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    元スレモバP「芳乃をデレッデレにさせてみたい」

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    タグ : - 前スレ→1411320899 + - 次スレ→1423851946 + - モバマス + - 依田芳乃 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    51 = 1 :

    「なかなか手強い……距離が縮まってる感じがしないぞ」

    「まあでもそんな簡単に思うようにいかなくて当然だよな。頭撫でたり笑顔を見せるだけで惚れてくれるなんて幻想なんだ」

    「と、弱音はこれぐらいにして」

    「次は>>52をしてみようか。いくぞー!」

    52 :

    芳乃をPの絵のモデルに

    53 = 47 :

    息抜きにオセロ

    54 = 1 :

    友好5に到達したので、安価をこなしたらルート分岐シーンを挟んでまた0からやっていきます

    なお今回は友好への分岐で仲良しルート、親愛への分岐で憧れルートを考えてました

    気心を知りPとの距離が縮まるか、異性としてほのかに淡い気持ちを抱いていくか。どんな芳乃になるかはコンマだけが知っています

    55 :

    待ってんねんで

    56 :

    >>55
    少し手がつかなかったのと展開考えたりとで遅れました……

    励みになります。今日こそ更新しませー


    あと、幕間として芳乃視点の地の文を入れることにしました

    地の文苦手な方、芳乃に違和感覚えた方には申し訳ない

    57 :

    「芳乃を絵のモデルに、か」

    「自然な流れで堂々と芳乃を視k……ねっとりと眺められる? やるしかないな!」

    (しかし宣材用でもなく俺個人のわがままでモデルなんて付き合ってもらえるのかなあ。こればかりは頼んでみるしかないか)



    「芳乃、ちょっといいかな」

    芳乃「わたくしに何かー?」

    「芳乃に頼みごとがあるんだけど、さ。俺の絵のモデルになってもらえないかなあって」

    芳乃「そなたの頼みとあらばお受けしましょー。新しいお仕事でしてー?」

    「いや、個人的な話。だから断ってくれてもいいんだぞ」

    芳乃「ふむー。そなたこそ、わたくしでよろしいのでー?」

    「ん? 何がだ?」

    芳乃「そのー、ここにはモデルに相応しい方々ばかりゆえー。そなたが持ち掛ければ断る方はそういないかと思いましてー」

    「俺は芳乃を描きたいから芳乃に頼んでるんだぞ? あ、もしかして本当は嫌なんじゃ……?」

    芳乃「そういうわけではなくー、えー、ではそなたの都合があいまする時に参りましょー」

    「ありがとう! 嬉しいなあ、よっしどんどん仕事片して時間作るぞー!」



    芳乃「……ふふっ、わたくしも求められるのは嬉しいのでして」

    58 = 1 :

    (いよいよこの時がきた……! 絵を描くという本題、忘れないように気をつけないと)

    芳乃「こちらに立っていればよろしいのでしてー?」

    「ああ、……いや、仕事でもないのに疲れさせるのはしのびない。椅子持ってこよう」

    芳乃「わたくしはどちらでも構いませぬゆえー。どのような姿勢でもこなしてみせませー」

    「たしかにじっと同じポーズ取り続けるの、芳乃は平気そうだな」

    芳乃「内なる我へ埋没するのも修行の一環なのでしてー」

    「な、なるほど。そうだなあ……とりあえず椅子に座ってこちらを向いてもらおうか」

    芳乃「お任せあれー」



    「…………」

    芳乃「…………」

    (本当に微動だにしないな芳乃。目を開けながら寝てるみたいだ)

    (あの穏やかな瞳を見てると吸い込まれそうな気分になる。芳乃はいま何を考えてたりするのだろう)

    (おっと、腕が止まってるな。見ていたいけど付き合わせてるんだから、やることはやらないと)



    ――――
    ――

    59 = 1 :

    「……………………」

    芳乃「……………………」

    「……芳乃、そろそろ休憩しようか」

    芳乃「……」

    「芳乃? おーい」

    芳乃「…………」

    (まさか本当に無我の境地へ!? 芳乃ならありそうだけど……どうしよう?)

