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元スレ提督「左遷(なが)されて」港湾棲姫「港町」
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~10分後~
T督だったもの「」チーンッ
丁字「じゃあ、精々楽しんでこいよ提督」スルー
提督「ああ、色々世話になったな」スルー
提督「それじゃあな」ノシ
丁字「おう」ノシ
T督「死ぬかと思った……じゃあな提督」ノシ
~電車の中~
ガタンゴトン ガタンゴトン
ほっぽ・レ級「オオー!」キラキラ
ヲ級「ヲ……景色ガメクルメク変ワッテ、楽シイ」ニコニコ
港湾「コンナ景色ヲ楽シミナガラ、駅弁、最高ニ贅沢」モッキュモッキュ
提督「鈍行でのんびり行くのも乙なもんだな、ほっぽ達も楽しそうでなによりだ」ニコニコ
扶桑「ふふふ、電車に乗るのは初めてですものね」ニコニコ
山城「こんなに幸せな都落ちも珍しいわねぇ、さしずめ『左遷旅行』ってところかしら?」ニコニコ
あきつ丸「いやはやまったく、あ、売り子殿、あきつ丸にも弁当下さい、代金は提督殿が払いますので」
売り子「はーい」トコトコ
提督「おい」
*座席図解
窓提扶 ヲほ窓
窓あ山 港レ窓
あきつ丸「お願いするでありますよパ・パ(はあと)」
提督「おいやめろ、買ってやるからその口調をやめてくれ、私の世間体を粉々にする気か」
あきつ丸「既に手遅れでありますなぁ……」ケラケラ
扶桑「まあ……そうですね……」
山城「残念ながら世間体はもうガタガタよねぇ……」
提督「ジーザス……」
あきつ丸「大丈夫大丈夫、提督殿の世間体が隠し子四人に妻二人、パパ呼びの愛人一人なんて状態になってもあきつ丸は提督殿の味方でありますから!」
提督「勝手に愛人枠を足すな!しかもマッチポンプじゃねえか!」
あきつ丸「でもまあ、まるで最低野郎みたいな状態でありますが、実際のところうちの提督殿はまだマシだと思うでありますよ?」
あきつ丸「艦隊の面々に手を出しまくって責任も取らず、鎮守府内で血みどろの抗争になって[niceship]してしまい」
あきつ丸「書類から抹消された鎮守府もあったでありますからね」
提督「ああ……『ケッコンカッコカリ』が導入される切っ掛けになったあの事件ね……」
扶桑「色恋沙汰やりたいなら、ケッコンカッコカリ出来るくらいまで戦果を稼げ、という大本営からの強烈な釘刺しでしたよね」
山城「なんというか、わかりやすい人参よねえ……」
提督「だが、それで奮起した男も大勢居たがな、「艦隊の全員とケッコンカッコカリする!」なんていって凄まじい戦果を稼いでる奴もいるし」
扶桑「戦後はどうするんでしょうね」
山城「仮にそのまま正式な婚姻にスライドすれば、男一人に嫁150人近く……」
提督「いつの時代の皇帝だよ」
提督「……そういえば以前」
提督「150人の金剛とケッコンカッコカリした提督の鎮守府に言ったことがあったな」
扶桑・山城「!?」ギョッ
提督「四方八方からデースデースと同じ顔の同じ声が響きまくって頭がおかしくなって死ぬかと思ったよ」
