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元スレゼロ「我々は行政特区日本に参加する」
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これはコードギアス、コードギアスR2のssです
本編分岐、いわゆるIFものです
もしもユーフェミアの行政特区日本の参加提案の時にギアスが暴走しなければというお話し
今日で書き溜め分消化してあとは週に一、二回投下でまったり続けたいなと思ってるので読者もご理解下さい
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1448077500
ユーフェミア「良かった。ありがとうルルーシュ。これで日本の皆さんも喜びます」
ルルーシュ「ああ。これからはよろしく頼む、ユフィ。俺に出来ることは何でもする。日本を共に良くしていこう」
CC「なるほど、それで向こうを罠にハメるつもりがこちらが説得されてしまったということか。ミイラ取りがミイラになるとは言うがな」
CC「見たぞ、行政特区日本の式典でのお前の姿。これは我々が七年という長い歳月の間、ブリタニアの統治を受け入れながらも日本を忘れずにしてきた成果だ
何だと高らかに宣言していたな。そして最後には我々の手でこの行政特区を始点に日本を盛り立てていこうなどど」
CC「ブリタニアの監視がいる手前、独立や抵抗など直接的な言葉には気を付けていたがゼロを信じていた日本人たちはどう思っていたんだろうな」
ルルーシュ「大半の者は好意的に見てはくれているだろう。あとは抵抗運動過激派、ブリタニアに極度な不信を持つものはひよったと見られたかも知れないがな」
ルルーシュ 「黒の騎士団内部で今回ゼロに不信を抱いたのは少数派だな。ずっと抵抗運動を行ってきた藤堂グループやゼロに良くわからない
理想を抱いているディートハルトなどは少し視線が冷たかったな」
CC 「それで、今後はどうするんだ? 向こうのユーフェミアにはお前がルルーシュだとはばれているのだろう。
別に無理してゼロを演じ続けなくてもいいのではないか? お前の一番の目的はナナリーの安全な未来だろ。
このままなら向こうが再び皇族扱いしてくれるとしたら安全は保障されるのではないか?」
ルルーシュ 「いや、ゼロはこのまま続けていく。 恐らく向こうから何らかのアプローチを受けるだろうが
もしも皇族として身分を公に保証されたとしても母上を見殺しにした皇帝シャルルが信用できない以上、ゼロの立場はまだ利用価値がある」
ルルーシュ (それに個人的な感情でもこのままゼロを、黒の騎士団やそれを信じた人たちを捨てるようなことはしたくないしな)
CC 「わかった。どちらにせよお前は私の契約者だ。お前の選択に私はついていくさ」
ルルーシュ「すまないな」
数日後
ルルーシュ 「それで今回呼び出したのはどのような要件だ?」
ユーフェミア 「はい、あの・・・ルルーシュはいつまでゼロでいる気なのですか?」
ルルーシュ 「え?」
ユーフェミア 「今のルルーシュはルルーシュ・ヴィ・ブリタニアではなく ルルーシュ・ランペルージなのですよね」
ユーフェミア 「今まではルルーシュが日本にいる間に戦争が起きて生死不明という形になっていましたが今なら皇族として戻ることができます。
家格が重くなって少し学園生活に支障が出るでしょうが今よりもずっとナナリー共々身の安全が保障されるんです。
その、正直これからのゼロは行政特区日本代表の一人といっても名ばかりの仕事をさせられるだけになるそうで・・・。
ゼロとしてよりも皇族として、の方がより内部から日本を変えられると思うのですが、いかがでしょう」
ルルーシュ 「・・・悪いがゼロは捨てられない。たとえその通りであったとしてもだ。ゼロはまだ日本人への影響力が残ってる。
それにまだ解体されていない黒の騎士団がある。シャルルを信用できない以上まだ俺には彼らの力は必要だ」
ユーフェミア 「ルルーシュ・・・やはりお父様のことを」
ルルーシュ 「ああ。奴は母上を見殺しにした。それに俺をナナリーを外交の道具として日本に送った挙句日本を攻め滅ぼした。
運よくアッシュフォード家に助けてもらえたがそんなことをすれば俺たちがどうなるか知らなかったとは言わせない。
