私的良スレ書庫
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元スレザコ「勇者と旅に出ることになった」
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魔法で毒針使ったわけじゃなくね
まあ小物を巧みに利用する開発系の職業は向いてるかもね
ウソップ的な
まあ小物を巧みに利用する開発系の職業は向いてるかもね
ウソップ的な
一番使いやすく、誰でも使える棍棒が良いだろ。
属性も木なんだし、パワーアップできそう。
属性も木なんだし、パワーアップできそう。
ふつーに投石または弓矢で遠隔攻撃が安全かつそこそこの攻撃でいいんでない?
前者は高い武器いらないしその辺りで補充可能、デメリットは本人の投げレベルに比例すること
後者は比較的殺傷能力が高い、代わりに矢代はばかにならんしやっぱり技量による
場合によっては両方とも味方に当たるから雑魚の腕次第
前者は高い武器いらないしその辺りで補充可能、デメリットは本人の投げレベルに比例すること
後者は比較的殺傷能力が高い、代わりに矢代はばかにならんしやっぱり技量による
場合によっては両方とも味方に当たるから雑魚の腕次第
ザコ「悩んだ末に買いました!弓!!」
勇者「へぇ・・・」
ザコ「なんか反応薄くない?」
勇者「いやだってさ、ザコってさ」
勇者「弓使えるの?」
ザコ「・・・練習するよ」
武闘家「まあ弓を使うには向いてるんじゃないか?ザコは目だけはいいからな」
ザコ「だけって何!?だけって!!」
勇者「確かに」
ザコ「同意してんじゃねえよ!勇者なんだから「そこまで言わなくていいだろ?」くらい言ってみろ馬鹿!」
勇者「へぇ・・・」
ザコ「なんか反応薄くない?」
勇者「いやだってさ、ザコってさ」
勇者「弓使えるの?」
ザコ「・・・練習するよ」
武闘家「まあ弓を使うには向いてるんじゃないか?ザコは目だけはいいからな」
ザコ「だけって何!?だけって!!」
勇者「確かに」
ザコ「同意してんじゃねえよ!勇者なんだから「そこまで言わなくていいだろ?」くらい言ってみろ馬鹿!」
勇者「よし、それじゃあ出発しようか」
ザコ(はい武器も手に入れてね頑張っていきたいと思います!)
ザコ「よっしゃ行くぜ!!」タッタッタ
勇者「走ったら危ないよ!」
ザコ「はっはっは、子供じゃないんだし当たるわけn」
ドンッ
ザコ「あっ、すいません」
エルフ「いえ、大丈夫です・・・って君は・・・」
エルフ「もしかして、ザコ将軍?」
ザコ「」
ザコ(はい武器も手に入れてね頑張っていきたいと思います!)
ザコ「よっしゃ行くぜ!!」タッタッタ
勇者「走ったら危ないよ!」
ザコ「はっはっは、子供じゃないんだし当たるわけn」
ドンッ
ザコ「あっ、すいません」
エルフ「いえ、大丈夫です・・・って君は・・・」
エルフ「もしかして、ザコ将軍?」
ザコ「」
<酒場>
エルフ「まさか君に会うとは思わなかったよ」
ザコ「ソッスネ。ハハッ・・・」
彼女の名はエルフ。普通ならうっひょー!エルフかわいいよー!!ってなるとこなのですが、こいつだけは違う。
ザコ(こいつは俺の幼馴染でありながらザコ将軍というあだ名をつけた張本人。俺を裏切ったこいつの罪は重い!)
エルフ「勇者と旅をすることになったっておばさんに聞いたけど本当だったんだね」
ザコ「アッ、ソレハイロイロアッタンデ」
エルフ「へー、君みたいな雑魚でも勇者のパーティに入れるんだね」ニコッ
ザコ「ソッスネ」(この糞女〜!いちいちムカつくこと言いやがって!!)
エルフ「まさか君に会うとは思わなかったよ」
ザコ「ソッスネ。ハハッ・・・」
彼女の名はエルフ。普通ならうっひょー!エルフかわいいよー!!ってなるとこなのですが、こいつだけは違う。
ザコ(こいつは俺の幼馴染でありながらザコ将軍というあだ名をつけた張本人。俺を裏切ったこいつの罪は重い!)
