元スレ坂本「幕末志士グルイ… ! 」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
1 :
子安「どうも、心が清らかな方の、子安武人です笑」
子安「今夜は名ゲーム実況者兼あっちの方の侍である幕末志士さんと名残酷時代劇漫画シグルイのコラボです」
子安「規格外のコミカルと、シリアス、果たしてその2つが合わさったら一体どうなってしまうのか、お楽しみください笑」
子安「それでは」
子安「はぁーじまりはじまりィーっ☆(裏声)」
2 = 1 :
坂本「時はぁ寛永、駿河に属するこのぉ
掛川領にぃ、ひとつの名高る剣術道場があると聞く…」
坂本「その名はぁ…ッッ」
坂本「虎眼流道場…」ポツリ…
西郷「おぉー今回はなんともシリアスな雰囲気の口上で始まりましたな フフフフww」
坂本「最近は南蛮渡来のゲームと生放送ばかりでそっちが本職だと思われがちだからねえ」
西郷「まあ楽しくやらせて貰ってますよ」
3 = 1 :
坂本「しかし我々の本来の姿は幕末志士、
徳川の首を討たんとする正義の志士として
やはり剣士としての自覚を失ってはぁ
改革もクソもないって所存でござるよ」
西郷「www なるほどつまり初心に戻って身も心も志士として1から鍛え直すと…」
坂本「そこでこの掛川には虎眼流道場とやらがあるからねー、是非ともその奥義、極意を伝授し幕府を倒さんが為の拙者達の
兵法の足しにしようって野望でござる」
西郷「なんか珍しく気合入ってますねえ、wwww」
坂本「肉体労働ということで今回拙者ガチだからね、この時代はもう油断したら即死確定
風も当たり判定も厳しめ、スマブラとは訳が違うでござる(・ω・)キリッ
今の拙者、慢心なきギルガメッシュゲートオブあそこがバビロンだから」
西郷「wwwいちいちうるっせぇwwww」
4 = 1 :
西郷「でもここ寛永時代って年号的にワチキら相当場違いですよね?」
西郷「ワチキら一応もっと後の幕末の時代の人ですし」
坂本「…だッ…それh…」
坂本「…さ、所変わってぇこの寛永の時代に
ディメンションイーター跳躍25次元飛び抜け集めろ8枚の赤コイン
西郷と掛川の地に参った拙者達だ、がぁ
西郷「何すか今の間はwwwww」
5 = 1 :
坂本「…平成幕末改革ぅ そのぉ血湧き肉躍るガチムチ真夏の強化合宿ッ…未知なる剣技の世界へ…」
坂本「ヒアウィゴー☆」
西郷「ダッソっ…ってwww」
坂本「うるさいッッ」
6 = 1 :
世に生を得るは事を成すことにあり
敬天愛人
今一度、日本を洗濯致し候…
幕末志士
7 = 1 :
第一景
邂逅、
虎
と
志
士
8 = 1 :
虎眼流指南岩本道場
坂本「よーし着いたぞー」
西郷「ほわーなかなか大きな屋敷でごわすな
あ…」
坂本「ま、私たちのマイホームの方も引けをとらんでござるがぁ」
坂本「ここに至るまでの掛川の道中、誠に良い風情でござった、宿屋のおなごが来いよ来いよと手を振ってえ…
西郷「そう言うお店じゃないと思うんすけどwwwww」
9 = 1 :
坂本「しかし しかしねぇ、拙者ぁ…それを断腸の想いで拒んでここまで来たからねぇ」
西郷「ンフwwwwwまぁそこで誘惑に負けたら今回の話進みませんからねえ」
坂本「そして掛川の道中、見たか西郷 ?
