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    元スレ京太郎「おいでませ!」宥「松実館」玄「GX!」

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    102 :

    ラブコメしてる光景を見て
    宮森編のひどさは何だったのだろう

    104 :

    待ってます

    105 :


    気付けば二ヵ月とか……うそやん

    投下してく所存ー

    107 :



    京太郎「でも、ほんと凄いな今日の宥さんは……」

    晴絵「ホントだね、これなら宮永照を凌ぎさえすれば次鋒戦はかなりの点数を期待できるんじゃない?」

    「いつの間にあんな強さを……」

    穏乃「想いの強さで強くなるとか?」

    「いやいや、なにそのバトル漫画展開」

    「バトル漫画展開なら修行パートが……実はこっそりしてた?」チラッ

    「私は見てないけど……」チラッ

    京太郎「……なんで俺のこと見てるんですか」

    「そりゃ宥と二人になる確率の高さからして、ね?」

    穏乃「うん、雀荘デートとか?」

    「最近流行りの」

    京太郎「してない! てか宥さんと二人で出かけることがないしな! 俺へのあてつけか!」

    「え、ないの?」

    京太郎「そ、そりゃせっかく大事な時期に、誘うのも、ねぇ?」

    晴絵「私見ないでよ、てか雀荘デートってなにそれ妬ましい」

    京太郎「と、ともかくデートとか誘う余裕も」

    「うわぁ」

    「雀荘デートすれば良いのに」

    京太郎「雀荘に誘う……そういうのもあったのか、ってな、なんで俺が宥さんをデートに誘うんだよ!」

    「お姉ちゃん喜ぶよ?」

    京太郎「なにこの展開! 誘わなかった俺が悪いの!?」

    「うん」

    京太郎「!!?」

    108 = 1 :



    『再三、阿知賀のツモ!』

    『おおーすげー』

    『怒涛の火力ですね』

    『あたしのキャッチコピー取られると困るんじゃねテレビ的に、知らんけど』


    晴絵「……てかホント、愛の力って凄い」

    晴絵(私の現役時代に京太郎がいればワンチャン……いやなんでここで京太郎!)カァッ

    穏乃「点差、ちょっとずつ埋まってるね」

    「う、うん」コクリ

    京太郎「でも宥さんの様子、なんかおかしくないか?」

    「え、あ……言われてみればいつもより顔が赤い?」

    京太郎「……ちょっと休憩入ったら行ってきます」

    晴絵「あ、うん」コクリ

    穏乃「ホント彼氏みたいだね」

    京太郎「だだだ、誰が彼氏じゃ!」

    「動揺しすぎじゃ」

    109 = 1 :


    穏乃「おお~ホントにここまで一切失点なし!」

    「お姉ちゃん凄い! 凄いよ!」パァッ


    京太郎「それじゃちょっと行ってきます」

    晴絵「京太郎、私の予想が正しければ」

    京太郎「いや、たぶん俺も同じ考えです」

    晴絵「そっか……それじゃ、はい」チャリン

    京太郎「500円、ふとっぱら」

    晴絵「誰が太ってるよ」ジト

    京太郎「太ってない太ってない、かわいいかわいい」

    晴絵「かわっ!?」カァッ

    京太郎「それじゃ行ってくる!」ダッ


    晴絵「かわ……かわ……いい……」ポケー

    「ハルちゃん……」

    「ダメねこりゃ」

    110 :

    イッチ来た!これで勝つる!

    111 = 1 :



    ―――【休憩所】


    「はぁっ……はぁっ……」フラッ

    (なにっ、これ?)

    「からだっ、あつ……」

    (あつい……直射日光とかじゃないのに、なんで……)


    京太郎「宥さんっ!」

    「京太郎、くん?」

    京太郎「ああ~やっぱり予想通りというかなんというか……大丈夫ですか?」

    「ちょ、ちょっと手を、貸してほしい、かもっ」

    京太郎「はい」フッ

    「んっ」ポスッ


    (あ……これ)

    京太郎(抱き合ってるみたいになってんじゃ……)

    (く、くっつきすぎで……あ、あつい)プシュ~


    京太郎「やべ」スッ

    「え?」

    ピトッ ヒヤッ

    「ひゃあぁっ!!?」ビクッ

    112 = 1 :



    「なっ、なにぃっ!!?」シュバッ

    京太郎(露骨に距離取られた、まぁ当然だけどさ)

