元スレ京太郎「おいでませ!」宥「松実館」玄「GX!」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
452 = 1 :
京太郎(……寝られない)
宥「んぅ」スゥスゥ
玄「えへへぇ、おにぃちゃん……」スゥスゥ
京太郎(あー宥さんに関しては抱き着いてるしなぁ、玄もほぼ密着状態だからやらかいし……でも手は自由か)
京太郎「んっ」ノビー
パシッ
京太郎「携帯、取れた……てかメールか、ああ智葉さんから10件……10件?」
京太郎(ま、まぁ良いか……)
京太郎「ふむ、しかしまぁ……トシさんからのメール、また意味の分からんことばかりを、文章で見ると改めて意味わからん」
京太郎(だけどまぁ、この人が言うことって結構、的を射てたりするからなぁ)
プルルルッ
京太郎「っ!」ビクッ
宥「んぅ……」モゾモゾ
京太郎「っと」ピッ
スッ
京太郎「もしもし、私だ」ヒクイコエ
エイスリン『エッ』
京太郎「なに、私を世界二位だと言う奴がいる?」
エイスリン『マ、マチガエマシタ』
京太郎「いや、間違えてないです」ハハッ
エイスリン『……モウ!』
京太郎「あははっ」
エイスリン『イジワル……』
京太郎「すみません、にしてもこんな時間にどうしたんです?」
453 = 1 :
エイスリン『応援、行けなかったから』
京太郎「ああ、別に良いのに……」
エイスリン『デモ、セッカク……ドラゴンスレイヤーッテ』
京太郎「ああ~知れ渡ってますね」アハハ…
エイスリン『カッコイイネ!』
京太郎「そりゃ、ありがとうございます」フッ
エイスリン『チョット、コワイケド』
京太郎「怖いんだ」
エイスリン『デモ、スキダヨッ♪』
京太郎(告白したい、そして振られたい)
京太郎「そりゃ、ありがたいけど……明日、優勝できるか不安なんですよね」ハハッ
エイスリン『ダイジョウブ! キョータロナラ!』
京太郎「そう、ですかね?」
エイスリン『ウン!』
京太郎「……ありがとうございます」フッ
エイスリン『コンナ、ジカンニ、ゴメンネ』
京太郎「いえ、むしろありがとうございます」フッ
エイスリン『……ウン、マタネ!』
京太郎「はい、また」
ピッ
京太郎「……可愛い」
宥玄「へぇ」
京太郎「!?」ビクッ
454 = 1 :
京太郎「ね、寝てたんじゃねーの!?」
宥「さすがに、起きちゃうかなぁ……」
玄「うん」ムスッ
京太郎「……寝るか」
宥「あの宮守の子でしょ?」
京太郎「ま、まぁ……」
玄「むぅ、お義兄ちゃん、浮気は妹として見過ごせないよっ!」
京太郎「義妹が一緒に寝るのか……」
玄「きょ、兄妹なら普通だよっ、義理とは言えお姉ちゃんの旦那さんになる京太郎くんなら」
宥「は、話が勝手に進んでるっ」カァッ
京太郎「いや、冷静に考えてこれ不倫だよ」
玄「ふ、ふふふ、ふりんっ!?」カァッ
京太郎「なんで赤くなった? お前憧のムッツリという大事なキャラ取るなよ」
玄「だ、だってそ、それって……お、お義兄ちゃんと私が……」マッカ
京太郎「と、言ってますがどう思います宥さん?」
宥「わ、私京太郎くんが、結婚……じゃ、なくてっ、よ、良くない……」
京太郎「ですよね」
宥「ことも、ない、かなぁ?」
京太郎「ファッ!?」
455 = 1 :
玄「お、お姉ちゃん公認!? どどど、どうしようお義兄ちゃん!?」
京太郎「やめてまだ学生! 結婚もしてないしできない! よって不倫なんて存在しない!」
宥「そ、そもそも、わ、私と京太郎くん……つ、付き合ってるわけじゃ、ないもんねっ」
京太郎「そ、そうですよね、う、浮気もない……」
玄「……それじゃあ、私がお義兄ちゃんと付き合っても、浮気じゃないんだ?」
京太郎「へっ?」
玄「私が、お義兄ちゃんと……恋人になっても、良いんでしょ?」
京太郎「待て、お義兄ちゃんの概念が崩れる……!」
玄「……お義兄ちゃん」
京太郎「そうなればもう、お義兄ちゃんじゃあないっ……!」
玄「いいよ、それでも……いいよ、ね? お義兄ちゃん、好き、でしょ?」ギュゥッ ムニュ
京太郎(お、おっぱい……とは口が裂けても言えない)
宥「だ、だめっ……!」
玄「……なんで?」
宥「だ、だってそれはっ」
京太郎(あれ、これ修羅場?)
