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    元スレ八幡「相模南の変態戦線は無法地帯である」

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    301 = 1 :

    仲町(比企谷くんの匂いがして心地よかった)

    八幡「仲町さん、買ったもの冷蔵庫に入れておいてくれるか」

    仲町(もし付き合えたら堂々と比企谷くんのベッドで寝れるんだよね)

    八幡「あの」

    仲町(ていうか昼寝じゃなくてお泊りして朝まで一緒にっ///)

    仲町(いや、でも実家だし両親もいるしやっぱりお泊りは無理だよね。でも一人暮らししてくれれば。……いけるよね!)

    八幡「自分で入れておきます……」

    仲町(でも一緒に寝るなら寝るだけじゃすまないよね。ど、どうしよう……)

    仲町(小町ちゃんやご両親がいるなんて余計緊張しちゃうよう///)

    302 = 1 :

    仲町(違う違う! 実家じゃなくて一人暮らしなんだから小町ちゃんやご両親はいないから!!)

    仲町(でも壁が薄くて隣の部屋の人に聞こえたら……)

    仲町「……」

    八幡(何をしてるんだろうかこの人)

    仲町(うあぁぁぁぁぁぁぁぁん!!)

    仲町(なんでわたしこんな妄想してるの!!)

    小町「……何してんの……」

    八幡「さぁ」

    303 = 1 :

    - 20時 -


    八幡「それじゃ仲町さんを駅まで送ってくから」

    小町「あーい。ていうか自転車で送ってくれば」

    仲町(二人乗り!?)

    八幡「いや、警官に見つかったら怒られるし」

    仲町(だよね)シュン

    小町「裏道使えば大丈夫だよ」

    八幡「しかしだな」

    小町「帰ったら小町がマッサージしてあげるから」ボソッ

    八幡「よし、自転車で送ってくか」

    仲町「え」

    折本「千佳、よかったじゃん」

    304 = 1 :

    - 10分後 -


    八幡「お尻痛くないか」

    仲町「う、うん」

    仲町(まさか比企谷くんと二人乗り出来るなんて)

    八幡(相模と違って安心して運転出来るな)

    仲町「」ジー

    八幡(まさか自転車こいでる時に耳に舌を入れられるとは思わなんだ)

    仲町(やっぱ男の子の背中って広いんだ)

    仲町「」ギュッ

    八幡「」ビクッ

    仲町「ご、ごめんね。二人乗り初めてで怖いから」

    八幡「あ、ああ。怖いならしょうがないな……」

    仲町「うん。し、しょうがないよね……」

    仲町(勢いで抱き付いちゃったけど、どうしよう!!)

    八幡「……」

    仲町(え、駅までもうすぐだしこのままでいいよね)

    305 = 1 :

    - 駅前 -


    仲町「送ってくれてありがとう。それじゃまたね」

    八幡「ああ」

    仲町「……比企谷くん」

    八幡「ん」

    仲町「また、その、後ろ乗せてくれる?」

    八幡「…………警官に見つからない道なら」

    仲町「う、うん。ありがとう」

    八幡「まあ、俺の自転車の後ろは誰かさんと違って指定席じゃないんで……」

    306 = 1 :

    仲町「そっか」

    八幡「……」

    仲町「それじゃ、行くね」

    八幡「おお」

    仲町「おやすみなさい」

    八幡「いい夢を」

    仲町「比企谷くんもね」クスッ

    八幡「ん」

    307 = 1 :

    - 5分後 -


    八幡「……帰るか」


    戸塚「八幡」ポンッ


    八幡「うわっ!」ビクッ

    戸塚「」ビクッ

    八幡「な、なんだ。戸塚か。びっくりした……」

    戸塚「あ、ごめん。驚かすつもりはなかったんだけど」

    八幡「スクールの帰りか」

    戸塚「うん。八幡は」

    八幡「仲町さんを送って今から帰るところ」

    戸塚「そうなんだ」

    八幡「仲町さんも折本も応援に行くそうだ」

    戸塚「二人も来てくれるんだ。嬉しいな」

    八幡「……後悔のないようにな」

    戸塚「ありがとう。それじゃまたね!」

    八幡「おう」

    308 = 1 :

    今回はここまで!
    また今度!

