のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:127,062,773人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報

    元スレ京太郎「おいでませ!」宥「松実館」玄「GX!」

    SS+覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter

    351 = 1 :



    ―――【会場】


    (ま、これしか選択肢……ないしね)タンッ

    「……立直」

    穏乃「……!」タンッ

    「じゃあ、立直!」ニッ

    ネリー「選択肢、ないも同然だ……立直!」タンッ


    穏乃(三人まとめてっ……ああそうか“私に直撃させれば逆転できる”手ってことか……!)


    (さぁ、ギャンブルだよ……正真正銘の運任せ!)

    ネリー(運の波を、操れない……あとは願うだけ!)

    (私は、高校100年生、大星淡!)


    穏乃(っ……和了れば勝てる。でも!)


    「セーフ」タンッ

    穏乃「残念だなぁ」タンッ

    ネリー「……なんとか」タンッ

    「っ……あ~ドキドキする」タンッ


    352 = 1 :



    ―――【阿知賀控室】


    京太郎「……」

    「京太郎くん、どうしたの?」

    京太郎「……なんだか、感慨深いなって」

    「え?」

    京太郎「こうして咲を見てるってのもそうなんですけど……なによりも応援してるのが咲じゃないってのが」

    「……仲良しっていうか、大好きだよね、京太郎くん」

    京太郎「まぁ……好きですよ」

    「……」

    京太郎「ただその、もっと好きな人がいまはいますけど」ギュッ

    「っ……うん」コクリ

    「えへへ、私もお義兄ちゃんとお姉ちゃんが大好きだよ!」ギュッ

    京太郎「あはは」

    「もう、玄ちゃん」クスッ



    晴絵「」

    「ダメ、息してない」

    「せっかくのラストなのにしっかり見なさいよ」

    「それは酷ってもんじゃ……」

    353 = 1 :



    ―――【会場】


    ネリー(ここで、宮永ならツモ和了でも……)

    (ごめんっ、みんな……もう私じゃっ)

    「……」スッ


    穏乃「……」ゴクリ

    「勝ちだよ……」フッ
                           /:::::::::::/:::::/::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ::::::.
                        /::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::|::::::::::::::::∧::::::::::::::::::::::::::_,ノi
                          /:::/:::::::::::::::|:::::::::ハ::::::::|:::::::::::::: | ',:::::|::::ハ:::::::::::|\|
                       〈/  |:::::::|::::::|:::∧| |::::::∧::::::::∧|  \|∨И::::::::|:::::|
                         |:::::::|:::::从|ィ宏守ト \::::| |ィ宏守ミ. |:::::::::::::::|
                         |:::::人:::::|《 んJ::j゚}   \〉 んJ::j゚} 》仏:::/::::::|
                         |:::::::::::\〉 ∨辷ン        ∨辷ン 厶ィ::::::::リ
                         人::::::::::::| i  ,,,,           ,,,,   j  }:::::::/
                          \ト、:乂                  ムイ:::/
                               ⌒込      マ _フ       /::::/レ′
                                   >...           <::/
                    /⌒''く ̄二=- _    `刈〕ト  _, r≦〔 ⌒´
                       j     `ー'⌒Vニ-ニ-ー=彡r┘     |_\_
                    /⌒|    ム_/   ∨-ニ-ニ-ニ-|        〕二ニー _
                 /   / ⌒ / j -、  ∨ニ-ニ-ニ八ー     _|ニ-ニ-ニ-ニー- _
             /j   人_ノ /   У ∨ニ-ニ-ニ∧    ´ ]ニ-ニ-ニ-ニ-ニ-//〕、
             / /⌒^「 ̄ ̄ ̄|〈 ⌒ ノ    Vニ-ニ-ニ-∧/⌒\]ニ-ニ-ニ-ニ-ニ// ハ
            /  人__|_____」/¬く     辻ニ-ニ-ニ-∧    ]ニ-ニ-ニ-ニ-/}  / .|
         と"_/⌒\     人            ̄ ̄ ̄\〉  /_ニ-ニ-ニ-/ / /  |



