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    元スレ八幡「ニャー」

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    1 :

    八幡「先生苦しいでふ離してくらさい」グエエエ

    平塚「いいや離さない今日という今日は絶対に逃さんぞ!!!」

    八幡「グエェ」



    ガラッ



    平塚「雪ノ下!!!!!」

    雪乃「!!は、はい……」ビクッ

    平塚「コイツは新入部員だ!!というか人間的に大問題のあるヤツだ!!矯正を頼む!!!」ポイッ

    八幡「ぐへぇ」ドサ

    雪乃「え、えーと……」

    平塚「すまんが私は用事があるんでな!!連れてくる事しかできなかったがまた後で顔を出す!!それまで絶対に逃がすんじゃないぞ!!」

    雪乃「………はぁ」

    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1454354495

    2 = 1 :

    八幡「ゲホッゲホッ」

    雪乃「……あなた」

    八幡「……ん」

    雪乃「一体何をしたら平塚先生をあんなに怒らせられるのかしら……」

    八幡「……怒らせるつもりはなかったんだがな、俺が授業で書いた作文がどうにも気に入らないらしくてな」

    雪乃「そのドロッとした目のように大層濁って捻くれた内容だったのでしょうね」

    八幡「……」

    雪乃「……何か反論はないのかしら」

    3 = 1 :

    八幡「……俺は素直に高校生活を振り返っただけなんだがな、こうも否定されるとは思わなかったよ」

    雪乃「……参考までに聴くけれどもどんな内容なのかしら」

    八幡「まぁ簡潔に言うとだな、人間関係なんてクソ、クソオブクソ、俺は将来猫になって悠々自適に暮らすっつー話を書いた」

    雪乃「意味不明なのだけれど……」

    八幡「他人から見りゃ大層濁って捻くれてんだろうがね、俺にとっちゃ大真面目なんだよ」

    雪乃「そ、そうなの……」

    4 = 1 :

    八幡「……そんなことより新入部員とか言われて放り込まれたがここって部活なの?」

    雪乃「え、ええ、そうよ」

    八幡「一体何部なんだここは……」

    雪乃「何も知らずに放り込まれたものね、当然の疑問だわ」

    八幡「ああ、ちなみに俺はアンタの事は知ってるぞ、雪ノ下雪乃さんだろ、優等生だかなんだかで有名だもんな」

    雪乃「……あなたは私のストーカーか何か?」

    八幡「いやちげぇよお前が有名人なんだよ」

    雪乃「……まあ確かに私はその雪ノ下雪乃なのだけれど」

    八幡「んでその雪ノ下さんに聞くけどここって何部なの?」

    5 = 1 :

    雪乃「待ちなさい、あなたが私を知っているのは分かったけれども私はあなたの事を知らないわ、自己紹介をお願いできるかしら」

    八幡「……ああ、俺は比企谷八幡ってんだよ」

    雪乃「……比企谷君ね」

    八幡「ああそうだ、んでここは一体……」



    ガラッ


    平塚「待たせたな」

    雪乃「先生、いい加減にノックというものを覚えたらどうなのですか」

    平塚「おお、すまんな」ハハハ

    6 = 1 :

    八幡「……んで一体ここは何部なんですかね」

    雪乃「ええ、ここは奉仕部よ」

    八幡「奉仕部……?ボランティア的な……?」

    雪乃「いえ、ボランティアとは違うわ、言うなれば……」

    ウンヌンカンヌンサカナノトリカタウンヌンカンヌン

    雪乃「という部活よ」

    八幡「……なるほど、理解した」

    八幡「んで理解したなら余計に疑問なんすけどなんで俺がこの奉仕部の新入部員なんですかね」

    平塚「ん、なんと言うか君は私の手に負えんからな、依頼という形で雪ノ下に君の人格を矯正してもらうついでに入部させるという事だ」

    雪乃「私はまだ受けるとも言ってないのですけど……」

    7 = 1 :

