元スレ提督「人狼ゲームだとぉ――ッ!!??」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ○
1 :
☆注意☆
・艦これのキャラ達で人狼ゲームをします
・ゲームの仕様上、暴言などが多少含まれます
・解説等はあまりしないので、ルール等を予め知っておくことを推奨します
・初心者COです
以上が許せる寛大な精神を持って読んでいただけたら幸いです。(特に人狼経験者には)
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1483871496
2 = 1 :
提督「ええっ!? 我が鎮守府に艦娘に化けた深海棲艦がいるですって!?」
元帥「その通りだ。大本営調査班が裏付けた確かな筋の情報だ」
提督「そ、そんな………だ、誰が深海なんです!?」
元帥「残念ながら誰が化けているのかはわかってはない。だが、確実に深海が潜んでいるのは間違いない」
元帥「そこで今からお前達には人狼形式で誰が深海なのかを見極めてもらう!!」
提督「じ、人狼形式!?」
元帥「『汝、人狼なりや?』というゲームは知っているか?」
提督「ええまぁ。聞いたことはありますが」
元帥「そのゲームの形式を利用して深海凄艦を探すのだ! 細かいルールはこうだ!!」
3 = 1 :
・配役:16人村
村人6人 共有者2人 占い者1人 霊能者1人 狩人1人
狼3人 狂人1人 狐1人
・初日は夜時間のみ
・初日犠牲者による役欠けアリ
・遺言なし
・投票同数の場合再投票。再投票は4回まで、それ以降は引き分けとなる
・最終日以外は、村人の騙り禁止
☆勝利条件☆
:村人陣営(鎮守府)
人狼及び妖狐を全滅させること
:人狼陣営(深海凄艦)
人狼の生存数が村人の生存数と同じになった時点で妖狐が死亡している
:妖狐陣営
村人&人狼陣営が勝利条件を満たした時に生存している
4 = 1 :
元帥「ワシが張った結界により、この鎮守府は外界より完全に隔離された」
元帥「人狼ゲームをしない限り、艦娘、深海達はこの鎮守府に一歩たりとも出ることは出来ない」
元帥「更にワシの張った結界の効力により、一部の者には特殊な能力を得てる事だろう。それらを利用して深海共を探し出せ!」
提督「閣下は陰陽師か何かなんですか!?」
提督「でもお待ち下さい! その人狼ゲーム形式で探すとしたら、本物の艦娘達が確実に半数以上死ぬことになってしまいます!!」
提督「だったら勝利しても―――」
元帥「安心しろ。村人陣営が勝利すれば犠牲になった艦娘達及び、深海に取って代われた娘達も全員生き返る」
提督「ほ、本当ですか!?」
元帥「そうだ。だから勝ちさえすれば全て元通りになる。だから何としても勝て!! お前の手で艦娘達を守るのだ!」
提督「了解しました!! よーし! やってやる! 何としてでも勝ってやるぞ―――ッ!!」
元帥「ただし」
提督「………ただし?」
元帥「深海側及び妖狐陣営が勝利した時は―――全員死ぬ」
提督「」
5 = 1 :
元帥「村人陣営が敗北した際は、我が結界の効力により、勝利した人外勢もろとも、ゲームに参加してない艦娘達もみんな消滅する」
提督「なん………だと………」
元帥「勝利した深海凄艦達を外に出させないための致し方ない処置だ。納得しろ」
提督「そ、そんな………」
元帥「では、諸君らの健闘を祈る。グッドラック!!」
提督「ひっ、ひっ、ひっ………」
提督「ひえぇぇぇぇ―――ッ!!!!」
6 = 1 :
●参加者名簿●
人間
・提督(主人公)
駆逐艦
・吹雪
・卯月
・浜風
・山風
戦艦
・金剛
・ビスマルク
水母
・瑞穂
工作艦
・明石
7 :
美味しいところを狙って妖狐に勝たせましょう
8 = 1 :
軽巡
・那珂ちゃん
雷巡
・大井
正規空母
・赤城
・加賀
・瑞鶴
潜水艦
・伊58
練習巡洋艦
・鹿島
以上16人
9 = 1 :
――二日目の朝になりました――
