元スレ瑞鶴「もう二度と離さない」
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251 = 1 :
五日後
提督「ほう……もう、ここまで泊地としての機能を……」スタスタ
瑞鶴「提督さん!!」タッタッタッ
提督「瑞鶴か」
瑞鶴「提督さん、おかえりなさい!」
提督「ただいま、瑞鶴。この一ヶ月よくやってくれたな。助かったよ」
瑞鶴「えへへ、どういたしまして!」ギューッ
提督「……何故抱き着く」
瑞鶴「だって、一ヶ月も提督さんと会えなかったんだもん」
提督「それとこれとは……」
瑞鶴「……もしかして、嫌?」
提督「いや、そうではない……まあ今回はいい、か」
提督(本当はあまり特別扱いするのはよくないのだがな……今回ばかりは仕方ないか)
瑞鶴「私、提督さんと一ヶ月も会えなくて寂しかったよ……」
提督「すまなかったな。だが、お陰でとても助かった」ナデナデ
瑞鶴「瑞鶴、提督さんの役に立てた?」
提督「勿論だ」
瑞鶴「よかったぁ〜」
提督「もう一度言わせて貰おう。本当に助かったよ、瑞鶴。ありがとう」
瑞鶴「うん!」
提督「今日は随分と甘えん坊だな。だが、これを瑞鳳や陽炎に見られたら大変だぞ?」
瑞鶴「あ!?」バッ
提督「サービスはこれまでだ。昼になったら全員を集めて作戦の確認を行う。それまでは休んでいなさい」ポンポン
瑞鶴「提督さんは?」
提督「悪いが、私も部屋で仮眠をとるつもりだ」
瑞鶴「分かった。提督さん、ありがとね」
提督「何がだ?」
瑞鶴「特別に甘えることを許してくれて」
提督「ご褒美だ」
瑞鶴「瑞鶴には最高のご褒美だったよ」
提督「それはよかった」
瑞鶴「それじゃ、提督さんおやすみなさい。また後でね」
提督「おやすみ、瑞鶴」
瑞鶴「おやすみなさい!」
………………。
252 = 1 :
今日はこれで終わりです!
艦これ2016年冬イベに参加されている方はいかがでしょうか?
私は全て甲作戦にて初月、沖波、ZARAの三隻を入手する事が出来ました。
まだイベントを完遂していない方は頑張って下さいね!
また来ますね!
255 :
こんばんは
明日か明後日に更新予定です。もう暫くお待ち下さい
256 :
了解です
257 :
お待たせしました。今夜更新します。
宣言の日程より遅れてしまった上、今回も短めですが、宜しくお願いします
258 :
コンコン コンコン
瑞鶴「瑞鶴です」
提督「入れ」
瑞鶴「失礼します」
ガチャッ
提督「どうした? まだ集合時間では無いぞ」
瑞鶴「こんな時に話す事じゃないんだけど、一つだけ聞きたい事があってさ……来ちゃった」
提督「何だ?」
瑞鶴「あの……さ」チラッ
提督「……」コクリ
瑞鶴「提督さんはさ、この戦いってどうしたら終わりになると思う?」
提督「……難しい質問だな」
瑞鶴「私、提督さんが本土に戻っている間、ずっと考えていたんだ。戦争は終わるのかなって」
提督「終わらせたいものだな」
瑞鶴「うん。でもね、深海棲艦との戦いの終わりというものが想像が出来なかった」
瑞鶴「多分他の人は、深海棲艦を壊滅させれば勝ちって言うと思うんだけど、私達はそもそも、深海棲艦が何処から来て何故私達を攻撃するのかすら知らないわ」
提督「同感だ。だからこそ私も答えを出す事が出来ない。可能ならば深海棲艦の生態を知る事が出来れば良いのだが、現状それも不可能だ」
瑞鶴「前途多難だね」
提督「ああ」
瑞鶴「でも、いつか……提督さんと戦いのない平和な時間を過ごす事が出来たらいいな」
提督「全くだ」
瑞鶴「えっ!? 提督さん、今!?」
提督「だからこそ、とりあえず今は目の前の戦いに負ける訳には行かない。絶対に勝つぞ」
瑞鶴「うん!!」
………………………………。
259 = 1 :
仮設港
提督「これで全員揃ったな」
電「あの……あの……」
提督「どうした?」
電「深雪ちゃんがまだ見当たらないのです……」
提督「彼女は、横須賀を出る直前に兵装の不調が発覚した為、修理している」
電「一人でここまで来るのですか?」
提督「いや、1日遅れで輸送艦隊を大湊の駆逐隊と共に護衛しながらこちらへ回航することになっている」
電「分かりました、なのです」
嵐「深雪様の初陣だ〜! とか張り切っていたのに、故障で遅れるなんて残念だな」
萩風「そうね……」
江風「まー、仕方ないじゃん! 後から援軍参上っていうのもありありー」
