元スレ京太郎「おいでませ!」宥「松実館」玄「GX!」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
351 = 1 :
―――【会場】
咲(ま、これしか選択肢……ないしね)タンッ
咲「……立直」
穏乃「……!」タンッ
淡「じゃあ、立直!」ニッ
ネリー「選択肢、ないも同然だ……立直!」タンッ
穏乃(三人まとめてっ……ああそうか“私に直撃させれば逆転できる”手ってことか……!)
咲(さぁ、ギャンブルだよ……正真正銘の運任せ!)
ネリー(運の波を、操れない……あとは願うだけ!)
淡(私は、高校100年生、大星淡!)
穏乃(っ……和了れば勝てる。でも!)
咲「セーフ」タンッ
穏乃「残念だなぁ」タンッ
ネリー「……なんとか」タンッ
淡「っ……あ~ドキドキする」タンッ
352 = 1 :
―――【阿知賀控室】
京太郎「……」
宥「京太郎くん、どうしたの?」
京太郎「……なんだか、感慨深いなって」
宥「え?」
京太郎「こうして咲を見てるってのもそうなんですけど……なによりも応援してるのが咲じゃないってのが」
宥「……仲良しっていうか、大好きだよね、京太郎くん」
京太郎「まぁ……好きですよ」
宥「……」
京太郎「ただその、もっと好きな人がいまはいますけど」ギュッ
宥「っ……うん」コクリ
玄「えへへ、私もお義兄ちゃんとお姉ちゃんが大好きだよ!」ギュッ
京太郎「あはは」
宥「もう、玄ちゃん」クスッ
晴絵「」
灼「ダメ、息してない」
憧「せっかくのラストなのにしっかり見なさいよ」
灼「それは酷ってもんじゃ……」
353 = 1 :
―――【会場】
ネリー(ここで、宮永ならツモ和了でも……)
淡(ごめんっ、みんな……もう私じゃっ)
咲「……」スッ
穏乃「……」ゴクリ
咲「勝ちだよ……」フッ
/:::::::::::/:::::/::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ::::::.
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/:::/:::::::::::::::|:::::::::ハ::::::::|:::::::::::::: | ',:::::|::::ハ:::::::::::|\|
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|:::::::|:::::从|ィ宏守ト \::::| |ィ宏守ミ. |:::::::::::::::|
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\ト、:乂 ムイ:::/
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/⌒''く ̄二=- _ `刈〕ト _, r≦〔 ⌒´
j `ー'⌒Vニ-ニ-ー=彡r┘ |_\_
/⌒| ム_/ ∨-ニ-ニ-ニ-| 〕二ニー _
/ / ⌒ / j -、 ∨ニ-ニ-ニ八ー _|ニ-ニ-ニ-ニー- _
/j 人_ノ / У ∨ニ-ニ-ニ∧ ´ ]ニ-ニ-ニ-ニ-ニ-//〕、
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/ 人__|_____」/¬く 辻ニ-ニ-ニ-∧ ]ニ-ニ-ニ-ニ-/} / .|
と"_/⌒\ 人  ̄ ̄ ̄\〉 /_ニ-ニ-ニ-/ / / |
タンッ
咲「……」
穏乃「ロンッ……!!」
咲(貴女の、ね)
ネリー「……」
淡「ごめんっ、みんなっ」グスッ
355 = 1 :
京太郎「……お」
宥「やっ……た?」
玄「か、勝った!」
憧「っし!」グッ
