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元スレ利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」
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>>197
TOKIOはサバイバルどころか町作れるから(確信)
TOKIOはサバイバルどころか町作れるから(確信)
木炭を作るなら、空気を遮断することよりも「煙の出口を作る」ことの方が重要だよ。
この鎮守府って、粘土はないのかな?
あるなら、粘土で木を包んでやかんみたいに火にかけておけばOKだよ。
仕組みさえ理解していれば、ミルクパンとアルミホイル・ガスコンロでも簡単に作れるよ。
でも、一番いいのは登り窯を作っちゃうことだよ。
登り窯なら、生木からでも炭を作れるからね。
(質は悪いけど、個人で使うなら問題なし)
この鎮守府って、粘土はないのかな?
あるなら、粘土で木を包んでやかんみたいに火にかけておけばOKだよ。
仕組みさえ理解していれば、ミルクパンとアルミホイル・ガスコンロでも簡単に作れるよ。
でも、一番いいのは登り窯を作っちゃうことだよ。
登り窯なら、生木からでも炭を作れるからね。
(質は悪いけど、個人で使うなら問題なし)
前々作から読んできてやっと追いついた!
今回も楽しみにしてます
今回も楽しみにしてます
小学校の頃理科の授業で木炭作ったわ。パイナップルの缶詰の缶とアルミホイルで作れた。作った後の缶黒こげだったけどな。
瑞鶴「……ねえ、あのおっきな布にSOSって描いて、どれくらい経ったのかしら」
利根「そろそろ一ヶ月じゃのう」
提督「もうそんなに時間が経ったのか。早いな」
金剛「他にやる事が無いデスからネー。時間の流れを早く感じるのは仕方が無いデース」
響「私はむしろ、この一ヶ月の利根さんの変化が気になるよ」
利根「うん? 我輩は何か変わったかの?」ベッタリ
提督「変わったな」ベッタリ
瑞鶴「変わったわね」
金剛「変わってマース」
利根「何が変わったのかのう……」
響「少なくとも、前よりも提督にピッタリとくっついてるかな」
瑞鶴「日に日にボディタッチが増えてるわよね」
金剛「ボディタッチというよりも、まるでダディから離れない小さな子供みたいデス」
利根「ふむう……言われてみれば、確かに以前よりも増えたような気がするのう」
瑞鶴「……なんというか、本当に利根さんらしいわね」
響「少し離れたらどうなるのかな」
利根「うん? 少しかの?」
響「うん。少しだけ」
利根「ふむ。特に何も変わらぬと思うが」スッ
金剛「…………」ジー
利根「…………」ピトッ
金剛「!?」
瑞鶴「はやっ!? 本当に少しね!?」
利根「そろそろ一ヶ月じゃのう」
提督「もうそんなに時間が経ったのか。早いな」
金剛「他にやる事が無いデスからネー。時間の流れを早く感じるのは仕方が無いデース」
響「私はむしろ、この一ヶ月の利根さんの変化が気になるよ」
利根「うん? 我輩は何か変わったかの?」ベッタリ
提督「変わったな」ベッタリ
瑞鶴「変わったわね」
金剛「変わってマース」
利根「何が変わったのかのう……」
響「少なくとも、前よりも提督にピッタリとくっついてるかな」
瑞鶴「日に日にボディタッチが増えてるわよね」
金剛「ボディタッチというよりも、まるでダディから離れない小さな子供みたいデス」
利根「ふむう……言われてみれば、確かに以前よりも増えたような気がするのう」
瑞鶴「……なんというか、本当に利根さんらしいわね」
響「少し離れたらどうなるのかな」
利根「うん? 少しかの?」
響「うん。少しだけ」
利根「ふむ。特に何も変わらぬと思うが」スッ
金剛「…………」ジー
利根「…………」ピトッ
金剛「!?」
瑞鶴「はやっ!? 本当に少しね!?」
利根「何かおかしかったかの……」
響「もう中毒と変わらないね」
提督「……本当に言葉通りのような気がしてきた」
利根「うーむ。まあ、確かに提督とはいつまでも一緒に居たいのう」
金剛「それで恋愛感情は無いのデスよね……?」
利根「うむ。そもそも恋愛感情を持った事すら無いぞ」
瑞鶴「信じられないわねぇ……」
響「恋心を恋心と認識してないとかなのかな」
利根「? 流石に恋くらいは我輩も分かるぞ?」
金剛「では、利根にとっての恋愛とはどんなのデスか?」
利根「それはもう心の底から相手に全てを捧げて将来を誓い合った仲というものじゃ! その人を想うだけで胸が苦しくなるというのも知っておるぞ!」
金剛「提督はどうデス?」
利根「ふむ? 将来を誓い合ってはおらぬし、提督は傍に居って当然じゃからのう。提督が居らぬようになった時が我輩の死の時くらいかの?」
瑞鶴「……充分、好きって言ってるように聞こえるんだけど」
利根「勿論好きじゃよ。じゃが、それはなんというか恋としての好きとは違う気がするのじゃ。曖昧というか掴み所が無いというか……自分でもよく分からぬ」
響「自分の慕う相手、という意味なのかな」
利根「うーむ。それも合ってるようで違うような……」
金剛「よく分からないデース……」
利根「うむ。我輩もよく分からん」
瑞鶴「提督さんは利根さんの事をどう思ってるの?」
提督「……ふむ。そうだな」
響「凄く興味があるよ」
利根「なんとなく分かるがのう」
響「もう中毒と変わらないね」
提督「……本当に言葉通りのような気がしてきた」
利根「うーむ。まあ、確かに提督とはいつまでも一緒に居たいのう」
金剛「それで恋愛感情は無いのデスよね……?」
利根「うむ。そもそも恋愛感情を持った事すら無いぞ」
瑞鶴「信じられないわねぇ……」
響「恋心を恋心と認識してないとかなのかな」
利根「? 流石に恋くらいは我輩も分かるぞ?」
金剛「では、利根にとっての恋愛とはどんなのデスか?」
利根「それはもう心の底から相手に全てを捧げて将来を誓い合った仲というものじゃ! その人を想うだけで胸が苦しくなるというのも知っておるぞ!」
金剛「提督はどうデス?」
利根「ふむ? 将来を誓い合ってはおらぬし、提督は傍に居って当然じゃからのう。提督が居らぬようになった時が我輩の死の時くらいかの?」
瑞鶴「……充分、好きって言ってるように聞こえるんだけど」
利根「勿論好きじゃよ。じゃが、それはなんというか恋としての好きとは違う気がするのじゃ。曖昧というか掴み所が無いというか……自分でもよく分からぬ」
響「自分の慕う相手、という意味なのかな」
利根「うーむ。それも合ってるようで違うような……」
金剛「よく分からないデース……」
利根「うむ。我輩もよく分からん」
瑞鶴「提督さんは利根さんの事をどう思ってるの?」
提督「……ふむ。そうだな」
響「凄く興味があるよ」
利根「なんとなく分かるがのう」
提督・利根「危なっかしくて放っておけない」
利根「やはりの」
瑞鶴「……以心伝心?」
響「……これでどうして付き合ってすらいないんだろうね」
金剛「それにしても、どうして危なっかしいデス? 私には分からないネ」
提督「私が居るから利根はこうやっているだけで、私が居なかったら恐らく衰弱死するまでボーっとしているぞ」
瑞鶴「ええぇ……?」
利根「そうじゃのう。たぶんそうなっておる」
金剛「一体どういう事デスかそれ……」
利根「提督が傍に居るから我輩は生きておるんじゃよ。提督が居らぬのなら何も要らんのう」
瑞鶴「ねえ、本当は付き合ってる所か愛し合ってるわよね? 絶対にそうよね?」
提督「残念ながら」
利根「そんな事は一切無いんじゃ」
響「……深く考えるのは止めた方が良さそうだね、これは」
瑞鶴「そうみたいね……」
金剛「ストレンヂ……」
瑞鶴「……あ、話は変わるんだけどさ、二人ってどうしてこの島に来たの? それとも、ここに配属されたの?」
利根「一応は配属されたと言えば合っておるのう」
響「一応?」
提督「またの名を島流しと言う」
金剛「何をしたらそんな事になるデスか……」
提督「まあ、秘密だ」
利根「うむ」
瑞鶴「どっちにしろ、悪い事なんてしてそうにないんだけどなぁ……」
提督「さて、それはどうかな」
利根「世の中は単純ではないぞ?」
瑞鶴「もー……」
響「私は悪人だと思わないよ。だって、こんなにも人を思いやってくれるしね」