    タンッ


    「……」

    穏乃「ロンッ……!!」

    (貴女の、ね)


    ネリー「……」

    「ごめんっ、みんなっ」グスッ

    355 = 1 :



    京太郎「……お」

    「やっ……た?」

    「か、勝った!」

    「っし!」グッ

    「!」

    晴絵「う、お……お……」


    京晴「おっしゃぁぁぁぁっっ!!!」


    「!?」ビクッ

    「どわっ! び、びっくりさせんじゃないわよ!」


    京太郎「勝ったああああぁぁぁ! さすがタンヤオさんだぁぁぁっ!」

    晴絵「優勝! 優勝……優勝ぉぉ!!?」



    ―――【観客席】


    トシ「やはりタンヤオのみ」

    「まぁ捨て牌見る限り」

    トシ「そういうことじゃないのさ」

    「?」

    356 = 1 :



    『き、決まったぁぁぁぁぁっ! 決まった決まった決まったぁぁぁぁぁぁっ!!!!』

    『ちょっ、恒子ちゃんテンション上がりすぎ!』


    『優勝は、阿知賀学院んんッッッ!!!』



    「……何かが足りなかった、なにかが……」グッ

    ネリー「強かった、自分の力を使いこなしてなおかつ、まともに強い」フゥ

    「……負けちゃった」グスッ


    穏乃「……」


    「……ありがとうございました」ニコッ

    ネリー「そうだね、ありがとう」フッ

    「あ、ありっ……がとう、ございましたっ」グズッ


    穏乃「うん! ありがとうございました……良い闘牌でした!」ニコッ

    357 = 1 :



    ―――その後


    恒子「お疲れ様でした! ではでは一位の阿知賀、二位の清澄高校、三位の白糸台、四位の臨海女子のみなさん!」

    健夜「おめでとうございます」ペコリ

    恒子「いやぁすこやんライバル登場かもしれないよ!」

    健夜「楽しみだね……てか全国ネットですこやん呼びやめなよ!?」

    恒子「いつも全力全開がモットーです!」

    健夜「はやりちゃんに怒られろ、なんか知らないけどはやりちゃんに怒られろ!」

    恒子「では二位の清澄高校から……部長の竹井さん!」

    「今年は最後の夏ということで、でも団体戦初出場でこうして三位と、いうっ……の、はっ……」グスッ

    恒子「……泣き顔可愛いね」

    健夜「あ?」

    恒子「さすがにマジギレされそうなので大将の宮永咲さん、突如現れた大型ルーキー多めの今大会でも屈指のエース!」


    「い、いやいや今回は負けしましたし……」

    恒子「でも一度は一位浮上したり! 凄い!」

    「親友の……」ボソッ

    恒子「え?」


    「親友の京ちゃん……そこにいる阿知賀の須賀京太郎」

    京太郎「俺?」

    恒子「ほうほう」ニヤッ

    「京ちゃんに応援されたから、ここまでこれたんです。京ちゃんがいたから麻雀部に入って、京ちゃんがいたから……楽しめた」クスッ

    京太郎「……おう」フッ

    健夜(こ、これは私でもわかる……修羅場の予感!)

    358 = 1 :



    「ありがとう京ちゃん!」ニコッ

    智葉「待て宮永妹」

    「私に妹はこわい」

    智葉「ちょっと黙ってろ」

    「……」シュン

    「うちのお姉ちゃん泣かさないでください」

    「咲……!」パァッ

    智葉「いやそれは済まなかったが、京太郎は私に『阿知賀の次に応援してるから頑張ってください』と言って来たぞ……清澄とどっちが優先度高かったんだ!?」

    京太郎「あ、いやそれは」

    「あ、いやそれは私とは違うベクト……」

    (いや、ここはおもしろさを優先して……)

    「京ちゃん」

    京太郎「おう咲さん! 誤解を解いてくれ」

    「どっちを応援してたの?」ニコッ

    京太郎(こ、こいつ……俺を追いつめて楽しんでやがる……!!?)