灼「!」
晴絵「う、お……お……」
京晴「おっしゃぁぁぁぁっっ!!!」
宥「!?」ビクッ
憧「どわっ! び、びっくりさせんじゃないわよ!」
京太郎「勝ったああああぁぁぁ! さすがタンヤオさんだぁぁぁっ!」
晴絵「優勝! 優勝……優勝ぉぉ!!?」
―――【観客席】
トシ「やはりタンヤオのみ」
塞「まぁ捨て牌見る限り」
トシ「そういうことじゃないのさ」
塞「?」
356 = 1 :
『き、決まったぁぁぁぁぁっ! 決まった決まった決まったぁぁぁぁぁぁっ!!!!』
『ちょっ、恒子ちゃんテンション上がりすぎ!』
『優勝は、阿知賀学院んんッッッ!!!』
咲「……何かが足りなかった、なにかが……」グッ
ネリー「強かった、自分の力を使いこなしてなおかつ、まともに強い」フゥ
淡「……負けちゃった」グスッ
穏乃「……」
咲「……ありがとうございました」ニコッ
ネリー「そうだね、ありがとう」フッ
淡「あ、ありっ……がとう、ございましたっ」グズッ
穏乃「うん! ありがとうございました……良い闘牌でした!」ニコッ
357 = 1 :
―――その後
恒子「お疲れ様でした! ではでは一位の阿知賀、二位の清澄高校、三位の白糸台、四位の臨海女子のみなさん!」
健夜「おめでとうございます」ペコリ
恒子「いやぁすこやんライバル登場かもしれないよ!」
健夜「楽しみだね……てか全国ネットですこやん呼びやめなよ!?」
恒子「いつも全力全開がモットーです!」
健夜「はやりちゃんに怒られろ、なんか知らないけどはやりちゃんに怒られろ!」
恒子「では二位の清澄高校から……部長の竹井さん!」
久「今年は最後の夏ということで、でも団体戦初出場でこうして三位と、いうっ……の、はっ……」グスッ
恒子「……泣き顔可愛いね」
健夜「あ?」
恒子「さすがにマジギレされそうなので大将の宮永咲さん、突如現れた大型ルーキー多めの今大会でも屈指のエース!」
咲「い、いやいや今回は負けしましたし……」
恒子「でも一度は一位浮上したり! 凄い!」
咲「親友の……」ボソッ
恒子「え?」
咲「親友の京ちゃん……そこにいる阿知賀の須賀京太郎」
京太郎「俺?」
恒子「ほうほう」ニヤッ
咲「京ちゃんに応援されたから、ここまでこれたんです。京ちゃんがいたから麻雀部に入って、京ちゃんがいたから……楽しめた」クスッ
京太郎「……おう」フッ
健夜(こ、これは私でもわかる……修羅場の予感!)
358 = 1 :
咲「ありがとう京ちゃん!」ニコッ
智葉「待て宮永妹」
照「私に妹はこわい」
智葉「ちょっと黙ってろ」
照「……」シュン
咲「うちのお姉ちゃん泣かさないでください」
照「咲……!」パァッ
智葉「いやそれは済まなかったが、京太郎は私に『阿知賀の次に応援してるから頑張ってください』と言って来たぞ……清澄とどっちが優先度高かったんだ!?」
京太郎「あ、いやそれは」
咲「あ、いやそれは私とは違うベクト……」
咲(いや、ここはおもしろさを優先して……)
咲「京ちゃん」
京太郎「おう咲さん! 誤解を解いてくれ」
咲「どっちを応援してたの?」ニコッ
京太郎(こ、こいつ……俺を追いつめて楽しんでやがる……!!?)
穏乃(胃が痛くなってきた)
憧(私も)
玄「ええ!? お義兄ちゃん、お姉ちゃんはどうするの!?」
宥「く、玄ちゃぁんっ」カァッ
京太郎「余計なこと言うな愚妹!」
咲「先輩と兄妹プレイなんてさすが京ちゃん」
京太郎「おおい!?」
恒子「ありゃ、ありゃりゃ……?」
淡(なんだろう、この疎外感)
359 = 1 :
京太郎「なんとか言ってください晴絵さん!」
晴絵「え、私?」
和「晴絵さん?」
京太郎「う゛っ」メソラシ
咲「間抜けは見つかったようだね」
智葉「友達として応援してるって言っただろう京太郎!」
京太郎「落ち着いて智葉さん!」