扶桑「……そういえば、普通は、一人の提督からは同じ種類の艦娘は顕現出来ないのに、何故か同一種の艦娘しか顕現できない人もいるんでしたっけ?」
山城「だからって全員とケッコンしなくても……ああ、逆に全員同じ艦娘の仲で一人だけケッコンしたら、それはそれで不味いのね」
提督「本人達はシアワセそうだったよ、あの人の目には光がなかったけど」
~閑話休題~
ほっぽ「ア!町ガ見エテキタ!!」
レ級「オ父サン!アノ町?」ユビサシ
提督「ああ、あれが目的地の『港町』だ」
提督「あまり大きな町ではないが、丁字がいうには、飯がうまくて、人間関係も大らかな、過ごしやすくて良い町らしいぞ」
提督「今回は住居として、鎮守府のそばにあるあいつの別荘を貸してもらえるらしい」
港湾「エ?別荘?」
提督「ああ、アイツの実家、結構金持ちのボンボンだからな、本人はあまりそういう話しないからそうは見えないけど」
ヲ級「ヲ……?冗談ジャナイノ?アノ人ガ?」
***
~数日前、執務室~
ガチャン
ヲ級『ヲ父サン、ヲ弁当ヲm』
丁字『おいT督!!てめえ俺のポテト勝手に食うんじゃねえよ!!ぶっ殺すぞ!!』
T督『うるせー!お前こそ俺のジュース勝手に飲みやがって!!』
提督『なんで貴様ら私の物勝手に物色して食べてるんだ!!お前らの物じゃないだろうが!!それ港湾達の分だぞゴラァ!!!』
***
ヲ級「……ヲ金持チ?」クビカシゲ
提督「ああ、まあ、普段は実家に頼らない奴だから……」
ほっぽ「……ソウイエバ」
ほっぽ「オ父サンノ実家ハ?」
提督「私は戦災孤児で天涯孤独の身だからなあ……」
提督「実家があった場所は焦土になってるし、施設にはいった当時も幼くてな」
提督「もう親の顔も思い出せん程昔の話だから実家がどんなもんだったのかは知らんな」サラリ
あきつ丸「相変わらずさらりと重いでありますね」
提督「実際当時の事なんかなんにも覚えちゃいないからな、寄る辺はないが身軽ではあるよ、扶桑達やほっぽ達がいるから寂しくもないし」ナデナデ
ほっぽ「ン……」
レ級「ニシシ……」
アナウンス『港町~港町~』
提督「おっと、もうついてしまったか」
提督「よし、じゃあいこうか」
扶桑「忘れ物に気をつけてね」
山城「ゴミを残したりしないように気をつけなさい」
ほっぽ達『ハーイ』
~港町、駅舎~
レ級「ア、猫ダ!」
猫「ニャーン」ゴロゴロ
ほっぽ「オー」
ヲ級「可愛イ……」ナデナデ
港湾「笹カマタベル?」つ[笹かまぼこ]
ワイワイガヤガヤ
提督「ほっぽ達はあの猫に夢中だな」ニコニコ
扶桑「可愛いですね」ニコニコ
提督「うん……?あ、しまった、予定時刻が近い、私は先に鎮守府に走ってむかうから、後から歩いてきてくれるか?」
扶桑「わかりました、鎮守府へ向かえばいいのですね?」
提督「ああ、これは地図だ」つ[MAP]
提督「では先にいくから」ダッシュ
あきつ丸「ではあきつ丸は陸軍基地にむかうでありますね」トコトコ
ほっぽ「ン?オ父サン、ナンカハシッテル!」
レ級「本当ダ!追イカケナイト!」
ダッシュ!!
ヲ級「エエ!?マッテ!!」
港湾「チョ!?二人共何処イクノ!?」
ダッシュ!!