    「芳乃」

    芳乃「……」

    「実は寝てる?」

    芳乃「……」

    「その可愛い顔にいたずら書きしてやるわ! あーっはっはっ……げほっ、げほっ」

    芳乃「……」

    「ふーん、アンタが私のモデル? ……まあ、悪くないかな。あ、これ出会った当初の凛の真似な。丸くなったよあいつも」

    芳乃「……」

    (だめか。肩とか揺すったりした方がいいのかな? それとも絵を続けた方が? うーん……)

    「なあ芳乃、アイドルは楽しいか? 楽しめているか?」

    芳乃「……?」

    「俺は芳乃と仕事ができて楽しい。うちにきてくれてありがとう。お前のおかげで毎日充実してるよ」

    芳乃「……っ」

    「なんて、伝えるにはまだ早いか。感謝の言葉を贈る前にせめてトップアイドルにしてみせないと」

    芳乃「……、ぐ、ぐー」

    「ちょっ、本当に寝てたのか!?」




    (その後、芳乃の好きなお茶とお煎餅で休憩を挟んだ。続きに入った後の芳乃は、なんとなく表情が緩んで見えた気がした)

    60 = 1 :


     困っている人には力を貸しなさい――ばばさまのお言葉であり、それがわたくしの在り方。
     そうすることがきっと世のため人のため、ひいては己のためだと信じている。

     おかげであの方と巡り会い、アイドルという天職を得ることになった。
     アイドルであるわたくしがファンのために振る舞い、ファンの皆の声援がわたくしの喜び
    となる。
     そこには多くの笑顔があふれ、とても幸せに満ちることでしょう。


    『なあ芳乃、アイドルは楽しいか? 楽しめているか?』


     ふと、あの方の言葉が過ぎる。

     アイドルであることが、喜びや幸せをもたらせるのだと幾度も言葉にしたはずなのに。
     言葉を反芻し、真意を探し求める。喜と楽は違うということなのでしょうか。
     わたくしの在り方は、楽しいものなのでしょうか。

    「おはよう芳乃、今日もよろしくな」

     考えながら、妙に事務所への足取りが軽いことに気がついて。
     あの方の細やかな気配りに居心地の良さを覚えます。
     今日はどんな仕事だったでしょう。あの方の背についていけば不思議と不安はなく、期待
    すら感じ――

     ああ、そういうことだったのか、と得心がいきました。

     わたくしは、そなたと共に在ることが楽しいのだと。

    61 :

    「うーむ……描いた絵を持ってかれてしまった。それ自体はいいんだけどお気に召すのかな俺なんかの絵で」

    「仕方ない、それよりも次の手を考えよう。もっと芳乃と仲良くなれたらいいんだが」

    「ある意味ポーカーフェイスだからなあ、少しは近づけてるのか?」

    「……>>62、今度は>>62でいこう!」

    62 :

    肩車

    63 :

    はえーよ畜生

    64 :

    忘れるので度々>>7に安価飛ばしてくれると嬉しいです!

    66 :

    >>64-65
    気が利かず申し訳ない……たまに自分でも忘れるところなので善処します

    計算式を省いて加減された数値を表記してきましたが、どう変わったのか添えた方がわかりやすいですかね?
    次回でいえば 友好0+1、親愛0+1 としたほうがいいですか?

    67 :

    いや、見づらくなるし現状ママでいいでしょう

    69 :

    名前欄は現状ママで、増加した直後の本編だけ1行目にステ変動を入れる
    くらいで丁度いいかも

    70 :

    更新が滞ってることへの代わりにもなりませんが、
    以前酉無しに文の書き方で特定されてしまったのが心残り(?)なので、今年中に酉無しor別酉で完結させた分でも晒してみます
    何か癖のようなものがあったら教えていただきたいです

    モバP「アイドルを後ろから抱きしめたい!」
    「オレより強い奴に会いに行く」
    モバP「アイドルに属性を加えてみたい」日菜子「むふ?」
    モバP「七夕を利用して」
    モバP「飛鳥がこちらを見ている」
    モバP「そうか、夜更かししてるから飛鳥の胸は」
    モバP「日菜子のマジ顔にも飽きてきたな」
    日菜子「眠れる日菜子は王子様の……むふぅ♪」
    モバP「俺もアイドルの持ち物を物色したい」
    モバP「アイドル一本釣り」