道行く武士たちと侠客たちの顔に刻まれた、
R指定ギリギリのケロイドとボツリヌスの傷跡を」
西郷「あぁーれはワチキが察するに、
虎眼流道場を破りに来て命からがら敗走した
あのぅ…なn…あっ…つまりは虎眼流は舐めてかかったら危ねえと?」
坂本「そう言う事だが、
早速我々ぇ、虎の棲む魔窟の門に立ッッている訳だがぁ」
西郷「坂本さんいつまで喋ってんすかwww
ほらもう日が暮れない内に入りましょうよwwwwwwwwwww」
坂本「そだねwwww」
10 = 1 :
門下生「申し上げますッッ」
「ただいま玄関に他流の者が…ッッ」
坂本「他流とは何だ他流とはぁ
であえ であえーい! wここに天下無双の岩本虎眼とやらがいると聞くぅー」
牛股「真槍を持ていッッ」
門下生「」ザザッ
坂本「えっ…何これは…」ドキドキ
西郷「挨拶代わりにであえーとか言っちゃダメでしょwwwカカカカwwww」
11 = 1 :
西郷「ッwwなんやかんやで許してくれましたw」
牛股師範「…つまり、当門を叩きしものでなく
当門にて稽古をこしらえたいと? 」
坂本「虎眼流ぅ、そのぉ天下無双の暗殺剣、
是非とも拙者たちに こ指南を頂きたい」
牛股「了承、承ってでござる」
坂本「牛さーんwさすがぁ、話が早くて助かるでござるぅwもぅ大好き牛夫くーんwww」
西郷(普段なら牛夫くんてwwって軽く流せるんだけどなあ…)
牛股「なら客人でなく武士としてひとつ物申すが
先程からのお主のそれは人に物を頼む態度か戯けがッッッッ」
坂本「ヴァイッッッッ!????」
西郷(さっきあれほど舐めてかかるなって言ったじゃん…www)
12 = 1 :
牛股「桁外れたうつけ極まりない作法は
伊達にして返したい所だが横の方、お主も入門したいのか?」
西郷「突然の訪問で失礼仕るでごわすが
ここはワチキもひとつ鍛錬に勤しみたいのでござる」
牛股「うむ、承ってござる」
牛股「しかしただいま道場の主、虎眼先生と相見えるのは至難と言えよう」
坂・西「…というと?」
牛股「此度の虎眼先生は…
門下生「再三に渡り今一同申し上げますッッ
玄関よりまたも他流の者がッッ」
藤木「…………」
牛股「ふむ、今日は賑やかだがこれ以上はお引き取り願いたいな」
坂本「…え何々、人斬り抜刀斎も来ちゃう感じ?」
西郷「いやそうなったらもう訳わかんないでしょ」
13 = 1 :
ザッザッザッ…
伊良子「伊良子清玄と申す」
牛股「ご用の趣は?」
伊良子「岩本虎眼先生とお手合わせ願いたい」
西郷「うわっホントの道場破りだw」スゴーイ
坂本「なんだなんだと聞かれればぁ、その者道場破りと聞くぅー、さぁ門下生の皆の衆~真ぁ槍を持て持てーいww」スチャッ
牛股「道場の役条により門弟の者2名と手合わせした後ということになるが」
坂本「スーパー狼藉者タイムでそのロン毛ちゃんをブチ殺してしんぜようぜほらwww」
伊良子「構いませぬ」
坂本「……あれ ?なんかスムーズに話進んでない??真槍は ?」
西郷「それアナタだけだからwwwwwwwww
んで、ちゃっかり槍持ってんじゃねえよwwwwww」
14 = 1 :
牛股「源之助、いざ参られい」
藤木「………他流のもの、丁重に扱うべし」
ザッ
伊良子「……」ザッ
西郷「伊良子さんと藤木師範の一騎打ちが始まり申したな」
坂本「奴、伊良子清玄の、あのロン毛ちゃんの構え、あれは平正眼に似た無構えと見る」
坂本「我らが宿敵ィ新撰組鬼の副隊長、土方歳三の構えに然り、奴はきっと新撰組の剣術指南役の業を背負っているに違いないでごさる…!!
