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元スレ京太郎「俺が三年生?」玄「私の、育ててほしいな」
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竜華→京太郎
竜華「須賀くんなぁ……」
竜華「えっと、膝枕してあげたい人というか……その、上に座らせてもろたお礼みたいな?」
竜華「え? どんなプレイ? ……なんの話なん?」
竜華「ともかく、座ってる最中にぎゅっとしてくれたんやけど、包容力というか、これが男の人なんやなーって」
竜華「え? なにか固いものが当たってなかったかって?」
竜華「その通りやけど……あれ、なんだったんやろか?」
・二年、二月一日、誕生日プレゼント
「京太郎ー、あんたに手紙きてるわよー」
京太郎「手紙? また小蒔かな」
「正解。じゃ、賞品の郵便物もどうぞ」
京太郎「郵便物……って、賞品も何もこれも俺宛じゃん」
「それも姫様からみたいね」
京太郎「てか手紙と一緒に送られてきたんじゃないの?」
「その通りよ」
京太郎「回りくどいことしないでさっさと渡せばいいものを」
「それじゃつまんないし、中身も気になるし?」
京太郎「じゃあ、開けるから向こう行っててくれ」
「えー? やだー」
京太郎「だからそういうしゃべり方は年を考えろって……」
「……ぐふっ、お母さんの弱点を正確に突いてくるなんて」
京太郎「ああもう、とりあえず部屋から出てってくれよ」グイグイ
「きゃー」
・二年、二月二日、誕生日プレゼント
「京太郎ー、あんたに手紙きてるわよー」
京太郎「手紙? また小蒔かな」
「正解。じゃ、賞品の郵便物もどうぞ」
京太郎「郵便物……って、賞品も何もこれも俺宛じゃん」
「それも姫様からみたいね」
京太郎「てか手紙と一緒に送られてきたんじゃないの?」
「その通りよ」
京太郎「回りくどいことしないでさっさと渡せばいいものを」
「それじゃつまんないし、中身も気になるし?」
京太郎「じゃあ、開けるから向こう行っててくれ」
「えー? やだー」
京太郎「だからそういうしゃべり方は年を考えろって……」
「……ぐふっ、お母さんの弱点を正確に突いてくるなんて」
京太郎「ああもう、とりあえず部屋から出てってくれよ」グイグイ
「きゃー」
京太郎「(全略)――あと一年、お待ちしております……?」
京太郎「一年後ってなんかあったか?」
京太郎「まぁ、手紙はあとで返事をするとして……こっちの中身はなんだ?」
京太郎「手紙によれば誕生日プレゼントっぽいけど」
京太郎「ま、開けてみるか」ガサゴソ
京太郎「……毛糸のマフラー」
京太郎「ベタと言えばベタだけど、結構しっかり出来てるな」
京太郎「ちょっと長いけど、実用できる点もありがたいし」
京太郎「なによりもかわいい女の子の手作り……嬉しくないわけがない!」
京太郎「いかんいかん、落ち着け」
京太郎「外で聞き耳を立てている可能性もある」
『バッチリ聞こえたわよー』
京太郎「ん? 今何か聞こえたか?」
京太郎「まぁ、いいや。手紙の返事を考えよう」プルルル
京太郎「電話?」
『鶴田姫子』
京太郎「……微妙に出たくないけど」ピッ
京太郎「もしもし」
姫子『もう、出るの遅いですよぉ』
京太郎「えっと、どこの姫子さんでしたっけ?」
姫子『あ、名前呼びですか? 先輩にしては積極的』
京太郎「にしてはってなんだ。俺は機会さえあればどこまでもいく男だ」
