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元スレ京太郎「修羅場ラヴァーズ」透華「永久に、美しく」
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『何で君が俺の名前を知ってるのかは知らない。
もしかしたら昔会ったことがあるのかもしれない。だから今度二人きりで会って話そう。』
わけがわからないなりに――画面に打ち込んだ文章は、案外冷静なものだった。
もう、どうにでもなればいい。
どこか吹っ切れたような気持ちで京太郎は返信ボタンを押した。
「なんだってんだ……」
憧に、姉たちに、先生に、穏乃に。
ひたすらにわからないことの連続で――そして、コレだ。
「少し、休むか……」
幸い、自由時間はまだ余裕がある。
少しの間は何も考えずにいようと、京太郎はベッドに倒れ込んで目を閉じた。
もしかしたら昔会ったことがあるのかもしれない。だから今度二人きりで会って話そう。』
わけがわからないなりに――画面に打ち込んだ文章は、案外冷静なものだった。
もう、どうにでもなればいい。
どこか吹っ切れたような気持ちで京太郎は返信ボタンを押した。
「なんだってんだ……」
憧に、姉たちに、先生に、穏乃に。
ひたすらにわからないことの連続で――そして、コレだ。
「少し、休むか……」
幸い、自由時間はまだ余裕がある。
少しの間は何も考えずにいようと、京太郎はベッドに倒れ込んで目を閉じた。
【おや 松実姉妹の様子が……?】
【おや あこちゃーの様子が……?】
【おや 穏乃の様子が……?】
というわけで今夜はここまででー
次のキャラは決まってます
それでは、今夜もお付き合いありがとうございました!
【おや あこちゃーの様子が……?】
【おや 穏乃の様子が……?】
というわけで今夜はここまででー
次のキャラは決まってます
それでは、今夜もお付き合いありがとうございました!
どう足掻いても絶望というこの事態。
修羅場がメインテーマなのにどうして直接攻撃を受けるのは京太郎ばかりなのか。
修羅場がメインテーマなのにどうして直接攻撃を受けるのは京太郎ばかりなのか。
>>115
安価引いてゾロ目踏んだのが悪い…
安価引いてゾロ目踏んだのが悪い…
コンマ神も久しぶりの仕事だしな。張り切っても仕方ないんや...
シズの放置するとヤバいという
一文を華麗にスルーしていくスタイル
一文を華麗にスルーしていくスタイル
自分の優柔不断さが周りのヤバい奴らを刺激して
ドンドン追いつめられていく
闇金ウシジマくんかよ。期待
ドンドン追いつめられていく
闇金ウシジマくんかよ。期待
ずっと、二人だけで生きてきた。
――他には、何もいらなかったからだ。
――他には、誰もいなかったからだ。
――他には、何もいらなかったからだ。
――他には、誰もいなかったからだ。
「俺さ、明日の夕飯いらないから。泊まってくる」
天江京太郎が夕食の席でそう言った時――まるで、時間が止まったかのように感じた。
談笑していた純や一は、表情はそのままにピタリと動きを止めて。
元より表情が変わることが少ない智紀は、箸で米を摘んだままに停止している。
「……なぁ、誰だ?」
「……は?」
フリーズ状態からいち早く再起動したのは純だ。
にっこりと笑顔を浮かべてはいるが――煮え繰り返る程の怒りが、握った拳に現れている。
「お前を誑かしたヤツは――どこのどいつだって、聞いてんだよ……!」
天江京太郎が夕食の席でそう言った時――まるで、時間が止まったかのように感じた。
談笑していた純や一は、表情はそのままにピタリと動きを止めて。
元より表情が変わることが少ない智紀は、箸で米を摘んだままに停止している。
「……なぁ、誰だ?」
「……は?」
フリーズ状態からいち早く再起動したのは純だ。
にっこりと笑顔を浮かべてはいるが――煮え繰り返る程の怒りが、握った拳に現れている。
「お前を誑かしたヤツは――どこのどいつだって、聞いてんだよ……!」
純がこれ程までに激情を露わにするのは、初めて見る。
親友の豹変する様に、京太郎は困惑する事しかできない。
「誑かすって……大袈裟過ぎだろ」
「いいから、お前は――」
「はいはい、そこまでだよ。純くん」
遅れて、平常心を取り戻した一が純を宥める。
気の立った純に呆れた溜息を吐いて、話を進めようと京太郎に向き直った。
「随分と、急だね」
「まぁ、今日決まったばっかだし。学校の友達とさ――」
聞けば、クラスの友人たちと遊ぶ約束をしているのだとか。
