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    元スレ坂本「幕末志士グルイ… ! 」

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    51 = 1 :

    数日後
    掛川領日坂の宿屋町

    西郷「虎眼流に期間限定でお邪魔し、

    剣の腕を改めて磨くことで幕府倒幕への一歩を飛躍させようと言う理由から

    虎眼道場に居候してはや数日…」スタスタ

    西郷「虎眼流のスパルタ稽古をする度にぃ、
    ワチキらが如何に剣士としての腕を
    鈍らせていたのか、剣を握るたびに手に取るように分かり始めてきたでごわすな…」

    坂本「ヴァーオッwww」BABANッッ

    西郷「ムッwwww!? 」

    52 = 1 :

    西郷「これはこれは坂本どんwww」

    坂本「西郷 ! 拙者…そこのうどん屋の のれんの陰から憎々しくそなた様を見てましたよぉ」

    西郷「なんで憎々しくwwwwwww」

    坂本「あのマジキチチャンバラ道場に入ってたかが数日でぇ、根をあげるとは西郷、
    我々志士としてあるまじきではないかッ?」

    西郷「ッwww諦めていたら、そこで倒幕は夢のまた夢だと…? 」

    坂本「そう言うことだ、まぁお主の気持ちも分からんでもないー…けどねぇw」

    西郷「すごいですよね稽古、普通は竹刀とか、何でしたっけ縦に割った竹に牛の皮巻いた当てても痛くない竹刀…」

    坂本「蟇肌(ひきはだ)」

    西郷「それらが普通なのにあの道場 木刀ぶるんぶるん振ってますからねwwww」

    坂本「拙者なんか危うく額に大きなアザホクロが刻まれそうになったからねぇ」

    西郷「いやー今宵もキツぅござんした…w」

    53 = 1 :

    屋敷
    この頃虎眼は珍しく認知の病から心の平衡を取り戻し、元の剣鬼の姿へ戻った

    虎眼「……牛股」

    牛股「は。」

    虎眼「虎眼流の跡目、藤木と伊良子いずれかの」
    牛股「藤木源之助かと」

    虎眼「なにゆえ」

    牛股「三重どのを敬うておりますれば…」

    虎眼「面を上げい」

    ザクッ
    虎眼「…今何と申した? 三重が何だと?」

    牛股「グブッ…ブグクっ…!」

    虎眼「あやつさえ、男子に生まれておれば今頃…」
    牛股「…ブグッ…ゴボッ」
    虎眼「申せ、儂は藤木 伊良子いずれが強い種かと尋ねておる」

    牛股「………ッッ」ガクガク

    虎眼「互角か、互角と申すのだな」

    54 = 1 :

    坂本「さ、稽古帰りにその辺ぶらぶらしてたらなんか森ん中の道端にぃ、ドッスンのドンちゃんよろしくなんか石英のゴゥレムみたいなでけぇ岩に道を阻まれたわけだがぁ」

    西郷「この辺は確か中山峠と呼ばれて、なんでも風にのって流れた妖気に当てられた侍が
    妊婦の腹を裂いて、んでその犠牲になった妊婦の魂とその悲痛な叫びがこのデケェ岩に乗り移ったとか…」

    坂本「北風小僧の寒太郎かっ」

    西郷「ッwwww、まぁここはせっかくですし
    この岩の供養とワチキらの倒幕の悲願のためにお祈りしときましょうや」

    坂本「そだね、ではお手を拝借ッ! 」

    55 = 1 :

    虎眼「日坂の、舟木一伝斎の息子は確か双子であったのう」

    虎眼「あれと藤木 伊良子を真剣で仕合わせい」

    船木道場、かつて若かりし虎眼がその当主、一伝斎との上覧試合の際、彼の顎を削ぎ飛ばした折、主君 安藤直継に無作法との誹りを受けた時の因縁の相手である

    その船木の跡継ぎに兜投げと呼ばれる
    宙空に飛んでくる鋼鉄の兜を一刀両断するという怪力の極意を身につけた日坂最強を誇る2人の剣士がいた

    その名は舟木兵馬、数馬

    彼らの戦い方は一心同体の金剛力士のよう

    虎眼「権左、舟木のせがれの首をここへ」

    虎眼「両名の内仕遂げた方を、種とする」
    ニヤリ
    牛股「………ッッ!」

    これが掛川を震撼させる事件
    小夜中山鎌鼬事件の幕開けである

    56 = 1 :