提督「到着の予定日時が不明な今、深雪を作戦の頭数には入れていないが、到着し次第、状況に合わせて彼女をどこかの艦隊に編入させる予定だ」
響「それが妥当だね」
瑞鶴「みんな、そろそろ静かに。提督さん、宜しくお願いします」
提督「うむ」
260 = 1 :
提督「これより、SN作戦の概要を説明する」
提督「まずSN作戦遂行の目的だが、現在我々の最重要拠点である資源地東部オリョール海の島々への脅威を減らすことにある」
提督「その為に、我々はソロモンやニューギニアに戦線を拡大し、そこを敵の侵攻から防ぐ盾し、もしも今後戦線を拡大する事になった場合は我々の拠点にすることになる」
提督「では、作戦の詳細についてだ。本作戦は複数の段階で作戦を遂行する。また、西方の敵主力艦隊の合流を阻止する為に他の鎮守府と足並みを揃えねばならない故に、速やかな作戦の遂行が不可欠となる」
提督「まず第一段階として、ここショートランド泊地より敵の懐であるコロネハイカラ島へ前線の拠点を移す。つまり、最近行っていた輸送艦隊護衛が重要になるのだが、馬鹿正直に輸送を行っていても、ヘンダーソン基地からの空襲、又は水上打撃部隊による攻撃で壊滅するのは目に見えている」
提督「その対策として、輸送作戦は夕暮れと同時に開始し、夜間の暗闇に紛れながら輸送を済ませて退却する。だが、敵も馬鹿では無いから。勘付かれてコロネハイカラ島は空襲を受ける可能性は大いにあり得る」
提督「そこで、瑞鶴瑞鳳、両空母は陽が登る前に艦載機で敵の滑走路を急襲。ヘンダーソン基地の飛行場姫滑走路を破壊し、敵の航空機の離陸を阻止する。この時点では少しの時間を稼ぐ事が出来ればいい為、完全破壊をする必要は無い」
提督「コロネハイカラ島に資源が揃ったら、そこから比叡を旗艦とした水上打撃部隊を編成、出撃。飛行場姫を砲撃と爆撃の両方で攻撃し、沈黙させる」
提督「コロネハイカラ島に資源が揃ったら、そこから比叡を旗艦とした水上打撃部隊を編成、出撃。飛行場姫を砲撃と爆撃の両方で攻撃し、沈黙させる」
提督「また、飛行場姫以外に敵艦がいる恐れもある為、出来ない飛行場姫を攻略中にも索敵をせねばならない。だが、瑞鶴や瑞鳳の艦載機を索敵に回す余裕はない」
提督「そこで、その打開策として、秋津洲とショートランドに配備した二式大艇を用いて四方を索敵して貰う」
秋津洲「ええ!? 私が!!?」
提督「そうだ。頼むぞ」
秋津洲「うぅ……頑張るかも……」
提督「もしも敵艦隊を発見したら、可能ならば二式大艇による雷撃や爆撃で敵艦隊を奇襲し、少しでも足止めをする様に」
秋津洲「了解、かも……」
提督「続けるぞ。ヘンダーソンを攻略後はFS作戦へ移行する。フィジーとサモアに敵の基地がある可能性がある」
提督「そこで、もしも敵泊地を確認できた場合、当作戦は水雷戦隊と水上打撃部隊と機動部隊に分かれ攻略戦を開始する」
提督「逆にもしも敵泊地が無ければフィジー、サモアまで基地を拡大して作戦は終了とする」
提督「以上が作戦内容の全容だ。次に艦隊編成の発表をする」
261 = 1 :
提督「第一艦隊旗艦、比叡。随伴艦に熊野、青葉、夕張、風雲、長波、清霜」
提督「第二艦隊旗艦、瑞鶴。随伴艦に瑞鳳、摩耶、黒潮、秋雲、秋月」
提督「第三艦隊旗艦、陽炎。随伴艦に不知火、初風、雪風、天津風、時津風、野分、嵐、萩風、舞風」
提督「第四艦隊旗艦、川内。随伴艦に浦風、磯風、谷風、浜風、
提督「第五艦隊旗艦、阿武隈。随伴艦に電、雷、響、時雨、夕立、春雨、江風」
提督「第六艦隊旗艦、秋津洲。随伴艦に睦月、卯月、文月」
提督「第七艦隊旗艦、伊58。随伴艦に呂500」
提督「なお、コロネハイカラ島への輸送作戦時は別の編成を取る」
提督「第一輸送艦隊本隊旗艦、響。随伴艦に雷、電、睦月、卯月、文月」
提督「第一輸送艦隊護衛艦隊旗艦、阿武隈。随伴艦に浦風、磯風、谷風、浜風」
提督「第二輸送艦隊本隊旗艦、時雨。随伴艦に春雨、江風、風雲、清霜」
提督「第二輸送艦隊護衛艦隊旗艦、川内。随伴艦に野分、嵐、萩風、舞風、秋雲」
提督「第三輸送艦隊本隊旗艦、初風。随伴艦に黒潮、雪風、天津風、時津風」
提督「第三輸送艦隊護衛艦隊旗艦、陽炎。随伴艦に不知火、夕立、長波、秋月」
提督「その他艦娘は、周囲の警戒や、有事の際には遊撃部隊として動いて貰うことになる」
提督「以上で作戦の概要と編成の説明は終了だ。何か質問は?」
青葉「はい!」
提督「なんだ?」
