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元スレ京太郎「修羅場ラヴァーズ」爽「完全無欠のハッピーエンド!」
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>>1のスレなんだから好きなものを好きなように書けばええ
「おかえり。随分遅かったわね」
「ええ、確かに凄い雨だったけど……ふーん?」
「長い金髪、肩のとこ」
「雨宿り、大変だったみたいね?」
「……まぁ、いいけど……」
「とにかく、早く暖まって休んでちょうだい」
「……」
「よかった、無事に帰ってきてくれて」
「なんだか、あなたがどこかに行っちゃうような気がして……」
「……ごめんなさい、忘れて?」
「ええ、確かに凄い雨だったけど……ふーん?」
「長い金髪、肩のとこ」
「雨宿り、大変だったみたいね?」
「……まぁ、いいけど……」
「とにかく、早く暖まって休んでちょうだい」
「……」
「よかった、無事に帰ってきてくれて」
「なんだか、あなたがどこかに行っちゃうような気がして……」
「……ごめんなさい、忘れて?」
>>656
頑張ろうではないか、同志よb
頑張ろうではないか、同志よb
「おうおう、こんな夜中に出歩くなんて。補導されちまったりしてね?」
「あなたが指定したんでしょうが」
「あー、そうだっけ?」
「……帰りますよ」
「待ちなって、きょーちゃん」
「……俺、名乗りましたっけ」
「あっはっは、細かいこと気にすんなっ……じゃあ、こう呼ぼうかね。『サードマン』?」
「……あなたは、俺の何を知ってるんですか」
「いんや、何も知らんけど」
「でも、きょーちゃんみたいなのは知ってるかもね」
「あなたが指定したんでしょうが」
「あー、そうだっけ?」
「……帰りますよ」
「待ちなって、きょーちゃん」
「……俺、名乗りましたっけ」
「あっはっは、細かいこと気にすんなっ……じゃあ、こう呼ぼうかね。『サードマン』?」
「……あなたは、俺の何を知ってるんですか」
「いんや、何も知らんけど」
「でも、きょーちゃんみたいなのは知ってるかもね」
「アイツら……『サードマン』はイマジナリーフレンドだとか実在しないだとか言われてるけど。それは違う」
「確かにそこに『いる』んだよ。力が弱すぎるのと、大抵は幼少期の寂しさがなくなったら消えるんだけど」
「その点、きょーちゃんはスゴイね。ここまでハッキリ形があって、ずっと残ってるんだから」
「きょーちゃんを生み出したその『お友達』は、よっぽど強い力があって、よっぽど大きな寂しさを持ってるとみた」
「うんうん、だから大丈夫」
「『サードマン』が消えるのは、『お友達』に不要とされるからさ」
「少なくとも、ここに。欲しいって思う女が一人いるからな」
「私は、きょーちゃんが欲しい」
「消えないよ、きょーちゃんは」
「ソイツがきょーちゃんを捨てるってなら。私は奪い取るだけだ」
「……ま、その存在理由はちょこーっと歪んじゃうかもしれんけどね?」
「確かにそこに『いる』んだよ。力が弱すぎるのと、大抵は幼少期の寂しさがなくなったら消えるんだけど」
「その点、きょーちゃんはスゴイね。ここまでハッキリ形があって、ずっと残ってるんだから」
「きょーちゃんを生み出したその『お友達』は、よっぽど強い力があって、よっぽど大きな寂しさを持ってるとみた」
「うんうん、だから大丈夫」
「『サードマン』が消えるのは、『お友達』に不要とされるからさ」
「少なくとも、ここに。欲しいって思う女が一人いるからな」
「私は、きょーちゃんが欲しい」
「消えないよ、きょーちゃんは」
「ソイツがきょーちゃんを捨てるってなら。私は奪い取るだけだ」
「……ま、その存在理由はちょこーっと歪んじゃうかもしれんけどね?」
翌日。
僅かな倦怠感が残っているが、昨日ほどではない。
全国大会に来てから力仕事もほぼ無くなったし、この調子なら今日一日は問題ないだろう。
「じー……」
この阿知賀大将の実にこそばゆい視線に耐える事が出来れば、だが。
判定直下
1~33 体調、悪いんですか?
34~66 コレ、食べる?