456 = 1 :
玄「お姉ちゃん、いいの?」
宥「そ、それはっ……」
玄「お義兄ちゃん、盗っちゃうよ?」
宥「だ、だめっ……!」
京太郎(俺の左右で行われるこの修羅場、俺はどうしろと……そして二人からの密着をうけて俺の京ちゃんが……)
宥「だ、だめ……っ」
玄「……うん、やっぱり一番はお姉ちゃんだよ」アハハ
宥「えっ?」
玄「……二番目は私だけど」
京太郎(え、どういう展開?)
宥「玄ちゃん……」
玄「お姉ちゃん、私がお義兄ちゃんと仲良くしてても……怒らない、でしょ?」
宥「うん……あ、あんまり仲良くしてると、その……や、妬いちゃう、けど」
京太郎(え、宥さんかわいすぎなんだけど、好きなの? 告白して結婚したい)
玄「えへへ、だってお義兄ちゃんっ」ギュゥッ ムニュムニュ
京太郎「ふぉあっ!?」
宥「むぅっ」ギュゥッ
京太郎「結婚したい」
宥「えっ……そ、その……も、もうちょっと、待ってね?」カァッ
京太郎(……結婚したい)
玄「そしたらずっと一緒にいられるね! お姉ちゃんも私も!」
京太郎「どういう関係っすか」
宥「え、えっと……二人の、京太郎くん?」
京太郎「……え、なにその爛れた関係」
玄「た、爛れてないよ素敵な関係だよ!」
京太郎「いや爛れてるね、お父さんに俺が殴られる」
宥「その心配はなさそうだなぁ」
457 = 1 :
―――朝【ホテル:女子部屋】
京太郎「少しのズレも許せない、せこい人間になってたよ……」
憧「は? B'z、なんで?」
京太郎「なんつーか、僕は君だけを傷つけないっていうかさ」
灼「玄、なにかあった?」
玄「えっと……お義兄ちゃんがお義兄ちゃんになる確率が、上がった?」
穏乃「今まで確率が高くなかったの?」
玄「なんていうか……う~ん、お姉ちゃんがお義兄ちゃんのこと大好きだってことかな!」
宥「ちょ、ちょっと玄ちゃんっ!」カァッ
京太郎「幸せだなぁ」ホッコリ
灼「殴りたい」
京太郎「なぜに!?」
晴絵「」
灼「ハルちゃんが死んでる……」
玄「そして私もお義兄ちゃんが大好きなんだよっ!」ニコッ
京太郎「ぶふぉっ!」
宥「お、大声でそんなことっ」
憧「な、なにぃ~!!?」
灼「こ、これは修羅場なんかじゃあない……姉妹まとめて!」
穏乃「最低だね」ジト
京太郎「ち、違うんだ!」
玄「えへへ、私もまとめて愛してくれるんだよねっ!」
京太郎「そ、そうだとしてもだ!」
憧「うわぁ~」
穏乃「もうなんていうか……そこまでいくと尊敬するよ」
灼「落ち着いて」
458 = 1 :
―――午後【会場:メインホール】
京太郎「くそっ、どうしてこうなった!」
憧「大体自分のせいでしょうに」
京太郎「そうだけどさぁ!」
やえ「……そ、その、沢山の女の子に手を出すのは、良くないと思う」ジト
京太郎「はい、すみません、だからその眼やめてください、心が折れます」
智葉「友人として、理解してやりたいぞ?」
京太郎「できないってのはわかりました」
エイスリン「が、ガンバ!」
京太郎「うっす……」
初瀬「最低」
京太郎「うるせぇ!」
初瀬「ちょっとあたしの場合当たり強いのなんなのよ!?」
京太郎「なんでお前に優しくするんだよ! だったら憧を甘やかすね!」
初瀬「このクソホモ!」