ハオ(いつの間に二人して名前呼びに……ちょいと早すぎませんか智葉)
まこ「おい須賀、なんとかせぇ」
京太郎「んな無茶な!?」
宥「きょ、京太郎くん……はっきり言わないきゃ」
玄「おお、なんか今の正妻って感じだったよお姉ちゃん!」
宥「あぅっ」カァッ
京太郎「待って! とりあえずインタビュー! インタビュー受けよ!」
恒子「で、誰が本命なの?」
京太郎「インタビューも脱線してる!?」
健夜「……以上現場からでした! スタジオにお返しするから収集してねはやりちゃん!」
淡「な、仲間はずれいくない! 私も混ぜろー!」
京太郎「収集つかなくなるぅ!」
360 = 1 :
―――【会場:メインホール】
京太郎(なんとか抜け出してきた、まぁ俺は関係ないからな……みんなはインタビューとか取材受けてるのかぁ)
「あれ、そこにいるのは確か……須賀さん?」
京太郎「え……ああ、確か東横さん」
桃子「こんにちはっす、あの日以来っすね」
京太郎「と言ってもお互い顔あわせたぐらいですけどね……ああ、穏乃たちが世話になりました」
桃子「いえいえ、ちょっと気になったんっすけど」
京太郎「はい?」
桃子「……昔からこう、視えないものが視えたりしたんっすか?」
京太郎「ああいや、東横さんが見えにくいって話は聞いたけど……別にそんなことは」
桃子「う~ん、でも普通は私のこと一瞬で見えるって無いんっすけど」
京太郎「ま、たまたまですよ」
桃子「ふぅ~む」
京太郎「それよりホント、福路さんたちにも伝えといてください……みなさんのおかげですって」
桃子「了解っす」フッ
京太郎(昔から視えないものが視える、か……いや、霊感とかないよなぁ)
361 = 1 :
京太郎「ふむ……」
トシ「京ちゃん、お疲れさん」
京太郎「あ、トシさん……俺は疲れてませんけどね」
トシ「一応ね、あんたも頑張ったみたいだし」
京太郎「?」
トシ「まぁどうでも良いけど……悪いね、エイスリンたちはいないよ」
京太郎「別に悪いってほどじゃ、どうしたんです?」
トシ「インタビュー見るって言ってたよ。どーせ京ちゃんの名前は出てんだ、諦めな」
京太郎「なにをっすか、ていうか……さっきから視線を感じる」
トシ「有名人だね」フッ
京太郎「ええ~てかこれ個人戦初戦敗退とか許されない雰囲気」
トシ「だね、まぁそっちに関しちゃあまり心配してないけど」
京太郎「え、そんな実力あります?」
トシ「微妙、あとはこなすことがいくつか」
京太郎「?」
トシ「まぁなんでも良いけど……とりあえず取材とかありそうだし、これから頑張りなー」
京太郎「適当!?」
トシ「またね~」フリフリ
京太郎「……また」フリフリ
??「ちょっといい?」
京太郎「へ、はい?」
??「須賀京太郎くん、よね」
京太郎(まさかさっそく?)
??「WEEKLY麻雀TODAYの……西田順子です」ニコッ
京太郎(こいつは来たな……俺の時代!)
トシ「調子乗るとろくなことにならないんだけどねー」
塞「あ、どうしたんですか?」
トシ「なんでもないよ」ククッ
362 = 1 :
今回はここまでー
次回、京ちゃん有名人になるの巻
それから個人戦も、まぁそんな濃い描写しないと思うけど
もっとイチャつかせなきゃいけないのに……
そんじゃまたー
363 :
乙です
団体戦決着が感慨深い
366 :
乙ー
感極まりすぎてヒッサテンパってますねこれは<順位
367 :
これ以上いちゃついたらハルちゃんが逝っちゃうよ
369 = 1 :
晴絵「お待たせ京太郎ー」
宥「お待たせぇ」ギュッ
京太郎「はい」ニコッ
玄「お義兄ちゃん私もっ!」ギュッ
京太郎(おもちとおもち、おもちぃぃぃぃ!)
憧「こいつナチュラルにイチャイチャと」
京太郎「あ、晴絵さん」
晴絵「……え、なに?」
灼(一瞬意識飛んでた?)
