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元スレヒカル「佐為。オレ、強くなったかな?」
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数日後。
海王中。
塔矢「進藤!」
ヒカル「……塔矢か。どうしたんだよ」
塔矢「どうしたのかはキミの方だろう。昨日、ネット碁の約束してたのに
何故現れなかった?」
ヒカル「……あっ、そっか。約束してたっけ。わりぃ、忘れてた」
塔矢「?」
塔矢「なにかあったのか?」
ヒカル「………」
海王中。
塔矢「進藤!」
ヒカル「……塔矢か。どうしたんだよ」
塔矢「どうしたのかはキミの方だろう。昨日、ネット碁の約束してたのに
何故現れなかった?」
ヒカル「……あっ、そっか。約束してたっけ。わりぃ、忘れてた」
塔矢「?」
塔矢「なにかあったのか?」
ヒカル「………」
塔矢「言いにくかったら無理にとは言わないが、よかったら話してくれないか。
もしかしたら力になれるかもしれない」
ヒカル「……お前がオレに気を使うなんて、明日は雪でも降るかもな」
塔矢「まだ冬だからな。降るかもしれないよ」
ヒカル「そーゆー意味で言ったんじゃねーけど」
塔矢「キミの顔見たら何かあったと思うさ。そんな死人が歩いてるような
顔されたら」
ヒカル「オレの顔、そんなに酷い?」
塔矢「僕から見たらね」
もしかしたら力になれるかもしれない」
ヒカル「……お前がオレに気を使うなんて、明日は雪でも降るかもな」
塔矢「まだ冬だからな。降るかもしれないよ」
ヒカル「そーゆー意味で言ったんじゃねーけど」
塔矢「キミの顔見たら何かあったと思うさ。そんな死人が歩いてるような
顔されたら」
ヒカル「オレの顔、そんなに酷い?」
塔矢「僕から見たらね」
ヒカル「そっか」
塔矢「……本当にどうしたんだ、進藤?」
ヒカル「なんでもねーよ」
塔矢「なくはないだろう。ついこの間、僕の新初段の棋譜を見て、
キミもプロになると息巻いていたじゃないか」
塔矢「あれからまだ一週間しか経ってないのに、そんな暗い顔して、
心配するのは当たり前だ」
ヒカル「……プロか」
ヒカル「なぁ、塔矢。プロになるのってやっぱり凄く大変だよな」
塔矢「……本当にどうしたんだ、進藤?」
ヒカル「なんでもねーよ」
塔矢「なくはないだろう。ついこの間、僕の新初段の棋譜を見て、
キミもプロになると息巻いていたじゃないか」
塔矢「あれからまだ一週間しか経ってないのに、そんな暗い顔して、
心配するのは当たり前だ」
ヒカル「……プロか」
ヒカル「なぁ、塔矢。プロになるのってやっぱり凄く大変だよな」
塔矢「それはまぁそうだろうが、キミの実力なら大丈夫だろう?」
ヒカル「オレじゃねーよ。一般論でさ」
塔矢「……なるほど。それなら確かに大変だと思う。しかしそれは
プロならば碁に限らずどの分野でもね」
塔矢「才能ある者が他者と競いあって、ようやく一握りのプロに
なれるのだから、大変なのは当たり前さ」
ヒカル「……だよな」
ヒカル(高校受験でも、あかりの奴必死に頑張ってたもんなぁ)
ヒカル「オレじゃねーよ。一般論でさ」
塔矢「……なるほど。それなら確かに大変だと思う。しかしそれは
プロならば碁に限らずどの分野でもね」
塔矢「才能ある者が他者と競いあって、ようやく一握りのプロに
なれるのだから、大変なのは当たり前さ」
ヒカル「……だよな」
ヒカル(高校受験でも、あかりの奴必死に頑張ってたもんなぁ)
ヒカル「必死になって努力しなくちゃ、どんな道も辿り着けない、か」
塔矢「もちろんだ」
ヒカル「………お前はいっつも必死でいいよな。根っからの碁バカで」