姫子『まぁ、そげな冗談は置いといて』
京太郎「何の用だ? 俺は手紙の内容を考えるのに忙しいんだよ」
姫子『手紙? 今どき珍しいですね……あっ』
姫子『もしかして、私宛のラブレターとか?』
京太郎「寝言は寝て言え」バッサリ
姫子『んんっ、よかぁ』
京太郎「いや、よくないよくない」
姫子『誕生日? 初耳です』
京太郎「言った覚えもないけど、それで電話してきたんじゃないのか?」
姫子『さすがにそいは自意識過剰というか……』
京太郎「そうかもしれないけど、お前にそういう反応されるともの凄く釈然としない……!」
姫子『んー、じゃあ私の声が誕生日プレゼントということで』
京太郎「冗談はいいから本題、はよ」
姫子『むぅ、せっかちな男はダメですよ?』
京太郎「お前にだけだ」
姫子『私にだけ……特別ってことですかね?』
京太郎「あーうん、冗談だから勘違いするな」
姫子『あー、俗に言われよるツンデレってやつですね』
京太郎「違います」
京太郎「……で、そろそろ話を進めてもいいか?」
姫子『はい、どうぞ』
京太郎「どうぞってな、話すのはお前だよ」
姫子『あ、そうでしたね』
姫子『えっとですね……先輩、チョコレートば欲しくなかとですか?』
京太郎「チョコレート? なんかの隠語?」
姫子『ど真ん中ストレートです』
京太郎「じゃあ俺が知ってるあのチョコだな……なんかあったっけ?」
姫子『バレンタインですよぉ、バレンタイン』
京太郎「ああ、そんな行事もあったなぁ」
京太郎(いつも身内からしかもらえないからな……)
姫子『あ、勘違いしてもいーですよ?』
京太郎「するか」
京太郎「ま、でもくれるならありがたくもらうとしよう」
姫子『あ、もし先輩がこっち来るならスペシャルなチョコばプレゼントしますけど』
京太郎「スペシャル? 変なものでも入ってるのか?」
姫子「チョコに入れるというか、チョコでデコるといいますか」
京太郎「デコレーションケーキとか?」
姫子『ぶっちゃけると、私たちをめしあが――』
『ひ、姫子っ!』ガタタッ
姫子『ぶ、部長!?』
京太郎「いたのかよ、白水」
姫子『せ、先輩、そういうわけで――』プツッ
京太郎「あっ、切れた」
京太郎「さて、手紙は――」プルルル
京太郎「……」
『園城寺怜』
京太郎「もしもし」
怜『あ、ダーリン元気やったー?』
京太郎「だれがダーリンだ」
怜『もう、いけずやなぁ』
京太郎「そっちこそ元気だったのかよ」
怜『うん? まぁ、命からがら』
京太郎「その表現ってやばかった時に使うものじゃないのか?」
怜『乗り切ったから問題なしやでー』
京太郎「元気ならいいんだけどよ……で、用事は?」
怜『えー? 用事ないと電話かけちゃあかんの?』
京太郎「さっきから妨害入りまくりなんだよ」
怜『えっと、自家発電中みたいな? こ、声だけでよければ提供したってもええけど』
京太郎「違います。手紙です」
怜『ほーほー、つまりうちへのラブレターと』
京太郎「違うつってるだろうが」
京太郎(てか返しがかぶってんぞ関西人!)
怜『でもまぁ、誕生日やったんやな』
京太郎「じゃあお前も別件か」
怜『も?』
京太郎「さっきまで別のやつと電話してたからさ」
怜『なるほどなぁ……じゃあ誕生日プレゼントはうちの声ってことで』
京太郎「だから返しかぶってんぞ関西人!」
怜『なん……やと……?』
京太郎「で、バレンタインがどうのこうのじゃないだろうな?」
怜『……エスパー?』
京太郎(なにからなにまでかぶってんですけどぉ!?)