    数馬「兄者っそろそろ嫁をもらって親父殿を喜ばせてあげなよ~(=´∀`)」

    兵馬「そだねー(´∀`)でも俺とお前2人の相手をする嫁なー」

    数馬「それなー、でもきっとその子ひとりじゃ死んじゃうよ~」
    兵・数馬「あははは~(≧∇≦)」

    ザッッ
    藤木「………………」チャキ…

    伊良子「………………」チャキ…

    57 = 1 :

    舟木「何奴ッッッ!
    舟木道場の数馬兵馬と知った上でかッッ! 」

    数馬「立ち合n…ぶっ殺すぞオラァ! 」

    伊良子「我ら武士に在らず」カチャッ

    藤木「中山峠の鎌イタチなり」スッ

    舟木「わぁ助けてプリキュアッ! 」

    「神仏のぉ、仏も鬼も斬り捨てて

    彼の地に残るは善悪相殺

    倒幕然りに徳川叱りぃ…

    落花狼藉、幕府の刺客ちゃん達…☆」

    数馬「だッ、誰かしら…!? 」

    ザッ、ザッ

    58 = 1 :

    坂本「まさかこの期にして幕府の刺客たちが
    我々の首を根こそぎ取りに参ろうと
    この掛川の地まで手を回していたとは…」

    西郷「うむうむ、これはなんとも放ってはおけない状況にござるなぁ」

    兵馬「お主らは何奴ッッ!?」

    坂本「拙者たちが誰だと訪ねれば、
    答えぬ道理はありゃせんぜェ…」

    西郷「薩摩の剣豪、西郷隆盛」

    坂本「同じく土佐の暴れハッチャキ坂本龍馬、拙者たちは悪しき者を討たんとする正義の志士、そなた達を助太刀するぜぇ…」

    59 = 1 :

    藤木(…………予定外だ、まさかこいつらがここへ来るとは)

    伊良子(坂本…!?…なんて間の悪すぎる…)

    坂本「こいよ幕府の刺客ちゃんよぉ、
    時代設定若干めちゃくちゃだけど貴様らを屠ることによりぃ、世界線を調律してやるぜぇ」

    坂本「てか頭にターバン巻いて何その格好 ?
    それで暗殺者やってますってバカの極みだから」

    「アサシンクリードのコスプレのそんなクオリティの低さでねぇ、
    アサシンクリードぶるのは片腹痛しでござるよ」ペラペラ

    坂本「こんなん傘ぶん回して月牙天衝って
    叫ぶくらい痛いもん、新橋のリーマンでもやらないよ」ペラペラペラ
    西郷「ちょ煽りすぎwwwwww」

    伊良子(如何する藤木…… 」

    藤木「…………止むを得ず、虎眼先生の命は何としても成し遂げねば」ダダッ

    西郷「うわっ襲ってきた」チャキ

    60 = 1 :

    坂本「むっ何だこやつらッッ、なかなかの手練れにござるな」ブン
    伊良子(こんな形でお主と再戦とはな…)
    カキンカキンッ

    西郷「………この鍔迫り、どこかで…?」グググググッ

    藤木(…互角だと………西郷……)グググググッッ

    ザッ、ザッ
    西郷「敵もなかなかの腕前でござるなぁ」

    兵・数馬「2人ともがんばぇー!(^∇^)」

    西郷「応援しなくていいから逃げてwww」

    坂本「西郷、どうやらあの2匹の鼠ちゃんは
    かなり手練れた連携を見せる、船木兄弟も然りであるが 我々も息を合わせたユニゾンのビートを刻むべきではなかろうかッッ」

    西郷「なるほど ! 」

    61 = 1 :