友人宅へのお泊まりなので、危険なこともなく、純が想像しているような事もない。
京太郎の話を聞いた三人は、成る程と顔を合わせ、同じように頷き――
「……ダメだ」
「ね」
「うん」
――異口同音に、不許可の意を示した。
親友の豹変する様に、京太郎は困惑する事しかできない。
「誑かすって……大袈裟過ぎだろ」
「いいから、お前は――」
「はいはい、そこまでだよ。純くん」
遅れて、平常心を取り戻した一が純を宥める。
気の立った純に呆れた溜息を吐いて、話を進めようと京太郎に向き直った。
「随分と、急だね」
「まぁ、今日決まったばっかだし。学校の友達とさ――」
聞けば、クラスの友人たちと遊ぶ約束をしているのだとか。
友人宅へのお泊まりなので、危険なこともなく、純が想像しているような事もない。
京太郎の話を聞いた三人は、成る程と顔を合わせ、同じように頷き――
「……ダメだ」
「ね」
「うん」
――異口同音に、不許可の意を示した。
「お前にはまだ早い」
「まだって……俺もう高校生だぜ?」
腕を組みながら、険しい顔の純。
まるで保護者のような立ち振る舞いだが、当然ながら京太郎は納得がいかない。
「衣や透華にはどう言うの?」
「どうもこうも、普通に言えばいいじゃん」
わかってないなぁ、とばかりに両手を広げる一。
「………」
「……な、何?」
無言でじっと京太郎を見詰める智紀。
訴えるような視線に、罪悪感のようなものが湧いてきた。
「まだって……俺もう高校生だぜ?」
腕を組みながら、険しい顔の純。
まるで保護者のような立ち振る舞いだが、当然ながら京太郎は納得がいかない。
「衣や透華にはどう言うの?」
「どうもこうも、普通に言えばいいじゃん」
わかってないなぁ、とばかりに両手を広げる一。
「………」
「……な、何?」
無言でじっと京太郎を見詰める智紀。
訴えるような視線に、罪悪感のようなものが湧いてきた。
これはあれか。
暗い内に自分の家にいない時点で、例え事前にどこに行くか言ってても誰かに寝取られるのではないかと疑わずにはいられない的な。
暗い内に自分の家にいない時点で、例え事前にどこに行くか言ってても誰かに寝取られるのではないかと疑わずにはいられない的な。
とは言え、京太郎もこのまま押し切られるつもりはない。
何せ、初めての「外」の友達。
こうも頭ごなしに否定されては、まるで友達のことを悪く言われているような気分になる。
「……ああ、わかったよ」
だが、どうせ言ってもわかって貰えないことは理解している。
言い返すよりも、素直に頷くフリをした方が良い。
憮然とした顔で食事を再開する京太郎に――三人は、顔を見合わせた。
何せ、初めての「外」の友達。
こうも頭ごなしに否定されては、まるで友達のことを悪く言われているような気分になる。
「……ああ、わかったよ」
だが、どうせ言ってもわかって貰えないことは理解している。
言い返すよりも、素直に頷くフリをした方が良い。
憮然とした顔で食事を再開する京太郎に――三人は、顔を見合わせた。
――つまるところ、行ってさえしまえばこっちのものだ。
学校が終わればそのまま友人宅に直行すれば良い。
「京太郎、何をしている?」
「え? あ、ああ。ちょっと明日の授業のね」
「そうか……」
着替えやらゲームやらの準備をバッグに詰め込んでいる最中、衣に掛けられた声に心臓が跳ねる。
咄嗟に出した言い訳は勿論ウソだが、小さな義姉は特に怪訝に思うことはなかったようだ。
「なら、早く……」
小さな手でベッドに誘う義姉の目は既に半分閉じられて眠たそうだ。
明日の満月に向けて力を貯めているのだろう。
卓上での雰囲気とは打って変わって見た目相応の可愛らしい姿に、京太郎も微笑ましい気持ちになる。
「わかったよ、義姉さん」
早々に明日の準備を切り上げて、いつものように義姉の待つベッドに向かう。
ちょっとした冒険気分に胸を高鳴らせながら、京太郎は義姉を抱きしめて眠りについた。
学校が終わればそのまま友人宅に直行すれば良い。
「京太郎、何をしている?」
「え? あ、ああ。ちょっと明日の授業のね」
「そうか……」
着替えやらゲームやらの準備をバッグに詰め込んでいる最中、衣に掛けられた声に心臓が跳ねる。
咄嗟に出した言い訳は勿論ウソだが、小さな義姉は特に怪訝に思うことはなかったようだ。
「なら、早く……」
小さな手でベッドに誘う義姉の目は既に半分閉じられて眠たそうだ。
明日の満月に向けて力を貯めているのだろう。
卓上での雰囲気とは打って変わって見た目相応の可愛らしい姿に、京太郎も微笑ましい気持ちになる。
