元スレ八幡「三浦優美子と仲良くなった 続」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
1 :
八幡「三浦優美子と仲良くなった?」」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1433484692/
上記の作品の続きの話になります。4章からですね、よろしくお願いします
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1436174096
2 = 1 :
帝国屋
八幡「……」
雪ノ下「……」
結衣「…こほん」
結衣「久々っ!全員集合だねっ!」
雪ノ下「ええ、そうね、久し振りね」
八幡「由比ヶ浜…それはあれか?あのネタか?オーラとかでてくる」
結衣「え?なんのこと?」
八幡「いや、いいや。なんでもない」
結衣「え、そう…?」
3 = 1 :
雪ノ下「比企谷くん、最後まで言わないのは悪い癖になってくるわよ」
八幡「いや本当にいいんだっての」
雪ノ下「あなたに悪い癖がついたら、周りを不快にしてしまうわ」
八幡「俺はなんなんですかね?汚物かなにかですか?」
雪ノ下「私は汚物を好きになったりしないわ、安心して」
八幡「…お前、それが言いたかったのか」
雪ノ下「さあ?どうかしら」
4 = 1 :
結衣「むむむ、ヒッキー、嬉しそうにしなくてもさ」
八幡「俺のどこが嬉しそうなんですかね?」
結衣「口元?若干にやけてて気持ち悪いし」
八幡「にやけてないし」
雪ノ下「でも、こうして奉仕部で揃うのは久しぶりな気がするわね」
八幡「そうだな、雪ノ下が離れてるからな」
雪ノ下「来ようと思えば、大した距離ではないけれどね」
結衣「千葉駅まで1時間とかだっけ?」
雪ノ下「急げばそのくらいかしら」
5 = 1 :
八幡「由比ヶ浜も…その」
結衣「あたしも、ちょっとは見切りつけたつもりだよ!」
八幡「それは…よかったよ」
結衣「あたしもヒッキーが嫉妬するくらい素敵な彼氏作るし?」
結衣「隼人くんの外見の中身ヒッキーみたいな」
雪ノ下「それはすごい彼氏だけど…そもそも葉山くんのルックスでこんな性格にはならないわね」
結衣「あ、そうか~そうだよね」
八幡「え、なに?俺を泣かそうとしてるの、二人共?」
6 = 1 :
結衣「うん、あたしは泣いたのに、ヒッキーだけ泣かないのは不公平だよ」
雪ノ下「そうね、奉仕部のメンバーなら運命を共にするべきだわ」
八幡「なにその、ハンムラビ信念」
雪ノ下「少し違う気がするけど」
結衣「まあ、冗談だけどさ」
カチャカチャ
結衣「もぐもぐ…そういえばさ、ヒッキー」
八幡「なんだ?」パクパク
結衣「なんかみんなで旅行に行くみたいじゃん、夏休みに」
7 = 1 :
八幡「まーな」
雪ノ下「あら、そうなの?」
八幡「決まったのは最近なんだけどな」
雪ノ下「どこに行くの?」
八幡「こんぴらさん」
結衣「えっと…えっと…」
雪ノ下「香川県でも一番有名なパワースポットね」
八幡「なんか雪ノ下がパワースポットって言うと違和感あるな」
雪ノ下「そんなところに行くの?」
8 = 1 :
八幡「ああ夜行バスでな」
結衣「夜行バスか~」
八幡「2泊3日で讃岐うどんを巡ろうかという話にもなってる」
結衣「え~なかなか大がかりな旅行だね」
雪ノ下「そうね、それに行き帰りが夜行バスだと、疲れそうね」
八幡「ああ、だからホテル1泊じゃなくて2泊にしようって話になったんだよ」
八幡「どのみち12時間とか走行するから、そこでも泊まるし…」
結衣「メンバーって誰だっけ?」
9 = 1 :
八幡「俺と三浦と戸塚といろはと…戸部に海老名だな」
雪ノ下「6人で行くのね」
結衣「ていうか姫菜もいくんだ」
八幡「まあ、これるらしい」
結衣「ヒッキーもいい友達持つようになったね」
雪ノ下「そうね、あの比企谷くんが…高校2年の初めの頃は考えもしなかったわ」
八幡「へいへい、ていうかお前らも友達いるんだろ?」
結衣「いるけど…」
雪ノ下「まだそこまで仲はよくないわね」
八幡「俺だって、大学で知り合った連中とはまだまだかな」
10 = 1 :
別の場所 スタバ
葉山「このメンバーで集まるのも久しぶりか…」
三浦「隼人除いたメンバーでは会ってるけどね」
葉山「ていうことは、俺はハブられてたか…」
戸部「いやいや隼人くん~そんなことしてないって~」
