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元スレ利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」
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提督「…………」
利根「…………」ノシッ
響「…………」チョコン
空母棲姫(……生簀の管理と塩田の塩を回収が終わったらこれか。やはり、こいつらは怠けているだけなんじゃないのか……?)
瑞鶴「はい、出来たわよ」スッ
ヲ級「花の、王冠……!」キラキラ
金剛「その帽子は脱げるデスか?」
ヲ級「ん」スポッ
瑞鶴「どう?」ソッ
ヲ級「嬉しい」ホッコリ
金剛「とってもチャーミングに見えるデース」ニコニコ
空母棲姫(……こいつらも馴染み過ぎだろう。毎度注意をしても意味が無いのはどうしてだ……)
空母棲姫「……………………」
空母棲姫(のんびりしている私も似たようなものか……)ハァ
響「利根さん利根さん」
利根「うんー? どうかしたのかの響よ」
響「最近になって思ったんだけど、こっちに座ってみない?」
利根「ん? どうしてじゃ?」
響「たまには利根さんも提督に包まれてみてはどうかなと思ってね」
提督「……酷く不思議な言い方をするな、響」
響「そうかな。そんな事はないと思うけど」
利根「…………」ノシッ
響「…………」チョコン
空母棲姫(……生簀の管理と塩田の塩を回収が終わったらこれか。やはり、こいつらは怠けているだけなんじゃないのか……?)
瑞鶴「はい、出来たわよ」スッ
ヲ級「花の、王冠……!」キラキラ
金剛「その帽子は脱げるデスか?」
ヲ級「ん」スポッ
瑞鶴「どう?」ソッ
ヲ級「嬉しい」ホッコリ
金剛「とってもチャーミングに見えるデース」ニコニコ
空母棲姫(……こいつらも馴染み過ぎだろう。毎度注意をしても意味が無いのはどうしてだ……)
空母棲姫「……………………」
空母棲姫(のんびりしている私も似たようなものか……)ハァ
響「利根さん利根さん」
利根「うんー? どうかしたのかの響よ」
響「最近になって思ったんだけど、こっちに座ってみない?」
利根「ん? どうしてじゃ?」
響「たまには利根さんも提督に包まれてみてはどうかなと思ってね」
提督「……酷く不思議な言い方をするな、響」
響「そうかな。そんな事はないと思うけど」
利根「ふうむ……。提督よ、構わぬかの?」
提督「私は構わないぞ」
利根「ふむふむ。ならば、少し失礼するぞ」スッ
響「私は背中を借りるね」ソッ
利根「ほっ、と」チョコン
響「ん」ノシッ
提督「……こうしていると、私は家具か何かなのかと思ってきた」
響「どっちかと言うと私達が付属品かもね」
利根「強ち間違っておらんのう」
提督「コバンザメとでも言いたいのか」
利根「あれは一方的に共生しておるだけではないか。せめて亀の親子と言ってくれぬか」
提督「小さな亀が大きな亀の背中に乗っているのは親子だからではないぞ。あれは単純に少しでも甲羅を乾かそうと日当たりの良い場所へ行こうとしているだけという話だ」
利根「なぬ。それは本当か?」
提督「詳しくは知らないが、親子ではなくとも背中に乗っている事は多々あるようだ」
響「へぇ……そうなんだ。でも、なんで甲羅を乾かそうとするの?」
提督「乾かさないと甲羅が柔らかくなってしまうそうだ」
利根「ほー。捌いた魚は天日干しにせねば腐ってしまうのと同じかの?」
提督「例えはアレだが、似たようなものなんじゃないか? 恐らくだが」
ヲ級「魚、腐ると臭い。あれ嫌い」
利根「流石の我輩もアレばかりは嫌いじゃぞ」
瑞鶴「あの臭いが好きな人って居ないと思うけど……」
ヲ級「! 確かに」
提督「私は構わないぞ」
利根「ふむふむ。ならば、少し失礼するぞ」スッ
響「私は背中を借りるね」ソッ
利根「ほっ、と」チョコン
響「ん」ノシッ
提督「……こうしていると、私は家具か何かなのかと思ってきた」
響「どっちかと言うと私達が付属品かもね」
利根「強ち間違っておらんのう」
提督「コバンザメとでも言いたいのか」
利根「あれは一方的に共生しておるだけではないか。せめて亀の親子と言ってくれぬか」
提督「小さな亀が大きな亀の背中に乗っているのは親子だからではないぞ。あれは単純に少しでも甲羅を乾かそうと日当たりの良い場所へ行こうとしているだけという話だ」