「わかったよ、義姉さん」
早々に明日の準備を切り上げて、いつものように義姉の待つベッドに向かう。
ちょっとした冒険気分に胸を高鳴らせながら、京太郎は義姉を抱きしめて眠りについた。
放課後、校門、仁王立。
それはまさしく、五条大橋の弁慶の如き佇まい。
「なぁ、天江。もしかしなくてもアレって」
「うちのとーかさんだわ……」
目立ってナンボ、という生き様を全身で主張する在り方。
友人も少し引き気味だ。
校門で待ち構えている透華の様子を見るに――恐らく、純たちの話を聞いて自分を迎えに来たのだろう。
「……なんつーか、なぁ」
それならば、透華がこちらに気が付かないうちに、また別の出口から帰るだけだ。
普段は偶に鬱陶しくなる透華の目立ちたがりだが、今回に限っては有り難かった。
それはまさしく、五条大橋の弁慶の如き佇まい。
「なぁ、天江。もしかしなくてもアレって」
「うちのとーかさんだわ……」
目立ってナンボ、という生き様を全身で主張する在り方。
友人も少し引き気味だ。
校門で待ち構えている透華の様子を見るに――恐らく、純たちの話を聞いて自分を迎えに来たのだろう。
「……なんつーか、なぁ」
それならば、透華がこちらに気が付かないうちに、また別の出口から帰るだけだ。
普段は偶に鬱陶しくなる透華の目立ちたがりだが、今回に限っては有り難かった。
スニーキングミッションはあっさりと成功した。
待ち構えていたのが透華ではなくハギヨシだったのなら、逃げ出すことすらできなかっただろう。
「けど……」
意外なのは、透華しか迎え役がいなかったこと。
昨夜にアレだけの怒りを見せた純や、察しの良い一が着いていなかったのは少し不思議に思ったが――
「どうかした?」
「なんでもない」
こうして友人宅にお邪魔できているのだから、何も問題はないだろう。
明日に大目玉を食らうことは確実だが、明日のことは明日考えればいい。
そう考えを切り替えて、京太郎は友人たちとの遊びに興じた。
待ち構えていたのが透華ではなくハギヨシだったのなら、逃げ出すことすらできなかっただろう。
「けど……」
意外なのは、透華しか迎え役がいなかったこと。
昨夜にアレだけの怒りを見せた純や、察しの良い一が着いていなかったのは少し不思議に思ったが――
「どうかした?」
「なんでもない」
こうして友人宅にお邪魔できているのだから、何も問題はないだろう。
明日に大目玉を食らうことは確実だが、明日のことは明日考えればいい。
そう考えを切り替えて、京太郎は友人たちとの遊びに興じた。
後日、その友人が転校した(もちろん透華達の謀略)事を知って…と言う展開もあり得る…
楽しい時間というのはあっという間に過ぎ去っていくもの。
京太郎を含めて、男子が4人。
透華たちと遊ぶのとはまた違った楽しさを味わっているうちに、気が付けば夜になっていた。
「次なにするー?」
ゲームを終えてコントローラーを置いた友人が、京太郎を含めた3人に問いかける。
明日は休日。学校が休みであるために、やろうと思えば夜通しで何でもできる。
「あ、アレは?」
部屋を見渡して、ふと目に付いたモノ。
京太郎が指差す先には――少し埃のかぶった、麻雀の自動卓があった。
京太郎を含めて、男子が4人。
透華たちと遊ぶのとはまた違った楽しさを味わっているうちに、気が付けば夜になっていた。
「次なにするー?」
ゲームを終えてコントローラーを置いた友人が、京太郎を含めた3人に問いかける。
明日は休日。学校が休みであるために、やろうと思えば夜通しで何でもできる。
「あ、アレは?」
部屋を見渡して、ふと目に付いたモノ。
京太郎が指差す先には――少し埃のかぶった、麻雀の自動卓があった。
幸いに、京太郎以外の3人も麻雀が打てる。
一人は過去に小さな大会で優勝したこともあるらしく、意気揚々と卓に着いた。
「久しぶりだなー。身内以外と打つの」
「まぁ、麻雀部がアレだしなぁ」
「ここで天江を倒したら入部の資格とか貰えたり?」
「はは、ありかもな。それ」
「よし、じゃあちょっくら気合い入れて――」
「――ほう? それは、それは」
一人は過去に小さな大会で優勝したこともあるらしく、意気揚々と卓に着いた。
「久しぶりだなー。身内以外と打つの」
「まぁ、麻雀部がアレだしなぁ」
「ここで天江を倒したら入部の資格とか貰えたり?」
「はは、ありかもな。それ」
「よし、じゃあちょっくら気合い入れて――」
「――ほう? それは、それは」
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