    穏乃(胃が痛くなってきた)

    (私も)


    「ええ!? お義兄ちゃん、お姉ちゃんはどうするの!?」

    「く、玄ちゃぁんっ」カァッ

    京太郎「余計なこと言うな愚妹!」

    「先輩と兄妹プレイなんてさすが京ちゃん」

    京太郎「おおい!?」


    恒子「ありゃ、ありゃりゃ……?」

    (なんだろう、この疎外感)

    359 = 1 :



    京太郎「なんとか言ってください晴絵さん!」

    晴絵「え、私?」

    「晴絵さん?」

    京太郎「う゛っ」メソラシ

    「間抜けは見つかったようだね」

    智葉「友達として応援してるって言っただろう京太郎!」

    京太郎「落ち着いて智葉さん!」

    ハオ(いつの間に二人して名前呼びに……ちょいと早すぎませんか智葉)


    まこ「おい須賀、なんとかせぇ」

    京太郎「んな無茶な!?」

    「きょ、京太郎くん……はっきり言わないきゃ」

    「おお、なんか今の正妻って感じだったよお姉ちゃん!」

    「あぅっ」カァッ

    京太郎「待って! とりあえずインタビュー! インタビュー受けよ!」

    恒子「で、誰が本命なの?」

    京太郎「インタビューも脱線してる!?」


    健夜「……以上現場からでした! スタジオにお返しするから収集してねはやりちゃん!」


    「な、仲間はずれいくない! 私も混ぜろー!」

    京太郎「収集つかなくなるぅ!」

    360 = 1 :



    ―――【会場:メインホール】


    京太郎(なんとか抜け出してきた、まぁ俺は関係ないからな……みんなはインタビューとか取材受けてるのかぁ)


    「あれ、そこにいるのは確か……須賀さん?」

    京太郎「え……ああ、確か東横さん」

    桃子「こんにちはっす、あの日以来っすね」

    京太郎「と言ってもお互い顔あわせたぐらいですけどね……ああ、穏乃たちが世話になりました」

    桃子「いえいえ、ちょっと気になったんっすけど」

    京太郎「はい?」

    桃子「……昔からこう、視えないものが視えたりしたんっすか?」


    京太郎「ああいや、東横さんが見えにくいって話は聞いたけど……別にそんなことは」

    桃子「う~ん、でも普通は私のこと一瞬で見えるって無いんっすけど」

    京太郎「ま、たまたまですよ」

    桃子「ふぅ~む」

    京太郎「それよりホント、福路さんたちにも伝えといてください……みなさんのおかげですって」

    桃子「了解っす」フッ


    京太郎(昔から視えないものが視える、か……いや、霊感とかないよなぁ)

    361 = 1 :



    京太郎「ふむ……」

    トシ「京ちゃん、お疲れさん」

    京太郎「あ、トシさん……俺は疲れてませんけどね」

    トシ「一応ね、あんたも頑張ったみたいだし」

    京太郎「?」

    トシ「まぁどうでも良いけど……悪いね、エイスリンたちはいないよ」

    京太郎「別に悪いってほどじゃ、どうしたんです?」

    トシ「インタビュー見るって言ってたよ。どーせ京ちゃんの名前は出てんだ、諦めな」

    京太郎「なにをっすか、ていうか……さっきから視線を感じる」

    トシ「有名人だね」フッ

    京太郎「ええ~てかこれ個人戦初戦敗退とか許されない雰囲気」

    トシ「だね、まぁそっちに関しちゃあまり心配してないけど」

    京太郎「え、そんな実力あります?」

    トシ「微妙、あとはこなすことがいくつか」

    京太郎「?」

    トシ「まぁなんでも良いけど……とりあえず取材とかありそうだし、これから頑張りなー」

    京太郎「適当!?」

    トシ「またね~」フリフリ

    京太郎「……また」フリフリ


    ??「ちょっといい?」

    京太郎「へ、はい?」

    ??「須賀京太郎くん、よね」

    京太郎(まさかさっそく?)