    平塚「まあそう言うなって、雪ノ下にしか出来そうにない仕事なんだ、引き受けてくれないか?」

    雪乃「……先生がそこまで言うのなら」

    平塚「よし決まりだな!!そして比企谷!!」

    八幡「あい」

    平塚「君はこの奉仕部に入るのは何か不満はあるかね?」

    八幡「……まあぶっちゃけこの部には興味ないっすけど年中ヒマしてるんで別には入ってもいいっすよ」

    平塚「……よし、入部決定だな」

    8 = 1 :

    つぎのひ

    ガラッ

    八幡「ウイッス」

    雪乃「あら、ちゃんと来たのね」

    八幡「来なきゃ殺されるらしいぞ俺」

    雪乃「そ、そうなの」

    八幡「んで、一体俺は何をすればいいんですかね」

    雪乃「今のところ特にする事はないわね、依頼があるまで自由にしてていいわ」

    八幡「あ、そうなの……」

    雪乃「……ねえ」

    八幡「ん、なに」

    雪乃「私にはあなたが平塚先生が言うほどに問題がある人間だとは思わないのだけれど……確かに捻くれていて目は濁っては……」

    八幡「……どうしてそう思うんだ?」

    9 = 1 :

    雪乃「そうね、なぜかやけに聞き分けのいいとことか……」

    八幡「……まあ俺が何をしようが俺の将来に何も影響しないからな」

    雪乃「どういう事かしら……?」

    八幡「……色々あんだよ」

    雪乃「……まあいいわ、人には人の事情があるものね」

    八幡「そういう事っすね……」

    雪乃「比企谷君、紅茶でも飲む?」

    八幡「お、ありがたくいただきます」

    10 = 1 :

    べつのひ

    「……」トテトテ

    雪乃「……あら、ん?」

    「……」トテトテ

    雪乃「!!!」ダダダダダ

    「……ニャ?」

    ガシッ

    「ニャ!?!?!?」



    雪乃「す、すごい……素晴らしい完璧なハチワレ……」

    「……ユキ」

    雪乃「え?」スルッ

    タタッ

    雪乃「あっ!」

    「!!」スタコラ



    雪乃「あんな子がこの学校にいたなんて……」ウットリ

    11 = 1 :

    その日の放課後



    雪乃(……)




    雪乃(比企谷君、来ないわね……)



    雪乃(……)



    雪乃(殺されたのかしら……)

    12 = 1 :

    つぎのひ

    ガラッ

    八幡「ウイッス」

    雪乃「あら、殺されてなかったのね」

    八幡「ん?ああ、昨日はすまんな、色々あって来られなかったんだ」

    雪乃「そうなの、生きて今日を迎えられて良かったわね」

    八幡「毎日そう思ってるよ」

    雪乃「……紅茶、飲む?」

    八幡「ああ、いただくよ、お前の淹れる紅茶うまいからな」

    雪乃「!!……そ、そう、ならいいのだけれど……あら」

    八幡「なんだ?」

    雪乃「いえ、ポットのお湯が無くなってたから、汲んでくるわ」

    八幡「……そうか」

    13 = 1 :

    雪乃「……ん」タプタプ

    ガラッ

    八幡「……」ペラ

    雪乃「……」タプタプ

    雪乃「……!!」ツルッ

    雪乃(あ……!!)


    バシャッ


    八幡「……マジか」ビショビショ

    雪乃「あ、その……ごめんなさい」


    八幡「……ハァ」スルッ

    パサ


    雪乃「……え!」

    雪乃「ひ、比企谷君!?」


    雪乃(比企谷が消えた!?)

    雪乃(せ、制服だけ残して……)


    モゾモゾ


    雪乃(!!!!!)

