元スレモバP「杏とくっついて離れなくなった」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
151 :
じゃあ間を取ってボディペイントって事で…
152 :
逆に考えるんだ
着なくても良いさって考えるんだ
153 :
それはいいアイディアだ
そしてもしPのモノがのっぴきならない状態になったら、杏の中に隠せば問題ないな
155 :
だが待ってほしい
お風呂に入ってない杏スメルを堪能するのもアリなのではないか
156 = 113 :
お風呂に入ってないPスメル?
157 = 144 :
お風呂タイムからの話題の広がりヤバすぎるでしょ
>>156
この事件を起こした張本人こと志希にゃんが堪能しそう
158 :
待ってほしい、二人で入って間違いがあってはいけない、ここは三人で入るべきでは?
159 = 147 :
じゃあここは俺が
160 :
>>159
ほら、入ってこい
161 = 1 :
ちひろ「食後のコーヒーですよ」
P「あ、ありがとうございます」
ちひろ「杏ちゃん、砂糖ここに置いておきますからね」
杏「あー、うんー」
ズズズ
P・杏・ちひろ「はふー」
ちひろ「なんだかまったりしちゃいましたねー」
P「そうですねー」
杏「そろそろ蛍光緑が目に痛い時間だねー」
ちひろ「う゛っ」
162 = 1 :
P「なんてことを……」
杏「事実を言ったまでだよ」
ちひろ「……この際なので、まゆちゃんのジャージに着替えてきます」
P「まぁ、仕事も終わってますしね。いってらっしゃい」
ちひろ「ついでにシャワー浴びてきちゃいますね」
P「わかりました」
163 = 1 :
ちひろ「……覗かないでくださいね?」
P「覗きませんて」
ちひろ「…………覗かないで、くださいね?」
P「二回も言うなんて、そんなに信用有りませんかね?」
杏「大事なことなので」
P「そりゃ大事かもしれないけどさ……」
ちひろ(……言い切られるのも、なんかなぁ)
164 = 1 :
P「うーむ、一気に人が居なくなったな」
杏「って言っても、ちひろさんはシャワールームにいるし、礼子さんもそんなにしないで帰ってくるでしょ?」
P「ま、そうなんだけどな」
杏「まー、のんびりしてよーよ。慣れないことして杏も疲れたしさ」
P「いや、お前寝てたじゃん」
杏「こう、寝て起きても妙に体が疲れてる時ってない?」
P「あー、それは良くあるなぁ」
杏「良くあるんだ……杏は普段あんまりないけど、まぁ要するにそんな状態なんだよ」
P「ふむ……」
165 = 1 :
P「っと、やべ。テレビテレビ」ピッ
杏「なんか面白いのやってるの?」
P「『ふれあい狼と小さな赤ずきんちゃん』の放送だ」
杏「あー、あれかぁ。録画予約してないの?」
P「してるぞ? 映像も円盤で貰ってある」
杏「だったらリアタイで見なくても……」
P「バカ言え。リアタイ放映もチェックしなくてどうする」
杏「ホント、アイドルバカだよね」
P「それとPC起動して、と」
杏「え、まだ仕事するの?」
P「仕事じゃない……とも言い切れないか」
166 = 1 :
P「ネットでの反応のチェックしないとな」
杏「……もしかして、いつもやってる?」
P「ああ、そうだけど?」
杏(プロデューサーがエゴサしてるなんて……)
P「放送中の方が、率直な感想が見れる気がして、ついやっちゃうんだよなー」