あいつを俺は信用できないんだ。
だが、勝手だとは俺も思っているが・・・皇族の件はお願いしてもいいだろうか」
ユーフェミア「・・・はい。わかりました」
コーネリア 「何!?ルルーシュが見つかった! ではナナリーもか?」
ユーフェミア 「はい、今はアッシュフォード家が後ろ立てとなってランペルージと姓を変えアッシュフォード学園に二人とも在籍してます」
コーネリア 「そうか・・・二人とも無事だったか。良かった・・・。もし、クロヴィスも生きていたら同様に喜んでいただろうに」
ユーフェミア 「・・・・・・そう、ですね」
コーネリア 「それでは早速父上にルルーシュたちの身分の保証を願い入れよう。
皇族であればより二人の安全を守れるし何より今後のこのエリアの統治も随分と楽になる」
ユーフェミア 「お姉さま、それはどういうことでしょう?」
コーネリア 「今は私がエリア11の総督となっているが元々私は誉れあるブリタニア軍司令官。
今もこの地位は名ばかりで実質ユーフェミアと側近に任せてばかりだ。それにこの地位にいては中途半端にここに
拘束されてEUへの軍事作戦を取るのに足枷となってしまう」
コーネリア 「それならユーフェミアを総督に、身分を保証したルルーシュを副総督に添えれば私もこの任から離れられるし
日本に長い間いたルルーシュはここの空気をよく知っているであろうからほとんど何も出来ない私よりは
ここの統治も随分と捗るだろう」
ユーフェミア 「なるほど」
コーネリア 「学生であったものをいきなり副総督になどとは誰も言えんさ。何せユーフェミア自身がそういう経緯を経てなっているわけだし
ブリタニアは血筋、身分がものをいう。皇族である以上そこまで大きな反発もないだろう」
コーネリア 「ふむ、話していたらこれはますますいい案に思えてきた。近々父上に提案をしよう」
ユーフェミア 「はい、お願いします。コーネリアお姉さま」
アッシュフォード学園
リヴァル 「おールルーシュ。見たか?昨日のニュース」
ルルーシュ 「行政特区日本の式典のことか?」
リヴァル 「そうそれ。 ユーフェミア様の日本とブリタニアの融和政策?ってやつ。
なんか一部じゃかなり猛反発があったらしいけどあのお姫様が押し切ったって話しだろ。 凄えよな」
ルルーシュ 「ユーフェミア様も副総督の地位はただのお飾りでは無かったということだな。 ここの統治を真剣に考えている証拠だ」
リヴァル 「そして昨日のもう一つの目玉はゼロが式典に参加したってことだよな。黒の騎士団、悪を許さない正義の味方ってフレーズで汚職政治家や
裏取引した商人、犯罪常習犯の軍人なんかをしょっ引いていくってところに俺、ネットとかにかっけえって書き込んではいたんだけど
実はゼロの行動は人気取りのためでそのうち大きな反乱でも起こすんじゃないかってどっかで思ってたんだ」
リヴァル 「だけど、昨日のあれを見て俺は確信したわ。あいつはまじで正義のヒーローだ。
イレブン、っつーか日本人とブリタニア人関係なくこの地域のために行動してる、あいつは」
ルルーシュ 「そうだな。実は俺も昨日のテレビを見てそうかもしれないって思い始めていたんだ」
ルルーシュ (ふっ、ブリタニア側にもかなりゼロを好意的に見るものが多くなってきたな。
勿論、根強い差別意識がそうそう払拭できるわけがないがゼロの今までの行動でゼロに救われたものもそれなりにいる。
さらに今まで日本の武力抵抗組織とゼロを一色単にしていたものたちも少しは違うと思ってくれたのだろう)
シャーリー 「あっ!ルル、お早う」
ルルーシュ 「む、シャーリーか」
シャーリー 「いつもは二人で賭けチェスの話しをしてるのに今度は政治の話し?」
リヴァル 「まあ賭けチェスはちょっとはまずいとは思ってるけどこれは別にいいだろ。
昨日にあれだけのことがあったんだぜ。そりゃ友達と話したくなるだろ」
コードギアスでいらんことするのは大体がシスコンかブラコンかホモかレズ。(一部例外有り)
ルルーシュ 「シャーリーはどう思う?行政特区日本とゼロを」
シャーリー 「うーん、行政特区はいい政策なんじゃないかな。日本の人たち酷い扱い受けてたしね。
ゼロは・・・たとえどんなに言われようと私は許せない。私はゼロにお父さんを殺された・・・。
どんなにいいこと言っても結局人を何人も殺してるわけだしゼロの言ってることがただの詭弁にみえちゃって私は信用できない」
