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元スレモバP「志希の弱点を発見してしまった」
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[事務所]
P「ちひろさん、志希見かけませんでしたか」
ちひろ「見てないですね」
P「ですよね……どこ行きやがった……」
ちひろ「……また失踪ですか?えっと、なら電話を」
P「あいつの電話、俺の机の上に……」
ちひろ「え、えぇ……ちゃんと持たせないと」
P「持つように言ってるんですけどね。何度も」
P「ちひろさん、志希見かけませんでしたか」
ちひろ「見てないですね」
P「ですよね……どこ行きやがった……」
ちひろ「……また失踪ですか?えっと、なら電話を」
P「あいつの電話、俺の机の上に……」
ちひろ「え、えぇ……ちゃんと持たせないと」
P「持つように言ってるんですけどね。何度も」
ちひろ「私用携帯の番号とかは」
P「アレが兼用なんです。最初は分けてたんですけど、すぐ失くすので」
ちひろ「ズボラだ……」
P「女子高生は肌身離さず携帯持ってるはずなのに……」
ちひろ「探すの、手伝いましょうか?」
P「……15分後に見つかってなかったらお願いします」
ちひろ「はい。お仕事遅れちゃいますからね」
P「さーて、どこ行きよった」
ちひろ「ダメですよ。ちゃんと飼いならしておかないと」
P「飼いならすって……」
P「アレが兼用なんです。最初は分けてたんですけど、すぐ失くすので」
ちひろ「ズボラだ……」
P「女子高生は肌身離さず携帯持ってるはずなのに……」
ちひろ「探すの、手伝いましょうか?」
P「……15分後に見つかってなかったらお願いします」
ちひろ「はい。お仕事遅れちゃいますからね」
P「さーて、どこ行きよった」
ちひろ「ダメですよ。ちゃんと飼いならしておかないと」
P「飼いならすって……」
・・・
[屋上]
志希「ん゛~っ……ふぁぁ」
P「……こんなとこで昼寝してやがったのか」
志希「あ、やっほー。陽気に誘われて、ついね~♪」
P「つい、じゃないだろ。もう時間ギリギリだぞ」
志希「あー、うん、そうそう、お仕事、そうだったね。行こ行こー」
[屋上]
志希「ん゛~っ……ふぁぁ」
P「……こんなとこで昼寝してやがったのか」
志希「あ、やっほー。陽気に誘われて、ついね~♪」
P「つい、じゃないだろ。もう時間ギリギリだぞ」
志希「あー、うん、そうそう、お仕事、そうだったね。行こ行こー」
P「すぐ出るぞ……ってもっとマシな服ないの」
志希「ないよーん。別に衣装に着替えるんだし、よくない?」
P「今日のとこは楽屋周り寒いぞ。いつも冷房ガンガンだ」
志希「えー……あ、ならキミがいいの持ってるじゃーん♪ その上着貸してー」
P「……変なことしないならな」
志希「しないしない♪ ほらほら、ちょちょっーと寄越したまえ」
P「……はい」
志希「ないよーん。別に衣装に着替えるんだし、よくない?」
P「今日のとこは楽屋周り寒いぞ。いつも冷房ガンガンだ」
志希「えー……あ、ならキミがいいの持ってるじゃーん♪ その上着貸してー」
P「……変なことしないならな」
志希「しないしない♪ ほらほら、ちょちょっーと寄越したまえ」
P「……はい」
志希「いえーい!!おー、いいねいいね♪」
志希「やっぱ肌につけてるものは濃さが違うよ~♪」ハスハス
P「……今変なことはしないって言ったとこだよな?」
志希「やー、こんなのもらっちゃったからにはね~」
志希「無理無理、あはは、トリップしちゃいそ~♪」ハスハス
P「はぁ……とりあえず出るぞ、持ち物まとめて車に」
志希「あはははは、いいねいいね、ん~♪」ゴロゴロ
P「…………」
志希「やっぱ肌につけてるものは濃さが違うよ~♪」ハスハス
P「……今変なことはしないって言ったとこだよな?」
志希「やー、こんなのもらっちゃったからにはね~」
志希「無理無理、あはは、トリップしちゃいそ~♪」ハスハス
P「はぁ……とりあえず出るぞ、持ち物まとめて車に」
志希「あはははは、いいねいいね、ん~♪」ゴロゴロ
P「…………」
志希「このために生きてるって感じだよ、うひひ」
志希「あはは、やっぱりキミの匂いじゃなきゃね♪ ふっふふー」バタバタ
P(……)
P(こいつ)
P「……志希」ぎゅむっ
志希「ひぎゃっ!?」
志希「あはは、やっぱりキミの匂いじゃなきゃね♪ ふっふふー」バタバタ
P(……)
P(こいつ)
P「……志希」ぎゅむっ
志希「ひぎゃっ!?」
志希(え?え、あれ、首、根っこ、後ろから掴まれ……)
P「立って」
志希「う、うん」スッ
志希(……あれ、あれれ?な、何これ)
P「なあ、時間ないって言っただろ?」
志希「うん、言った、言った」
志希(あれ?違う、違う、そこ認めるところじゃ)
P「なんで時間ないか、わかる?」
志希「あ、あたしが屋上で遊んでたから」
志希(え、何、変、おかしいおかしい、なんであたし)
P「立って」
志希「う、うん」スッ
志希(……あれ、あれれ?な、何これ)
P「なあ、時間ないって言っただろ?」
志希「うん、言った、言った」
志希(あれ?違う、違う、そこ認めるところじゃ)
P「なんで時間ないか、わかる?」
志希「あ、あたしが屋上で遊んでたから」
志希(え、何、変、おかしいおかしい、なんであたし)
凛わんわんの人のしきにゃんss(しかもエロ)だと……!!!