葉山「いや、冗談だけどね」
海老名「いや~でも、結衣達がいないけど久しぶりだね」
三浦「ま~ね、隼人に振られるとか色々あったし」
葉山「優美子…あはははは」
葉山「そういえば旅行に行くらしいね」
戸部「うんうん、それがさ香川県の方にさ~」
11 = 1 :
海老名「うん、結構長旅でさ」
三浦「讃岐うどんとか?こんぴら登ったりとか…あとはホテルの近くが海らしいから海水浴とか」
戸部「なかなか荷物増えそうだわ」
三浦「そりゃ、去年よりはね…泊りだし」
葉山「う~ん、疎外感が…」
三浦「え?どしたん、隼人?」
葉山「いや、なんでもないさ。しかし楽しそうだな。俺も日が合えば行きたかったけどね」
戸部「ごめん、隼人くん~また違う日付き合うからさ~」
海老名「これは…葉山くん受けの予感…」
三浦「いや、ないから」
12 = 1 :
今日はこの辺りで
14 :
本筋をシリアスに、しかも謎解きっぽく事件の少しずつ輪郭を表していく。
一方でキャラの性格を掴みながらの日常コメディに妥協がない。
冗談抜きで市販レベルなんだが何者だよ
15 :
現行スレがないと死んでしまう病気かなんかか?www
乙
16 :
4章来とるやんけ!!
17 :
おお、このタイトルを見て嬉しいです
支援します
18 :
おぉ、新しいの来てた!楽しみ。
19 :
>>14
よくマルチポストしてて飽きないね
20 :
終わったと思ってたら始まってた
乙
21 :
もう始まってる!
22 :
アパート 夜
八幡「よし、この問題も正解と」
三浦「あーしも正解…今日はこんなくらいにしとく?」
八幡「ん、そうだな、終わっとくか」
三浦「じゃあ、ヒキオご飯作ってご飯」
八幡「大したものできないからな、俺は」
三浦「いろはに教わったやつとかあるんでしょ?」
八幡「あるけど、それでいくか」
三浦「じゃ、よろしく~」
八幡「へいへい」
23 = 1 :
----------------------------
三浦「へ~結構おいしそう」
八幡「熱いから、気を付けてな」
三浦「わかった…あ、おいしいじゃん」
八幡「そりゃよかった」
三浦「ところでさ」
三浦「今日って結衣たちに会ってたんでしょ?」
24 = 1 :
八幡「ん、まあな。久しぶりに奉仕部で集まった」
三浦「結衣、元気にしてた?」
八幡「元気だったぞ、見切りもつけたって言ってた」
三浦「ならいいんだけどさ」
八幡「別に悪い事したわけじゃないんだから、気にしても仕方ないぞ」
三浦「そうだけど、やっぱさ…いざヒキオと付き合うとさ…」
三浦「結衣に悪かったかなっていう感情も出てくんのよ」
八幡「…そういや、葉山たちと集まってたんだよな、そっちも」
三浦「うん、隼人以外はいつものメンバーだから変わり映えしてないけど」
25 = 1 :
八幡「変わったか?葉山との関係って」
三浦「さあ?別に変ってないんじゃない?」
八幡「じゃあまだ好きだとか?」
三浦「なに?気になんの?」
八幡「そりゃ…少し…少しだぞ」
三浦「隼人への気持ちは変わってないかな。ヒキオの方が好きってだけで」
八幡「そ、そうか…変わってないか…」
三浦「だからって、ヒキオと付き合ってなかったら、付き合いたくなるかって言ったら別だけど」
26 = 1 :
三浦「安心したでしょ?」
八幡「…した」
三浦「ん、素直でよろしい」
八幡「しかし旅行はかなりの出費になりそうだな…」
三浦「夜行バスにしたとはいえね…ホテル2泊だし」
三浦「あーしとヒキオはさ…まあ、共同出費みたいなもんだし?軽減されてるけど」
八幡「夫婦じゃねぇんだから…共同出費て」
三浦「う、うっさい…!」
27 = 1 :
八幡「どっちにしてもそれまでバイト代貯めとかないとな」
三浦「そりゃあね、別に出費は旅行代だけじゃないし」
八幡「他にあるっけ?」
三浦「みんなと行くのも楽しいけどさ、ほら二人で行く用のお金も必要だし」
八幡「え…二人で行くの?」
三浦「温泉とかさ、夏季休校長いんだしいいじゃん」
三浦「試験勉強の息抜きってことで」
八幡「息抜きもなにも、公務員試験余裕持ってやってる気がするが」
三浦「細かいことはいいの」
八幡「ただ行きたいだけね…」
28 = 1 :
三浦「だから、そんな細かいことはいいっての」
八幡「へいへいわかったよ、考えとく」
三浦「よしよし、わかればいいし。でさ、パンフレットでは…」
八幡(なんか恋人らしくなってきた…かな?)