利根「なぬ。それは本当か?」
提督「詳しくは知らないが、親子ではなくとも背中に乗っている事は多々あるようだ」
響「へぇ……そうなんだ。でも、なんで甲羅を乾かそうとするの?」
提督「乾かさないと甲羅が柔らかくなってしまうそうだ」
利根「ほー。捌いた魚は天日干しにせねば腐ってしまうのと同じかの?」
提督「例えはアレだが、似たようなものなんじゃないか? 恐らくだが」
ヲ級「魚、腐ると臭い。あれ嫌い」
利根「流石の我輩もアレばかりは嫌いじゃぞ」
瑞鶴「あの臭いが好きな人って居ないと思うけど……」
ヲ級「! 確かに」
金剛「それに、勿体無いデース」
ヲ級「うんうん」コクコク
提督「ならば、昼食は干物でも食べてみるか?」
ヲ級「干物、美味しい?」
響「美味しいよ。獲ってすぐに捌いてるからね」
金剛「魚の種類によっては噛むほど味が出てくるので、とってもワンダフルです」
ヲ級「食べたい……!」キラキラ
提督「よし。ならば昼食は干物と刺身を炙ったものにしてみよう」
響「刺身って炙るものなの?」
提督「炙った刺身は美味いぞ。今までは割と面倒だったからやらなかったが、約束したからな」
瑞鶴「響ちゃんとの約束ね?」
提督「そうだ。空母棲姫とヲ級のおかげで食料には困らなくなったからな。出来る限り美味い物を作ろう」
響「スパシーバ」キラキラ
ヲ級「美味しい、食べ物……!」キラキラ
空母棲姫「……………………」
空母棲姫(……本当に私達は敵同士だよな?)
響「あ、そうだ提督」
提督「どうした」
響「…………」ソッ
提督(む?)
響「…………」ヒソヒソ
提督「……ふむ」
利根(何を話しておるんじゃろ?)
ヲ級「うんうん」コクコク
提督「ならば、昼食は干物でも食べてみるか?」
ヲ級「干物、美味しい?」
響「美味しいよ。獲ってすぐに捌いてるからね」
金剛「魚の種類によっては噛むほど味が出てくるので、とってもワンダフルです」
ヲ級「食べたい……!」キラキラ
提督「よし。ならば昼食は干物と刺身を炙ったものにしてみよう」
響「刺身って炙るものなの?」
提督「炙った刺身は美味いぞ。今までは割と面倒だったからやらなかったが、約束したからな」
瑞鶴「響ちゃんとの約束ね?」
提督「そうだ。空母棲姫とヲ級のおかげで食料には困らなくなったからな。出来る限り美味い物を作ろう」
響「スパシーバ」キラキラ
ヲ級「美味しい、食べ物……!」キラキラ
空母棲姫「……………………」
空母棲姫(……本当に私達は敵同士だよな?)
響「あ、そうだ提督」
提督「どうした」
響「…………」ソッ
提督(む?)
響「…………」ヒソヒソ
提督「……ふむ」
利根(何を話しておるんじゃろ?)
提督「利根」
利根「うん?」
提督「少し失礼するぞ」ギュゥ
利根「おお?」
利根「……おぉ…………」
響「…………」
利根「……のう提督」
提督「どうした」
利根「こう、腕の内を通すのではなく外から頼んでも良いかの」
提督「ふむ。──こうか?」スッ
利根「……うむ。うむうむ。これは良い……とても良いぞ」ホッコリ
金剛「…………」ニコニコ
響「…………」ニヤ
瑞鶴(あー……昨日の夜でも思ったけど、やっぱり利根さんって──)
利根「はぁー……最高じゃぁ……」
空母棲姫「大好きな父親に甘えている二人の娘にしか見えんな」
ヲ級「…………」ジー
響「? どうしたんだい? 背中に乗りたいのかな?」
ヲ級「ううん」フルフル
利根「では我輩の場所かの?」
ヲ級「…………」フルフル
利根「ふむ……?」
ヲ級「──二人は、今、幸せ?」
利根「うん?」
提督「少し失礼するぞ」ギュゥ
利根「おお?」
利根「……おぉ…………」
響「…………」
利根「……のう提督」
提督「どうした」
利根「こう、腕の内を通すのではなく外から頼んでも良いかの」
提督「ふむ。──こうか?」スッ
利根「……うむ。うむうむ。これは良い……とても良いぞ」ホッコリ
金剛「…………」ニコニコ
響「…………」ニヤ
瑞鶴(あー……昨日の夜でも思ったけど、やっぱり利根さんって──)
利根「はぁー……最高じゃぁ……」
空母棲姫「大好きな父親に甘えている二人の娘にしか見えんな」
ヲ級「…………」ジー
響「? どうしたんだい? 背中に乗りたいのかな?」
ヲ級「ううん」フルフル
利根「では我輩の場所かの?」
ヲ級「…………」フルフル
利根「ふむ……?」
ヲ級「──二人は、今、幸せ?」