期待せざるを得ない
期待せざるを得ない
P「そうだな。で。これ以上遊んでると間に合わない」
志希「準備、準備して、出られるように、します」
P「うん。そうして。あんまり困らせないでくれ」
志希「ごめんなさい」
P「はい。素直でよろしい」パッ
志希「…………」
志希「準備、準備して、出られるように、します」
P「うん。そうして。あんまり困らせないでくれ」
志希「ごめんなさい」
P「はい。素直でよろしい」パッ
志希「…………」
志希「っ!!!」ババッ
P「え、うおっ!?」
志希「何、今キミ何したの」
P「え?」
志希「あたしの首、掴んだでしょ」
P「……あ、え、ごめん、痛かったか?そんなつもりは」
志希「痛くない。痛くないから、それで何したか教えて」
P「何した、って」
志希「何かしたでしょ。今、何かが絶対に変だった」
P「え、いや、俺は別に」
P「え、うおっ!?」
志希「何、今キミ何したの」
P「え?」
志希「あたしの首、掴んだでしょ」
P「……あ、え、ごめん、痛かったか?そんなつもりは」
志希「痛くない。痛くないから、それで何したか教えて」
P「何した、って」
志希「何かしたでしょ。今、何かが絶対に変だった」
P「え、いや、俺は別に」
志希「何もしてないのにあんなことになるわけない。何したの」
P「……?」
志希「簡易催眠?どこかで薬使った?何かの怪しい秘術?」
P「ご、ごめん、ただ単に志希が寝転がるから引き起こそうと思って」
志希「それで?」
P「……猫に言うこと聞かせるときの手癖で、つい首を」
志希「……は?」
P「……?」
志希「簡易催眠?どこかで薬使った?何かの怪しい秘術?」
P「ご、ごめん、ただ単に志希が寝転がるから引き起こそうと思って」
志希「それで?」
P「……猫に言うこと聞かせるときの手癖で、つい首を」
志希「……は?」
P「ほら、家で猫飼っててさ」
P「テコでも動かないときは首根っこふん掴んで動かしたりするんだ」
P「確かに実力行使は悪かったと思うけど、変なことは何もしてないから……」
志希(何、それ)
P「いや、でも、うん。まずいよな。ごめん」
志希(さっき、全く抵抗する気が起きなかった)
志希(それが『首を後ろから掴んだだけ』?)
P「テコでも動かないときは首根っこふん掴んで動かしたりするんだ」
P「確かに実力行使は悪かったと思うけど、変なことは何もしてないから……」
志希(何、それ)
P「いや、でも、うん。まずいよな。ごめん」
志希(さっき、全く抵抗する気が起きなかった)
志希(それが『首を後ろから掴んだだけ』?)