青葉「最後のお話で、青葉達その他艦娘は周囲の警戒や遊撃部隊としてと仰っりましたが、編成とかは決めないのですか?」
提督「決めない。理由は索敵範囲を可能な限り広げる為だ。ショートランドとコロネハイカラを中心とし、円を広げる様に各個展開。敵艦隊を発見した場合、近辺にいる者と集合し、迎撃を試みる。それ故に艦隊を組まない方がいい」
青葉「分かりました! 了解です!」
提督「この戦いは、かつての作戦と同じ作戦名を冠したものである。だがしかし、かつての二の舞いには私が絶対にさせない。それだけは約束しよう」
提督「本時刻をもってして第二次SN作戦を開始する。諸君達の健闘を祈る」
瑞鶴「全艦娘、出撃準備!」
全員「はい!」
………………………………
………………
……
262 = 1 :
今回はここまでです
次回から戦闘に入ります。
また来ますね
265 :
朝霧艦内
提督「各艦隊と外縁部に位置する艦娘からの報告は?」
乗組員「現在特に異変は無し。輸送作戦は順調とのことです」
提督「そうか」
乗組員「どうかしましたか?」
提督「順調過ぎて逆に不安だ」
乗組員「確かに。もう既に敵の潜水艦等に見つかっていてもおかしく無いのですが」
提督「ああ。だが、全く敵艦隊が現れる素振りもない」
乗組員「何かあるのでしょうか」
提督「あるのかもしれないし、単純にまだ気付かれていないのかもしれない」
乗組員「後者ならいいのですが」
提督「全くだ」
乗組員「っと、第一輸送艦隊より入電! 敵の妨害を受ける事なく、輸送艦と共にコロネハイカラ島湾内に到着したとの事です!」
提督「積荷の上陸を急ぐ様に伝えてくれ」
乗組員「了解!」
提督「……嫌な予感がする」
…………。
266 = 1 :
電「響ちゃん、湾内の確認が完了したのです!」
響「スパシーバ。湾内に機雷などの存在は?」
電「無し、なのです。敵の罠は無かったのです」
響「ふむ……」
電「響ちゃん、何かがおかしく無いですか?」
響「そうだね。私も同じ事を考えていたよ」
電「雷ちゃんは気にし過ぎって言っていたけど……でも……」
響「決めた」
電「何がですか?」
響「阿武隈さん、聞こえる?」
阿武隈「聞こえるけど、せめて敬語で話してほしいかな」
響「私達輸送本隊はこのまま輸送艦と一緒に湾内に突入して、積荷の揚陸を行う。だけど、阿武隈さん達は湾外……いや、コロネハイカラ島近海を索敵、警戒をしていて欲しい」
阿武隈「無視しないでよ〜!! ……まあいいや。分かったわ、響ちゃん」
響「よろしく」
電「響ちゃん……その……軽巡の方には敬語の方が……」
響「大丈夫、阿武隈さんは優しいから」
電「もしかして、阿武隈さんの事が嫌いなのですか?」
響「いや、そんな訳ないさ。私は阿武隈さんの事が大好きだよ。揶揄うと面白いしね」
電「何だか、響ちゃんの人間性を疑ってしまいそうなのです」
響「そうかい? これでも本気なんだけどね。阿武隈さんの為になら命だって投げ出すよ」
電「……死んじゃ嫌なのです」
響「大丈夫。私は沈まないし、沈めないから」
電「響ちゃん?」
響「さあ、さっさと積荷を陸揚げしよう。行くよ」
電「あ、はい! なのです!」
…………。
267 = 1 :
コロネハイカラ島沖北西部
熊野「はい。はい。了解ですわ」
熊野「積荷の陸揚げが始まったようですわね」
熊野「あとは第二、第三輸送艦隊が陸揚げをすればコロネハイカラ島の資材量は十分になるはずですわ」
熊野「まあ、このまま敵艦隊が現れなければの話ですが……」
熊野「青葉、聞こえますか?」
青葉「聞こえますよ〜! どうしたんですか?」
熊野「ちゃんと青葉が哨戒をしているのか、少々気になったので」
青葉「酷いですね〜。これでも任務中はしっかり働いているんですよ!」
熊野「…………」
青葉「熊野? どうかしましたか?」
熊野「…………電探に感有り………数は4〜8」
青葉「方角は!?」
熊野「コロネハイカラ島沖の西北西ですわ。敵は近辺の島に沿って接近して来た様ですわね」
青葉「今輸送艦隊を襲撃されたら危険です! すぐに迎撃体制を作りましょう!」
熊野「ええ。提督に報告をして指示を仰ぎます」
青葉「お願いします!」
268 = 1 :
熊野「こちら熊野。電探に感有り。数は4〜8。方角はコロネハイカラ島西北西へ約10kmですわ!」
提督「来たか。熊野を旗艦に据え、近海に展開している青葉、夕張と共に敵艦隊を迎撃せよ」
熊野「了解ですわ」
青葉「了解です!」
夕張「え!? 私!!? は、はい!! 分かりました!」