利根「うん? もちろん幸せじゃぞ。こうしておるだけで我輩は幸せ者じゃ」
響「私は幸せっていうよりも落ち着く感じかな。凄く良い」ピットリ
ヲ級「良い顔」ニコニコ
利根(…………まあ、三人を差し置いて我輩だけこうして幸せになるのはダメな事なんじゃがの……)
ヲ級「? 笑顔、無くなった?」
提督「…………」ギュゥ
利根「んっ……。どうしたのじゃ提督?」
提督「……ちゃんと、私の傍に居ろよ」
利根「む……? それは勿論じゃが……どうかしたのかの?」
提督「なに。気まぐれだ」
利根「…………?」
響「…………」チョンチョン
提督「どうした、響」
響「私達も、ちゃんと居るよ。ね?」チラ
瑞鶴「ん? うん。勿論よ。これも何かの縁だもの」
金剛「提督が私達に愛想を尽かさない限り、私達は付いていくデス」
提督「──ああ。ありがとう」グッ
利根(? 少し変なように力が入っておる? ……まあ、大方の予想は付くがの)
利根(結局、我輩も提督も似た者同士……という訳か。違う点を挙げるならば、提督は我輩よりもずっと無理をしておるという所かの)
利根「──のう、提督よ」
提督「どうした」
利根「力を抜きたくなったら、いつでも我輩達を頼るが良いぞ」
提督「…………そうか」
響(…………? 今更?)
瑞鶴(何か特別な意味でもあるのかしら……?)
金剛「……………………」
金剛(提督が私達に頼るのを躊躇っている、という意味デスかね。……もしそうなのでしたら、私達が思っている以上に提督は無理をしているという事なのでショウか……)
金剛(提督も、あの時の利根みたいになる事があるのかもしれないデス……。心の準備だけはしておきまショウ)
空母棲姫(……この人間も、難儀な奴なんだな。私に出来る事は──まあ、無いか)
空母棲姫(──って、本当に私も毒されてきているな……。人間の敵である私が、人間の心配をするなどとは……)ハァ
ヲ級「? どうしたの?」
空母棲姫「いや……なんでもない……」
ヲ級「? ??」
…………………………………………。
響「私は幸せっていうよりも落ち着く感じかな。凄く良い」ピットリ
ヲ級「良い顔」ニコニコ
利根(…………まあ、三人を差し置いて我輩だけこうして幸せになるのはダメな事なんじゃがの……)
ヲ級「? 笑顔、無くなった?」
提督「…………」ギュゥ
利根「んっ……。どうしたのじゃ提督?」
提督「……ちゃんと、私の傍に居ろよ」
利根「む……? それは勿論じゃが……どうかしたのかの?」
提督「なに。気まぐれだ」
利根「…………?」
響「…………」チョンチョン
提督「どうした、響」
響「私達も、ちゃんと居るよ。ね?」チラ
瑞鶴「ん? うん。勿論よ。これも何かの縁だもの」
金剛「提督が私達に愛想を尽かさない限り、私達は付いていくデス」
提督「──ああ。ありがとう」グッ
利根(? 少し変なように力が入っておる? ……まあ、大方の予想は付くがの)
利根(結局、我輩も提督も似た者同士……という訳か。違う点を挙げるならば、提督は我輩よりもずっと無理をしておるという所かの)
利根「──のう、提督よ」
提督「どうした」
利根「力を抜きたくなったら、いつでも我輩達を頼るが良いぞ」
提督「…………そうか」
響(…………? 今更?)
瑞鶴(何か特別な意味でもあるのかしら……?)
金剛「……………………」
金剛(提督が私達に頼るのを躊躇っている、という意味デスかね。……もしそうなのでしたら、私達が思っている以上に提督は無理をしているという事なのでショウか……)
金剛(提督も、あの時の利根みたいになる事があるのかもしれないデス……。心の準備だけはしておきまショウ)
空母棲姫(……この人間も、難儀な奴なんだな。私に出来る事は──まあ、無いか)
空母棲姫(──って、本当に私も毒されてきているな……。人間の敵である私が、人間の心配をするなどとは……)ハァ
ヲ級「? どうしたの?」
空母棲姫「いや……なんでもない……」
ヲ級「? ??」
…………………………………………。
終わる終わるといいながらもついに折り返しまでやって来た>>1は立派である
おつ
おつ
腕の内側じゃなくて外側ってので何故か小脇に抱えられた利根が見えた
乙です
乙です
さて、
深海組の前でのじゃが吊るされてべそかいておもらししてあーあって展開はまだかな?
深海組の前でのじゃが吊るされてべそかいておもらししてあーあって展開はまだかな?
