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    元スレ洋榎「なぁ、京太郎。2スレ目やって!」 京太郎「へぇ」

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    701 = 1 :



     タッタッタッ

    京太郎「はぁ……はぁ……」

    京太郎(なんで……っ)


     タッタッ……タッ……


    京太郎(なんであんなこと言うんだよ……っ)


     トボ……トボ…


    京太郎(……俺のこと、なんとも思ってないからあんな感じで言うんだろうなぁ……)

    京太郎「……わかんねぇよ」

    702 = 1 :



     ~♪

    京太郎「もしもし」

    『あ、もしもし?今暇?』

    京太郎「まぁ……」

    『そんじゃあれ買った!?昨日出たFPS!』

    京太郎「あー、うん。まだ触った程度だけど」

    『ほんま?私も今ちょっと触ってん。そんでそろそろオンラインやってこ思てな』

    京太郎「つまり一緒にやろってことか」

    『そゆこと♪』

    京太郎「……うん、いいよ」

    『あれ?今外?』

    京太郎「うん。でももうすぐ家に着く」

    『そんじゃ私もお風呂入らなあかんし一時間後で』

    京太郎「わかった」

     PI!

    京太郎「……帰ろ」

    703 = 1 :



     カチカチカチカチッ

    『なんかあった?』

    京太郎「……まぁ」

    『やっぱな』

    京太郎「そんなわかる?」

    『うん。声に覇気ないし、AIMブレブレやし、私のデス数多いし』

    京太郎「最後関係無い気が」

    『いやいや、いつもは京太郎がカバーしてくれるからもっとデス数少ないわ』

    京太郎「えぇ……」

    『そんで、何があったんや?』

    京太郎(……泉ちゃんならいいか)

    京太郎「えっと――」

    704 = 1 :



    京太郎「――って感じ」

    『あー……』

    (これめんどくさいやつやん)

    『んー……つまり二人とも好きやけど恋愛的なアレはわからんって感じか』

    京太郎「……そうかも」

    『でも結局相手の気持ちも大切やしなー……』

    京太郎「うん?」

    『こっちが一方的に好きでも付き合えるわけちゃうしな』ウンウン

    京太郎「付き合う前提?」

    『え?ちゃうん?』

    京太郎「そこまで考えられてないっていうか」

    『なるほど…………当たって砕けろ!』

    京太郎「めんどくさくなっただろ」

    705 = 1 :



    『まぁ本気で考えるなら日を改めたほうがええやろな。今日はそんなん考えれんやろ』

    京太郎「ぐっ……」

    『まぁ改めて考えてみてそれでも悩むんやったら電話掛けてきいや。普段世話になってる分くらい返すわ』

    京太郎「……ありがと」

    『やめてや、お礼とかなんかハズいわ』

    京太郎「今度ゲーセンのやつ奢るから」

    『やっりぃ!いつでも掛けてきてええで!』

    京太郎「現金だなぁ」

    『なんなら私と付きおうて一挙解決!なんちゃって』ハハハ

    京太郎「あはは!……うん、ありがと。それじゃ」

    『またな』

     PI!

    京太郎「……寝よう!すっきりしてから考える!」

    706 = 1 :



    ― 次の日 ―


    京太郎「おはよう」

    京太郎母「おはよう。もう冷めちゃってるわよ」

    京太郎「うん。適当に温めなおす」


     ……チン!

     パク モグモグ

    京太郎(……今日が日曜で良かった。全然寝れなかった)

    京太郎(とりあえず洋ちゃん家行くか、昨日のこと謝らなきゃいけないし)

     ゴクゴク トン

    京太郎「ご馳走様!いってきます!」

     ガチャ

    京太郎(流石にこの時間だったら洋ちゃんでも起きてる……と思うんだけどなぁ)

    京太郎(……洋ちゃんが様子変わらないようだったら適当に遊んで帰ろ)

    707 = 1 :