提督「その辺りは好きに想像してくれて構わない。──む。雨が降ってきた」
利根「早速回収じゃな!」ヌギヌギ
提督「だからここで脱ぐなと言っているだろ」
瑞鶴「流石にそろそろ慣れちゃったわね」
響「うん。いつもの光景だね」
金剛(無いようデスから仕方が無いデスけど、せめてパンティーズくらいはどうにかしてあげたいデス……)
…………………………………………。
利根「やはりの」
瑞鶴「……以心伝心?」
響「……これでどうして付き合ってすらいないんだろうね」
金剛「それにしても、どうして危なっかしいデス? 私には分からないネ」
提督「私が居るから利根はこうやっているだけで、私が居なかったら恐らく衰弱死するまでボーっとしているぞ」
瑞鶴「ええぇ……?」
利根「そうじゃのう。たぶんそうなっておる」
金剛「一体どういう事デスかそれ……」
利根「提督が傍に居るから我輩は生きておるんじゃよ。提督が居らぬのなら何も要らんのう」
瑞鶴「ねえ、本当は付き合ってる所か愛し合ってるわよね? 絶対にそうよね?」
提督「残念ながら」
利根「そんな事は一切無いんじゃ」
響「……深く考えるのは止めた方が良さそうだね、これは」
瑞鶴「そうみたいね……」
金剛「ストレンヂ……」
瑞鶴「……あ、話は変わるんだけどさ、二人ってどうしてこの島に来たの? それとも、ここに配属されたの?」
利根「一応は配属されたと言えば合っておるのう」
響「一応?」
提督「またの名を島流しと言う」
金剛「何をしたらそんな事になるデスか……」
提督「まあ、秘密だ」
利根「うむ」
瑞鶴「どっちにしろ、悪い事なんてしてそうにないんだけどなぁ……」
提督「さて、それはどうかな」
利根「世の中は単純ではないぞ?」
瑞鶴「もー……」
響「私は悪人だと思わないよ。だって、こんなにも人を思いやってくれるしね」
提督「その辺りは好きに想像してくれて構わない。──む。雨が降ってきた」
利根「早速回収じゃな!」ヌギヌギ
提督「だからここで脱ぐなと言っているだろ」
瑞鶴「流石にそろそろ慣れちゃったわね」
響「うん。いつもの光景だね」
金剛(無いようデスから仕方が無いデスけど、せめてパンティーズくらいはどうにかしてあげたいデス……)
…………………………………………。
提督「──さて、運動も終わったぞ」
利根「うむ! 寝るぞ! 共にじゃ!」ボフボフ
提督「急かすなと毎度言っているだろ」スッ
利根「良いではないかー」ギュー
提督「まったく」
利根「ところで提督よ。一つ質問をして良いかの」
提督「どうした」
利根「セックスというものをしてみぬか?」
提督「…………」ペシッ
利根「あたっ」
提督「流石に怒るぞ」
利根「もうしばいておるではないか。──しかし、嫌なのかの?」
提督「そもそもお前とはそんな関係ではないだろ」
利根「じゃが、ふと思ったのじゃ。確か男というものは精子を出さねば辛いのじゃろう?」
提督「そうでもない。慣れたらどうとでもなる」
利根「ふむう……残念じゃ」
提督「そもそも、簡単に自分の純潔を捧げようとするんじゃない」
利根「提督じゃから良いと思ったのじゃぞ」
提督「寝言は寝てから言え」
利根「我輩、結構真剣じゃ」
提督「余計に性質が悪い」
利根「……仕方が無いのう。我輩もかなり我慢してきておるんじゃぞ」
提督「アレの代わりにセックスしろと?」
利根「うむ」
提督「どっちももうやる事はない」
利根「むー……」
提督「……これで我慢してくれ」ナデナデ
利根「ん……頭を撫でたからといって我輩がそう簡単に屈すると」
提督「…………」ナデナデ
利根「…………」
提督「…………」ナデナデ
利根「……まあ、良いかの」ギュゥ
提督「おやすみだ、利根」
利根「うむ。おやすみじゃ提督」
…………………………………………。
利根「うむ! 寝るぞ! 共にじゃ!」ボフボフ
提督「急かすなと毎度言っているだろ」スッ
利根「良いではないかー」ギュー
提督「まったく」
利根「ところで提督よ。一つ質問をして良いかの」
提督「どうした」
利根「セックスというものをしてみぬか?」
提督「…………」ペシッ
利根「あたっ」
提督「流石に怒るぞ」
利根「もうしばいておるではないか。──しかし、嫌なのかの?」
提督「そもそもお前とはそんな関係ではないだろ」
利根「じゃが、ふと思ったのじゃ。確か男というものは精子を出さねば辛いのじゃろう?」
提督「そうでもない。慣れたらどうとでもなる」
利根「ふむう……残念じゃ」
提督「そもそも、簡単に自分の純潔を捧げようとするんじゃない」
利根「提督じゃから良いと思ったのじゃぞ」
提督「寝言は寝てから言え」
利根「我輩、結構真剣じゃ」
提督「余計に性質が悪い」
利根「……仕方が無いのう。我輩もかなり我慢してきておるんじゃぞ」
提督「アレの代わりにセックスしろと?」
利根「うむ」
提督「どっちももうやる事はない」
利根「むー……」
提督「……これで我慢してくれ」ナデナデ
利根「ん……頭を撫でたからといって我輩がそう簡単に屈すると」
提督「…………」ナデナデ
利根「…………」
提督「…………」ナデナデ
利根「……まあ、良いかの」ギュゥ
提督「おやすみだ、利根」
利根「うむ。おやすみじゃ提督」
…………………………………………。
瑞鶴「……ねえ、二人とも」
響「うん?」
金剛「どうしたデスか瑞鶴?」
瑞鶴「私達がこの家に引き篭もってから結構な時間が経ったけど、やっぱりこのままなのはいけないと思うの」
金剛「……瑞鶴もそう思いますか」
響「考える事はみんな同じなんだね」
金剛「提督や利根に何かしてあげる事が出来れば良いのデスが……」
瑞鶴「ここの所ずっと考えてるんだけど、全然思い付かなくてね……。二人も何か考えてるんだったら、三人で一緒に考えない?」
響「文殊の知恵とも言うしね。二人はどんなのを考えたの?」
金剛「私は提督達に何か出来ればと考えて、マッサージや髪の手入れなどを考えたデス。……でも、あれだけのんびりしているとマッサージはノーポイント。髪の手入れも提督がやっているので、私達が手を出すのも良くないデス」
瑞鶴「私はどうにかして中将さんと利根さんの仕事を私達でも出来ないかなって考えたわ。だけど、見つからないようにするのは難しいし……ねぇ」
響「……んっと、別に見つかったとしても良いんじゃないのかな」
瑞鶴「? どういう事?」
響「ローテーションを組んで一日ごとに外に出る人を変えるって方法だよ。これなら艤装を外した艦娘二人が居るってくらいにしか思われないはずだから、深海棲艦も攻撃してこないんじゃないかな」
金剛「それはどうなのでショウか。島で艦娘を見掛けたら警戒すると思いマス」
瑞鶴「あー。他に戦力が居ないか偵察するって事?」
金剛「イエス。今は利根のみ外に出ているので、戦力はただ一人だけだからスルーされているだけなのかもしれないデス」
響「なるほど。これが三人四人となれば脅威となりえるから襲われるかもしれないんだね」
金剛「響はどんな事を考えていたデスか?」
響「この家の中で出来る事だよ。……だけど、何をするにしても資材や道具が足りないし、出来る事もやれる事も少なくて諦めそうになってる」
瑞鶴「そうよね……。本当にこの島には何も無いもの……。いい加減、たまにやる焼き料理と掃除以外にも何かしたいくらいなんだけどね……」
響「うん?」
金剛「どうしたデスか瑞鶴?」
瑞鶴「私達がこの家に引き篭もってから結構な時間が経ったけど、やっぱりこのままなのはいけないと思うの」
金剛「……瑞鶴もそう思いますか」
響「考える事はみんな同じなんだね」
金剛「提督や利根に何かしてあげる事が出来れば良いのデスが……」
瑞鶴「ここの所ずっと考えてるんだけど、全然思い付かなくてね……。二人も何か考えてるんだったら、三人で一緒に考えない?」
響「文殊の知恵とも言うしね。二人はどんなのを考えたの?」
金剛「私は提督達に何か出来ればと考えて、マッサージや髪の手入れなどを考えたデス。……でも、あれだけのんびりしているとマッサージはノーポイント。髪の手入れも提督がやっているので、私達が手を出すのも良くないデス」
瑞鶴「私はどうにかして中将さんと利根さんの仕事を私達でも出来ないかなって考えたわ。だけど、見つからないようにするのは難しいし……ねぇ」
響「……んっと、別に見つかったとしても良いんじゃないのかな」