うちの利根は90越えてるけどミスりまくるぞ。
まだ60の鈴谷の方が砲撃当ててくれるわ
まだ60の鈴谷の方が砲撃当ててくれるわ
実際ステータス上は鈴谷の方がミスが多いことになるからな
518が利根を嫌いなように利根も518を嫌いなんだろうww不様だなww
518が利根を嫌いなように利根も518を嫌いなんだろうww不様だなww
最近sageないで一言だけ書いてく奴をいろんな艦これスレで見るが
同じ人なんだろうか
同じ人なんだろうか
お仕事とかやりたい事とか気分が乗らないとかがあってほとんど書けてないんだ。ごめんよ。
たぶん明日辺りには投下すると思う。もうちょっとだけ待ってて下さい。
仕事の方でさえ11日に締め切りがあるのにあんまり書けてないくらい筆が進まない。気分が乗らないと本当に進まないから困る。
たぶん明日辺りには投下すると思う。もうちょっとだけ待ってて下さい。
仕事の方でさえ11日に締め切りがあるのにあんまり書けてないくらい筆が進まない。気分が乗らないと本当に進まないから困る。
まあ浮かばない時に書くより気分が乗っている時に書く方がいいしね
リアルもSSも頑張れ~続き楽しみに待っている
リアルもSSも頑張れ~続き楽しみに待っている
提督(……さて、夜も深くなった。そろそろ行くとしようか)モゾ
ヲ級「ていとくー……」
提督「…………」ピタ
ヲ級「お魚……おいひ……」
提督(……寝言か。起きたのかと思ってしまった)スッ
利根「──提督、また行くのかの」モゾ
提督「……起こしてしまったか」
利根「いい加減、慣れてしまったのう」スッ
提督「そうか。すまない」
利根「構わぬ。──それよりも、三人の所へ行くのならば我輩も行きたい」
提督「……………………」
利根「提督の事じゃ。我輩に何か気を遣っておるんじゃろ。一人で三人の所へ行くのも、我輩に何か悪い影響を与える可能性があるかもしれんと思っておるのではないか?」
提督「……良く分かったな」
利根「何年一緒じゃと思ってるんじゃ。冷静に考える事が出来ればすぐに辿り着けたぞ」
提督「そうか。……そして、わざわざ話し掛けてきたという事は、そういう事なんだな?」
利根「うむ。そろそろ足を進めねば提督の隣を取られてまうからのう」
提督「……そうか」
提督(自分の気持ちを自覚したのか……? もしそうだとしたら、この先どういう影響が出るか……)
利根「あの位置は我輩のものじゃ。加賀が相手でも譲らぬ」
利根「それに、我輩は提督の近くに居ると不思議な気持ちで落ち着ける。それが堪らなく心地良い。……まあ、こればかりは良く分からぬがの」
提督(……気のせいか)
提督「なら、お前も三人の部屋へ行くか?」
利根「うむ。参ろうぞ」スッ
────────。
ヲ級「ていとくー……」
提督「…………」ピタ
ヲ級「お魚……おいひ……」
提督(……寝言か。起きたのかと思ってしまった)スッ
利根「──提督、また行くのかの」モゾ
提督「……起こしてしまったか」
利根「いい加減、慣れてしまったのう」スッ
提督「そうか。すまない」
利根「構わぬ。──それよりも、三人の所へ行くのならば我輩も行きたい」
提督「……………………」
利根「提督の事じゃ。我輩に何か気を遣っておるんじゃろ。一人で三人の所へ行くのも、我輩に何か悪い影響を与える可能性があるかもしれんと思っておるのではないか?」
提督「……良く分かったな」
利根「何年一緒じゃと思ってるんじゃ。冷静に考える事が出来ればすぐに辿り着けたぞ」
提督「そうか。……そして、わざわざ話し掛けてきたという事は、そういう事なんだな?」
利根「うむ。そろそろ足を進めねば提督の隣を取られてまうからのう」
提督「……そうか」
提督(自分の気持ちを自覚したのか……? もしそうだとしたら、この先どういう影響が出るか……)
利根「あの位置は我輩のものじゃ。加賀が相手でも譲らぬ」
利根「それに、我輩は提督の近くに居ると不思議な気持ちで落ち着ける。それが堪らなく心地良い。……まあ、こればかりは良く分からぬがの」
提督(……気のせいか)
提督「なら、お前も三人の部屋へ行くか?」
利根「うむ。参ろうぞ」スッ
────────。