    坂本「はい幕末」カキン

    伊良子「ッ!?」

    西郷「はい薩摩」ブオンッッ

    伊良子「えッ!? なにっ!?」

    坂本「はい土佐」キンキンッ

    西郷「薩摩っ屁」バキッ

    坂本「土佐あっぱー」ガキン

    西郷「西郷あっぱー」ザザンッ

    西郷「…避けろナッパ……ww」ボソッ…

    坂本「あ、今のカットね」

    坂・西「wwwwwwwwww」

    藤木「闘いづらい……! !」

    62 = 1 :

    藤木(……秘剣・流れ ならたやすく船木兄弟のみを沈めれるが虎眼流門下のこいつらに正体がばれてしまう……)

    坂本「徳川ダンス慶喜エボリューションっ」

    西郷「ばっ…ぐf…幕府ぅスランプっ」

    坂本「マターデストラクt…あ避けられた」

    藤木「………引き上げるぞ」

    伊良子「何ッッ!?」ぜー…はぁー…

    藤木「これ以上は不利だ」

    数馬「待ていッッ顔を見せぬか不届き者めがッッッッ」
    伊良子(虎眼先生に何と報告するのだ!?)

    藤木(……腹を斬る覚悟を決めろ…」

    坂本「ちっ、タ○キンをぶっ潰し損ねたか…」

    63 = 1 :

    兵馬「助かった、礼を言うぞ」

    西郷「いやあいいんでごわすよw」

    数馬「その方、虎眼流の者とな ? さすれば先ほどの者たちは虎眼流とは無関係なのか」

    坂本「当たり前でござるよぉw闇討ちなんてダッサイ真似拙者らがする訳ないしww」

    兵馬「そうか、虎眼流の者の仕業と疑ってすまなんだ…」

    坂本「いいんでござるよ、今度美味しい讃岐うどんみんなで食べようねwそれじゃっ」

    船木「うん、じゃあねー(´∀`)」

    64 = 1 :

    西郷「なんとも物騒なひと悶着でござんしたねぇ」ズルズル

    坂本「油断してはならんよ西郷、幕府ある所に倒幕ありき、拙者たち幕末志士のある所に
    刺客がありき、これからも拙者たちには血の鮮血が染み渡るがぁ無関係の人間にまで犠牲が及ばないよう拙者たちが心掛けるのも
    ひとつの信念に然り」モグモグ

    西郷「その言葉…w骨身に染み渡るでごわすなぁ」モッチャモッチャ…

    坂本「染み渡らせるなら西郷、まずはうどん屋の一杯のダシを口中に染み渡らせるのも
    讃岐の風情というものッッw」モグモグ

    坂本「これ食べ終わったら倒幕しようね」

    西郷「wwwwwwwwwwww」

    65 = 1 :

    坂本「一句でき申したッッ」


    志士の剣、

    中山峠で

    冴えちゃった…☆


    西郷「ところで坂本さん」

    坂本「うむ」ズルルッ

    西郷「さっきの奴ら…どこかで面識とかありませんでしたっけ ? 」

    坂本「いや、何を言う西郷? 拙者たちの辞書に闇討ちなどと言うものはないに然りでぇそのような知り合いなど…

    西郷「あーまぁ、気のせいっすよねww」

    西郷(………気のせいだよな)

    66 = 1 :

    牛股「虎眼先生、此度の失態は藤木 伊良子両名の責任のみにあらず…!!何とぞ、何とぞこやつらの命だけはッッ!!」

    藤木「………」

    伊良子「………」

    虎眼「………」

    虎眼「いくぅ…」アヘ

    67 = 1 :

    牛股「此度のお主らの失態は己の修練の不足と言えよう、己が気を引き締め初心から出直せ」
    牛股「良いか…ッッ、…二度目はないぞ、
    お主らの臓物が今も腹の中で収まりしは奇跡以外に例える言葉がない」

    藤木「………」

    伊良子(…なぜだろうか、失態を悔やまない自分がいる、どこかで迷いし拙者の心は
    今、とても解放された気分にある)