エルフ「勇者と旅をすることになったっておばさんに聞いたけど本当だったんだね」
ザコ「アッ、ソレハイロイロアッタンデ」
エルフ「へー、君みたいな雑魚でも勇者のパーティに入れるんだね」ニコッ
ザコ「ソッスネ」(この糞女〜!いちいちムカつくこと言いやがって!!)
ザコ(だが待て待て、落ち着くのよザコ。勇者のパーティに入ることが決まってからシミュレーションはしてきたわ!)
ザコ(ここでビシッと決めてやるのよ!)
ザコ「アノ、モウイッテイイスカネ」
ザコ(やってもうたー!!!)
エルフ「何?全然聞こえないんだけど」ニコッ
ザコ「ダカラ、オマエニカマッテルヒマナインダヨ」
エルフ「へー、勇者様のパーティに入って随分調子にのるようになったんだね」
ザコ(やばい、話題を変えよう!!)
ザコ「そ、そういえばエルフはなんでここに?」
ザコ(ここでビシッと決めてやるのよ!)
ザコ「アノ、モウイッテイイスカネ」
ザコ(やってもうたー!!!)
エルフ「何?全然聞こえないんだけど」ニコッ
ザコ「ダカラ、オマエニカマッテルヒマナインダヨ」
エルフ「へー、勇者様のパーティに入って随分調子にのるようになったんだね」
ザコ(やばい、話題を変えよう!!)
ザコ「そ、そういえばエルフはなんでここに?」
エルフ「いや?ただ旅に出てみたいなって思っただけ」
ザコ(俺が旅に出てすぐ旅に出始めたってことは俺に気があったりするんですかねぇ・・・」
エルフ「は?」
ザコ(あ、やべぇ声に出てたよ。こいつすぐキレるからな、めんどいけど気をつけなければ」
エルフ「は?」
ザコ(あああぁぁぁぁぁぁ!!! )
エルフ「なんであんたが私にそんな口の聞き方できるわけ?」
ザコ(いかんいかん、話題を変えなければ)
ザコ「そ、そういえば彼氏さんはついて来てないの?」
エルフ「とっくに別れてるけど?てか話すり替えるなよ」
ザコ「oh...」
ザコ(俺が旅に出てすぐ旅に出始めたってことは俺に気があったりするんですかねぇ・・・」
エルフ「は?」
ザコ(あ、やべぇ声に出てたよ。こいつすぐキレるからな、めんどいけど気をつけなければ」
エルフ「は?」
ザコ(あああぁぁぁぁぁぁ!!! )
エルフ「なんであんたが私にそんな口の聞き方できるわけ?」
ザコ(いかんいかん、話題を変えなければ)
ザコ「そ、そういえば彼氏さんはついて来てないの?」
エルフ「とっくに別れてるけど?てか話すり替えるなよ」
ザコ「oh...」
エルフ「聞いてるの?ねえ」
ザコ「それは・・・その・・・」
ザコ(しかし待て、これはチャンスだ!きっとここでトラウマを克服する展開なんだよ!)
ザコ「え?別れたの?あんなにイチャイチャしてたのに?」
エルフ「あ?」
ザコ「まあ仕方ないかな、所詮は胸だけの女なわけだお前は」
エルフ「なんで君がそんなこと言えるのかな?立場、わかってるの?」
ザコ「立場をわかってないのはお前の方だぜ?勇者のパーティに手を出したらどうなるかな?」
ザコ(これは、いける・・・!)
エルフ「君にそんな力あるわけないじゃん。さあ、表出ようか」ニコッ
ザコ(目が笑っていらっしゃらない・・・)
ボコボコにされました。弓まったくあたんねえよ・・・
ザコ「それは・・・その・・・」
ザコ(しかし待て、これはチャンスだ!きっとここでトラウマを克服する展開なんだよ!)