―――軽巡・那珂ちゃんが無残な姿で解体されていました―――
――残り村人、15人―――
10 = 1 :
―――議論開始――――
提督「おはようみんな。とりあえず生存してるかどうか各自挨拶しといてくれ」
吹雪「駆逐艦・吹雪、抜錨です!」
加賀「おはようございます」
ビスマルク「グーテンターク」
瑞鶴「おはようございます! 人狼なんかに負けないんだから!」
金剛「グッモーニン――って那珂チャンが解体されてるデース!?」
卯月「うえぇ~~ん! 那珂ちゃ――ん!!」
58「やっぱり那珂ちゃんは解体のアイドルだったでち」
12 = 1 :
赤城「おはようございます。初日犠牲者は那珂ちゃんですか………必ず勝って生き返らしてみせます」
鹿島「みなさん、協力して人狼を探しましょう!」
瑞穂「水上機母艦・瑞穂、抜錨です」
明石「おはようございます! 初日に犠牲になった那珂ちゃんのために頑張りましょう!」
大井「北上さん、必ず勝って生き残ってみせます! 待っていてくださいね!」
浜風「本当に始まるのですね………深海凄艦との命を賭けたデスゲームが………」
山風「お、おはよう……ございます………」
13 = 1 :
提督「よし、これで那珂ちゃん以外の15人を確認したな」
提督「さて、聞いての通り、この中に深海棲艦が化けている奴が3人、そして妖狐が紛れ込んでいる」
提督「俺達は誰が深海凄艦なのかを、人狼ゲーム形式で議論し合いながら探さねばならない」
提督「さもないと俺達だけでなく、ゲームに参加してない艦娘達も皆殺しにされちまう。そうさせないためにも各員の奮闘を期待する!」
58「つ、ついに始まるでち!」
卯月「でもどうやって探すぴょん? 深海の奴ら、完璧に姿を化けることができるんでしょ?」
瑞鶴「そこは占い師の出番でしょ」
赤城「元帥閣下の張った結界により、私達の中に能力が目覚めた者がいるはずです」
赤城「その力さえあれば――」
瑞穂「占い師になられた方、COをお願いします! どうか人狼を見つけ出してください」
14 = 1 :
吹雪「はい、了解しました!」
吹雪「駆逐艦・吹雪! <占いCO>です! 司令官こと提督を占いました! 結果○です!」
卯月「おおっ! COがでたぴょん!」
金剛「ブッキーが占い師!?」
浜風「吹雪が占い師ですか。初日に提督を占ったのですね」
吹雪「司令官を占った理由は初日なので適当です。結果は○! 狼じゃなくて安心しました」
卯月「吹雪ちゃんが占い師ぴょん?」
吹雪「うふふっ、見ていてね卯月ちゃん。深海凄艦なんか私が占って見つけてやるんだから!!」
卯月「何だか頼もしいぴょん」
58「頑張って欲しいでち」
金剛「期待してますよーブッキー♪」
吹雪「えへへ♪」
15 = 1 :
加賀「一航戦加賀<占いCO>をします。提督○」
卯月「えっ?」
16 = 1 :
加賀「占い理由は初日だから勘で選んだということに加え、提督はこの鎮守府のトップ。必然的に私達の中で発言力は強いわ」
加賀「立場的に進行に口を出される事が考えられる。ここが人狼だったら非常に厄介だと思い占ったわ」
加賀「結果は○。とりあえず安心ね。進行役をお願いしたいわ」
卯月「か、加賀さんも………?」
鹿島「練習巡洋艦・鹿島<占いCO>です! 提督さん、○です♪」
卯月「ふえっ!? 鹿島先生も!?」
鹿島「占い理由は、提督さんは私達にとって大事な人です。だから白黒ハッキリさせれば他のみなさんも安心すると思いました」
鹿島「結果は○。よかったです。ウフフッ♪」
17 = 1 :
赤城「三人もでましたね」
大井「定番の真狂狼ってところかしら?」
明石「3-0把握です」
浜風「この人数なら、狐が騙っている可能性も考慮しないといけませんね」
ビスマルク「三人ね………なら、二人は人外確定よね」
瑞鶴「占い候補三人。霊能は潜伏かしら?」
58「ってかみんなてーとく占い!?」
山風「ええっ………ちょ、ちょっと!」