杏「ふーん……タイトルで検索すればいい?」
P「あ、やってくれるのか? 助かる」
カチカチッ カチカチッ
P「ふむ……愛海が叩かれないかがちょっと心配だったが、思った程じゃないな」
杏「その脚本にOK出したの、プロデューサーでしょ」
棟方愛海
167 = 1 :
P「あれさ……」
杏「?」
P「最後の方さ、ほぼ全部、アドリブなんだよな……」
杏「……え?」
P「愛海が正体を現した辺りから、だんだん話が変な方に行っちまってさ」
杏「それって、ホントに邪気? だかが愛海についてたってこと……?」
P「いやまぁアイツの場合、普段から邪気が溢れてるようなもんだから、何とも言えないんだけどな」
杏「……確かに。杏の胸すら揉んだからね」
P「マジか……」
杏「そして、それを祓える芳乃」
P「乃々、頑張ったな……」
杏「だよねぇ」
依田芳乃
168 = 1 :
杏「――そう言えば、ちひろさん遅くない?」
P「うん? ……もうこんなに時間経ってたのか」
P「確かに遅いな。なにかあったか?」
杏「様子見てきた方が――」
ガチャ
ちひろ「ただいま戻りました~……」
杏「噂をすれば」
P「ずいぶん遅かったですね?」
ちひろ「なっ、何でもないですよ!?」
P「そ、そうですか……」
P「……今まで、結構色んな格好のちひろさんを見た気がしますけど、ジャージ姿ってありましたっけ?」
ちひろ「多分、無いですかねぇ……いまいち覚えてないですけど」
杏「……痴呆が」
ちひろ「杏ちゃん!?」
169 = 1 :
ちひろ「――って、ああ!?」
ちひろ「芳乃ちゃんの赤ずきんちゃんの放映、今日でしたっけ!?」
P「ええ。もう終わっちゃいましたよ」
ちひろ「うぅ、失敗した……」
杏「え、ちひろさんも見るつもりだったの?」
ちひろ「リアルタイムで見れるものは見る! ファンの鉄則ですよ!!」
杏「えぇ~、杏はアイドルのファンにはなれなそうだよ」
P「いや、お前は見られる側だからな?」
杏「そうだけどさぁ」
杏「って言うか、ファンなんだ?」
ちひろ「所属してる皆さんのファンですから!」ドヤァ
170 = 1 :
ちひろ「……プロデューサーさんは何してるんですか?」
P「ネットの反応のチェックです」
ちひろ「マメですねぇ。なにかありました?」
P「いえ特に……いや、愛海のファンが少し増えたような気がします」
杏「え、増えるの?」
P「んー、なんか浄化されるときの苦しみ方がリアルで、演技力が凄いとか評価されてるな……」
杏「……それ、ホントに苦しんでただけじゃ」
P「なー。どうしよう、これで演技系の仕事来たらメッキが剥がれちゃうな」
ちひろ「脚本次第じゃないですか?」
ちひろ「結構なアドリブがあったとは言え、根っこのところは愛海ちゃんそのものの役でしたし」
P「んー……ま、なるようになりますかね」
171 = 1 :
ちひろ「そう言えば、シャワーはどうするんですか?」
P「いやいやいや、色々問題が有りすぎでしょ」
ちひろ「まぁ、入るとしたら杏ちゃんと一緒に、って事になっちゃいますしねぇ……」
P「それもですけど、そもそも行けると思います? 服、脱げないんですよ?」
P「服の上から浴びたとしても着替えられないんで、濡れたまま寝る事になりますよ?」
ちひろ「そう言えばそうでしたね……」
杏「杏なら、しばらく入らなくても気にしないよ」