ザコ「え?別れたの?あんなにイチャイチャしてたのに?」
エルフ「あ?」
ザコ「まあ仕方ないかな、所詮は胸だけの女なわけだお前は」
エルフ「なんで君がそんなこと言えるのかな?立場、わかってるの?」
ザコ「立場をわかってないのはお前の方だぜ?勇者のパーティに手を出したらどうなるかな?」
ザコ(これは、いける・・・!)
エルフ「君にそんな力あるわけないじゃん。さあ、表出ようか」ニコッ
ザコ(目が笑っていらっしゃらない・・・)
ボコボコにされました。弓まったくあたんねえよ・・・
ザコ「いてぇ・・・」
エルフ「二度と調子に乗らないでね?」
ザコ「わかったよ・・・」
エルフ「ん?」
ザコ「わ、わかりました」
エルフ「ははっ、君はやっぱり誰かにひれふしているほうが似合ってるよ」ニコッ
エルフ「それじゃあバイバイ」スタスタスタ
ザコ「・・・」
エルフ「二度と調子に乗らないでね?」
ザコ「わかったよ・・・」
エルフ「ん?」
ザコ「わ、わかりました」
エルフ「ははっ、君はやっぱり誰かにひれふしているほうが似合ってるよ」ニコッ
エルフ「それじゃあバイバイ」スタスタスタ
ザコ「・・・」
エルフ「勇者様も、さようなら」スタスタスタ
勇者「・・・っ!」
勇者「お前、ザコに謝「待て」
勇者「武闘家?」
武闘家「ザコが、正々堂々勝ちに来るわけないだろ」
勇者「あっ・・・」
ザコ『呪文・プラントラップ!!』
エルフ「ひゃっ・・!」ドテッ
勇者「・・・っ!」
勇者「お前、ザコに謝「待て」
勇者「武闘家?」
武闘家「ザコが、正々堂々勝ちに来るわけないだろ」
勇者「あっ・・・」
ザコ『呪文・プラントラップ!!』
エルフ「ひゃっ・・!」ドテッ
エルフ「いたっ・・・」
ザコ「ハーハッハッハッハッ!!!馬鹿が!真剣勝負なんてするわけねぇだろ!」
エルフ「あんた何して」
ザコ「毒針ザクー」グサッ
エルフ「!」
エルフ(体が痺れて・・!)
ザコ「さあ!屈辱レイプのお時間だ!」
エルフ「ひっ・・・!」
ザコ(いや、まあ勃たないんですけどね)
ザコ「ハーハッハッハッハッ!!!馬鹿が!真剣勝負なんてするわけねぇだろ!」
エルフ「あんた何して」
ザコ「毒針ザクー」グサッ
エルフ「!」
エルフ(体が痺れて・・!)
ザコ「さあ!屈辱レイプのお時間だ!」
エルフ「ひっ・・・!」
ザコ(いや、まあ勃たないんですけどね)
エルフ「な、何する気・・?」
ザコ「知りたいか?公衆の面々で、何をされるか」ニタァ
エルフ「ひっ・・!」
勇者「うわぁ・・・」ドンビキ
ザコ「ヒッヒッヒ、ヒャハハハハハハ!!!」
エルフ「いや・・・いやああぁぁぁぁ!!!!」
ザコ「よし!じゃあ行くか!!」
エルフ「!?」
勇者「え?ああ、うん」
武闘家「そ、そうだな」
エルフ「ちょっと!置いていかないでよ!ねえ!!!待ちなさいよ!!」
エルフ「ねえ!ねえってば!!!」
ザコ「知りたいか?公衆の面々で、何をされるか」ニタァ
エルフ「ひっ・・!」
勇者「うわぁ・・・」ドンビキ
ザコ「ヒッヒッヒ、ヒャハハハハハハ!!!」
エルフ「いや・・・いやああぁぁぁぁ!!!!」
ザコ「よし!じゃあ行くか!!」
エルフ「!?」
勇者「え?ああ、うん」
武闘家「そ、そうだな」
エルフ「ちょっと!置いていかないでよ!ねえ!!!待ちなさいよ!!」
エルフ「ねえ!ねえってば!!!」
勇者「えっと、ほっといてていいの?」
ザコ「いやぁ・・なんかしても報復が怖いしな」
<チョット!マチナサイヨ!!