京太郎「取材申し込まれた」
晴絵「WEEKLY麻雀TODAYかぁ、良いんじゃない?」
京太郎「おっす」
穏乃「おお、京太郎が全国デビュー」
灼「もうしてると思」
晴絵「ホントだよ、このタラシ」ジトー
京太郎「誰がタラシですか!」
宥「えへへ、あったかぁい」
玄「お義兄ちゃん~♪」
憧「あんたどのツラさげて言ってんの?」
370 = 1 :
―――【ホテル】
晴絵「え~では……阿知賀学院の優勝を祝して!」
「かんぱ~い!!」
晴絵「え、今日はお酒飲んでも良いの?」
京太郎「おかわりもいいぞ!」
晴絵「……」ゴクッ
京太郎「遠慮するな、今までの分、沢山飲め!」
晴絵「うめ、うめ、うめ」ゴクゴク ウルウル
京太郎「これより!」
憧「おいやめろ」
穏乃「楽しそうだね」
灼「でもお酒飲ませるのは良くない気が……いや、幸せそうだし良いか」
宥「えへへ、ニュースでもやってるよぉ」
玄「あ、お兄ちゃんの話出てる、解説もついてるよ!」
京太郎「奈良のイケメン雀士って?」
憧「いや、ろくなこと書かれないと思うわよ経緯からして」
晴絵「うめ、うめ……」ゴクゴクッ
371 = 1 :
京太郎「ああ~今日は、俺この部屋で寝る」
憧「ちょっと京太郎!」
京太郎「誰か運んで~」
憧「ハギヨシさん呼んできてー!」
灼「いや、あっちはあっちで打ち上げしてると思」
憧「最近ほんとあれねあんた!」
穏乃「憧の頭もあれだよね」
憧「!!?」
京太郎「寝る~」
晴絵「私も~」
宥「あっ、だ、だめっ!」ギュゥッ
京太郎「宥さんだ~」ギュゥッ
宥「ひゃぁっ!?」カァッ
玄「お、おお~! お義兄ちゃん大胆!? じゃ私お義兄ちゃんの背中側から!」ギュッ
京太郎「おお~ここが天国、逝きま~す!」
憧「ダメね、寝ぼけてるわ」
晴絵「」
灼「ダメだ、寝てる……」
穏乃「ていうか気絶」
372 = 1 :
―――ド深夜
京太郎「んぅ……ぁ~」
京太郎(眠気にやられて寝てたんだった……そういや勢いあまって宥さん抱きしめ……!!?)ハッ
京太郎「!」
宥「んぅ……」zzz
京太郎(薄着の宥さん抱きしめて寝ちゃってる! てか後ろのこの感じ……玄か!)
玄「んぅ~このぷれっしゃー、おに~ちゃん……」zzz
京太郎(ええい、なぜこんなことに……!)
宥「……」zzz
京太郎「でも、やっぱかわいいな……」フッ
笑うと、手をそっとほどいて立ち上がる京太郎
手の行き場をなくしている宥と玄の手を繋がせると、ソファに座った
そうしてお茶を一口飲んでテレビをつける
京太郎「通販ぐらいやってない、か」フッ
灼「ま、そりゃね」
京太郎「あれ、灼さん起きてたんですか?」
灼「たまたまね……」
京太郎「そうですか」フッ
灼「……京太郎」
京太郎「はい?」
灼「ありがとう」
京太郎「……お礼、言われますね今日は、頑張ったのはみんななのに」
灼「京太郎も頑張ってくれた。戦ってた私たちにはよくわかる」
京太郎「そういうもんですか?」
灼「うん……だけどこれだけ言わせて」
京太郎「はい?」
灼「ハルちゃんのこと、ちゃんと振ってあげて?」
373 = 1 :
京太郎「……晴絵さん……振る……え、なにが?」
灼「え?」
京太郎「え?」
灼「……え、頭おかしいの?」
京太郎「辛辣……!!?」
灼「そりゃまあ」
京太郎「な、なんで!?」
灼「だって……ああもう、いっか」
京太郎「?」
灼「ただね、京太郎」
京太郎「はい?」
灼「……宥のこと、好き?」
京太郎「……はい、きっと」フッ
灼「なら良い。ちゃんと見えてるなら……」
京太郎「?」
灼「個人戦、頑張って」
京太郎「はい、もちろん……今度は俺の番ですから!」ニッ
灼「……そ」フッ
374 = 1 :
―――翌朝
京太郎「んぅ……」zzz
灼「ん、寝てた……っ」
灼(いつの間に、京太郎と一緒に一つの毛布にくるまって寝てた……!?)