P「安心しろ。明日になって手が離れたら、シャワールームにぶち込んでやるから」
杏「横暴だー!」
P「実際はちひろさんか礼子さんか、その場に誰か居たらその誰かに頼むかなぁ」
杏「えー、シャワー浴びるのは決定事項なの?」
P「頼むから、シャワーくらい浴びてくれ……」
172 = 1 :
ガチャ
礼子「戻ったわよ」
ちひろ「っ!!」ガタッ
P「お帰りなさい、礼子さん」
杏「意外と時間掛かった?」
礼子「ちょっと買い物しててね。ちひろちゃん、頼まれた物――」ガサガサ
ちひろ「ちょっ、礼子さん! ここで出さないでください!」
礼子「あら、気にするの?」
ちひろ「気にしますよ! プロデューサーさんだって居るんですよ!?」
P「俺が居ると都合が悪いなら、少し出てましょうか?」
礼子「大丈夫よ。ついでに私もシャワー浴びてくるし」
礼子「それに、プロデューサーが出て行くって事は、杏ちゃんも一緒でしょ?」
173 = 1 :
杏「なに? 生理でも始まっちゃった?」
ちひろ「違いますよ!?」
礼子「ただの下着よ」
ちひろ「なんで言っちゃうんですか!?」
礼子「そこまで気にする事でもないわよ。下着姿を見られた訳でもないでしょ?」
ちひろ「そうですけど! そうですけどぉ!!」
P「なんで下着なんて――あ」
礼子「流石に、そこは流すところじゃないの?」
P「いや、うっかりしてました。ごめんなさい、ちひろさん」
ちひろ「」プルプル
ちひろ「身体洗った後に同じ下着付けるのって、気持ち悪いんですよ!?」
P「いやまぁ、一応解りますよ、それは」
P「さっきのは本当にちょーっと、うっかりしちゃっただけなんですよ」
174 = 1 :
杏「杏なら、数日くらい同じ下着でも気にしないけどなー」
P「それは分かってた」
杏「怒らないの?」
P「怒られたいのか?」
杏「まさかー。そんな趣味はないよ」
P「だろうな。とりあえず今の状態で怒られるのは、普通の時に怒られるよりも嫌だろ?」
杏「逃げられないしねー」
P「だから今は怒らない」
杏「う……『今は』かぁ」
礼子「さて、私もシャワーを浴びてくるわ。ほら、ちひろちゃんも」
ちひろ「あ、はいっ、そうですね」
175 = 1 :
P「さて、何するか」
杏「んー、ゲームとか?」
P「ゲーム……?」
杏「ちょっと移動するよー」
P「はいはい」
杏「えーっと、確かこの辺に……」ゴソゴソ
杏「……あったあった」
P「なんでゲーム機が出てくるんだ。しかも結構古いな」
杏「家で使わなくなったゲーム機とか、持ち寄ってるんだよね」
P「いつの間に……」
176 = 1 :
杏「ゲーム機自体が古いだけに、ゲームも古いのばっかなのが難点だなぁ」
P「ふーん」
杏「どれやる?」
P「いや、俺は出来ないぞ」
杏「えー、なんだって付き合うよ? 格ゲーでもシューティングでも」
P「片手で出来る奴有るか?」
杏「あ……あー……」
杏「……うーん」ゴソゴソ
P「別に杏がやってるのを眺めてるだけでも――」
杏「あっ、これなんかどう?」
P「ん……?」
177 = 1 :
ちひろ(ふぅ、やっと落ち着きました……)
カチャ
P「杏、ないてみようか?」
杏「えー、ないて良いの?」
ちひろ(!?)
P「イけると思うんだよなぁ」
杏「イっても良いけどさー」
ちひろ(!?!?)
178 = 1 :
P「ま、やってみようぜ」
杏「もう、しょうがないなー」
ちひろ(……え? …………え?)