    ??「WEEKLY麻雀TODAYの……西田順子です」ニコッ


    京太郎(こいつは来たな……俺の時代!)



    トシ「調子乗るとろくなことにならないんだけどねー」

    「あ、どうしたんですか?」

    トシ「なんでもないよ」ククッ

    362 = 1 :


    今回はここまでー

    次回、京ちゃん有名人になるの巻
    それから個人戦も、まぁそんな濃い描写しないと思うけど

    もっとイチャつかせなきゃいけないのに……

    そんじゃまたー

    363 :

    乙です
    団体戦決着が感慨深い

    366 :

    乙ー
    感極まりすぎてヒッサテンパってますねこれは<順位

    367 :

    これ以上いちゃついたらハルちゃんが逝っちゃうよ

    369 = 1 :



    晴絵「お待たせ京太郎ー」


    「お待たせぇ」ギュッ

    京太郎「はい」ニコッ

    「お義兄ちゃん私もっ!」ギュッ

    京太郎(おもちとおもち、おもちぃぃぃぃ!)

    「こいつナチュラルにイチャイチャと」


    京太郎「あ、晴絵さん」

    晴絵「……え、なに?」

    (一瞬意識飛んでた?)

    京太郎「取材申し込まれた」

    晴絵「WEEKLY麻雀TODAYかぁ、良いんじゃない?」

    京太郎「おっす」

    穏乃「おお、京太郎が全国デビュー」

    「もうしてると思」

    晴絵「ホントだよ、このタラシ」ジトー

    京太郎「誰がタラシですか!」

    「えへへ、あったかぁい」

    「お義兄ちゃん~♪」

    「あんたどのツラさげて言ってんの?」

    370 = 1 :



    ―――【ホテル】


    晴絵「え~では……阿知賀学院の優勝を祝して!」


    「かんぱ~い!!」


    晴絵「え、今日はお酒飲んでも良いの?」

    京太郎「おかわりもいいぞ!」

    晴絵「……」ゴクッ

    京太郎「遠慮するな、今までの分、沢山飲め!」

    晴絵「うめ、うめ、うめ」ゴクゴク ウルウル


    京太郎「これより!」

    「おいやめろ」


    穏乃「楽しそうだね」

    「でもお酒飲ませるのは良くない気が……いや、幸せそうだし良いか」

    「えへへ、ニュースでもやってるよぉ」

    「あ、お兄ちゃんの話出てる、解説もついてるよ!」

    京太郎「奈良のイケメン雀士って?」

    「いや、ろくなこと書かれないと思うわよ経緯からして」


    晴絵「うめ、うめ……」ゴクゴクッ

    371 = 1 :



    京太郎「ああ~今日は、俺この部屋で寝る」

    「ちょっと京太郎!」

    京太郎「誰か運んで~」

    「ハギヨシさん呼んできてー!」

    「いや、あっちはあっちで打ち上げしてると思」

    「最近ほんとあれねあんた!」

    穏乃「憧の頭もあれだよね」

    「!!?」


    京太郎「寝る~」

    晴絵「私も~」

    「あっ、だ、だめっ!」ギュゥッ

    京太郎「宥さんだ~」ギュゥッ

    「ひゃぁっ!?」カァッ

    「お、おお~! お義兄ちゃん大胆!? じゃ私お義兄ちゃんの背中側から!」ギュッ

    京太郎「おお~ここが天国、逝きま~す!」

    「ダメね、寝ぼけてるわ」

    晴絵「」

    「ダメだ、寝てる……」

    穏乃「ていうか気絶」

    372 = 1 :



    ―――ド深夜


    京太郎「んぅ……ぁ~」

    京太郎(眠気にやられて寝てたんだった……そういや勢いあまって宥さん抱きしめ……!!?)ハッ

    京太郎「!」

    「んぅ……」zzz

    京太郎(薄着の宥さん抱きしめて寝ちゃってる! てか後ろのこの感じ……玄か!)

    「んぅ~このぷれっしゃー、おに~ちゃん……」zzz

    京太郎(ええい、なぜこんなことに……!)