瑞鶴「? どういう事?」
響「ローテーションを組んで一日ごとに外に出る人を変えるって方法だよ。これなら艤装を外した艦娘二人が居るってくらいにしか思われないはずだから、深海棲艦も攻撃してこないんじゃないかな」
金剛「それはどうなのでショウか。島で艦娘を見掛けたら警戒すると思いマス」
瑞鶴「あー。他に戦力が居ないか偵察するって事?」
金剛「イエス。今は利根のみ外に出ているので、戦力はただ一人だけだからスルーされているだけなのかもしれないデス」
響「なるほど。これが三人四人となれば脅威となりえるから襲われるかもしれないんだね」
金剛「響はどんな事を考えていたデスか?」
響「この家の中で出来る事だよ。……だけど、何をするにしても資材や道具が足りないし、出来る事もやれる事も少なくて諦めそうになってる」
瑞鶴「そうよね……。本当にこの島には何も無いもの……。いい加減、たまにやる焼き料理と掃除以外にも何かしたいくらいなんだけどね……」
響「家の中と外がダメだったら、後は金剛さんの考えてた『二人に何か出来ないか』だよね」
金剛「でも、何かあるデスか……?」
響「私しか出来ないけど、身体を好きにさせるとか」
金剛「なっ!?」
瑞鶴「……えっと、どういう事?」
響「平たく言えば、エッチな御奉仕かな」
瑞鶴「ぶっ!?」
金剛「どこからそんな言葉を覚えたデスか響……」
響「暁の持ってた本とか、青葉さんの本とかかな」
金剛「……同室の暁には注意くらいで、青葉には叱らないといけないデスね」
瑞鶴(その青葉さんから色々と本や写真を提供して貰った事があるなんて言えない……)
響「ケッコンしてる二人には出来ないけど、私なら出来るよね?」
金剛「…………確かにストイックな二人でも性欲はあるでショウけど……あまり関心できないデスよ」
響「他にあるのならそれをするけれど、これくらいしか無いと思うんだ」
瑞鶴「ひ、響ちゃんにはまだ早いから、ね?」
響「そうでもないんじゃないかな。12歳で妊娠したって子も居るみたいだし」
金剛「……その情報はどこからデスか?」
響「青葉さんの本からだよ」
金剛「帰ったら全部取り上げまショウ。悪影響デス」
響「悪い影響はそんなに無いんじゃないかな。幼い内から性行為をしたらどういう危険があるかとかも知れたし、世の中にはさっき言った12歳で妊娠した事例もあるって記事も、結局は保護者に迷惑を掛けてしまったって記載されてたし」
金剛「……むう」
響「それに、少なからず私も興味があるしね」
金剛「……でも、やっぱり駄目デス。自分の身体は大事にしないといけまセン」
響「提督なら優しくしてくれそうだよ?」
金剛「そういう意味ではありまセン。青葉からのブックスにも書いていたのデスよね? 幼い内から性行為をすると危険があると」
響「この状況下なら良いと思ったんだけどな……」
金剛「どちらにせよ、エッチなのはノーなんだからネ! 提督も同じ事を言うと思いマスよ」
響「それはどうかな? 案外、男なのかもしれないよ」
金剛「……なら、提督がノーと言ったら諦めマスか?」
響「うん。諦めるよ」
金剛「分かりまシタ。では、明日にでも聞いてみまショウ」
響「先にこの事を話しておくのはダメだからね、金剛さん」
金剛「う。い、良いデスよ。お互い抜け駆けはアゲンストザルールですからネ!」
瑞鶴「……一体、何の勝負になってるのよ」
…………………………………………。
金剛「でも、何かあるデスか……?」
響「私しか出来ないけど、身体を好きにさせるとか」
金剛「なっ!?」
瑞鶴「……えっと、どういう事?」
響「平たく言えば、エッチな御奉仕かな」
瑞鶴「ぶっ!?」
金剛「どこからそんな言葉を覚えたデスか響……」
響「暁の持ってた本とか、青葉さんの本とかかな」
金剛「……同室の暁には注意くらいで、青葉には叱らないといけないデスね」
瑞鶴(その青葉さんから色々と本や写真を提供して貰った事があるなんて言えない……)
響「ケッコンしてる二人には出来ないけど、私なら出来るよね?」
金剛「…………確かにストイックな二人でも性欲はあるでショウけど……あまり関心できないデスよ」
響「他にあるのならそれをするけれど、これくらいしか無いと思うんだ」
瑞鶴「ひ、響ちゃんにはまだ早いから、ね?」
響「そうでもないんじゃないかな。12歳で妊娠したって子も居るみたいだし」
金剛「……その情報はどこからデスか?」
響「青葉さんの本からだよ」
金剛「帰ったら全部取り上げまショウ。悪影響デス」
響「悪い影響はそんなに無いんじゃないかな。幼い内から性行為をしたらどういう危険があるかとかも知れたし、世の中にはさっき言った12歳で妊娠した事例もあるって記事も、結局は保護者に迷惑を掛けてしまったって記載されてたし」
金剛「……むう」
響「それに、少なからず私も興味があるしね」
金剛「……でも、やっぱり駄目デス。自分の身体は大事にしないといけまセン」
響「提督なら優しくしてくれそうだよ?」
金剛「そういう意味ではありまセン。青葉からのブックスにも書いていたのデスよね? 幼い内から性行為をすると危険があると」
響「この状況下なら良いと思ったんだけどな……」
金剛「どちらにせよ、エッチなのはノーなんだからネ! 提督も同じ事を言うと思いマスよ」
響「それはどうかな? 案外、男なのかもしれないよ」
金剛「……なら、提督がノーと言ったら諦めマスか?」
響「うん。諦めるよ」
金剛「分かりまシタ。では、明日にでも聞いてみまショウ」
響「先にこの事を話しておくのはダメだからね、金剛さん」
金剛「う。い、良いデスよ。お互い抜け駆けはアゲンストザルールですからネ!」
瑞鶴「……一体、何の勝負になってるのよ」
…………………………………………。
響「──なんだけど、どうかな」
提督「吊るす」ヒュッ
利根「ッ!?」ビックゥ
響「え?」
響「なっ!? な、なななな──っ!!?」ブラーン
提督「まったくどいつもこいつも。自分の身体を大切にしろ」
瑞鶴「……凄い早業。アッという間に吊るされちゃってる」
利根(我輩が吊るされてしまうのかと思うてしまった……)ビクビク
金剛「……アクアブルー」
響「っ!?」ビクン
響「流石にこれは……恥ずかしいな……」
提督「反省したか?」
響「うん……もう言わないよ……」
提督「よろしい」スルスル
響「…………でも、一つだけ良いかな」
提督「どうした」
響「どうしてダメなんだい? 理由が聞きたい」
提督「一つ目は女の子なんだからもっと身体を大事にしろという事。二つ目に私は性行為を求めていないという事だ」
瑞鶴「……本当に男?」
提督「どうやらお前も吊るされたいようだな?」
瑞鶴「ごっごめんなさい!?」ビクッ
提督「まったく……。家の中の事はお前たち三人に任せているんだ。外の事くらいは私達に任せてくれないか」
金剛「でも、量が全然──」
提督「逆にお前達に暇させてしまっている事を気にしているくらいだ。この島では退屈が何よりも敵だと言っただろう。やる事が無くて遅く進む時間を潰すのは至難の業だ。だから、お互い様だと思ってくれ」
三人「……はい」
提督(はぁ……心臓に悪い……)
……………………
…………
……
提督「吊るす」ヒュッ
利根「ッ!?」ビックゥ
響「え?」
響「なっ!? な、なななな──っ!!?」ブラーン
提督「まったくどいつもこいつも。自分の身体を大切にしろ」
瑞鶴「……凄い早業。アッという間に吊るされちゃってる」
利根(我輩が吊るされてしまうのかと思うてしまった……)ビクビク
金剛「……アクアブルー」
響「っ!?」ビクン
響「流石にこれは……恥ずかしいな……」
提督「反省したか?」
響「うん……もう言わないよ……」
提督「よろしい」スルスル
響「…………でも、一つだけ良いかな」
提督「どうした」
響「どうしてダメなんだい? 理由が聞きたい」
提督「一つ目は女の子なんだからもっと身体を大事にしろという事。二つ目に私は性行為を求めていないという事だ」
瑞鶴「……本当に男?」
提督「どうやらお前も吊るされたいようだな?」
瑞鶴「ごっごめんなさい!?」ビクッ
提督「まったく……。家の中の事はお前たち三人に任せているんだ。外の事くらいは私達に任せてくれないか」
金剛「でも、量が全然──」
