のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:127,062,865人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報

    元スレ男「お前と幼馴染だったらよかった」

    SS+覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    ←前へ 1 2 3 4 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter

    51 = 49 :

    「チャラ男はお前のこと好きなんだってな」

    「なんでしってんの」

    「本人が言ってたから。付き合えば」

    「やだ」

    「ふーん。ほんとに好きな人いるんだな」

    「嘘ついてもしょうがないでしょ、頭悪いの」

    「お前よりは成績いいけどな」

    「勉強ができてもバカじゃん」

    「だまれお前も大概だからな??」

    52 = 49 :

    「あ! あの服可愛くない!?」

    「んー、女には似合わなそう」

    「は!? むかつく! しね!」

    「女は制服が一番似合ってる」

    「は、な、なにそれ」

    「照れてんの?」

    「照れてないから! 勘違い野郎!」

    「勘違い野郎!? 俺がナルシストとでもいいたいのか!?」

    「動揺しすぎじゃない? ナルシストなの?」

    「ま、まぁ自分のこと嫌いではない、けど、うん」

    「そーですか、ナルシ君」

    「ち、ちげえし!!」

    「あはは、なんかかわいい」

    「かわいいって言うな男に向かって」

    「なんか、昔からあんたと知り合いだったらよかったのにな」

    53 = 49 :

    「ああ、俺もそう思う。なんていうかお前とはノリがあう」

    「そうだね。幼馴染さんよりも?」

    「あいつはなんか、違う世界に住んでる。ファッションが理解できない」

    「確かに男とは系統違うかもね。でも仲いいじゃん」

    「幼馴染だからな。お前とも幼馴染がよかったなって、ほんとに思う」

    「そうだね……。私も思うよ……」

    「なんか暗い」

    「そんなことないし」

    「お前はよくわからないときある。いきなり怒ったり暗くなったり。二重人格なの」

    「ほんとに男は女心わからないよね」

    54 = 49 :

    「女心てお前にも適用されるの」

    「殺すぞ」

    「こわい」

    「あ、ねぇプリクラとろーよ」

    「いいけど、なんか女の子みたい」

    「全然女の子よ?」

    「すげぇ、じゃあ俺いまデートしてるのかな」

    「かもしれないよ、おめでとう」

    「やったー」

    「棒読みありがとう」

    「いえいえ」

    「あと3秒だけどどんなポーズする?」

    「かっこいいやつ。俺の真似して」

    「なんかナルシストみたいだね」

    「ち、ちげえ!!」

    「これ、財布の中しまっとこうよお互い」

    「えーなんかカップルみたいじゃん」

    「やなの」

    「……」

    「嫌ならいいけど」

    「そんなのことない」

    「さっきの間はなに」

    「時空の歪み」

    55 = 49 :

    「高校入りたての時のこと覚えてる?」

    「お前と会った時?」

    「そう。あんたが一番マシに見えた瞬間」

    「なにそれ、はらたつ」

    「あんときの男はちょっとカッコよく見えた」

    「お前が登校途中に足くじいて歩けないとか言い始めたから仕方なく」

    「でもなんも言わずに学校までおんぶしてくれた」

    「世話がやける」

    「最初全然話さなかったよね、あんた」

    「初対面の人苦手」

    「人見知りなんだね」

    「まぁな。気づいたら女と仲良くなってたな」

    「そーだね、色々あったといえばあったけどね」

    「そーだな」

    「これからもよろしく」

    「気が向いたら」

    「チッ」

    56 = 49 :

    「レディとあろうものが舌打ちとははしたない」

    「思ってもないことは言わない」

    「はい」

    「聞き分けよすぎて腹立つんだけど?」

    「短気だな、老化が早まるぞ」

    「うるさい」

    「なぁ」

    「なに次は」

    「お前ってさ…。その…すごく聞くの恥ずかしいんだけどさ」

    「なに」

    (出たこのパターンこいつの突拍子もないこと聞くやつ)