     ピンポーン

    雅枝『はいはーい』

    京太郎「あ、おはよう」

    雅枝『あれ?京太郎君?』

    京太郎「あがりまーす」

    雅枝『ええけど……洋榎も絹もおらんで』

    京太郎「え?」

    雅枝『絹はサッカー行ったし、洋榎はわからん。なんか朝早う出かけたわ。てっきり京太郎君と出かけたもんやと思ってたんやけど』

    京太郎「俺は知らないよ?」

    雅枝『そうなんや……まぁ腹減ったら帰って来るやろ。そんで上がってく?』

    京太郎「……今日は帰ろうかな」

    雅枝『わかった。あ、洋榎に会うたらどこ行くか言うてから行けって京太郎君からも言いつけといて』

    京太郎「あはは……それじゃ」

    京太郎「……どこ行ったんだろ?」

    708 = 1 :


    ─────────

    ──────

    ───

    洋榎「あ、ほんまに会える思てへんかったわ。あんま変わってへんな」

    「?……えっと……」

    洋榎「京太郎って言えばわかるか?」

    「っ!」ビクン!

    洋榎「誰かわかってもうたみたいやな。そう、うちこそが高校麻雀界の大阪の星、愛宕洋榎や」ドーン!

    「あ、あはは、聞いてた通りの性格やなーぁ。名前は聞いてもわからへんねんけど」

    洋榎「……さよか」

    「それで京太郎君の幼馴染ちゃんがなんの用なん?」

    洋榎「顔も覚束んやつに会いに来るんやで?だいたいわかるやろ?」

    「……うん。きのうn「麻雀しに来たんや」……」

    洋榎「家すぐそこなんやろ?麻雀出来る環境くらいあるやろ?」

    「一応全自動卓あるけど……」

    洋榎「ええやん。ほないこか」

    (この子……思ってる以上にヤバい子かもしれん!?)

    709 = 1 :



    「どうぞーぉ。まぁ親は仕事に出てるからおらんけど」

    洋榎「おおきに。むしろやりやすいわ」

     エットスイッチハイッテンナ……

    (京太郎君の好きな子ってこの子やんな?……なんか色々とスゴイ……)

    洋榎「よし、やろか。色々聞きたいこともあるやろうけどやりながらでええやろ」

    「……うん、それでええよーぅ。」

     カチャカチャ

    洋榎「お、ええ感じやん」

    「…………」チラ

    洋榎「そんじゃうちから行くでー」トン

    「はい」

    洋榎「……昨日あいつが帰ってきたとこに遭遇したんやけど、すんっっっごい悩んだ顔しとってん」

    「…………」

    洋榎「そんで無理やり聞き出したんやけど、うちにはさっぱりやった」

    洋榎「なんでキスまでしといて忘れろやねん。フザケんなや。あんたが何思ってたか知らんけどな、無茶言うなや。言ってる事とやってることめちゃくちゃやんけ!」バシン!

    洋榎「ロンや。棒寄越せ」ハン

    「……はい」

    洋榎「"やる気"無いんやったらドンドン奪ってくからな。かかってこいや」

    710 = 1 :



    (……京太郎君はこんなに思われてるんやな)

    (もしかしたらこの子が一番京太郎君のこと考えてるんかもしれん)

    (でも……っ!)

    「リーチ!」

    洋榎「お?」

    「……ウチの気持ちなんて多分一方通行やと思う。そんなんわかってる。諦めんのが一番楽やってわかってる」

    「それでもな、ちょっとでも引っかかりをのこしたら芽があるかもしれんって、そう思ってしまったんよ」パシ

    「……ツモ」

    洋榎「……ほれ」

    「……思うことはまだまだあるで」

    洋榎「そんじゃこいや。まだ始まったばっかやで」

    711 = 1 :