京太郎「誰がホモだテメェ!?」
初瀬「憧から聞いた!」
京太郎「憧ぉ!」
憧「ひっ、お、落ち着きなさい!」
京太郎「こうしてくれる!」デコピン
憧「痛ぁっ! デコピン痛ぁっ!!?」
京太郎「くっそぉ、最終日なのになんだこのテンションは!」
須賀母「すっかりクズになったわね、京ちゃん」
須賀父「さ、さすが俺の息子だ」ボロッ
京太郎「なんだこいつら応援に来たんじゃないのか!?」
須賀母「そのつもりだったんだけど……」
須賀父「き、気を付けろ……た、沢山の女に手を出すのは身を滅ぼす……」
京太郎「だろうな」
459 = 1 :
玄「え、えっと……」
須賀母「あら、宥ちゃんに玄ちゃん、ありがとうねぇうちのバカ息子を」
宥「きょ、京太郎くんはその……とっても、頼りになります」ニコッ
須賀母「……大事にするのよ京ちゃん」ホロリ
京太郎「わかってるわ!」
宥「わ、わかってるんだ……」カァッ
玄「おお、さすがお義兄ちゃん! 私も大事にしてねっ!」ギュッ
京太郎「当然だわ!」
須賀父「俺のできなかったことを平然と、そこに痺れる憧れ」
須賀母「ん、憧れるって?」
須賀父「ち、違う、違うぞぉ!」
京太郎「……放っておいて行ってくるか、戦場に!」バッ
玄「頑張ってねお義兄ちゃん!」
宥「待ってるねっ」ニコッ
京太郎「はい!」
男子N「きたかドラゴンスレイヤー! この大会、バリアンが制す!」
男子D「この白き盾の名に恥じぬ力で貴様を倒す!」
男子M「ドラゴンスレイヤー、絶対に許さん!」
京太郎「……ぐはっ!」
玄「お義兄ちゃん!?」
晴絵「せ、精神攻撃だ、かつて“とある病”にかかった者だけが……ぐはぁっ!」
灼「ハルちゃぁん!」
初瀬「ぐはぁっ!」
憧「初瀬、あんたもなのね……」
460 = 1 :
今回はここまで
この世界の人間はノリだけで生きてるので基本的にネジが飛んでるよ!
こわい世界線だね
そんじゃまたー
462 :
乙です
レジェンドはあと何度このルートで[ピーーー]ばいいんだ
早く幸せなルートに行ってあげて!
463 :
乙~
ハルちゃんは理由こじつけて一夜限りの関係持ちそう
465 :
乙
甘い…平和だ
てかなんでバリアンがww
467 :
舞ってた
468 = 1 :
―――【会場:対局室】
京太郎(さてと、しかしまぁ……抵抗するわな)
男子V「やるじゃぁん?」
京太郎(しかしまぁ、ドラゴンスレイヤーっても警戒されてるとな……でもまぁ、ドラを引かれさえしなきゃ俺の能力は不干渉)
京太郎「でもまぁ、ドラを増やせばな……カン!」
男子D「姑息手を……」クッ
京太郎(ま、これも運次第ってとこだな)
男子M「カン!」
京太郎(なっ、自らドラを増やした!?)
男子M「私はカンしたことでドラをこの手に呼び寄せることができる……!」
京太郎(ドラを引いた、だと? まさか俺のドラゴンスレイヤーを倒す能力を……!?)
男子M「そしてそれによって私はロンでき……なにっ!?」
京太郎(あ、通用してた)ホッ
男子M「こ、これほどの屈辱は初めてだ……!」
京太郎(それはお前のミスじゃ)
男子V「あ~らら、いけてないんじゃな~い?」
469 = 1 :
京太郎(ドラを増やしてがんじがらめにする!)