-----------------------------------------
そして、こんぴら旅行当日
東京
いろは「あ、せんぱーい」
八幡「おう…」
いろは「あれ、三浦先輩いないんですか?」
八幡「現地集合だしな」
いろは「早めには来ましたけど…わたしが最初でした~」
29 = 1 :
戸部「やっはろ~!いろはすにヒキタニくん~!」
いろは「やっはろ~って普通にその挨拶は引きますよ…」
戸部「いや~楽しいじゃん、これって…しかもテンション上がってるし?」
八幡「馬鹿丸出しだからな、戸部」
戸部「いやいやヒキタニくん、連れないこと言わないでよ~」ガシ
八幡「寄りかかるな、重い…」
海老名「はろはろ~」
八幡「おっす」
海老名「いや、ヒキタニくん。この前はごめんね」
八幡「なんの話だ?」
30 = 1 :
海老名「この前のDVDの件。優美子とまずいことになったんだって?」
海老名「ちゃんと翔君にお灸据えといたからね」
八幡「ああ、あれな。別に大したことにはなってないけど」
戸部「ていうかその話蒸し返すん?勘弁してよ~悪かったって」
八幡「だから寄りかかるな、重いっての」
三浦「あ、みんな集まってんじゃん」
戸塚「本当だ、こんばんは…かな?」
いろは「あ、三浦先輩、戸塚先輩こんばんわ~!」
31 = 1 :
戸部「おいっす優美子~」
海老名「はろはろ~優美子」
三浦「うん」
八幡「遅かったな」
三浦「支度にちょっと手間取ってさ」
戸塚「まあ、まだ時間にもなってないけどね」
いろは「揃いましたね~いよいよですね~」
戸部「うっわなんかこういうのホントワクワクするわ~」
海老名「行くメンバーがめずらしいしね、楽しみかな」
32 = 1 :
バス車内にて
三浦「……」
戸塚「……」
三浦「ねえ」
八幡「なんだ…?」
三浦「なんで、ヒキオのとなりがいろはなわけ?おかしくない?」
いろは「え、まあまあいいじゃないですか~」
八幡「詰めたら俺の隣になってたな」
八幡(ちなみに俺の前の席が三浦でその隣が戸塚…)
三浦「いろは、席替わって」
いろは「え~いやですよ~、もう荷物上に置いちゃいましたし…」
33 :
なんか勢いで戸塚といろはがくっつきそう
てかカップル二組に挟まれた男女一組って気まずくね?
ソースは俺
34 = 1 :
戸塚「ごめんね、三浦さん。僕が隣で…」
三浦「そこが嫌とかじゃなくて…わかるじゃん」
いろは「せっかく先輩のとなりにこれたんですから…」
三浦「は?いろは?」
八幡「え~喧嘩はやめようね?色々怖いからね?」
八幡「あと、いろはは発言に気を付けような?」
いろは「え~?わたし事実を言っただけですよ?」
八幡「おい~」
戸塚「あの…三浦さん…」
三浦「なに?」
戸塚「スカート短いから…身体起こしてると…その」
三浦「あ……」ストン
35 = 1 :
八幡(あ、三浦が普通に座ったか)ホッ
八幡(ていうか三浦だけじゃなく、いろはもミニスカートだし…)チラ
いろは「なんですか、先輩?」
八幡(目の保養…じゃなくて…目のやり場に困る…)
戸部「なんか大変そうだね~ヒキタニくん」
海老名「がんばってね」
八幡「なにをがんばるんだ…」
八幡(戸部と海老名は通路挟んで俺といろはの隣の席に座ってる)
八幡「いいよな蚊帳の外で」
海老名「なかなか入りにくいよね、その雰囲気には…」
36 = 1 :
今日はこのくらいで終わりますね
37 :
修羅場!修羅場!