    57 = 49 :

    「お前って……」

    「なに、セフレならーー」

    「俺のこと好きなの? もしかして」

    「……え?」

    「だから、さ。俺のこと好きなのかな、って」

    「……そんなこと聞いて何になるの? そんなに自分に自信でもあるの?」

    「いや、そういうわけじゃなくて……」

    「もううざい!! 嫌い!! 帰る!!」

    58 = 49 :

    ★★★★

    「もうやだーーーー! 男がアホすぎてやだぁ」

    女友「なんでそんなこと聞いたんだろーな」

    「あいつが考えてることなんにもわかんないいぃ。泣きそう」

    女友「いやもう泣いてるから。よしよし」

    「私があいつのこと好きなのばれたかな、気まずくなるのかな」

    女友「大丈夫だよ。男はかなり鈍感だから大丈夫。ばかだから」

    「そうかなぁ」

    女友「そうだよ。いっそのこと告白でもすればいいんじゃね」

    「むりむりむりむりむり」

    女友「じゃあこれまでどおりちょっとずつせめるしかないな」

    59 = 49 :

    またきますぅ

    60 :

    乙ぅ

    61 = 49 :

    教師「貴様……攻めるなら大胆にいけ!!!!!」

    女友「うわでたーーー」

    「大胆て言われても……」

    女友「そーだよ、そんな簡単にいくもんじゃないだろ」

    教師「では決めようではないか少女よ」

    女友「喋り方なんなの」

    「決めるって何を……」

    女友「汝がいままで行った作戦は8回。作戦20回目までに恋人関係になれなければ綺麗さっぱり諦めるんだな」

    「20回……」

    女友「まぁいいかもな。あと12回猶予が残れてるって考えれば」

    教師「これでお前もこちら側の仲間入りだ、ははははははは」

    ドカッ

    教師「グエッ」

    女友「失敗前提で話すなボケ」

    教師「はい……」

    62 = 49 :

    女友「20回目までに男と付き合えなかったら諦めるってのはいい作戦かもしれないな。危機感があったほうがいい」

    「……でも……」

    教師「さぁ決めろ!!!! お前の答えを!!!!!!!」

    女友「うるさい」

    教師「はい」

    「そう……してみる」

    女友「よくいった女! さてと、次の作戦を考えますか」

    63 = 49 :

    ★★★★

    男友「お前がさ、女と遊んでる時あの人に会ったぞ」

    「そうか」

    男友「んー、そんだけ? なんとかしないの」

    「なんとかできるのかあんなの」

    男友「人間のクズだぞ? それに、この前聞いた時お前はとぼけてたけど、あいつのこと好きだったんだろ」

    「昔のことは忘れた」

    男友「まじかよー……。なーんかいっつもとぼけるよなー男は」

    チャラ「?ぉおおおおおおおおおい!!!!! 男おおおおおお!!!」

    男友「なんか来たよ(笑)」

    「どうしたチャラ男」

    チャラ「どうだったんだデートはぁ!?!?」

    64 = 49 :

    「んー、まぁまぁ」

    チャラ「いいなぁぁぁぁあああん。ところで男、お前に質問があるんだけど」

    「どうした」

    チャラ「なんか転校生がきたらしいんだけど、お前の知り合いなん?」

    男友(女が絡んでないとめちゃ普通だなコイツ)

    「転校生……? 特に身に覚えがないけど」

    チャラ「そーなんか。なんかすげぇお前のこと探してたぞ」

    「んんん」

    「男、見つけましたよ」

    「!? 誰だ」

    「なんか、この人が男のこと探してるみたいだから、連れてきちゃった」

    転校生「男君、みつけましたよ」

    「何言ってんのお前のこと知らないんだけど」

    転校生「やはりバカそうですねあなたは」

    「殴るぞクソメガネ」

    (男……全然人見知りじゃないじゃん……うそつき)