扶桑「あら?ほっぽ!?レ級!?」
山城「ヲ級達までいない!?どこいったの!?」
~港町の鎮守府~
提督「ふう、なんとか間に合った」
???「おい、そこの君」
提督「あ、はい」
選任司令官「貴官が提督かね?」
提督「は!私は今日からここに赴任しました提督です!」
先任司令官(以下先任)「噂通り図体のでかいやつだな」
先任「一応いっておくが、もと元帥だろうがなんだろうが、ここでは私が貴官の上官であるから、そのことをわすれないように」
提督「は!」
提督「ふう、なんとか間に合った」
???「おい、そこの君」
提督「あ、はい」
選任司令官「貴官が提督かね?」
提督「は!私は今日からここに赴任しました提督です!」
先任司令官(以下先任)「噂通り図体のでかいやつだな」
先任「一応いっておくが、もと元帥だろうがなんだろうが、ここでは私が貴官の上官であるから、そのことをわすれないように」
提督「は!」
???「オトウサーン!」
先任「ん?なんだ貴官妻子連れか」
提督「は!その通りです!(あれ?なんか早くないか?)」
先任「まったく、左遷なのにいい気なものだな」フゥ
ほっぽ「オトウサーン!」ブンブン
レ級「オトウサーン!」ブンブン
ヲ級「ホッポ!レ級!ヲ父サン仕事中!」ゼェゼェ
港湾「失礼シマシタ」ペコリ
*人外部分は艤装なのでパージ+普通の服なので深海棲艦にはみえません
先任「可愛い娘さん達じゃないか、大切にしろよ(根は子供好きのオジさん)」ポンッ
提督「は!ありがとう御座います!」
先任「君達」スタスタ
ヲ級「スイマセン、スイマセン」ペコペコ
先任「ああ、いや、気にしないでくれたまえ、私は君達のおとうさんと話があるから、あそこの間宮でまってなさい」
先任「ほら、間宮の食券だ、皆で食べてなさい」ニコッ
ほっぽ「間宮!!」パァー
レ級「間宮ノオカシ!!」パァー
港湾「間宮……」ジュルッ
ヲ級「ヲッ……有難ウ御座イマス、失礼シマシタ」ペコリ
先任「うむ」ニコニコ
先任「提督」
提督「はい」
先任「子供は宝だな」ニコニコ
提督「そうですね」ニコニコ
提督(あれ?そういえば扶桑たちは?)
~その頃の扶桑たちは~
山城「レ級ー!ほっぽー!どこー!?」
扶桑「すいません!四人組の女の子みませんでしたか!?ちっちゃい子と元気な子とおっとりした子と大きな子なんですが!?」
駅員「ええ!?しりませんよ!?」
*このあと町の駐在さんがレ級達を見ていたので無事に合流できました
~司令室~
先任「紹介しておこう、私の秘書官の二人だ」
先任の艦娘A(以下艦娘A)「Aです、よろしくお願いいたします」
先任の艦娘B(以下艦娘B)「Bです、これからよろしくね」
提督「本日付で着任した北方(きたかた)提督、階級は少佐です、よろしくお願いいたします」ビシィ!!
先任「ああ、そうだ提督に少々込み入った話があるから、二人とも間宮にでもいって休憩してきなさい」
先任「北方くんの娘さんもいるはずだから、挨拶もしておくといい、ほら、間宮券だ」つ間宮券
艦娘A「わかりました」
艦娘B「いってきます」ペコリ
バタン
先任「紹介しておこう、私の秘書官の二人だ」
先任の艦娘A(以下艦娘A)「Aです、よろしくお願いいたします」
先任の艦娘B(以下艦娘B)「Bです、これからよろしくね」
提督「本日付で着任した北方(きたかた)提督、階級は少佐です、よろしくお願いいたします」ビシィ!!