ルルーシュ 「シャーリー・・・」
シャーリー 「もう、こんな話はやめようよ。私たちは学生だよ。
政治なんかを話しても私たちがどうこうできるわけじゃないし、ね」
シャーリー 「あっ、そういえば今日から転校生が来るんだって。 中等部と高等部でそれぞれ1人ずつ。
なんか噂だとナイトオブラウンズに所属してる騎士様らしいよ」
ルルーシュ 「何!?」
生徒会
ミレイ 「っというわけで今日からうちの学園に入った転校生のジノ君とアーニャちゃんを生徒会に入れるわ」
ジノ 「よろしく、皆」
アーニャ 「・・・どうも」
ルルーシュ 「また急な・・・」
カレン 「でも、会長らしいって言ったら会長らしいですね。 私も突然誘われて入ったわけですし」
シャーリー 「ええっと、二人ともナイトオブラウンズなんですよね。 騎士様なのにここの学校に来るなんてどういう理由で来たんですか?」
ジノ 「うーーん、守秘義務に引っかからない範疇でだけどこれからある程度の期間このエリアにいなきゃいけないからね」
ジノ 「俺はまだ17だし学校休学の身だから仕事のない間だけは学校に行ってみようと思ってユーフェミア様に頼んだら
一発オッケーしてくれたからここにいるって感じかな」
アーニャ 「同じく」
ルルーシュ 「・・・・・・」
ジノ 「まあ庶民と騎士、貴族じゃ身分差があるけど俺はこの学校にいる間は皆を同じ生徒として見るから敬語とかそんな堅いものは
気にしないでため口でいいから。 ミレイ会長も貴族だけどそんなの気にせず平等に接してるだろ。
俺もそうするし皆もそれで頼む」
ミレイ 「そうそう。皆同じ学校の生徒なんだから堅いことは無視無視。
じゃあ早速活動、の前に新たな生徒会メンバーを祝してパーティーと行きましょうか♪」
パーティー後・ルルーシュの部屋
ジノ 「改めて、これよりよろしくお願いします。ルルーシュ様」
アーニャ 「お願いします」
ルルーシュ 「つまり今の俺は正式に皇族の身分の保証がされていてナナリーと俺の安全のために君たち二人がここに派遣されてきた、
ということで間違いないか?」
ジノ 「その通りです。そしてルルーシュ様やナナリー様にはこのままランペルージとして学校内での生活をされることも可能となっております」
ルルーシュ 「なるほど、随分と優しいものだな皇帝陛下は。 それともコーネリア姉さんが頑張ってくれたのかな」
ジノ 「ブリタニア姓を名乗るのもランペルージ姓を名乗るのもルルーシュ様の御判断に任せるとの命ですが
もしもブリタニア姓を名乗るなら皇帝陛下はルルーシュ様にエリア11の総督に就任してもらいたいとのことです」
ルルーシュ 「何だと!?それは本気か!」
ジノ 「ええ、どういった意図かはわかりませんが皇帝陛下曰くルルーシュ様は“組織の運営に慣れて”いらっしゃるので
ユーフェミア様よりも総督に向いているとのこと」
ルルーシュ 「なっ!?」
ルルーシュ (どういうことだ・・・俺がアッシュフォード学園の副生徒会長だからその実績をかわれた・・・というのもおかしな話しだ。
まさか、奴は俺がゼロだということを知っているのか!)
アーニャ 「ルルーシュ様?」
ルルーシュ 「あっ、いや、その余りにもスケールの大きな話しだったから少し驚いただけだ」
ジノ 「無理もありません。 今までただの学生だったルルーシュ様にこれからここの統治を任せたいなどと言われれば
そうもなられるでしょう。 返答は一か月待つとのことです。 それまでは私、ジノとアーニャが身辺警護を行います。
またKMFも持ってきているので大規模な犯罪に巻き込まれた際にも我々がルルーシュ様をお守り致します」
ルルーシュ 「わかった。 これからはよろしく頼む。 アーニャはナナリーと同じクラスだったな。
同世代で接しやすいこともあるだろうし学校にいる間はずっとナナリーを守ってやってくれ」
アーニャ 「わかりました。 ナナリー様のことは任せてください」
ルルーシュ 「二人とも頼もしい限りだ。 期待している。 それではナナリーと咲世子さんに紹介するから二人とも頼むな」
ジノ、アーニャ 「「はっ」」
ジノ (流石は皇帝陛下の血を引くお方だ。人を使うということに長けている。これなら総督就任の話しもあながち・・・)
アーニャ 「・・・・・・」
ナナリー 「私たちが再び皇族へと、ですか」