卯月「なんで三人もいるぴょん? 占い師って一人しかいないんじゃ………」
18 = 1 :
金剛「OH-! こいつはラッキーデース♪ きっと元帥閣下が気を利かせて三人も占い師を用意してくれたのデスネ♪」
金剛「三人もいれば楽にウルフを見つけることができマース♪ 提督ぅ、よかったですネー♪」
提督「そんなわけないだろうが………」
瑞穂「三人の内二人は人外が騙っているということですよ」
卯月「み、瑞穂さん! どういうことぴょん?」
瑞穂「占い師が占いを続ければ人狼を全て見つけることができます。それを阻止するために人外側が占い師を騙りに来たという事です」
瑞穂「村人たちに誰が真の占い師かをわからせないために、そして場を混乱させるために嘘をついているのです」
卯月「なるほどなるほど、だから三人の内二人は絶対に偽物と………うーちゃん、理解したぴょん!」
金剛「う~~、占い師三人いれば楽勝デスのに………」
19 = 1 :
吹雪「そ、そんな………私以外に二人も………」
加賀「占い3ね。吹雪さんと鹿島さんが人外確定。把握したわ」
鹿島「偽物は貴方達でしょう? 乗っ取りなんてさせません!」
卯月「い、一体誰が本物ぴょん?」
20 = 1 :
提督「3-0把握だ。それにしても三人揃って俺占いかよ!?」
明石「しかも全員から○打ち………真っ白ですね提督」
大井「役に立たない占い候補達ね。これじゃ情報ないに等しいじゃない」
浜風「つまり提督は確定村人。俗に言うお弁当状態ですね」
卯月「お弁当?」
瑞穂「複数の占い師に〇出されてる村人の事をお弁当と言うのですよ」
瑞穂「本物だけでなく偽物からにも〇出されてるので、提督は確定で村人。人狼の可能性はありません」
卯月「なるほどなるほど。じゃあ、司令官は100パーセント村人なんだね。嬉しいぴょん♪」
58「そうでもないでち。確定村人ということは、それだけ狼に噛まれる確率が高いわけでちから」
浜風「だからお弁当と呼ばれてるんですよね」
赤城「提督がお弁当………何か凄く美味しそうな響きですね///」ジュルリ
提督「おい赤城、そのヨダレはなんだ!?」
21 = 1 :
瑞鶴「まぁ、前向きに考えれば提督さんが進行役として機能できることがわかったからいいんじゃない?」
ビスマルク「アトミーラルが進行役? それでもいいけど、共有者は出ないの? 進行役ならそっちの方がいいんじゃない?」
提督「はぁ~………俺が全員に○打ちか………」
提督「本当はもう少し様子見をしようと思ったが仕方がない」
22 = 1 :
提督「共有CO! 俺は共有者だ! 相方は潜伏中!」
吹雪「ええぇぇッ!? 司令官が共有者!?」
23 :
これは提督が食われるな(意味深
24 = 1 :
卯月「共有者って確か………二人いる確定村人だよね?」
瑞穂「そうです。誰が狼でもあり得る人狼ゲームに置いて、ただ唯一信じられる存在。それが共有者です」
卯月「あれ? でもだったら占い者達は………」
大井「そうね。三人揃って無駄占いしたってことよ」
吹雪「はうっ!」
加賀「………………」
鹿島「ご、ごめんなさ~い!!」
赤城「まぁ、初日ですし。仕方ないですよ」
25 = 1 :
提督「そういうわけで今後の進行は俺がとりたいと思うが。異存はないな」
浜風「賛成です」
ビスマルク「いいんじゃない?」
加賀「私はそれが目的で、初日に貴方を占ったわけだし」
瑞鶴「いつも通り提督さんが指揮をとってくれれば、私達からしても安心するわ」
提督「反対意見はないな。なら俺が進行役をとる。ではまずは――」
卯月「あっ、待って待って司令官」
提督「なんだ卯月?」
卯月「司令官は共有者だよね? だったら相方がいるってことでしょう? オープンしないぴょん?」
金剛「そういえばもう一人共有者がいるんでしたネー。折角だからオープンしちゃいましょうヨー♪」
提督「そうだな。なら相方よ、出てきてくれ! カモン!!」
26 = 1 :
シ―――ン!!
