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    元スレヒカル「佐為。オレ、強くなったかな?」

    SS+覧 / PC版 /
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    351 :

    たぶん奈瀬を女として見てない事が一番残酷なのかもしれない
    まあ本人は最近プロとして並ぶことで心境に変化があったかも

    352 :

    ホントに碁から完全に離れてみたら禁断症状起こしそうだけどな、ここのアカリ。やっぱり打ちたい!って

    353 :

    >>344
    ニセコイ「せやな」

    ToLOVEる「せやせや」

    いちご100%「ほんとこれ」

    354 :

    アスペかよ

    355 :

    SSの内容に一切ケチつけるつもりはないけど囲碁を主題にしてる漫画に対してラブコメ主題の漫画を例に出す的はずれな信者は何なのって思う

    356 = 353 :

    お前ら文盲かよ
    344はジャンプコミックって言ってるじゃん

    357 :

    うわ
    まじもんのアスペだった

    358 :

    これはジャンプコミックを元にした二次創作だろ作者が好きなように書いてるんだから展開に文句言うなよ

    359 = 351 :

    そうだよあんまり熱くなるなよ
    このスレ開くのめちゃくちゃ楽しみにしてんだから俺達

    360 :

    伸びてんの雑談とかまじでチラシの裏でやれカス

    361 :

    面白くないレスに律儀にレスする学級委員長が集まるスレはここですか?

    363 :

    >>1のレスだけが見たいんですが

    365 :

    AA張るゴミカスが何いってるんだ

    366 :

    争え
    もっと争え

    368 = 342 :

    別に感想は良いんじゃないの
    投下中でも無いし

    369 :

    ジジィ「苦しみも迷いも必要じゃ、なんの心配もしとらんわい、あやつは必ず戻ってくる」

    ジジィ「小娘を碁の世界に引きずり込んだ進藤が上を向いてる限り、あやつは自分の向き合うべき相手の前に戻ってくる」

    天野「まるであかりちゃんが進藤くんの正ヒロインみたいな言い方をしますね、買いかぶりですよ」

    ジジィ「買いかぶりなもんか、進藤ヒカル自身がそう思っておるんじゃから」

    370 :

    はぁ?なんだこいつ?

    371 :

    携帯をNGに入れりゃいいんじゃね?

    372 :

    それから、あかりは院生研修を休むようになった。


    本田「今日も来なかったな、藤崎の奴」

    「ああ」

    越智「進藤の一番弟子って言ってたのに、意外と脆い奴なんだな。
    やるなら真剣にやれって言われたくらいで逃げ出すなんて」

    本田「ほんとにな」

    (……もしかしたら、何か理由があったのか?オレらの真剣な姿
    見たら、自分の腑抜け具合が分かると思って、勉強会に誘ったつもり
    だったけど)

    (……奈瀬なら何か知ってるかもしれない。あの日、あいつは
    オレと帰る途中、進藤が心配で引き返してたし)

    (まぁ、オレがそこまで藤崎の心配してやる必要もないんだけど、
    進藤には世話になってるしなぁ)

    (藤崎のことで進藤と勉強できなくなるのも困るし。たぶん進藤
    の中での優先順位は、オレ等との勉強会よりは藤崎だろーから)

    373 = 372 :

    ヒカル「和谷!」

    「ん。え?進藤?なんで棋院にいるんだよ」

    ヒカル「今日は院生研修日だろ?あかりの奴いる?」

    「お前、なんで藤崎が来てないの知ってるんだ?」

    ヒカル「やっぱり、あかりの奴来てなかったのか!?」

    ヒカル「あいつ……どうしちまったんだろ」

    (あぁ~、やっぱりな。思った通り最悪だ。進藤の顔がまた
    険しくなってやがる。このままだと、オレらの勉強会にも絶対
    影響出るぞ)

    (……とにかく、藤崎のことこのままにはしておけないな)