西郷「ぜったい違いますからwww」
15 = 1 :
坂本「しかし虎眼流も安く見たら食われちまうぜぇ…」
西郷「wwwwwと言いますと?」
坂本「虎眼流の特色としては
刀と刀が鎬を合わすれば、薄い鋼の刃など
簡単に折れまするからに、
相手の太刀と刃を触れさずにして、最小の動作で敵を制するのがモットーだからねぇ」
西郷「おぉー調べましたねぇ」
坂本「うむぅ、拙者今日に至るまで
土佐ネットワークを駆使してぇ、Wikiペディアで予習復習してきたからねww」
16 = 1 :
西郷「と言ってる合間に藤木師範と伊良子さんが鍔迫りでガッチリと力押し比べておりますな」
坂本「無口の虎、藤木源之助、奴の特技は
類稀なる怪力と即死技の鍔迫りの2つだからねぇ、奴と力比べをして勝てるものは
拙者を置いて西郷、
薩摩のゴリラヘッドと呼ばれたお主くらいか
西郷「wwwwww呼ばれて…
門下生「あぁッッ !」
ドサッ!
17 = 1 :
牛股「それまでッッ」
藤木「………ッッ!?」
西郷「なんすか今の…怪力の藤木師範がああもあっけなく地面に叩きつけられるとは」
坂本「今の技は指絡み、いわゆる骨子術と呼ばれる人体の経絡秘孔を突くことで相手の動きを制するいわば剣の道には不要の卑怯な術でね、決っしてあのロン毛が北斗神拳の伝承者と言う訳ではないんですよ」
西郷「なるほど、それではいくら怪力の藤木師範と言えども…ヤバいという事ですね」
坂本「と言うかどさくさに紛れて藤木どのを地面に倒した時に効き指ごとへし折ってるねあのロン毛、やることがきったねえや」
18 = 1 :
藤木「こ…これからにござる…」ギリッッ
伊良子「左様にござるか」ザッ
こんなものに…俺が負ける訳には
これからにござる…
これからに
牛股「ッッそれまでと…
坂本「ちょぉっと待ってョ~~イ♪」
西郷「ブフッwww爽やかwwwwww」
19 = 1 :
門下生達「!?」
坂本「拙者たちをょぉ…忘れちゃいけないか~?」
西郷「いけないか~…てwww」
坂本「このぉ…坂本龍馬ぁ、漢坂本龍馬を
差し置いてぇ勝手に抜き打ちテストだなんて
たかが知れてn…っぜえ」
門下生達(意味のないとこで息詰まってやんのwww)
坂本「この聖痕開きがち系すけこましロン毛ヌスがぁ道場を破ると言うのなら、
ここは新参者の拙者の実力を見せつけるに然りなのではないか? 」
牛股「…お主もまた己が剣を振るいたいと」
坂本「ね ? 牛ちゃん」
牛股「いいだろうッッッ見せてみいッッ」
20 = 1 :
西郷「坂本さん頑張ってwww」
坂本「うむ、今日は初心に帰ってね、
寺子屋で学びし頃から寝言は常に徳川慶喜死ねッッなドス黒い野心で眼を濁らせていた
あどけなさ二十分に残る初々しいダークホース坂本でお送りしますから」 ザッ
門下生「師範代っ、て…手当を」
藤木「…………構うな」ギリッ
21 = 1 :
伊良子「…その方、見るからに俺の剣技の足しにもならなそうだが」
坂本「侮ってもらっちゃ困るよぉ、確かに
最近中だるみのたるったるのォ
ル~ズソックスな拙者だが、そなた様相手に全力で挑ませてもらうぜぇ
そこの門下生Aちゃんッッ」ビシッ
門下生「はいッッ!? 」
22 = 1 :
坂本「この虎眼流、そのぉ道場にぃ、
かの有名な素振り用のバスターソードがあると聞くぅ」
門下生「ど、どうぞ…」
坂本「カジキ木刀、体調3メートルに達する