提督「熊野。この戦闘では間違いなく数的に劣勢に立たされる。無理だと思ったら、コロネハイカラ島へすぐに撤退するんだ」
熊野「しかし、そうしたら輸送艦隊が叩かれてしまいますわ」
提督「その為の輸送隊護衛艦隊だ。水雷戦隊一隊をそちらに派遣するから安心してくれ」
熊野「分かりましたわ」
提督「阿武隈。第一輸送艦隊護衛艦隊はただちにコロネハイカラ島沖西北西に位置する敵艦隊の迎撃に向かってくれ。そして、先行する熊野の命令に従え」
阿武隈「あ、はい! 分かりました!!」
提督「熊野、出来る限り損傷は出さずに帰って来るんだぞ」
熊野「ええ。当たり前ですわ」
提督「西北西は頼んだ」
熊野「仮称第一遊撃艦隊、作戦開始しますわ!」
…………。
269 = 1 :
乗組員「仮称第一遊撃艦隊、敵艦隊と接敵。交戦始まりました」
提督「第一から第三輸送艦隊の様子は?」
乗組員「第一輸送艦隊は、ほぼほぼ陸揚げ作業が完了しています」
乗組員「第二輸送艦隊は陸揚げの進捗が約半分程で、第三輸送艦隊は先程湾内に停泊したばかりですので、陸揚げ作業は殆ど進んでおりません」
提督「熊野達が迎撃に成功するかどうかで変わるが、今のところ大体予定通りに事が進んでいるな」
乗組員「ええ。むしろ少し早いくらいですね」
提督「そうだな」
乗組員「中将、少々お待ちを……第一輸送艦隊より入電。これよりショートランドへ引き返し、再輸送をするとの事です」
提督「よろしく頼むと伝えておいてくれ」
乗組員「了解」
乗組員「中将! 熊野より通話要求が!」
提督「繋げ」
270 = 1 :
提督「どうした熊野」
熊野「提督、大変ですわ!」
提督「大変? 誰かが大破したのか!?」
熊野「いえ、私達は今の所無傷ですわ! そうではなくて、敵艦隊がもう一つ出現しました!」
提督「何だと!? 場所は?」
熊野「コロネハイカラ島北東部に突如出現!恐らく敵は私達が北西部に釘付けになるようにしていたものだと思われますわ!」
提督「まんまとしてやられた訳か。分かった、こちらは私がどうにかしよう。お前達はこのまま敵艦隊を迎撃する様に」
熊野「了解しましたわ。提督、そちらは宜しくお願いしますわね」
提督「ああ。任せろ」
熊野「通信終わります。御武運を」
提督「朝霧全乗組員に告ぐ。これより当艦はコロネハイカラ島沖北東部に出現した敵艦隊を艦娘の艦隊と共に迎撃する。総員、戦闘配置につけ」
提督「陽炎と初風との通信回線を開いてくれ」
乗組員「了解!」
271 = 1 :
提督「陽炎、初風。緊急事態だ」
初風「緊急事態ですって!?」
陽炎「何があったの?」
提督「西北西に現れた敵艦隊の迎撃により生じた索敵網の穴から敵艦隊がコロネハイカラ島へ向けて休息接近中だ」
初風「仕方ないとはいえ、してやられたわね」
提督「ああ。これは私の責任だ。だが、今は何よりも優先して敵艦隊を迎撃せねばならない。そこで、第三輸送艦隊本体と護衛部隊は朝霧と共に敵艦隊迎撃の任に就いてもらう」
陽炎「司令まで戦闘に参加するの? 私達だけでも大丈夫よ?」
提督「いや、万が一にも迎撃に失敗する訳にはいかないからな。戦力は一隻でも多いに越したことはない。初風もいいな?」
初風「ええ。良いわよ」
陽炎「因みに、コロネハイカラ島南部の護りはどうするの?」
提督「現在展開している索敵網とは別に、南部の水道辺りに第二輸送艦隊護衛艦隊を設置し、警戒に当たらせる。仮に敵が攻勢に出たとしても、攻撃を耐え抜き時間を稼ぐ事が恐らく出来るだろう」
陽炎「了解! じゃあ、私達の作戦は?」
提督「それは移動しながら話す。それよりも、時間帯に出撃命令を出し、湾外を航行中の我ら朝霧に合流してくれ」
陽炎「そうね! ほら、みんな! 今すぐに出撃するわよ!!」
初風「全員出撃するわよ。荷下ろしは手伝えなくなるけど、その代わりにこれから戦闘よ。全員気を引き締めなさい」
黒潮「ウチ、とうとうホンマもんの深海棲艦と闘うんやね」
初風「大丈夫。すぐに慣れるわ」
雪風「訓練通りにやれば大丈夫です!」
天津風「自分を信じて。貴女なら出来るはずよ」
時津風「そーそー! パーっと敵を倒して時津風と遊ぼ遊ぼー!」
黒潮「せやな。ウチ、頑張るわ!」
初風「その意気よ。それじゃあ、第三輸送艦隊本隊、出撃します!」
………………。
272 = 1 :
今日はここまでです。
霞改二と大潮改二が可愛すぎて辛い。そして江風改二はどうなるのかが楽しみです。
また来ますね!