    「……ツモ」

    洋榎「……くぁ……つよっ……負けたー!!」

    「病院に来るおじいさんおばあさんをよう相手にしてるからかなーぁ」

    洋榎「うちだってちっちゃい頃からずっと麻雀やってるんやけどな……」

    洋榎「まぁ結局うちが言いたかったんは一つや」

    「……わかってる」

     グ~

    洋榎「……なんか美味いもん食いにいこか」

    「え~……」

    洋榎「言いたいことは言えってことや。例えお腹の音が聞こえたからって家に帰るんか一緒に飯食いに行くんかわからんからな」

    「説得力あるなーぁ」

    洋榎「てことでこの辺安くて美味いとこ無い?」

    「ウチらでも行けそうなとこやんな……近くのイタリアンかなーぁ」

    洋榎「あー、ドリアのな」

    「それなんか……あ、そっち行く?」

    洋榎「……なんか格差社会を感じた気がしたんやけど、まぁええわ。イタリアン行こか」

    712 = 1 :


    --------------------------------------------------------

    洋榎「美味かったー!」

    「それは良かったですーぅ」

    洋榎「ほんじゃ次行こか」

    「え?」

    洋榎「京太郎んとこに決まってるやん」

    「……」

    洋榎「逆にこんなとこで終わりや思たんか?自分で言うのもなんやけど、死ぬほどお節介やからな」

    洋榎「ほんまは文句だけ言うて帰ったろって思ってたんやけど、顔見たら二人をどうにかせんとって思ってしまってん」

    洋榎「まぁ言いたいこと言わせてもうたしな」

    「まぁ散々いわれたしなーぁ」アハハ

    洋榎「麻雀負けたんは納得いかんけどな」フン

    「たまたまや、たまたま」

    洋榎「ほーか。まぁそれはええけどな」

    713 = 1 :



    洋榎「……結局、今のままやったら京太郎とまともに会えんで」

    「…………」

    洋榎「別にうちはそれでもええけどな、もやもやするんはあんたらやで」

    洋榎「ほんであんたが蒔いた種なんやから自分でどうにかしいや」

    「……うん」

    洋榎「わかってるならええねん」

    「……ありがとうなーぁ」

    洋榎「……ええ子なんがムカツくわ」ボソ

    「?」

    洋榎「なんでもない」フイ

    714 = 1 :


    ─────────

    ──────

    ───

     ピンポーン

     カチカチカチカチッ

    京太郎(うーん、そろそろ止めよっかな。後1回……)

     ガチャ

    洋榎「邪魔すんでー」

    京太郎「あれ?どっか行ってたんじゃないの?」

    洋榎「帰ってきたとこや。あとお客さんや」

    京太郎「お客さん?」

     ヒョコ

    「どうもーぉ……」アハハ

    京太郎「っ!」ビクッ

    洋榎「うちは帰るわ。後は若いもんどうし仲良くやってー」

    「え、帰るん?」

    洋榎「うまいことやれよー」ヒラヒラ

     バタン

    京太郎「……とりあえず座って」

    「……うん」

    715 = 1 :



    京太郎「……えっと、とりあえずお茶でも」スッ

    「待って」パシ

    「……お願いやから行かんといて」ギュウ

    京太郎「……うん」

    「……ごめんな、あんな変なこと言うて」

    京太郎「……それは」

    「ええねん。幼馴染ちゃんにも散々言われたし、自分でも後から反省はしてん」

    「それで、さらに自分勝手なことやけど聞いて欲しいんやけど……」

    京太郎「……」

    「えっとな、ウチは京太郎君のことが好きや。ほんまはキスしたことも忘れて欲しくない」

    「幼馴染ちゃんがおるから諦めようかて思たけど全然諦めきれへん。自分も後悔したわ。あんなことして気持ちが止められへんどころか、どんどん溢れてくるんよー」

    京太郎「……俺は正直まだわかってない。憩ちゃんのことは、その……結構、す、好きだけど、それが恋愛かどうかわかんないけど」

    京太郎「そんなあやふやな感じでも良かったらこれからもよろしくお願いします」ペコリ

    「……うん!」パァァ

    716 = 1 :



    「そんじゃあねーぇ」

    京太郎「うん、また」

     バタン

    京太郎「……よかったぁ」ホッ


    --------------------------------------------------------

     バタン

    洋榎「邪魔すんでー」

    京太郎「どうしたの?」

    洋榎「上手いことやったみたいやな」

    京太郎「うん、仲直り出来た」

    洋榎「うん?仲直り?」

    京太郎「そうだけど?」

    洋榎「……」

     チラ

    洋榎「……やっぱ付き合い始めたって書いてるよな……」ボソ

    京太郎「?」

    洋榎「……よし、絹も帰って来てるし呼んで麻雀やるか」

    京太郎「わかった!」

    洋榎(なんかおもろそうやしほっとくか!)