提督「逆にお前達に暇させてしまっている事を気にしているくらいだ。この島では退屈が何よりも敵だと言っただろう。やる事が無くて遅く進む時間を潰すのは至難の業だ。だから、お互い様だと思ってくれ」
三人「……はい」
提督(はぁ……心臓に悪い……)
……………………
…………
……
たぶん今回はここまでです。またいつか来ますね。
そろそろ終わりかな。深海棲艦も出そうかと思ったけど、どうやら似たようなのがあるらしいので止めておきます。ただでさえ似ているのに、これ以上似せてしまったら完全にパクリとなってしまう。
そろそろ終わりかな。深海棲艦も出そうかと思ったけど、どうやら似たようなのがあるらしいので止めておきます。ただでさえ似ているのに、これ以上似せてしまったら完全にパクリとなってしまう。
大根か
寝た被りなんて良くあることだし気にすることでもないと思うが…
まあそういう読者もいるか、仕方ないね
寝た被りなんて良くあることだし気にすることでもないと思うが…
まあそういう読者もいるか、仕方ないね
>>216
その問題もありますけど、あちらの作者さんが書こうとしているネタを食い潰しかねないというのもあります。
「これ向こうでも同じネタあったな」とかそんな書き込みがあると良い気分にはならないと思います。私の場合は被ってしまったかーという程度ですが、全員が同じという訳ではないので、後発の私が自重すべきです。
逆に私の作品と似たような作品があったら、是非ともパクtt参考にして頂きたいです。凄く悦びます。
それに、そろそろネタが尽きてきたので(ry
とりあえずは次かその次の投下で終わると思いますので、もう少しだけお付き合い下さいませ。
その問題もありますけど、あちらの作者さんが書こうとしているネタを食い潰しかねないというのもあります。
「これ向こうでも同じネタあったな」とかそんな書き込みがあると良い気分にはならないと思います。私の場合は被ってしまったかーという程度ですが、全員が同じという訳ではないので、後発の私が自重すべきです。
逆に私の作品と似たような作品があったら、是非ともパクtt参考にして頂きたいです。凄く悦びます。
それに、そろそろネタが尽きてきたので(ry
とりあえずは次かその次の投下で終わると思いますので、もう少しだけお付き合い下さいませ。
超人的な提督見てると過去作をどうしても思い出してしまうの・・・
何はともあれ乙乙
何はともあれ乙乙
いつくるかいつくる舞ってたらすでにきてた・・・・
不意打ちはずるいよ
不意打ちはずるいよ
金剛「…………」ボー
瑞鶴「やる事、ないわねぇ」
響「本当にね」
利根「まあまあ、こうやってノンビリと出来るのはある意味で幸せじゃと思うぞ」ギュゥ
提督「完全に自堕落だが、幸せなのは間違いないな」
瑞鶴「……中将さんって、しっかりしているのか怠け者なのか時々分からなくなるわ」
響「しっかりとしてる怠け者とか?」
瑞鶴「それ矛盾してない?」
提督「人など矛盾だらけな生き物だ。然して不思議でもないだろう」
金剛「提督が言うと、なんでも真実に聴こえマス」
提督「……そうか。そんな事はないと思うのだが」
利根「それだけ提督を信頼と信用をしておるという事じゃろう」
提督「良い意味に捉えるな、利根は」
利根「ふむ? それ以外に何かあるのかの?」
提督「この島に来てから考えるという事が少なくなっているようだな? 少しは自分で考えてみろ」
利根「ふむう……言われてみれば確かに……。考えてみるぞ」
瑞鶴(……私もちょっと考えてみようかしら。どうしてこの二人が島流しにあったのかって)
提督「──む」
利根「どうかしたのかの?」
金剛・瑞鶴「!」
提督「珍しいな。この海域に何かが近寄ってきているぞ」
瑞鶴「やる事、ないわねぇ」
響「本当にね」
利根「まあまあ、こうやってノンビリと出来るのはある意味で幸せじゃと思うぞ」ギュゥ
提督「完全に自堕落だが、幸せなのは間違いないな」
瑞鶴「……中将さんって、しっかりしているのか怠け者なのか時々分からなくなるわ」
響「しっかりとしてる怠け者とか?」
瑞鶴「それ矛盾してない?」
提督「人など矛盾だらけな生き物だ。然して不思議でもないだろう」
金剛「提督が言うと、なんでも真実に聴こえマス」
提督「……そうか。そんな事はないと思うのだが」
利根「それだけ提督を信頼と信用をしておるという事じゃろう」
提督「良い意味に捉えるな、利根は」
利根「ふむ? それ以外に何かあるのかの?」
提督「この島に来てから考えるという事が少なくなっているようだな? 少しは自分で考えてみろ」
利根「ふむう……言われてみれば確かに……。考えてみるぞ」
瑞鶴(……私もちょっと考えてみようかしら。どうしてこの二人が島流しにあったのかって)
提督「──む」
利根「どうかしたのかの?」
金剛・瑞鶴「!」
提督「珍しいな。この海域に何かが近寄ってきているぞ」
利根「ほう。艦娘かの? 深海棲艦かの?」
響「艦娘だったら凄く良いよね」
提督「どうだかな」
響「? どういう意味だい?」
提督「さて、それもどうだろう。──とりあえず外に出るぞ利根。艦娘だった場合は金剛達を帰らせられるだろう」スッ
利根「うむ!」スッ
金剛「……帰れる、デスか」
瑞鶴「……そうだと良いわよね」
金剛「…………ええ」
響「……………………」
響(本当に、二人はそれで良いのかな)
…………………………………………。
響「艦娘だったら凄く良いよね」
提督「どうだかな」
響「? どういう意味だい?」
提督「さて、それもどうだろう。──とりあえず外に出るぞ利根。艦娘だった場合は金剛達を帰らせられるだろう」スッ
利根「うむ!」スッ
金剛「……帰れる、デスか」
瑞鶴「……そうだと良いわよね」
金剛「…………ええ」
響「……………………」
響(本当に、二人はそれで良いのかな)
…………………………………………。
提督「どうやら艦娘のようだな」
利根「相変わらず目が良いのう。我輩は未だに判別が付かぬぞ」
提督「怠けすぎて錬度でも落ちたか?」
利根「その時はまた上げれば良かろう」
提督「それもそうだな。……ふむ。どうやらこっちに気付いたらしい。真っ直ぐ向かってきている」
利根「ほう。向こうも中々の錬度じゃな」
提督「ただ単にSOSサインに気付いただけかもしれんぞ」
利根「そう言えばそんな物もあったのう」
提督「忘れていたのか。結構目に付くだろ」
利根「特に興味が無いから仕方あるまい」
提督「そうだな。それなら仕方が無い」
提督・利根「……………………」
利根「……提督よ」
提督「ああ、気付いている」
利根「何の因果かの、これは」
提督「さあな。だが、話の分かる奴だからまだ良いんじゃないか?」
利根「確かにそうじゃが……」
提督「ボヤいてもしょうがない。事情を話して金剛達を連れて帰って貰うぞ」
利根「……うむ」
…………………………………………。
利根「相変わらず目が良いのう。我輩は未だに判別が付かぬぞ」
提督「怠けすぎて錬度でも落ちたか?」
利根「その時はまた上げれば良かろう」
提督「それもそうだな。……ふむ。どうやらこっちに気付いたらしい。真っ直ぐ向かってきている」
利根「ほう。向こうも中々の錬度じゃな」
提督「ただ単にSOSサインに気付いただけかもしれんぞ」
利根「そう言えばそんな物もあったのう」
提督「忘れていたのか。結構目に付くだろ」
利根「特に興味が無いから仕方あるまい」
提督「そうだな。それなら仕方が無い」
提督・利根「……………………」
利根「……提督よ」
提督「ああ、気付いている」
利根「何の因果かの、これは」
提督「さあな。だが、話の分かる奴だからまだ良いんじゃないか?」
利根「確かにそうじゃが……」
提督「ボヤいてもしょうがない。事情を話して金剛達を連れて帰って貰うぞ」
利根「……うむ」
…………………………………………。
北上「あや、本当に提督だ」
比叡「…………」
夕立「提督さん提督さん! 夕立、寂しかったっぽい!」ギュー
時雨「生きていたんだね。良かった……」
飛龍「利根も元気みたいね。少しだけ安心しましたよ」
利根「まあ、の。のんびりしておったよ」
加賀「流刑になったと聞いていたけれど、まさかこんな場所だとは思わなかったわ」
提督「久し振りだな、皆。まさか艦隊までそのままだとは思わなかったぞ」ナデナデ
夕立「~♪」スリスリ
時雨「あっちの提督が気を利かせてくれてるんだ。出来れば皆と一緒に出撃したいだろうって」