先任「ああ、そうだ提督に少々込み入った話があるから、二人とも間宮にでもいって休憩してきなさい」
先任「北方くんの娘さんもいるはずだから、挨拶もしておくといい、ほら、間宮券だ」つ間宮券
艦娘A「わかりました」
艦娘B「いってきます」ペコリ
バタン
先任「さて、ここなら人目はないから端的に言わせて貰おう」
先任「私は彼女達が深海棲艦であることをしっている」
提督「……はい」
先任「しかし、事前に丁字くんや、T督くん達に事情などもよく聞いているから、提督の立場は理解はしている」
提督「丁字……T督……」
先任「それにな」
先任「今のところあの娘達が危険な存在だとは思えん、私の孫娘達ソックリでかわいい娘さん達にしか見えない」
先任「だが、一般人がどう感じるかはまた別の問題だ」
先任「大分復興したとは言え、一度我が国は深海棲艦に滅亡寸前まで追い詰められたのは、横須賀出身なら身を持って知っているだろう?」
提督「大変な戦いでしたからね……」
先任「一番最初に人類総反撃の狼煙を上げたのが、国家鎮護の大要塞、横須賀鎮守府の君たちだったからな」
先任「話を戻すが、戦火の傷跡はまだまだ残って燻ぶっている」
先任「くれぐれも、君の娘達が、深海棲艦である事を感づかれてはいかん」
先任「それが、互いのためになる」
提督「……はっ」ビシィッ
先任「まぁ、それさえ気をつけていれば、基本的にこの港町の人間はいいやつばかりだから、安心したまえ」
先任「デスクワークと、周辺海域の哨戒程度しか仕事は無い、定時に帰って家族サービスでもしてやりなさい」ニコッ
提督「はっ!」
~数時間後、丁字の別荘~ *扶桑たちとも合流できました
提督「ここが、丁字の別荘だな」
デン
[モダンな家屋]
扶桑「結構大きいですね」
山城「私達全員で住んでも余裕のある作りね」
提督「丁字は所要で何度かこの鎮守府に脚を運んだ事があって、その時の滞在ように建てた家らしい」
ほっぽ「ヘー」マジマジ
レ級「オ父サンノツクッタ家ヨリ大キイネ!」
ヲ級「……デモ私ハ、皆デツクッタアノログハウスノ方ガスキカナ」
港湾「同意」コクリ
提督「まあ、あのログハウスは一から皆で作った家だったからな」
~家の中~
提督「さて、一段落したし、皆にこれからの注意を述べておきたい」
提督「まず一番大事な事だ、ほっぽ達が深海棲艦であるということを絶対に町の皆に知られてはいけないよ」
ヲ級「ヲ……ヤッパリ……」
港湾「……マァ、ソレハソウヨネ」
ほっぽ「……」
レ級「エ?」キョトン
提督「いいかレ級、以前に比べて平和になったとはいえ、それでも深海棲艦との戦争中だ」
提督「深海棲艦に対して恨みをもつ者もいるだろう」
レ級「ア……」
提督「まあ……実際のところそこまで怯えなくてもいいさ」ナデナデ
提督「少なくとも、戸籍上は一点の曇りもなくお前たちはこの国の臣民であり、臣民としての法的権利を有している」
提督「何人もほっぽ達を不当に害する事はできないし、させない」
提督「だから、ほっぽ達は深海棲艦ではなく、『北方(きたかた)家の娘』として、人として生活しなさい」ニコッ
提督「それに武装と艤装を解除して、人の格好をしておけば、少なくともほっぽ達は深海棲艦には見えないからな、そう簡単にばれたりしないさ」
レ級「ウン」コクリ
提督「さてと、暗い話はここまでにして、みんなで御飯でも食べようじゃないか!」パンパン
扶桑「折角ですし、町でなにか食べましょうか」ニコッ
山城「これから住む町がどんな所なのかみるのもいいしね」ニコッ
提督「よし、お前ら何食べたい?」
ヲ級「カレー」ピシッ
港湾「カレー」ピシッ
レ級「カレー!」ピシッ
ほっぽ「カレー!」ピシッ