武闘家「ああいう奴にはいい薬になると思うぞ?」
勇者「そういうものなのかな?」
ザコ「そういうもんだよ」
<ネェ!ワルカッタカラ!オイテイカナイデ!
勇者「けど彼女、もうすごい弱々しくなってるけど・・・」
ザコ「ああいう奴はまたすぐ調子に乗るからな!」
<ゼッタイユルサナイカラ!
<ツギアッタラコロスカラ!
勇者(ほんとだ・・・)
ザコ「いやぁ・・なんかしても報復が怖いしな」
<チョット!マチナサイヨ!!
武闘家「ああいう奴にはいい薬になると思うぞ?」
勇者「そういうものなのかな?」
ザコ「そういうもんだよ」
<ネェ!ワルカッタカラ!オイテイカナイデ!
勇者「けど彼女、もうすごい弱々しくなってるけど・・・」
ザコ「ああいう奴はまたすぐ調子に乗るからな!」
<ゼッタイユルサナイカラ!
<ツギアッタラコロスカラ!
勇者(ほんとだ・・・)
ザコ「よし!それじゃあ行こうぜ!!」
勇者「ほんとに置いてきちゃったよ」
武闘家「安心しろ。この町は治安がいい方だからな。町を出るときにどくけしそうをもらってるのが見えたし大丈夫だ」
ザコ「報復怖いし、はやく行こう」
武闘家「ああ」
勇者(ザコ・・・ごめんな)
ザコ「おい、どうしたんだよ、早く行こうぜ」
勇者「あ、ああ!行こう!!」
旅を始めてから一ヶ月ほど経ったが、未だ加護なし、俺はいつになったら加護をもらえるのでしょうか・・・?
勇者「ほんとに置いてきちゃったよ」
武闘家「安心しろ。この町は治安がいい方だからな。町を出るときにどくけしそうをもらってるのが見えたし大丈夫だ」
ザコ「報復怖いし、はやく行こう」
武闘家「ああ」
勇者(ザコ・・・ごめんな)
ザコ「おい、どうしたんだよ、早く行こうぜ」
勇者「あ、ああ!行こう!!」
旅を始めてから一ヶ月ほど経ったが、未だ加護なし、俺はいつになったら加護をもらえるのでしょうか・・・?
多分今日はこれで終わり。
ザコをここまで外道にする気は無かった
ザコをここまで外道にする気は無かった
乙
ザコにここまでさせたエルフさんサイドに問題があると思うので、個人的にはザコに天晴れを差し上げたいと思います
ザコにここまでさせたエルフさんサイドに問題があると思うので、個人的にはザコに天晴れを差し上げたいと思います
>>177 乙!
武道家は付き合い短いのにザコのこと良く分かってるな
武道家は付き合い短いのにザコのこと良く分かってるな
ザコ「まだ着かないのか?」
三の町を出て2日が経過したが未だ次の目的地である壱の村に到着していない。
勇者「もうすぐだよ、もうすぐ」
ザコ(一時間前にも一回聞いたんですけどねぇ・・・ん?)
壱の村は橋を渡ってしまえばすぐそこなのだが、その橋の前に何かいる。
武闘家「あれは・・・?」
もう少し近づいてみるとそいつの姿が確認できた。あれはおそらく・・
ザコ「グ、グリズリー?」
三の町を出て2日が経過したが未だ次の目的地である壱の村に到着していない。
勇者「もうすぐだよ、もうすぐ」
ザコ(一時間前にも一回聞いたんですけどねぇ・・・ん?)