    「進藤。少し話しないか?」

    374 = 372 :

    ハンバーガーショップ。


    「えーっと、とりあえず状況確認したいんだけど、お前は
    なんで藤崎が院生研修来なくなったのを知ってるんだ?」

    ヒカル「おばさん……あかりのお母さんから電話で聞いたんだ。
    院生師範の先生から電話があったって言ってた。あかりの奴、
    院生研修の日は出掛けてたから、てっきり研修に出てるもんだと
    思ってたって」

    「そっか。お前と藤崎って幼馴染みだったし、そういうことか」

    ヒカル「おばさん、あかりに聞いても、あいつ何も言わないって。
    オレも会いに行ったんだけど、何も言わなくてさ」

    ヒカル「それどころか……最近あかりに避けられるようになった」

    「え?」

    ヒカル「和谷はなにか知らないか?皆と勉強会した頃から、あいつ
    変なんだよ」

    375 = 372 :

    「分かった。でも、お前の方も知ってることがあるなら言ってくれ。
    一人で悩むよりは二人で悩もうぜ。オレも付き合うからさ」

    ヒカル「うん」

    和谷は勉強会にあかりを誘った日、なにがあったのかをヒカルに話した。

    ヒカル「……そうだったのか。そんなことが」

    「オレは越智の言い方はどうかと思うけど、言いたいことは分かるぜ。
    2組だって皆真剣なのに、あいつだけ気の抜けた顔してんだから」

    ヒカル「……………そう、だな」

    「さてと、んじゃ次はそっちだ。そーだな。藤崎が何で真剣じゃなく
    なったのか知ってるのなら教えてくれよ。それが分かれば解決できるかも
    しれねーぜ」

    ヒカル「たぶん、それは……」

    ヒカルは和谷に、あかりが何故碁を打つのか、何のために打っているのか話した。
    オレの想像だけど、と前置きして。

    376 = 372 :

    「…………」

    和谷は話を聞いて、聞くんじゃなかったと後悔した。
    多分ヒカルが言ってる通りの理由で間違いない。

    それなら腑抜けた理由にも納得がいくし、院生研修に
    来ない理由もわかる。

    来ないのではなく、おそらく来れないのだと和谷は思った。
    あかり自身、自分が気の抜けている状態だと自覚して
    しまったのだ。

    あかりの性格上、他の院生仲間に迷惑を掛けていたと分かり、
    足が進まないのだ。もっとも、来ないなら来ないなりに、迷惑
    は掛かっているのだが。けれど、あかりの頭はそれどころじゃ
    ない筈だ。

    多分、この世の終わりみたいなことを考えているのだろうと、
    和谷は思った。

    377 = 372 :

    ヒカル「どうしよう……あいつ、どうするつもりなんだろ」

    「どうだと言われてもなぁ…」

    和谷は返答に困った。

    勉強が出来ない。碁に対して真剣にもなれない。お先真っ暗。
    この話は、高校受験を控えてる自分にとっても、なかなか耳
    の痛い話だった。

    まぁ、自分はプロになるつもりなので学歴などどうでもいい。
    だが、真剣にプロを目指すことが出来ないあかりには学歴は
    必要になってくる。

    ヒカルも和谷もそれは痛いほど分かっている。

    378 = 372 :

    「あーっと。でもさ、ほら。お前と日高さん?藤崎の
    勉強見てたんだろ?少しは成績上がったんじゃねーのか?
    どうなんだ?」

    ヒカル「確かに、0点はとらなくなったけど…」

    「…………」

    ヒカルの発言に和谷はまた頭を悩ませた。
    いくら勉強の出来ない自分でも0点は取ったことがない。

    というより、狙って取れるものなのかすら疑わしい点数だ。

    「あいつ、本当に大丈夫かよ」

    ヒカル「…………ごめん」

    「いや、お前が謝ることじゃねーから」

    379 :

    まさかののび太級

    380 :