P「ごめんな、そこまで不快だったならちひろさんに相談してくれても」
志希「……いい、そういうのはいいから。ちょっと一つ実験に付き合ってよ」
志希「それでチャラ。いいでしょ?」
P「……えっと、本当に時間が」
志希「30秒もかからないよ。肩。肩掴んで、何か……そう、『上着返せ』って命令して」
P「……それだけ?」
志希「……いい、そういうのはいいから。ちょっと一つ実験に付き合ってよ」
志希「それでチャラ。いいでしょ?」
P「……えっと、本当に時間が」
志希「30秒もかからないよ。肩。肩掴んで、何か……そう、『上着返せ』って命令して」
P「……それだけ?」
志希「それと、後でもう一つ。ほら、時間ないんでしょ」
ぐっ
志希「……」
P「……『上着を返せ』」
志希「……ダメだね。じゃ、もう一回。さっきと同じ感じで首裏、掴んで命令してみて」
志希「……命令して5秒したら、手は離してね」
ぎゅっ
志希「っ!!ん、んん……っ」
P「……『志希、上着返せ』」
・・・
・・
・
ぐっ
志希「……」
P「……『上着を返せ』」
志希「……ダメだね。じゃ、もう一回。さっきと同じ感じで首裏、掴んで命令してみて」
志希「……命令して5秒したら、手は離してね」
ぎゅっ
志希「っ!!ん、んん……っ」
P「……『志希、上着返せ』」
・・・
・・
・
P(あの日以来、仕事終わりに新しい習慣ができた)
P(小さな交換条件だった)
P(志希は仕事に遅刻しない、仕事中に失踪しない)
P(代わりに俺は仕事終わりに志希の実験に一回だけ付き合う)
志希「じゃ、今日は足の続きー。足首のあたりいってみよっか~♪」
P(内容は簡単。志希が部位を指定する)
ぐっ
P(俺はそこを掴んで、志希に簡単な命令をして)
P「『左手挙げて』」
P(5秒後に手を離す)
P(小さな交換条件だった)
P(志希は仕事に遅刻しない、仕事中に失踪しない)
P(代わりに俺は仕事終わりに志希の実験に一回だけ付き合う)
志希「じゃ、今日は足の続きー。足首のあたりいってみよっか~♪」
P(内容は簡単。志希が部位を指定する)
ぐっ
P(俺はそこを掴んで、志希に簡単な命令をして)
P「『左手挙げて』」
P(5秒後に手を離す)
志希「……足はこれで全部大丈夫、っと」
志希「うーん、腿以外はあんまり面白くなかったなー」
P「なあ、いつまでこの実験やるんだ?」
志希「そーだね。とりあえず四肢はもういいや。多分全部ハズレ」
P「……つまりアタリを見つけるまでやる、と」
志希「そゆこと!ま、手足がハズレなのは最初の方で気づいてたんだけどね」
志希「んふふ、キミの反応が面白いから続けてただけ。結構楽しんでたしょ~♪」
P「……」
志希「うーん、腿以外はあんまり面白くなかったなー」
P「なあ、いつまでこの実験やるんだ?」
志希「そーだね。とりあえず四肢はもういいや。多分全部ハズレ」
P「……つまりアタリを見つけるまでやる、と」
志希「そゆこと!ま、手足がハズレなのは最初の方で気づいてたんだけどね」
志希「んふふ、キミの反応が面白いから続けてただけ。結構楽しんでたしょ~♪」
P「……」
志希「明日からは腰のあたりかなー。あ、胸の方がいい?」
P「……お前なあ」
志希「にゃはは、いーじゃんいーじゃん。タダで触れるんだよ?」
P「はぁ……そもそも実験って、5秒程度で何かわかるのか?」
志希「お、ナニ、ナニ?肝心なところに移る前に触る時間延長したい?男の子だね~♪」
P「そうじゃなくて」
志希「わかるよ。5秒もあれば、じゅーぶん」
P「……お前なあ」
志希「にゃはは、いーじゃんいーじゃん。タダで触れるんだよ?」
P「はぁ……そもそも実験って、5秒程度で何かわかるのか?」
志希「お、ナニ、ナニ?肝心なところに移る前に触る時間延長したい?男の子だね~♪」
P「そうじゃなくて」
志希「わかるよ。5秒もあれば、じゅーぶん」
志希「キミに掴まれたときのあの感覚は、ちょーっと忘れられそうにないからね」
P「俺以外の人は試した?」
志希「一応ねー。ちひろさんに首揉んでもらったりで、こっそり」
志希「でも、全然ダメ。一瞬であたしの自由が消えるあの感覚は、キミだけだ」