怜『ご察しのとおりバレンタインのチョコギフトです』
京太郎「ギフトとかつけるととたんにお歳暮っぽくなるなぁ」
怜『うちは微力ながらやけど、竜華は気合入れ取るから勘違いせんようになー』
京太郎「俺を誰だと思ってる。するわけないだろ」
怜『ホンマに?』
京太郎「友チョコだろうがもらえるなら万々歳だよ」
怜『……ま、せやな』
怜(あ、これバッチリ勘違いしたわ)
怜『でも、もしこっち来てくれるんならスペシャルなイベントが待っとるでー』
京太郎「スペシャル? デコレーション的な?」
怜『おお、なんや須賀くんもスケベやん』
京太郎「いや、なんの話だよ」
怜『ぶっちゃけるとうちと竜華がはだか――』
『と、怜っ!』ガタタッ
怜『りゅ、竜華?』
京太郎「清水谷もいたのか」
怜『それじゃ、須賀くん……また――』プツッ
京太郎「……また切れた」
京太郎「てか終始かぶってるってどういうことやねん」
京太郎「さーて、今度こそ」プルルル
京太郎「だーもう! なんなんだこれはっ」
『龍門渕透華』
京太郎「もしもし――」
透華『ハッピーバースデーですわっ!』
京太郎「――っ」キーン
透華『ふふ、嬉しすぎて声も出ない様子』
京太郎「あまりの大音量に耳が遠くなったんだよ!」
透華『そんなことよりですわ!』
京太郎「そんなことだとっ?」
透華『まずは小手調べ……受け取りなさいな!』バラララ
京太郎「小手調べ……まさか!」ガラッ
透華『ふふ、驚きまして?』
京太郎「お前、ヘリまで持ち出してなにやってんだ!」
透華『もちろん、この特大の久寿玉をお見舞いするためですわ!』
京太郎「ちょっとは後始末のことを考えような!?」
透華『心配いりませんわ。ハギヨシをはじめとしたスタッフが待機しておりますので』
京太郎「そういう問題じゃないってのに……あーもう!」
京太郎「いいか? 絶対割るなよ? 絶対だぞ!」
透華『知っていますわ、それはいわゆる前振りだということを!』
京太郎「ちげーよっ!!」
透華「さぁ、行きますわよっ!」
京太郎「やめろぉぉおおおお!!」
美穂子「あら、久?」
久「美穂子もこんなところで奇遇ね」
美穂子「そうかしら? 目的は同じなんだから」
久「そうね……でも」
『やめろぉぉおおおお!!』
久「もう少し後の方がいいんじゃない? あんな状態だし」
美穂子「そうね……」
小蒔「京太郎様、受け取ってくれたかな」
小蒔「来年の冬はあのマフラーを二人で巻いて……」ウットリ
小蒔「お返事が待ち遠しいです!」
乙です
デコった女子高生をバレンタインにもらったらホワイトデーは何を三倍返しするんでしょうかねぇ
デコった女子高生をバレンタインにもらったらホワイトデーは何を三倍返しするんでしょうかねぇ
>>231
子種を3倍返しだろうけど結果が出るまで10カ月以上かかるから別のにしたほうがいいんじゃねーの。指輪とか
子種を3倍返しだろうけど結果が出るまで10カ月以上かかるから別のにしたほうがいいんじゃねーの。指輪とか
>>232
それぞれに三倍返しとか一日じゃ回りきれないな
それぞれに三倍返しとか一日じゃ回りきれないな
ここのイッチって艦これで好感度使うシリーズ物のSS書いてた?