    京太郎「すんません、缶ジュースです」スッ

    「うぅ~そ、それは良いけどっ……な、なんで?」

    京太郎「ああいや、たぶんですけど……オーバーヒートです」

    「え?」

    京太郎「熱が想定を超えちゃって」

    「い、意味はわかるよぉ」

    京太郎「あ、そうですか……で、宥さんが不調だったのは能力の暴走からかなってのが晴絵さんと俺の見解です」

    「私の、能力?」

    京太郎「はい、宥さんの体質が先か能力が先かは知りませんけど……能力と体質がなんらかの関係があるのは確かだから、体調が“熱い”って意味でおかしいなら普通に体調を崩したか能力のせいか、ってことで」

    「……私のこと、考えててくれたんだ」クスッ

    京太郎「まぁ、大事な……仲間ですから」フッ

    (色々考えてくれてるのは……私だけ特別ってわけじゃないんだろうけど、それでも……)


    「ありがとう、京太郎くんっ」ニコッ

    京太郎「あ……はい」ニッ

    (嬉しい……)

    113 = 1 :



    京太郎「だからちょっと冷たいかもだけど我慢して缶ジュースで冷やしとかないと」

    「ええ~」

    京太郎「ちょっとだけでも、ね?」

    「う、うん……す、少しだけ、だよ?」

    京太郎(なんかいけないことしてる気分になるぞ)


    「あっ、缶ジュースは冷たすぎるから丁度良い方法思いついた」

    京太郎「丁度いいって?」

    「えっとね、こうするの」スッ

    京太郎「え?」

    「あ、京太郎くんの手、ひんやり」エヘヘ

    京太郎(宥さんの両手に、俺の手が握られ……握られ……)


    (ちょ、ちょっと大胆すぎた、かな?)チラッ

    京太郎「……」カァッ

    「……あ、あれ、京太郎、くん?」

    京太郎「へっ!? な、なんでしゅか!?」

    「あ、ううん、なんでもないよ」エヘヘ

    114 = 1 :



    京太郎(う、うわぁ、宥さんの手……やっこい)

    (京太郎くん、大きくて、固くて……)


    京太郎(あ、あったけぇ)

    (ひんやり……)スッ


    京太郎「へ?」

    「んっ……気持ちいぃ」ウットリ

    京太郎(お、俺の手に頬ずり、だと……)

    「えへへっ……」

    京太郎(これ……休憩終わるまで?)

    「京太郎くんの力ももらったから……もっと頑張れるよっ」ニコッ

    京太郎(晴絵さぁぁぁん、俺……落ちそうでぇぇぇす!)



    ―――【控室】


    晴絵「ハッ!」

    「ん?」

    晴絵「……言葉が走った」キリッ

    「ニュータイプなの?」

    「はいはい、あんたは永遠の厨二病よレジェンド」

    晴絵「私の扱い……」

    115 = 1 :



    今回はここまで!

    お願い、落ちないで京太郎! 今ここであんたが落ちたら晴絵や灼エンドはどうなっちゃうの?
    インハイはまだ残ってる、ここを耐えればわたハルちゃんルートにいけるんだから!

    次回、京太郎落つ。デュエルスタンバイ!

    116 :

    ネタバレ予告やめいww
    まぁ仕方ないか、宥姉かわいすぎるもんな

    117 :


    耐えられんかったか残当

    119 :

    まあ、宥姉可愛すぎるからな
    しかたない

    121 :

    あこちゃールートが解放されるのは二周目以降だからしょうがないね

    122 :

    もう一回オモチ揉ませてあげたらルート復帰よ

    123 :

    乙~
    ルートに入れなくてももぎ取るんでしょ?

    124 :

    ブチィ!(無理矢理もぎ取る音)

    125 :

    玉がもがれた?

    126 :


    ハルちゃんルートはまた今度ね!
    シノハユもうちょっと進んでハルちゃんの話掘り下げられんかなぁ

    今は宥ルートを突っ走るのみ(他の子となにもないとは言ってない)

    127 = 1 :



    ―――【阿知賀控室】


    京太郎「ハルちゃぁん!」

    晴絵「どうした京ちゃん」

    京太郎「俺、落ちそう」

    晴絵「なにが?」アハハ

    京太郎「宥さんに」

    晴絵「」


    「ハルエェ……」

    「犠牲になったんだ……他の世界線から繋がる……犠牲の犠牲に」

    穏乃「どうしたの灼さん?」

    「はっ……あ、あぶなかった」


    (お義兄ちゃん、やっぱりお姉ちゃんのこと……いいこと、なんだけど……)ギュゥッ


    京太郎「晴絵さん? 晴絵さん? ……お~い、ハルちゃん?」

    晴絵「」

    「やめなさい京太郎!」

    「ハルちゃんは……精一杯生きたんだよ」

    京太郎「晴絵さん、一体なんでこんなことに……」

    穏乃(京太郎のせいじゃ……)

    128 = 1 :


    ―――【会場】


    (休憩から戻ってから、頭がすっきりしてる……でも)

    (松実宥特有の、赤い牌を集める能力……その隙を縫って撃ち抜く! お前を殺す!)