提督「そうか。優しい提督で良かった」
北上「まあー、提督と比べたら甘いけどねー」
提督「まあ、そうなるな。……久々の再開に花を咲かせたいとは思うが、少し頼まれて欲しい」
夕立「なになに? 提督さんの為なら、夕立、なんだって聞くっぽい!」
提督「この島に漂流した艦娘が三人居る。その子達を元の鎮守府に帰してやってくれないか」
加賀「お安い御用よ。それにしても、その子達も苦労したでしょうね」
提督「私は何もしていない」
加賀「そんな事くらい分かっているわ。だって、利根さんが居るもの」チラ
利根「……あの日からアレはしておらんぞ」
飛龍「あ、あはは……。まあ、あれは良くないと思いますよ?」
加賀「そうよ。いつか本当に死んでしまうわ」
比叡「……………………」
比叡「…………」
夕立「提督さん提督さん! 夕立、寂しかったっぽい!」ギュー
時雨「生きていたんだね。良かった……」
飛龍「利根も元気みたいね。少しだけ安心しましたよ」
利根「まあ、の。のんびりしておったよ」
加賀「流刑になったと聞いていたけれど、まさかこんな場所だとは思わなかったわ」
提督「久し振りだな、皆。まさか艦隊までそのままだとは思わなかったぞ」ナデナデ
夕立「~♪」スリスリ
時雨「あっちの提督が気を利かせてくれてるんだ。出来れば皆と一緒に出撃したいだろうって」
提督「そうか。優しい提督で良かった」
北上「まあー、提督と比べたら甘いけどねー」
提督「まあ、そうなるな。……久々の再開に花を咲かせたいとは思うが、少し頼まれて欲しい」
夕立「なになに? 提督さんの為なら、夕立、なんだって聞くっぽい!」
提督「この島に漂流した艦娘が三人居る。その子達を元の鎮守府に帰してやってくれないか」
加賀「お安い御用よ。それにしても、その子達も苦労したでしょうね」
提督「私は何もしていない」
加賀「そんな事くらい分かっているわ。だって、利根さんが居るもの」チラ
利根「……あの日からアレはしておらんぞ」
飛龍「あ、あはは……。まあ、あれは良くないと思いますよ?」
加賀「そうよ。いつか本当に死んでしまうわ」
比叡「……………………」
夕立「アレって何? 夕立、気になるっぽいー」
時雨「まあまあ。──それより提督。その三人はどこに居るんだい?」
提督「今から利根に連れてきて貰う。少し待っていてくれ」
利根「…………」スッ
提督「頼んだ、利根」
利根「うむ。任されよ」トコトコ
提督「……………………」
提督「……その三人なんだが、お前達にとって辛い相手だろう。特に比叡……すまない」
比叡「え……それって……」
飛龍「……そういう事なんですね」
加賀「本当……神が居るのなら、どれだけ提督と利根を苦しませれば気が済むのかしら」
時雨「あと、比叡さんにも、ね……」
比叡「……覚悟は、しておきます」
北上「あたし、神様って奴が嫌いになったかも」
夕立「? ??」
提督「それよりも、お前達が元気そうで良かった」
夕立「提督さんに鍛えられたから当たり前っぽいー!」
提督「そういう意味ではなかったんだがな」
加賀「では、どういう意味だったのですか?」
提督「健康そうで良かったという意味だ」
北上「だったら私達が言うのは同じだったって訳だねー」
時雨「まあまあ。──それより提督。その三人はどこに居るんだい?」
提督「今から利根に連れてきて貰う。少し待っていてくれ」
利根「…………」スッ
提督「頼んだ、利根」
利根「うむ。任されよ」トコトコ
提督「……………………」
提督「……その三人なんだが、お前達にとって辛い相手だろう。特に比叡……すまない」
比叡「え……それって……」
飛龍「……そういう事なんですね」
加賀「本当……神が居るのなら、どれだけ提督と利根を苦しませれば気が済むのかしら」
時雨「あと、比叡さんにも、ね……」
比叡「……覚悟は、しておきます」
北上「あたし、神様って奴が嫌いになったかも」
夕立「? ??」
提督「それよりも、お前達が元気そうで良かった」
夕立「提督さんに鍛えられたから当たり前っぽいー!」
提督「そういう意味ではなかったんだがな」
加賀「では、どういう意味だったのですか?」
提督「健康そうで良かったという意味だ」
北上「だったら私達が言うのは同じだったって訳だねー」
提督「……健康面に関しては当たり前の事しか言っていなかったと思うが」
飛龍「それがそうでもないんですよね。今、私達を指揮して下さっている方も、初めは艦娘の体調を考えられなかったそうですし」
提督「ふむ」
時雨「でも、今はそんな事ないよ。加賀さんが一言だけ進言してからすぐに気にしてくれるようになったんだ」
提督「ほう。流石だな。私にも痛い所をズバズバと言ってくれていた事だけはある」
加賀「他に誰も言いませんから。他人の意見は大事と仰ったのは提督でしょう?」
提督「そうだったな。おかげで何度も死地を乗り越えられてきた」
加賀「……ごめんなさいね」
提督「その事は考えなくて良い。もう過ぎてしまった事だ」
比叡「……もう、割り切っているんですか?」
飛龍「ちょ、ちょっと比叡──」
提督「……どうだろうか。未だしがらみに捕らわれているとは思っている。そうでなかったら、本気でこの島から離れる努力をしていただろう」
時雨「でも、帰ってきてくれるんだよね?」
提督「帰らんよ」
夕立「えー!? なんでなんでーっ!?」
提督「私はまだサボっていたいからだ」
夕立「提督さんが怠け者になったっぽいー……」
加賀(……まだ吹っ切れていないのね)
比叡「……いつかは、ちゃんと帰ってきて下さい。それが──…………」
利根「提督よ、連れてきたぞ」
提督「ご苦労、利根。──金剛、瑞鶴、響、紹介しよう。この六人は私に付き従ってくれていた子達だ」
三人「!」
北上「……やだなー。今でも帰ってきてくれるのなら付いていくってば。ねー、皆?」
飛龍「ええ。勿論ですよ」
加賀「当たり前です」
飛龍「それがそうでもないんですよね。今、私達を指揮して下さっている方も、初めは艦娘の体調を考えられなかったそうですし」
提督「ふむ」
時雨「でも、今はそんな事ないよ。加賀さんが一言だけ進言してからすぐに気にしてくれるようになったんだ」
提督「ほう。流石だな。私にも痛い所をズバズバと言ってくれていた事だけはある」
加賀「他に誰も言いませんから。他人の意見は大事と仰ったのは提督でしょう?」
提督「そうだったな。おかげで何度も死地を乗り越えられてきた」
加賀「……ごめんなさいね」
提督「その事は考えなくて良い。もう過ぎてしまった事だ」
比叡「……もう、割り切っているんですか?」
飛龍「ちょ、ちょっと比叡──」
提督「……どうだろうか。未だしがらみに捕らわれているとは思っている。そうでなかったら、本気でこの島から離れる努力をしていただろう」
時雨「でも、帰ってきてくれるんだよね?」
提督「帰らんよ」
夕立「えー!? なんでなんでーっ!?」
提督「私はまだサボっていたいからだ」
夕立「提督さんが怠け者になったっぽいー……」
加賀(……まだ吹っ切れていないのね)
比叡「……いつかは、ちゃんと帰ってきて下さい。それが──…………」
利根「提督よ、連れてきたぞ」
提督「ご苦労、利根。──金剛、瑞鶴、響、紹介しよう。この六人は私に付き従ってくれていた子達だ」
三人「!」
北上「……やだなー。今でも帰ってきてくれるのなら付いていくってば。ねー、皆?」
飛龍「ええ。勿論ですよ」
加賀「当たり前です」
提督「さっき言った通り、今はまだ無理な話だ。──三人共、この子達がお前達を連れて行ってくれる。悪いようにはしない子達だから安心して良い」
金剛「よろしくお願いしマス」ペコ
瑞鶴「えっと、よろしくです」ペコ
響「…………」ペコリ
提督「……そういう事だ。三人を頼む」
時雨「……うん。分かったよ」
比叡「……………………」
夕立「…………」
金剛(……なんだか悲しそうデス。どうしてでショウか……)
提督「金剛と瑞鶴に関しては錬度が充分にある。響も恐らくそうだろう。弾薬も分けてくれると役に立つはずだ」
飛龍「……提督、一つ良いですか?」
提督「どうした。弾薬が残り少ないのか?」
飛龍「いえ、そっちは全然構わないのですけれど……。その……」
提督「歯切れが悪いな。遠慮しなくて良い」
飛龍「…………つらく、なかったですか?」
金剛(つらい……?)