273 :
お疲れ様です
待ってます!
276 :
コロネハイカラ島沖北東部
初風「陽炎。気付いてる?」
陽炎「……近いわね」
初風「恐らく敵艦隊は6隻。どうする?」
陽炎「まずは私達が囮として、敵の右側部から斬りこむ。その隙に初風達は敵艦隊に対して反航戦を行い、擦れ違いざまに雷撃。ざっくり言うとこんな感じかな」
初風「つまり、状況に合わせて柔軟に対応ってことね?」
陽炎「ま、そういうこと。隙があれば、敵艦隊は私達がやっつけちゃうけどね」
初風「なら、せめて私達は楽が出来る様に祈ってるわ」
陽炎「その時は、横須賀に戻ったら美味しいものを奢って貰うから覚悟なさい」
初風「なら、私達が活躍せざるを得ない状況になったら、お姉ちゃんに奢って貰わないとね」
陽炎「だってさ、不知火お姉ちゃん?」
不知火「それは、陽炎に対する言葉です。不知火には関係がありません」
陽炎「じゃあ、割り勘で!」
不知火「ご馳走様です、陽炎お姉ちゃん」
陽炎「不知火の裏切り者!」
陽炎「……まあいいわ。それじゃ、作戦開始!」
277 = 1 :
陽炎「みんな、見えたわよ! 敵艦発見!」
不知火「不知火も肉眼で確認しました。これは、軽巡でしょうか」
長波「みたいだな。見た事無いけど砲のサイズからすると多分そうだろうな」
夕立「陽炎、早く突撃するっぽい!」
秋月「待って下さい! ここはやはりこちらの被害を可能な限り抑える為に撹乱から始めるべきです」
陽炎「そうね。まだ敵の軽巡しか見えないのも奇妙だわ。もしかしたら別行動をしている可能性もあるわ。とりあえず隊を二つに分けて片方が探照灯で敵の軽巡を照射。もう片方は敵の伏兵に警戒しつつ雷撃準備」
長波「了解だ。で、隊分けはどうする?」
陽炎「そうね。夕立の首縄係は私に任せて。あと長波も私の隊に編入」
不知火「では、不知火は探照灯による敵のマーキングを、秋月は陰から砲撃による援護をお願いします」
秋月「はい!」
陽炎「探照灯の照射は5分後によろしく」
不知火「承知しました」
ピカッ!
長波「うお!?」
陽炎「は!? 不知火! あんた何を……え!?」
不知火「不知火ではありません! この光は敵の軽巡です!」
陽炎「っ!!? まずい!!」
278 = 1 :
ズドン! ズドン!
秋月「て、敵の砲撃です!! どこから撃たれているかは分かりません!」
陽炎「くそ! みんな散りなさい!! 敵の探照灯の照射を受けるのは一人になるようにするのよ!」
秋月「了解!!」
陽炎「照射を受け続ける子は回避に専念! その隙に敵の背後と右側部から雷撃を!」
不知火「初風達に連絡は?」
陽炎「あの子なら絶対に動く。むしろ、連絡をしてしまったら敵にあの子達の存在を教える事にもなるわ。あの子達を信じるのよ」
不知火「了解」
夕立「敵の光の動き……夕立が狙われているっぽい!!」
陽炎「同じ方向に逃げているのは秋月と不知火ね? 夕立は少しだけ速力を落として航行! 二人はそのまま夕立が進む方向と同じ方角に向けて航行! 長波は私について来て!」
長波「おうよ!」
夕立「陽炎、夕立も探照灯を照射するっぽい!」
陽炎「お願い! 出来れば敵の軽巡以外の敵を索敵するように広範囲を照らして」
夕立「りょーかい!」
夕立「探照灯、照射!」ピカッ
陽炎「夕立、絶対に生き抜くのよ!」
夕立「任せるっぽい!」
長波「陽炎、早いとこ突っ込むぞ」
陽炎「勿論よ!」
……。
279 = 1 :
雪風「初風!」
初風「分かってる」
天津風「まさか、深海棲艦が探照灯を使うなんて……」
時津風「反則だー!」
初風「敵に先手を取られた以上、陽炎達の手札からは奇襲という選択肢を喪った」
天津風「でも、陽炎なら不利になった上でも敵の予想を上回ろうと立ち回るはずね」
初風「だけど、それにも限度はある、か」
雪風「雪風達も動きましょう!」
初風「そうね。ま、帰ったら陽炎から美味しいものを奢って貰おうじゃない? みんな、食べたい物を考えておきなさい」
天津風「そうね」
初風「行くわよ。黒潮も準備はいい?」
黒潮「も、もちろんやで……」
初風「大丈夫、黒潮は私が護ってあげるから心配しなくていいわよ」
黒潮「お、お姉ちゃんとしては、その言葉言われんのはツライわ」
初風「なら、早く実戦に慣れる事ね」
黒潮「せやな」
初風「よし。全艦両舷強速! 陽炎達を助けに行くわよ。16駆逐の力見せてやるのよ!」
全員「了解!」
280 = 1 :
ピカッ
イ級「!!?」
陽炎「艦隊より11時の方向に敵艦発見! 」
陽炎「良くやったわね夕立。長波、雷撃準備! 発射管1番のみ魚雷装填! 発射!!」バシュッ
ズドーン!