なまらでけぇマグロにちなんだ名の巨大な木刀…」ズシッ…
牛股「振れるのか ? お主の体格で」
坂本「これを振り回すには常人の筋肉では無理とまかり通るが 日々モンハンにて培った大剣の立ち回りとリズムニシス溢れる拙者のそのバトルセンスがあれば西郷、これはもう拙者の独壇場と相成らんよ」ググググッ…
坂本「ま、本当は太刀厨なんだけどね…☆」
ぜー…ハァ…ハァ…
西郷「wwwwwwwww」
23 = 1 :
伊良子「す、素振り用の木剣とお見受けいたすが」
坂本「否ァ、この戦場に踏みたちし折りからは拙者ぁ、幕末志士の坂本にあらず、いちクラウドストライプとしてこのバスターソードで貴様のそのたるんだ股間をォ、
ブチ殺してしんぜよう…」
伊良子「珍妙な男だ、伊良子清玄、再び参る」
坂本「こいよセフィロス !! 」
坂本「そしてぇ、両者は互いに視線を交わす中…坂本ぉ、際立つ股間のズル剥けのビーストが先手を取りに行ったぁッ !」ダッ
西郷「自分で実況しちゃうんすねwwww」
24 = 1 :
坂本「スタンエッジ ! 」スタンエッジッッ
坂本「それ幕末ッッ」スカッ
坂本「いと幕末ッッ」ブンッ
坂本「井伊直弼氏ねッッ」ブオン
坂本「わんだふるラッシュ坂ちゃんッ☆」
スカッ…
西郷「全部避けられてるwwwwwwwww」
牛股「うわ、よっえぇ…」
25 = 1 :
伊良子「太刀筋はお見破り申した」
伊良子「このあたりでやめに致すも武士の潔さかと」
西郷「手も出してない相手に舐められてらwwwwww」
坂本「うるさいッッ、今のは肩慣らしにすぎん…ッ貴様らに目に物見せてくれよう」
坂本(…あれぇ? 先週Amazonでポチッた「週刊モテる男の剣術学」の知識が全然役に立ってねぇな……)ボソッ…
西郷「心の声聞こえてるからwwwww」
26 = 1 :
坂本「これならどうだっ飛天御剣流… 」
坂本「~~……SOYッッッ!!!!」ブオン
伊良子「危なッッ!? 」
門下生達「SOYッてwwwww」
西郷「剣が重すぎて逆にぶん投げたwwww」
ドゴシャアッッ
27 = 1 :
藤木「………………あ」
牛股「戯けが、屋根を貫きおった」
坂本「………」
坂本「………あれ?どこいった俺のバスターソード…w」キョロキョロ…
西・門下生達「wwwwww」
坂本は梶木木刀の重さに耐え切れず剣を思いきり投擲してしまい
宙空を舞った木剣は天井の屋根を突き破り
空の彼方へと消えて行った
坂本「すっげえ俺 室伏広治かよwwww」
西郷「もっとずっしりしてるもんだろww」
28 = 1 :
伊良子「丸腰だがいかが致す ? 勝負ありと見る所、こちらもそろそろ遊びを終いにしたいのだが」イライラ
坂本「漢坂本ぉ、丸腰となりても倒幕へのストイックさは削がれちゃおらんよぉ… ! 」
その時、突き破られた天井の穴からかすかに
何かが空気の抵抗に逆らい落下する音を
西郷は聞き逃さなかった
西郷「あ、気をつけてください皆さん、坂本がでますよ」
29 = 1 :
ドガァッッ
伊良子「ぅなッ!? 」 ドスンッッ
西郷「飛んでった木剣が空から落ちてきたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
門下生「どこまで高くぶん投げたんだよwwwwwwwwwwwwwww」
坂本「うおおおお何だよコッチがビックリだよッッ!?」
坂本「あっ、いや !?これは隙ありと見たぞッ(゚д゚)」ジャッ