    (…命じるがままに人を殺めずに済んだ、と)

    68 = 1 :

    第三景

    袈裟咲き瞳は無惨なり、


    神社戦 前編

    69 = 1 :

    むーざんむーざん

    とーらの かーこいもの

    まーしろな いぬ ころころ

    いくに か~しも~ろたら


    あーかいはな さいた

    伊良子「…むーざんむーざんか」

    70 = 1 :

    坂本「土佐ぁの~こぉっちのぉ~桂ぁ馬橋でぇ~」スタスタ…
    西郷「坂もっちゃんよ~いwwww」

    坂・西「wwwwwwww」
    坂本「どうした西郷、なんかえらくご機嫌だが」

    西郷「いやあ、そうでもないですよww
    私今若干テンション低いでごわすからねぇ」

    坂本「どうした」

    71 = 1 :

    西郷「いく殿のむざんのわらべ唄はご存知ですか? 」

    坂本「あぁなんだあの、虎眼殿がその身を預かる妾の女性、いく殿にまつわる恐ろしい唄でござろう? (・ω・)」

    坂本「内容はなんでも、いくと関わる男は皆、腹からありとあらゆる臓物をブチまけて
    むざんむざんに果てちゃった…☆って内容と聞く」
    西郷「唄の内容は恐ろしいでござるが、

    いく殿の心情を考えると、何とも言えない気持ちなりますよ」

    坂本「確かになぁ…」

    坂本「まぁ西郷、せっかく今日の稽古も終わったことだし、ここは湯屋でも寄ってぇ、
    心の靄も恨み辛みもぉ全部流してはいかがだろうか…」
    西郷「そうでごわすな! 」

    72 = 1 :

    ザッ、ザッ、
    坂本「おお、そこにおわすお主は…! 」

    マリオ侍「イッツミー☆マ~リオ~」

    坂本「マリちゃーんww
    マリちゃん今宵のご様の趣きはどこへ行く気
    だい? 」

    マリオ「マンマミーア☆」

    坂本「マンマミーアでは分からんよwwww」

    西郷「まぁ南蛮国の大陸の人ですからね、こればかりはしょうがないですよwwwww」

    坂本「マリちゃんこれから拙者たち、銭湯に行くんだがマリちゃんもどうかね? 」

    マリオ「ヒアウィゴー☆」

    坂・西「ゴー☆wwwwwwww」

    73 = 1 :

    \かぽーん…/

    坂本「この時代ぃ、湯屋の賑わいは嵐の如く

    ひとたび湯に浸かれば頭は他人の股間にぴったしカンカン、尻は誰かの頭に腰掛け、

    背と背は軋り、脚は脚と交えてお腹と背中がくっついちゃった☆と聞きまする」

    番台「お腰の物を」

    坂本「大切に保管してくれよ、おやじ」スッ

    西郷「坂本さんいつも刀背中に帯刀してますけど伊賀の者では決してないですよねww」

    番台「ああそこの赤いお侍ぇさん、風呂場にキノコなんぞ持ち込んじゃいけねえ、没収ね」

    番台「モグモグ…んっ? なんだこのキノコ、
    身体がみるみる大きくなって…!? 」モリモリ

    ドゴシャアッッ

    マリオ「ホワァ~~お………」シュン…

    坂本「食wうwな…wwww」

    西郷「番台さんでかくなりすぎて天井と屋根頭から突き抜けてったwwwwwwwwww」

    74 = 1 :

    カポーン…

    坂本「おや、そこにおわすお方はいく殿ではないか? 」

    西郷「ちわっす、混浴となるといささか照れますねぇww」

    いく「…お前さんらは命がいらないのかえ」

    マリオ「男女隔たりなく混浴を交える湯屋において、肌を晒した只の女相手にいったい何を畏れよと申すのか」ヤッ、フゥ~♪

    いく「………ッッ」

    西郷「えっ、そんな喋り方できるんだ…」

    坂本「実写USA版の禿げたおっさんマリオの方ではないよねこの人…?wwwww」

    75 = 1 :