提督「考えないようにしていただけだ。それと、頭では分かっていたから平常を保てられていた」
瑞鶴(平常を保つ……?)
加賀「まさかとは思うけれど、この子達が居なくなったからと言って変な気を起こさないわよね」
提督「安心──は出来ないだろうが、それでも言っておく。時が来るまでここでのんびりとしているよ」
響(変な気……?)
夕立「……提督さん。また、ここに来ても良い?」
提督「そうだな……たまになら良いぞ。ただし、今の提督に迷惑を掛けない範囲で誰にも私の事を話さないというのが条件だ」
北上「あたし達の提督は、今も昔も一人だけなんだけどね」
提督「こんな私を慕ってくれるとは、ありがたい事だよ」
時雨「ずっと、待っているからね」
提督「いつになるかは分からんがな。──さて、三人を頼む。後の事は任せたぞ」
六人「!」ピシッ
金剛(……私達のテートクとは大違いデスね)
金剛「……提督」
提督「どうした」
金剛「短い間でシタけど、お世話になりまシタ」ペコッ
瑞鶴「機会があったらまた来るわね」
響「またね」
提督「……そうだな。また、機会があれば逢おうか」
金剛(? なんだか、いつもと違う気がしマス)
比叡「……………………」
…………………………………………。
金剛「よろしくお願いしマス」ペコ
瑞鶴「えっと、よろしくです」ペコ
響「…………」ペコリ
提督「……そういう事だ。三人を頼む」
時雨「……うん。分かったよ」
比叡「……………………」
夕立「…………」
金剛(……なんだか悲しそうデス。どうしてでショウか……)
提督「金剛と瑞鶴に関しては錬度が充分にある。響も恐らくそうだろう。弾薬も分けてくれると役に立つはずだ」
飛龍「……提督、一つ良いですか?」
提督「どうした。弾薬が残り少ないのか?」
飛龍「いえ、そっちは全然構わないのですけれど……。その……」
提督「歯切れが悪いな。遠慮しなくて良い」
飛龍「…………つらく、なかったですか?」
金剛(つらい……?)
提督「考えないようにしていただけだ。それと、頭では分かっていたから平常を保てられていた」
瑞鶴(平常を保つ……?)
加賀「まさかとは思うけれど、この子達が居なくなったからと言って変な気を起こさないわよね」
提督「安心──は出来ないだろうが、それでも言っておく。時が来るまでここでのんびりとしているよ」
響(変な気……?)
夕立「……提督さん。また、ここに来ても良い?」
提督「そうだな……たまになら良いぞ。ただし、今の提督に迷惑を掛けない範囲で誰にも私の事を話さないというのが条件だ」
北上「あたし達の提督は、今も昔も一人だけなんだけどね」
提督「こんな私を慕ってくれるとは、ありがたい事だよ」
時雨「ずっと、待っているからね」
提督「いつになるかは分からんがな。──さて、三人を頼む。後の事は任せたぞ」
六人「!」ピシッ
金剛(……私達のテートクとは大違いデスね)
金剛「……提督」
提督「どうした」
金剛「短い間でシタけど、お世話になりまシタ」ペコッ
瑞鶴「機会があったらまた来るわね」
響「またね」
提督「……そうだな。また、機会があれば逢おうか」
金剛(? なんだか、いつもと違う気がしマス)
比叡「……………………」
…………………………………………。
金剛(こうして海を滑るのは久々デス。……たった三ヶ月くらい離れていただけで、こんなにも懐かしく思えるデスか。ケド……)チラ
瑞鶴「…………」コクン
瑞鶴(……なんだろ。空気がピリピリしてる気がする)
響「ねえ、少し良いかな」
飛龍「ん? どうかしましたか?」
響「私達は、提督──あなた達の提督に、何か粗相をしてしまったのかな」
六人「……………………」
加賀「……どうして、そう思ったのかしら」
響「なんとなくかな。空気が重いからってのもあるよ」
加賀「そう……。ごめんなさいね。気分を悪くさせてしまったわ」
飛龍「でも安心して良いですよ。……これは、私達の問題ですからね」
金剛「……何かあったのデスか」
北上「あったっちゃあったけど、あんまり人に言う事じゃないんだぁ。ごめんね」
金剛「ごめんなさい……」
北上「あー、いやー、気にしなくても良いんだよ? 本当に身内話だからさ」
響「……………………」ジー
響「……そっか……ごめんよ」
北上「だから謝らなくても良いってばー」
加賀(……この子も、聡い子なのね)
瑞鶴「えっと、話は変わるんだけど、中将さんって何があってあんな島に居るの?」
時雨「提督は何も話さなかったんだ?」
瑞鶴「うん。秘密って言ってた」
時雨「秘密……そっか。秘密なんだね……」
瑞鶴「?」
瑞鶴「…………」コクン
瑞鶴(……なんだろ。空気がピリピリしてる気がする)
響「ねえ、少し良いかな」
飛龍「ん? どうかしましたか?」
響「私達は、提督──あなた達の提督に、何か粗相をしてしまったのかな」
六人「……………………」
加賀「……どうして、そう思ったのかしら」
響「なんとなくかな。空気が重いからってのもあるよ」
加賀「そう……。ごめんなさいね。気分を悪くさせてしまったわ」
飛龍「でも安心して良いですよ。……これは、私達の問題ですからね」
金剛「……何かあったのデスか」
北上「あったっちゃあったけど、あんまり人に言う事じゃないんだぁ。ごめんね」
金剛「ごめんなさい……」
北上「あー、いやー、気にしなくても良いんだよ? 本当に身内話だからさ」
響「……………………」ジー
響「……そっか……ごめんよ」
北上「だから謝らなくても良いってばー」
加賀(……この子も、聡い子なのね)
瑞鶴「えっと、話は変わるんだけど、中将さんって何があってあんな島に居るの?」
時雨「提督は何も話さなかったんだ?」
瑞鶴「うん。秘密って言ってた」
時雨「秘密……そっか。秘密なんだね……」
瑞鶴「?」
時雨「ごめんよ。僕も言う事が出来ない。提督が秘密って言ったのなら僕達も秘密にするべきだと思う」
瑞鶴「そっかぁ……。ちょっと残念」
飛龍「ところで、皆さんの鎮守府はどこですか?」
金剛「私達は横須賀より少し南に出来た新しい鎮守府に籍を置いていマス。下田鎮守府で伝わると良いのデスが……」
加賀「最近、鎮守府が沢山作られていて把握に困るわよね。深海棲艦の数も新種も増えているから各所に置きたくなるのは分かるのだけれど」
加賀(下田鎮守府は悪い話ばかり聞くけれど、それは言わない方が良いでしょうね)
夕立「私達はその横須賀に住んでるっぽい!」
響「という事は、貴方達の提督は横須賀の提督だったんだね」
時雨「うん。そうだったよ」
瑞鶴「横須賀の話はたまに聞いていたけど、まさか中将さんが横須賀に居たなんて……」
飛龍「実は下田の提督さんって、演習で横須賀によく来るんですよ」
金剛「! そ、そうだったのデスか?」
瑞鶴「全然知らなかったわ……。いつも演習はメンバーだけ言って提督さんが連れて行ってたから……」
響「初耳」
比叡「……三人は、演習に行かないんですか?」
金剛「私達は既に錬度がかなり高くありマスので、演習にはあまり行かないのデス。いつも行くのは錬度の低い子達だけでシタ」
加賀「格上を相手にする事で質の高い経験を積ませているのよね。効率的だとは思うわ」
瑞鶴「……それって、普通じゃないの?」
北上「少なくとも私達の提督は違ったかなぁ。なんていうか、艦隊の統率を上げるのが優先的だったねー」