伊良子「しまっ…、あっけなさすぎるッッ
この俺がこうも簡単に…ッッ!?」
坂本「壁にハメて こうッッ! 」
西郷「上段からバスターソード、そして下段は坂本どんの徒手の拳が伊良子どんの眼前で寸でで止まりましたな…」
坂本「これぞ秘儀ッ
二天一流、
上から麻里子と下からアバラ砕き…☆
」
西郷「棚から牡丹餅の間違いだろwwwwwwwww」
門下生「wwwwwwwwww」
30 = 1 :
伊良子「負けた…骨子術も使えずさも呆気なく…」
牛股「それまでッッ」
坂本「さっそく坂本が出ましたねぇ…☆」
牛股「お主らの剣技しかと目に焼き付けたわ」
坂本「おおッ早速その極意を伝授してくれると言う訳ですね !? 」
牛股「戯け、しかし各々の剣筋はなかなかの鍛え甲斐があると進言できよう」
西郷「ワチキ はぶられてますなぁ…w」
牛股「さきほど説明がなされてなかったが我らが師、虎眼先生は現在心の平衡を保てぬ曖昧な状態にある」
西郷「…ご乱心という事でごわすか ? 」
牛股「否、だが明日にはお主らの入門の儀を執り行うよう先生に申しつけよう」
牛股「今日はもう遅い、日が暮れるだろうからお主らを寝床に案内する」
31 = 1 :
坂本「未だ極め尽くさぬ道なれどぉ、
虎眼流、その剣技の極意は未知数と見た」
スタ、スタ
伊良子「…貴様の如きボンクラに、これ以上俺の野望を邪魔されてたまるか……」スタスタ
坂本「ボン…お前今なんつった ?」イラッ
西郷「マジのトーンで怒らないでくださいwwwww」スタスタ
牛股「何をしておる はよう来い、お主らの寝床は
座敷牢だ」
32 = 1 :
坂本「そりゃ道場の屋根ぶち破ったのは悪かったけどもさ~…」シュン…
西郷「そもそも私たち最初から今まで
無礼なことしかしてませんからねww」
伊良子「はぁ…」
藤木「……………………」
33 = 1 :
牛股「源之助、お主の目利きからして奴ら、
どのように見える 」
藤木「…………」
藤木「ひとりは すくたれ者(臆病者の意)」
藤木「坂本と名乗る者は情けなさが際立つように見えて、しかし 我らとは一心を違える
虎でない何か、そして最後のゴリラ芋は」
藤木「…………………油断できない」
牛股「虎眼流の跡目は誰か、面白くなってきたのう源之助…」
牛股「…………」
牛股「道場の修繕どうしよう…」
34 = 1 :
翌日
西郷「いやー早起きして早々、道場の周りを散歩してみたがこの掛川の空気、
なかなかどうして美味しく透き通ってるでごわすなぁ…」ザッ、ザッ
西郷「お、藤木師範じゃないですか」
藤木「……」ジャブッジャブッ
西郷「ケガしてるのに洗濯なんかして大丈夫でごわすか?」
藤木「…………………折られた指の鍛錬になる故」
西郷「おぉ~関心でごわすなぁ、それっ」
バシャッ
西郷「泥の汚れは冷たい水を叩きつけるのが効果的でござるよ」
藤木「…………構うな」ジャブジャブ
西郷「ワチキも指の鍛錬でござる」ニコニコ
西郷「期間限定とはいえ此処にお邪魔するからには、しっかりと坂本さんと共に修行に励む旨なんで、どうぞよろしくでごんすw」ジャブ
藤木「…お前は良い奴だ、決して剣士に相応しくない」ジャブッッ
西郷「そうでごわすねぇ、でもワチキより坂本どんはもっといい奴でごわすよw」ジャブッジャブ
35 = 1 :
三重「代わりましょうか、あらあなたは…」