67~99 大丈夫? ウチくる?
僅かな倦怠感が残っているが、昨日ほどではない。
全国大会に来てから力仕事もほぼ無くなったし、この調子なら今日一日は問題ないだろう。
「じー……」
この阿知賀大将の実にこそばゆい視線に耐える事が出来れば、だが。
判定直下
1~33 体調、悪いんですか?
34~66 コレ、食べる?
67~99 大丈夫? ウチくる?
「大丈夫? ウチくる?」
「何言ってんだ、お前……」
「だって、京太郎が……なんか、捨てられた犬みたいな顔してたから……」
「……」
ある意味、鋭いというか。
変なところで勘が働いているように感じた。
別に自分は捨てられてもいないし、帰る場所が無いわけでもない。
「そだ! こっちのホテル来なよ! 憧も喜ぶだろうし――」
「何言ってんだよ」
「あたっ!?」
少し強目のデコピンを一つ。
こうでもしてツッコミをいれないと、直ぐにでもこの暴走特急は出発していただろう。
「うー……」
「ほら、さっさと戻れよ。ミーティングとか、色々あんだろ?」
「……」
「高鴨?」
「あの子とは、ぎゅーって抱き合ってたのに?」
「何言ってんだ、お前……」
「だって、京太郎が……なんか、捨てられた犬みたいな顔してたから……」
「……」
ある意味、鋭いというか。
変なところで勘が働いているように感じた。
別に自分は捨てられてもいないし、帰る場所が無いわけでもない。
「そだ! こっちのホテル来なよ! 憧も喜ぶだろうし――」
「何言ってんだよ」
「あたっ!?」
少し強目のデコピンを一つ。
こうでもしてツッコミをいれないと、直ぐにでもこの暴走特急は出発していただろう。
「うー……」
「ほら、さっさと戻れよ。ミーティングとか、色々あんだろ?」
「……」
「高鴨?」
「あの子とは、ぎゅーって抱き合ってたのに?」
「んなっ」
「対戦校だからって関係ないと思うんだけどなぁ」
純粋に、疑問を感じているのだろうか。
なんで『あの子』はよくて『私』はダメなの?と、小首を傾げる穏乃。
「ほら、あの雨の日。一緒にお昼寝までしてたし?」
「……まぁ、あの時は……その、お互い冷えてたし」
「ふうん?」
「じゃあ、似たような感じになれば私もオッケーなんだ」
「対戦校だからって関係ないと思うんだけどなぁ」
純粋に、疑問を感じているのだろうか。
なんで『あの子』はよくて『私』はダメなの?と、小首を傾げる穏乃。
「ほら、あの雨の日。一緒にお昼寝までしてたし?」
「……まぁ、あの時は……その、お互い冷えてたし」
「ふうん?」
「じゃあ、似たような感じになれば私もオッケーなんだ」
穏乃を適当にあしらい、自由時間を得た京太郎は近くの公園のベンチに腰掛けた。
見上げた空は先日と違い、雲ひとつない晴天。
「ふぅー……」
ここに来た理由は何をするでもなく、ただノンビリと過ごすため。
怠いからといって合宿所で寝て過ごすのは勿体無いような気がしたのだ。
非常にジジくさいようにも感じるが、老い先短いという意味では似たようなものかもしれない。
「……いや、流石に笑えねーわ」
骨を抜かれたかのようにぐったりとベンチに腰掛け、雲の流れを追う。
「……何、してんのさ」
見上げた空は先日と違い、雲ひとつない晴天。
「ふぅー……」
ここに来た理由は何をするでもなく、ただノンビリと過ごすため。
怠いからといって合宿所で寝て過ごすのは勿体無いような気がしたのだ。
非常にジジくさいようにも感じるが、老い先短いという意味では似たようなものかもしれない。
「……いや、流石に笑えねーわ」
骨を抜かれたかのようにぐったりとベンチに腰掛け、雲の流れを追う。
「……何、してんのさ」
「何って……何?」
「ニホン名物・公園でハトに餌やるサラリーマンのマネ?」
「微妙に古いイメージだな、それ」
声をかけてきたのは、先日出会った少女。
臨海の大将、ネリー・ヴィルサラーゼだった。
今日の彼女は民族衣装ではなく、ラフな格好で髪を後ろで一つに纏めている。
取材や試合の無い、所謂オフの日というヤツだろうか。