響「? どういう事なんだい?」
加賀「個々で戦わずに集団となって戦う経験を積ませていたの。艦隊の旗艦が指揮をして、お互いがお互いをフォローと連携をする練習よ。個々の戦力はそこまで伸びないけれど、集団で戦う能力は確実に高まるわね」
金剛(言われてみれば、確かに私達はほとんど一人一人が戦っているだけネ……)
瑞鶴(攻撃する相手も、大抵皆がバラバラよねぇ……)
瑞鶴「そっかぁ……。ちょっと残念」
飛龍「ところで、皆さんの鎮守府はどこですか?」
金剛「私達は横須賀より少し南に出来た新しい鎮守府に籍を置いていマス。下田鎮守府で伝わると良いのデスが……」
加賀「最近、鎮守府が沢山作られていて把握に困るわよね。深海棲艦の数も新種も増えているから各所に置きたくなるのは分かるのだけれど」
加賀(下田鎮守府は悪い話ばかり聞くけれど、それは言わない方が良いでしょうね)
夕立「私達はその横須賀に住んでるっぽい!」
響「という事は、貴方達の提督は横須賀の提督だったんだね」
時雨「うん。そうだったよ」
瑞鶴「横須賀の話はたまに聞いていたけど、まさか中将さんが横須賀に居たなんて……」
飛龍「実は下田の提督さんって、演習で横須賀によく来るんですよ」
金剛「! そ、そうだったのデスか?」
瑞鶴「全然知らなかったわ……。いつも演習はメンバーだけ言って提督さんが連れて行ってたから……」
響「初耳」
比叡「……三人は、演習に行かないんですか?」
金剛「私達は既に錬度がかなり高くありマスので、演習にはあまり行かないのデス。いつも行くのは錬度の低い子達だけでシタ」
加賀「格上を相手にする事で質の高い経験を積ませているのよね。効率的だとは思うわ」
瑞鶴「……それって、普通じゃないの?」
北上「少なくとも私達の提督は違ったかなぁ。なんていうか、艦隊の統率を上げるのが優先的だったねー」
響「? どういう事なんだい?」
加賀「個々で戦わずに集団となって戦う経験を積ませていたの。艦隊の旗艦が指揮をして、お互いがお互いをフォローと連携をする練習よ。個々の戦力はそこまで伸びないけれど、集団で戦う能力は確実に高まるわね」
金剛(言われてみれば、確かに私達はほとんど一人一人が戦っているだけネ……)
瑞鶴(攻撃する相手も、大抵皆がバラバラよねぇ……)
加賀「良い事ばかりでもないのだけれどね」
響「そうなのかい?」
北上「各個撃破にものすごーく弱いんだよね、これ。まあ、そうさせないように動くけどさ」
飛龍「その点を考えたら、個々の強さも重要になってくるんですよね。けれど、そこまで手が回らなくて……」
夕立「私、もっと頑張るっぽい!」
時雨「夕立はもう充分じゃないのかな……? この間、昼間で黄色いオーラのタ級を一発で沈めてたよね?」
夕立「まだまだ強くなりたいっぽいー! もっと強くなったら、もっと気軽に提督さんに会えるよね!」
瑞鶴「……私達の鎮守府でも時々思ってたんだけど、この子って本当に駆逐艦なのかしら」
夕立「ぽい?」
響「少なくとも、夕立以外の駆逐艦は無理だよね」
金剛「戦艦である私達でもワンショットキル出来ない時があるはずなのデスが……」
加賀「この子が成長したら頼もし──総員、戦闘態勢に入って」スッ
全員「!」サッ
瑞鶴「私も爆撃機を飛ばすわね」スッ
加賀「ええ。でも、編隊は組めないと思うから、第二次攻撃隊として動いて貰って良いかしら。第一次攻撃と第三次攻撃は私と飛龍が務めます」
瑞鶴「え? 一緒じゃないの?」
加賀「そうよ。あと、発艦は急ぎなさい。間に合わなくなるわよ」
瑞鶴「は、はい!」
加賀「敵は戦艦タ級、重巡リ級が二隻、雷巡チ級、駆逐ロ級、駆逐ニ級。どれも赤と黄色のオーラを纏っているわ。第一次攻撃隊はタ級に集中攻撃。第二次攻撃隊はタ級が中破以上で残っていればタ級へ追撃。そうでなかったらリ級の二隻へ攻撃。第三次攻撃隊はその時の状況に合わせて攻撃対象を決めて貰うわ」
飛龍「了解しました!」
瑞鶴「りょ、了解です!」
加賀「戦艦である比叡はタ級、金剛さんはリ級、チ級の順番で優先度を決めて砲撃。いずれも中破以上の場合に限ります。大破した敵は無視して構わないわ。比叡が砲撃してから金剛さんは砲撃をお願いね」
比叡・金剛「はいっ!」
加賀「あと北上さん。もしもの事を考えてタ級へ先制雷撃をしてもらうわ」
北上「任せてね! 四十門の魚雷が確実に仕留めるから」
加賀「他の子達は指示があるまで回避に専念。その後の指示は随時言い渡します。提督の言葉を忘れないよう、絶対に沈まないようにしなさい。──戦闘開始よ」
……………………
…………
……
響「そうなのかい?」
北上「各個撃破にものすごーく弱いんだよね、これ。まあ、そうさせないように動くけどさ」
飛龍「その点を考えたら、個々の強さも重要になってくるんですよね。けれど、そこまで手が回らなくて……」
夕立「私、もっと頑張るっぽい!」
時雨「夕立はもう充分じゃないのかな……? この間、昼間で黄色いオーラのタ級を一発で沈めてたよね?」
夕立「まだまだ強くなりたいっぽいー! もっと強くなったら、もっと気軽に提督さんに会えるよね!」
瑞鶴「……私達の鎮守府でも時々思ってたんだけど、この子って本当に駆逐艦なのかしら」
夕立「ぽい?」
響「少なくとも、夕立以外の駆逐艦は無理だよね」
金剛「戦艦である私達でもワンショットキル出来ない時があるはずなのデスが……」
加賀「この子が成長したら頼もし──総員、戦闘態勢に入って」スッ
全員「!」サッ
瑞鶴「私も爆撃機を飛ばすわね」スッ
加賀「ええ。でも、編隊は組めないと思うから、第二次攻撃隊として動いて貰って良いかしら。第一次攻撃と第三次攻撃は私と飛龍が務めます」
瑞鶴「え? 一緒じゃないの?」
加賀「そうよ。あと、発艦は急ぎなさい。間に合わなくなるわよ」
瑞鶴「は、はい!」
加賀「敵は戦艦タ級、重巡リ級が二隻、雷巡チ級、駆逐ロ級、駆逐ニ級。どれも赤と黄色のオーラを纏っているわ。第一次攻撃隊はタ級に集中攻撃。第二次攻撃隊はタ級が中破以上で残っていればタ級へ追撃。そうでなかったらリ級の二隻へ攻撃。第三次攻撃隊はその時の状況に合わせて攻撃対象を決めて貰うわ」
飛龍「了解しました!」
瑞鶴「りょ、了解です!」
加賀「戦艦である比叡はタ級、金剛さんはリ級、チ級の順番で優先度を決めて砲撃。いずれも中破以上の場合に限ります。大破した敵は無視して構わないわ。比叡が砲撃してから金剛さんは砲撃をお願いね」
比叡・金剛「はいっ!」
加賀「あと北上さん。もしもの事を考えてタ級へ先制雷撃をしてもらうわ」
北上「任せてね! 四十門の魚雷が確実に仕留めるから」
加賀「他の子達は指示があるまで回避に専念。その後の指示は随時言い渡します。提督の言葉を忘れないよう、絶対に沈まないようにしなさい。──戦闘開始よ」
……………………
…………
……
まず初めに。投下が遅くなってごめんよ。
そして、今回で終わらなかった。終わるのはまた次回以降になると思う。また終わる終わる詐欺になりそうな悪感。
そして、今回で終わらなかった。終わるのはまた次回以降になると思う。また終わる終わる詐欺になりそうな悪感。
おつ
不思議だな、「終わる終わる詐欺」がこんなに響きの良い言葉に聞こえたのは初めてだ
不思議だな、「終わる終わる詐欺」がこんなに響きの良い言葉に聞こえたのは初めてだ
乙デース!!