西郷「おぉー三重様こんちわー」ペコリ
藤木「おかまいなく、指の鍛錬になりまする故」
西郷「そうそう、男2人水入らず、ワチキと藤木師範で楽しく片付けますんで、気遣いなんていいんでごわすよ」
三重「………そう、なによりでございます
藤木、早く治ると良いですね」スタスタ
藤木「………」
西郷「……三重様のこと好きなんでごわすか?w」
藤木「……………………………………………………………………………」
西郷「顔赤ぇwwwwwwwwwwwww」
36 = 1 :
天下無双のイケメン侍
ジャスティン坂本ビーバーに破れ
座敷牢に放り込まれた伊良子であるが
ここへ連行される際に目撃した屋敷の広さ
小間者の数などを思い返すと
ほくそ笑まずにはいられない
さすがは掛川藩名うての武芸師範の屋敷、
三百石はある…
37 = 1 :
三重、遠巻きに俺を見ていたあの娘…
あれが虎眼の一人娘か
武士の役職は世襲制、三重の婿となれば
虎眼の跡目となり
三百石は全て俺のものだぁ
婿入りもぉ、さぞかし悪くねぇべ…
フフフ、うぇひひひwwwエッへへ~へ~wwwwwwwwwwww
坂本「…上記みたいに、おおかたこんな感じで此処へ来たんでしょお ? 」
伊良子「勝手に人の魂胆を覗くな、何が悲しくてお前と2人で座敷牢で過ごさにゃならんのだ」
38 = 1 :
坂本「まぁそれも虎眼とやらに遭うまでの辛抱、私は喋ってないと死ぬ生き物なので…w
坂本「でもクッソー…何で西郷だけ拙者たちを置いて早速稽古に励んでいるのだ…人たらしすぎるだろあのゴリラ芋…」
伊良子「先に言っておくが、三重と虎眼流、
あの道場の跡目は俺のものだ
坂本「野心余って憎たらしさ100倍でござるがぁ、拙者たち幕末志士は跡目などにこだわる所縁はないんでねぇ」
伊良子「あくまで剣術に拘ると ? 」
坂本「お主のその野心は我々と通ずる事も然り、拙者たち幕末志士は 幕府を討たんがするぅ、そのバイタリティーのみで燃えている故」
伊良子「幕府転覆、國盗りか
面白い、是非ともお前の夢を聞かせてくれ」
坂本「いいよー(´∀`)」
39 = 1 :
時しばらくして
牛股「両名、先生がお会いになられる」
伊良子「これはかたじけない !
それがしの入門願い聞き届けてくだされたか」
牛股「それは先生がお決めになる、ついてまいれ」
坂本「ふむぅ、いよいよ岩本虎眼、その冴え有る剣にお目にかかれるときたかぁ」
40 = 1 :
虎眼邸
坂本「…それで一体なぜ拙者達は地べたに膝こすりつけた挙句の果てに縄で縛りプレイを?」ギシギシッ
西郷「幕府に捕らえられた時ってきっとこんな感じでござるんすかね カカカカwwwww」
ギシギシっ
坂本「それじゃまるで今から首落とされるみたいじゃないのさwww」
伊良子「…牛股どの? このように縛られていては、先生に礼を尽くさぬことはでき申さぬ…」ギシギシッ
牛股「頭を下げてはならぬ、お主らはただまっすぐに先生を見据えるのだ」
「決して動いてはならぬ…」カシュッ
西郷「…え、何で抜刀したでごわすか ? 」
坂本「え ? 何これマジで処刑されるシーンじゃん」
41 = 1 :
高弟一同「…………」ぴとっ
坂本「剣で指を裂き、おデコに血のりを塗ったが…こやつら一体何を…」
西郷「あっ! 坂本どん伊良子どん、見てくださいあの障子の向こう! 」
牛股「おでましになられる…」
スゥー…ピシャンッ
「………」BABANっ!