空母棲姫(……やっと行ったか。まったく……寝ているというのに会話をするものだから目が覚めてしまった……)
空母棲姫(二度寝は……難しいな。頭が冴えてしまっている。眠くなるまで何かするか……)スッ
ヲ級「ぃみゃぁゎう……たべあれみゃみお……」ホッコリ
空母棲姫「……何語だ、今の?」
…………………………………………。
空母棲姫(二度寝は……難しいな。頭が冴えてしまっている。眠くなるまで何かするか……)スッ
ヲ級「ぃみゃぁゎう……たべあれみゃみお……」ホッコリ
空母棲姫「……何語だ、今の?」
…………………………………………。
コンコン──。
瑞鶴「どうぞー」
ガチャ──パタン
提督「夜中にすまんな」
金剛「いえ、私達は大歓迎デース」
響「そうだよ。これからも遠慮なく来てね。──今日は利根さんも一緒なんだ? 珍しいね」
利根「うむ。我輩も居て構わぬか?」
瑞鶴「勿論よ。好きな所に座っちゃって?」
提督「──よっと」スッ
利根「では我輩はここに」チョコン
響「!」
提督「……なぜ私の膝の上に座る」
利根「提督が嫌じゃと言えば降りるぞ」
提督「単純に気になっただけだ」
利根「ふむ。そういう気分なのじゃ。我輩の気まぐれじゃな」
提督「そうか」
利根「うむ」
瑞鶴(これ、どう見てもえっちな体勢にしか見えないんだけど……)
瑞鶴「……な、なんだか、いつも以上にペッタリなのね? お昼でも思ったけどさ」
利根「やはり提督と触れ合っておると落ち着いてのう」
瑞鶴(これはもう確実よねぇ……)
響「羨ましい」
利根「うん? こっちに来るかの?」
提督「待て。流石に二人はキツい」
響「大丈夫だよ。座ったりはしない。こうするだけ」トコトコ
響「んっ、と……」コトッ
金剛「ナルホド。隣に座るデスか」
瑞鶴「どうぞー」
ガチャ──パタン
提督「夜中にすまんな」
金剛「いえ、私達は大歓迎デース」
響「そうだよ。これからも遠慮なく来てね。──今日は利根さんも一緒なんだ? 珍しいね」
利根「うむ。我輩も居て構わぬか?」
瑞鶴「勿論よ。好きな所に座っちゃって?」
提督「──よっと」スッ
利根「では我輩はここに」チョコン
響「!」
提督「……なぜ私の膝の上に座る」
利根「提督が嫌じゃと言えば降りるぞ」
提督「単純に気になっただけだ」
利根「ふむ。そういう気分なのじゃ。我輩の気まぐれじゃな」
提督「そうか」
利根「うむ」
瑞鶴(これ、どう見てもえっちな体勢にしか見えないんだけど……)
瑞鶴「……な、なんだか、いつも以上にペッタリなのね? お昼でも思ったけどさ」
利根「やはり提督と触れ合っておると落ち着いてのう」
瑞鶴(これはもう確実よねぇ……)
響「羨ましい」
利根「うん? こっちに来るかの?」
提督「待て。流石に二人はキツい」
響「大丈夫だよ。座ったりはしない。こうするだけ」トコトコ
響「んっ、と……」コトッ
金剛「ナルホド。隣に座るデスか」
響「そうだよ。これなら負担にならないよね?」チョコン
提督「ああ」
利根「…………むぅ……」
利根「!」ピコン
利根「そうじゃ提督。足を広げてくれぬか?」
提督「──ふむ。そういう事か」スッ
利根「うむ。……うむうむ。より提督と密着している感がするぞ」ホッコリ
瑞鶴(……ねえ金剛さん。さっきも思ったけど、ビジュアル的にこれってさ──)ヒソ
金剛(ノー……。言うのは無しデス瑞鶴……)ヒソ
提督「話は変わるが、瑞鶴」
瑞鶴「うん? 何?」
提督「いつも付けていた指輪が今日の昼には無かったが、お前も金剛と同じように捨てたのか?」
瑞鶴「ああ、アレ? まだあるわよ」
響「まだ持ってるんだ?」
瑞鶴「私は海に出る機会があった時に捨てようって思ってね。今は外してるだけなの」
利根「ふむ? どうして海に出た時なのじゃ?」
瑞鶴「なんか浅い場所に捨てるのが嫌なのよね。潮の流れとかで陸に上がってくるかもしれないし。二度と浮かび上がってこれない、深い場所で捨てるつもり」
金剛「……私もそうした方が良かったデス」
提督「そんなに気になるか」
利根「徹底的じゃのう」
瑞鶴「まあ、なんとなくね?」
金剛(……でも、提督の艦娘になったのデスから、いつかは記憶の端に追いやられマスよね?)