    (うちは、最強やぁ!)

    美子「ロン」

    「ゲハァッ! ゲホッゴホッ!」ボタボタッ

    「ひっ」


    (今回が初めてだけど、今回だけでわかった……きっと今までと違うことができるけど……)

    129 = 1 :



    ―――【阿知賀控室】


    京太郎「今までと同じ方が安定はする……」

    晴絵「やっぱりか、熱量……上手くいけば尋常じゃない点数稼ぎも可能だけど」

    京太郎「やりすぎたら、さっきのよりもひどくなるかも」

    「えっと、どういうこと? お姉ちゃんは熱いのが好きだから」

    京太郎「風邪引いたこと、あるだろ、宥さんだって?」

    「う、うん」コクリ

    京太郎「それに汗もかく、ともなれば……それとこれとは別なんだよ。寒がりで多少熱くしても問題なかろうと容量を超えればどうなるか」



    穏乃「やっぱり何回見ても、真面目な京太郎と先生ってピンとこないね」

    「こっちに来てからはわりとあるけどね」

    「でも確かに宥のこと、心配だよね」


    「えっと、もしかして、お姉ちゃんの身体があぶないの?」

    京太郎「その可能性も否定できないってことだ」

    晴絵「自分が倒れれば阿知賀は欠場、自分が本気を出さないと勝てないかもしれない……」

    京太郎「その両方の間で揺れ動く、か」

    晴絵「どちらにしろ宥には辛い思いをさせる」チッ

    京太郎「支えて見せますよ……とかかっこよく言えたらなぁ」ハァ

    130 = 1 :



    晴絵「言えば良いじゃない」

    京太郎「そんな立場じゃないでしょう、まだ」

    「そんなこと、ないよ……お義兄ちゃんとお姉ちゃんは、お似合いだもん」フッ


    「玄……」

    穏乃「え、玄さんがどうしたの?」

    「穏乃は素直だよね」

    穏乃「?」


    京太郎「ん、宥……使うか」

    晴絵「わかるの?」

    京太郎「なんとなく……」

    晴絵「そっちの才能あるのって……うらやましいなぁ」

    京太郎「宮守の熊倉さんにでもご教授してもらえば良いんじゃないですか?」

    晴絵「今更?」ハッ

    京太郎「今からでも、良いんじゃないですか?」フッ


    晴絵「……そうだね、あんたらを見てるとそう思えてくる」フッ

    131 = 1 :



    『次鋒戦終了です! 大逆転とはいきませんでしたが阿知賀、確実に白糸台との差をつめてきた!』

    『うわ~すっげぇ、あの子すごくね?』

    『はい、怒涛の火力でした』

    『いや、それはダメだろ。カブる』

    『体系の差は掠りもしませんが』

    『おいこら』


    ―――【会場:廊下】


    「さっきほど、じゃないかな……」

    京太郎「宥さん!」

    「ん、京太郎、くん……」

    京太郎「よかったぁ」ホッ

    「扱いが難しいね……でも、さっきよりも力を出したらきっと最初から赤い牌をもっと沢山集められる気がするんだ」

    京太郎「やめてください、倒れたら泣きます」

    「男の子なのに?」

    京太郎「かっこ悪くても泣きますよ、宥さんが倒れれば」

    「そっか……うん、嬉しい」ニコッ

    京太郎「う、うっす」コクリ

    「ちょっと、体ダルいから……よりかかっていい?」

    京太郎「あ……どうぞ」スッ

    「うん、ありがと」ギュッ

    京太郎「さて、戻りますか」

    「うん」コクリ


    (私もいるぞとは口が裂けても言えない……残念ながら当然だけど)


    京太郎(ああ~腕絡ませられると、さらに身体の体重がかけられると、おっぱいがぁぁぁぁ! おっぱいそのものがぁぁぁぁ! 誰かぁぁぁぁ!)