P「自由が消える?」
志希「そう。正直、ヤな感覚だよ」
P「俺以外の人は試した?」
志希「一応ねー。ちひろさんに首揉んでもらったりで、こっそり」
志希「でも、全然ダメ。一瞬であたしの自由が消えるあの感覚は、キミだけだ」
P「自由が消える?」
志希「そう。正直、ヤな感覚だよ」
志希「キミに捕まってる間は、キミに従う以外に選択肢がないんだもん」
P「……つまりあの時は」
志希「そー。謝る気なんて全然なし!志希さん平常運転!」
志希「……でも、キミに捕まったらなぜだか謝るしかなかった」
P「まあ、素直に言うこと聞いてたよな」
志希「そんな気はなかったのにね」
P「……なんか、ごめん」
P「……つまりあの時は」
志希「そー。謝る気なんて全然なし!志希さん平常運転!」
志希「……でも、キミに捕まったらなぜだか謝るしかなかった」
P「まあ、素直に言うこと聞いてたよな」
志希「そんな気はなかったのにね」
P「……なんか、ごめん」
志希「いーってば。あたしもあんな風になるなんて予想外だったもん。ちょっと怖かったよ」
P「……やっぱり?」
志希「そりゃーねー。振り払おう、なんて思いつきもしなかったんだよ」
志希「『あれ、なんで謝ってるんだろうあたし』って考えてる間もずっとキミの言いなり」
志希「んんー。なんだろうねー、これ」
P「確かに怖いな」
志希「怖い怖い。なんでああなるか、いくつか仮説はあるんだけどね」
志希「キミに付き合う気があるなら実証実験、できるけどー?」
P「……試したいの?」
P「……やっぱり?」
志希「そりゃーねー。振り払おう、なんて思いつきもしなかったんだよ」
志希「『あれ、なんで謝ってるんだろうあたし』って考えてる間もずっとキミの言いなり」
志希「んんー。なんだろうねー、これ」
P「確かに怖いな」
志希「怖い怖い。なんでああなるか、いくつか仮説はあるんだけどね」
志希「キミに付き合う気があるなら実証実験、できるけどー?」
P「……試したいの?」
志希「だってさ、おもしろくない?志希さんなんでも言うこと聞いちゃうんだよ?」
志希「もしかしたらキミ、マインドコントロールの素質があるのかもね。にゃはは」
P「いや、それはないだろ」
志希「どうかにゃー?あ、ハンドパワー的なサムシングとか」
P「今までの実験は志希側になにかあるって前提だったんじゃないの」
志希「うん。そーだよ。とりあえずあたしは首掴まれると、ああなることはわかってるからね」
志希「ホントなら一日くらい缶詰して、試せるコトは全部試したいんだけど」
志希「あ、缶詰する?多分たのしーよ?」
P「できないのわかってて聞くな」
志希「ちぇー」
志希「もしかしたらキミ、マインドコントロールの素質があるのかもね。にゃはは」
P「いや、それはないだろ」
志希「どうかにゃー?あ、ハンドパワー的なサムシングとか」
P「今までの実験は志希側になにかあるって前提だったんじゃないの」
志希「うん。そーだよ。とりあえずあたしは首掴まれると、ああなることはわかってるからね」
志希「ホントなら一日くらい缶詰して、試せるコトは全部試したいんだけど」
志希「あ、缶詰する?多分たのしーよ?」
P「できないのわかってて聞くな」
志希「ちぇー」
P「……さっき、嫌な感覚だって言ってたよな」
志希「うん?」
P「それってアレだろ、本能的にマズいって体が黄色信号出してるんじゃないのか」
志希「おっ、いいねいいね。『本能』はあたしも考えた線だよ」
志希「ただ、逆なんだけどね」
P「逆?」
志希「そ。キミに従うように、本能があたしの意思を切り捨てる」
志希「意識ははっきりしてるのにね。決定権がないんだよ」
志希「うん?」
P「それってアレだろ、本能的にマズいって体が黄色信号出してるんじゃないのか」
志希「おっ、いいねいいね。『本能』はあたしも考えた線だよ」
志希「ただ、逆なんだけどね」
P「逆?」
志希「そ。キミに従うように、本能があたしの意思を切り捨てる」
志希「意識ははっきりしてるのにね。決定権がないんだよ」
P「なるほど……で、本能が命令してくることに今更逆らえない、とか」
志希「……今更?逆らえない?」