提督「満場一致!?」
ガヤガヤ オマエラカレースキダナ ガヤガヤ
扶桑「うん、大丈夫そうね、山城」
山城「そうですね、姉様」
~それから半月後~
提督「さて、あれだけ色々心配しておいてなんだが……」
八百屋の親父「お!北方(きたかた)さんとこのヲ級ちゃん!今日もかわいいね!オッチャン大根おまけしちゃうよ!」
ヲ級「ヲ、アリガトネ、ヲッチャン」
駄菓子屋のおばあちゃん「あらあら、レ級ちゃん、今日も元気そうね、飴ちゃん食べる?」
レ級「ニシシ、タベルー!アリガトオバアチャン!」
肉屋「ほい!港湾ちゃんのお気に入りのコロッケオマケだよ!!」
港湾「アリガト、熱々ノコロッケ、大変美味」モッシャモッシャ
酒屋「お使いかい?これオマケのジュースだよ!」
ほっぽ「アリガト!」
提督「いやあ……あっというまに町に馴染んじゃったな……」
駐在「おや?提督さん如何がしましたか?」
提督「ああ、駐在さん、いえね、うちの娘達が町に馴染めてよかったなと思いましてね」
駐在「ああ、北方さんの娘さんたちは素直で可愛い娘ばかりだから見ていて楽しいと評判ですよ」
駐在「提督さんも含めて大変目立ちますからね、あっという間に町の顔になっちゃいましたよ」
提督「あはは」←筋肉モリモリマッチョマン
駐在「人間誰しも見目の良い人間から笑顔で話されて悪い気はしませんからねぇ」
駐在「良い娘さんたちですよ、本当に」
提督「駐在さんのご家族は……」
駐在「まぁ、綺麗な妻と可愛い子供がね、いましたよ」
提督「……そうですか」
駐在「娘さん達を大切に」ニコッ
提督「ええ」
提督「ああ、駐在さん、いえね、うちの娘達が町に馴染めてよかったなと思いましてね」
駐在「ああ、北方さんの娘さんたちは素直で可愛い娘ばかりだから見ていて楽しいと評判ですよ」
駐在「提督さんも含めて大変目立ちますからね、あっという間に町の顔になっちゃいましたよ」
提督「あはは」←筋肉モリモリマッチョマン
駐在「人間誰しも見目の良い人間から笑顔で話されて悪い気はしませんからねぇ」
駐在「良い娘さんたちですよ、本当に」
提督「駐在さんのご家族は……」
駐在「まぁ、綺麗な妻と可愛い子供がね、いましたよ」
提督「……そうですか」
駐在「娘さん達を大切に」ニコッ
提督「ええ」
10分ほど小休止に入ります、いったん失礼
再開致します
~数日後、床屋~
提督「こんにちわー」カランカラン
床屋「おや?提督さんこんにちは」
提督「散髪をお願いします」
床屋「はい、こちらへどうぞ」
提督「レ級、終わるまでそこで漫画でも読んでてくれ」
レ級「ハーイ」トコトコ
~待ち合いスペース~
レ級「何カ、面白ソウナ本ハ……」
レ級「オッ?」
[仮面ライダー SPIRITS]
レ級「仮面……ライダー……?チ級ノ事カ?」
*違います
レ級「コレデイイカ」スッ
レ級「……」パラッ……パラッ……
~十分経過~
レ級「……ッ!」パラッパラッ
~二十分経過~
レ級「~~~~~ッ!!!」キラキラキラ
~三十分経過~
レ級「フワァ……仮面ライダー……カッコイイ……」キラキラキラキラキラキラ
*内容が気になる人はぜひ読もう!名作だぞ!(ステマ)
提督「ふいー、さっぱりした、おまたせレ級……おっ?懐かしいもん読んでじゃないか」
レ級「アッ!オワッタノ?」
提督「おう、終わったけど、それ、おもしろいか?」
レ級「ナンカ、スゴクカッコイイ!!」キラキラ
提督「そうかそうか!カッコイイか!!」ニコニコ
提督「実は私も仮面ライダーが大好きでな、昔はよく変身ポーズを練習したものだよ……こうやってな」
提督「変!」シュッ!
提督「身!」シュッ!
提督「仮面ライダー!!」ジャーンッ!