    ―――【阿知賀控室】


    晴絵「おっぱい麻雀の気配が!」キュピンッ

    「げ、下品なことを大声で……!」

    穏乃「先生大丈夫?」

    「おもちと聞いて! で、何の話?」

    「あんたの言うおもちと晴絵の言うそれは似て非なるものなのよ」

    穏乃「今の先生とか京太郎とかと似た言い回しだね」

    「やめなさいよ!」

    132 = 1 :



    京太郎「で、なんだかんだで二位で抜けたわけだ」


    「適当ね!」

    晴絵「どうせ宥以外はどうでも良いと思ってるんでしょう!」

    京太郎「そうは思ってないけど……ほら、宥さんのおもちの感触がね?」

    晴絵「……くそがぁっ!」ドカッ

    京太郎「おぶぁっ!」バタンッ

    「やめろハルちゃん! 奴に心はない!」

    「暴力系ヒロインなんていまどき流行らないわよ!」

    晴絵「うるせぇ! 一番暴力系ヒロインやってそうな見かけして!」

    「失礼ねあんた!」


    「えっと……お、大騒ぎだね?」

    穏乃「嬉しいんだよみんな、特にほら……先生が止まった準決勝を勝ち抜いたわけだし」

    (なんだか、嬉しそうじゃないわけじゃないけど……ちょっと、違う感じ)

    「穏乃ちゃんは嬉しくないの?」

    穏乃「嬉しいんだけど……次があるから」ググッ

    「……そっか」

    穏乃(大星さんには結局、苦渋を舐めさせられた……次は勝つ、徹底的に……仕留める!)


    京太郎(そういや、決勝じゃとうとう咲とぶち当たるのか……穏乃が)チラッ

    「あんたがはしゃがないなんてびっくりね」

    穏乃「もっと強くならなきゃってのがあるし……いや、でも弱気でいてもしょうがないし! この拳でぶちぬく!」

    「物理はアウトよ」

    133 = 1 :



    ―――【夕方:ホテル近く】


    京太郎(なんとなく一人になりにきてしまった……)

    ??「お前は……」

    京太郎「ん?」

    京太郎(ドリル……)


    ??「フッフッ、久しぶりだな須賀京太郎! そう、王者だ!」

    京太郎「いえ、須賀って人ではありません」

    ??「えっ! す、すみません! 知り合いに似てたもので!」ペコペコ

    京太郎「嘘です須賀です」

    ??「……なぜ嘘をついた! 王者の打ち筋、忘れたか!」

    京太郎「え、どなたです?」

    ??「えっ……こ、小走やえ、忘れた?」オソルオソル

    京太郎「……憶えてるに決まってるじゃないかやえさん」

    やえ「よかったぁ」ホッ


    やえ「……じゃなくて!」クワッ

    京太郎(おもしろいなぁこの人)

    134 = 1 :



    王者参戦ってことでここまで

    次回は王者のターン、と言っても攻略ヒロインじゃあないんで
    そして攻略ヒロインじゃない咲さんも登場

    とりあえずなるべく早く投下してきたい

    そんじゃまたー

    135 :

    おっつおっつ
    しっかりいじってんね

    137 :

    乙~
    やえさんは弄られて嬉しそうにしちゃうマゾさん

    138 :

    乙です

    > ??「えっ……こ、小走やえ、忘れた?」オソルオソル
    > やえ「よかったぁ」ホッ
    かわええ

    139 :

    今回のレジェンドキレッキレだな

    142 :

    待ってたぞ扉間ァ!

    143 = 1 :



    京太郎「いやぁ、久しぶりですね小走さん!」ハハハッ

    やえ「なんで忘れたふりなんてしていた! この王者の打ち筋を忘れたか!」

    京太郎「まさか、ちょっとからかっただけですって」

    やえ「先輩だぞ! 三年生だぞ!」

    京太郎「わかってます」ナデナデ

    やえ「んぅ……」

    京太郎(かわいい)


    「な、なにやってんの?」

    京太郎「え?」ピタッ

    やえ「ん?」

    京太郎「……さ、さささ、咲しゃんっ!?」

    「全然可愛くないからやめて、むしろ不愉快」

    京太郎「そんなに!?」

    やえ「京太郎ぉ? ……お、お前は宮永咲! おのれこの王者で麻雀に勝てないと悟り始末しにきたか!」

    「京ちゃんに頭撫でられながらなに言ってんのこの人!?」

    やえ「ええい京太郎、この手を離せ!」

    京太郎「もう二度とせん」

    やえ「えっ!」

    「面倒だから話続けて良い?」

    144 = 1 :