    しばらくして

    カポーン…

    伊良子「あれ? お主ら…」

    西郷「あやばい、屁をぶちかましそうww」

    坂本「今ここで湯の中にかましたら拙者ガチでぶん殴りますからね」

    いく「私も催したかも」

    坂本「……………………認めようッッ」

    西郷「今の間はwwwww」

    いく「冗談でありんす」

    3人「wwww」

    伊良子「あ、ふぅん…へぇー……」

    76 = 1 :

    さらに時しばらくして

    研屋町裏長屋

    いく「…私は、呪われの身」

    いく「添い遂げようと誓った人を2人も死なせてしまいました」

    いく「かくの如き忌まわしき私を旦那様は可愛がってくださる」

    伊良子「奥方様は七丁念仏なるものをご存知で?」

    西郷「あー確か、虎眼流のお家に伝わる妖刀
    って言われるほどの代物でしたっけ」

    坂本「斬られたものは七丁もの距離を歩いた所で死にぃ、その持ち主もまたお家を滅ぼさんとする災いを背負わされ死へと導かれると聞く…」

    伊良子「虎眼先生がそれを手に入れた経緯は
    主君の命により生き試しにて妖刀の業前を示せとの事であったと」

    77 = 1 :

    伊良子「その折、生き試しの生贄となる者の手綱を引いていたのはいく殿の婚約者」

    坂本「生贄の人はあっさり斬られたが後に
    七丁ほど歩いたくらいの体感時間にその手綱を引いていた
    いく殿の想い人が突如として臓物を撒き散らして死んでしまった」

    坂本「ま、要は妖刀の死の間合いの外にいた人間でも恐怖だけで死ぬって演出で妖刀をてにいれた訳だけど」

    坂本「ぶっちゃけあれ、虎眼流に伝わる秘剣・流れって言う刀の鍔元から柄尻まで持ち手をスライドさせて剣の間合いを伸ばす技を使った訳で、実際は想い人までも がっつり斬ってたんでござるねぇ~」

    78 = 1 :

    いく「それでは私の許嫁は旦那様が殺めたと…」
    坂本「これ以上はガチで殺されるから言えないでござるけど…ww」

    伊良子「某の申し上げたき儀はつまるところ
    奥方様は只の女」

    西郷「そうでごわすよ! いく殿が災いの元だなんて笑止千万でござる! 」

    いく「あなた様方…」ジワァ…

    坂本「いく様最高っ! 」

    伊良子「お美しゅうございますっ! 」

    西郷「いく様だーいすきっ! 」

    3人「ワーッショイwwwワーッショイwww」

    79 = 1 :

    坂本「しかし無惨のわらべ唄、その元凶だと町民に忌み嫌われた いく殿の心境はお察しのもの…」

    西郷「さぞかし辛かったでござろう…」

    西郷「てかあのわらべ唄かなり悪意込めて怖い感じに歌われてるからアレですけど」

    西郷「たぶんこれ、ラップにしたら割とポップな感じになるのでは? 」

    坂本「ッwwwwできるのか? これ…ww」

    西郷「え いやーだってあの歌詞なかなか韻踏んでませんかww」

    伊良子「合いの手とか入れれば親しみやすくなるんじゃないかな」

    80 = 1 :

    研屋町の夜景に突如として

    まばゆいスポットライトの光が街道を閃光の如く貫いた

    キュキュキュドゥワーン!

    キュいーキュキュキュイーキュイー !

    81 = 1 :

    坂本「今宵ィ…掛川の研屋町でぇ我ら虎眼流(仮)門下生がぁ…戦慄のミミックを引っさげてぇ…お主らの耳を幸せにしちゃうぜぇ…」

    ドゥンwドゥンwドゥンwドゥンww

    坂本「メンバー紹介、DJ・TAKAMORIッ」
    キュキュキュキュイキーン!