金剛(…………提督の艦娘、デスか。提督が私のテートクで……提督の『金剛』が今の提督の姿を見たらどう思うか──)
提督「ああ」
利根「…………むぅ……」
利根「!」ピコン
利根「そうじゃ提督。足を広げてくれぬか?」
提督「──ふむ。そういう事か」スッ
利根「うむ。……うむうむ。より提督と密着している感がするぞ」ホッコリ
瑞鶴(……ねえ金剛さん。さっきも思ったけど、ビジュアル的にこれってさ──)ヒソ
金剛(ノー……。言うのは無しデス瑞鶴……)ヒソ
提督「話は変わるが、瑞鶴」
瑞鶴「うん? 何?」
提督「いつも付けていた指輪が今日の昼には無かったが、お前も金剛と同じように捨てたのか?」
瑞鶴「ああ、アレ? まだあるわよ」
響「まだ持ってるんだ?」
瑞鶴「私は海に出る機会があった時に捨てようって思ってね。今は外してるだけなの」
利根「ふむ? どうして海に出た時なのじゃ?」
瑞鶴「なんか浅い場所に捨てるのが嫌なのよね。潮の流れとかで陸に上がってくるかもしれないし。二度と浮かび上がってこれない、深い場所で捨てるつもり」
金剛「……私もそうした方が良かったデス」
提督「そんなに気になるか」
利根「徹底的じゃのう」
瑞鶴「まあ、なんとなくね?」
金剛(……でも、提督の艦娘になったのデスから、いつかは記憶の端に追いやられマスよね?)
金剛(…………提督の艦娘、デスか。提督が私のテートクで……提督の『金剛』が今の提督の姿を見たらどう思うか──)
瑞鶴「それにしても、響ちゃんってどうしてそこまで中将さんに懐いたの?」
響「凄く頼りになるから、かな? たぶんだけど」
利根「たぶんなのかの?」
金剛(……沈んだ私達のせいでこんな何も無い島で何年も過ごして……偶然とはいえ新しい私と瑞鶴、響と一緒に居て……)
響「なんとなくだけど、一緒に居たいって思うんだ。詳しい事は私にも分からない」
瑞鶴「ふうん……? 好きとかじゃなくて?」
響「好きなのは確かだけど、恋かって言われたら首を傾げるね」
金剛(……………………)
利根「譲らぬぞ?」
響「今の言葉は女性として譲らないって事なのかな?」
利根「…………。うーん……? どうなんじゃろ……?」
瑞鶴「じ、自分で分かってないのね……」
利根「我輩もなんとなく譲りたくないって思ったからじゃからのう……」
提督「……そもそも、私とお前は恋仲ではないだろう」
利根「ハッ! そうじゃった!」
金剛(……まだこの島に居るという事は、私達の死に捉われているという事デス。早く、立ち直って欲しいデスね。……ケド)
提督「ところで聞くのを忘れていたんだが、明日の朝食は何が良い?」
響「私は焼いた魚が良いかな。シンプルであっさりしてるし」
瑞鶴「あ、私もそれが良い」
利根「ならば焼き魚じゃな」
提督「金剛はどうだ?」
金剛(……私達の事は、忘れて欲しく……ないデス)
提督「……金剛、どうした?」
金剛「──え、あ、ソーリィ……。考え事をしていまシタ……」
響「凄く頼りになるから、かな? たぶんだけど」
利根「たぶんなのかの?」
金剛(……沈んだ私達のせいでこんな何も無い島で何年も過ごして……偶然とはいえ新しい私と瑞鶴、響と一緒に居て……)
響「なんとなくだけど、一緒に居たいって思うんだ。詳しい事は私にも分からない」
瑞鶴「ふうん……? 好きとかじゃなくて?」
響「好きなのは確かだけど、恋かって言われたら首を傾げるね」
金剛(……………………)
利根「譲らぬぞ?」
響「今の言葉は女性として譲らないって事なのかな?」
利根「…………。うーん……? どうなんじゃろ……?」
瑞鶴「じ、自分で分かってないのね……」
利根「我輩もなんとなく譲りたくないって思ったからじゃからのう……」
提督「……そもそも、私とお前は恋仲ではないだろう」
利根「ハッ! そうじゃった!」
金剛(……まだこの島に居るという事は、私達の死に捉われているという事デス。早く、立ち直って欲しいデスね。……ケド)
提督「ところで聞くのを忘れていたんだが、明日の朝食は何が良い?」
響「私は焼いた魚が良いかな。シンプルであっさりしてるし」
瑞鶴「あ、私もそれが良い」
利根「ならば焼き魚じゃな」
提督「金剛はどうだ?」
金剛(……私達の事は、忘れて欲しく……ないデス)
提督「……金剛、どうした?」
金剛「──え、あ、ソーリィ……。考え事をしていまシタ……」