    来年こそは文章でばれないよう精進(?)します
    ではよいお年を

    71 :

    アイドル一本釣りってお前だったのかよ

    72 :

    「肩車……16歳の女の子にするにはなかなか勇気がいるな」

    「でもさせてくれたら少しは距離が縮まった気もするし、当たって砕けろ精神だ!」



    「芳乃ー、芳乃ー?」

    芳乃「そなたー?」

    「俺だ。じゃなくて、今何してるかなと思ってさ。忙しかった?」

    芳乃「探し物をしていただけでしてー。急ぎの用でもないので気になさらずー」

    「そうか? となると、もしかしたら芳乃の力になれるかもしれない」

    芳乃「そなたが、わたくしの……?」

    「うん、ってなんか微妙な反応だな。いやある意味正解なのかもしれないが」

    芳乃「いえ、疑ってるわけではないのでしてー。それより何を以ってわたくしに力を貸してくれるおつもりなのでー?」

    「肩車」

    芳乃「?」

    「……肩車。視点が高くなったら見えるものも変わるかなーと思った。ごめん、何でもない。それじゃ」

    芳乃「ふむー、そなたの背ならわたくしの半身分ほど高くから見下ろせることでしょー。たしかに違うものが見えてくるかもしれませぬー」

    「マジで? えーと、じゃあやってみる?」

    芳乃「安全運転を抜かりなきようー」

    74 :

    芳乃「ほほー。これはなかなか見晴らしの良きかなー」

    (着物に肩車ってどうなのかやってから気づいたけど、案外どうとでもなるな)

    芳乃「ところでそなたー、そもそもどうしてわたくしに肩車をしようと考えたのでしてー?」

    「うっ……それはだな」

    「あー! よしのちゃんいいなぁ」

    ??「……私には………してくれたことないのに………ずるい………」

    「ん? この声は」

    芳乃「う、後ろは見れないのでして……」



    「じゃあ先に薫からで、次は雪美の順な」

    雪美「うん…待ってる………」

    「せんせぇ早くー! おむかえきちゃうー!」

    「はいはい、ほら――どっこいしょ。どうだー薫、高いだろう?」

    「うん! おんぶしてもらった時よりもたかーい!」

    雪美「おんぶ……P………」ゴゴゴゴ

    「わ、わかったわかった。雪美にもしてやるから、な?」

    雪美「………なら、いい……待ってる………」

    芳乃「ずいぶんと懐かれておられるようでー」

    「嬉しい限りだよ、さすがに前よりは全員の面倒を見切れなくなってきてるけどな。それよりごめん、ないがしろにしちゃって」

    芳乃「これで良いのでしてー。おかげで探し物が少し見えてきましたゆえー」

    「そうなのか? そんなに肩車出来なかったと思うがなあ」


    (その後も芳乃は戯れる俺たちをにこにこ笑顔で楽しそうに見守ってくれていた。芳乃の探し物が何だったのか、俺には見当もつかなかった)



    (結果:友好+1、親愛+1)

    75 :

    探しものはなんですか
    見つかりにくいものですか

    76 = 1 :

    「うーん、芳乃が楽しそうならそれに越したことはないんだがあれでよかったんだろうか」

    「というか探し物って目に見えるものじゃなかったっぽいな。芳乃も大変だ」

    「そんな芳乃に肩車しようと企てる俺は変t……やめておこう」

    「次は>>77で探りをいれてみるぞ」

    77 :

    性感マッサージ

    78 = 1 :

    変動した分を最後に表記してみました。これなら余計な混乱を招くことなく邪魔にもならなそうでしょうか?

    そしてしばらく更新出来てなかったのでなるべく毎日進行させます。……たとえ安価が難しそうであっても

    79 :

    いいね、ありがとう

    80 :

    おつおつ
    ノらない時は休んでも大ジョーブ、どれだけ掛かってもゴールインまで期待してますわ

    81 = 1 :

    参考までに、芳乃ってどの辺弱そうですかね……背中とか?