レ級「オーッ!」パチパチ
床屋「おやおや、懐かしい話をしてますね」トコトコ
床屋「提督さん筋肉モリモリマッチョマンですから変身ポーズが似合いますね」
提督「アハハ、私なんて藤岡さんにくらべたらねぇ?でも、床屋さん、貴方もライダーがお好きなようですね」
床屋「この年になると、逆に仮面ライダーがかっこよく見えて来るんですよねぇ」
提督「あー、わかりますわかります、昔とは視点が変わるんですよねぇ」
床屋「提督さんはどのライダーがすきですか?私は初代が……」
提督「ニワカとかいわれかねませんが、やはりRXが……」
床屋「あー、アレはいいですよねぇ……」
レ級「……モウチョットイイヨネ?」ペラッペラッ
~三十分後~
床屋のおばちゃん「あんた!!いつまでくっちゃべってんだい!!いい加減にしないとぶっ殺すぞこの穀潰しの宿六がぁ!!!」
床屋「ヒエッ!?ごめんよカーチャン!?」
床屋のおばちゃん「提督さんも!いい加減にしてください!うちの旦那と話したいなら夜に居酒屋でも行ってくださいよ!!(さもねぇとその舌ぶっこ抜くぞクソッタレが!!*副音声)」プンスコ
提督「アイエエ!?ゴメンナサイ!?」
提督「レ級!いこう!」
レ級「ア、ウン!」トコトコ
レ級(仮面ライダー……カ)
~数日後、鎮守府寮の待ち合い室前~
レ級「オ父サンマダカナ~」トコトコ
ギャー!!ギャー!!
レ級「ン?ナンダロ」トコトコ
先任の艦娘C(以下艦娘C)「ザッケンナコラー!!仮面ライダーは昭和が至高だっていてるでしょうが!!じゃけんRXのDVDをみましょうね~」
先任の艦娘D(以下艦娘D)「懐古厨乙!仮面ライダーは平成が究極にきまってんでしょうが!!ほら!!私のクウガのDVDを見るんだよ!!おうあくしろよ!!」
レ級「昭和?平成?」キョトン
レ級「ネエ、オ二人サン」トコトコ
艦娘C「ん?ああ、提督=サンとこのレ級ちゃんか」
艦娘D「どうしたの?」
レ級「仮面ライダーノ、昭和ト、平成ッテ、何?仮面ライダーッテ、SPIRITSッテイウ漫画ダケジャナイノ?」
艦娘C「……」
艦娘D「……」
艦娘CD「ああん!?」
レ級「……!?」ビクッ
艦娘C「これは……教育が必要だね……」ゴゴゴゴ
艦娘D「久々に切れちまったよ……ビデオをみれる部屋に行こうぜ……」ゴゴゴゴ
レ級「エッ?エッ?」オロオロ
艦娘C「おら!お気に入りのライダーの名前を言うんだよ!!」
艦娘D「なんのライダーが好きだオラァ!!」
レ級「エッ?ジャアRXカナ?(オ父サンガスキラシイシ)」
艦娘C「しゃおらぁ!!RXの時間だぁぁぁ!!!!DVD挿入!!!!キングストーンフラッシュ!!!(再生ボタンポチッ)」ガッツポ
艦娘D「神は死んだ!!おのれディケイドオオオ!!!でも後で交代だからな!!!!」orz
レ級「エッ!?エッ!?」オロオロ
テレビ<ウェイカッ!! テン!テン!テンテンテテン!!
艦娘C「今日は私達非番だから!!」
艦娘D「ライダー祭の開催だぁぁ!!」
レ級「エエ~~!?」オロオロ
~数時間後~
提督「レ級ー?どこだー?」トコトコ
ガヤガヤ
提督「ん?」
TV<タ・ト・バ!タトバ!!