京太郎「カン!」
男子D「そのカン成立せず!」
京太郎「なにっ!」
男子D「今までの私と同じと思うな! これが……セプスロ!」ドンッ☆
京太郎(い、意味がわからんが恐ろしく強いということだけはわかる……!!)グハッ
―――【観客席】
玄「お義兄ちゃんっ」
宥「きょ、京太郎くん……!」
晴絵「せ、セプスロ……なんだか恐ろしい気配がする」ゾクッ
智葉「なんだ、あの攻撃は……」
初瀬「精神が焼き切れちゃう! 死なないで京太郎、ここを乗り越えればバリアンを倒せるんだから!」
憧「次回、京太郎死す」
灼「京ちゃんが死んだ!」
晴絵「この人でなし!」
470 = 1 :
穏乃「ところで、バリアンってなに?」
玄「あの三人のことだよ!」
穏乃「チームバリアン、ハートランド学園に通う男子団体戦優勝チーム……」ゴクリ
灼「……なに県?」
憧「シッ、聞いちゃダメよ!」
灼「えっ……でも」
初瀬「知らない方が良いこともありますよ」
やえ「……私も気になる」
初瀬「えっとですね!」
灼「レズめ」
初瀬「レズじゃない! 尊敬が加速してるだけだって!」
憧「初瀬ぇ、あんたはそんな子じゃなかったはず……ちょっと過激な少女マンガとか好きだった普通の子なのに」
初瀬「それ言う必要あった!?」
やえ「初瀬……」
初瀬「ああ、そんな哀れむような目で見ないで!」
智葉「良いから京太郎の試合を見ろ!」
471 = 1 :
男子D「うわぁぁぁぁー!」ヒュー
男子V「京太郎巡査、ご苦労さん!」ビシッ
男子M「わたしの美しいタキオン……」バタッ
京太郎「ど、どうにか勝てた」
―――その後【廊下】
京太郎「ぐっ……」ガクッ
宥「きょ、京太郎くんっ!」タッタッタッ
京太郎「ゆ、宥さんか……ありがとう」
玄「お義兄ちゃん、大丈夫?」スッ
京太郎「玄も……お、恐ろしい力だった、バリアン……」
晴絵「でも優勝チームを倒すなんて、やっぱスゴイよ京太郎は」フッ
京太郎「だけど、最後はなんとか逃げ切ったみたいなもんですよ……後半は赤牌でドラを」グッ
智葉「やはりドラゴンスレイヤー、ドラを使われるのもプライドが許さないか」フッ
初瀬「ぐはぁっ!」
やえ「ど、どうした初瀬!」
初瀬「ふ、古傷が……」
憧(一時好きだったよね、初瀬……二つ名とか)
宥「きょ、京太郎くん」
京太郎「っ……次の、試合が」
玄「お義兄ちゃん、無理しないで?」
京太郎「……いや、ここまで来たんだ。死んでも……勝つ!」
灼「麻雀って死ぬの?」
智葉「死ぬかはわからんがダメージはあるだろう?」
灼「え」
エイスリン「イタイ」
灼「麻雀って……」シロメ
472 = 1 :
京太郎「……次、か」スッ
宥「きょ、京太郎くんっ……無理、しないでっ」グスッ
京太郎「大丈夫です。ちゃんと殺します」ニコッ
灼晴憧(こ、こええぇぇぇぇっ!!?)ナミダメ
玄「絶対、だよ?」
京太郎「はい、もちろん」フッ
初瀬「……やえさん、良いんですか?」
やえ「へっ!? な、なにが!?」
初瀬「いや、自覚無いなら良いんですけど……」
エイスリン「ガンバ!」グッ
智葉「京太郎、応援してるぞ」フッ
京太郎「はい……行ってきます!」
晴絵「え、なに、最終決戦?」
灼「違うけど……確かチームバリアンのエースが出てくるはず」
晴絵「エースって言うと……確か」
「出た、マジックコンボだ!」
晴絵「あ~なんか呼び名が3、4あってわけわかんない」
灼「とりあえず札付きの悪らしいよ」
憧「出場停止になれば京太郎の勝ちね」
宥「京太郎くんは、それじゃ喜ばないんだよね、きっと」クスッ
憧「確かに」ハハッ
宥「……京太郎くんっ」
玄「大丈夫……きっと、お義兄ちゃんなら」
473 = 1 :
京太郎(……ドラを増やすか? いや、ここでカンしたら手の内が)
男子S「チッ、イラッとするぜ!」
京太郎(ドラを持ってるのは確かか)
男子K「ふん」タンッ
男子S「ドラを捨てた……ミスか?」
男子K「俺がミスだと、とんだロマンチストだな!」
男子S「なにっ!」
京太郎(うるせぇ)
男子Y「おいおい、仲良く麻雀しようぜ」
男子S「誰が!」
男子K「ふん」
京太郎(うるせぇ……)
男子Y「ほいっと」
京太郎「そいつだ、ロン」
男子Y「おお、やるなぁ! さすがだぜっ!」ニッ
京太郎「……楽しそうだな」ハハッ
男子Y「せっかくの決闘なんだ、楽しまなきゃ損だろ!」
京太郎(決闘? 麻雀で? でもまぁ……)
京太郎「楽しまなきゃ損ってのは同感だ」フッ
男子Y「だろ!」
男子S「おい、どういうことだ!」
男子K「知るか」
京太郎「仲悪いな」
男子Y「そんなことないって! 本当は仲良いんだぜ!」ハハハッ
京太郎(まぁなにはともあれ……ここで楽しむ、けどまぁ……あわよくば新しい力とか、目覚めないもんかね)
―――【観客席】
トシ「ないね」
エイスリン「?」
トシ「いや……でもまぁ、自分自身じゃ無理でもあるいは」チラッ
エイスリン「?」キョトン
智葉「む?」
玄「へけ?」
宥「ん?」
トシ「……まぁなにはともあれ、確定かね」
晴絵「なにがですか?」
トシ「京ちゃんがあんたルートはいかないことが」
晴絵「」
灼「なんでそんなこと言った!」
474 = 1 :
京太郎(なんだ、アイツ……ドラを持ってる気がする!)