虎眼「…………」アヘェー
坂・西「wwwwwwwwwwwwwwww」
42 = 1 :
西郷「ガタイの良いおじいちゃんが来たwwwwwwwww」
坂本「これは盲点ッ…恐るべし剣客と見繕った拙者達であったが、その正体は
まさかのボケたおじいちゃんだった…www」
虎眼「…………」アヘ、アヘ
牛股「伊達にして返すぞ戯けどもがッッッ」
伊良子「それでその、今から何が始まるというのでござるか ? 」
43 = 1 :
牛股「えー今からこの虎眼先生にぃー
お主らの額にくっつけたあずきをきってもらいまーす」
牛股「そんで入門の儀は完了でーす」
ワァー…パチパチパチ…
虎眼「気持ちいい…」ジョボジョボ
西郷「漏らしてる、牛股さん漏らしてる気づいてあげてwwwwwww」
44 = 1 :
坂本「は ? 待って待って待って」
坂本「聞いてないしそんなの…」
坂本「え、バカ ? 」
坂本「見てよアレ、ほらあの神妙なアヘっぷり、見るからに人を五体満足で帰らすほどの神さばきもへったくれもないよね ? 」
牛股「虎眼先生の腕を信じぬと申すか」
坂本「だって拙者達は稽古に励むべくここに来たんだよ !? それがなーんで此処でおデコにデロッデロのあずきくっ付けられて首をはねられなきゃいけないの ? 風当たり強すぎでしょいくら何でも」
牛股「いやだからお主はじっと虎眼先生を見据えておれば…」イライラ
西郷「あま~い」モグモグ
牛股「お前は喰うなッッッッ」
45 = 1 :
牛股「…止むを得ん、骨子術で」ビキビキィ
坂本「もぉッ大人は論破されたらすぐ暴力で片付ける ! 覚えとけよこの股タウルスッ」ガクガク
西郷「あ、すいませんもう一粒おかわりを…」ガクガク
伊良子「こしあんにしたら美味しそうだよね」ガクガク
46 = 1 :
虎眼「……………」スタスタ
坂本(だめだ西郷、お前絶対笑うなよ…ww)
西郷(たぶん無理…www)
坂・西郷「………………」
虎眼「いくぅ…」アヘェー
坂・西「……………ブフッww」
虎眼「アヘェ………」ジョボビッチ…
坂・西「だめだwwwwwwwwwwww」
47 = 1 :
藤木「先生、いく様ではございません、それらは当流の門を叩きし者」
坂本「うわマジかアイツ、実質叩いてねーし
俺ああいう曖昧な噂 吹き込むヤツ嫌いなんだよなぁー」
虎眼「…………………」
虎眼「……ッッ」クワッ
伊良子「うッッ!? 」 ズバッ
西郷「あらまッッww」ズバッ
坂本「ニ"ン"ッッッッ!? 」ズバズバズバッ
48 = 1 :
突如として剣鬼は曖昧からその真の姿を現した
坂本 西郷 伊良子、それぞれの額の米粒にも満たないあずきを居合にて正確に切った
神速の抜刀、正確無比な所作、これが虎眼流の濃尾無双と呼ばれる由縁である
高弟一同「お見事ッッお見事にございまするッッ」
藤木「お見事ッッ」
牛股「お見事にございまするッッ」
伊良子「……何てヤツらだ…」
西郷「坂本さん、生きてるでござるか~ ?」
坂本「うむ、危うく失禁しかけたがぁ
拙者この期に及んでしかとその剣土の奥義をしかと、この目に焼き付けたでござる」涙目
西郷「wwww」
49 = 1 :
坂本「今 目に焼き付けし奥義、拙者の記憶の投影、武州五厘の受理吸収を持ってして
装甲悪鬼村正も顔負けの
脅威の早さでいずれ習得してしんぜよう」
坂本「にしても…」
坂・西「やべぇトコに来ちまったなwwww」
伊良子「来るトコ間違えたかなぁ…」
50 = 1 :
第二景
双輪兜、
舟
木
に
て冴えけり
みんなの評価 : ☆
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