    転校生「今日放課後付き合ってもらいたいのですが」

    「はぁ? 何言ってんのお前」

    65 = 49 :

    ★★★★放課後

    男友「お前あのよくわかんないメガネのとこいくの?」

    「まぁ、別に断る理由もないしな」

    男友「なんか心配だから俺もついていく!」

    「そーかな」

    転校生「さてと、ではついてきていただきましょう」

    「なんなんだお前は」

    転校生「さぁ、僕にもわかりません」

    「???」

    男友「ちょっとまて……お前あいつに似てないか」

    転校生「?」

    「!!!!! まさか! おいメガネ、俺のことわかるか!?」

    転校生「ええわかりますよ」

    男友「俺のことは!?」

    転校生「わかりませんね、僕の使命は男君を連れていくことですから」

    「……あのクソ野郎!!!!」

    67 :

    「悪いけど、かえる」

    男友「……」

    転校生「残念ですね、またの機会に。いつか必ず」

    68 = 67 :

    ★★★★

    「片思いってさー、したことある?」

    女友「んー、あるよ」

    「楽しいのかなぁこれ」

    女友「してる本人がそんなこと聞いてきてどーすんの」

    「んー、わかんない」

    女友「なんだそれ。そういえばさ、もうすぐ二年生になるじゃんあたしら」

    「そーだね」

    女友「同じクラスになれるといいねあんたら」

    「うん!」

    女友「さてとー、次の作戦はどーするかねー」

    69 = 67 :

    作戦9

    幼馴染「おーい!! 何組だった!? うち3組!」

    「ん、3組」

    幼馴染「一緒じゃん!! 運命だわまじで結婚する??」

    「むり」

    幼馴染「ぶはは、冷たすぎまじ萎えるぅ」

    「あ、二人とも何組だった?」

    「3組だった」

    チャラ「おれも!!!! おれも!!!!!」

    男友「俺も3組だ!」

    女友「あたしもだ」

    教師「みーんな私のクラスかぁーーー覚悟しなさいね」

    転校生(5組ですか……)

    70 = 67 :

    女友「ねぇ、みんなで男の家で遊ばん?」

    男友「お、いいねぇ」

    チャラ「うええええええい」

    「い、いいね!」

    (いきなりぶち込んできたなーー)

    「ちょ、ちょっとまていきなりすぎない」

    男友「エロ本隠す準備くらいはさせてあげるからさ」

    「いやそういうことことじゃなく……」

    チャラ「うええええええい」

    女友「お前ちょっと黙れ」

    チャラ「はい」

    71 = 67 :

    幼馴染「面白そうだし、うちもエロ本探しするわ。童貞のくせに何見てんのか気になる」

    「どど童貞ちゃうわ!!」

    ★★★★男の家の前

    幼馴染「うち家近いし、一回帰ってからいくわ」

    男友「あー、んじゃ俺も」

    「私も近いし、着替えてくるね」

    チャラ「早く片付けてこいよなー」

    女友「三分くれてやろう」

    「落ち着け落ち着け。すぐ戻るからまっててくれ」

    (ていうかなんで流れで俺の家になってんの)

    72 = 67 :

    五分後

    「めちゃくちゃ急いで片付けてやったよ」

    女友「二分オーバー」

    「図々しい女」

    女友「かっこいいだろ」

    男友「なんか、お前んちくるの久しぶりだなー」

    幼馴染「あれ、お前んちの犬の名前なんだっけ、枝豆だっけ」

    「クッキーだよいい加減にしろ」

    幼馴染「ぶはははは、まじうけるぅ」

    チャラ「幼馴染さんまじ面白いのな」

    幼馴染「でしょーー」

    「お邪魔しまーす」

    73 = 67 :