男子K「……ツモ」
京太郎「ッ」
男子K「三暗刻自風……ドラ2」
京太郎(また赤牌っ!?)
男子K「6000・3000だ!」
京太郎「……はい」
男子Y「おお~親じゃなくて良かったぁ」
男子K「赤牌は殺せないか?」
京太郎「くっ」
男子S「俺の時もそうだったな」
京太郎(バレてなかったってのもびっくりだけどな……いやこいつらたぶんちゃんとテキストとか読まないタイプだ……ん、テキストってなんだ?)
男子Y「おおーでもなんでだ?」
男子S「そうだな、ドラゴンスレイヤーなのに」
男子K「これからお前の相手はこういう手が多くなるだろうな」
京太郎「でしょう、ね」
男子K「だから、俺で慣れておけ」フッ
京太郎「え?」
男子K「それか、しっかり赤牌もドラゴンだとして倒すんだな」
京太郎(ドラゴン……赤牌は、ドラ……)チリッ
男子S「にしても、ダメージ結構食らっちまってるな」
男子Y「へへっ、俺のライフも結構ヤバくなっちまった!」
京太郎(点だろ……って、前のダメージも残ってるか)チッ
京太郎「でも……勝つ」フッ
475 = 1 :
京太郎「っ……ツモ、三色トイトイ白ドラ3!」ダンッ
男子Y「うわぁあー!」
男子K「ぐわぁっ!」
ト _,, -‐ ア
r‐l \~ ィ´
イ l ヽ 〈
ト 、,,____/___, ' l、ヽ
‐- k-‐<ヲ,,,,,__、-、 _〉z_ ,`ニニ= __,, -- ^~
`_;;ェ='フ 〉{ °Y´°}K‐-_,,─---─ イ
´ _, イ.6ll  ̄ /ミ≡イD^~\ ∠k
<_^~_ !、 リ、 /7 /リ _____ヾ、,,,,,_____ ヽ
(⌒) イ~^ ==\〈ヾ、凵ィ ノ _,,=ヲ^^~~ ̄` ` ´
r‐ 、_j~~ \__ ィ つ \、〈〉,'/,//
し'、ノヾ _/、~==、 `Y´,r"/
r-‐j _-´}. \ ヽラl、 ql llf7
j y7__)__,;´ィ y' 》-‐‐l、 `! l、 .ll ll'|
'" t_ノ~\__∠ィ ' ヽ、 ll .ll ll | , 、 y 、
_〉 .ll l」 ll l__ l j | /
.//|_ll__.ll_〉コ_ -‐d」_二ニd」
_,, -‐ ^~^ ‐- ..,,__ |ー| ! o〔 凶 〕卜 _ゝ==  ̄ ⌒ヽ、
男子S「くっそぉ!」
|\ /| j }::::::::::::::::::::/_, -‐:::7
|:::::\ /└∧∧/  ̄`ヽ::::::::::::::|::::::::::::::/
. |::::::::::\/ ̄ ^~^x≦=== |::::::::::::l::::::::::::/.|
. |::::::::::::::/ '二,_ ' // ̄o フ7|::::::::::::i:::::::::/.:::i
|:::::::::::/}Y__゚_|!、` ゙\ニ二/ .|::::::::::::i::::::::{::::::l
|::::::::// 三 ___ 三三 |::::::::::::|:::::::l:::::::| ト、
;::::::/.:| / -¬ヽ .|::::::::::::|::::::::!::::::!. |:::ヽ
/.:::::::::::| |ゞ ____ハ |::::::::::::|::::::::l::::::| |ヽ |:::::::}
/ /.:::::::::::∧ |, / ハ |::::::::::::|::::::::ゝ::」 |:::ヽ /.:::::::!. ,|
. /.:| /.:::::::::::/::∧ {r二二二ノ |:::::::::::::\::::::::::::/.::::::V.:::::::/ ノ:}
/.::::| //.:::::::::::/.::::::∧  ̄三 ̄´ ./|::::::::::::::::::\_/.::::::::::}:::::://.::/
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476 = 1 :
京太郎「8000オール!」
男子Y「へっ、すげぇかっとビングだぜ!」
京太郎(勝った、次っ……あと一回!)