    82 = 79 :


    口の中

    83 :

    足の裏

    84 = 80 :

    うなじ一択

    85 :

    >>84で書かれた

    86 :

    顎のした
    鎖骨
    ふくらはぎ

    87 :

    手と足
    特に指なんていいんじゃないでしょうか

    88 :

    芳乃は可愛らしい声してるよなぁ

    89 = 1 :

    「性感マッサージ!? いや待てよ俺、さすがにそれは一線も二線も越えてないか?」

    「そうだ、性感(を探りあてる)マッサージってことにして普通に全身を揉んでやろう。芳乃の意外な弱点もわかるかもしれないぞ」



    芳乃「そなたー」チョイチョイ

    「わっ、芳乃か。どうしたんだ?」

    芳乃「わたくしを探しておられたのではなくてー? そんな気が感じられたのですがー」

    「それはそうなんだけど……俺そんなに気を送ってたりしてた?」

    芳乃「んー、そなたにしては珍しく雑念だらけだったようなー。何かわたくしによからぬくわだてでもー?」

    「うっ、やっぱりわかるのか……」

    芳乃「……冗談のつもりでしたのに、そなたー? わたくしに何をするつもりだったのか、さあさ白状しなさいー」

    「あ、いやその……芳乃にマッサージしてあげたいなあと今日一日ずっと思ってたんだよ」

    芳乃「マッサージ?」

    「ほら、近くにいる俺がそういうの上手く出来たら空いた時間に良いケアになるかなーと思って練習も兼ねてしてみたかったんだけど、やっぱりそういうのはトレーナーさん達に任せるべきかとも思ってな……あんまり男にべたべた触られても嫌だろうし」

    (我ながら言い訳ばかり上手くなってる気がしてならない)

    芳乃「それならそうと言ってくださればよかったですのにー。わたくしでよければそなたの礎にも喜んでなりましょうー」

    「えっ、いいのか?」

    芳乃「そなたの練習にもなりわたくしの身体もほぐれるのでしたら、断る理由などないのでしてー」

    (すごく嬉しいのに芳乃の笑顔を直視できない……!)

    90 :

    「……と、とりあえず全身を軽くほぐしてみようか。うつ伏せになって楽にしててくれ」

    (やばい緊張してきた! どこから始めよう)

    「痛かったらすぐ言ってくれていいからな。……よし」

    (無難にこの辺から触ってみるか。ああ、布越しとはいえ柔らかい)

    芳乃「はー、極楽かなー」

    「力加減は大丈夫そうだな。じゃあ次はこの辺」

    芳乃「ふー……」

    (リラックスされ過ぎても困るんだが、気持ち良さそうでなにより。次はこっちか)

    芳乃「……」

    (寝てないよな? そろそろ性感帯の一つでも探しあてたいところ)

    芳乃「……あぅ」ピクッ

    「どうした、加減間違えたかな?」

    芳乃「少しくすぐったかっただけでしてー」

    (もしかしてこの辺なのか?)

    「上手く出来てたらいいんだが。してる方はわからないからなあ」

    芳乃「そなたのマッサージは充分気持ちが良ひっ、……のでしてー」

    「……本当か? 途中言葉が詰まったような気がしたぞ」

    芳乃「そんなことはぁっ、ない、でして」

    (なんか喋りがおかしくなってきてるな)

    「痛かったら言うんだぞー。そろそろこっちもほぐすか」

    芳乃「……ふぅー」

    (今のは安堵の吐息に違いない!)

    「……でもちょっとやり残した感があるから念を入れて」ムニッ

    芳乃「くふっ!?」ビクッ

    「わっ、ごめん! 痛かったか!?」

    芳乃「うぅー、油断大敵なのでして……」

    (ほんのり頬が上気してきてるな。収穫もあったことだし、今日はこの辺にしてあとはバレないうちに普通にマッサージして終わろう)

    (それにしても、芳乃は>>91の部分が弱いとはなあ)

    91 :

    肩甲骨

    92 = 1 :

    (肩甲骨の部分って案外弱い人いるみたいだし、芳乃もそうだったのかな。背中なら他のところよりはあまりセクハラっぽくないよな……ふひひ)

    (ってそうだ芳乃は普段着が着物というか和服というか、帯のせいでそんなに機会はなさそうだ。無念っ!)