    「……」zzz

    京太郎「でも、やっぱかわいいな……」フッ


    笑うと、手をそっとほどいて立ち上がる京太郎

    手の行き場をなくしている宥と玄の手を繋がせると、ソファに座った

    そうしてお茶を一口飲んでテレビをつける


    京太郎「通販ぐらいやってない、か」フッ

    「ま、そりゃね」

    京太郎「あれ、灼さん起きてたんですか?」

    「たまたまね……」

    京太郎「そうですか」フッ

    「……京太郎」

    京太郎「はい?」

    「ありがとう」

    京太郎「……お礼、言われますね今日は、頑張ったのはみんななのに」

    「京太郎も頑張ってくれた。戦ってた私たちにはよくわかる」

    京太郎「そういうもんですか?」

    「うん……だけどこれだけ言わせて」

    京太郎「はい?」

    「ハルちゃんのこと、ちゃんと振ってあげて?」

    373 = 1 :



    京太郎「……晴絵さん……振る……え、なにが?」

    「え?」

    京太郎「え?」

    「……え、頭おかしいの?」

    京太郎「辛辣……!!?」

    「そりゃまあ」

    京太郎「な、なんで!?」

    「だって……ああもう、いっか」

    京太郎「?」

    「ただね、京太郎」

    京太郎「はい?」

    「……宥のこと、好き?」

    京太郎「……はい、きっと」フッ

    「なら良い。ちゃんと見えてるなら……」

    京太郎「?」

    「個人戦、頑張って」

    京太郎「はい、もちろん……今度は俺の番ですから!」ニッ

    「……そ」フッ

    374 = 1 :



    ―――翌朝


    京太郎「んぅ……」zzz

    「ん、寝てた……っ」

    (いつの間に、京太郎と一緒に一つの毛布にくるまって寝てた……!?)

    「……はっ!」バッ


    晴絵「」

    「灼、あんた……」

    穏乃「胃薬タベヨ」

    「良いなぁ」

    「お義兄ちゃん……」レイプメ


    「こ、これはちが」

    京太郎「あ、おはようあらたさん」ニコッ

    「説明しろ」

    京太郎「あ、はい」

    375 = 1 :



    ―――さらに時は跳んで昼【喫茶店】


    京太郎「えっと……」

    ??「あ、須賀君こっち……って松実さんも一緒なのね、歓迎するわ」

    京太郎「ああ、よろしくお願いします西田さん」フッ

    「よろしくお願いしますっ」ニコッ

    京太郎「えっと、それと……」

    ??「WEEKLY麻雀TODAYのカメラマン……山口大介です」

    京太郎「山口さん」

    大介「あはは、気軽に大介さんで良いよ」

    京太郎「それじゃあ大介さん、今日はお願いします」ペコ



    ―――【ホテル】

    「言葉が走った」キュピーン

    穏乃「ニュータイプ?」

    「もっと速めに覚醒しといて」

    晴絵「腐ってる暇があったら打って」

    「ひどっ! てかインターハイ終わったのに麻雀しかやることないの!?」

    「出かける?」

    「どこに?」

    「だれと?」

    穏乃「この話はやめよう」

    晴絵「賛成」

    376 = 1 :



    ―――【喫茶店】


    順子「で、色々と教えてもらうんだけど」

    京太郎「あ、戦術とか能力はダメですよ?」

    順子「うん、わかってるわよ」クスッ

    大介(能力ってなんだ、麻雀ってなんだ……)

    京太郎「あ、でもそこらへん外すと聞くことないですか?」

    順子「大丈夫大丈夫、こっちはプロだし言っちゃうと会話に困るほどページ数は割けないから」

    京太郎「ああ、逆に安心しました。質問も少なくなるってことですね」

    順子「そういうこと」

    (京太郎くんのページ少ないんだ……)シュン


    京太郎「それじゃその数少ない質問にはしっかり答えないとですね!」

    順子「ええ、お願い」

    大介「……」パシャッ

    順子「それじゃまず」

    京太郎「……」ゴクリ

    378 = 1 :