提督「………………」
浜風「誰も名乗り出ませんね」
大井「ちょっと、出るなら早く出てくれません?」
卯月「司令官? どういうことぴょん?」
提督「どうやら相方は潜伏を希望するようだ。ならその判断に任せようと思う」
卯月「およよ? どうしてぴょん?」
瑞穂「恐らく共有トラップを狙ってるのでしょう」
卯月「共有トラップ?」
27 = 1 :
瑞穂「もう一人の共有者も提督と同じく確定で村人。それがグレーの中に潜伏していれば、偽占い師にとって牽制にもなります」
瑞穂「もし、潜伏してる共有者に●を出したら、その時点で占い師は破綻となります。人外を炙りだす戦術の一つですね」
卯月「それが共有トラップ………共有者も共有者なりに狼をあぶり出そうとしてるんだ。すてきぃ~♪」
提督「ははっ、そんな大それたもんじゃないよ」
大井「私は共有者フルオープンした方がいいと思います。潜伏してる最中に狼に噛まれることもありえますしね」
大井「それに占い師からしたらグレー候補が増えるわけで、占い対象が広がってしまいます」
大井「なので、私個人としてはフルオープンをお薦めしたいのですが」
提督「オープンするタイミングは相方自身の判断に委ねる。共有者のことは共有者に任せて欲しい」
大井「………そこまで言うのなら了解したわ。無駄な時間とらせてごめんなさいね」
大井「こんな共有で大丈夫かしら」ボソッ
提督「聞こえてるぞこの野郎」
金剛「むぅ~! 大井は感じ悪いデース!」
28 = 1 :
提督「さてと話が逸れたな。では、白進行だし霊能も出てくれ」
浜風「霊能者もですか?」
卯月「霊能者って死体を判別できる人だよね。最初から出ていいぴょん?」
提督「占い候補が三人。それでいて白進行だからな」
明石「確かに占い師3で白進行なら出るのが無難でしょうか」
加賀「悪くないわね。私は提督の案に賛成よ。霊能には出てもらいたいわ」
大井「私は別に無理に出さなくてもいいと思いますけどね。結果報告だけなら明日にロケットCOしてくれればいいだけだし」
58「でも、誰が霊能者かわからない内に、今日の夜にオオカミさんに噛まれたりしたら困ると思うでち
大井「出てきた方が噛まれる確率が高いわよ」
ビスマルク「何か色々とまどろっこしいわね。それよりも占い師全員吊るせばいいんじゃない?」
卯月「ふえっ? 占い師を?」
鹿島「い、いきなり占いロラですか!?」
29 = 1 :
卯月「占いロラ………?」
瑞穂「ロラというのはローラーの略です。つまり偽物が確実に二人いる占い師達を全員を順に吊るすことですね」
金剛「Oh-なるほどネー。確かにいい作戦デース! これなら確実に人外2人を吊るせますしネー♪」
瑞鶴「そうでもないわよ。だってその代りに真占い師もいなくなっちゃうんだから」
赤城「序盤で真占いなしで狼を引き当てるなんてほぼ不可能です。しかもこの三人の中に狼がいたとしても一匹でしょう。もう片方の偽物は狂人でしょうし」
ビスマルク「あら? 真狂狼とは限らないでしょう? 占いの中に狐だっているかもしれないんだから。だったら早くにロラするのもそうそう悪手ではないんじゃない?」
浜風「確かに狐が占いを騙るのは稀にある手と聞きますが。少なくともこんな序盤でするにはリスクとデメリットが高すぎます」
鹿島「しかも全員が提督さん占いですからね。私が早々に呪殺を出しますからロラはやめてくれません?」
加賀「一匹も狼を見つけてない状態で退場するなんて馬鹿げてるわ」
大井「………なんか臭いわね。こんな序盤でロラ推しだなんて」
ビスマルク「なんですって?」ピクッ
30 = 1 :