壱の村は橋を渡ってしまえばすぐそこなのだが、その橋の前に何かいる。
武闘家「あれは・・・?」
もう少し近づいてみるとそいつの姿が確認できた。あれはおそらく・・
ザコ「グ、グリズリー?」
勇者「いや、あれは普通のグリズリーよりも一回り大きいね」
武闘家「それに毛皮も普通のグリズリーと違い灰色だ」
ザコ「てことは?」
勇者「あれはグリズリーの上位種、ヒュージグリズリーだね。住処は山のもっと上のはずだけど・・・」
ザコ「降りてきたのか」
武闘家「くそ・・・面倒だな、ここは山と山の間の一本道、退けるのなら退きたいが、この辺りで野宿は危険だからな」
ザコ「マジかよ、あんな強そうな奴と戦わないといけないのかよ・・・」
ヒュージグリズリー「クマー!!」
ザコ「あ、でも鳴き声は可愛い」
武闘家「それに毛皮も普通のグリズリーと違い灰色だ」
ザコ「てことは?」
勇者「あれはグリズリーの上位種、ヒュージグリズリーだね。住処は山のもっと上のはずだけど・・・」
ザコ「降りてきたのか」
武闘家「くそ・・・面倒だな、ここは山と山の間の一本道、退けるのなら退きたいが、この辺りで野宿は危険だからな」
ザコ「マジかよ、あんな強そうな奴と戦わないといけないのかよ・・・」
ヒュージグリズリー「クマー!!」
ザコ「あ、でも鳴き声は可愛い」
ザコ「とにかくまずは遠くからの攻撃だな。まずは一発目!!」ヒュン
放った矢はヒュージグリズリーに向かって真っ直ぐに飛んでいき・・・
ドスッという音と共に右腕に突き刺さったが、浅い。ダメージは低いようだ。毒が効いてる様子もない。
ヒュージグリズリー「?」
武闘家「鉄製じゃ深くは刺さらないか」
勇者「僕の剣は鋼製だから問題ないけどね」
ザコ「おいおいおい、それってつまり?」
武闘家「下がってろ」
ザコ「」
放った矢はヒュージグリズリーに向かって真っ直ぐに飛んでいき・・・
ドスッという音と共に右腕に突き刺さったが、浅い。ダメージは低いようだ。毒が効いてる様子もない。
ヒュージグリズリー「?」
武闘家「鉄製じゃ深くは刺さらないか」
勇者「僕の剣は鋼製だから問題ないけどね」
ザコ「おいおいおい、それってつまり?」
武闘家「下がってろ」
ザコ「」
武器に魔力を込めて強度をあげる、なんてこともできるらしいがもちろん俺にはできない、周囲を警戒しつつ戦いを眺めることしかできない。
ザコ(何かできないかな)
どうやら勇者と武闘家は苦戦しているようだ。もちろん俺も眺めるだけで終わる気はない。ので、魔法による援護を試みる。
ザコ(発動するのは中級魔法。時間はすげえかかるけど問題ない!遠くにいるんだし!いるんだし!!)セイスイゴクゴク
手のひらの先に球形の木の塊を作り出す。それを思いっきり回転させる。
狙うは頭、一瞬でもいいから怯ませる。
ザコ『呪文・ウッドキャノン!!』
ザコ(何かできないかな)
どうやら勇者と武闘家は苦戦しているようだ。もちろん俺も眺めるだけで終わる気はない。ので、魔法による援護を試みる。
ザコ(発動するのは中級魔法。時間はすげえかかるけど問題ない!遠くにいるんだし!いるんだし!!)セイスイゴクゴク
手のひらの先に球形の木の塊を作り出す。それを思いっきり回転させる。
狙うは頭、一瞬でもいいから怯ませる。
ザコ『呪文・ウッドキャノン!!』
木とはいえ中級魔法だ。弓よりも破壊力は高い。まあ、一回限りしか撃てないんだけど・・・
射出された木の塊はヒューグリの頭に直撃、ひるんでしまい体がぐらつく。
勇者「!?」
武闘家「!」
ザコ(おい勇者、驚いた顔で見るんじゃない!)
武闘家は間髪入れずヒューグリへ追撃。
続けて勇者が光魔法を纏った一撃でヒューグリを倒した。多分心臓部である魔石に攻撃したのだろう。
勇者「ザコ!倒したよ!!」ニッコリ
ザコ(血塗れで笑うなよ・・・怖いから)
射出された木の塊はヒューグリの頭に直撃、ひるんでしまい体がぐらつく。
勇者「!?」
武闘家「!」
ザコ(おい勇者、驚いた顔で見るんじゃない!)