P「いや、適当だけど。いつも本能赴くまま好き放題やってるだろ」
志希「……」
志希「ぷっ、あは、あはははは!」
志希「うん、うん、そういう考え方ね!いいよ、うん、やっぱりキミはいい」
志希「ふふ、確かに。ツケが回ってきた、そーゆーことかも」
志希「教訓!賢いフリしたところで、創造主のプログラミングには勝てない!なーんてね」
P「いや、別にそこまでは」
志希「……今更?逆らえない?」
P「いや、適当だけど。いつも本能赴くまま好き放題やってるだろ」
志希「……」
志希「ぷっ、あは、あはははは!」
志希「うん、うん、そういう考え方ね!いいよ、うん、やっぱりキミはいい」
志希「ふふ、確かに。ツケが回ってきた、そーゆーことかも」
志希「教訓!賢いフリしたところで、創造主のプログラミングには勝てない!なーんてね」
P「いや、別にそこまでは」
志希「くくく、いいんだよ。うん、確かにそうなのかも」
P「え」
志希「実際、あたしがキミの匂いにどーしよもなく惹かれちゃう理由も」
志希「キミに首を掴まれると服従しちゃうのも」
志希「全部その辺のコトのせいにしちゃえば、簡単な話だ」
P「……その辺のコト?」
P「え」
志希「実際、あたしがキミの匂いにどーしよもなく惹かれちゃう理由も」
志希「キミに首を掴まれると服従しちゃうのも」
志希「全部その辺のコトのせいにしちゃえば、簡単な話だ」
P「……その辺のコト?」
志希「本能。結局は哺乳類で、獣、ってコト。要は、神サマのせい」
P「……えっと」
志希「にゃはは。つまりね?」
ずいっ
志希「『雌』だから」
P「っ!!」
志希「好みの匂いの『雄』には逆らえないんだ」
P「お、おい」
P「……えっと」
志希「にゃはは。つまりね?」
ずいっ
志希「『雌』だから」
P「っ!!」
志希「好みの匂いの『雄』には逆らえないんだ」
P「お、おい」
志希「ふふ、いい、やっぱりキミはいいよ。うん。そう考えると全部しっくりくる」
P「志希、近い、近いから」
志希「ね、今日はもう一回実験、してみない?」
志希「あの時みたいにしてさ。命令の内容は好きに決めていいよ」
P「好き、に」
志希「そー。好きに。『脱げ』でも『跨がれ』でも」
P「お、俺はそんな、別に、お前に無理矢理何かさせる気なんて」
志希「うん。だろーね。じゃ、無理矢理じゃなかったら?」
P「志希、近い、近いから」
志希「ね、今日はもう一回実験、してみない?」
志希「あの時みたいにしてさ。命令の内容は好きに決めていいよ」
P「好き、に」
志希「そー。好きに。『脱げ』でも『跨がれ』でも」
P「お、俺はそんな、別に、お前に無理矢理何かさせる気なんて」
志希「うん。だろーね。じゃ、無理矢理じゃなかったら?」
P「無理矢理じゃないって、どういう」
志希「あたしね、今、結構いいかなーなんて思ってるんだ。しっくりくるんだよね」
志希「キミに従わせられるのは、悪くない気がしてる」
志希「いや、違う。悪くないどころか、いいんだよ。正しい気すらする」
P「いや、でもな、従わせるなんて」
志希「ふふ。キミ次第だよ。キミに命令されて服従するのは、あたしにとって望むところなんだ」
P(志希が)
P(予測不能って単語に足が生えたような、一ノ瀬志希が)
P(服従、って)
ぞくり
志希「あたしね、今、結構いいかなーなんて思ってるんだ。しっくりくるんだよね」
志希「キミに従わせられるのは、悪くない気がしてる」
志希「いや、違う。悪くないどころか、いいんだよ。正しい気すらする」
P「いや、でもな、従わせるなんて」
志希「ふふ。キミ次第だよ。キミに命令されて服従するのは、あたしにとって望むところなんだ」
P(志希が)
P(予測不能って単語に足が生えたような、一ノ瀬志希が)
P(服従、って)
ぞくり
志希「……あ。ふふ、この匂いは初めてだね」
志希「いいよ。おいで。ほら、なんでもいいよ」
P「さ、流石に事務所だし、人が来るかも」
志希「来ないよ。そういう時間だってことは、キミが一番よく知ってる」
P「……」
志希「いいんだよ」
志希「キミがその気になれば、あたしはこの地球上でキミにとって一番都合のいい雌になる」
志希「だから。……ね?」