大井「狐がいる可能性あるから悪手じゃない? それってなんだか狐が言いそうな台詞だと思わない? ビスマルクさん?」
ビスマルク「………あら? 私を疑ってるというの?」
大井「少なくとも、初日から占いロラだなんてセンスがありませんね。まるで呪殺が怖いから占い師を早くに消したい狐みたいな発言に見えるのですけど?」
ビスマルク「私はただ戦術案の一つを提示しただけよ。別にそうしろとは言ってないわ」
ビスマルク「それよりもこんな揚げ足取りして私を責め立てて狐扱いだなんてね………貴方の方こそ印象操作して私を人外扱いにしようとしてない?」
大井「センスない発言なんかするからよ。村人ならばもう少し頭を使ってから発言して欲しいわね」
ビスマルク「なんですって!?」ギロッ
卯月「あうぅ~~………」
58「二人とも恐いでち………」
吹雪「早速殴り合いが始まってるんですか!?」
金剛「いいぞ 二人ともやっちまえデース!!♪」
瑞鶴「ちょっと金剛! 煽らないでよ!!」
31 = 1 :
提督「その辺にしておけ。また話が逸れてしまったな………」
提督「ともかく占いロラはしない。少なくとも今日はな。それよりも霊能者はCOして欲しい」
明石「………わかりました。提督の進行に従います」
明石「工作艦・明石<霊能者をCO>します!」
卯月「霊能者が出たぴょん!」
鹿島「明石さんが霊能者なんですね」
大井「3-1把握よ」
加賀「対抗はいないかしら?」
提督「明石が霊能把握だ。COしてくれて感謝する」
提督「対抗はいないか? これ以降出るようなら偽物と考えるが?」
32 = 1 :
シ―――ン
提督「対抗は出ないな。よし」
金剛「これ、明石が本物と考えていいデース?」
浜風「そう考えて問題ないでしょう」
赤城「現時点で真濃厚ですね。この状況で真霊能が潜伏する必要もないでしょうし。むしろこれ以降出るよな霊能者は、提督の言うように偽物と考えるべきでしょうね」
鹿島「仮に明石さんが偽霊能者なら、本物は那珂ちゃんになりますか」
卯月「えっ、那珂ちゃんが霊能者の可能性もあるぴょん!?」
提督「ゼロではないな。今回のルール上、初日犠牲者が能力を持ってるの可能性がある役欠けアリだしな」
金剛「ええっ!? それじゃあ下手したら那珂ちゃんが占い師だったりする可能性もあるのデスか!?」
瑞鶴「最悪、その可能性もあるってことよね………」
明石「一応言っておきますが、私は本物です。証明する手段が無いのがつらいことですが………」
33 = 1 :
提督「可能性をあげていたらキリがない。ともかく今後は明石を軸に進行するつもりでいく。狩人は明石護衛を頼むぞ」
大井「護衛指定までするの!? それは反対よ!」
浜風「確かに護衛指定までされたら、狼側は霊能を襲わないでしょう。ですが、その代わりに真占い師が噛まれる恐れがあります」
提督「それはどうかな。占い候補が三人。真狂狼だとしても、狼視点、真占い師と狂人の区別ができてないはずだ」
提督「しかも占い対象が三人とも俺だしな。それにここには妖狐もいる。呪殺のためにも迂闊に占い師を襲えないだろう」
ビスマルク「私は指定護衛に賛成よ。明石が偽霊能の心配はないと思うし。抜かれると非常に厄介だわ。護衛指定する価値あるんじゃない?」
34 = 1 :
赤城「ですがそれ承知で噛む狼もいると思います。即抜き勝負を挑んでくるかもしれませんし。例え狂人を噛んだとしても、対抗の占い師の信用を落とす事ができるのですから」
58「ベグられるのは実際村側からしても厄介でち」
卯月「べ、ベグる?」
瑞穂「狼が騙りに出た狂人を嚙み殺して、真占い師の信用を落とすことを言います」