ジノ 「はい、これはすでに皇帝陛下の承認もいただいております」
ナナリー 「そうですか。良かった・・・私とお兄様は本国に見捨てられたわけでは無かったのですね」
ルルーシュ (・・・すまない、ナナリー。 元はといえば俺がシャルルの気を損ねたのと俺の意地でお前をこの立場に
追いやってしまったともいえるのに。 ナナリーは色々と思い悩んでしまっていたのだな)
ナナリー 「ユーフェミアお姉さまにもお会いしたいですしジノさん、皇族復帰の件、喜んで引き受けさせてもらいます」
ジノ 「そうですか、わかりました」
咲世子 「ナナリー様、ルルーシュ様がようやく皇族へと戻られたのですね。
使用人の私としましてもこれほど嬉しいことはありません」 シクシク
ルルーシュ (ふっ、皇族復帰も総督への就任も全てはシャルルに近づきギアスであの事件の真相を知るため。
そして時間をかけブリタニアも変える。 奴の生死はともかく俺たちの存在を脅かすことのない皇帝を添えなければな)
ルルーシュ (そしてもう一つはこの日本の独立。 ブリタニアの影響力を削ぐためにもエリアの独立をさせたいが
そうでなくともこの日本には世話になったものがたくさんいる。 スザクにも随分と助けられた。 人質時代、そして今も。
俺が総督になってこの日本を内部から変えていこう。 それが俺の恩返しだ)
咲世子 「それでは私はこの件をアッシュフォード家宗主様へとお伝えします。 学園理事長のルーベン様だけでなくミレイ様も喜ばれるでしょう」
ルルーシュ 「アッシュフォード家、ミレイ会長か。 アッシュフォード家には日本が大変なときに後ろ立てになってもらい
この学園にも入れてもらったしミレイ会長には学園でも随分と世話になった。 皇族に復帰し総督に
就任した際には恩返しの一つでもしなければな」
学園
スザク 「ルルーシュ」
ルルーシュ 「スザクか、今日は学校に来れるんだな。 軍の仕事もゼロの行政特区入りで少しは楽になったのか?」
スザク 「話しがある。ちょっとついてきてくれないか?」
ルルーシュ 「・・・分かった」
学園屋上
スザク 「ルルーシュ、ユフィから聞いたよ。 ナナリーと一緒に皇族に戻るんだってね」
ルルーシュ 「ああ。ユーフェミアからそうしないかって言われてな。
どうやら皇帝陛下にも申し立てをしてくれたそうだ」
スザク 「良かったじゃないか、ルルーシュ。 今までは後ろ立てがアッシュフォード家だけだったけど
これでブリタニアも身分を保証してくれたんだ。 ナナリーとも何不自由ない幸せな生活が望める」
ルルーシュ 「ああ。 このことについてはナナリーも凄く嬉しがってたよ。 俺も気づかなかった。
いくら俺たちを外交の駒として扱った挙句日本を攻めて俺たちをこんな目に合わせたという国でも
やはり愛郷心はあるんだな。 あんなに嬉しがるほどナナリーはブリタニアを愛していたのだと初めて気付いた」
スザク 「ルルーシュ、やはりブリタニアのことを憎んでいるのか?」
ルルーシュ 「ああ。 だが生まれ育った国でもある。 少し複雑な気分だ。
それよりもお前の方が憎んでいるのではないか? 祖国を滅ぼした国だぞ」
スザク 「確かにブリタニアは日本を支配している。 だけどブリタニアが悪いと
一方的に決めつけてはダメな気がするんだ、僕は。
同様にブリタニア人が悪い人ばかりではない。 ユフィもこの学園の皆も皆いい人ばかりだ」
スザク 「あの戦争はああならざるしかない何かがあったんだと思おうとしている。
そして日本を内部から変えていければいいと僕は思っている」
ルルーシュ 「・・・そうか。やはり強いな、スザクは」
スザク 「そんなことはないよ。ただ僕はこのままにしたくないって必死にあがいてるだけさ。
だからブリタニア軍人にもなった」
ルルーシュ 「それ自体がスザクが強いって証拠さ。 もしも本当に弱ければ巷でゴロゴロいるような
リフレイン中毒者になっているだろうしそもそも周りの日本人から恨まれるようなブリタニア軍人になんてならないさ」
スザク 「ルルーシュ・・・」
ルルーシュ 「俺は恐らくこのままいくとこのエリアの総督となる。
皇帝陛下は俺に皇族復帰後はここの総督となって欲しいらしい」
スザク 「ルルーシュが総督に!?」
ルルーシュ 「ああ。 だからもし、もしここの総督になったらスザク、お前には
俺の手助けをしてほしい。 ダメだろうか?」