    順子「辻垣内さん!? 宮永さん!? それとも大星さん!?」

    京太郎「なんで大星の話!」

    順子「仲良くなったんでしょ?」

    京太郎「い、いやメアド交換しただけで」

    大介(昨日の一瞬で? すげぇ奴だ……)
                 _........_,,,
                   /:::;;;;;;;;;;::::::::`\、
               /::r-―‐ュ::::::::::::::|::\
                  |:;;|_ ,.-┴-、__::::|:::::::|
               |!         ̄!-、_|
              {ー-、 <_, -―'  ;;;;,,,,>、
               | -‐〕〉  _‐--.  レィヽ::ヽ
                  |  ノ        ' }‐'
               !. 〈 ...   υ 、_/
                ! ,〃"゛ヾ、    ト,|_
                  ゙、 ー     / レ\
                    >、___,  '  /   〉
               r<  |      r-、   /\
               / ) 〉 ゙、  |  !. // / \
     _     , -r‐‐//| /     |  >'´/ /  /\
    / n__゙、__/ ̄>、__| < /   r‐イ /  / / /  /\
    二゙、_,!___rn__`ーヾ、  / / /  / / /  /   \
      Y r‐‐‐┐i i\_ \ | V ./ /  / / / /        !
    _\| |_   |//  〕  \ |o |  | / /_ //  ,     /|
    `iヽト、二二ノ , -'     |o | ノ /   | | /  /  / |


    順子「さぁ、どの学校の誰が本命なの!」

    京太郎「そ、そういうのは本人たちに任せて他人は口出しするもんじゃあねーぜ!」

    順子「有名人なんだから我慢しなさい!」

    京太郎「手厳しい!」

    グイッ

    京太郎「っとお?」

    「……」ギュゥッ

    京太郎(な、なぜ腕に抱き着かれてるんでしょうか?)


    「きょ、京太郎くんは私……の」ボソボソ

    順子(これは!?)

    大介(いいなぁ、かわいい彼女)

    「きょ、京太郎くんはわたし……たち、阿知賀学院の、仲間、ですっ」ウツムキ

    京太郎「……そ、そうそうだから俺は阿知賀のみんなが好き!」

    順子「チッ、上手く逃げられた……いや、ヘタレた」

    京太郎「へたれ?」

    「うぅっ」カァッ

    379 = 1 :


    ここまで、寝る!

    次は個人戦とか始まったり始まらなかったり
    ハルちゃんは基本息してない……いつか書こう、ハルちゃんルート

    そんじゃまたー

    380 :

    乙です
    宥姉可愛い、超可愛い!
    ハルちゃんルートも楽しみだな

    381 :


    試される大地で成香を愛でるところを見てみたい

    382 :


    ゆうちゃーかわええ

    385 = 1 :



    ―――少しして


    ガチャッ


    「ただいま~あつぅ~」

    穏乃「うわぁ天国だ」

    「散々、山登ってるとは思えない発言」

    穏乃「暑いものは暑いです」

    「あ、うん、普通だね」

    「あ、お義兄ちゃんとお姉ちゃん~」

    京太郎「おう、おかえり~てかお前ら脱ぐな脱ぐな!」


    「あ~はいはい、顔そらしといて」

    穏乃「ん~そうして」

    「あつ……」

    「汗でべとべと~」ヌギッ


    京太郎「お前ら適当か! ってぬおっ!」

    「めっ」メカクシ

    京太郎「あ、ありがとうございます」

    京太郎(背中におっぱいが、宥っぱいが!)