    秘書子可愛い

    311 :

    乙です!
    雪ノ下の布教が進んでいるww

    312 :

    相模そんなことやってていいのか相模

    313 :

    あかん、このゆきのん末期や

    314 :

    ゆきのんは葉山と同方向のアレなんだよな。指摘したら嫌な顔されること必至だろうけど。

    315 :


    ゆっこェ…。かわいそうに思えてきた。
    ゆっこの変態入りはまだだろうか

    316 :

    続きはいつになるのかなぁ楽しみだ

    317 = 316 :

    続きはいつになるのかなぁ楽しみだ

    318 :

    焼き依頼しとく

    319 :

    一月も待てないのか早漏野郎め

    320 :

    えたったか

    322 :

    3ヶ月待ったら落ちるわ

    323 :

    ブーン系民からすると1年は余裕

    324 :

    石の上にも三ヶ月

    325 :

    こんばんは!
    今日の22時ごろに投下しますね!

    326 :

    楽しみ!

    327 :

    おお!久しぶりだ
    期待

    328 :

    久しぶりに葉山の変態クオリティーが見れるのか

    329 :

    来たか!

    330 :

    1時間はやく更新来たと思った?
    残念、相沢でしたwwwww

    331 :

    ①遅れてきた天才


    - 七月中旬 奉仕部 -


    結衣「ゆきのん、期末テストどうだった?」

    雪乃「いつもと同じよ。……順位以外わね」

    相模「え」

    八幡「今回は一位じゃないのか」

    雪乃「ええ」

    小町「夏目の見すぎで成績落ちちゃったんですかー?」

    雪乃「…………は?」

    332 = 1 :

    小町「ひぃっ」ビクッ

    雪乃「小町さん」

    小町「は、はひ……」ブルブル

    雪乃「冗談はそのアホ毛だけにしなさい」

    小町「」コクリコクリ!!

    相模「なら体調でも悪かったの」

    雪乃「いいえ。点数は中間テストとほぼ同じだったわ」

    結衣「てことは隼人くんが一位ってこと」

    八幡「いいや。今回は三位だって言ってたぞ」

    333 = 1 :

    結衣「それじゃ誰が一位なんだろ」

    相模「副会長とか川崎さんとか」

    八幡「川崎は国立を狙っているからな」

    雪乃「……クラスメイトが教えてくれたのだけれど」

    結衣「ゆきのん、一位が誰か知ってるの!?」

    雪乃「ええ」

    結衣「だれだれ!?」

    雪乃「……戸部くんよ」

    「」

    334 = 1 :

    結衣「と、戸部っち!?」

    雪乃「」コクリ

    相模「またまたご冗談をー」

    雪乃「冗談じゃないわ。平塚先生に聞いたら教えてくれたもの」

    八幡「……マジかよ」

    小町「戸部さんったのチャラそうな人ですよね」

    結衣「うん。戸部っちが一位なんて……」

    相模「……そういえば、図書室で勉強してる姿よく見るかも……」

    結衣「戸部っちが図書室で勉強。……イメージが出来ない」

    335 = 1 :

    八幡(戸部が一位。……まさか絢辻さん効果か)

    相模「あとたまに独り言言ってて怖かった」

    八幡(絢辻さんだな)

    雪乃「まさか彼に負けるなんてね。今までは手を抜いていたのかしら」

    八幡「いや、違うな。恐らく絢辻さん効果だ」

    結衣「絢辻さんって戸部っちの二次元の恋人の」

    八幡「そうだ。確か葉山が前に言ってた。絢辻さんは厳しくてイベントがあっても勉強優先だってな」

    小町「ねえ、お兄ちゃん。なんで三年生って残念な人ばかりなの」

    相模「だよねー」

    336 = 1 :

    雪乃「相模さん、あなたもよ」

    相模「うぐっ」

    八幡(お前もだよ)

    結衣(ゆきのんもだからね)

    八幡「それで一日四時間は勉強しているらしい」

    結衣「四時間も!?」

    八幡「こんなに自分を高めてくれる女子は初めてだ、と言っていたらしい」

    雪乃「まあ、動機がどうであれ努力することはいいことね」

    結衣「まさか戸部っちが一位なんてねー」

    337 = 1 :