「今日はどうした?」
「どーしたって……どーもしてないけど」
「そっか」
「そうだよ」
ネリーは京太郎の返事に興味無さげに頷くと、その隣に腰掛けた。
お互い揃って、会話なく空を見上げる。
「何してんだろうな、俺ら」
「何って……何だろ?」
お互いの間を、涼やかな風が流れていった。
「ニホン名物・公園でハトに餌やるサラリーマンのマネ?」
「微妙に古いイメージだな、それ」
声をかけてきたのは、先日出会った少女。
臨海の大将、ネリー・ヴィルサラーゼだった。
今日の彼女は民族衣装ではなく、ラフな格好で髪を後ろで一つに纏めている。
取材や試合の無い、所謂オフの日というヤツだろうか。
「今日はどうした?」
「どーしたって……どーもしてないけど」
「そっか」
「そうだよ」
ネリーは京太郎の返事に興味無さげに頷くと、その隣に腰掛けた。
お互い揃って、会話なく空を見上げる。
「何してんだろうな、俺ら」
「何って……何だろ?」
お互いの間を、涼やかな風が流れていった。
少女が京太郎を不要とした時、京太郎は消える。
それはサードマンには覆せない流れであり、京太郎も望んでそのように少女を運んで来た。
だがあの咏と名乗った女性曰く、少女に負けぬ程の想いで自分を必要とする誰かがいるのなら――自分は、消えなくても済むらしい。
「……いや、考えてもしょうがねえよな……」
本当かどうかも疑わしいし、もしそうだったとしても自分の将来なぞ考えた事もない。
それに――あの時の、咏の目。
瞬きもせず、少しも揺らぐことなく。
ただじっと京太郎を見つめて来たあの瞳は、出来れば思い出したくなかった。
それはサードマンには覆せない流れであり、京太郎も望んでそのように少女を運んで来た。
だがあの咏と名乗った女性曰く、少女に負けぬ程の想いで自分を必要とする誰かがいるのなら――自分は、消えなくても済むらしい。
「……いや、考えてもしょうがねえよな……」
本当かどうかも疑わしいし、もしそうだったとしても自分の将来なぞ考えた事もない。
それに――あの時の、咏の目。
瞬きもせず、少しも揺らぐことなく。
ただじっと京太郎を見つめて来たあの瞳は、出来れば思い出したくなかった。
溜息を吐き、牌譜を整理する。
こうしている間にも、『終わり』が近づいて来ている事を、京太郎は感覚的に理解していた。
キャラ安価下2
こうしている間にも、『終わり』が近づいて来ている事を、京太郎は感覚的に理解していた。
キャラ安価下2
激化していく大会に備え、部内での練習も密度を増していく。
試合では役に立てない京太郎は、皆の為に買い出しに出かける事にした。
「お、おはよ?」
「おぅ」
合宿所を出た瞬間に、ネリーと鉢合わせをする。
コレで彼女と会うのは3度目だ。
服装は前回と同じようなラフな格好をしている。
「どうした? また財布でも落としたか?」
「ち、違うよ! えっと……」
ネリーは歯切れが悪いようでモゴモゴと口を動かし、それでいてどこか嬉しそうに口角を上げている。
京太郎には言いにくい理由でもあるのだろうか。
「んーと、じゃあ……」
選択肢 下3
1. とりあえず俺は買い出し行くわ
2. もしかして俺に会いに来たとか!
3. その他 自由
試合では役に立てない京太郎は、皆の為に買い出しに出かける事にした。
「お、おはよ?」
「おぅ」
合宿所を出た瞬間に、ネリーと鉢合わせをする。
コレで彼女と会うのは3度目だ。
服装は前回と同じようなラフな格好をしている。
「どうした? また財布でも落としたか?」
「ち、違うよ! えっと……」
ネリーは歯切れが悪いようでモゴモゴと口を動かし、それでいてどこか嬉しそうに口角を上げている。
京太郎には言いにくい理由でもあるのだろうか。
「んーと、じゃあ……」
選択肢 下3
1. とりあえず俺は買い出し行くわ
2. もしかして俺に会いに来たとか!
3. その他 自由
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