                                                        ―― カン!

    717 = 1 :


    今日の投下は以上です

    まだまだ書けそうな感じもありますがIFなんでこんな感じで
    次の投下は本編に戻ります
    多分早く投下出来そう……多分

    でわでわー

    718 :

    乙乙
    会話は麻雀

    719 :

    そうか…IFか
    完全に忘れてた

    721 :


    彼女面する憩ちゃんと優しさでどんどん勘違いさせる小悪魔京ちゃん・・・アリやな

    722 :

    IFだったの忘れてびっくりした

    723 :

    いつからこれが本編だと錯覚していた………?

    725 :

    そろそろ保守

    727 :

    《エイプリルフール》


    洋榎「なんで一日のこと”ついたち”っていうか知ってるか?」

    京太郎「え?知らないけど」

    洋榎「衝立ってあるやろ?しきりやしきり。あれが月の終わりと始めの間にあると見立てたから”ついたて”から変化して”ついたち”なったんやって」

    京太郎「へぇ……!洋ちゃん物知りだなーすごいなー!」

    洋榎「せ、せやろせやろ」

    京太郎「いやー賢くなっちゃったなぁ、”こんな日”に本当のこと教えてくれるなんて、みんな嘘ばっかだからなー、ねぇ洋ちゃん!」ニッコリ

    洋榎「おま、わかってて言うてるやろ!」

    京太郎「じゃあ俺もなんか教えてあげようかなー」

    洋榎「お?こいや……」

    京太郎「実はええ肉やって言っておばちゃんが買ってきてた肉、実はそんなにいい肉じゃない」

    洋榎「……嘘やろ?嘘やって言ってくれや!」

    京太郎「…………」

    絹恵「ほんまやで」

    洋榎「絹……おまえまで」

    絹恵「お姉ちゃん……それだけはほんまや……」

    洋榎「そんな……」

    雅枝「ただいまー。今日ええ肉もらってきたでー」

    洋榎「うわあああああああ!!!信じひん!信じひんでー!!」ガタッ

    雅枝「……どうしたんあの子?」

    京太郎「あー……おばさん、ナイスタイミング」

    雅枝「?」


    カン!

    728 = 1 :

    やぁ

    仕事今週で落ち着かないから来週からも投稿出来ないので
    待ってても嬉しくないですよ
    ホントですよ

    でわでわー

    729 :

    おっ、生きてた

    730 :

    2か月ぶりに投稿して今週がどうとか言われても困るわ

    731 :

    生きててよかった

    今週どうのって今週で仕事落ち着くから来週投下出来るよってことじゃないの?知らんけど

    732 :

    >>731
    エイプリルフールだからツンデレしてるんじゃない(適当)

    733 :

    生存報告と投下うれしい
    これで生きていける

    734 :


    やぁ|゚△゚)ノ

    ほんとにちゃんとした休みが出来て嬉しみの極み

    それじゃ投下していきます

    735 :

    待ってた!

    736 = 1 :



    京太郎「とうとう三年かぁ……」

    洋榎「なんやしんみりして」

    京太郎「……受験だなぁって」

    洋榎「おぉ、そんなんあったな」ポン

    京太郎「洋ちゃんは推薦だったもんね」

    洋榎「一芸あると得やわぁ」

    京太郎「確かに……」

    絹恵「大丈夫やと思うけど?私でも受かったし」

    京太郎「そうかな?」

    絹恵「まぁ不安になる気持ちもわかるけどな、お姉ちゃんと違って」

    洋榎「なんやと、うちにもわかるわ」

    京太郎「え?」

    洋榎「何意外そうな顔してんねん。つまりアレやろ。ちょっと悪い待ちで立直した時の気持ちやろ」

    京太郎「……絹ちゃん、俺の姫松受験悪待ちだって」

    絹恵「私は良形やと思うんやけど」

    洋榎「あーっ!!ちゃうちゃう!ハートだけや!!誰もそんなこと言うてへんやんけ!」

    737 = 1 :