    - 図書室 -


    戸部「」カキカキ

    葉山「戸部、今日も勉強か」

    戸部「お、隼人くん。おつかれー」

    葉山「テスト終わりだっていうのに頑張るな」

    戸部「まあ、期末テストなんて通過点でしかないし。本番はこれからっしょ!」

    葉山「絢辻さんは褒めてくれたか」

    戸部「少しね。でも数Ⅱで一問間違えちゃってさー。プチ説教っつーのされたっていうかー」

    葉山「厳しいな。俺の七咲は成績はよくないから俺が教える立場だよ」

    戸部「七咲は部活で大変だから仕方ないっしょ」

    葉山「弟の面倒もあるからな。それじゃ俺は帰るよ」

    戸部「今からデート?」

    葉山「ああ。カラオケデートだ!」

    338 = 1 :

    ②慣れ


    - 某日 総武高屋上 -


    八幡「相模」

    相模「なに」

    八幡「昨日、俺の下着盗んだだろ」

    相模「違うよ。拝借しただけだよ」

    八幡「持ち主の許可なく借りるというのは盗みと同じなんだよ」

    相模「うちの下着も置いてあったでしょ。等価交換だよ!」

    八幡「いや、いらないから」

    相模「うちの陰毛付きでも……?」

    八幡「余計いらないから」

    339 = 1 :

    相模「うーん、それじゃどうすればいいの」

    八幡「下着がもう三着しかねぇんだ。下着代寄こせ」

    相模「いくら」

    八幡「五百円あれば足りるだろ」

    相模「それじゃ帰りに一緒に買いに行こうよ」

    八幡「そうだな」

    戸塚「……」

    相模「戸塚くん、どうしたの」

    八幡「調子悪いのか」

    戸塚「い、いや。何でもないよ。うん……」

    340 = 1 :

    ③早すぎた中二病


    - 六月中旬 葉山宅 -


    葉山「これが小学生のアルバムだな」

    八幡「ほーん。確か雪ノ下と一緒だったか」

    葉山「ああ。雪乃ちゃ―――雪ノ下さんはこのクラスだな」ペラペラ

    八幡「確かにこれは女子に僻まれるな」

    葉山「ああ。一人だけすば抜けて可愛かったからね」

    戸塚「」ジー

    八幡「まさかこの子が6年後に軽い電波少女になってるとはクラスメイトも予想出来なかっただろうな」

    341 = 1 :

    葉山「ははは。俺もだよ」

    戸塚「」ジー

    八幡「戸塚、さっきからガン見してるけどどうしたんだ」

    戸塚「……え? い、いや、何でもないよ!」

    八幡「そ、そうか」

    葉山「次は俺のクラスだな」

    八幡「……」

    戸塚「……」

    葉山「若いな俺」

    342 = 1 :

    戸塚「……ねえ、葉山くん」

    葉山「なんだい」

    戸塚「クラスの集合写真なんだけど」

    葉山「ああ」

    戸塚「なんで緑のタンクトップにスパッツなの」

    葉山「そんなの言わなくてもわかるだろ」

    戸塚「うん。わかるんだけどね……」

    八幡「ていうか手をかざすところまで真似しなくても」

    葉山「幼稚園の時は制服で出来なかったからね。だから小学校でも必ずこれで卒業アルバムに写りたかったんだ」

    343 = 1 :


    八幡「幼稚園生から見てたのかよ」

    葉山「ああ。懐かしいよ。よく雪ノ下さんにリリーナの台詞を言ってもらってたっけ」

    八幡「」

    戸塚「」


    雪乃『隼人くん、早くわたちを殺しにいらっしゃーい』


    葉山「もう二度と言ってもらえないんだろうな」フッ

    八幡「……」

    戸塚「……いいな」ボソッ

    八幡「え」

    344 = 1 :

