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元スレ京太郎「俺が三年生?」誓子「えっちなこと……しても、いいよ?」
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玄:1-9
霞:10-18
春:19-27
美穂子:28-54
マホ:55-63
久:64-81
由暉子:82-90
怜:91-00
ゾロ目:?
直下
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久ちゃん来ましたねぇ
これでED確定&久照エンド条件達成です
したらば、おやすみなさい
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乙
はっちゃんとお風呂に入っても犯罪にならないと思っちゃうんだよねw
はっちゃんとお風呂に入っても犯罪にならないと思っちゃうんだよねw
>>425
はっちゃんが起訴しそう
はっちゃんが起訴しそう
・三年、ハロウィン
優希「トリックオアトリート! タコスくれなきゃイタズラしちゃうじぇ!」
京太郎「お前、そこは普通お菓子だろ」
優希「お菓子になるタコスだってあるんだじぇ」
京太郎「まあ、それはそうだな」
優希「というわけで、今すぐ出さないとイタズラしちゃうんだじぇ」
京太郎「はいこれ」
優希「うんうん、今すぐは無理ならイタズラしか――ってあれ?」
京太郎「いらないのか? ハロウィン仕様のタコス、作ってみたんだけどな」
優希「用意良すぎだじぇ」
京太郎「お前がそんなこと言うんじゃないかって思ってたからな」
優希「うわっ……私の思考、読まれすぎ?」
京太郎「どこの広告だ、それは」
優希「ともかく! 先輩の愛がこもったタコスをいただくじぇ!」
京太郎「500円な」
優希「え、お金取るの?」
京太郎「たったそれだけで愛が買えるなら安い安い」
優希「先輩の愛が手に入ればタコスも食べ放題……」ゴソゴソ
京太郎「冗談だから財布を取りだそうとするなっ」
桃子「トリックオアトリートっす!」
京太郎「出会い頭になんだ」
桃子「いやぁ、今日ってハロウィンじゃないっすか」
京太郎「そうだな」
桃子「帰る途中に気付いたんすけど、わざわざ戻ってゆみ先輩たちにもらいにいくのもあれじゃないっすか」
京太郎「加治木たちは居残りか?」
桃子「蒲原先輩とお勉強っすね。追試対策みたいっす」
京太郎「蒲原ェ……」
桃子「それで、ブラブラしてたら誰かに会えないかなーっと思ってたんすよ」
京太郎「そこに俺がいたと」
桃子「その通りっす」
京太郎「よし、そこになおれ」
桃子「お菓子っすか?」
京太郎「ちょっと説教」
桃子「なんでっすか! むしろイタズラするのはこっちの方っすよ!」
京太郎「うるせぇな……ちょっとこっち来い」グイッ
桃子「ど、どこに連れ込む気っすか? 清らかな乙女も今日で廃業っすか?」
京太郎「コンビニスイーツ買いに行くんだよっ」
「とりっく!」
「おあ!」
「とりーとだし!」
京太郎「お前ら、たしか池田の妹だっけ」
「きょうはおやつがもらえるひだときいて!」
「いまのとこおねえちゃんからせしめたのだけだし」
「せしめたってどういういみ?」
「さぁ?」
京太郎「ちょうどいいな。さっきコンビニでポッキー買ったからいるか?」
「「「いる!」」」
京太郎「うん、やっぱ子供は素直が一番だな」
「はやくはやくっ」
「おにいちゃんはやくっ」
「ポッキーのおにいちゃんはやくっ」
京太郎「わかってるって、少し待てよ……ほれ」
「……いっこだけ?」
「なかのふくろはふたつ……」
「ひとつたりないし!」
京太郎「わかったわかった、あと二箱買ってやるよ」
一「トリックオアトリート」
京太郎「いや、お前が言うのかよ」
一「あはは、衣は子供がやることだからって」
京太郎「本当はやりたいんだろうな」
一「そう思うよ。なんだかそわそわしてたし」
京太郎「あいつはわかりやすいなぁ」
一「それで……トリートしてくれないのかな?」
京太郎「しなかったら?」
一「こっちがイタズラしちゃうけど。ほら、ボクってトリックは得意だし」スッ
京太郎「どこから出したんだよ、そのクッキー」
一「さすがにタネは明かせないかな……あ、これ実はハギヨシさんの手作りだよ」
京太郎「なに!?」
一「わっ、そんなに食いつくんだ」
京太郎「ハギヨシさんのクッキーに対抗するとなると……」ブツブツ
一「作るとなると時間かかりそうだし、売ってるのでいいんだけど」
京太郎「既製品で勝てると思ってるのかよ!」
一「あーもう、いいから買いに行こうよ。衣だって待ってるんだから」グイグイ
京太郎「くっ、次こそは……!」
一「はいはい」
一(ふふ、ハロウィンデート……なんちゃってね)
マホ「トリックオアトリート、です!」
京太郎「お、可愛い魔女っ子だな」