武闘家は間髪入れずヒューグリへ追撃。
続けて勇者が光魔法を纏った一撃でヒューグリを倒した。多分心臓部である魔石に攻撃したのだろう。
勇者「ザコ!倒したよ!!」ニッコリ
ザコ(血塗れで笑うなよ・・・怖いから)
ヒューグリを倒した俺たちは無事橋を渡りきった。
ザコ「それにしても武闘家が橋を渡る時あんなに怖が「言うな!!」
橋さえ渡ってしまえば壱の村に到着だ。ここまでくれば四の町までもうすぐ。俺が加護を手に入れて最強のアーチャーとなる(予定の)日は近い、はずだったが。
勇者「なんだよ・・・これ」
ザコ(破壊された家屋、まだ乾いていない血、泣き叫ぶ子供、傷を負った人たち。そこには平和な村の姿なんてなかった)
どうやらあのヒュージグリズリーは橋の下の激流を渡った直後だったらしい。
つまり、俺たちの戦ったヒュージグリズリーは、俺たちに会う前に・・・
壱の村を滅ぼしていたのだ。
ザコ「それにしても武闘家が橋を渡る時あんなに怖が「言うな!!」
橋さえ渡ってしまえば壱の村に到着だ。ここまでくれば四の町までもうすぐ。俺が加護を手に入れて最強のアーチャーとなる(予定の)日は近い、はずだったが。
勇者「なんだよ・・・これ」
ザコ(破壊された家屋、まだ乾いていない血、泣き叫ぶ子供、傷を負った人たち。そこには平和な村の姿なんてなかった)
どうやらあのヒュージグリズリーは橋の下の激流を渡った直後だったらしい。
つまり、俺たちの戦ったヒュージグリズリーは、俺たちに会う前に・・・
壱の村を滅ぼしていたのだ。
はい今日は終わり。中級魔法使えるなんてザコ強くね?って思った?残念!
発動に5分かかりました!!
発動に5分かかりました!!
渡るんじゃなくて往復でした・・・
橋を渡ってないのは知能が高いだけだから・・・(震え声)
橋を渡ってないのは知能が高いだけだから・・・(震え声)
>>188 乙!
ザコだと5分勇者だと何秒?wwwwww
ザコだと5分勇者だと何秒?wwwwww
その日、僕たちはひたすらに怪我人の回復に努めた。だけど僕の初級回復魔法と薬草だけでは重傷を負った人たちを助けることはできなかった。
村の人達にに壊れなかった家の一つを使っていいと言われたけど僕は拒否して近くにテントを張ることにした。
ザコ「勇者」
勇者「何?」
ザコ「お前、あんまり重く受け止めるなよ?」
勇者「うん。けど僕がもっと早く目覚めてればこんなことにならなかったかもしれない」
ザコ「・・・ッ!」
村の人達にに壊れなかった家の一つを使っていいと言われたけど僕は拒否して近くにテントを張ることにした。
ザコ「勇者」
勇者「何?」
ザコ「お前、あんまり重く受け止めるなよ?」
勇者「うん。けど僕がもっと早く目覚めてればこんなことにならなかったかもしれない」
ザコ「・・・ッ!」
ザコ「そ、それを言うならつまらない喧嘩をして出発を遅らせた俺を責めろよ!!」
勇者「けど僕が早く起きていれば会うこともなかっただろ?」
ザコ「それなら鬼王との戦いでお荷物だった俺が悪い!!」
勇者「違う!あれは僕の不注意で!」
その時、僕はザコに殴られた。
普段のザコのパンチは全然痛くないのに、その時はなんだかいつもより痛かった。
ザコ「なんで、なんで全部自分の責任にしようとするんだよ、俺のことだってもっと責めればいいだろ!?」
勇者「けど僕が早く起きていれば会うこともなかっただろ?」
ザコ「それなら鬼王との戦いでお荷物だった俺が悪い!!」
勇者「違う!あれは僕の不注意で!」
その時、僕はザコに殴られた。
普段のザコのパンチは全然痛くないのに、その時はなんだかいつもより痛かった。
ザコ「なんで、なんで全部自分の責任にしようとするんだよ、俺のことだってもっと責めればいいだろ!?」