瑞穂「偽の占い師はめったに狼に噛まれません。噛まれることそれすなわち本物占い師である可能性が高いからです」
瑞穂「だから対抗を噛まれ、生き残った占い師は、例え本物でも偽物に見えてしまうんですよ」
金剛「なるほどネー………偽占い師である狂人を噛むことは、狼にとっても利点があるわけデースか」
大井「護衛指定は流石にやり過ぎよ。狩人に一任すべきだわ!」
赤城「私も大井さんと同じ意見です。護衛については言及しない方がいいでしょう」
提督「そうだな………前言は撤回する。護衛先は狩人の好きにしてくれ」
提督「でも俺としては霊軸で進めたいと思ってる。そこら辺のことは意識していて欲しい」
明石「了解です。狩人さん、できれば護衛してください!」
浜風「狩人の判断に任せましょう」
ビスマルク「指定護衛の方がいいと思うのに………これで霊能噛まれたらグダグダになるじゃない」
35 = 1 :
提督「さてと、そろそろ議論時間が終了するな―――では、本日の吊先についての話をするぞ」
58「うっ、吊先………!」ビクッ
卯月「こ、この中から誰かを解体しなきゃいけないぴょん?」
瑞穂「それがルールですからね」
金剛「うぅぅ~………誰も殺したくはないのデースが………」
大井「なら金剛さん。村柱COしてくれますか?」ニコッ
金剛「NO! NO! お断りデース!」
瑞鶴「何かさっきから大井が怖いんだけど………」
ビスマルク「私もそう思うわ………」
36 = 1 :
提督「吊先は俺が指定する。みんなそれに従って欲しい」
浜風「提督が指定するのですね」
赤城「グレランにはしないということですか」
卯月「グレラン?」
瑞穂「グレー(灰)をランダムに吊ることです。つまり暫定白・能力者CO以外の村人(灰)を対象に投票して、一番票をとった村人を処刑することを言います」
卯月「つまり、簡単に言えば誰か怪しそうな人を、みんな自分で考えて投票して適当に処刑するということぴょん?」
瑞穂「まぁ、その通りです。人狼ゲームの序盤でよく行われることですね」
卯月「ふーん………あれ? でも司令官はそのグレランをしないって言ってるぴょん?」
37 = 1 :
瑞穂「グレランにもメリットもありますがデメリットもあります」
瑞穂「潜伏している狼が多い場合、組織票により人外が釣りにくくなるということです。そしたら潜伏してる狩人やもう一人の共有者に票が集まり死亡することもあり得てしまうのです」
卯月「あっ、そうか………狩人さんもグレーの中にいるんだね」
瑞穂「ですから提督が指定すると言ったのでしょう。共有者である提督なら、狩人はわかりませんが、潜伏してるもう一人の共有者が誰かはわかります」
瑞穂「なので狼達による組織票での事故を起こす確率が減るということですね」
卯月「瑞穂さん、ありがとぴょん♪ 瑞穂さんに教えてもらわなきゃ今日一日中チンプンカンプンだったぴょん♪」
金剛「私からもサンキューネー♪」
瑞穂「ふふっ、いいのですよ」
提督「では指定するぞ」
38 = 1 :
提督「<仮指定・山風>」
山風「えっ………」
39 = 1 :
卯月「や、山風ちゃんを!?」
浜風「指定把握。やはり山風ですか」
吹雪「指定把握です。そうなっちゃいますよね………」
大井「妥当な位置ね」
赤城「把握しました。仕方のない事ですね………」
58「ゴーヤも納得です………正直、後半になるにつれて吊れなくなる位置でち」
加賀「把握しました。確かに、占いたくない位置ね………」
卯月「な、なんでみんな納得してるの!?」
提督「すまないな山風………敢えてCOは聞かない。黙って吊られてくれ」
山風「そ、そんな―――!」
40 :
ほぼステルスだし多少はね?