    西郷「おいどんのスクラッチさばきに、酔いsりゅ…
    酔い…酔いsぃりぇ…

    坂本「続いて魂のラップウォーリア、

    SEYGENッッ」

    伊良子「ぬかるみ長屋のスラムの育ち

    貧しそうなヤツは大体みんな友達ィ

    武士も夜鷹も関係ねェ、

    天下の野望に制限ねェーッッ

    SAY、清~玄ッ☆」(清~玄! )

    坂本「MC坂本がお送りするはァ、
    いく殿のむざんのわらべ唄のカスタムチューン、お聴き下さい、虎眼流乃風で


    「IKU@♪…えぶりばでぃ聖☆鳳凰」

    82 :

    キュワキャキャキャワキャッ

    ドゥーン!ドゥーン!


    むーざん…(何その計算?)

    むーざん…? (お前頭がプーさん!)

    出だしでDISるの辞めろし!(種なし!)

    犬も奉行所も呉服の許嫁も!(onッッ)

    いくの前では許してたもぉ☆↑(チェケラぁorz)

    みんな臓器をブチまけ!(袈裟懸け!)

    明日にときめけ(煌めけ、そして)

    DISるお前に明日はねぇ!(ぁは~ん)

    すごいよいく殿~ 今は~くるよ?

    やべえ女だ逃げろし(やべぇし!)

    だけど俺らは虎子だし!(関係ねぇし!)

    赤い袈裟とか知らねえしぃー?(いくぅ~)

    キュイーキュイーキュイキュワボボボッ

    SAYッッ西~郷ッ(西~郷ッ)

    SAYッッ清~玄ッ(清~玄ッ)

    SO、さぁかぁもぉとぉー?

    RYOMAーーーー! ! !

    バーーン\(^o^)/

    83 = 82 :

    西郷「ドゥーン、ドゥーンドゥン…

    原型どこ行ったwwwwwwwwww」

    坂本「えー、作詞作曲DJ薩摩の若旦那で

    「糞☆ソング」でしたーww」

    西郷「なwwんでwさっきみんなノリノリだったでごわすがぁwww」

    坂本「よぉーしww明日からはこのテクノポップを掛川に広めて、いく殿の風評被害を抑えつつ掛川町民をレゲエの虜にしたろうぜwwww」

    いく「お前さんたち…」ウルウル…

    伊良子「なんか俺ラップで天下取れそうな気がしてきたわ」

    3人「wwwwwwwww」

    牛股「むーざんむーざん…」ザッ

    84 = 82 :

    酒屋

    坂本「牛ちゃん、いく殿の家の障子の裏から
    覗き見とはぁ…少々、武士としてあるまじきではぁ?」
    牛股「お主ら3人、いや…伊良子、特にお主に申し付けるが」

    「いく様にはこれ以上近づくのを控えられよ」

    西郷「まぁなんだかんだで伊良子どんは実力があって道場の跡目候補に選ばれるくらいですからね、軽卒には動くなと」

    牛股「もしもお主らの所業…ぐっ…ぶふっww…さっきのアレもそうだが先生の耳に漏れたら…」
    ムアァ…

    85 = 82 :

    西郷「うわっ牛股師範の口がクリオネみたいに開いたwww」

    坂本「牛ちゃんの口は以前おこになられた虎眼先生にハーフカットされて口裂け女みたいになってるからねぇ~」

    坂本「てかすっごい、牛ちゃん今のもっかいやってよw」キラキラ

    西郷「おいどんも もっかい見たいでごわす」ドキドキ

    牛股「いや…これ結構無理して頑張ってるからね? だって傷口開いちゃうんだもん…」
    ムァァ…
    牛股「いたた…」

    西郷「無理してまでワチキらをビックリさせようなんて意外と可愛いでごんすなwww」

    四人「wwwwwww」

    86 = 82 :

    そしてこの夜、掛川の町の酒屋に四人の異形の剣士達による

    IKU@♪…えぶりばでぃ聖☆鳳凰のセッションがまたも鳴り響き
    町民たちも加わり一夜のワンナイトチョコレイトディスコフィーバーが築かれた

    あまりのノリノリな
    クラブっぷりに一揆と勘違いした幕府の役人たちとひと騒動起こったこと、そして

    突如としてクラブに駆けつけ、熱い持ち歌で役人を巻き込み町民を更にパーリィピーポーへと変貌させた熱気バサラの武勇は
    また別の話である

    牛股「レゲエ砂浜ビッグウェーブ!www」

    西郷「あんたが一番楽しみすぎwwww」

    バサラ「俺の歌も聴けぇ!」

    87 = 82 :