    京太郎「あ!部活行かなきゃ!」

    洋榎「あ?今日なんもないからうち来たんちゃうん?」

    京太郎「今日他んとこが練習試合やってて昼からなんだよ」

    洋榎「ほーか。いってらっしゃい」

    京太郎「いってきまー」

     バタン

    洋榎「……用事あるんやったら来んなや……恭子に今からいけるって言お。あ、あいつ携帯忘れていっとるわ。あほやなー」

    絹恵「……なぁお姉ちゃんはさ……」

    洋榎「なんや?」

    絹恵「……ごめん、なんでもない」

    絹恵(寂しいん?なんて聞けへん)

    738 = 1 :



    洋榎「……あー、なんとなく言いたいことわかる」

    絹恵「っ!!」

    洋榎「つまり……」

    絹恵「…………」ゴクリ

    洋榎「ほんまは京太郎がアホやないって知ってるから良形やってわかってる、ってことやろ」ドヤ

    絹恵「そっちじゃなーーい!!!」

    洋榎「え、嘘やん。今の絹の顔、いくらうちがアホやからってそんぐらいわかるやろ。わかってる……よな?みたいな顔してたで」

    絹恵「めっちゃ具体的やし。いやいやそんなんちゃうからほんま」

    洋榎「わかってる、京太郎やったらよっちゃんいかやってこと」

    絹恵「だから違うって」

    洋榎「まぁでも京太郎のことやろ?」

    絹恵「……」

    洋榎「図星やな」

    絹恵「まぁ……」

    絹恵(時々妙に察しええよな)

    739 = 1 :



    洋榎「うちは京太郎のこと好きやで」

    絹恵「私も好き」

    洋榎「おま、うちはライクちゃうねんラブやねん」

    絹恵(あ、そんなストレートに言っちゃうんだ)

    洋榎「でもなうちらの距離は近すぎるんや、それはわかるな」

    絹恵「まぁ……でもそれなら適当に、それこそ駄菓子屋誘う感覚で告白しても付き合えるんちゃう?」

    洋榎「絹が姉に対してどんな認識もってるかようわかったわ」

    絹恵「え?違うん?」

    洋榎「へその茶も蒸発するわ」

    絹恵「どういうこと」

    740 = 1 :



    洋榎「ええか、うちには完璧なプランがあんねん」

    絹恵(なんか不安だなぁ……)

    洋榎「まずインハイで優勝するやろ?」

    絹恵「ハードル高いなぁ」

    洋榎「もちろん団体・個人の二冠や」

    絹恵「ハードルの高さ確認してから言って」

    洋榎「そんで帰ってきたら寝る」

    絹恵「完璧なプランどこいったん?」

    洋榎「次の日に何事もなかったかのように駄菓子屋に誘うやろ?」

    絹恵「あれ?私の認識間違ってない……」

    洋榎「お菓子買った後にお待ちかねタイムや」

    絹恵「やっと出てきた」

    洋榎「『京太郎と毎日ここに来たいんや』」

    絹恵「それただの友達ちゃう?」

    洋榎「『もちろん……死ぬまでなぁっ!!!』」

    絹恵「最後のオチがホラー!!」

    洋榎「完璧やろ」

    絹恵「完璧アウト」

    741 = 1 :



    洋榎「みそ汁的な感じでええ思てんけどなぁ……」

    絹恵「絶対何も伝わらないと思うわ」

    洋榎「じゃぁ絹なんか思いつくんか?」

    絹恵「そりゃ常識はあるから」

    洋榎「うちが常識無いみたいなんやめて」

    絹恵「……えっと私が思うに」

    洋榎「無視すんなや」

    絹恵「まずは夜景の見えるレストランに誘うやろ?」

    洋榎「それ社会人の告白やんけ」

    絹恵「……じゃぁジョナサンで」

    洋榎「グレード下がり過ぎわろぴーまんまん」

    絹恵「じゃぁサイゼリヤ?」

    洋榎「そこ問題なんか?」

    絹恵「……シチュエーション変えてみよっか」

    洋榎「せやな」

    742 = 1 :