利根「ふむ。焼き魚以外のものが良かったのかの?」
金剛「いえ、全く別の事を考えていたデス……。何の話なのかも分かっていまセン……」
提督「明日の朝食は何が良いか、という話だ」
金剛「あ、それならば焼き魚に賛成デス」
提督「そうか、分かった。──しかし、どうしたんだ? 何か悩みでもあるのか?」
金剛「……むしろ、悩みが解決した方デスかね?」
提督「ほう」
金剛「提督、私が提督の金剛だったらどう思うか、という答えが出まシタ」
提督「……ふむ」
利根「?」
提督「利根、私がここ最近一人でここに来ていた理由の一つがそれだ。……沈んでしまった金剛や瑞鶴、響が今の私達を見たらどう思うか、というのを三人に考えて貰っていたんだ」
利根「ああ、なるほどのう。それが我輩に何か悪影響を与えかねぬから我輩には秘密にしておったのか」
提督「そういう事だ。……逆効果のようだったが」
利根「まあそれは仕方あるまい。提督は我輩ではないのじゃ。──それよりも、我輩も金剛の考えが気になるぞ」
提督「辛いかもしれんぞ」
利根「知らぬ方が辛いじゃろうて。今のままでは死んだも同然じゃからの」
響「!」
利根「我輩は生きておるから前に進まねばならぬ。それならば、金剛の考えを糧に前に進むのが良かろう」
提督「ほう。そう考えるか」
瑞鶴(……なんか、あの提督さんと似たような言葉ね。あっちと違って随分前向きな考えだから良いけど)
利根「なに。我輩だけの考えではない。──それは置いておくとして、金剛。頼めるかの?」
金剛「……提督も良いデスか?」
提督「ああ。頼む」
金剛「いえ、全く別の事を考えていたデス……。何の話なのかも分かっていまセン……」
提督「明日の朝食は何が良いか、という話だ」
金剛「あ、それならば焼き魚に賛成デス」
提督「そうか、分かった。──しかし、どうしたんだ? 何か悩みでもあるのか?」
金剛「……むしろ、悩みが解決した方デスかね?」
提督「ほう」
金剛「提督、私が提督の金剛だったらどう思うか、という答えが出まシタ」
提督「……ふむ」
利根「?」
提督「利根、私がここ最近一人でここに来ていた理由の一つがそれだ。……沈んでしまった金剛や瑞鶴、響が今の私達を見たらどう思うか、というのを三人に考えて貰っていたんだ」
利根「ああ、なるほどのう。それが我輩に何か悪影響を与えかねぬから我輩には秘密にしておったのか」
提督「そういう事だ。……逆効果のようだったが」
利根「まあそれは仕方あるまい。提督は我輩ではないのじゃ。──それよりも、我輩も金剛の考えが気になるぞ」
提督「辛いかもしれんぞ」
利根「知らぬ方が辛いじゃろうて。今のままでは死んだも同然じゃからの」
響「!」
利根「我輩は生きておるから前に進まねばならぬ。それならば、金剛の考えを糧に前に進むのが良かろう」
提督「ほう。そう考えるか」
瑞鶴(……なんか、あの提督さんと似たような言葉ね。あっちと違って随分前向きな考えだから良いけど)
利根「なに。我輩だけの考えではない。──それは置いておくとして、金剛。頼めるかの?」
金剛「……提督も良いデスか?」
提督「ああ。頼む」
金剛「分かりまシタ。──私は、いつまでも私達の事を引き摺っているテートクと利根が、早く立ち直って欲しいと思いマス」
提督・利根「…………」
金剛「……ケド、立ち直った後で私達の事を忘れられると……寂しいです。なので、頭の片隅でも構いまセン。どうか、私達の事を忘れないで下サイ」
提督「────────」
金剛「これが、私の思った事デス。……お役に立てたデスか?」
利根「なるほどのう……。確かに金剛ならば言いそうじゃ。提督もそう思うであろう?」
提督「……ああ。……本当に、そう言いそうだ」
提督(三人とも、私の予想と同じ事を言うんだな……。それだけ、あの子達は私に素を見せてくれていたという事か)
利根(……少し、元気付けなければならんかの? 提督の手を握って、と……)スッ
利根「……………………」
提督「……どうした、利根」
利根(いかん……上手い言葉が思い浮かばぬ……。どうすれば良いのじゃ……。むう……やはり常日頃から頭を使わねばならん……)
提督「…………」ポン
利根「む?」
提督「言葉が無くとも伝わっている。……ありがとう、利根」ナデナデ
利根(……結果オーライ、かの?)