    「いらっしゃーい」

    男友「おねえさん、お久しぶりです」

    幼馴染「ねえちゃん! おひさーー」

    「相変わらず、男友達は礼儀ただしいな」

    チャラ「こんちわーす」

    女友「こんちには」

    「こ、こんちには」

    「女、緊張しすぎな」

    「……」

    チャラ「てか、男ってねえちゃんいたのな」

    「まぁな。23歳で結婚の見通しもないけどね」

    ドカッッ

    「いてえええ」

    「殺すぞボケ」

    「すみません」

    74 = 67 :

    「おまえら、俺の部屋入っても荒らすなよ」

    男友「もちろん」ニヤニヤ

    チャラ「おう!!!!! 多分!!」

    女友「そんな心配すんなって、悪いようにはしないから」

    幼馴染「エロ本さがそーぜーー、いぇーい」

    「あんたの事だから黒歴史でも隠してそう」

    「お前らなんも信用できないんだけど!?!?」

    75 = 67 :

    ガチャ

    男友「さぁ、始まりました男君の部屋にエロ本があるか選手権! 一番最初に見つけた人にはそのエロ本をプレゼントします!!」

    チャラ「っしゃおらああ」

    幼馴染「気合いれるぜまぢ」

    女友「探し物なら得意分野だ!」

    「絶対負けない!!」

    「いや、ちょっとまって、え、勝手に盛り上がらないで」

    76 = 67 :

    チャラ「あ!!さっそくこれエロ本じゃね!?!?」

    女友「ただの週刊誌じゃん。あんたそのうちコロコロコミックもエロ本とか言い始めそうだな」

    男友「あ! エロ本じゃないけどなんか見つけた!!!」

    幼馴染「なになに見して!」

    「手紙ー?」

    幼馴染「なにこれラブレター?」

    「あ、ちょ、やめろ」

    男友「なになに、皆さんへ」

    幼馴染「ラブレターじゃないんかーい」

    男友「時が来たらこれを俺に渡してください?」

    「なにそれ?」

    男友「自分の自己紹介文(笑) 耳フェチとか書いてある(笑)」

    幼馴染「ぶははははは、なにそれうける」

    女友「なんだそら、タイムカプセルかよ」

    「やめろって、恥ずかしい」

    「黒歴史かなー、これは」

    「うううるさい」

    チャラ「まあ、気にすんなよ、人には黒歴史の一つや二つ」

    女友「あんたは歩く黒歴史みたいなとこあるよな」

    チャラ「え」

    77 = 67 :

    寝ますん

    78 :

    続きが気になる

    79 :

    女がんばれー

    80 :

    女がんばれー

    81 = 67 :

    男友「他にもなんかないか探すか」

    「やめて、やめて!!!」

    ★★★★

    転校生「男君には逃げられてしまいました」

    「そうか、次は必ず連れてこい」

    転校生「はい、わかりました」

    「あの子には聞かなければいけないことがあるのでな」

    ★★★★

    男友「そろそろ飯だし帰るわー」

    幼馴染「あーうちー」

    女友「んじゃあたしもー」

    チャラ「え、もうかえるーー」

    女友「ほら帰るよ!!」

    チャラ「あ、え、はい」

    女友「んじゃねー女」

    「う、うん」

    (めちゃくちゃ強引)

    「みんな帰っちゃったけど、お前はいいの?」

    「まー、家近いしいいよ。あんたの黒歴史もっとみたいしね」

    「いやもうないから。ほんとに」



    82 = 67 :

    「ねぇ、この写真立ての写真!」

    「ん、それがどうかしたのか」

    「これ男と幼馴染さん?」

    「そうだよ」

    「幼稚園くらいの頃だねこれ、二人とも可愛い」

    「そうか? お前にもこんくらいのときあっただろ」

    「うちの親昔から写真撮らなくてさー、お父さんがいつも写真嫌うから」

    「ふーん」

    「めちゃくちゃ興味なさそうで腹立つ!」

    「興味のあるよ」

    「うそつき」

    「ほんと。お前の昔の話とか聞きたいな」

    「え、な、なにいきなり」

    83 = 67 :