    386 = 1 :



    京太郎「お前らなぁ、ほんとそういうとこ良くないぞ!」

    晴絵(宥に目隠しされながら言うのシュールだな)


    「あ~確かにね、ごめんごめん」

    「別に京太郎なら変な目で見ないかと思って」

    京太郎「みんな普通に可愛いからそういう目で見るでしょ!」

    穏乃「おお~良いこと言うなぁ京太郎」

    京太郎「自信もて!」グッ

    晴絵(シュール)


    「大丈夫だよ、お義兄ちゃんなら妹の裸見ても全然平気だよ!」

    京太郎(義理は別だろ)

    「そういう問題じゃないと思うけど……」

    晴絵「その通り」

    「え~?」

    京太郎「玄は普通に可愛いしスタイル良いから」

    「そ、そうかな?」カァッ

    京太郎「おう……って宥さん、ちょっと手が目にくいこみはじめてる」

    「うん……」グリグリ

    京太郎「ちょ、それ以上いけない!」

    「耳かきしない」

    京太郎「えっ!」


    晴絵(あれ付き合ってるでしょ?)

    (絶対付き合ってるでしょ)

    穏乃(はやく付き合え)

    387 = 1 :



    京太郎「あ~やっぱ良いなぁ」

    「そう?」

    京太郎「はい、こう……あ~」


    晴絵(耳かきしてる……)

    (気絶しなくなった……耐性がついた?)

    (新手のショック療法みたいなもんね)


    「……はい、おわり」フッ

    京太郎「んぐっ」ビクッ

    (かわいい)クスッ

    京太郎(はずい……)


    (良いなぁ、私もお義兄ちゃんにしてあげたいなぁ~)


    「はい、反対向いて」

    京太郎「うっす」ゴロッ

    京太郎(これよこれ! 宥さんのお腹に顔が密着というわけじゃないがつく……そしておっぱいと太股、このジェットストリームアタック)

    「……京太郎くんって、おなかすき?」

    京太郎「へっ!? す、好きっていうかなんつーか、宥さんのおなかやらかいなって思ってはいますけど!」

    京太郎(しまったぁ! 動揺してありのまま喋ってしまった!!)

    「もう」クスッ

    京太郎(あれ、許された?)

    「……女の子にお腹がとか、デリカシー無いよ?」

    京太郎「はい、すみません、それに関してはホント」


    (もうちょっとお肉つけた方がいいかなぁ?)プニプニ

    (くぅ、歯がゆい!)

    穏乃「あ~山登りたい」トオイメ

    「ダメだ現実逃避をはじめた」

    晴絵「あ、このあたりめ美味しい」

    388 = 1 :



    ―――しばらくして夕方


    「あれ、京太郎はもう良いの~?」

    京太郎「おう、ちょっと休憩」

    穏乃「あれからずっと打ってたしね」

    晴絵「まぁ詰め込みすぎても良くないし、テレビでも見てな」

    京太郎「そうさせてもらってます」

    「でもインハイ終わっても麻雀やるんだ」

    穏乃「まぁ楽しいですから」

    「否定はしないけど」タンッ



    『個人戦で注目してるのはどなたなんですか?』

    『ん~やっぱり宮永姉妹や辻垣内さんかな~☆』

    『団体で優勝した阿知賀は出てないそうです』

    『だね、残念だけど阿知賀は例の男子、須賀京太郎くんも注目だね☆』


    京太郎「あ、瑞原さん俺の名前出してくれた」

    「麻雀したことあるんだっけ?」

    京太郎「はい……あ、メールだ。辻垣内さんか」

    「仲良しになったの?」

    京太郎「ただのメル友ですよ」アハハ

    「心配だなぁ、京太郎くんモテるから」ムゥ

    京太郎「モテないですって」

    「え~」

    「お義兄ちゃんは素敵ですのだ!」

    京太郎「嬉しいけどほら……無い無い」

    「本当?」

    京太郎「本当ですって」

    「お義兄ちゃん、浮気はダメだからねっ」

    京太郎「浮気って……」

    390 = 1 :



    京太郎「てかなんつーか、お、俺と宥さん……別に付き合ってるわけじゃないし結婚とか、ねぇ?」

    「そ、そうだよねっ」カァッ

    「もしもの話だよ?」

    京太郎「もしもでも気恥ずかしいだろ」

    「そうなの?」

    「そうだよぉ、ほら玄ちゃんと京太郎くんが結婚してるとこ想像してみてよぉ」


    京太郎(玄と俺が……)