    14 = 1 :

    「……」ヒョコ

    雪乃「……え?」

    「……」

    雪乃「あ、あなた昨日のハチワ……」

    「俺だよ」

    雪乃「ヒエッ」

    「まさか二日続けてとはね……」

    雪乃「あ、あなた比企谷君!?」

    「そうだよ」

    雪乃「な、なんなの!?どういう事なの!?」

    「……ハァ」

    15 :

    呪泉郷!?

    16 = 1 :

    「つーわけだ」

    雪乃「呪泉郷……!?そんなものが……!?」

    「あるからこーして俺がこーなってんだよ」

    雪乃「信じられないわ……」

    「んじゃお湯かけてみ」

    雪乃「え、ええ……」

    「あ、待って、制服に入らないと素っ裸で戻るからな……よしこれで」モゾモゾ

    雪乃「……じゃあ」トポトポ

    ジュワー

    八幡「……ふう」



    雪乃「……うそ」


    八幡「マジなんだなこれが」

    17 = 1 :


    カクカクシカジカ

    雪乃「……そう、とんだ海外旅行だったわけね」

    八幡「ああ、そりゃもうとんでもなかったね」

    雪乃「ならあなたが捻くれるのも分かる気が……」

    八幡「あ、それは生来のものだから」

    雪乃「ええ……」

    八幡「ま、こうなっちまったからこそこの部活に入れられちまったからな」

    雪乃「どういう事……?」

    八幡「言っただろ?人間関係なんてクソだって、猫になって暮らすんだよ俺は」

    雪乃「ああ、あれはそういう事なのね……」

    雪乃「でもそれならどうして猫として暮らしていないの?あんな立派なハチワレなのに……」

    八幡「いや、ハチワレは……まあ家族が色々とうるさいんだわ、俺は正直猫として生を全うしたいくらいなんだがそれを許してくれなくてね……」

    雪乃「もったいない話ね……」

    18 :

    当時は深く考えなかったけど猫として生きるにしても寿命は人間なんだよな

    19 :

    友達を裏切って自分の指切り落として逃げたりしない限り寿命はさして問題でもないでしょ

    20 :

    何したら人間に戻れなくなるんだっけ?

    21 :

    そういやらんま1/2 って最後どうなったのか知らないな

    22 :

    >>21
    うる星やつらと同じように長編があった後にこれからもこんな日が続いてきますよーって感じで終わり

    23 :

    小町が男になる……?

    24 :

    猫舌じゃないのか

    25 :

    >八幡「いや、ハチワレは……まあ家族が色々とうるさいんだわ、俺は正直猫として生を全うしたいくらいなんだがそれを許してくれなくてね……」

    それぐらい許してあげればいいのに

    26 :

    いや正直息子が猫としてずっと家庭にいるってのはいささか違和感がある…

    27 :

    ネコカフェという就職先があるじゃないか

    28 :

    雪乃「比企谷くん、ずっとダラダラできるいい就職先があるのだけれど」ソワソワ

    29 :

    >>19
    狼男になった平塚先生と黒犬のはるのんが追ってきそうですね

    30 :

    カマクラにマウンティング(意味深)されてそうな八幡

    31 :

    他にも呪泉郷行ったやついたとしたら戸塚が気になる

    32 :

    比企谷が猫になるんだったら、そりゃ隼人君がタチになるんでしょぐ腐腐腐…

    33 :

    雪乃「一つ聞きたいのだけれど猫と会話なりのコミュニケーションは取ることはできるのかしら?」

    八幡「おーめっちゃ取れるし取ってるぞ、なんなら人間関係なんかより猫関係のが構築されてるまである」

    雪乃「とても羨ましいのだけれど」

    八幡「……は?」

    雪乃「私も呪泉郷に行ってくるわ」

    八幡「いやお前やめとけよ……」

    雪乃「私も猫として生きるのよ……!」

    八幡「こんなん正直不便で仕方がないんだぞ……」

    雪乃「そうなの?」

    八幡「ああ、そもそも猫状態で喋られるようになったのも相当苦労したからな」

    雪乃「最初からそういう機能は無かったのね……」

    八幡「まあ猫とのコミュニケーションは最初から取れたがな、ウチで飼ってる猫とは今では家族であり親友でもある」

    34 :