利根「──さて、我輩は瑞鶴と響の考えも知りたいぞ。聞かせてくれぬか?」
瑞鶴「……そうね。金剛さんも言った事だし、私達の考えも言いましょうか」
響「ハラショー。それは良い考えだ」
瑞鶴「じゃあまずは私ね。私は──」
…………………………………………。
提督・利根「…………」
金剛「……ケド、立ち直った後で私達の事を忘れられると……寂しいです。なので、頭の片隅でも構いまセン。どうか、私達の事を忘れないで下サイ」
提督「────────」
金剛「これが、私の思った事デス。……お役に立てたデスか?」
利根「なるほどのう……。確かに金剛ならば言いそうじゃ。提督もそう思うであろう?」
提督「……ああ。……本当に、そう言いそうだ」
提督(三人とも、私の予想と同じ事を言うんだな……。それだけ、あの子達は私に素を見せてくれていたという事か)
利根(……少し、元気付けなければならんかの? 提督の手を握って、と……)スッ
利根「……………………」
提督「……どうした、利根」
利根(いかん……上手い言葉が思い浮かばぬ……。どうすれば良いのじゃ……。むう……やはり常日頃から頭を使わねばならん……)
提督「…………」ポン
利根「む?」
提督「言葉が無くとも伝わっている。……ありがとう、利根」ナデナデ
利根(……結果オーライ、かの?)
利根「──さて、我輩は瑞鶴と響の考えも知りたいぞ。聞かせてくれぬか?」
瑞鶴「……そうね。金剛さんも言った事だし、私達の考えも言いましょうか」
響「ハラショー。それは良い考えだ」
瑞鶴「じゃあまずは私ね。私は──」
…………………………………………。
空母棲姫「──夜の海、か。昼とは違い、一風変わった趣があるな」
空母棲姫(……少しこの辺りを遊覧してみるか。最近は海の中か陸の上だったからな)パシャッ
空母棲姫(艤装は──まあ良いか。浅瀬でこの島を一周するだけならばすぐに逃げられるし見つかる事もないだろう)
空母棲姫「────ああ、潮風が心地良い……。やはり、陸に居るよりも海の上の方が好ましい」
空母棲姫「いやまあ……陸の上も悪くはないが。美味い物も食えるしゆったりと出来るし──」
空母棲姫「…………。私は何にフォローしているんだ……」ハァ
空母棲姫(──そろそろ四分の一といった所か? やはりこの島は小さいな……)ゴツッ
空母棲姫「む? 何か足に……」ソッ
空母棲姫「……ドラム缶か? ほう、資材とはありがたい。持って帰ってあいつを喜ばせてやろう」
空母棲姫「む、もう一個ある……」
空母棲姫「…………フフッ……フフフフッ、今夜は良い物を見つけました。流石に気分が高揚します。他にもあるか探してみましょう」
空母棲姫「例え見つからなくても、この島で資材は重要。手に入るだけでも大きいわ」
空母棲姫「~♪ ~♪♪」
??艦載機「……………………」
……………………
…………
……
空母棲姫(……少しこの辺りを遊覧してみるか。最近は海の中か陸の上だったからな)パシャッ
空母棲姫(艤装は──まあ良いか。浅瀬でこの島を一周するだけならばすぐに逃げられるし見つかる事もないだろう)
空母棲姫「────ああ、潮風が心地良い……。やはり、陸に居るよりも海の上の方が好ましい」
空母棲姫「いやまあ……陸の上も悪くはないが。美味い物も食えるしゆったりと出来るし──」
空母棲姫「…………。私は何にフォローしているんだ……」ハァ
空母棲姫(──そろそろ四分の一といった所か? やはりこの島は小さいな……)ゴツッ
空母棲姫「む? 何か足に……」ソッ
空母棲姫「……ドラム缶か? ほう、資材とはありがたい。持って帰ってあいつを喜ばせてやろう」
空母棲姫「む、もう一個ある……」
空母棲姫「…………フフッ……フフフフッ、今夜は良い物を見つけました。流石に気分が高揚します。他にもあるか探してみましょう」
空母棲姫「例え見つからなくても、この島で資材は重要。手に入るだけでも大きいわ」
空母棲姫「~♪ ~♪♪」
??艦載機「……………………」
……………………
…………
……
今回はここまでです。またいつか来ますね。
たぶんそろそろ折り返しを過ぎ去ったくらいかな。登場人物の問題は一つだけじゃないですからね。
たぶんそろそろ折り返しを過ぎ去ったくらいかな。登場人物の問題は一つだけじゃないですからね。
書くの忘れてた。五日後のアレはやる気です。あの時のスレをHTML依頼に出していないのはこの為です。
書いたらこっちでもひっそり報告しますので( ´_ゝ`)フーンと思っていて下さいませ。
書いたらこっちでもひっそり報告しますので( ´_ゝ`)フーンと思っていて下さいませ。
乙
加賀さん、じゃ無くて空母棲姫とヲ級も問題抱えてるんだろうか
アレ・・・
お菓子業界の罠には嵌まらないぞ!
加賀さん、じゃ無くて空母棲姫とヲ級も問題抱えてるんだろうか
アレ・・・
お菓子業界の罠には嵌まらないぞ!
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