    「さて仕上げといくぞ――」



    「っと、こんなもんか。どうだった?」

    芳乃「身体が軽くなったようでしてー。これならいつでもして頂きたいくらいかとー」

    「本当? そっかー、なら真面目に経験値積んでいくのもありかもな」

    芳乃「……ところで、そなたこそ身体に癒しが必要ではなくてー? どれ、代わってわたくしがそなたにマッサージをして差し上げましょうー」

    「えっ、あー、それは嬉しいお誘いだけど、今日はもう良い時間だしさ」

    芳乃「ほらほらー、それならなおの事急いだ急いだー」

    「いや、だからその、芳乃? わ、わかったわかった横になるから……あの、芳乃さん?」

    芳乃「んー?」

    「あ、何でもないです……お願いします」

    芳乃「このままではいろいろ不公平だと、わたくし芳乃は思うのでしてー。……いざー」



    (芳乃からよくわからない凄みを感じてされるがまま俺がしたように全身マッサージを受けたものの、力が弱くて肩周りはむしろ物足りなかったが黙っておいた)

    (終わってから、なんとなく芳乃が悔しそうにしていたのがちょっと面白かった)


    (結果 友好+1、親愛+1)

    93 = 1 :

    「ふぅ、とはいえ俺も少し身体が軽くなったようなそうでもないような。毎日スーツなんて着てるから肩肘張っちゃってるんだろうか」

    「でもしばらくはあまり疲れた顔は浮かばせないようにしておこう。力の強そうな人からお礼というかお礼参りされそうでこわい」

    「さて、芳乃は肩甲骨辺りが弱いと判明したところで」

    「次は>>94をやってみよう。どうなるかなっと」

    94 :

    遊園地に行こう

    95 :

    「そうだ、遊園地に行こう」

    「……遊園地かー。どう見てもデートの誘いをしようとしてるわけで、いいのかな」

    「ええい何も考えるな当たって砕けろ。ストレートに言うぞ、直球勝負だ」



    (でもさすがに他のアイドルに聞かれたら困るよなあ……)

    ちひろ「プロデューサーさん? さっきから芳乃ちゃんの方を気にしているようですが」

    「え、ああ、いたんですか」

    ちひろ「芳乃ちゃんしか見えてなかったみたいですね! まぁいいですけど……それで、どうかしたんですか?」

    「何でもありませんよははっ」

    ちひろ「ふーん……明日、たしかプロデューサーさんオフでしたよね」

    「ええ、まあ。嬉しいなー」

    ちひろ「芳乃ちゃんもオフのようですねぇ」

    「そ、そうなんですか。偶然だなー」

    ちひろ「……」

    「……」

    ちひろ「まぁ、想像はつきました。いいんじゃないですか、たまの休みなんですし」

    「……いいんですか?」

    ちひろ「よくはないです」

    「ですよねー」

    ちひろ「お出掛け自体はこれまで他のアイドルともしているのでもう何も言いませんけれども、あなたから誘うということにはまた別な意味が生まれますから。だから芳乃ちゃんが一人になるのを伺っていたのでしょう?」

    「おっしゃる通りでございます」

    ちひろ「そこを弁えていただけているなら、私もとやかく言いませんよ。くれぐれもうまくやってくださいね」

    「ちひろさん……」

    ちひろ「ちなみに私への口止め料はこちらとなっております♪」

    「ちひろさん……!」

    96 :

    「高い買い物だったな……何が入っているやらこの特典セット」

    芳乃「大層なものが入っているようには見えないのでしてー」

    「芳乃もそう思うか? って芳乃!?」

    芳乃「わたくしは芳乃ですがー、なにかー?」

    「う、うん。芳乃で良かったよ。まあそれはいいんだ、いつからそこに?」

    芳乃「頃合かと思いましてー。事情はわかりませんが、求められるがままわたくしはそなたに力をお貸し致しましょうー」

    「力、か。別に今は芳乃の力には――」

    (力? ……そうだ、これなら自然に誘えるかもしれない!)