灼「……はっ!」バッ
晴絵「」
憧「灼、あんた……」
穏乃「胃薬タベヨ」
宥「良いなぁ」
玄「お義兄ちゃん……」レイプメ
灼「こ、これはちが」
京太郎「あ、おはようあらたさん」ニコッ
灼「説明しろ」
京太郎「あ、はい」
375 = 1 :
―――さらに時は跳んで昼【喫茶店】
京太郎「えっと……」
??「あ、須賀君こっち……って松実さんも一緒なのね、歓迎するわ」
京太郎「ああ、よろしくお願いします西田さん」フッ
宥「よろしくお願いしますっ」ニコッ
京太郎「えっと、それと……」
??「WEEKLY麻雀TODAYのカメラマン……山口大介です」
京太郎「山口さん」
大介「あはは、気軽に大介さんで良いよ」
京太郎「それじゃあ大介さん、今日はお願いします」ペコ
―――【ホテル】
憧「言葉が走った」キュピーン
穏乃「ニュータイプ?」
灼「もっと速めに覚醒しといて」
晴絵「腐ってる暇があったら打って」
憧「ひどっ! てかインターハイ終わったのに麻雀しかやることないの!?」
玄「出かける?」
憧「どこに?」
灼「だれと?」
穏乃「この話はやめよう」
晴絵「賛成」
376 = 1 :
―――【喫茶店】
順子「で、色々と教えてもらうんだけど」
京太郎「あ、戦術とか能力はダメですよ?」
順子「うん、わかってるわよ」クスッ
大介(能力ってなんだ、麻雀ってなんだ……)
京太郎「あ、でもそこらへん外すと聞くことないですか?」
順子「大丈夫大丈夫、こっちはプロだし言っちゃうと会話に困るほどページ数は割けないから」
京太郎「ああ、逆に安心しました。質問も少なくなるってことですね」
順子「そういうこと」
宥(京太郎くんのページ少ないんだ……)シュン
京太郎「それじゃその数少ない質問にはしっかり答えないとですね!」
順子「ええ、お願い」
大介「……」パシャッ
順子「それじゃまず」
京太郎「……」ゴクリ
378 = 1 :
順子「辻垣内さん!? 宮永さん!? それとも大星さん!?」
京太郎「なんで大星の話!」
順子「仲良くなったんでしょ?」
京太郎「い、いやメアド交換しただけで」
大介(昨日の一瞬で? すげぇ奴だ……)
_........_,,,
/:::;;;;;;;;;;::::::::`\、
/::r-―‐ュ::::::::::::::|::\
|:;;|_ ,.-┴-、__::::|:::::::|
|!  ̄!-、_|
{ー-、 <_, -―' ;;;;,,,,>、
| -‐〕〉 _‐--. レィヽ::ヽ
| ノ ' }‐'
!. 〈 ... υ 、_/
! ,〃"゛ヾ、 ト,|_
゙、 ー / レ\
>、___, ' / 〉
r< | r-、 /\
/ ) 〉 ゙、 | !. // / \
_ , -r‐‐//| / | >'´/ / /\
/ n__゙、__/ ̄>、__| < / r‐イ / / / / /\
二゙、_,!___rn__`ーヾ、 / / / / / / / \
Y r‐‐‐┐i i\_ \ | V ./ / / / / / !
_\| |_ |// 〕 \ |o | | / /_ // , /|
`iヽト、二二ノ , -' |o | ノ / | | / / / |
順子「さぁ、どの学校の誰が本命なの!」
京太郎「そ、そういうのは本人たちに任せて他人は口出しするもんじゃあねーぜ!」
順子「有名人なんだから我慢しなさい!」
京太郎「手厳しい!」
グイッ
京太郎「っとお?」
宥「……」ギュゥッ
京太郎(な、なぜ腕に抱き着かれてるんでしょうか?)
宥「きょ、京太郎くんは私……の」ボソボソ
順子(これは!?)
大介(いいなぁ、かわいい彼女)
宥「きょ、京太郎くんはわたし……たち、阿知賀学院の、仲間、ですっ」ウツムキ
京太郎「……そ、そうそうだから俺は阿知賀のみんなが好き!」
順子「チッ、上手く逃げられた……いや、ヘタレた」
京太郎「へたれ?」
宥「うぅっ」カァッ
379 = 1 :
ここまで、寝る!
次は個人戦とか始まったり始まらなかったり
ハルちゃんは基本息してない……いつか書こう、ハルちゃんルート
そんじゃまたー
380 :
乙です
宥姉可愛い、超可愛い!
ハルちゃんルートも楽しみだな
381 :
乙
試される大地で成香を愛でるところを見てみたい
382 :
乙
ゆうちゃーかわええ
385 = 1 :
―――少しして
ガチャッ
憧「ただいま~あつぅ~」
穏乃「うわぁ天国だ」
灼「散々、山登ってるとは思えない発言」
穏乃「暑いものは暑いです」
灼「あ、うん、普通だね」
玄「あ、お義兄ちゃんとお姉ちゃん~」
京太郎「おう、おかえり~てかお前ら脱ぐな脱ぐな!」
憧「あ~はいはい、顔そらしといて」
穏乃「ん~そうして」
灼「あつ……」
玄「汗でべとべと~」ヌギッ
京太郎「お前ら適当か! ってぬおっ!」
宥「めっ」メカクシ
京太郎「あ、ありがとうございます」
京太郎(背中におっぱいが、宥っぱいが!)