男子Y「ん? おい、どうした……二人共、麻雀でのダメージが!」
京太郎(玄、宥さん……待ってろ……今戻る!)フラッ
男子Y「くっそぉ! 絶対に許さねぇぞドン・サウザンドぉ!!」
男子(うるせぇ……)
477 = 1 :
―――【???】
京太郎「あれ、ここ……旅館、か?」
???「まーじゃんやりたい!」
??「良いわよ、おいで京太郎くん」クスッ
???「うん!」
京太郎(あれ、小さい頃の俺と……親父とお袋と……)
須賀父「まったく、露子さんに甘えすぎるなよ」
須賀母「ごめんね」クスッ
露子「ううん、二人の子供だもの」クスッ
須賀父「あれ、露子さんとアイツ……えっと、姉妹だっけ?」
露子「ええ」ニコッ
京太郎(子)「つゆこさんのそれ、カッコいいね!」
露子「あら、そう?」クスッ ナデナデ
京太郎(子)「う、うんっ!」カァッ
須賀父「やはり俺に似たか」
須賀母「巨乳好きなところ?」
須賀父「お前それ自分のこと巨乳って言ってるからな?」
京太郎(なんだこれ……てかこれ、露子さんって宥さんに似てるし、きっと……てか後ろに……赤い、龍?)
露子「京太郎くんも頑張ればきっと強くなれるわよ」フフッ
京太郎(子)「そしたら、つゆこさんと結婚する!」
露子「私はもうしてるから」アハハ
須賀父「NTRか!」
須賀母「親友のお嫁さんを息子が?」
須賀父「……なんてニッチでコアなんだ、さすが京太郎」
須賀母「もう死んじゃうとか?」
須賀父「つめてぇ……ホントに死んだらどうする!」
須賀母「保険金掛けるまで待っててね」ニコッ
京太郎(子)「つゆこさん、どんなおとこが好き!?」
京太郎(恥ずかしいことを、てかなんだこれ……なに見てんだ俺)
露子「う~ん、私より強い人、かな」クスッ
須賀父「いや、アイツ全然麻雀強くないじゃん」
須賀母「黙ってなさい、ね?」ニコニコ
須賀父「あ、はい」
478 = 1 :
京太郎(子)「それじゃあつよくなる、ぜったい!」
露子「ふふっ、それじゃあ期待してるわね?」
京太郎(子)「うん! ぜったいその龍、たおすからな!」
露子「ええ」ニコッ
京太郎「あ~なるほどね。俺が昔麻雀チラッとやってた理由も、なとなくわかった。にしても会ってなかったのか、宥さんとか玄とは」
??「まぁこれも因子のちょっとした変化って奴さね」
京太郎「へ?」
??「いやまぁ……あんたはあんたでいつもどこでも妙な因縁抱えてるねぇ」
京太郎「聞き覚えがある声……?」
??「ま、気にしないで良いよ……ほら」
京太郎「え……あれ?」
露子「……京太郎くん、すっかり大きくなって、身長も抜かされちゃった?」
京太郎「ど、どういう……ゆ、夢?」
露子「どっちでも良いじゃない。それよりどう? 私は、負けちゃうかな?」
京太郎「……ええ、あなたを倒すためにたぶん、俺はこれを」
露子「……でも、まだ足りない?」
京太郎「はい……赤龍は、殺せない」
露子「なら、どうするの?」
京太郎「だったら……」
480 = 1 :
眠い、寝る
まぁほとんどノリで書いてるからたまに後悔する
話の大筋とかは決まってんだけどどうにも細かいとことかね
そんじゃまたー
484 :
乙
結構好きな展開
にしてもどうなってんだこのインハイ…やっぱドン千最悪だな
485 :
ドン千川?(難聴)
486 :
男子Y先生の連続シャイニングツモが発動していたらちょっとヤバいかったな
489 :
ブームなるほどなるほど
490 :
連休って素晴らしい
491 = 1 :
―――【休憩所】
京太郎「ふぅっ……」ドサッ
晴絵「疲れてるね」ハハッ
京太郎「まぁ、そりゃ……優勝チームと、ですからね」ハァッ
晴絵「男子Yと男子Kが優勝チームに入らなかった理由は強い仲間が揃わなかったとかいう話があるぐらいだからね」
京太郎「そんな……でも、三人がやりあってくれたおかげで漁夫の利を得られた、か……」
初瀬「自信もてば? あんたは十分強いでしょ」
京太郎「お、おう、ありがとな」