    絹恵「まず夕焼けが沈む海に」

    洋榎「めんどいやろ」

    絹恵「インハイの帰り道」

    洋榎「人ごったがえしてるやんけ」

    絹恵「放課後」

    洋榎「学校ちゃうやんけ」

    絹恵「京太郎君が進学したら一緒になるから!」

    洋榎「……確かに。絹、頭良かったんやな」

    絹恵「そうかなぁ」テレ

    洋榎「そん時人来たらどうするん?」

    絹恵「……気合いでなんとかする」

    洋榎「あんたたまに体育会系なとこ出るよな」

    743 = 1 :



    洋榎「よし練習するか、絹、京太郎になって」

    絹恵「え、無理」

    洋榎「役や役」

    絹恵「冗談やん」

    洋榎「そんじゃ行くで……『おまたせ、帰ろかー』」

    絹恵「『うん』って終わってもたやん」

    洋榎「帰りながらな」

    絹恵「あ、そっちかぁ。てっきり告白かと思った」

    洋榎「じっくりなじっくり……『……ねぇ……手、繋いでもいい?』」

    絹恵「誰!?明らかにお姉ちゃんちゃうやん!」

    洋榎「なんか漫画でありそうやん」

    絹恵「京太郎君はお姉ちゃんにそんなこと求めてないやろ。てかもう早く告白して」

    洋榎「それもそうか……『なぁ、京太郎と毎日ここに来たいねん』」

    絹恵「それさっきの駄菓子屋!別パターンで」

    洋榎「しゃあないなぁ『それでは一曲お聞きください、愛宕洋榎で【やっぱ好きやねん】』」

    絹恵「なんか始まった!?」

    744 = 1 :



    洋榎「あかんかー」

    絹恵「あかんな」

    洋榎「それやったらあんま気進まんやついこか」

    絹恵「どんなん?」

    洋榎「……『京太郎……本気で好きやねん。付き合ってくれへん?』」

    絹恵「それーーー!!もうそれしかないって」

    洋榎「えぇ、おもんないわ」

    絹恵「告白に面白さなんかいらんから」

    洋榎「そおか……もっかいいっとくか」

    絹恵「どうぞ」

    745 = 1 :



    洋榎「……『京太郎……

     ガチャ

    洋榎「『本気で好きやねん』」

    京太郎「…………」

    絹恵「……あ」

    京太郎「……あぁ、うん……姉妹どうしでも、いいと思うよ?……じゃ」

     バタン

    洋榎「……ああーーーーーーっっ!!!!」

    絹恵「お姉ちゃんどんまい」ポン











    京太郎(……携帯取りに帰ってきただけなんだけど、なんか……俺の名前言ってなかった?)ドキドキ

    746 = 1 :


    今日の投下は以上です

    久しぶりに時間取れてさぁ書くぞって思ってたのに筆進まなくて竹www
    もともと遅筆ですがさらに遅くなるもんですね
    それじゃ寝ます、って言いたいんですけどVtuberの動画面白すぎて寝れません
    昨日今日で座れないし森燃やすし竹生えるし……パイーン!

    でわでわー

    748 :

    おお来てた
    死ぬまで駄菓子屋通いはなんかちゃうでしょ洋榎さん
    あとVtuberの好みが若干被ってて嬉しいです(小並感

    749 :

    おつ
    ここの漫才みたいな掛け合い、ほんとすこ
    久しぶりのちゃんとした休みとは・・・世の中世知辛いのじゃーーーー!

    750 :

    乙です
    Vtuberは順番に 月ノ美兎、エルフのえるor樋口楓、輝夜月、電脳少女シロかな?
    俺も好き


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