艦娘CDレ級「タ・ト・バ!タトバ!!」
提督「おっ?」コソッ
艦娘C「どうよレ級ちゃん?」ゼェゼェ
艦娘D「昭和と平成ライダーの意味、わかった?」ハァハァ
レ級「ウン!!ヨカッタ!!」キラキラキラ
艦娘C「よし!これでレ級ちゃんも私達の友達だよ!!」
艦娘D「うん!同じライダーを見た中だもんね!!」
レ級「エッ……」
レ級「友……達……?」
艦娘C「えっ?嫌だった?」
艦娘D「それだったらなんかごめん……」
レ級「ウウン……ソウジャナクテ……」
レ級「オレ、一身上ノ事情カラ、家族ヤ仲間ハイタケドサ……」
レ級「『友達』ッテ、イママデイナカッタカラ、ヨク、ワカラナインダ」
レ級「友達ッテ、ドウスレバ、イイノカナ?ドウスレバ、ナレルノカナ?」
艦娘C「……」
艦娘D「……」
艦娘C「レ級ちゃん、私達の事好き?」
艦娘D「私達といて、楽しい?」
レ級「ウン、トテモ、楽シクテ、二人ノ事ハ好キダヨ」コクリ
艦娘C「私達もレ級ちゃんといて楽しいし、レ級ちゃんの事好きだよ」ニコッ
艦娘D「だから、私達はもう友達だよ!!」ニコッ
艦娘C「友達っていうのはね、それで良いんだよ」
艦娘D「この人と一緒にいるのは楽しい、この人の事が好ましい、互いにそう思えたなら、それはもう友達で良いんだよ」
レ級「……ソレデ、イイノカナ?」
艦娘C「いいんだよ!!」
艦娘D「そうそう、こういうのは、難しく考えちゃ駄目だよ、女は度胸、なんでも試してみるもんだよ」
レ級「ウン……オレ、二人ト友達ニナリタイ……」
レ級「友達ニ、ナッテ、クレル……?」
艦娘CD「「喜んで!!」」
~部屋の外~
提督「……」
提督(そうか、レ級にも、『友達』ができたのか)
提督(友達かぁ……そういえば私と丁字達が友達になったのは……)
***
~士官学校時代~
提督(青年期)『おい丁字!T督!お前ら何やったんだ!!憲兵=サンに問い詰められたんだぞ!!』
丁字(青年期)『いや、ちょっと倉庫のお菓子を銀バエ(ちょろまかし)して……』
T督(青年期)『ふははは、お前も無関係ではないぞ!!お前が昨日食べたチョコレートは上官接待用の特注品だぞ!!よかったな!!』
提督『げえ!?お前が奢ってくれるなんて珍しいと思ったら、私を巻き込む為かこのやr……うん?』チョンチョン
憲兵『……やはり銀バエは貴様達だったか、悪餓鬼どもめ』
憲兵『軍規正すべし、慈悲はない』
三人『アイエエ!?』
***
提督「……」
提督(そうか、レ級にも、『友達』ができたのか)
提督(友達かぁ……そういえば私と丁字達が友達になったのは……)
***
~士官学校時代~
提督(青年期)『おい丁字!T督!お前ら何やったんだ!!憲兵=サンに問い詰められたんだぞ!!』
丁字(青年期)『いや、ちょっと倉庫のお菓子を銀バエ(ちょろまかし)して……』
T督(青年期)『ふははは、お前も無関係ではないぞ!!お前が昨日食べたチョコレートは上官接待用の特注品だぞ!!よかったな!!』
提督『げえ!?お前が奢ってくれるなんて珍しいと思ったら、私を巻き込む為かこのやr……うん?』チョンチョン
憲兵『……やはり銀バエは貴様達だったか、悪餓鬼どもめ』
憲兵『軍規正すべし、慈悲はない』
三人『アイエエ!?』
***
提督(そうそう、ちょろまかしたチョコレートを食べたせいで、そろって懲罰房にぶちこまれて、それがきっかけになって三人一組にされるようになって)
提督(それから丁字とT督が問題を起こして、それに私が巻き込まれるようになり)