長波「よっしゃ」
陽炎「魚雷二本でよく当ったわね」
長波「まあ、長波様も陽炎も訓練しまくってるからな」
陽炎「それもあるけど、何より運が良かったわね」
長波「運も実力の内さ」
陽炎「そうね。そして、これでのこり敵は5か」
ズドン!
長波「おい、あそこ今光ったぞ」
陽炎「マズルフラッシュね。もう一丁やるわよ? 準備は、」
長波「いつでも任せろ。行くよ」
長波「……夕立の奴もう少し頑張って耐えてくれよ……」
…………。
281 = 1 :
今日はこれで終わりです。
艦これ三周年おめでとうございます。
始めた当初はエヴァのSSを書いており、まさか艦これのSSを書くようになるとは思ってもいませんでした。(半分黒歴史)
それが、名作とも言える"とある艦これSS"を読んでからは艦これの世界観や艦娘そのものについて考える様になり、この様に艦これSSを書く様になっておりました。人間何が起こるかなんて全く分からないものですね。
自分語りはさておき、江風改二が実装されましたね。これを物語に反映できるかどうかは未定ですが……
長々と喋りすぎましたね。では、また来ますね!
284 :
陽炎「目標、敵軽巡! 長波は全砲門斉射して、私を援護! 私は敵の軽巡に肉薄して近距離から砲撃を試みるわ!」
長波「おうよ! 全砲門斉射! ってぇ!」ズドン!
ホ級「!?」
長波「ほら、まだまだ!」ズドン!
ホ級「……」ズドン!
長波「うわっ、撃ってきやがった! あぶねぇなぁ……」ズドン!
ホ級「……」ズドン! ズドン!
長波「ま、あいつもこれで終わりだがな」
陽炎「長波、ナイス援護! いっくわよー!」
陽炎「沈みなさい!」ズドン! ズドン! ズドン!
ホ級「」
陽炎「敵軽巡撃破! 残りはあの探照灯持ちだけよ!」
285 :
長波「ちえ、陽炎にいいとこ持って行かれちまったな」
陽炎「ご馳走様。でも、まだメインデッシュが残ってるわよ」
長波「まあな」
陽炎「長波はまだ行けるかしら?」
長波「当たり前だ」
陽炎「うんうん、元気な子はお姉ちゃん大好きよ」
長波「そりゃどーも。陽炎の妹になった覚えは無いがな」
陽炎「夕雲型は陽炎型みたいなものじゃない?」
長波「すると、あたしら夕雲型は姉よりも優れた妹となる訳だ?」
陽炎「そんなことは……」
長波「なにせ夕雲型は改陽炎型だからな。な、お姉ちゃん?」
陽炎「……やっぱり夕雲型は陽炎型から破門よ!」
長波「有難きお言葉」
陽炎「…………とりあえずあいつ倒そうか」
長波「賛成だ」
286 = 1 :
陽炎「不知火と夕立、聞こえる?」
不知火「何でしょうか?」
陽炎「夕立は?」
夕立「はあ……今は……うぁっ……それどころじゃ、無いっぽい! ッ!?」
陽炎「なら、夕立はそのまま回線を開いて聞いているだけでいいわ」
夕立「うん!」
陽炎「不知火と秋月の位置からは、敵の軽巡に対して反航戦からの雷撃を行うのにどれくらいの時間がかかる?」
不知火「敵がこのまま直進すると仮定すれば……約10分といったところでしょうか」
陽炎「じゃあ、私と長波は敵の軽巡に対して奇襲を行って、そのまま同航戦を仕掛けるわ」
不知火「敵が陽炎に気を取られている内に、不知火達が仕留めると」
陽炎「そういうこと。今魚雷はどれ位残ってる?」
不知火「不知火は残り8本。秋月は2本です」
陽炎「後のことは気にしないで、魚雷を全部叩き込みなさい。少なくとも一度はショートランドに戻るんだし」
不知火「了解」
陽炎「じゃ、そういう事で。頼んだわよ」
不知火「御武運を」
陽炎「あんたもね! 通信終わり!」
長波「んじゃ、もう一丁行きますか」
陽炎「突撃よ!」
287 = 1 :
陽炎「さ、長波。覚悟はいいかしら? あいつはかなり手強そうよ?」
長波「ああ」
陽炎「いい心構えね」
長波「そりゃ駆逐艦だからな」
陽炎「駆逐艦魂ってやつ? それとも水雷魂?」
長波「んなもん関係ねえよ。ただ、私達はこの魚雷を敵艦に叩き込むだけの肝っ玉が必要ってだけだ」
陽炎「まあそうね。それが私達の仕事だしね。でも雑談は終わり。そろそろ、軽く作戦の説明をするわね」
長波「頼む」
陽炎「夕立の探照灯の陰から一気に接近。雷撃後、着弾のタイミングで砲撃開始。魚雷が当たれば御の字、当たらなければ同航戦を仕掛ける」
長波「んで、そのまま不知火達の雷撃援護って訳だな」
陽炎「そーゆー事。魚雷の装填は?」
長波「とっくに完了してる」
陽炎「うん。それじゃ、作戦開始!!」
288 = 1 :
長波「まだ気付かれていないみたいだな」
陽炎「そうね……射点修正。いくわよ」
陽炎「長波、魚雷一斉射!」バシュッ
長波「あいよ!」バシュッ
陽炎「砲撃はまだよ。機関このまま。取り舵一杯!」
長波「取り舵一杯!」
陽炎「着弾まで5、4、3……全砲門一斉射!! ってぇ!!」ズドン! ズドン!