41 = 1 :
卯月「ちょっと司令官! どういうつもりぴょん!?」
山風「う、卯月ちゃん………」
卯月「何で山風ちゃんを吊ろうとするの!? うーちゃん全然わからないぴょん!」
卯月「これって狼を当てるのが目的なんでしょ! なのに何で山風ちゃんを吊ろうとするわけ!?」
卯月「山風ちゃんよりも大井さんとかビスマルクさんとか他の占い師達とか、もっと狼ぽい人はたくさんいるぴょん!!」
卯月「それなのに、なんで………」
提督「卯月、これはな――」
大井「なら逆に聞くけど。山風さんが村人だって言えるわけ?」
卯月「お、大井さん………」
42 = 1 :
大井「貴方は私を怪しいと言ったけど、なら山風さんはどうかしら? 怪しくないと言えるわけ?」
卯月「あ、怪しくないぴょん!」
大井「本当にそう思うの? なら山風さんが村人だと言える理由を言いなさいよ」
卯月「そ、それはもちろん―――え、えっと………」
大井「言えるはずないわよね」
大井「だってその子は今日、ほとんど発言していないんだもの」
山風「あっ、うっ………」
43 = 1 :
大井「何も喋らずに潜伏して吊りを回避しようとする。狼や狐がしそうな行動と思えない?」
卯月「そ、それは………」
山風「わ、私は何も喋らなかったの………だ、誰が狼だとか、本物だとか、全然わからなかったから………」
卯月「ほ、ほら! 山風ちゃんもこう言ってる! 山風ちゃんの性格ならこうなっても仕方がないぴょん!」
大井「アンタねぇ………そんな理屈、この人狼ゲームには通じないわよ」
大井「狼達は化けた相手の姿だけでなく記憶までコピーする。だからこの子はこういう性格だからとかいう理屈は通じないのよ」
卯月「で、でも………うーちゃんには何となくわかるぴょん!!」
卯月「山風ちゃんは………本物だって………」
山風「卯月ちゃん………」
提督「………」
大井「チッ、まったくとんだ茶番ね………」
44 = 1 :
大井「いいわ。だったら教えてあげるわ。これは人狼ゲームの定石の一つ、『寡黙吊り』ってやつよ」
卯月「か、寡黙吊り?」
大井「正直なとこ、誰も山風さんを人外だとは思ってないわ。貴方の言うよう、ほぼ村人と見て間違いないでしょうね」
卯月「だったら!!」
大井「でも、村人だから何だというの? 今日一日でも喋れることはあったのにこの子は何も言わなかった」
大井「そんな狼が誰かもわからないような子を残して村人側に何の得があるというの? 何もないじゃない」
大井「むしろ後半になれば狼達にSG(スケープゴート)として利用されかねないわ」
卯月「そ、それは………」
大井「この寡黙吊りの真の意味は、例え村人だとしても必要ないから吊ろうっていう意味なのよ。グレランで狩人を処刑しないようにね」
山風「ひ、必要ない――!!」
卯月「そんなの酷いぴょん!!」
大井「だからこれ以上駄々こねないでおとなしく吊られてちょうだい。貴方が深海でなければ私達のために死んで役立って欲しいのよ」
45 = 1 :
山風「て、提督………そうなの 大井さんが言った通りなの………?」
提督「………すまない、山風」
山風「そ、そんな………!」
山風「い、嫌だ! 死にたくない! 恐い! 嫌ぁ!! またあの深い海の底に行くのはいやぁ………嫌だよ!」
山風「助けて提督! 山風を殺さないで! な、何でもするから………次からちゃんと喋るから………!」