・二年、三月、湯煙大作戦――if
京太郎「よし、到着!」ガサッ
京太郎「さて、お宝は……」キョロキョロ
誓子「……」アゼン
京太郎「……え」
誓子「なに、してるの?」
京太郎「にゅ、入浴中でしたか……」
誓子「も、もしかしなくても……のぞき、だよね」プルプル
京太郎「待て! 俺は嵌められたんだ!」
誓子「はぁ……だよね」
京太郎「わかってくれたか! のぞきなんてする気はさらさらないってことを……!」
誓子「……」
誓子(それはそれで私の体には興味ないって思われてるみたいで複雑なんだけど……)
誓子「……ねぇ、私の体ってそんなに魅力ないかなぁ?」
京太郎「……へ?」
誓子(え、私なんでこんなこと……)
誓子(爽たちだって見てるかもしれないのに……)
誓子「ユキと比べたら物足りないかもしれないけど」
京太郎「あの、俺出てくから――」
誓子「待って」ガシッ
誓子(ダメ、体が熱くって頭がボーっとして)
誓子(須賀くんのことしか、考えられないよ……)
誓子「好き、須賀くんのことが好き」
京太郎「桧森、ちょっとまっ――んむっ」
誓子「――んっ、伝わったかな?」
京太郎「……お前」ギュッ
誓子「んんっ」
京太郎「ここまでやられて我慢できるわけないだろうが……!」
誓子「うん、私も……須賀くんの好きにして……?」
揺杏「……なぁ、おっぱじめちゃったんだけど」
爽「うん……ちょっとやりすぎた」
揺杏「うわっ、あんなことまで……」カァァ
爽「せめて人払いは徹底しておこうか」
揺杏「で、私たちはどうすんのさ」
爽「二人を見守ろう。後学のために」
揺杏「マジすか」
誓子「ごめんなさいっ」
京太郎「もういいって。お互い乗り気だったし」
誓子「あれは私だけど私じゃなかったといいますか……」
京太郎「あー、なんか変なの憑いてたしな」
誓子「え……わかるの?」
京太郎「まぁな」
誓子「それなら助かるかな……」フゥ
京太郎「でも、そういうことだったら今日のことはお互い胸の中にしまっといたほうがいいのか?」
誓子「え?」
京太郎「だって、あれって要するにそういうやつだったんだろ? その、エッチな気分にさせるというか」
誓子「そう、だけど」
京太郎「だったら気にすんなよ。ある意味正気じゃなかったんだからさ」
誓子「でも、ウソじゃないの……」
誓子「す、須賀くんが好きってことはウソじゃないのっ」
誓子「だから、私じゃなかったけどやっぱり私だったといいますか……」
京太郎「マジか……」
誓子「その、迷惑だよね」
京太郎「いいや、むしろ好都合だな」
誓子「そうだよね……え?」
京太郎「責任ってやつを取ろうかって思ってたからさ」
誓子「……もっと別の言葉にできないのかな」
京太郎「悪いけど恥ずかしいんだ。また今度で勘弁してくれ」
誓子「むー、今聞きたい」
京太郎「はいはい、好きだよー」
誓子「なんか軽い」
京太郎「わかったよ……桧森」ギュッ
誓子「んっ」
京太郎「好きだ、愛してる」
誓子「う、うん……」カァァ
誓子「わ、私も……だよ」
揺杏「あれで良かったのかね?」
爽「二人は幸せなキスをして終了――って感じだったからいいんじゃない?」
揺杏「そっかー、そうかもね」
爽「うんうん、私たちは恋のキューピットってやつだね」
揺杏「なんか良いことした気になってきた」
爽「実際にしたんだよ」
揺杏「……だな!」
誓子「――で、二人とも?」
揺杏「ち、チカセンっ?」
爽「い、今はヘブン状態のはずじゃあ……!」
誓子「ちょーっとお話があるから、来てもらってもいいかな」ニッコリ
爽「ゆ、揺杏……」
揺杏「……」コクッ
爽「逃げるぞっ」ダッ
揺杏「もちろんっ」ダッ
誓子「あっ、こら! 待ちなさーい!」
なお、この後二人ほどリアルに吊るされたとか
そしてやっぱり続かない
・三年、夏、一閃
「ん~、こんなとこやね~」
恭子「あの、この格好は?」
「末原ちゃん、二回戦で頑張ったからご褒美?」
恭子「はぁ」
洋榎「とかなんとか言いつつもしっかり着替えとるわ」
絹恵「意外に気に入ってたり?」
由子「リボンかわいいのよー」
恭子「……漫ちゃん、ちょいこっち」
漫「なんで私!?」
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