P「お、来た」
杏「……あー、ほら、ツモで上がれないじゃん」
P「あー、ダメだったかぁ」
ちひろ「麻雀ですか!!」バンッ
P「うおっ!?」
杏「びっくりした……」
179 = 1 :
ちひろ「それで、なんで麻雀なんてやってるんですか?」
杏「プロデューサーとゲームしようと思ったんだけどさ、ほら、片手しか使えないじゃん?」
ちひろ「そうですね」
杏「だから、何かないかなーと思ってたら麻雀ゲーム見つけて、これなら一緒に出来るかなって」
ちひろ(そもそも、一緒にする必要性があるんでしょうか……)
ちひろ「もしかして二人とも、麻雀やったことないんですか?」
P「良く分かりましたね」
ちひろ「役を知らなそうでしたので」
P「なるほど」
杏「杏も興味がなかったからなー」
180 = 1 :
ちひろ「宜しければ教えますけど……」
P「いやぁ、ちょっと時間潰してただけですし、そこまでは」
杏「とりあえずやりながら、いくつか覚えたけどねぇ」
P「マジかよ、この短時間で?」
杏「うん。CPUの上がり役見て、なんとなくね」
杏「たぶん、細かいところは間違ってると思うけどさ」
ちひろ「あぁ、だから鳴いた時の役は、自信がなかったんですね」
ちひろ(って言うか、それはそれで凄いですね……)
181 = 1 :
ガチャ
礼子「ふぅ……あら? 何やってるの?」
杏「ちょっとゲームをね」
礼子「へぇ、麻雀ねぇ」
P「礼子さんもやります?」
礼子「四人もそろって、TVゲームで麻雀するの?」
杏「それもそうだよね。杏とプロデューサーがルール知ってたら、本物で出来るかもしれないけど」
礼子「知らないで、よくやり始めたわね」
杏「出来そうなのが思いつかなかったから」
礼子「TVゲームなら……なんだっけ? スゴロクみたいのなかったかしら?」
杏「!! あ、杏としたことが、それを忘れてるなんて……」ガックリ
P「んな、大袈裟な」
182 = 1 :
杏「それじゃ99年で行こうかー」
P「へぇ、そんなに出来るのか」
杏「しまった、冗談のつもりがツッコめる人が居なかった」
P「え?」
杏「99年なんてめちゃくちゃ時間かかるんだよ。まぁ無難に10年くらいかなぁ」
P「どれくらいで終わるんだ?」
杏「さぁ?」
P「おい」
杏「途中で変えられるし、時間を見て決めれば大丈夫だよ」
P「ふむ。礼子さんたちはそれでいいですか?」
礼子「任せるわ」チビチビ
ちひろ「……」チビチビ
P「なに飲んでるんだアンタら!?」
183 = 1 :
礼子「少しだけよ。いいでしょ?」
P「良くはないでしょ」
ちひろ「美味しいから大丈夫ですよー」
P「いやそういう問題じゃなくて」
杏「うーん、結構匂いしないんだね」クンクン
P「こらこら、飲むなよ?」
杏「飲まないよ。ちょっと匂い嗅いだだけだから」
P「なぜ嗅ぐ必要が……こいつか」ヒョイ
【杏露酒】
P「」
礼子「杏ちゃんにちなんで買って来たわ」
P「楓さんじゃあるまいに……」
ちひろ「ダジャレって感染するんですかね?」
184 = 1 :
プレイ中
杏「よしっ、一番乗りっ」
P「うげ、なんか来た」
杏「貧乏神よろしく! じゃあ次の目的地はー」
P「ちょおい! さらに遠くなってんじゃねーか!」
礼子「ふぅん、この駅は色々物件があるのね」
杏(礼子さんの今の所持金なら買い占めイケるなぁ……)
礼子「ここは買い占めね」
ちひろ「えっ、収益率が低いのも買うんですか?」
礼子「ダメかしら?」
杏「良いと思うよー。いろいろ利点はあるし、あとで増資すれば収益率も増えるしねー」
ちひろ「そういうのもありなんですね……」
185 = 1 :
ちひろ「あれっ!? お金が無くなりましたよ!?」
杏「あー、スリにあったんだね。ご愁傷様」
ちひろ「」
P「ちひろさん?」
ちひろ「――うふふ、私のお金に手を出すなんて……いい度胸ですねぇ」ニタァ
杏「銀次逃げてちょー逃げてぇ!!」
礼子「あら、なんか貧乏神が変身した?」
杏「キングボンビーだね」
礼子「へぇ、キング……凄そうねぇ」
杏「ちなみに他の人を乗り越えると擦り付けられるよ」
P「おま、そういうことはもっと早く教えろよ」
P「って言うか、今、礼子さんとスゲー近いんだけど、俺……」
礼子「ふふっ」っ【新幹線カード】
P「oh……」
