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元スレ京太郎「修羅場ラヴァーズ」爽「完全無欠のハッピーエンド!」
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「でもさー。実際、きょーたろーってテルのことそんな好きじゃないよねー?」
淡のその言葉に、京太郎は特に驚きもしなかった。
噂は事実であるし、否定はできないが――そこに、恋慕の情は無い。
求められたから、応えた。
嫌いではないし、照は美人だから。
今はlikeだが、そのうちloveに変わるかもしれない。
そんな風に、引きずるように関係を続けて。
「……いや、そんな事はねえよ」
淡のその言葉に、京太郎は特に驚きもしなかった。
噂は事実であるし、否定はできないが――そこに、恋慕の情は無い。
求められたから、応えた。
嫌いではないし、照は美人だから。
今はlikeだが、そのうちloveに変わるかもしれない。
そんな風に、引きずるように関係を続けて。
「……いや、そんな事はねえよ」
男として、中途半端な自分を自覚している。
決して褒められたものではないその本心を、淡に伝える理由はない。
「互いに好き、だから付き合ってんだよ」
「ふぅん?」
つまらなそうに小首を傾げる淡。
幼子のように目を丸くして、じぃっと京太郎を見詰める。
「告白はどっちから?」
「……」
ずいっと身を乗り出して、パーソナルスペースを遠慮なく犯してくる。
居心地が悪くなり、京太郎は目線を逸らす。
「ねね。どっちから?」
「……向こう、から」
「ふーん」
更に一歩。淡は踏み出す。
もう一歩近付いて、京太郎が身を屈めたら、鼻先が触れ合う距離。
決して褒められたものではないその本心を、淡に伝える理由はない。
「互いに好き、だから付き合ってんだよ」
「ふぅん?」
つまらなそうに小首を傾げる淡。
幼子のように目を丸くして、じぃっと京太郎を見詰める。
「告白はどっちから?」
「……」
ずいっと身を乗り出して、パーソナルスペースを遠慮なく犯してくる。
居心地が悪くなり、京太郎は目線を逸らす。
「ねね。どっちから?」
「……向こう、から」
「ふーん」
更に一歩。淡は踏み出す。
もう一歩近付いて、京太郎が身を屈めたら、鼻先が触れ合う距離。
「じゃあさ」
小さな口が、言葉を紡ぐ。
「私がおんなじことしたら」
無邪気で、悪意もない。
「テルと同じこと。してくれる?」
ただ純粋に、欲しいと強請る言葉。
小さな口が、言葉を紡ぐ。
「私がおんなじことしたら」
無邪気で、悪意もない。
「テルと同じこと。してくれる?」
ただ純粋に、欲しいと強請る言葉。
「……はぁ」
小さな溜息を一つ。
ねーねーねーねーと纏わりつく淡を見下ろし、右人差し指を彼女の額に向ける。
「ばーか」
「あいたっ!?」
ペシリ、と軽く力を込めてデコピン。
とてもキレイなフォームで放たれたそれは見事デコのど真ん中を打ち抜き、淡は大袈裟に額を押さえて仰け反った。
「体罰反対っ」
「大丈夫だろ。中身ないし」
「ひどくないっ!?」
小さな溜息を一つ。
ねーねーねーねーと纏わりつく淡を見下ろし、右人差し指を彼女の額に向ける。
「ばーか」
「あいたっ!?」
ペシリ、と軽く力を込めてデコピン。
とてもキレイなフォームで放たれたそれは見事デコのど真ん中を打ち抜き、淡は大袈裟に額を押さえて仰け反った。
「体罰反対っ」
「大丈夫だろ。中身ないし」
「ひどくないっ!?」
正直なところ。
淡が照よりも先にアプローチをしてきたなら、自分は淡を選んでいたのだろう。
「……ん。校門で待ち合わせ、か」
……などと考える京太郎だが、まったくもって意味のない仮定である。
さっさと思考を切り替えて、恋人からのLINEに返信を送る。
「テルからー?」
「ん。つーわけだから」
「私も行って――」
「だめ。あの人怒るし」
「ちぇ」
ヒラヒラと手を振って淡に背中を向ける。
卒業も近い訳だし、なるべく二人っきりの時間を作ってあげたい……というのが、京太郎が照に示せる少ない甲斐性だった。
「じゃさ、きょーたろー」
「ん?」
「テルにもし飽きたら」
「じゃな」
「ちぇっ」
>>462選べないとか言いつつ二人のなすがままになりそう…素敵だね
ころたんの恋人としてモンブチに入り浸ってるけど、隠れて一ちゃんとも関係を持ってる京ちゃん
それをわかってて気づかないふりしてるころたん
それをわかってて気づかないふりしてるころたん
幼馴染というのは、得であり。
そして、少女とは小悪魔なのであった。
「ほれ行くぞ~」
「ま、待ってよ」
ギュッと手を繋いで、東京の人混みの中を逸れないようにして歩く少年少女。
歩幅の違いから少女は少し早歩きになり、それに気付いた少年は何も言わずに歩くペースを落とした。
「しっかりしてくれよ、大将」
「だ、だってゴチャゴチャしてるんだもん、このあたり」
「ちょっと遠出するといつもソレだな……」
気安い関係といえばそれで終わりだが、お互いとって唯一の相手。
同じ卓に着くことは少ないけれど――だからこそ、少女は彼の時間を独占できるのだ。
"……ね? そんな風に睨まないでよ"
"ずーっ前から、ここは私の場所なんだから"
「わっ、た、た……」
「ほら、余所見してんなって」
少し強めに手を引かれて、躓きながら少女は歩く。