    雪乃「あなたの話を聞くと私にはデメリットよりもメリットの方が多いように思えるのだけれど」

    八幡「いやお前猫好きすぎだろ……まあ猫になれるって聞けばそうかもしれんが濡れたら自分の意思に関わらずってのがネックなんだわ」

    雪乃「そこはある程度気を付ければ……」

    八幡「まあそうなんだがな、ただ顔も洗えないくらい行動に制限がかかるからな、やっぱ面倒だぞ」

    雪乃「……まあ今のところは諦めるとするわ」

    八幡「今後も変な気はおこさないほうがいいぞ……」

    35 :

    雪ノ下家の協力の下、ネコカフェやネコの動物病院経営したら流行るだろうな

    36 :

    あれって落ちる場所によってちがうんだっけ?

    37 = 36 :

    すまん

    38 :

    カマクラというホンモノを手に入れた八幡

    39 :

    続きはよ

    40 :

    >>20
    止水桶の水をかけられると、お湯をかけたりしても戻れなくなる
    開水釜の湯をかければ止水桶の効果を消せる

    だったはず

    41 :

    いろんな池があったよね。

    42 :

    戸塚を娘溺泉で女体化させた後堕とせば八幡ハッピーエンドだな

    43 :

    戸塚は女になったら逆に男っぽくなるに一票

    44 :

    >>42
    止水桶かけて完璧な女の子にしよう。むしろ八幡の方を女にしてとどめるのも有りだ。

    45 = 43 :

    八幡…女…八幡コ…うっ、頭が

    46 :

    べつのひ

    八幡「……」ペラ

    雪乃「……」ペラ



    八幡「……なあ」

    雪乃「なに?」

    八幡「この部活こんなヒマなもんなの?俺ここに来てから読書しかしてないけど……」

    雪乃「そうね、依頼がなければこんなものね」

    八幡「俺は一体何しにこの部に入ったんですかね……」

    雪乃「あら、それなら水でもかけてあげようかしら?」

    八幡「何だなんのつもりだ」

    雪乃「私、こう見えても猫が好きなのよ」

    八幡「いや分かってたけど……」

    雪乃「なら大人しくあなたの素敵なハチワレを拝ませてくれないかしら」

    八幡「勘弁してくれ……」

    雪乃「冗談よ」フフッ

    48 :

    八幡「まったく………」

    天気  ドンヨリ

    八幡「……」

    雪乃「……」ペラ

    八幡「……なあ」

    雪乃「なに?」

    八幡「今日はもう帰ってもいいか?依頼も来る気配ないし……」

    雪乃「あら、用事か何か?」

    八幡「用事っつーか……まあそんなとこだな」

    雪乃「そうね、じゃあ今日はここでお開きにしましょうか」

    八幡「なんだ、お前も帰るのか」

    雪乃「ちょうどこの本が読み終わったところなの、手持ち無沙汰になるところだったけどあなたが帰るなら私も帰るわ」

    八幡「そか、んじゃお先にな」ガラ

    雪乃「ええ、また明日」

    49 = 48 :

    ザアアアアアアアア

    雪乃(予報通りの雨……)  ブロロロロロ

    雪乃(だから比企谷君は早く帰ろうとしたのね……)


    雪乃(……)ボンヤリ





    猫八幡 トテテテテテ


    雪乃(!!!)


    雪乃「都築!!止めて頂戴!!!」


    キキーッ!  バタン




    雪乃「比企谷君!!」タタタタタ

    猫八幡「え、なに、どしたの」

    雪乃「あなた馬鹿じゃないの!?」ガシッ

    猫八幡「グエッ」

    50 :

    つつつつつつ


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