちゃんとした正規の解呪手段じゃないし呪い自体は解けやしないさ」

    「そうだといいんだが…」

    「っつーかこれでもかなりセーブかけてやってるんだが、人間はこれ程度でもヤバイのか?」

    「そりゃ全身呪われてりゃヤバイだろうな、勇者が異端過ぎるだけだ」

    「それもそうだな、普通の人間なら俺を着けた時点で正常な判断なんか出来ないぐらい精神蝕まれるからなぁ」

    37 :

    初代モンハンのドラゴン装備に書かれてそうな文面

    38 = 1 :

    上官衛兵「僧侶さん、とりあえず聖水を20ほどかき集めてみましたが…どうでしょう?」

    僧侶「なんとかその数なら…触れられるでしょうか」


    「おいおい、20個とか用意しすぎだろ、勇者程度なら3個でもあれば足りるだろ」

    「勇者程度って…あ、僧侶さんコイツの鎧には触ったらダメだぜ…って聞こえちゃいねぇよな」



    僧侶「これで良し…あとはこの方が動けるまでに回復を…」パァ


    「あっバカ! コイツに回復呪文はダメだって!」


    勇者「うっ…ぐぅぅ……」ジュゥゥ

    僧侶「なっ! まさか回復呪文に対しての呪いもっ!?」

    僧侶「あっあぅ…えっと、えっとぉ……どうしよう…」


    「ああもうじれったいなぁ! 早く薬草投げつけろコイツに!」

    「というより早くしないとコイツマジで死ぬから早く!」

    「それと解呪の儀なんてやめてくれよな! フリじゃねぇからな! 絶対だぞ!」



    僧侶「か、回復…そうだ、薬草を! 早くお願いします!」

    39 = 1 :

    僧侶「一応薬草を肌の見えている所に当ててみましたが…」

    勇者「うっ……こ、ここは……」ヨロ


    「回復するの早いなおい、コイツ本当に人間じゃないわ」


    僧侶「あっ! まだ立ってはいけません! そのままで」スッ

    勇者「待った…いつつ……装備にだけは触れないでくれ…色々面倒ごとが起きる」

    勇者「特に鎧だけはダメだ…あと盾も」

    僧侶「ふぇっ!? あ、危なかった…」




    「この僧侶一々反応が可愛いなおい、呪って歪んだ笑みを見たくなるぞ」

    「ちなみに鎧以外は何か特徴とかってあるのか?」

    「俺は触れたものは原型を保てなくなる、絶対無敵って訳だ」

    「うわっそれ盾として持ってたらいけない能力だろ、強すぎだわ」

    「そうでもなきゃ呪われてる意味が無いだろ、まぁ勇者が俺を使ったことは一度も無いんだがな」

    「まぁそうだな、一応呪い装備だしな」

    40 = 28 :

    これ呪いくらう→耐性上がる→今の呪いで満足できなくなる→呪いくらうのループなんじゃ…

    41 = 1 :

    勇者「なんとか……動けるように、なったかな」フラッ

    僧侶「だ、ダメですよ! そんな大怪我をした状態で動いたらいけません!」

    勇者「そうは言っても…俺にはやらなきゃいけない事があるんだ」

    勇者「俺は魔王を倒し、この世に平和をもたらさなきゃいけないからな…」

    勇者「勇者として、休んでいる暇はないんだ!」



    僧侶「えっ勇者だったんですか?!」

    勇者「どこからどう見ても勇者だろ!」



    「どこからどう見てもお前ただの怪物だよ」

    「100歩譲ってもとてもじゃないが勇者とは言えないわな」

    42 = 1 :

    書き止め尽きたから一旦終了

    43 :


    待ってる

    44 :

    呪いの相乗で使いやすくなったりとかはしないものの呪いの矛先は敵にも向く訳か
    何だかんだ釣り合ってはいるのかもしれんが2つや3つどころか7つも一緒に使うもんじゃねえな

    45 :


    面白い

    46 = 1 :

    一応各装備のデメリット、メリット設定
    デメリット
    兜:最大HPMP半減
    鎧:防御以外全能力半減
    盾:回復呪文ダメージ
    腰当:数ターンごとにダメージ
    篭手:魔物呼び寄せ
    靴:行動速度鈍化、たまに行動不能
    剣:反射ダメージ

    メリット(判明しているのだけ)

    鎧:物理攻撃吸収
    盾:完全防御(盾の範囲のみ)
    腰当
    篭手

    剣:攻撃力増加(殺害数に応じて)

    一応魔王倒すとこまでやる予定

    47 :

    つまり金さえあればどうにでもなるってことか。
    雑魚をいっぱい狩れば魔王もワンパンでよゆーよゆー。

    48 :

    呪い装備といえばDQ4のピサロを思い出すな。デメリット無しで自由に装備出来るのは厨二心が震えた。
    まぁ後に手に入る専用装備で固めたほうが強いんだけども。

    49 :

    アーサー王伝説のガラハッドは装備品がとんでもない呪いかかってるもんばっかだな。本人には効いてないが。

    50 :

    鎧と盾のメリットが優秀過ぎて剣が霞む
    剣のメリットは上昇速度早くて上限無いのかな


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