    京太郎「どうぞ」

    「で、二人はどういう関係なの? 確か小走やえさんだよね……奈良の個人戦代表の」

    京太郎「おお、知ってるんだな」

    「和ちゃんが高鴨さんとかじゃなくてガッカリしてたから」シレッ

    やえ「がっかりって……」ガクッ

    京太郎「ああほら、元気だしてやえさん。個人戦代表だから東京で会えたわけだし」ポン

    やえ「京太郎ぉ……」フルフル

    京太郎「それにほら、俺は嬉しいから」フッ

    やえ「京太郎ぉ!」パァッ

    「え、どういう関係なの?」

    京太郎「見ての通り」

    「付き合ってんの?」

    やえ「つ、つつきつきあっ、わ、私と京太郎がっ、つつつ」

    京太郎「ないない」アハハ

    やえ「!?」


    「えっと……もうちょっと詳しく教えて欲しいんだけど」

    京太郎「そうだなぁ……あれはかれこれ」

    「なるべく簡潔に」

    京太郎「練習試合で仲良くなった」

    「把握」

    145 = 1 :



    やえ「コホン……なぜ京太郎と宮永咲が?」

    京太郎「ああ、こいつ俺のダチなんですよ」

    「幼馴染?」

    京太郎「言っても3年だろ?」

    「一緒にいた時間は長いけどねー」

    京太郎「まぁそれは確かに」

    「にしても京ちゃんが宥さん以外の女の子に浮気したのかと思ったよ」アハハ

    京太郎「浮気ってお前なぁ」


    やえ「べ、別に京太郎が誰と付き合っても良い……と、思う」ボソボソ

    「……はぁ~ん」

    やえ「な、なんだこの王者に対してっ」

    「ううん、なんでもありません……まぁ確かに京ちゃんが誰と付き合っても文句言う立場でもないけどね」

    京太郎「?」

    「……おもしろいなぁ京ちゃんは」ケラケラ

    京太郎「なんかムカつく」

    「まぁまぁ……頑張ってくださいね」ニコッ

    やえ「にゃ、にゃにがっ!?」

    京太郎(噛んだ)

    (噛んだ)

    やえ「っ~」フルフル


    「ところで京ちゃん」

    京太郎「なんだよ?」

    「……ここどこ?」

    京太郎「HAHAHA! だろうと思ったよ」

    「さすがブラザー!」


    京咲「YHA!」ハイタッチ!


    やえ(仲良いなぁ)

    146 = 1 :



    京太郎「まぁとりあえず咲を送り届け……いや、一応染谷さんにも連絡を」

    やえ「きょ、京太郎……」クイッ

    京太郎「ん?」

    京太郎(裾引っ張るのかわいいな)


    やえ「わ、私も帰り道わからないから送っ」

    ??「あ、やえさん!」

    京太郎「おお、初瀬」

    初瀬「げっ、京太郎」

    京太郎「なんだよ『げっ』て」

    初瀬「いや、他意はないけどね」

    京太郎「ないならやるな、傷ついたらどうする」

    初瀬「その程度で傷つくたまじゃないでしょ、てかこの程度で傷つくなら憧と仲良くはなれない。特に男」

    京太郎「たし蟹」

    「蟹?」

    「ダニエルだ」

    やえ「誰いまの!?」


    京太郎「せっかくだし初瀬、やえさんのこと頼んだ」

    初瀬「いやまぁ、来ておいてあれなんだけど……きょ、京太郎に任せようかなぁ~とか」

    京太郎「いや、さっさと連れて帰ってくれ」

    やえ「」

    初瀬「ちょ!」

    京太郎「ん?」

    やえ「……」ジワッ

    初瀬「志村! 後ろ後ろ!」

    京太郎「なんの話だよ」ハハッ

    初瀬(お前の後ろで王者が泣きそうなんだよぉ!)