長波「てぇ!!」ズドン! ズドン!
軽巡棲姫「!!?」ズドン! ズドン! ズドン!
バッシャーン!
陽炎「なっ!? 」
長波「水面を!!? おい、陽炎!」
陽炎「見抜かれた!!? まあいいわ! そしたら同航戦で砲撃を叩き込むのみよ!」
長波「おう!!」
陽炎「両舷一杯、針路そのまま! 全砲門撃て!!」ズドン! ズドン!
…………。
289 = 1 :
今日はこれで終わりです。
艦これ春イベの調子はどうでしょうか?
現在私は春風、親潮堀を漸く終え、E7甲に挑み始めたところです。
もう終えた人も、まだこれからの人も頑張って下さいね。
では、また来ますね
290 :
お疲れ様です!
292 :
今日か明日の夜に更新予定です
もうしばらくお待ち下さい
293 = 1 :
軽巡棲姫「……」ズドン!
バッシャーン
陽炎「くっ……」
軽巡棲姫「……」ズドン!
長波「うぁ!!? くそっ! 艦尾に被弾!」
陽炎「戦闘への影響は!?」
長波「戦闘への支障はない。だけど、このままだとヤバいぞ」
陽炎「あと1分くらい耐えるのよ! そうすれば不知火達がやってくれるから!」ズドン!
長波「へへっ、ハードな役回りだねぇ」ズドン!
陽炎「最初から分かっていた事でしょ」ズドン!
長波「それにしても予想以上だって」
陽炎「それは認めるわ。こいつかなり強い」
長波「一瞬でも気が緩んだら、その瞬間に沈められそうだ」
陽炎「敵ながら練度が凄く高いわ。私達と同じくらいか、場合によってはそれ以上か」
長波「そうなると、軽巡と駆逐の絶対的な火力差が浮き彫りになるってわけだな」
陽炎「まさかこんなに練度が高い深海棲艦がいるとはね。帰ったらもっと練度上げなきゃ」
長波「陽炎、そろそろ」
陽炎「分かってる。10秒後に取り舵20」
長波「了解」
軽巡棲姫「……」クルッ
陽炎「とりか……はっ!?」
長波「うそ……だろ?」
軽巡棲姫「……」ジャキッ バシュッ
陽炎「不知火!! 作戦が読まれてる!! 今すぐ逃げて!!」
軽巡棲姫「……」ズドン! ズドン!
294 = 1 :
不知火「秋月。作戦は失敗です。取り舵一杯」
秋月「は、はい!」
軽巡棲姫「……」ズドン! ズドン!
バッシャーン!
不知火「くっ!!」
秋月「不知火さん、足元!!」
不知火「!!?」
バッシャーン!!