    「前にさ、幼馴染に恋愛感情抱いたことないの、みたいな質問してたけど女は幼馴染みたいなやついないの」

    「いないよー、小中学校は私立でこの辺の人と全然仲良くないし、いきなり公立きたのが不思議なくらい」

    「そーなのか。もしお前にも俺と同じように幼馴染がいたら、どういう感情抱いてたんだろうな」

    「わからないけど……さ。男が幼馴染だったら……ていうか、幼馴染じゃなくても……」

    「ん?」

    「ねぇ男。片想いってしたことある?」

    「秘密」

    「教えてくれたっていいじゃんケチ」

    「残念でした。お前はあるの」

    「今してるんだけど、辛いことが多いねこれ」

    「片想いは楽しいみたいな話は嘘なの」

    84 = 67 :

    「そーとも言い切れないかも」

    「じゃあやっぱり楽しい?」

    「そうだね、あんたの顔見たり声聞いたりすると、ああ片想いしててよかったなって思うよ」

    「……ん? そうか、それはよかった」

    「は!?」

    「え?」

    「あんたほんとバカじゃないの!! かえる!!」

    「んん!? ど、どしたの……」

    85 :

    ドジっこですね(^^

    86 :

    つづきまつどすえ

    87 :

    ★★★★

    女友「はぁ? それもう告白とかわらなくね」

    「うん……。勇気出したのになー。悲しい」

    女友「やっぱあいつはすごいな。わざとなのかなんなのか」

    後輩「あ、あの!」

    「ん?」

    後輩「男先輩ってこのクラスですか!」

    女友「そうだけど、どしたん」

    88 = 87 :

    後輩「男先輩に大事な話があるんです!」

    「大事な話、ってもしかして」

    女友「好きなん?あいつのこと」

    後輩「は、はい……。そうみたいです」

    女友「ライバル登場っっ!! 燃えるねー」

    後輩「ライバル……?」

    「ちょ、なにいってんの」

    後輩「女先輩ですよね? あなたも男さんのこと好きなんですか?」

    「うん、あいつのことが好きだよ。ていうかなんで私のこと知ってるの」

    89 = 87 :

    後輩「負けませんから!! 男さんの周りの人は調査済みです!!」

    女友「ストーカーってしってるか」

    後輩「男さんを呼んでほしいです!!」

    女友「話をきけよ」

    「私が呼んでくるよ」

    後輩「敵ですが感謝します」

    女友「もう戦いが始まったのか、はやいなおい」

    「男ー!! 後輩が呼んでるよー」

    「ん、わかった!」

    90 = 87 :

    後輩「男さん、これ受け取ってください!」

    「ん」

    (ラブレターっ!)

    ★★★★

    男友「なぁ、さっきの可愛い子となに話してたの」

    「あんまり話してないけど、これもらった」

    チャラ「ラブレター!?!?!?」

    「んー、どうだろ。見てみよう」

    『男先輩へ。一目惚れしました、付き合ってください。返事は明日の放課後、屋上で待ってます』

    チャラ「ファァアアアアアアック!!!!!!」

    91 = 87 :

    男友(女が絡んでなくても発狂し始めたなとうとう)

    男友「どうすんの?」

    「とりあえず、明日放課後屋上までいくことにする」

    男友「おまえ、じゃあ付き合うの!?」

    「それは……。わからない」

    チャラ「めちゃ可愛いやんあの子、死ねよ男」

    「んー……」

    92 = 87 :

    ★★★★

    「おっす」

    後輩「来てくれたんですね、返事をいただきたいです!」

    「君のことよく知らないからさ、友達から始めようよ」

    後輩「そうですよね! じゃあ今週末デートしましょう!! 電話番号教えてください!」

    「え、あ、ああ」

    後輩「じゃあまた当日電話するので出てくださいね! では!」

    「展開早すぎてすごいな……」



    (つけてきちゃったけど、あの子やるな……もう男と遊ぶ約束までしてる)

    93 = 87 :

    「なぁーどう思う」

    (独り言……?)