山風「死ぬのは恐い………恐いよぉ……うっ、うえぇ………」ポロポロポロ
卯月「や、山風ちゃん………」
提督「………………」
46 = 1 :
提督「ごめんな山風。俺は提督として、共有者として、このゲームに勝たなきゃいけないんだ」
提督「そのためなら何でもする気でいる。それが例え、お前のような人狼ではないであろう艦娘を解体することであってもだ」
山風「て、提督………」
提督「でも、大丈夫だ! この先俺達は絶対に勝ってみせる! 勝てばお前は那珂ちゃんと一緒にに生き返ることができるから」
山風「で、でも………」
提督「だから後は俺達に託して欲しい。必ずお前を生き返らせてみせるから!」
山風「提督………」
金剛「提督の言う通りネー! 私達は絶対に勝ちマース!!」
山風「こ、金剛さん………」
47 = 1 :
吹雪「山風ちゃん、大丈夫です! 私が狼を全員見つけちゃうんだから!」
浜風「最善を尽くします。だから後は私達に任せてください」
瑞鶴「そういうことよ。たった三匹の深海ぐらい楽勝なんだから♪」
加賀「慢心はしちゃダメよ五航戦。でも、その通り。私達は絶対に負けないわ」
赤城「慢心はしません。必ず山風さんを生き返らせます」
鹿島「提督さんがちゃんと指示してまとめてくれますから♪ 絶望村になんかはなりません!」
58「ゴーヤも頑張るよ!」
ビスマルク「のんびり待ってなさい。この私を信じてもいいのよ?」
瑞穂「及ばずながら、私も全力を尽くします」
明石「霊能者として村に貢献しますから!」
卯月「山風ちゃん………うーちゃん頑張るぴょん!」
卯月「山風ちゃんも他の艦娘達も、絶対に救ってみせるぴょん!」
山風「卯月………ちゃん………」
48 = 1 :
大井「そういうことよ」
大井「人狼ゲームの定石の一つ。吊られた村人は残りの村人を信じて後を託しなさいってね」
大井「必ず勝ってみせるわ………だから、少しの間だけ我慢してなさい」
山風「お、大井さん………」ウルルルッ
49 = 1 :
山風「………わかりました。提督、わ、私………恐いけど、解体されにくね………」
山風「私じゃ狼を見つけるのに、力になれないから………だから待ってるね」
山風「提督やみんなが勝つって………信じて待ってるから」
提督「ああ、任せろ山風。必ずお前を生き返らしてみせる!」
提督「では、<本指定・山風> みな票を合わしてくれ」
提督「占い候補達は各人が怪しいと思う奴を占い、明日一番に結果報告すること」
提督「あと、もし俺が明日噛まれたら、相方が即COするからそいつの指示に従ってくれ」
提督「俺からは以上だ………みんな、必ず勝つぞ!!」
全員『了解!!』
<議論時間の終了です。投票に移って下さい>
50 = 1 :
<投票結果>
・提督→山風
・吹雪→山風
・卯月→山風
・浜風→山風
・金剛→山風
・ビスマルク→山風
・瑞穂→山風
・明石→山風
・大井→山風
・赤城→山風
・加賀→山風
・瑞鶴→山風
・伊58→山風
・鹿島→山風
・山風→大井
山風14票 大井1票
―――村民投票の結果、駆逐艦・山風は解体されました―――
――残り村人 14人―――
みんなの評価 : ○
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