マホ「そ、そんなに褒められたら照れちゃうです……」
京太郎「それで、なにをご所望だ?」
マホ「もちろんお菓子です! 和先輩たちからはもらっちゃいました」
京太郎「結構大量だな」
マホ「お兄さんのも是非欲しいですっ」
「――っ!?」ガタッ
マホ「? なんでしょうか、今の音?」
京太郎「あー、ちょっと待ってろ」
マホ「はい、待ってるです」
京太郎「で、お前は何してんだよ」
一太「い、いやぁ奇遇だね」
京太郎「さすがにストーカーはまずいだろ」
一太「ストーカー!? 馬鹿言うな、見守ってただけだよっ」
京太郎「ストーカーはみんなそう言うんだよ」
一太「本当だ! あんな格好をして歩いてるから心配でついて行ったら……」ボロッ
京太郎「まさか、陰ながら守ってたってのか?」
一太「彼女を狙う変質者があんなにいるなんて……」
京太郎「うんまぁ、ご苦労さん?」
一太「とにかく、君がいるならもう安心だな」
京太郎「待てよ、お菓子持ってたりしないか?」
一太「ドーナツならあるけど」
京太郎「よし、じゃあこっち来い」グイッ
京太郎「よう、待たせたな」
マホ「あれ、別のお兄さんが出てきました」
一太「こ、こんにちは」
マホ「こんにちはです!」
京太郎「今日は俺たちからこのドーナツを進呈だ」
マホ「ドーナツ! マホ大好きです!」
一太「ちょっと待て! あれは弟に買ったものなんだぞ!」
京太郎「あとで同じの買えばいいだろ。お代は出すよ」
一太「それよりも僕が買ったものがなんで君からもってことになってるんだ!」
京太郎「いま手持ちないから仕方ないだろ」
マホ「あの、お兄さん達ケンカしてるですか?」
京太郎「え?」
一太「いや、ケンカなんて……」
マホ「マホのせいだったらごめんなさいです……」シュン
京太郎「いやいや、してないって!」
一太「そうだよ! ほら、僕たちは仲良しだからね!」ガシッ
京太郎「おい、一太……」ギリギリ
一太「な、なんだい?」ギュウウウ
京太郎「背中抓るのはやめろよ」
一太「君こそすごい力で肩掴むのはやめてくれ」
マホ「わぁ、すごい仲良しさんです!」
「トリックオアトリート!」
京太郎「えっと、母さん?」
「イタズラしちゃうわよ?」
京太郎「童心に帰るのはいいけど、正直キツい……」
「もう、ちょっとしたおふざけじゃない。ケーキ、冷蔵庫に入ってるから」
京太郎「お、サンキュー」
「キュッキュッ!」
京太郎「なんだ、カボチャの被り物なんかして」
「ハロウィンだからね、かわいいでしょ?」
「キュッ!」
京太郎「お前もお菓子が欲しいのか?」
「そうねぇ、せっかくだから一緒におやつでも食べたら?」
京太郎「そうするか?」
「キュッ!」
京太郎「んじゃ、そうするか」
というわけでちょっと遅れたけどハロウィンの話です
うたわれるものをクリアしたんで近々本編更新します
多分、次は二本立てです
それじゃ、しつれいします
うたわれるものをクリアしたんで近々本編更新します
多分、次は二本立てです
それじゃ、しつれいします
・小学二年、出会い
『他の子達は須賀くんが急に殴ってきたと言ってます』
『先生、京太郎が理由もなくそんなことするとは思えません』
『しかしですね、現に怪我をした子もいるわけですし……』
京太郎「……」
京太郎「手、いたいな……」
京太郎「母さん、まだかな」
「お待たせ~」
京太郎「べつに、まってないけど」
「さ、帰りましょうか。あ、手つないで帰る?」
京太郎「いいって!」
「京太郎、また喧嘩したんだって?」
京太郎「あいつらがムカつくこと言うから」
「喧嘩は否定しないと……しょうがないな」スッ
京太郎「――っ」ビクッ
「手、大丈夫か?」
京太郎「あ……うん」
「するな、とは言わないけどな、せめて怪我はするな。こっちも心配するからな」
京太郎「……」
「さて、そろそろ飯だな! 今日は何かな?」
京太郎「父さんがそんなんだから、おれも……」
京太郎「ごちそーさま」
「お粗末さま♪ 宿題は?」
京太郎「今日はないけど」
「それじゃあ、お母さんとお話ね」
京太郎「……今日のこと?」
「それもあるけど、最近元気なさそうだから……なにかあったの?」
京太郎「なんもない。いつも通り」
京太郎(そうだ、いつものことなんだ……)
「ウソでしょ、お母さんには話せない?」
京太郎「だから、なんもないって」
「本当に? もし悩んでることがあるなら――」
京太郎「うっさいな! なんでもないったらなんでもないから!」
京太郎「……もうねる、おやすみ」
「……まずいこと聞いちゃったかしら?」
「意地っ張りだからなぁ、男子ってのは」
「そう思うんならなにか言ってよ」
「悪い、俺はさっき話したから」
「もう……それで、明日だっけ?」
「ああ、少しは元気出してくれるといいんだけどな」
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