    そりゃあかり母もブチギレですわ

    381 :

    まぁ小学校から囲碁漬けで他の事そっちのけならわからなくもない
    教科書を一度も見ず、先生の話も聞かずに囲碁だったろうし

    382 = 372 :

    ヒカル「で、でもやっと成果出てきたし、ちょっと前のあいつは
    0点沢山取ってたし!」

    「進藤。それフォローになってねぇぞ」

    ヒカル「…………」

    「もう何言っていいか分かんねーな、規格外すぎだろ、あいつ」

    ヒカル「…………」

    (いかんいかん、オレが進藤を落ち込ませてどーする)

    「えーっと、でもさ進藤。ものは考えようだ。院生このまま
    やめて、勉強に専念して高校行くって考えれば、それはそれで
    いいんじゃねーか?」

    383 = 371 :

    なるほどあかりを佐為の消えた進藤状態に追い込めばいいのか

    384 = 372 :

    「たぶん藤崎の奴、おまえと別れるなんて選択無理だと思うし」

    「院生もやめて、碁もしばらく休憩してさ。それから自分の人生
    しっかり自分で歩いていけるようになったら、また始めたらいいさ」

    ヒカル「…………」

    「無理だな」

    ヒカル「ああ」

    ヒカルも和谷もそれは難しいと思った。
    幼い頃から今まで、碁漬けの人生を送ってきた人間が、碁が生活の中心
    だった人間が、急にそれを辞めるなんてことは。

    どんなに腑抜けてても、碁の勉強はやっている。
    まったく身にはついていないが。

    385 :

    こうみるととても最強棋士の一角とは思えんw

    386 = 354 :

    精神年齢は成長してないからな

    387 = 372 :

    ヒカル「……はぁ」

    「でも、これも結局藤崎本人じゃねーと解決できないよな。
    だいたい、女子の気持ちなんて、男のオレらには分かんねーこと
    だらけだし」

    「藤崎が今何考えてるかなんて、オレにはさっぱり」

    ヒカル「オレだってそうさ。オレ、あかりの彼氏のくせに、あいつ
    のこと何も分かってない。あいつがどうしたいのかも、何でオレを
    避けてるのかも」

    「女の気持ちなら女に聞くのが一番かもな。奈瀬にでも聞いてみるか?」

    ヒカル「……そうだな。オレ、今度奈瀬に相談してみるよ」

    「いや、だったらここに呼ぼうぜ。オレ携帯持ってるから
    掛けてやるよ」

    ヒカル「サンキュ、和谷」

    388 = 372 :

    電話を掛けてから奈瀬を待つまでの間、和谷はずっと後悔していた。

    「バカじゃねーのか、オレ?」

    いくら色んなことを一変に聞いて、頭が回ってなかったとは
    いえ、奈瀬がヒカルに気があるかもと、思っていたはずじゃ
    ないか。

    なんで、こう修羅場に修羅場を呼ぶような真似を自分はしてるんだ、と。

    389 = 372 :

    奈瀬が店に来てから、大まかな流れを、ヒカルは奈瀬に説明した。
    和谷は奈瀬がどう思うか気が気じゃなかったが、意外にも奈瀬は
    どこ吹く風のように、あっけらかんとしていた。

    和谷は変わらぬ奈瀬の表情にほっとした。


    奈瀬「なるほどねぇ。幼稚園の頃から好きだった、か」

    ヒカル「だから、オレと付き合い始めてあかりの奴、気が抜けちゃった
    んだと思うんだ」

    奈瀬「まぁ、そうよね。それしかないと、私も思う」

    奈瀬「で、成績も壊滅的で中卒になるかもしれない、か。あのとき、
    ヒカルくんが随分あかりちゃんのこと心配してた意味がやっと分かったわ」

    390 = 372 :

    奈瀬「プロを目指すなら別れよう。目指さないならこのままで、でも
    勉強一緒に頑張ろうな、ねぇ」

    「理に敵ってるとは思うけどな。進藤の言ってることは、尤も
    だと思う」

    奈瀬「うーん、そうかしら?」

    ヒカル「え?」

    奈瀬「ねぇ、ヒカルくん。これあかりちゃんに言ったのいつ?」

    ヒカル「確か、今年の四月だったと思うけど」

    ヒカル(だよな、佐為?)