39 :
乙です
毎日待てます
40 :
乙乙
あの八幡さんが今やすっかりこのリア充ぶりですよ
42 :
今更だけど、海老名さんのこと八幡呼び捨てじゃないよ
どっちでもいいんだけどね
43 :
>>42
ご指摘ありがとうございます
仲良くなったということで補完してくれればと思います
44 = 1 :
ブロロロロロ
戸塚「三浦さん、いいの?消灯時間になったら移動できなくなるよ?」
三浦「…まあ、そこまで拘るのも、変な感じだし」
いろは「先輩、先輩、寝るときリクライニング代わりにしてもいいですか?」
八幡「いや、もうもたれかかってきてるよね?あと駄目だからな?」
いろは「リクライニング代わりにしますね。よろしくお願いしますね」
八幡「聞いてないな…」
海老名「これは翔君が割って入って、『八幡、俺というものがありながら!』っていう展開にすれいいんじゃないかな?」
戸部「姫奈…そんなことしたら、優美子殺されるよ俺…」
45 = 1 :
いろは「先輩、ポッキー買ってあるんですけど食べます?」
八幡「夜だしなあんまいらんかも」
いろは「これくらい大丈夫ですって」
八幡「じゃ、まあちょっとだけもらうか」
いろは「はいどうぞ」
三浦「……」
戸塚「三浦さん…仲良くしてるみたいだけど…ははは…」
三浦「別にいいし…知んない」
いろは「せんぱい、あ~ん」
八幡「アホなこと言うなよ…」
いろは「隙ありっ」パク
八幡「う…」ポリポリ
46 = 1 :
いろは「はい、もう一本もう一本」
八幡「おかしいからね?ちょっとまずいからな?」
いろは「なにがまずいんですか~?」
八幡「いや…なにって…」
八幡(いろはがミニスカートなことと、三浦がさっきから何も言ってこないことだな…)
いろは「先輩、もしかしてわたしがミニだから照れてます~?大丈夫ですよ、ちゃんと下履いてますし」
八幡「だからそういう問題じゃねぇよ…」
八幡(なにその言い方?下パンツ見えませんから、いくらでも見ていいですよ的な?)
八幡(こいつよく考えたら、告白されたも同然なんだよな…)
八幡(いや、別になにも期待なんかしてないけどね?)
47 = 1 :
三浦「……」
戸塚「はははは…八幡…色々聞こえて来るよ…」
海老名「ヒキタニくん、楽しそうだね~」
戸部「いやいや、あれは楽しくなくなるのが目に見えてるでしょ~。いろはすもやるな~」
いろは「はい先輩、まだまだありますよ」
八幡「いやそんなに数いらねぇし…」
三浦「…」イライラ
戸塚「三浦さんが恐いよ、八幡…」
48 = 1 :
パーキングエリア
戸塚「あ、休憩に入るみたいだね」
戸部「これ、このあと就寝になるっしょ?行っとくかな~」
海老名「じゃ、わたしも」
八幡「全員行くだろ」
三浦「あーしも行こうかな」
戸塚「貴重品だけ持っていこうか」
いろは「行きます~」
49 = 1 :
バスの外
三浦「ヒキオ~」
八幡「うぐ…はい…」
三浦「楽しそうじゃん、いろはが隣で」
八幡「いや…楽しいってのはまあ…」
三浦「そこ正直になんな」
八幡「ごめん…」
三浦「ポッキー食べさせてもらって?いろはの足見放題?」
八幡「しっかり聞いてるんだな…」
三浦「うるさい」
八幡(しかしこうして見ると…あーしさんもミニスカートですよね)
50 = 1 :
八幡「三浦もミニスカートだよな…」
三浦「一応、あんたの為にこれにしてきたんだけど?」
八幡「マジっすか?」
三浦「ヒキオ変態だし」
八幡「待て、その言葉は心外過ぎるぞ」
三浦「なに?ジーンズにした方がよかった?」
八幡「スカートの方がいいです」
三浦「ん、それでいいのよ」
みんなの評価 : ★
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