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    元スレ提督「怜悧盲目」

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    501 :

    そうか、次の料理はまだかね?

    503 :

    デザート(重め)

    504 :

    ドロドロしてそうなデザートだな
    融けたアイスかな?

    505 :

    ストロベリーやろなあ

    506 :

    デザート(胸焼け)

    507 :

    すでに皮がむかれた状態のライチ
    あれ?きみも眼帯つけてみたんだ

    508 :


    ──────とある日の食堂──────



    提督「────いつ食べても美味いな」

    摩耶「……そんな褒めても何も出ねえぞ?」

    鳳翔「摩耶さん、こういった言葉は素直に受け取るものですよ?」

    提督「そうだぞ、摩耶。茶化してる訳じゃなく、本当のことなんだからな」

    摩耶「い、いいからさっさと食え! 冷めるだろうがっ!」

    摩耶「鳳翔! アタシは先に戻ってるからな!」

    鳳翔「はい、分かりました」

    鳳翔「今日は用事がありますから、『早く』済ませて下さいね」

    摩耶「……おう、分かったよ」

    提督「おーい、摩耶ー?」

    摩耶「……あ? 何だよ?」

    提督「いつもありがとな」

    摩耶「…………ばーか」

    摩耶「そういうのいいから、早く食えっての……ふんっ」

    提督「……………………」

    提督「怒らせてしまいましたかね?」

    鳳翔「ふふっ、あれは喜んでいるんですよ」

    提督「そうですかね? そうならいいんですけど……」

    鳳翔「そんなに心配せずとも、大丈夫ですから」

    鳳翔「……それよりも、お代わりはいかがですか?」

    提督「あ、お願いしますっ」


    509 = 1 :



    提督「────それにしても摩耶がこんなに料理上手になるなんてなぁ……」

    鳳翔「もともと素質は悪くありませんでしたから」

    鳳翔「極意を教えてからはそれはもう目覚ましい成長を見せてくれましたよ?」

    提督「料理の極意ですか……それはずばり?」

    鳳翔「食べて頂く人のことを考えること、です」

    提督「……鳳翔さんらしい言葉ですね」

    鳳翔「……そうでしょうか? ……いえ、きっとそうなんでしょうね」

    提督「鳳翔さん? どうかしましたか?」

    鳳翔「いえ、何でもありませんよ」

    鳳翔「もうお代わりはいいですか?」

    提督「えーと、それじゃあ後一口分だけ……」

    鳳翔「はい、どうぞ」

    提督「ありがとうございます…………やっぱり美味い」

    提督「この『トマトスープの酸味』に『骨付きのお肉』がとても合ってますよね」

    鳳翔「あまり取れない食材をふんだんに使用した料理ですから……」

    鳳翔「味わって食べて下さいね?」

    鳳翔「────ふふっ♪」


    510 = 1 :




































    摩耶「────修復材、修復材っと」

    摩耶「……ふぅ……」

    摩耶「一瞬で元通りになるんだから、すげえよなぁ……」


    511 = 1 :


    残りの三名は諸事情でカットします。
    理由としましては日常場面として切り取れないからです。

    龍田→提督を神格化。聖餐シーンを書くのはちょっと……。

    天龍→考えを合理化。徹底して書いてみたら頭がおかしくなりそうでした。

    長門→独占固執。ハッピーエンド(監禁)ですが日常ではないので。


    それでは最後のデザートを投下します。
    内容としましては提督がどれだけ幸せを噛みしめているかという説明で、短いです。

    裏の意味は無いです。

    無いです。

    512 = 1 :




     俺は今、幸せに包まれていると断言出来る。



    513 = 1 :



     例えば朝。

     目が覚めると時雨と夕立が側にいる。
     先に起きていたり、まだ眠っていたりと場合は様々だが、起きていれば「提督の寝顔を見ていたんだ。……駄目だったかな?」と、微笑みを携えた天使を見れるし、眠っていても「んっ……てーとくさん……だいすきっぽい……」と、何とも可愛い寝言を聞くことが出来る。

     一緒に起きて食堂に向かう。
     それが自然であるかのように手を握られて、両手に花の状態で廊下を歩くのは、いつだって嬉しいものだ。

     俺の朝は幸せに包まれている。


     例えば昼。

     日替わりで艦娘達が食事を作ってくれる。
     どれも美味しいものではあるが、特に摩耶の作るものは絶品だ。初めの頃はそれなりに美味しいという程度でしかなかったのだが、今では間違いなく鎮守府一の腕前になっている。何を入れればこんなに美味しくなるんだ、という俺の問いに、摩耶はそっぽを向きながら「…………愛情」と答えてくれた。お互い顔が真っ赤になったのは良い思い出だ。

     摩耶に限らず皆が、こっそりと一品おまけしてくれることがある。
     それぞれの『他の人には内緒』の仕草が、個性に溢れていて実に飽きない。本日の摩耶は耳元で「提督だけだぜ?」と囁いてくれた。

     俺の昼は幸せに包まれている。


     例えば夕方。

     俺の書類仕事を手伝ってくれるのが、天龍と龍田だ。
     本日一日の出来事を記録する作業が主になるのだが、二人が居るのと居ないのとでは、作業効率が段違いになる。それは夕方までの出撃や演習や遠征の間、二人があらかじめ要点を抑えて文章を考えてきておいてくれているのが大きい。苦ではないかと聞いたことがあるが、「……面倒なことは早く終わらせた方がいいだろ?」「そうよね、提督とお話する時間が短くなっちゃうもんね」と返された。

     天龍が、オレは別に話したい訳じゃない、と言っていたので、部屋に戻って早めに休むよう伝えたところ、何とも言えないような表情で龍田を見ていた。龍田は楽しそうに笑い、結局しばらくの間三人でお喋りに興じた。

     俺の夕方は幸せに包まれている。


     例えば夜。

     自室、あるいは食堂で長門と酒を飲む。
     長門は多くを語らず、基本的には聞き役に徹してくれる。相槌を返し、考えを述べ、俺が結局どうしたいのかを自覚出来るよう、話を上手く誘導してくれるのだ。

     そんな長門でも饒舌に語ってくれたことがある。戦いが終わったらどうするのか、という仮定の話をしたときだ。最初は言葉少なに切り上げようとしていたのだが、繰り返し尋ねると観念したのか、もしもの話だという前置きを置いて自身の夢を語ってくれた。意外にも乙女なその内容に、途中で我に返った長門から「……頼む、忘れてくれ」とお願いされたのだが、忘れる気は毛頭無い。彼女の夢が叶うよう、頑張らなければいけないと気を引き締めた。

     俺の夜は幸せに包まれている。


    514 = 1 :



     そうやって一日が過ぎていく。

     明日も、明後日も、こんな幸せな一日が続いていくに違いない。

     ああ、そうだ。

     俺は今まさに、幸せに包まれているのだ。


    515 = 1 :


    全投下終了です。

    最後はハッピーエンドが一番ですよね。

    それではまたどこかで。

    お付き合いありがとうございました。

    517 :


    実に素晴らしいハッピーエンドだ(錯乱)

    518 :

    俺もいま幸せに包まれている

    おつ

    519 :

    発狂END…?俺ってば耳の調子が悪いのかな

    520 :

    乙です
    また前みたいな,ほのぼのイチャイチャスレも見たいかなっと


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