仕方ないなぁ、と微笑ましげに見つめる少年の瞳には――隣の少女しか、映っていなかった。
そして、少女とは小悪魔なのであった。
「ほれ行くぞ~」
「ま、待ってよ」
ギュッと手を繋いで、東京の人混みの中を逸れないようにして歩く少年少女。
歩幅の違いから少女は少し早歩きになり、それに気付いた少年は何も言わずに歩くペースを落とした。
「しっかりしてくれよ、大将」
「だ、だってゴチャゴチャしてるんだもん、このあたり」
「ちょっと遠出するといつもソレだな……」
気安い関係といえばそれで終わりだが、お互いとって唯一の相手。
同じ卓に着くことは少ないけれど――だからこそ、少女は彼の時間を独占できるのだ。
"……ね? そんな風に睨まないでよ"
"ずーっ前から、ここは私の場所なんだから"
「わっ、た、た……」
「ほら、余所見してんなって」
少し強めに手を引かれて、躓きながら少女は歩く。
仕方ないなぁ、と微笑ましげに見つめる少年の瞳には――隣の少女しか、映っていなかった。
清澄勢が牽制し合って京太郎に手が出せなくなってる所を迫り来る怒涛の火力で奪ってくうたたん
松実京太郎、憧endのその後
とうとう松実姉妹に見つかり追い詰められる
とうとう松実姉妹に見つかり追い詰められる
「ふぅー……」
彼女の白く、細い指が滑らかに動く。
慣れているような、それでいて愛おしそうな手付きで『それ』を包み込む。
命の温もりを、手のひらと指先に感じて――成香は、頬を緩ませた。
「いっぱい、出してくださいね。京ちゃん♪」
張りつめていた『それ』が、彼女の指の動きに導かれるように――
「……なぁ、その名前変えないか?」
「えぇー?」
……というのが、須賀牧場の朝の一幕であった。
彼女の白く、細い指が滑らかに動く。
慣れているような、それでいて愛おしそうな手付きで『それ』を包み込む。
命の温もりを、手のひらと指先に感じて――成香は、頬を緩ませた。
「いっぱい、出してくださいね。京ちゃん♪」
張りつめていた『それ』が、彼女の指の動きに導かれるように――
「……なぁ、その名前変えないか?」
「えぇー?」
……というのが、須賀牧場の朝の一幕であった。
有珠山高校を卒業した京太郎は――成香と寄り添う未来を選んだ。
ある意味で順当な結果だった。
他の先輩3人は純心で初心な成香を応援していたし、ユキという強敵の出現には焦りを見せたものの――
『わたしに、すがくんを、きざみつけてください……!』
インターハイ直後、敗退が決定した時に『おんな』としての覚悟を見せ付けた成香に軍配が上がった。
紆余曲折の末、牧場経営をする事になるとは思わなかったが……。
「かわいいのに、京ちゃん……」
「そんなこと言うなら、次の子の名前はなるちゃんだな」
「そ、それはちょっと……恥ずかしいし……」
まぁ、二人とも今の生活を幸せだと思っているから、それでいいのだろう。
ある意味で順当な結果だった。
他の先輩3人は純心で初心な成香を応援していたし、ユキという強敵の出現には焦りを見せたものの――
『わたしに、すがくんを、きざみつけてください……!』
インターハイ直後、敗退が決定した時に『おんな』としての覚悟を見せ付けた成香に軍配が上がった。
紆余曲折の末、牧場経営をする事になるとは思わなかったが……。
「かわいいのに、京ちゃん……」
「そんなこと言うなら、次の子の名前はなるちゃんだな」
「そ、それはちょっと……恥ずかしいし……」
まぁ、二人とも今の生活を幸せだと思っているから、それでいいのだろう。
もしかしたら、アイドルユキのマネージャーになる未来があったのかもしれない。
デザイナー揺杏をサポートする生活をしていたかもしれない。
誓子のヒモをやってたかもしれない。
爽と面白おかしく、刹那的に生きていたかもしれない。
けれども全て、意味のない振り返りだ。
今、京太郎の隣に立っているのは、成香一人なのだから。
「そうか、じゃあ隣の『なるちゃん』を絞ろうかなー」
「ひゃっ!? ま、まだお日様が出たばかりなのに……!?」
モーモー、と『京ちゃん』に見守られながら。
今日も、須賀牧場の1日は幕を開けた。
デザイナー揺杏をサポートする生活をしていたかもしれない。
誓子のヒモをやってたかもしれない。
爽と面白おかしく、刹那的に生きていたかもしれない。
けれども全て、意味のない振り返りだ。
今、京太郎の隣に立っているのは、成香一人なのだから。
「そうか、じゃあ隣の『なるちゃん』を絞ろうかなー」
「ひゃっ!? ま、まだお日様が出たばかりなのに……!?」
モーモー、と『京ちゃん』に見守られながら。
今日も、須賀牧場の1日は幕を開けた。
――そして。
いつも通りの日常は、『アイドルユキの牧場訪問』オファーによって、破られることになった。
なお続かない
有珠山は
ユキルート→スターライトステージ
誓子ルート→ヒモ
爽ルート→旅に出ようぜー
揺杏ルート→いぇーい
になります
有珠山は
ユキルート→スターライトステージ
誓子ルート→ヒモ
爽ルート→旅に出ようぜー
揺杏ルート→いぇーい
になります
今夜はここまででー
週一か週二で更新しつつ、このスレでシリーズ終わらせますー
週一か週二で更新しつつ、このスレでシリーズ終わらせますー
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