塔矢「キミに言われたくはない。キミも相当の碁バカだ」
ヒカル「お前と一緒にするなよな!」
塔矢「パソコンの授業中にこっそりネット碁してるキミに言われたく
はないね」
ヒカル「……知ってたのかよ」
塔矢「というより呆れた。そして腹が立った。こんなに普段から碁を打ってた
くせに僕と打ってくれなかったなんて」
塔矢「もちろんだ」
ヒカル「………お前はいっつも必死でいいよな。根っからの碁バカで」
塔矢「キミに言われたくはない。キミも相当の碁バカだ」
ヒカル「お前と一緒にするなよな!」
塔矢「パソコンの授業中にこっそりネット碁してるキミに言われたく
はないね」
ヒカル「……知ってたのかよ」
塔矢「というより呆れた。そして腹が立った。こんなに普段から碁を打ってた
くせに僕と打ってくれなかったなんて」
ヒカル「ぐ……お前、まだ根に持ってたのかよ」
塔矢「当たり前だ!恋人が出来たと聞かされた時の、僕の気持ち
がキミに分かるか!?せっかくライバルが現れたと思ったら、片手間
に相手にされてるんだぞ!?そんなの許せる筈ないだろう!」
ヒカル「……碁バカめ」
塔矢「ふん。何とでも言えばいいさ」
ヒカル「でも、今ならその気持ち。少しは分からなくもねーかな」
ヒカル「真剣にやるってのはやっぱ大切だよ」
ヒカル「………大切だ」
塔矢「進藤?」
塔矢「当たり前だ!恋人が出来たと聞かされた時の、僕の気持ち
がキミに分かるか!?せっかくライバルが現れたと思ったら、片手間
に相手にされてるんだぞ!?そんなの許せる筈ないだろう!」
ヒカル「……碁バカめ」
塔矢「ふん。何とでも言えばいいさ」
ヒカル「でも、今ならその気持ち。少しは分からなくもねーかな」
ヒカル「真剣にやるってのはやっぱ大切だよ」
ヒカル「………大切だ」
塔矢「進藤?」
ヒカル「サンキュ。ちょっとはマシになったかも」
ヒカル「ネット碁、また今度打とうぜ」
塔矢「うん」
ヒカル「じゃ。今日はもう帰るよ」
塔矢「……進藤!僕はプロの世界にいる」
ヒカル「…………」
塔矢「プロになる前より、僕は随分強くなった!新初段での棋譜から
も、それはキミに伝わったハズだ」
ヒカル「ああ」
塔矢「僕はまだまだ強くなる。キミに恥じない打ち手となるために!」
ヒカル「………」
塔矢「だからキミも、僕を失望させるなよ」
ヒカル「言われるまでもねーさ。オレがプロになるまで首を洗って
待ってろ」
塔矢「ああ!」
ヒカル「ネット碁、また今度打とうぜ」
塔矢「うん」
ヒカル「じゃ。今日はもう帰るよ」
塔矢「……進藤!僕はプロの世界にいる」
ヒカル「…………」
塔矢「プロになる前より、僕は随分強くなった!新初段での棋譜から
も、それはキミに伝わったハズだ」
ヒカル「ああ」
塔矢「僕はまだまだ強くなる。キミに恥じない打ち手となるために!」
ヒカル「………」
塔矢「だからキミも、僕を失望させるなよ」
ヒカル「言われるまでもねーさ。オレがプロになるまで首を洗って
待ってろ」
塔矢「ああ!」
その頃。奈瀬は。
奈瀬(こないだ、ヒカルくんの顔があんまりにも強張ってた
から、心配になってこっそり後つけちゃったけど、まさか、
あんな話聞くとは思わなかったな)
奈瀬(あかりちゃん。学校の成績悪かったんだ…)
奈瀬(そうだよね。私もそうだったし、院生って碁の勉強が一番
優先度高いもの。学校の勉強してる暇があったら碁の勉強)
奈瀬(由梨に出会ってなかったら、私もこんなに楽な受験環境
じゃなかったわけだし、運が良かったのかも)
奈瀬(ヒカルくんにも言われたことあったっけ。奈瀬は真剣に
やったらもっと伸びるって)
奈瀬(昔の自分振り返ってみたら、結構バカな事言ってるなぁ、私)
奈瀬「丁度ヒカルくんが私の部屋に初めて来たときだっけ?