    「バレてるぞ、女」

    「えええ、うそいつから」

    「最初から。落ち着かなかったし、ついできそうだなって。お前のことなら大体わかるよ」

    「なにそれ。ほんとに幼馴染みたいだね。なんか嬉しいかも」

    「嬉しいの。ていうかあの子、どう思う」

    「どうって?」

    「俺のこと好きなのかな」

    94 = 87 :

    「好きって言ってたから好きなんじゃないの」

    「んー、なんか好きな人の前だと気分がもっと高揚しちゃうっていうかさ、あれだよあれ」

    「それ体験談?」

    「まぁな。……あ」

    「あんたってバカなの誘導尋問すぐ引っかかりそうだね。秘密って言ってたのに」

    「お前が妙な聴き方するから」

    「べつにしてないし。それで、その子には高揚感とかが感じられないって?」

    「そんな感じする」

    「んー隠してるんじゃないの?」

    「隠してるってなんで」

    「恥ずかしいんじゃない」

    「ふーん。そうなのか」

    95 = 87 :

    作戦10

    女友「半分まできたね、作戦今回は尾行だよ」

    「尾行って……。意味あるの?」

    女友「んー、強いて言うなら面白いから?」

    「そんなことで私の作戦カウント減らさないで!?」

    女友「まあまあ。色々知れるかもしれないしさ」

    「うー」

    ガチャ

    「いってきまーす。あれ、お前らこんなとこでなんで突っ立ってんの」

    女友「あー、ちょっとやることあってね」

    「ふーん、じゃあ俺行くわ」

    「あの子とデート?」

    「まー、そんなとこ」



    女友「デート確定だね。じゃあ尾行開始しますか」

    「うん!」

    女友「意外とノリノリじゃね? あんた」

    「そんなことないし」

    96 :

    また後できます

    98 :

    後輩「男さんの好みのタイプ教えてくださいよー」

    「んー、そうだなー」



    女友「好みのタイプの話してるよ! これは聞いとくべきじゃん!」

    「そ、そうだね!」



    「タイプっていうか、好きな人」

    後輩「いるんですか!!」

    「過去形かな、いまは色々あったから」

    後輩「そうなんですか、なんか複雑なんですね」



    女友「過去形ってどういうことなんかな。元カノとか」

    「そーなのかなー、そういう話聞いたことないからちょっとショックかも」

    99 = 98 :

    後輩「男さん! 水族館行きたいです!」

    「ん、じゃあ行くか」

    ★★★★

    「久しぶりに水族館とかきたなー。水族館好きなの?」

    後輩「はい! なんていうか、落ち着くんですよねー」

    「へぇ、なんかあんまりわからん」

    後輩「あ、ペンギンいます!! めちゃ癒されるぅー」

    「可愛いな、ペンギン」



    「なんかふつーにデート楽しんでるっぽくて腹立つ! 私と遊んだ時もっとテンション低かったのに!」

    女友「まぁまぁ怒らない怒らない。情報収集が大事だよ女」

    「そ、そだね」

    100 = 98 :

    後輩「男さん、知ってますか? 二匹一緒にいるペンギンは夫婦らしいですよ!」

    「へぇそうなのか、ずっと一緒にいるあれとかのことか」

    後輩「そうです! 私も男さんとあんな風になりたいなーーー」

    「はいはい」

    後輩「あー! 流さないでくださいよ!!」

    「流してない流してない」



    「私にはあの二人が割といい感じに見えるんですけど!?」

    女友「そんなこたないよ、だいじょぶ」

    「ほんとかなぁー」


    ←前へ 1 2 3 4 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS+一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について