スザク 「・・・・・・」
スザク 「ふっ、君と僕の仲じゃないか。 その時には一緒にこの国を良くできるよう頑張ろう」
ルルーシュ 「スザク・・・。 そうだな」
ルルーシュ 「スザク、俺は総督になったら日本をよくしていきたいと思っている。
ブリタニアの支援の下だが経済を回復させ地力で周る段階になったところで
日本を独立させる方向でここの統治をしていきたい」
スザク 「ルルーシュ!? そこまで日本を・・・」
ルルーシュ 「俺が人質になっていたころ、ここの国の人たちには大分お世話になった。 スザクの実家の枢木家や
それを含めた京都六家には特に、な。
勿論今の日本人の惨状にも心を痛めているがその人たちへの恩返しがしたいというのが俺の思うところだ」
スザク 「ルルーシュ・・・」
黒の騎士団本部
ゼロ(ルルーシュ) 「良し、幹部は皆揃っているな。 さて、諸君、今回行政特区日本実行委員会で話された内容だが
現在行政特区は建設中だがそこは日本人とブリタニア人の共生地域」
ゼロ 「当然のことだが日本人はブリタニア人にいい感情を持っていないのが現状だ。
そこで代表委員らと共に日本各地を周り特区の説明並びにブリタニア人への
意識改革の演説を我々で行うこととなった」
玉城 「待てよゼロ。 何で俺らがブリキ野郎の手先になんなきゃいけねえんだよ。
それにんなこたぁ俺らがやることじゃねえだろ!」
扇 「玉城、言い過ぎだぞ。 ブリタニア人が皆悪い奴ばかりというわけではないだろ」
玉城 「んなことはわかってんだよ、意識の上ではな! でもそう納得できねぇだろ。
奴らの大半が俺らを同じ人間と見てねえんだからよ!」
藤堂 「玉城の言うことは少し感情的過ぎますがゼロ、私も納得しかねます。
我々がやってきたのは日本の開放のためです。 これでは我々がブリタニアに
屈服し支配を受け入れたと同じではないですか?」
ゼロ 「いや、そんなことはない。 この行政特区という譲歩をブリタニア側に引き出せたのは
紛れもなく我々の抵抗運動が実を結んだ証拠。 今は一自治区ではあるが我々が参加し
時間はかかるがこれから盛り立て日本を独立させればよい。 世界の歴史を見れば
欧州が帝国主義の時代にいくつもの小国がこの手で独立に成功している」
ディートハルト 「あなたにしては少し消極的ではありませんか? それともこの行政特区を
どうにかする計画があり我々に知らせずに現在進行中であるとしたら意識統一のためにも
知らせるべきですが」
ゼロ 「そのような計画はない。 余り場を騒ぎ立てるな」
ディートハルト 「っ・・・わかりましたゼロ」
ディートハルト (くっ、どうしたということだゼロは。 何故こうも消極的な行動を・・・
黒の騎士団の武装放棄が行われる可能性もあるというのに。
あなたはあのとき行政特区の計画を台無しにするために行動にでたのではないのですか。
あなたはカオスの権化であるべきなのだ。 もっと大胆で皆に魅せるような行動を
しなければいけないのです、あなたは)
ゼロ 「ふむ、皆勘違いをしているようなのでそれを正そう」
ゼロ 「この黒の騎士団は正義を成す組織だ。 無論私は今までの不当なブリタニアの支配を断じて
受け入れはしない。 だが今回の行政特区日本に騎士団が参加したのは総督ユーフェミアが
日本人のためを思って行おうとしていると私が信じたからだ。
そしてこれならば長期的にだが日本の独立を果たせると思っている」
ゼロ 「もし、戦力が揃い政庁への大規模作戦が取れるようになったとしよう。
それにより日本の独立をその時に果たすことが出来ても日本各地は今だ廃墟が絶えず租界以外は
まともに経済が周っていない。そのような状況では再びブリタニア軍が攻めてきた際には
再度植民地へと逆戻りする可能性が高い」
ゼロ 「しかし行政特区へ参加すれば後々ブリタニアへの理解を得、合法的に独立を勝ち取る
可能性もあり得る。 その可能性と天秤にかけた上で私はこちらを判断した」
玉城 「えっ、と。 え~っと・・・」
扇 「なるほど、ゼロの言うことはもっともだ。 日本人とブリタニア人が共生すれば
単にイレブンとしか認識していないブリタニア人への意識も変わり、
よりそうなる可能性も高いな」
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