    番外篇

    傀儡と未通女




    88 = 82 :

    坂本「今宵ィ、大晦日も控えし年越しにぃ、

    虎眼道場のマジキチレッスンも稽古収めの時期がやって参りましたぁ」BABANッ

    西郷「いやーキッツい稽古もこれで見納め、
    そろそろ おいどん達もこの道場を離れる時期が来たでごわすねぇ」

    坂本「稽古の収めは藤木と伊良子の真剣による無刀取りで年を締めるというもの」

    藤木「…」ヒュンっ

    伊良子「…っ」ピタァ

    西郷「おぉーさすがwきっちり極まりましたなww」

    虎眼「……」アヘェ…

    坂本「んぉ? ジジイがなんかコッチ来たぞ」

    西郷「ジジイ言wwうwなwww」

    三重「あぁっ」ガシっずるずる…

    虎眼「…」ブンッ

    虎眼「種ぇ…」

    伊良子「えっ…」

    一同「ッッッッ! 」

    一同(伊良子がッッ…跡目に選ばれた!?)

    89 = 82 :

    藤木「……そんな」

    三重「…お父上、それで私にどうせよと…」

    虎眼「た、種ぇ…」

    三重「え……?」

    伊良子「…恐れながら三重様、先生はこの場にて」
    伊良子「三重どのと某に男女の契りを結ばれるよう望まれておられるご様子」

    西郷「いや、この場ってのはおかしくないすか?武家の娘さんの誇りである貞操をこんな…」

    宗像「お主は口を謹め西郷」

    90 = 82 :

    三重「……お痛ましゅうございます」

    三重「下がらせて頂きま…

    牛股「…お戻り遊ばれますよう」

    門下生達「……」ザッ

    牛股「先生は伊良子清玄を婿になされた」

    牛股「全ては虎眼流安泰のため…」

    三重「ふ、藤木…」

    藤木「………………………」

    三重(…父の為なら心を捨てる傀儡たち…)

    三重(こんな形で犯されるなら、いっそ死…

    西郷「……は、いやちょっと…」

    坂本「待たれい!クリ股ちゃんッッ」

    西郷「オネっwwwwwww」

    91 = 82 :

    牛股「そろそろお前を斬り捨てても構わんか…」ワナワナ

    坂本「牛ちゃん並びに道場の皆の衆!
    ひとりのぉ乙女心を度外視してまで乱痴気パーティーとはぁ幾分、三重どのが舌切って切腹して果てちゃったらどうすんのさ」

    門下生「えー、でもぉ…」

    坂本「そこで拙者に提案がありまする」

    92 = 82 :

    西郷「ちょwwなんで私が身代わりに皆に押さえつけられるんですかwwwww」

    坂本「うるさい西郷!年端もいかないライク ア ヴァージン三重どのにここで乱痴気プレイを無茶ぶりすると言うのはァ男として恥じるべきというものッッ」

    西郷「それは分かりますけど私が薄い同人誌みてぇなエッロい体勢で組み敷かれるのと何の関係がwwwwww」

    坂本「何事も他者によるこ指南というものが必要」

    坂本「ここで西郷ッお主は三重どのの代わりに大人の保健体育の資料になるんだッw」

    西郷「てか藤木さん私の腕押さえつける力強すぎww逃がして下さいwwww」

    藤木「三重さまの為、ここは一肌脱いでくれ」ミシリ…

    93 = 82 :

    坂本「さぁ伊良子ォ、男女の契りとやらをぉ
    この野生のナニがしに叩き込んでくだされ!」

    伊良子「え?…拙者がやるの?」

    坂本「先ほどのマジキチな提案もぉ、元はと言えばお主の提案ッッこりゃやらなきゃダメだべぇww」

    西郷「アッーwwww」

    94 = 82 :