186 = 1 :
杏「大・勝・利!」
P「そりゃそうだよな」
杏「色々コツがあるからねぇ」
P「大先輩杏さんは、もうちょっと他の人に助言しても良かったんじゃないかな?」
杏「えー、してたじゃん」
P「ああ、俺以外の時にな!」
杏「ぷーくすくす」
ちひろ「助言があったにも関わらず、プロデューサーさんと僅差の私はどうしたら……」
杏「助言しようとする直前に、もうボタン押してるんだもん」
礼子「まぁまぁ、ほら、飲みましょ」
ちひろ「よーしっ!」
P「あんまり飲ませないでくださいよ。一応未成年者が居るんですから」
187 = 1 :
P「……ちょっと待った。杏露酒、何本買って来たんですか」
礼子「ん? 10本くらい?」
P「多い!!」
礼子「こんなにちっちゃいビンだし、余ったらいつものメンツで飲めばいいかと思って、ついね」
P「これ10本って、結構重いと思うんですけど」
礼子「そうね、ちょっと重かったわ」
P「……少し味見ていいですか?」
礼子「良いわよ?」
P「……」チビ
P「あっま!? これいっぱい飲んだらアカン奴だ!!」
杏「甘いの!?」
P「反応するんじゃない!」
188 = 1 :
杏「ま、ジュースもあるし、飲まないよ」
P「それ、ジュースなかったら飲んでたようにも聞こえるんだが」
杏「いやぁ、どうかなぁ。流石に色々怖いし」
礼子「色々って?」
杏「アルコール飲んだらどうなるのかとかさ」
杏「多分だけど、めちゃくちゃ弱い気がするんだよね。体積的な意味で」
ちひろ「体積って……」
礼子「お酒の強い弱いは、体格とか無関係だとは思うけど……」
礼子「でも、杏ちゃんの場合、肝臓も幼児レベルの可能性はありそうね」
杏「幼児……いやまぁ自覚はあるけど、人に言われるのもモヤモヤするなぁ」
礼子「あら、ごめんなさい」
P「二日酔いとかなると、実際キツイしなー」
杏「そうなんだ……うん、杏はずっと縁はなさそうだね」
189 = 1 :
P(……さて…………)
P(なんだかんだ誤魔化して参りましたが、そろそろ膀胱が限界を迎えそうです……)ダラダラ
P(くそっ! あんなにコーヒー飲むんじゃなかった!!)
P(しかし、杏の目の前で用を足すのも……ぐぬぬ……)
P(だからと言って漏らすわけにもいかないし……)
杏「……ところでプロデューサー」
P「ん? どした?」
190 = 1 :
杏「トイレ行きたい」
P「っ!? そ、そうか! 良し急ごう!」ダキッ
杏「おわぁっ!?」
ダダダダダダダ
礼子「……」
ちひろ「……」
礼子「えっ」
ちひろ「あっ」
191 = 1 :
トイレ
ガチャバタンッ
P「ふぅ、ほら、杏――」
杏「えっと……」カチャカチャ
P「って、何で俺のベルト外そうとしてんの!?」
杏「え? だってもう限界でしょ?」
P「気付いてたのか!? いや確かに限界だけど!」
192 = 1 :
P「いいから俺のベルトから手を放せ!」
杏「や、漏らされるのもイヤなんだけど。いざそうなっても、杏逃げられないし」
P「そ、そうか……とりあえず自分でベルトは外すから」
杏「ん」
P「よっ……っと」
杏「窓開けるよ」ジーッ
P「窓ってお前」
杏「社会の窓って言うじゃん」
193 = 1 :
杏「あとは、アレを引っ張り出せばいいの?」
P「っ……いや、もう下は全部下ろしちゃえばいいや」
杏「え?」
P「重力を利用すれば……よっと」パサッ
P「あぁ……ようやく解放されるのか……」
ストン
杏「そこまで我慢しなくてもいいのに」
194 = 1 :
P「流石に葛藤くらいするわ。もう諦めたけど」
ヂョボボボボボボボッ
杏「凄い音だねぇ」
P「聞くなよ……ついでに見ないでいてくれると助かる」
杏「でも、男の人って立ってするのかと思ってた」
P「いや、俺も普段ならそうだけどな」
P「デッカい方する場合はやっぱり腰は下ろすし、その時に小も出すからなぁ――」
P「これでも良いんだと土壇場で気づいた」
195 = 1 :
杏「どうせだし大きい方もしちゃえば?」
P「……は?」
杏「我慢は体に毒だよ」
P「いや、流石にそれは……」
杏「生理現象だよ、生理現象。仕方ないじゃん」
P「いや、杏さん……?」
杏「出ないならお腹押してあげようか?」
P「いや……ちょっ、待て! 待って!」
アッ――!!