ザコ「それにこういうことはきっと他の場所で、何度でも起こる!いちいち抱え込んでても仕方ないだろ!?」
勇者「確かにそうだけど!頑張れば守れたかもしれなかったんだ!僕がもっと頑張っていれば良かったんだ!」
ザコ「なんでお前はそこまでしようと思えるんだよ・・・」
勇者「それは、僕が勇者だから。みんなの希望を背負ってるからだよ!」
ザコ「・・・」
ザコ「は?」
勇者「え?」
勇者「確かにそうだけど!頑張れば守れたかもしれなかったんだ!僕がもっと頑張っていれば良かったんだ!」
ザコ「なんでお前はそこまでしようと思えるんだよ・・・」
勇者「それは、僕が勇者だから。みんなの希望を背負ってるからだよ!」
ザコ「・・・」
ザコ「は?」
勇者「え?」
ザコ「さっきから俺が悪い俺が悪いって何抱え込む必要のないこと抱え込もうとしてんだよお前」
勇者「え?え?」
ザコ「何なの?僕が勇者だから!(キリッ)とか言いやがってよ。カッコつけてんの?」
ザコ「それにもしもの話をいくらしたって何も変わらねぇよ。もっと前見ろよネガティブ勇者!!」
勇者「だ、だけど・・・」
ザコ「だからもしもの話をしたって意味無いって言ってるだろ!?同じこと何度も言わせんな!ムカつくから!!」
勇者「え?え?」
ザコ「何なの?僕が勇者だから!(キリッ)とか言いやがってよ。カッコつけてんの?」
ザコ「それにもしもの話をいくらしたって何も変わらねぇよ。もっと前見ろよネガティブ勇者!!」
勇者「だ、だけど・・・」
ザコ「だからもしもの話をしたって意味無いって言ってるだろ!?同じこと何度も言わせんな!ムカつくから!!」
勇者「う・・うん、そうだね。ここまでの惨状を見たのは初めてだったから・・・混乱してたよ」
ザコ「それから、お前は俺が加護をもらうまで同行してもらわないと困るんだ。
だからそんな落ち込むなよ?暗い旅なんてごめんだからな!」
勇者「うん。わかった!」
武闘家「どうやら問題無いみたいだな」
ザコ「武闘家、見てたのか」
武闘家「テント前であの声量の言い合いをされれば誰でも気づくだろう」
勇者「それは、ごめん」
武闘家「いや、気にするな」
ザコ「それから、お前は俺が加護をもらうまで同行してもらわないと困るんだ。
だからそんな落ち込むなよ?暗い旅なんてごめんだからな!」
勇者「うん。わかった!」
武闘家「どうやら問題無いみたいだな」
ザコ「武闘家、見てたのか」
武闘家「テント前であの声量の言い合いをされれば誰でも気づくだろう」
勇者「それは、ごめん」
武闘家「いや、気にするな」
武闘家「勇者、お前は重く受け止めすぎなんだ。さっきザコも言ってたとおりねが、ねが・・・なんだったか?」
ザコ「ネガティブ」
武闘家「そう、それすぎるんだ」
勇者「武闘家・・・うん、ごめん」
勇者(確かに今回は僕らしくなかったな。気が動転しちゃった。気をつけないと。それにしても・・・)
勇者「俺、やっぱりザコを仲間にして良かったよ」ニコッ
ザコ「や、やめろよ恥ずかしい!!」
これからはもっと強く生きよう。僕はこの日そう誓った。
ザコ「ネガティブ」
武闘家「そう、それすぎるんだ」
勇者「武闘家・・・うん、ごめん」
勇者(確かに今回は僕らしくなかったな。気が動転しちゃった。気をつけないと。それにしても・・・)
勇者「俺、やっぱりザコを仲間にして良かったよ」ニコッ
ザコ「や、やめろよ恥ずかしい!!」
これからはもっと強く生きよう。僕はこの日そう誓った。
今日はこれで終わり。
全然SS書いたことないのに結構壮大なの始めちゃったからやばい。
全然SS書いたことないのに結構壮大なの始めちゃったからやばい。
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