P「…………っ、ああっ、くそっ……!」
ぎゅうっ
志希「いいよ。おいで。ほら、なんでもいいよ」
P「さ、流石に事務所だし、人が来るかも」
志希「来ないよ。そういう時間だってことは、キミが一番よく知ってる」
P「……」
志希「いいんだよ」
志希「キミがその気になれば、あたしはこの地球上でキミにとって一番都合のいい雌になる」
志希「だから。……ね?」
P「…………っ、ああっ、くそっ……!」
ぎゅうっ
志希「~~~~っ!!!」
志希(っ、あ、これ、これ)
志希(髪ごと、首の付け根、掴まれて)
志希(視線も、逸らせない)
志希(逃げるとか、反抗するとか、絶対に無理)
志希(そう、これ、あたしの本能だ)
志希(本能が諦めてるんだ)
志希(だって、そーじゃなきゃ、こんな)
どくん
志希(っ、あ、これ、これ)
志希(髪ごと、首の付け根、掴まれて)
志希(視線も、逸らせない)
志希(逃げるとか、反抗するとか、絶対に無理)
志希(そう、これ、あたしの本能だ)
志希(本能が諦めてるんだ)
志希(だって、そーじゃなきゃ、こんな)
どくん
志希(……っ、すごい、すごい、やっぱり)
志希(わかる、お腹に、血が集まってる)
志希(体中の細胞が、屈服しろって、言ってる)
志希(目の前の、雄に。屈服しろ、って)
志希(わかる、お腹に、血が集まってる)
志希(体中の細胞が、屈服しろって、言ってる)
志希(目の前の、雄に。屈服しろ、って)
P(……うわ、ヤバい、ヤバいぞこれ)
P(志希のヤツ、見るからに発情してる)
P(獣じみた息遣い)
P(上気して、じんわりと赤くなった首元)
P(情欲で濁って、焦点が定まらない目)
『多分言いなりだよ』
志希「っ、ふっ、ふーっ……ふっ、ふっ」
P(……期待、してる)
P(俺が、何か、命令するのを待ってる)
P「えっと」
P(志希が、しなさそうなこと)
P(例えば)
P(志希のヤツ、見るからに発情してる)
P(獣じみた息遣い)
P(上気して、じんわりと赤くなった首元)
P(情欲で濁って、焦点が定まらない目)
『多分言いなりだよ』
志希「っ、ふっ、ふーっ……ふっ、ふっ」
P(……期待、してる)
P(俺が、何か、命令するのを待ってる)
P「えっと」
P(志希が、しなさそうなこと)
P(例えば)
志希(あは、あはは、何これ、何これ)
志希(頭の中、ぐっちゃぐちゃ)
志希(ダメ、もうダメなんだ)
志希(前は自由が効かなくて、嫌だったのに)
志希(その意味を理解したからには、もう、ダメだ、あたし)
P「……志希」
志希(ああ。うん、そう、そう来なきゃ)
志希(頭の中、ぐっちゃぐちゃ)
志希(ダメ、もうダメなんだ)
志希(前は自由が効かなくて、嫌だったのに)
志希(その意味を理解したからには、もう、ダメだ、あたし)
P「……志希」
志希(ああ。うん、そう、そう来なきゃ)
志希(嬉しい。嬉しい。キミも、乗り気になってくれるなんて)
志希(いいよ。いい。なんでもいいから、あたしを、従えて)
P「……『おねだり』」
志希(……ねだる)
志希(ねだる)
志希(キミに)
志希(してもらうために)
志希(……っ、あは、あはは)
志希(いいよ。いい。なんでもいいから、あたしを、従えて)
P「……『おねだり』」
志希(……ねだる)
志希(ねだる)
志希(キミに)
志希(してもらうために)
志希(……っ、あは、あはは)
ぎゅむっ
P「うおっ」
志希(いい、いい)
志希(そう、キミに、してもらう。それが、いい)
志希(近い、こんなに近い)
志希(あたしの匂いと、キミの匂いが、混ざって)
志希(頭が、脳が。とろけて、なくなりそう)
志希(でも、いい。それも、いい)
志希(もっと、もっと、感じて)
志希(あたしを)
P「うおっ」
志希(いい、いい)
志希(そう、キミに、してもらう。それが、いい)
志希(近い、こんなに近い)
志希(あたしの匂いと、キミの匂いが、混ざって)
志希(頭が、脳が。とろけて、なくなりそう)
志希(でも、いい。それも、いい)
志希(もっと、もっと、感じて)
志希(あたしを)
志希(胸も)
むにゅっ
P「っ……」
志希(お腹も)
ずりっ
P「し、志希、」