196 = 1 :
ギィ バタン
杏「ふー」
礼子「あら、お帰りなさい。ずいぶん遅かったわね?」
P「そ、そうですか? あ、あはは……」
礼子「言ってくれれば、私も手助けしたのに。プロデューサーのお世話」
P「」ビクッ
ちひろ「えっ?」
礼子「ん?」ニッコリ
197 = 1 :
杏「すっかりばれてたねぇ」
P「い、いやぁ、礼子さんにまで見られたら、立ち直れなくなってしまいそうで……」
礼子「あら、残念ねぇ」
礼子「あなたのだったら、どんなのでも受け入れるわよ?」ボソッ
P「っ!? や、やめてくださいよ! 心臓に悪すぎる!!」
礼子「ふふっ。でも元々、そういう事も含めて、フォローするつもりでいたんだから、頼ってくれていいのよ?」
P「はぁ、わかりました……まぁ、今夜はもう大丈夫かとは思いますけど」
198 = 1 :
杏「んー……」クシクシ
P「ん? 眠くなったか?」
杏「んー、今日は慣れないことして疲れたしねぇ」
P「ま、俺の手伝いとかしてくれたしな」
礼子「それじゃあ、もう寝る?」
P「そうしますかねー」
ちひろ「ちょっと早くないですか?」
礼子「私は寝れる時はこれくらいには寝ちゃうわよ」
ちひろ「――そ、それはやっぱり美容的な?」
礼子「ええ」
ちひろ「なるほど……寝れるかなぁ」
礼子「眠くなるまで飲んでてもいいのよ? そのつもりで買ったんだし」
ちひろ「じゃあ、私はもう少しだけ頂いています」
199 = 1 :
ちひろ「プロデューサーさんは寝れるんですか?」
P「俺は常時若干の寝不足なので、たぶん大丈夫です」
礼子「それはそれで、どうなのかしら……」
杏「プロデューサー、長生きしてよね……」
P「その切なくなる言い方、やめてくれないかなぁ」
杏「でもほら、突然死とかも実際あるしさ」
礼子「そうね……もしそうなったら、この事務所は終わりかもしれないわね」
ちひろ「!?」
ちひろ「プ、プロデューサーさん、いざと言う時はドリンクありますからね!!」
P「おーい、そこでドリンク勧めちゃうんですか」
杏「やっぱりちひろさんは、ちひろさんだった」
P「突然死すらどうにかできるんだったら本当に凄いけど、常飲はしたくないな……」
200 = 1 :
仮眠室
P「じゃあ、自分たちはこのベッドを使いますんで」
礼子「なら、私はこっちね」
杏「プロデューサー、早く……もう、限界……」フラフラ
P「わかったわかった」
礼子「それじゃ、電気消すわね」パチッ
モゾモゾ
P「ふぅ……」
杏「くぅ……ぐぅ……」
P「もう寝てるし……」
礼子「ふふ、本当に疲れてたんじゃない?」
P「どうでしょうね。案外いつもこんな感じかもしれませんし」
礼子「それもそうね」
みんなの評価 : ☆
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