もっと遊びたい年頃。中学3年生の女の子だよって」
奈瀬「バカだ、私」
奈瀬「そんな甘い考えでプロ試験受けてたなんて。もっと真剣に
取り組まなくちゃ、受かる筈なんてないのに」
奈瀬「……バカだ」
奈瀬(こないだ、ヒカルくんの顔があんまりにも強張ってた
から、心配になってこっそり後つけちゃったけど、まさか、
あんな話聞くとは思わなかったな)
奈瀬(あかりちゃん。学校の成績悪かったんだ…)
奈瀬(そうだよね。私もそうだったし、院生って碁の勉強が一番
優先度高いもの。学校の勉強してる暇があったら碁の勉強)
奈瀬(由梨に出会ってなかったら、私もこんなに楽な受験環境
じゃなかったわけだし、運が良かったのかも)
奈瀬(ヒカルくんにも言われたことあったっけ。奈瀬は真剣に
やったらもっと伸びるって)
奈瀬(昔の自分振り返ってみたら、結構バカな事言ってるなぁ、私)
奈瀬「丁度ヒカルくんが私の部屋に初めて来たときだっけ?
もっと遊びたい年頃。中学3年生の女の子だよって」
奈瀬「バカだ、私」
奈瀬「そんな甘い考えでプロ試験受けてたなんて。もっと真剣に
取り組まなくちゃ、受かる筈なんてないのに」
奈瀬「……バカだ」
奈瀬は過去の自分を悔いた。
毎年、プロ試験に臨んでいるのに、自分の中に甘さがあったことを
今まで気づかなかったことに。
プロを目指すならば、もっと真剣に碁に向き合う必要があったのだ。
皆、プロになるために真剣だ。
碁は盤上の技術も必要だが、勝敗には気迫も大きく関係する。
実力にさほど差がなければ気持ちが強い方が勝つ。
気持ちに甘えがあれば、負けて当然。
毎年、プロ試験に臨んでいるのに、自分の中に甘さがあったことを
今まで気づかなかったことに。
プロを目指すならば、もっと真剣に碁に向き合う必要があったのだ。
皆、プロになるために真剣だ。
碁は盤上の技術も必要だが、勝敗には気迫も大きく関係する。
実力にさほど差がなければ気持ちが強い方が勝つ。
気持ちに甘えがあれば、負けて当然。
奈瀬「今年のプロ試験。もっと真剣に取り組もう」
奈瀬「幸い、高校入試ももうないことだし、他の事に気を取られる
心配もない」
奈瀬「ヒカルくんとあかりちゃんのことは、気になるけど、まずは
自分のことをしなくちゃ」
奈瀬(プロになる。恋愛はそれからでも遅くないわよ)
奈瀬(中途半端な私よりも、プロになった一人前の私を、ヒカルくん
に見てもらった方が絶対にいい!)