    坂本「三重さま見て下さい電気アンマはこう!こうすることで殿方の大ッ半は悦ぶと言うもの、これ名付けるに空中爆裂玉金…ッ!」グリグリグリ

    西郷「オゥアwww」ガクガク

    伊良子「玉から滑るようにこう!玉から滑るようにこう!」ドカッバキッ

    西郷「ッッwwww潰れるでごわすwwwww」

    三重「え…あの、ええっ…!?」

    95 = 82 :

    西郷「アッwwwアッーwwwやばい出るww」

    伊良子「西郷ッ!放送コードギリギリのワードを出すなwこれそう言うやましい物語じゃないからww」

    西郷「違っwwwww屁がwwww」

    坂本「えっ」

    西郷「うほっ…」スカァ…

    96 = 82 :

    門下生「撤収ーーーッッ道場の全ての扉を開けよーッッ」

    門下生「換気を徹底し、逃げろーwww」

    門下生「はい撤収撤収ーーww」

    門下生「良いお年をwwwwうわくっせえw」


    坂本「西郷の屁は芋食ってる分だけ公害レベルに然りでござるからね」

    伊良子「道場すっからかんになっちゃったね」

    坂本「いやー西郷、空気読まないどころか空気汚染するとか言語道断だからね…」

    西郷「やめて私そう言うキャラ付け嫌だからwwwwwwww」
    ヒュウゥゥゥ…

    牛股「門下生のみんなー…良いお年を~…」


    三重「彼らは…私を助けてくれた…?」

    西郷「つかこのくだりいらねぇからwwwwww」

    97 = 82 :

    第四景
    袈裟咲き瞳は無残なり



    神社戦 後編

    98 = 82 :

    酒屋

    坂本「そんでねー、壁にハメたり、しゃがみ歩きで難を逃れたけど どこまでもしつこくってさー」

    坂本「極めつけが西郷の案で青いペンギンに話しかけることで緑の悪魔を消すと言う手段が裏目にでちゃってまぁご乱心もいいところだよ」

    伊良子「はは、好敵手に恵まれていたのだな」

    坂本「そんな良いもんじゃないよー、その緑の悪魔 地の底まで拙者達を追っかけてくるんだもんw」

    伊良子「面白い武勇伝だ、某も超丸子六拾四と言うもので己の脚を鍛えてみたいな」


    坂本「伊良さんの武勇もなかなかのものでござろう?」

    伊良子「当たり前だ、俺の剣は今や虎眼流の跡目候補、藤木や牛股の技量、虎眼の涎小豆
    すら習得した、最早お前ですら俺に及ばんw」

    坂本「もー、あんたお酒が入るとすぐこれなんだからww」

    99 = 82 :

    伊良子「その武勇の始まりは1人のみすぼらしい貧民街の小僧が酔った浪人を打ち負かしたことから始まったのだ」

    坂本「そういやあんたって貧しい家の出身だったんだっけ、普段は江戸の裕福な染物屋の息子とか言い張ってたけど」

    伊良子「野望を持つ者同士のお前に言って損はないだろう?」


    坂本「母親の為に天下を勝ち取る、か
    伊良さんのお袋殿は梅毒の身…苦労人でござったんだなー」(´-`)うんうん

    伊良子「そう、そのお袋を先ほど殺してきた」












    坂本「…は?えっ…?何言ってんのアンタ」

    100 = 82 :

    伊良子「俺はいずれ藤木を打ち負かし、虎眼流の継承者となるだろう」

    伊良子「侍の身分は身内に夜鷹の娼婦がいるのはあり得ないこと…侍となり上り詰めるには、必然なことなのだ…」

    坂本「だからってあんたさ…」

    伊良子「俺には引き返す道はもうなくなった
    故に奪い、勝ち続ける、勝たねばならんのだ」

    伊良子「藤木や牛股、虎眼すらも蹴落として
    三重と三百石の屋敷を喰らい、それを踏み台にして更なる天下へ登り続けるッ」


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