    佐為「ええ、たしか」

    391 = 372 :

    奈瀬「だったらあかりちゃん。まだ中学二年生になったばかりでしょ?」

    奈瀬「てゆーか、四月だったらほとんど中一と変わらないじゃない」

    「それはそーだろうけど、だからどうしたんだよ?」

    奈瀬「分からないの?あかりちゃんはそんな事言われても、きっとまだ
    ピンと来なかったのよ」

    奈瀬「だって、高校受験なんてまだまだ先の話だし、院生もやっと1年
    たったばかりの頃よ?プロ試験も一回しか受けてないし、プロになる
    ための大変さも、まだ良く分かってなかったと思う」

    「あ…」

    ヒカル「そ、そうだ。そうかもしれない…」

    392 = 372 :

    奈瀬「ヒカルくんは確かにあかりちゃんの事を考えて言ったと思う。
    それは間違ってない」

    奈瀬「でも、それってきっと、親や年の離れた兄弟の台詞なんじゃないかな」

    ヒカル「えっ」ドキッ

    奈瀬「そうねぇ。例えば、もしヒカルくんとあかりちゃんと全く同じ
    立場の中学二年生のカップルがいたとするでしょ?」

    ヒカル「うん」

    奈瀬「男の子は、彼女に対してそんな大人びたことなんてきっと言わない」

    奈瀬「言わないってゆーか、言えない。だって子供だもん。思い付かないわよ、
    なかなか。彼女の人生がどうなるかなんて。仮に予想できたって、大好きな
    彼女と別れるなんて選べないと思うけど?」

    「そりゃそうだ」

    奈瀬「自分の人生をよく考えなさいなんて台詞、同年代の子じゃなくて、
    ふつう親や教師とかに言われると思うけど、どうかな?」

    393 = 372 :

    奈瀬の言葉に、ヒカルは頷くしかなかった。

    確かにそうだ。

    自分はあかりの事を真剣に考えていた、つもりだ。
    でも、心のどこかで、保護者としての立場で考えていたんだろう。

    あかりの事は好きだが、どっちかというと娘や妹、家族としての
    意味合いが強かったのかもしれない。

    彼氏として、一人の女性として見ていたつもりだった。
    でも、小さい頃から自分の後ろをトコトコとついてきていたあかり
    を、親のような目で見ていたのも確かだった。

    ……そうだ。確かにあの日、オレは言った。

    「お前の人生を潰したくない」と。

    彼氏なのに。彼氏の目線でオレはあいつを見ていなかった。

    394 = 339 :

    そらまあ精神年齢30越えが中1と付き合ったら……

    ちょっと興奮してきた

    395 :

    伊角さんだってヒカルから見たらひとまわりも下の若僧だし

    396 :

    ヒカルは手合いサボって最強の初段だったからあかりは最強の2組になるんだな

    397 :

    元の世界で17歳頃からタイムリープしたと仮定すると、まだ30歳にはなってないな
    ギリギリだけど

    398 = 372 :

    前の世界ではヒカルは17才だった。
    6才の時点から、もう一度人生をやり直し始めてもう8年になる。

    見た目と精神が一致していないから、精神年齢自体は17才以上に
    なかなかならないが、それでも実質20年以上は生きたことになる。

    あかりと同い年の彼氏目線でものを考えろというのも酷な話だった。

    399 :

    でぇ丈夫だ。30過ぎのジャンプ主人公はいくらでもいる

    400 :

    いくらでもはいないんじゃね?


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