奈瀬は碁に対する姿勢を改め、以前より真剣に打ち込むことを心に
決めた。
元々、調子のいい時には本田にも勝利することもある彼女である。
真剣に取り組むことによって、この後、急速に成長し、平常時でも
本田には負けることがなくなっていく。
それはつまり、彼女がプロ試験を突破することの出来るレベルまで
成長したということだった。
奈瀬「幸い、高校入試ももうないことだし、他の事に気を取られる
心配もない」
奈瀬「ヒカルくんとあかりちゃんのことは、気になるけど、まずは
自分のことをしなくちゃ」
奈瀬(プロになる。恋愛はそれからでも遅くないわよ)
奈瀬(中途半端な私よりも、プロになった一人前の私を、ヒカルくん
に見てもらった方が絶対にいい!)
奈瀬は碁に対する姿勢を改め、以前より真剣に打ち込むことを心に
決めた。
元々、調子のいい時には本田にも勝利することもある彼女である。
真剣に取り組むことによって、この後、急速に成長し、平常時でも
本田には負けることがなくなっていく。
それはつまり、彼女がプロ試験を突破することの出来るレベルまで
成長したということだった。
そして少し時間は流れ、四月。
塔矢が本格的にプロとして活動を始め、奈瀬は高校に入学した。
ヒカルの決心も固まり、家の近くの公園にあかりを呼び出した。
あかり「なに?ヒカル。話って」
ヒカル「あかり。お前、碁は好きか?」
塔矢が本格的にプロとして活動を始め、奈瀬は高校に入学した。
ヒカルの決心も固まり、家の近くの公園にあかりを呼び出した。
あかり「なに?ヒカル。話って」
ヒカル「あかり。お前、碁は好きか?」
あかり「なによ改まって。好きに決まってるじゃない」
ヒカル「プロになりたいくらい?」
あかり「当たり前じゃない。私、院生なんだから」
ヒカル「……お前、オレに黙ってることあるだろ」
あかり「……え?」
ヒカル「院生、2組に落ちたんだろ?」
あかり「知ってたんだ…」
ヒカル「……あぁ」
ヒカル「プロになりたいくらい?」
あかり「当たり前じゃない。私、院生なんだから」
ヒカル「……お前、オレに黙ってることあるだろ」
あかり「……え?」
ヒカル「院生、2組に落ちたんだろ?」
あかり「知ってたんだ…」
ヒカル「……あぁ」
ヒカルの推定収入考えれば専業主婦でも楽勝だろうが茨のハードモード選びそう
発破かけるにはちょうどいいタイミングになったか
危うく馴れ合いになるとこだった
危うく馴れ合いになるとこだった
あかり「ち、ちがうのヒカル。ちょっと最近調子悪いだけ。私、
頑張ってるから。心配しないで」
ヒカル「違うよ。最近、お前と打っててオレ、ちゃんと分かってるから。
調子が悪い訳じゃない」
あかり「?」
ヒカル「真剣さが足りないんだ」
あかり「え?」
ヒカル「厳しいこと言わせてもらう。あかり、お前はきちんと碁に
向き合えてない」
頑張ってるから。心配しないで」
ヒカル「違うよ。最近、お前と打っててオレ、ちゃんと分かってるから。
調子が悪い訳じゃない」
あかり「?」
ヒカル「真剣さが足りないんだ」
あかり「え?」
ヒカル「厳しいこと言わせてもらう。あかり、お前はきちんと碁に
向き合えてない」
あかり「そ、そんなことない!」
ヒカル「だったらなんで2組に落ちてるんだ?プロになりたい
んじゃなかったのかよ!?」
あかり「それは………」
ヒカル「……あかり、もしプロを目指すなら、オレと別れてくれ」
あかり「えっ………?」
ヒカル「オレがお前の側にいるから、お前は真剣になれないんだ」
あかり「えっ、えっ……?」
ヒカル「オレはお前の夢を潰したくない。お前の人生を潰したくない。
でも、選ぶのはお前だ。オレじゃない。お前の人生だから、お前に
決めてほしい」
ヒカル「だったらなんで2組に落ちてるんだ?プロになりたい