386 = 1 :
京太郎「お前らなぁ、ほんとそういうとこ良くないぞ!」
晴絵(宥に目隠しされながら言うのシュールだな)
憧「あ~確かにね、ごめんごめん」
灼「別に京太郎なら変な目で見ないかと思って」
京太郎「みんな普通に可愛いからそういう目で見るでしょ!」
穏乃「おお~良いこと言うなぁ京太郎」
京太郎「自信もて!」グッ
晴絵(シュール)
玄「大丈夫だよ、お義兄ちゃんなら妹の裸見ても全然平気だよ!」
京太郎(義理は別だろ)
宥「そういう問題じゃないと思うけど……」
晴絵「その通り」
玄「え~?」
京太郎「玄は普通に可愛いしスタイル良いから」
玄「そ、そうかな?」カァッ
京太郎「おう……って宥さん、ちょっと手が目にくいこみはじめてる」
宥「うん……」グリグリ
京太郎「ちょ、それ以上いけない!」
宥「耳かきしない」
京太郎「えっ!」
晴絵(あれ付き合ってるでしょ?)
憧(絶対付き合ってるでしょ)
穏乃(はやく付き合え)
387 = 1 :
京太郎「あ~やっぱ良いなぁ」
宥「そう?」
京太郎「はい、こう……あ~」
晴絵(耳かきしてる……)
灼(気絶しなくなった……耐性がついた?)
憧(新手のショック療法みたいなもんね)
宥「……はい、おわり」フッ
京太郎「んぐっ」ビクッ
宥(かわいい)クスッ
京太郎(はずい……)
玄(良いなぁ、私もお義兄ちゃんにしてあげたいなぁ~)
宥「はい、反対向いて」
京太郎「うっす」ゴロッ
京太郎(これよこれ! 宥さんのお腹に顔が密着というわけじゃないがつく……そしておっぱいと太股、このジェットストリームアタック)
宥「……京太郎くんって、おなかすき?」
京太郎「へっ!? す、好きっていうかなんつーか、宥さんのおなかやらかいなって思ってはいますけど!」
京太郎(しまったぁ! 動揺してありのまま喋ってしまった!!)
宥「もう」クスッ
京太郎(あれ、許された?)
宥「……女の子にお腹がとか、デリカシー無いよ?」
京太郎「はい、すみません、それに関してはホント」
玄(もうちょっとお肉つけた方がいいかなぁ?)プニプニ
憧(くぅ、歯がゆい!)
穏乃「あ~山登りたい」トオイメ
灼「ダメだ現実逃避をはじめた」
晴絵「あ、このあたりめ美味しい」
388 = 1 :
―――しばらくして夕方
憧「あれ、京太郎はもう良いの~?」
京太郎「おう、ちょっと休憩」
穏乃「あれからずっと打ってたしね」
晴絵「まぁ詰め込みすぎても良くないし、テレビでも見てな」
京太郎「そうさせてもらってます」
灼「でもインハイ終わっても麻雀やるんだ」
穏乃「まぁ楽しいですから」
灼「否定はしないけど」タンッ
『個人戦で注目してるのはどなたなんですか?』
『ん~やっぱり宮永姉妹や辻垣内さんかな~☆』
『団体で優勝した阿知賀は出てないそうです』
『だね、残念だけど阿知賀は例の男子、須賀京太郎くんも注目だね☆』
京太郎「あ、瑞原さん俺の名前出してくれた」
宥「麻雀したことあるんだっけ?」
京太郎「はい……あ、メールだ。辻垣内さんか」
宥「仲良しになったの?」
京太郎「ただのメル友ですよ」アハハ
宥「心配だなぁ、京太郎くんモテるから」ムゥ
京太郎「モテないですって」
宥「え~」
玄「お義兄ちゃんは素敵ですのだ!」
京太郎「嬉しいけどほら……無い無い」
宥「本当?」
京太郎「本当ですって」
玄「お義兄ちゃん、浮気はダメだからねっ」
京太郎「浮気って……」
390 = 1 :
京太郎「てかなんつーか、お、俺と宥さん……別に付き合ってるわけじゃないし結婚とか、ねぇ?」
宥「そ、そうだよねっ」カァッ
玄「もしもの話だよ?」