you、もっと続けても問題nothingなんだからネ〜!!
you、もっと続けても問題nothingなんだからネ〜!!
乙!
楽しみに待ってる。このお話が終わっても次回作を楽しみに待ってるから
楽しみに待ってる。このお話が終わっても次回作を楽しみに待ってるから
>>1の作品なら終わる終わる詐欺に引っかかりたい
皆さん、新年明けましておめでとうございます。
拙いSSですが、最後までご一緒頂けますと幸いです。
さて、報告という形になるのですが、これから先は趣味全開でいくと思います。
感覚としてましては金剛さんのSSに近い形になると思いますので、賛否が分かれると予想しています。腕が無くてごめんよ。
完走は絶対するので、もうしばしお付き合い下さいませ。
拙いSSですが、最後までご一緒頂けますと幸いです。
さて、報告という形になるのですが、これから先は趣味全開でいくと思います。
感覚としてましては金剛さんのSSに近い形になると思いますので、賛否が分かれると予想しています。腕が無くてごめんよ。
完走は絶対するので、もうしばしお付き合い下さいませ。
新年あけましておめでとうございます。
>>1に幸多からん年となりますようお祈り申し上げます
>>1に幸多からん年となりますようお祈り申し上げます
あけましておめでとうございます
その言葉を待ってました!!ダークな展開超楽しみにしてます!
その言葉を待ってました!!ダークな展開超楽しみにしてます!
利根「……行ってしまったの」
提督「そうだな……」
利根「……………………」
提督「…………」
利根「……提督よ、なぜ泣いておるのじゃ」
提督「人の事を言えるか?」
利根「……ん、本当じゃ。我輩もまだ涙が出せるのじゃな」ゴシゴシ
提督「涙を出し切る事などない。……それと、お前は冷たくないという証拠でもあるんじゃないか?」
利根「それは死んでいないという意味かの? それとも、冷血でないという意味かの?」
提督「両方の意味だ」
利根「……そうか。我輩、まだマトモじゃったんじゃな」
提督「根っこまで壊れている訳ではないんだな、私もお前も」
利根「その根っこ以外は壊れていそうじゃ」
提督「……ああ。壊れていそうだな」
利根「…………提督」ポフッ
提督「……………………」ナデナデ
利根「また……あの三人は我輩達の前から消えてしまった……」
提督「……ああ」ナデナデ
利根「受け入れたつもりだったのじゃな、我輩は……。痛い……痛いぞ、提督……」
提督「痛い、な……」ギュゥ
利根「ああぁ……ダメじゃ……。もう、無理じゃ……」
提督「…………」
利根「提督よ……やはり我輩は、壊れたままじゃ……。あの時から、もうずっと壊れてしまったままなんじゃ……」
提督「壊れているのはお前だけではない。……私もだ」グイッ
利根「あ……あハッ……。久しい。久しいな、やってくれるのか。もう、二度とやってくれぬのかと思うておっ──ガ……!!」
…………………………………………。
提督「そうだな……」
利根「……………………」
提督「…………」
利根「……提督よ、なぜ泣いておるのじゃ」
提督「人の事を言えるか?」
利根「……ん、本当じゃ。我輩もまだ涙が出せるのじゃな」ゴシゴシ
提督「涙を出し切る事などない。……それと、お前は冷たくないという証拠でもあるんじゃないか?」
利根「それは死んでいないという意味かの? それとも、冷血でないという意味かの?」
提督「両方の意味だ」
利根「……そうか。我輩、まだマトモじゃったんじゃな」
提督「根っこまで壊れている訳ではないんだな、私もお前も」
利根「その根っこ以外は壊れていそうじゃ」
提督「……ああ。壊れていそうだな」
利根「…………提督」ポフッ
提督「……………………」ナデナデ
利根「また……あの三人は我輩達の前から消えてしまった……」
提督「……ああ」ナデナデ
利根「受け入れたつもりだったのじゃな、我輩は……。痛い……痛いぞ、提督……」
提督「痛い、な……」ギュゥ
利根「ああぁ……ダメじゃ……。もう、無理じゃ……」
提督「…………」
利根「提督よ……やはり我輩は、壊れたままじゃ……。あの時から、もうずっと壊れてしまったままなんじゃ……」
提督「壊れているのはお前だけではない。……私もだ」グイッ
利根「あ……あハッ……。久しい。久しいな、やってくれるのか。もう、二度とやってくれぬのかと思うておっ──ガ……!!」
…………………………………………。
加賀「──以上が報告です。それでは、失礼します」
ガチャ──パタン……
比叡「…………」
飛龍「終わりましたか?」
加賀「あら飛龍、比叡。どうかしたの?」
飛龍「一杯、やりませんか?」スッ
加賀「常きげん……。良いですね、私の大好きなお酒よ」
飛龍「勿論、山廃仕込の純米です」
加賀「流石に気分が高揚します」スタスタ
飛龍「久し振りですもんね」トコトコ
比叡「…………」トコトコ
…………………………………………。
加賀「んっ──。良いわね。やっぱり日向燗が一番美味しく感じるわ」
飛龍「最近は全然呑んでいませんでしたからね。一層に美味しいと思いますよ」
比叡「…………」チビチビ
加賀「お膳立ても揃っている所で、そろそろ肴のお話に入りましょうか?」
飛龍「アハハ……やっぱり分かっちゃいましたか」
比叡「…………」コト
飛龍「……話というのは、提督の事です」
加賀「そうね。今日の演習の指揮で大きなミスを犯していたわ」
飛龍「ええ。あれには本当に困りましたね。けど、今はそっちではありませんよ」
加賀「……やっぱり、そっちの話なのね」
飛龍「今頃、どうしているんでしょうかね」
加賀「…………」クイッ
比叡「…………」
飛龍「…………」
ガチャ──パタン……
比叡「…………」
飛龍「終わりましたか?」
加賀「あら飛龍、比叡。どうかしたの?」
飛龍「一杯、やりませんか?」スッ
加賀「常きげん……。良いですね、私の大好きなお酒よ」
飛龍「勿論、山廃仕込の純米です」
加賀「流石に気分が高揚します」スタスタ
飛龍「久し振りですもんね」トコトコ
比叡「…………」トコトコ
…………………………………………。
加賀「んっ──。良いわね。やっぱり日向燗が一番美味しく感じるわ」
飛龍「最近は全然呑んでいませんでしたからね。一層に美味しいと思いますよ」
比叡「…………」チビチビ
加賀「お膳立ても揃っている所で、そろそろ肴のお話に入りましょうか?」
飛龍「アハハ……やっぱり分かっちゃいましたか」
比叡「…………」コト
飛龍「……話というのは、提督の事です」
加賀「そうね。今日の演習の指揮で大きなミスを犯していたわ」
飛龍「ええ。あれには本当に困りましたね。けど、今はそっちではありませんよ」
加賀「……やっぱり、そっちの話なのね」
飛龍「今頃、どうしているんでしょうかね」
加賀「…………」クイッ
比叡「…………」
飛龍「…………」
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