んじゃなかったのかよ!?」
あかり「それは………」
ヒカル「……あかり、もしプロを目指すなら、オレと別れてくれ」
あかり「えっ………?」
ヒカル「オレがお前の側にいるから、お前は真剣になれないんだ」
あかり「えっ、えっ……?」
ヒカル「オレはお前の夢を潰したくない。お前の人生を潰したくない。
でも、選ぶのはお前だ。オレじゃない。お前の人生だから、お前に
決めてほしい」
あかり「そんな、急にそんなこと言われても…」
ヒカル「別に今すぐ答えを出せって言ってる訳じゃない。オレ
だってこの話をするのに随分悩んだ」
あかり「……ヒカル、一つ聞いて良い?もし私がプロを選ばなかったら…?」
ヒカル「そんときゃ今まで通りさ。もっとも、お前には学校の勉強
頑張ってもらって、高校行ってもらうけど」
あかり「高校受験なんて、まだまだ先じゃない」
ヒカル「あっという間だよ。時間が過ぎるなんて」
あかり「ヒカルってば、おじさんくさーい」
ヒカル「……オレも、そう思う。でも、本当にあっという間だよ」
あかり「…………」
ヒカル「別に今すぐ答えを出せって言ってる訳じゃない。オレ
だってこの話をするのに随分悩んだ」
あかり「……ヒカル、一つ聞いて良い?もし私がプロを選ばなかったら…?」
ヒカル「そんときゃ今まで通りさ。もっとも、お前には学校の勉強
頑張ってもらって、高校行ってもらうけど」
あかり「高校受験なんて、まだまだ先じゃない」
ヒカル「あっという間だよ。時間が過ぎるなんて」
あかり「ヒカルってば、おじさんくさーい」
ヒカル「……オレも、そう思う。でも、本当にあっという間だよ」
あかり「…………」
あかり「……ヒカル。別れるなんて、本気で言ってるの?」
ヒカル「こんなこと冗談で言えるかよ」
あかり「私、なにかヒカルに悪いことした?怒らせるようなこと
しちゃった!?」
ヒカル「そんなのない」
あかり「じゃあ、どうして別れるなんて言うの!?ヒカルの言ってる
意味、私分かんないよ!」
あかり「確かに院生順位は下がっちゃたけど、でも…それで別れる
なんて……」
ヒカル「……」
あかり「ヒカル、私のこと嫌いになっちゃったのかな?」
ヒカル「お前を嫌いになるはずねーだろ!お前はオレの大切な……
彼女なんだから」
あかり「だったら、別れるなんて言わないでよ…」
ヒカル「こんなこと冗談で言えるかよ」
あかり「私、なにかヒカルに悪いことした?怒らせるようなこと
しちゃった!?」
ヒカル「そんなのない」
あかり「じゃあ、どうして別れるなんて言うの!?ヒカルの言ってる
意味、私分かんないよ!」
あかり「確かに院生順位は下がっちゃたけど、でも…それで別れる
なんて……」
ヒカル「……」
あかり「ヒカル、私のこと嫌いになっちゃったのかな?」
ヒカル「お前を嫌いになるはずねーだろ!お前はオレの大切な……
彼女なんだから」
あかり「だったら、別れるなんて言わないでよ…」
奈瀬はストーカー2号にはならなかったか
あの状況から自省するってヒロイン力たけえな
あの状況から自省するってヒロイン力たけえな
あかり「私、ヒカルのためならなんだってするよ?」
あかり「ヒカルの為なら料理だってするし、え、えっちなことだって
我慢する!勉強だって頑張れるよ」
ヒカル「オレのためにしてくれなくていいんだ」
あかり「えっ?」
ヒカル「あかりが自分のためにしなくちゃ、意味がない。だって、
あかり自身の問題なんだから」
あかり「…………」
ヒカル「今、あかりが言ってくれたの聞いて痛いほど分かった。やっぱり
お前から真剣さを取り上げたのはオレだってことが」
ヒカル(佐為の言った通りだった。あかりはオレと一緒にいるために、
碁を打ってた。あかりがプロを目指すんなら、恋人じゃいられない)