京太郎「もしもでも気恥ずかしいだろ」
玄「そうなの?」
宥「そうだよぉ、ほら玄ちゃんと京太郎くんが結婚してるとこ想像してみてよぉ」
京太郎(玄と俺が……)
宥(玄ちゃんと京太郎くんが……)
玄(お義兄ちゃんと私が……)
ポワポワポワ
京太郎「玄……」
玄「お義兄ちゃんっ……もう、我慢できないっ」
京太郎「俺も……お前が」
玄「でも、お姉ちゃんがっ」
京太郎「二人共、好きだぞ俺は」
玄「お義兄ちゃんっ」カァッ
京太郎(って!)カァッ
宥(な、なんで……)カァッ
玄(不倫風っ!?)カァッ
391 = 1 :
京太郎(ていうかなぜ平然と俺は宥さんと付き合った上で、しかも二人共好きってなんだよ……)ハァ
宥(あ、でも……)
玄(悪く、ない……かも)
京太郎「……なんつーか」
玄「や、やっぱりお義兄ちゃんはお義兄ちゃんだねっ!」
京太郎「そ、そうか?」
玄「うんっ! お姉ちゃんとがお似合いですのだ!」
宥「そ、そうかなぁ?」
玄「うんうん!」
京太郎「……だ、そうです」コクリ
宥「う、うん……」コクリ
晴絵「ていうかさ……」
灼「ん?」
晴絵「なんで京太郎、ずっと宥に膝枕されたまま話してんの?」
憧「放っておきましょう、シズを見て見なさい」
穏乃「ん、なにが?」
晴絵「凄い、もう見てない」
392 = 1 :
今回はここまでー
徐々に地固め
次は個人戦開始
そんじゃまたー
393 :
おつー
山に登りたい(意味深)にしか見えなくて辛い
だいたい別アニメのせい
394 :
乙
おんなのこのおなか
モデル並みに引き締まっいるでもなく
ビルダー並みに硬いでもなく
だらしがないわけでもない
女子高生のおなか
395 :
乙
他のSSにはないこの感じ良いな
クロチャーかわいい
396 :
シズがどんどん仙人の域に近づいている
398 = 1 :
―――翌日【会場】
京太郎「……」
宥「えっと、京太郎くん……大丈夫?」
京太郎「う、うっす」
晴絵「緊張しすぎ!」ププッ
京太郎「う、うっさい!」
穏乃「女子個人戦の時もほとんど心ここに非ずだったもんね」
京太郎「お、おう、結局なにがなんだか」
灼「小走さんは勝ってたよ」
京太郎「そ、そっか」
玄「大丈夫……?」
京太郎「お、おう」グッ
憧「……どうする?」
灼「どうするもなにも」
穏乃「こればっかはなぁ」
憧「そもそもなんで今になって、県予選と違ってテレビだから?」
灼「って言ってもまだ中継されないよ?」
宥「……たぶん、プレッシャーだよ」
憧「中継もされないのに?」
宥「私たちが優勝したのにって、思ってるんだと思う」
憧「……なるほどねぇ」
灼「阿知賀の名前が重いって」
晴絵「難儀な性格だなぁ」
玄「お義兄ちゃん、リラックスリラックス!」
京太郎「お、おう」
400 = 1 :
―――【会場:廊下】
京太郎(落ち着いてきた……この先、か)
智葉「京太郎、応援してる」フッ
京太郎「あ、ありがとうございます智葉さん」ニッ
エイスリン「ガンバッテ!」
京太郎「ありがとうエイスリンさん」ニッ
トシ「……ま、応援はしてるよ」
京太郎「なにその意味深な言い方」
トシ「そういう性分なのさ」
京太郎「優勝して度胆抜いてやる」
トシ「期待して待ってるよ」フッ
咲「……ん」フリフリ
京太郎「……ん」スッ
咲「初戦は寝てるから」
京太郎「はいはい」
咲「もう胸はかしてあげないよ?」
京太郎「誰が泣くか」ハッ
咲「そっ」クスッ
バンッ
京太郎「……さて、いつも通り!」
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