初瀬「……」フイッ
智葉「だが、奴らが個人戦で負けた理由はいくつかある……」
京太郎「え?」
やえ「ああ、牌の創生、役の創生も禁止されてしまったからな」
灼「え、牌を作るの? 役も?」
智葉「既存では無い牌を創生して既存にはない役を完成させて和了るんだ」
憧「ゆ、許されるの?」
灼「みたいだね」シロメ
憧「」シロメ
穏乃「阿知賀の山に帰りたいなー」
京太郎「くっ、本気だったらどうなってたかわからない、か……」
宥「でも、京太郎くんは、勝ったんだよ?」
京太郎「っ」
玄「うん、それが禁止されても勝つのなんて難しい、けど勝ったんだよ。だから良いんだよ……それにその人たちのために」
京太郎「ああ、そうか……俺が、勝つ。次の……決勝も」グッ
宥「うん、それでこそ京太郎くんだよっ」ニコッ
京太郎「だが、俺のドラゴンスレイヤーも……」
492 = 1 :
宥「ううん、京太郎くんはもう……やれるはずだよ」ギュッ
京太郎「え?」
憧(なんでナチュラルに恋人繋ぎしてんのあの二人)
穏乃(山行って熊を一体伏せてターンエンドしようかな)
灼(ハルちゃん……)チラッ
晴絵「」
灼「ハルちゃぁん!」
京太郎「やれる?」
宥「うん、殺せないなら殺せるぐらいになるまで……自分のレベルを上げれば良い」
京太郎「自分を……」
宥「うん、京太郎くんならもう超えられるはずだよ。壁も……お母さんも」ニコッ
玄「え、お母さん?」
宥「あ、え……なんで、今、私お母さんなんて」
京太郎(殺す、ドラゴンを……)
京太郎「……ドラゴンスレイヤーと、して」ギンッ
493 :
ランクアップで翻が上がったり捨て牌呼び出して役が付いたりするのだろうか
494 = 1 :
京太郎(必ず……)フラッ
宥「あ、と、突然立ち上がったら!」
京太郎「いえ、平気です。こんなところで倒れててもしょうがない」ハッ
晴絵「……決勝は、長いよ」
灼(は、ハルちゃん……わざわざ京太郎を心配して地獄から舞い戻るなんて、スゴイ!)
憧(やっぱすごいわね、ハルエは)
晴絵「団体戦然り、前半後半で別れてる……京太郎の精神が持つ保証はない」
京太郎「持たせます。あの人たちに勝ったんだ。じゃなきゃ……会わせる、顔がない」フッ
晴絵「……そ」フッ
京太郎「だから、行ってきます……」
宥「京太郎くんっ」
京太郎「……」フッ ナデナデ
宥「あっ……」
京太郎「待っててください……玄も」ナデナデ
玄「うんっ、お義兄ちゃんを待ってるよ……!」ニコッ
495 = 1 :
―――【対局室】
京太郎(とは言ったものの……どうすっかな)テクテク
男子X「きたな」
男子Y「ドランスレイヤー、ね」
男子Z「よっしゃ、おもしろくなてきたぜ!」
京太郎(殺せるのか俺に……いや、殺す。刃向うなら赤龍だろうが他の龍だろうが関係ねぇ、ドラゴンは鏖だ!)ゴウッ
男子X「くっ」
男子Y「おもしろい」フッ
男子Z「優勝にふさわしい相手だぜ!」
京太郎(全員まとめて……殺すッ!!)ギンッ
496 = 1 :
―――【観客席】
宥「京太郎くん、大丈夫、かなっ……」ギュゥッ
玄「大丈夫だよ、きっとお義兄ちゃんならっ……」
智葉(しかし、あの疲労……精神が焼き切れかねない。ともなれば……危険だ)
『開始ぃ!』
『ちょ、テンション高すぎでしょ恒子ちゃん!』
晴絵「京太郎、耐えて……優勝なんて良いから、生きて戻ってくれれば……」
憧(麻雀って……)
灼(麻雀で死ぬわけな)
穏乃「……でも、京太郎の能力だって負けちゃいないはず。ドラゴンスレイヤーは火力を削れる。ともなれば並な威力の一発ぐらいなら……」
初瀬(あ、あんたもそっち行くんだ……)白目
やえ「京太郎ぉ……がんばれっ」グッ
497 = 1 :
―――【対局室】
京太郎(やればできるもんだなぁ……)ハッ
男子Y(これは、隠していた……いや、できるようになったのか、今日!)ゾクッ
男子Z(おお、センコーが言ってたんと話が違う。赤牌まで範囲内かよ!)