    「その力だけどさ、えっと、気を感じとるみたいな。どのくらい万能なものなのか実は気になってたんだよ」

    芳乃「万能と言えるほどのものでもないのですがー、そうあるべきでもありましてー。……そなたにはあまり信じては頂けてないのでしてー?」

    「そういうわけじゃないんだ。でもまあ、何というか、テストしてみたいなーと」

    芳乃「そなたがそう望むのなら、わたくしは応えてみせましょうー。いかなる試練でも申しつけなさいー」

    「じゃあ、はいこれ」

    芳乃「? これは……何かの券でして?」

    「明日俺はここに正午から一人でいるからさ、芳乃が来てくれるかなーってずっと思いながら。結構広いし明日は人も多いだろう、それでも俺を見つけられたら合格ってことで」

    芳乃「遊園、地。ふむー」

    「そういうわけだ。芳乃にテストをさせてこんな言い方はおかしいけど、楽しみにしてるよ。それじゃあ」

    (我ながら酷い茶番だった! 無駄に恥ずかしいぞこれ!)

    芳乃「……」



    芳乃「……こういった時は敢えてたまさかの逢瀬となった方が、趣があるのでしょうかー。ふふっ」

    97 = 1 :

    翌日


    (よくよく考えたら、半ば強制的に呼びつけてしまっている感がじわじわとしてきていたたまれない……) チョンチョン

    (今からでも無理してこなくてもいいって伝えようか? でもそしたら芳乃の立つ瀬もないか……) チョンチョン

    (うーむ、何気にこんなところで一人で突っ立ってても寂しいしなあ。もっと素直に誘っておけば……) チョンチョン

    「もう、誰だよさっきから人が考え事してる時に突っつくのは――」

    芳乃「呼び掛けても声が届かないようでしたのでー。気が付きましてー?」

    「芳乃!? って早いな、もう俺のこと見つけたのか……。いや見つけたってよりは知っていたといってもいいレベルだな、おみそれしました」

    芳乃「そなたの気がわたくしをここへ強く引き寄せたのでしてー。わたくしの力、わかって頂けましてー?」

    「もちろんだ。……あー、あのさ。テストはこれで終わりだけど、せっかくここまで来たわけだしちょっと遊んでかないか? なんて」

    芳乃「そのつもりでこの券を用意してくれていたのでしょー?」

    「あはは、なんだそこまでバレてたか。そりゃそうだよなあ、回りくどくてごめん」

    芳乃「いえー、そなたの在り方がわかってきただけでもわたくしにとっては喜ばしいゆえー。……あのー、そのー、ところで遊園地とはどういった風に楽しめばよいところでしてー?」

    「その辺は任せてくれ、一回だけだが来たことあるし何がどこにあるかはわかるから。その前にこれ、悪いけどつけてもらっていいか?」

    芳乃「帽子に眼鏡とはー、まるで変装しているみたいでしてー」

    「うん、変装なんだよ。昨日親切でお節介な人に買わされたやつなんだ、アイドルが遊園地でデートしてたなんて知られたら大変だからな」

    芳乃「……デート?」

    「……うん、デート。違うかな」

    芳乃「……ふふー、ではわたくしが今日この日を楽しめた暁にはそういうことにー」

    「なるほど、今度は俺に試練が与えられたってことか。そうと決まったらぼさぼさしてられないな! まずは濡れてもいいよう明るいうちにあそこにいこう、一応レインコートも売ってるんだけど念には念を――」



    (結果 親愛+1)

    98 = 1 :

    「……あー、昨日は楽しかった」

    「散々遊んだ日のあとの仕事ほど憂鬱なものはないな……」

    「芳乃も楽しめてたならいいんだが。そうだ、芳乃のことだけ考えて今日を乗り切ろう」

    「次の作戦は>>99ってとこか。遊びにも行けたし、いつかもっとイチャコラできたらいいんだが」

    99 :

    山伏修行

    100 = 1 :

    何かと思って調べたらほら貝がどうのこうの出てきて笑いました


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