秋月「不知火さん!!」
不知火「……ぁ」
秋月「不知火さん! 不知火さん!!」
不知火「……」
秋月「陽炎さん!! 不知火さんが被雷!! このままだと轟沈しちゃいます!!」
陽炎「不知火!!」
秋月「あぁ……敵が…………敵がこっちに……」
陽炎「秋月! あんたは逃げなさい! 不知火は置いてすぐに!」
秋月「でも、そしたら不知火さんが!」
陽炎「不知火は私がなんとかするから! 早く!」
秋月「でも……でも……」
陽炎「秋月!!」
秋月「あ……あぁ……」ブルブル
軽巡棲姫「……」ジャキッ
秋月「もう、もう誰かを喪うのは……嫌!!」ガバッ
陽炎「馬鹿!! 秋月、あんた死ぬわよ!!」
不知火「あき……づ、き……」
秋月「大丈夫です……秋月が不知火さんは護りますから……大丈夫です……大丈夫……」ブルブル
不知火「くっ……死なば…………諸共……」ジャキッ
軽巡棲姫「……」ピタッ
陽炎「不知火!! 秋月!!」
秋月「うぅ……不知火さん……」
初風「探照灯照射ぁっ!! 」
295 = 1 :
ピカッ
軽巡棲姫「!!?」バッ
秋月「……え?」
黒潮「よっしゃ! めっちゃ効いとるわ!」
初風「黒潮、そのまま敵の目を狙い続けて」
黒潮「了解やで!」
初風「秋月! すぐに不知火を抱えて逃げなさい!」
秋月「初風、さん……?」
初風「お話は後! 早く逃げなさい!」
秋月「は、はい! 不知火さん、もう少し頑張って下さいね! 必ず助けますから!」グイッ
不知火「ぁぁ…………」ガクッ
秋月「初風さん、後は頼みます!」
初風「任せなさい!」
初風「第三輸送艦隊本隊もとい、第16駆逐隊突撃!! 目標、敵軽巡! 雷撃戦用意!」
時津風「天津風、いくよー!」
雪風「初風に合わせます!」
天津風「魚雷の準備は済んでるわ!」
初風「両舷一杯、方位そのまま! ビビらないで付いてきなさいよ!」
初風「敵に逆落とし戦法見せてやるのよ!!」
雪風「はい!」
296 = 1 :
雪風「敵艦までの距離、残り200!」
初風「余裕ね。雪風、そのままカウントよろしく」
雪風「雪風にお任せ下さい!」
時津風「ちっかいっなちっかいったな! てっきーがちっかいなー!」
天津風「こんな時まで能天気なんだから……遊びじゃないのよ!」
時津風「えー? だって、敵に近づいてドーンってやるんでしょ? 遊びだよー! ねー、雪風ー?」
雪風「はい! 残り100!」
黒潮「いやいやいやいや、そろそろ梶を切ろうや……? ぶつかってしまうで?」
初風「まだまだよ!」
雪風「残り50!」
軽巡棲姫「!!?」ズドン! ズドン!
天津風「敵艦発砲開始!」
初風「流石に敵も私達のやる事が分かったか。ま、それでも突撃あるのみね!」
黒潮「初風、もう限界やって!! 今切らんでいつ切るんや!!」
初風「黒潮黙れ!」
黒潮「うぅ……」
雪風「残り20!」
黒潮「うぁぁぁ…………」
雪風「10、9、8、7、6、5」
軽巡棲姫「!!!?」グイッ
雪風「4」
天津風「敵艦、進路変更!」
雪風「3」
初風「馬鹿ね!」
雪風「2」
時津風「いくよー!」
雪風「1」
初風「魚雷発射!! 」バシュッ
ズドーン!!!!
297 = 1 :
初風「雪風、敵艦の様子は?」
雪風「敵影確認できません!」
天津風「一瞬で沈んだのね」
初風「まさしく轟沈ね」
天津風「ほぼ全ての魚雷が軽巡に命中したから仕方ないわ」
黒潮「あ、あはは…………」
時津風「どうしたのさ、黒潮?」
黒潮「あはははははははははははははははははははは!!」
時津風「初風ー、黒潮が壊れたー」
初風「どうしたのよ黒潮?」
黒潮「アホかー!! あんたらアホかー!!? 阿呆なんちゃう!? どないしてあんなことするんや!!」
初風「あんな事って、どんな事よ?」
黒潮「アホか!! 敵艦目指して突っ込んで、一度も梶切らないとか阿呆ちゃうんか!!? 初風、あんた頭のネジ全部吹っ飛んでるで!」
初風「ああ、そんなことか。だって、相手が避けたじゃない?」
黒潮「もしも避け無かったら、今頃ウチらは海ん中やで!? 避けなかったらどうするんや!」
初風「避けなかったら敵が避けるまで突っ込むまでよ」
黒潮「」アングリ
初風「そんな当たり前の事聞かないで。普通に考えれば分かる事でしょう」
黒潮「ウチ分かったわ……今まで一番頭がおかしいのは陽炎と不知火だと思っていたんやけど、本当に頭が壊れてたんは初風やったわ……」
初風「何よそれ!!? 私なんかより陽炎と不知火の方が頭オカシイわよ!」
黒潮「やっぱり舞風達、第4駆逐隊だけが陽炎型の癒しや……」
雪風「17駆もみんな普通ですよ?」
黒潮「んなわけあるか!! あんなにスレた連中の何処が普通なんや! 特に谷風のスレ方は異常やで!」
天津風「いや、谷風のあれは多分別……」
黒潮「それにしたって普通やないわ!」
時津風「ねえ、天津風~」
天津風「何?」
時津風「なんか、黒潮がちゃんと関西人してるね」
天津風「……」ベシッ
時津風「痛っ!?」
………………………………。
298 = 1 :
今日はここまでです
また来ますね!
300 :
もう来ないんやろか
みんなの評価 : ○
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