志希(全部、全部、キミに、あげるから)
志希(もっと、混ぜて、全部、全部、ちょーだい)
むにゅっ
P「っ……」
志希(お腹も)
ずりっ
P「し、志希、」
志希(全部、全部、キミに、あげるから)
志希(もっと、混ぜて、全部、全部、ちょーだい)
ピクッ
志希(……ふふ。ふふ、ちゃんと、反応してくれてる)
志希(あたしの『雌』に、キミの『雄』が)
志希(嬉しい、嬉しい、嬉しい)
志希(キミを興奮させられてる)
志希(キミは、きっとあたしを求めてくれる)
志希(いいよ、もっと、興奮して)
志希(もっと、求めて)
志希(もっと、捕まえて)
志希(あたしを、全部、全部、)
志希(……ふふ。ふふ、ちゃんと、反応してくれてる)
志希(あたしの『雌』に、キミの『雄』が)
志希(嬉しい、嬉しい、嬉しい)
志希(キミを興奮させられてる)
志希(キミは、きっとあたしを求めてくれる)
志希(いいよ、もっと、興奮して)
志希(もっと、求めて)
志希(もっと、捕まえて)
志希(あたしを、全部、全部、)
チャリーン チャリーン
P「っ……あ、ちひろさんから、着信」
志希(もっと、もっと、キミを、キミを)
ずり ずり
P(こ、こいつ、全然聞こえてない)
P(目もとろけて、一心不乱に体押し付けて、腰も振っちゃって)
P(……ヤバイ、Pチャンめっちゃ元気になってきた)
P(いや、うん、正直たまらん)
P(でも、千川ちひろ、畜生、これってどうせこれから戻りますメールだよな)
P(10分あれば……いや、いやいや、今の志希は完全にタガが外れてる)
P(ダメだ、ダメだ、この据え膳は今は食えない……!)
P「……志希、『おあずけ』」
パッ
志希「っ、え、あ……」
P「ごめん、ほら、今ちひろさんから着信が」
P「あと数分で帰ってくるだろうから。続きは……えっと、まあ、延期で」
志希「……」ギリッ
P「!?」ゾクッ
P「ちょ、落ち着け落ち着け」
パッ
志希「っ、え、あ……」
P「ごめん、ほら、今ちひろさんから着信が」
P「あと数分で帰ってくるだろうから。続きは……えっと、まあ、延期で」
志希「……」ギリッ
P「!?」ゾクッ
P「ちょ、落ち着け落ち着け」
P「え、えっと……あ、そ、そうそう、実験の結果は」
志希「…………ああ。実験。うん、そう、そうだったね」
志希「ダメ。ダメだよ、これ。絶対に無理」
P「……」
志希「仮説の通りだ。あたし、キミに捕まると、ダメなんだよ」
志希「自由がなくなるとか、そういう話じゃなかったんだ、最初から」
P「……ダメ、って」
志希「…………ああ。実験。うん、そう、そうだったね」
志希「ダメ。ダメだよ、これ。絶対に無理」
P「……」
志希「仮説の通りだ。あたし、キミに捕まると、ダメなんだよ」
志希「自由がなくなるとか、そういう話じゃなかったんだ、最初から」
P「……ダメ、って」
志希「わかってるでしょ。あたしも今ので確信したよ」
志希「キミに捕まったら、あたしはもう終わり。負け」
P「……なんかヤバい感じではあったけど」
志希「今もだよ。今、こうしてる間も全然興奮が止まないくらい、キミの『モノ』にされたくなってる」
志希「しかもまるでコントロールできない。見たでしょ?」
P(見たというか、うん)
志希「キミがやめろって言わなければ、多分してくれるまであれを続けてた」
志希「キミに捕まったら、あたしはもう終わり。負け」
P「……なんかヤバい感じではあったけど」
志希「今もだよ。今、こうしてる間も全然興奮が止まないくらい、キミの『モノ』にされたくなってる」
志希「しかもまるでコントロールできない。見たでしょ?」
P(見たというか、うん)
志希「キミがやめろって言わなければ、多分してくれるまであれを続けてた」
P「……ごめん。もっと別の命令にすればよかった」
志希「別の?ダメだよ。あれは正解」
志希「キミに命令された瞬間も、キミに体擦りつけてる間も、恐ろしいほど幸せだったもん」
P「……幸せ、って」
志希「さっきの考え方で言えば、本能があたしを褒めてくれてたんだ。よしよし、それでいいぞ、って」
志希「それで、脳内麻薬どばどばー。頭がドーン」
志希「結果、頭も体もとろっとろ」