男子X(なるほど、三つだが赤牌が使えなくなると……厄介だな)チッ
京太郎「殺して、やるよっ」フラッ
『それでも、もっと……』
京太郎「ッ!」ハッ
京太郎(跳びかけてた……)
男子Y(もう、限界という表情だ。バリアンやらとやりあったとなればそうなるか)
男子Z(へっ、いくら消耗してるからって容赦してやらないぜ!)
男子Z「ツモ!」
京太郎「くっ」
男子Z「よっしゃぁ!」
京太郎(殺すことはできた……けど、もっと、本質は違う……)
男子Y(なにか、あるか……?)
男児X(なにする気だ?)
京太郎(だがそれを掴めるか? 今、この戦場で……っ!)
498 = 1 :
『前半戦終了! 一位は~~~!』
『結構荒れたね、3位の須賀君は能力が攻略済み……後半が楽しみだ』
『それは私の台詞だゾ☆』
『なぜ瑞原プロがここに! (スタジオから)逃げ出したのか? 自力で脱出を!?』
『京ちゃんが負けるのははやりん的に不本意だよ!』
『そういうことあんたが言っちゃダメでしょうがぁ!』
京太郎「無理、だったかっ……」
男子Z「おもしろいな! でもまだなにか隠してるんだろ?」
京太郎「んなわけ」
男子Z「隠すなよ!」
京太郎「……」
男子Y「ですね、なにか……あるんだろう?」
京太郎(それが見つからないから困ってるんだけどな)
男子X「ま、このまま勝たせてくれたらありがたいんだけどな」
スタスタスタ
京太郎「勝手ばっか言いやがって、どいつもこいつ……もっ」ググッ
京太郎(足、重いなぁ……でも一回戻らないと、心配するよなぁ)
499 = 1 :
―――【廊下】
京太郎「っべぇ……きつ」ズルズル
京太郎(とりあえず壁に寄りかかっとくか……)
宥「京太郎くん……」
京太郎「あ、宥さん」
宥「もう」スッ
ポスッ
京太郎「へ?」
宥「膝枕……好き、でしょ?」カァッ
京太郎「……おう」ハハッ
宥「無理しないでなんてここまで来て言わないけど……心配はするんだってばぁ」
京太郎「悪い」フッ
宥「もう……言っても、聞かないんだろうけど」ジト
京太郎「ま、そりゃそうでしょ……優勝したいし」
宥「……なんで、そこまで」
京太郎「まぁ色々、男の子としてのプライドとか、みんなが優勝したのに俺だけ、とか」
宥「そんなの、どうだっていいよっ……」
京太郎「ああ、あと一つ」
宥「?」
京太郎「……宥さんからのご褒美が、楽しみなんで」ハハッ
宥「……もぉ」クスッ
京太郎「ってことで、戦います。俺は……戦わなきゃ、逃げるぐらいなら死んだ方がましだ。戦わなきゃ生き残れない」
宥「……極端だね、生きづらくない?」
京太郎「宥さんに生きづらいなんて言われたらおしまいだなぁ」
宥「あっ、ひどいよぉ」
京太郎「あははっ」
宥「もう……ほら、寝てて良いよ……始まる前に起こすから」
京太郎「……はい」フッ
宥(綺麗な顔……)トク
宥「……好き、だよ」
500 = 1 :
―――【観客席】
晴絵「……」スッ
灼「ん、どうしたの? 京太郎のこと見に言って来たんじゃないの?」
晴絵「ま、良いんじゃないどうでも」
憧「どうしたの、あんたがそんな態度」
晴絵「ま、大人のおねーさんとしてここはどうするべきかって話よ」
憧「……処女のくせに」
晴絵「しょしょしょ、処女ちゃうわ!」
穏乃(処女だ)
智葉(処女だな)
灼「なっ、ハルちゃんが処女じゃな……誰っ!?」クワッ
晴絵「こわっ!」
玄(お義兄ちゃん、頑張って……!)ギュッ
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