    京太郎「やえさんの貴重な練習時間がもったいない。やえさんの優勝する姿、見たいからな」フッ

    やえ「!」パァッ

    初瀬「ああもうかわいいな!」


    京太郎「おい、レズだ」

    「レズの波動を感じる」

    初瀬「うおい!」

    148 = 1 :



    「楽しい人だったね」

    京太郎「おう、良い人だしな……わざわざあっちから練習試合誘ってくれたし」

    「へぇ……どうやってフラグ建てたの?」

    京太郎「フラグなんて建ってねぇよ」

    「マジで? じゃあよしんば建っていたとしたら心当たりは?」

    京太郎「え……いや、話は割としたけど対して……」

    「京ちゃん、恐ろしい子……!」シロメ

    京太郎「何の話してんだか」ヤレヤレ

    「くっ、むかつく」

    京太郎「むしろお前はどうだよ。彼氏の一人ぐらい」

    「いっそ彼女ができそうな勢いだよ」

    京太郎「なにそれ、ちょっと興奮する」

    「私は嫌だよ!」

    京太郎「幼馴染が巨乳の彼女連れてきたら正直興奮する」

    「巨乳とは限らないし……ていうか私から言えば京ちゃんが長身のイケメン彼氏作ったら興奮するって言ってるようなもんだよ?」

    京太郎「ごめん、なかったことにしよう」

    「そうして」

    京太郎「でもお前は彼氏とかできなさそうだなぁ、いつまで経ってもチンチクリンだし」ケラケラ

    「京ちゃんだってデカいだけじゃん」

    京太郎「そうだな~」ワシャワシャ

    「きゃっ、乱暴に撫でないでよ! ちぎるよ!」

    京太郎「こわっ、なにを!?」

    「まぁあれだね……宥さんに振られたら慰めるぐらいしてあげるからさ」フッ

    京太郎「怖いこと言うなよ……てかゆゆゆ、宥さんに振られるってなんだよ!?」

    「そのままの意味だけど?」クスッ

    京太郎「うっせ、ば~か!」

    「バカって言った方がバカなんだ」

    京太郎「イケメン」

    「イケメンって言った方がイケメンなんだよ……てか普通にイケメンでしょ京ちゃん」

    京太郎「え、口説かれてる?」

    「ぶっとばすよ?」

    京太郎「そんなに!?」


    まこ「なにイチャついとんじゃ」

    京咲「まこっちゃん!」

    まこ「?」

    149 = 1 :



    京太郎「いやぁ、さすがまこさん」

    まこ「なにがじゃ?」

    京太郎「咲のこと、任せられます」グッ

    「幼馴染レズNTRなんてエロゲの世界だけだよ京ちゃん!」

    京太郎「うるさい黙れお前をそんな風に見たくない!」

    「これは……口説かれてる?」

    京太郎「そんなわきゃねぇだろ!?」

    「でもごめん京ちゃん、そんなこと言われると反吐が出て死ぬから」

    京太郎「そんなにか!?」

    まこ「二人の世界に入るのやめんか?」

    京太郎「やだなぁまこさん、二人の世界なんて」

    「京ちゃんと二人の世界とか憤死するよね」

    京太郎「ちょっと可愛いとか思っちゃうかもしれないぞ?」

    「ああ~……うん」

    京太郎「あ、やめてその反応、普通に辛い」

    「なんか深く考えちゃったよ、やめてね。殺すよ?」

    京太郎「こわっ!」


    まこ「ええかげんにせんかおどれら!」

    京咲「すいません!」

    150 = 1 :



    まこ「ったく……そんなんでおんしら、良い相手ができた時が心配じゃ」ハァ

    京太郎「だってさ」

    「まぁ……3年間一緒にいた相手だし、恋人ができて5年ぐらい一緒にいたらそのぐらいになるんじゃないですか?」

    まこ「絶対ならん、だからおんしら狙ってる相手をどちらかに紹介するなら気を付け……」


    京太郎「」

    「……あ」


    まこ「やったんか……正直あれじゃな、咲はライバル視されててもおかしないじゃろう」

    「まさかぁ、宥さんはそんなこと思いそうにないよね京ちゃん」

    京太郎「どうしよう、宥さんの好感度落ちてたら……」

    「……そんなに好きなんだ」クスッ

    京太郎「あ……ああ、まぁ、そうなんだろうなぁ……」

    「京ちゃんが純愛ってのもこう、新鮮」

    京太郎「なんだよ、俺が純愛しちゃおかしいのかよ?」

    「ううん……なんかハーレムとかの方がイメージあるから」

    京太郎「一度もそんな経験ないけどなぁ」ハァ

    「そっか……ま、宥さんなら私も安心して京ちゃんを預けられるってもんだよ」フフッ

    京太郎「どういう立場だっての」

    まこ「……やっぱ兄妹っぽいな」ケラケラ

    京太郎「咲が妹か」

    「私は京ちゃんが弟だと思うな」

    京太郎「いやいや」

    「いやいやいや」


    まこ「帰る」

    「待って!」

    京太郎「咲を連れてって!」

    まこ「ああもう一生やっとれおのれら!」


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