    (玄ちゃんと京太郎くんが……)

    (お義兄ちゃんと私が……)


    ポワポワポワ


    京太郎「玄……」

    「お義兄ちゃんっ……もう、我慢できないっ」

    京太郎「俺も……お前が」

    「でも、お姉ちゃんがっ」

    京太郎「二人共、好きだぞ俺は」

    「お義兄ちゃんっ」カァッ



    京太郎(って!)カァッ

    (な、なんで……)カァッ

    (不倫風っ!?)カァッ

    391 = 1 :



    京太郎(ていうかなぜ平然と俺は宥さんと付き合った上で、しかも二人共好きってなんだよ……)ハァ

    (あ、でも……)

    (悪く、ない……かも)


    京太郎「……なんつーか」

    「や、やっぱりお義兄ちゃんはお義兄ちゃんだねっ!」

    京太郎「そ、そうか?」

    「うんっ! お姉ちゃんとがお似合いですのだ!」

    「そ、そうかなぁ?」

    「うんうん!」


    京太郎「……だ、そうです」コクリ

    「う、うん……」コクリ



    晴絵「ていうかさ……」

    「ん?」

    晴絵「なんで京太郎、ずっと宥に膝枕されたまま話してんの?」

    「放っておきましょう、シズを見て見なさい」

    穏乃「ん、なにが?」

    晴絵「凄い、もう見てない」

    392 = 1 :


    今回はここまでー

    徐々に地固め
    次は個人戦開始

    そんじゃまたー

    393 :

    おつー
    山に登りたい(意味深)にしか見えなくて辛い
    だいたい別アニメのせい

    394 :


    おんなのこのおなか
    モデル並みに引き締まっいるでもなく
    ビルダー並みに硬いでもなく
    だらしがないわけでもない
    女子高生のおなか

    395 :


    他のSSにはないこの感じ良いな
    クロチャーかわいい

    396 :

    シズがどんどん仙人の域に近づいている

    398 = 1 :



    ―――翌日【会場】


    京太郎「……」

    「えっと、京太郎くん……大丈夫?」

    京太郎「う、うっす」

    晴絵「緊張しすぎ!」ププッ

    京太郎「う、うっさい!」

    穏乃「女子個人戦の時もほとんど心ここに非ずだったもんね」

    京太郎「お、おう、結局なにがなんだか」

    「小走さんは勝ってたよ」

    京太郎「そ、そっか」

    「大丈夫……?」

    京太郎「お、おう」グッ


    「……どうする?」

    「どうするもなにも」

    穏乃「こればっかはなぁ」

    「そもそもなんで今になって、県予選と違ってテレビだから?」

    「って言ってもまだ中継されないよ?」

    「……たぶん、プレッシャーだよ」

    「中継もされないのに?」

    「私たちが優勝したのにって、思ってるんだと思う」

    「……なるほどねぇ」

    「阿知賀の名前が重いって」

    晴絵「難儀な性格だなぁ」


    「お義兄ちゃん、リラックスリラックス!」

    京太郎「お、おう」

    400 = 1 :



    ―――【会場:廊下】


    京太郎(落ち着いてきた……この先、か)


    智葉「京太郎、応援してる」フッ

    京太郎「あ、ありがとうございます智葉さん」ニッ

    エイスリン「ガンバッテ!」

    京太郎「ありがとうエイスリンさん」ニッ

    トシ「……ま、応援はしてるよ」

    京太郎「なにその意味深な言い方」

    トシ「そういう性分なのさ」

    京太郎「優勝して度胆抜いてやる」

    トシ「期待して待ってるよ」フッ


    「……ん」フリフリ

    京太郎「……ん」スッ

    「初戦は寝てるから」

    京太郎「はいはい」

    「もう胸はかしてあげないよ?」

    京太郎「誰が泣くか」ハッ

    「そっ」クスッ


    バンッ

    京太郎「……さて、いつも通り!」


    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS+一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について