くちゅっ
志希「ほら。水音しちゃう」
P「……っ」
志希「別の?ダメだよ。あれは正解」
志希「キミに命令された瞬間も、キミに体擦りつけてる間も、恐ろしいほど幸せだったもん」
P「……幸せ、って」
志希「さっきの考え方で言えば、本能があたしを褒めてくれてたんだ。よしよし、それでいいぞ、って」
志希「それで、脳内麻薬どばどばー。頭がドーン」
志希「結果、頭も体もとろっとろ」
くちゅっ
志希「ほら。水音しちゃう」
P「……っ」
志希「で、延期って、いつ。いつならいいの?」
P「いや、あのな、」
志希「ダメじゃないよね。キミの匂いは絶対にYESって言ってた」
P「……うん、まあ、実際あそこまでされたら拒むに拒めないというか」
志希「ね、いつ?夜?今から二人で失踪しちゃう?」
P「……えっと、予定決めないとダメ?」
志希「……あ。そっか」
P「いや、あのな、」
志希「ダメじゃないよね。キミの匂いは絶対にYESって言ってた」
P「……うん、まあ、実際あそこまでされたら拒むに拒めないというか」
志希「ね、いつ?夜?今から二人で失踪しちゃう?」
P「……えっと、予定決めないとダメ?」
志希「……あ。そっか」
志希「いや、ううん、決めなくていーよ」
P「うん、それが俺としても助かるというか」
志希「そうだ。そう。いつでも。いつでもいいんだよ」
P「え」
志希「キミに首を掴まれた瞬間、あたしは『負け』なんだ」
志希「だから、キミのタイミングでいい」
P「俺の、タイミング」
P「うん、それが俺としても助かるというか」
志希「そうだ。そう。いつでも。いつでもいいんだよ」
P「え」
志希「キミに首を掴まれた瞬間、あたしは『負け』なんだ」
志希「だから、キミのタイミングでいい」
P「俺の、タイミング」
志希「うん。キミが、欲しくなったら」
志希「あたしがお昼寝中でも、ご飯食べてるときでも、なんなら他の人と話してるときでも」
志希「事務所のソファーでも、車の中でも、その辺の路地裏でもいい」
P「……いや、いやいや、そんな」
志希「あ、携帯持っとく理由ができたね。そーゆー呼び出し方もオッケーだよ?」
志希「もちろん、最後はキミ次第だけど。キミがすることは、ただひとつ。あたしを捕まえるだけ」
P「……俺はそんなこと」
志希「していいんだよ。あたしになら。ううん、違う。むしろ、して欲しいんだ」
P「……」ゴクッ
志希「あたしがお昼寝中でも、ご飯食べてるときでも、なんなら他の人と話してるときでも」
志希「事務所のソファーでも、車の中でも、その辺の路地裏でもいい」
P「……いや、いやいや、そんな」
志希「あ、携帯持っとく理由ができたね。そーゆー呼び出し方もオッケーだよ?」
志希「もちろん、最後はキミ次第だけど。キミがすることは、ただひとつ。あたしを捕まえるだけ」
P「……俺はそんなこと」
志希「していいんだよ。あたしになら。ううん、違う。むしろ、して欲しいんだ」
P「……」ゴクッ
志希「……くく。いいね、その顔」
ちゅっ
P「っ!?」
志希「後でちゃちゃっと襲ってくれてもいいよ~♪今すっごいムラムラしてるから」ヒソッ
P「だ、だから!」
志希「はーあ、ちひろさんってば、間が悪いなー」
志希「びっしょびしょだし匂いでバレちゃうよー、これ。着替え着替えーっと」
志希「ふふ、キミもズボンの中のそれ、早くどうにかしなよ~♪」
P「……」
Pチャン「……」
志希「手伝う?」
P「いや、本当、とりあえず離れて、俺も落ち着かないから」
志希「ししし」
ちゅっ
P「っ!?」
志希「後でちゃちゃっと襲ってくれてもいいよ~♪今すっごいムラムラしてるから」ヒソッ
P「だ、だから!」
志希「はーあ、ちひろさんってば、間が悪いなー」
志希「びっしょびしょだし匂いでバレちゃうよー、これ。着替え着替えーっと」
志希「ふふ、キミもズボンの中のそれ、早くどうにかしなよ~♪」
P「……」
Pチャン「……」
志希「手伝う?」
P「いや、本当、とりあえず離れて、俺も落ち着かないから」
志希「ししし」
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