提督(気付いたら士官学校問題児三人組とか言われるように……)
提督(……なんだ、レ級の美しい友情に比べて、私達の腐れ縁の差は)ズゥーン
提督「まあ、私のは別として、友達ができてよかったなレ級……うん?」チョンチョン
憲兵「ドーモ、提督=サン」
提督「アイエエ!?憲兵=サン!?憲兵=サンナンデ!?」
憲兵「女子寮の部屋の中を伺う不審者がいるという通報があってきました」
提督「え、ちょ、まって、部屋の中に私の娘が居るんです!疚しい事は一切ないんです!」
憲兵「ええ、そうでしょうね、知っています」
憲兵「ただ、通報をうけた事と、実際に不審者状態だったのは事実なので、事情聴取はさせていただきます」
憲兵「ついてきてくれますね?」
提督「アッハイ」
●10月末日
~町内会にて~
提督「奉納祭ですか?」
町長「ええ、毎年この時期に海の幸と山の幸と田畑の実りを町の神社に奉納するお祭りを行っているのですよ」
酒屋「提督さん力持ちですし、手伝っていただけるとたすかりますよねぇ」
八百屋の親父「まあ、予定があえばの話だがよ」
提督「その日は私は非番ですので、是非手伝わせて下さいよ、水臭いじゃないですか」
町長「おお、提督さんがいると心強い、よろしくお願いします」
~数日後、奉納際準備中~
提督「よっし、この丸太どっちに運べばいいですか」ヒョイ
酒屋「うわ!?凄い!?」
八百屋の親父「おお、その筋肉は飾りじゃねえんだな、おったまげたぜ」
提督「まあ、鍛えてますからね」
町長(大きな丸太二本一人で運べるのは鍛えてるの範疇でいいのかね?)
ヲ級「ヲ……」キョロキョロ
ヲ級「ヲ……!ヲ父サン!」トコトコ
提督「ん?おお、ヲ級か、どうした?」
ヲ級「ヲ弁当モッテ来タヨ」ニコッ
提督「おお!有難うヲ級、一緒に食べようか」ニコッ
提督「ちょっと休憩させていただきますね」
八百屋の親父「ああ、提督さんには人の十倍は働いてもらったからよ、休んだって誰も文句なんて言いやしねえよ」
酒屋「娘さんと御飯食べてきて下さい」
提督「どうも」ペコ
ヲ級「ヲ」ペコリ
ヲ級「ヲ……!ヲ父サン!」トコトコ
提督「ん?おお、ヲ級か、どうした?」
ヲ級「ヲ弁当モッテ来タヨ」ニコッ
提督「おお!有難うヲ級、一緒に食べようか」ニコッ
提督「ちょっと休憩させていただきますね」
八百屋の親父「ああ、提督さんには人の十倍は働いてもらったからよ、休んだって誰も文句なんて言いやしねえよ」
酒屋「娘さんと御飯食べてきて下さい」
提督「どうも」ペコ
ヲ級「ヲ」ペコリ
~木陰~
提督「さあて、何がはいってるかな?」
パカン
提督「お、この綺麗な三角形のオニギリと、爆弾みたいな大きなオニギリは……ヲ級と、ほっぽだな?」
ヲ級「ヲ、アタリ」コクリ
提督「おかずは卵焼きと野菜炒めか、これもヲ級が?」
ヲ級「ウ、ウン、私ガツクッタノ……」
提督「ほほー、どれどれ?」パクン
提督「……」モグモグゴクン
提督「……うん、ちょっと塩気が強いけど、力仕事のあとにはこれくらいが丁度良いな」モグモグ
提督「旨いよ、本当に上手になったな、ヲ級」ニコッ
ヲ級「ヲ……」
提督「あの島で最初に料理を教え始めたころは、卵焼きが黒焦げになってでてきたのになぁ」ニヤニヤ
ヲ級「~~!ソノ話ハヤメテ!」ペシンペシン
提督「いてて、ごめんごめん」カラカラ
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