    ④とある休日


    - 六月某日 雪ノ下宅 -


    京華「」スヤスヤ

    雪乃「あら寝てしまったのね」

    川崎「流石に三時間も見続けたから疲れたんでしょ」

    雪乃「それじゃベッドに運びましょうか」

    川崎「あたしも運ぶよ」

    雪乃「大丈夫よ。幼女の一人くらいわたしでも…………がっ!」ガクッ

    川崎「ちょ、ちょっと!?」

    雪乃「お、重たい……」プルプル

    川崎「だからあたしが運ぶって言ったでしょ」

    雪乃「お、お願いするわ。う、腕が限界……」

    川崎「はぁ……」

    345 = 1 :

    - 10分後 -


    雪乃「まさか腕に湿布を貼ることになるとは思わなかったわ」

    川崎「あたしもだよ。ていうか雪ノ下、体力だけじゃなく力も全然ないんだね」

    雪乃「うっ」

    川崎「少しは運動した方がいいんじゃないの」

    雪乃「嫌よ。夏目を見る時間が減るもの」

    川崎「……本当に好きなんだ」

    雪乃「ええ」

    川崎「まさか雪ノ下がアニメオタクになるとは思わなかった」

    雪乃「川崎さん、それは違うわ。わたしはアニメオタクではなく夏目友人帳とニャンコ先生を愛しているだけよ」

    346 = 1 :

    川崎「……」

    雪乃「最近では妖怪ぼっちというアニメが流行っているようだけれど、夏目の方が断然教育にいいわ」

    川崎「まあ、いい話っていうのは否定しないけど」

    雪乃「それに夏目に出会っておかげで熊本にも行けたもの」

    川崎「確か聖地巡礼だっけ」

    雪乃「ええ。今度は戸塚くんや比企谷くんとも一緒に行く予定のだけれど川崎さんもどうかしら」

    川崎「楽しそうだけど時間も金もないし遠慮しておくよ」

    雪乃「そう。残念だわ」

    川崎「ていうかその二人は一緒に行ってくれるんだ」

    347 = 1 :

    雪乃「当然よ。二人は何度も鑑賞会や談話をした仲だもの」

    川崎「受験もあるから程ほどにね」

    雪乃「……わかっているわ。だから誘うのを我慢してるんじゃない……」ムスッ

    川崎「……」

    雪乃「さっさと推薦で決まればいいのよ。比企谷くんも遅刻が多いから推薦が……」ブツブツ

    川崎「……まあ、あたしは雪ノ下が京華の面倒を見てくれてるから勉強が捗って助かってるけど」

    雪乃「」ニパァ

    川崎「それじゃそろそろ夕ご飯の準備でもしようか」

    雪乃「ええ」

    348 = 1 :

    ⑤SEED


    - 七月中旬 総武高 -


    三浦「隼人、期末も終わったことだしどこか遊びに行かない」

    葉山「悪い。今日は七咲とカラオケに行くんだ」

    三浦「……そ、そっか……」

    葉山「また今度誘ってくれないか」

    三浦「……うん」

    葉山「それじゃ」

    三浦「……」


    八幡「……」

    八幡(三浦も頑張ってるな。だが葉山の七咲への愛は揺るがないか)

    349 = 1 :

    三浦「」スタスタ

    八幡「……?」

    三浦「はぁ」ドサッ

    八幡「……なんだ」

    三浦「隼人に遊びに行くの断られた」

    八幡「それが」

    三浦「わかってちゃいたけど、二次元相手を優先されるとへこむし」

    八幡(なんで俺相手に愚痴を言うのん)

    三浦「やっぱ隼人ってあーしみたいなギャル系好きじゃないのかな……」

    350 = 1 :

    八幡「」ゾクッ

    三浦「黒髪に戻した方がいいのかも……」

    八幡(普段強気な奴が弱気になる姿はくるものがあるな)

    八幡(まあ、三浦はよく泣くし実際はメンタルが弱い子なのかもしれないが)

    三浦「ねえ、やっぱ男子って金髪より黒髪のほうが好きなん」

    八幡「さあな。好みは人それぞれだからな。それに葉山は黒髪じゃなくて七咲が好きなんだろ」

    三浦「うっ」

    八幡「三浦が黒髪に変えたところであまり意味はないと思うがな」

    三浦「そ、そうかもしんないけど……」ショボン


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