あかり「ヒカルの為なら料理だってするし、え、えっちなことだって
我慢する!勉強だって頑張れるよ」
ヒカル「オレのためにしてくれなくていいんだ」
あかり「えっ?」
ヒカル「あかりが自分のためにしなくちゃ、意味がない。だって、
あかり自身の問題なんだから」
あかり「…………」
ヒカル「今、あかりが言ってくれたの聞いて痛いほど分かった。やっぱり
お前から真剣さを取り上げたのはオレだってことが」
ヒカル(佐為の言った通りだった。あかりはオレと一緒にいるために、
碁を打ってた。あかりがプロを目指すんなら、恋人じゃいられない)
ある種の献身が生き甲斐だったとも言えそうな子に突きつけるにはキツい2択
ヒカル「オレはあかりが大好きだから、あかりの夢を潰すなんて
したくないし、あかりの人生だって潰したくもない」
ヒカル「お前にとってオレが邪魔なら、オレはお前の前から喜んで
いなくなる。……いや、喜んでは無理かな。でも、それでもお前には
幸せになってほしい。そう思ってる」
ヒカルはあかりのことを思って、精一杯言ったつもりだったが、
あかりには今一つ伝わらなかった。
まだ中学二年生になったばかりのあかりには、高校受験の大変さも、
そして、プロ試験を合格する大変さもまだ理解できていなかった
からである。
彼女の頭にあるのは、プロを目指せばヒカルと別れる。
しかし、プロにならなければヒカルが遠くに行ってしまうのでは
ないかという、漠然とした不安だった。
別にヒカルが離れていく明確な理由はないのだが、このときのあかりは
何故だかそう思い込んでいた。それはもしかしたら、ヒカルは碁の強い人
が好きという、幼少期からの刷り込みのせいだったのかもしれない。
したくないし、あかりの人生だって潰したくもない」
ヒカル「お前にとってオレが邪魔なら、オレはお前の前から喜んで
いなくなる。……いや、喜んでは無理かな。でも、それでもお前には
幸せになってほしい。そう思ってる」
ヒカルはあかりのことを思って、精一杯言ったつもりだったが、
あかりには今一つ伝わらなかった。
まだ中学二年生になったばかりのあかりには、高校受験の大変さも、
そして、プロ試験を合格する大変さもまだ理解できていなかった
からである。
彼女の頭にあるのは、プロを目指せばヒカルと別れる。
しかし、プロにならなければヒカルが遠くに行ってしまうのでは
ないかという、漠然とした不安だった。
別にヒカルが離れていく明確な理由はないのだが、このときのあかりは
何故だかそう思い込んでいた。それはもしかしたら、ヒカルは碁の強い人
が好きという、幼少期からの刷り込みのせいだったのかもしれない。
ヒカルも今年プロを目指すから、必然的にライバルになるわけでして
>>34
プロになった後に同じ問題が発生しそう
プロになった後に同じ問題が発生しそう
え、えっちなことだって我慢する?
頑張るじゃなくて我慢するってことは……
頑張るじゃなくて我慢するってことは……
やはり告白&付き合うでエンダーしようかと思ったが様子見して正解だった
しかしこの二人はI will always love you の歌詞が恐ろしい程合うな!
しかしこの二人はI will always love you の歌詞が恐ろしい程合うな!
このアカリはヒカルにフラれて傷心中な所を優しくされてころっと他の男に靡きそうな危うさがある
前スレの埋まり方に唖然としてたから続けてくれて本当に良かった
おつかれさんです
おつかれさんです
新スレ乙。
碁が強かろうとそうでなかろうと、ヒカルにとっての一番はあかりちゃん。
碁が強かろうとそうでなかろうと、ヒカルにとっての一番はあかりちゃん。
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