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元スレモバP「危機が迫っているだって?」

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201 = 185 :

師匠が偉いことになってるwwwwww

202 = 174 :




「…………ククッ」



「………え?」

愛海「!?」


留美「っ?」


「……ククク」


留美「……どうしたの」


P「クックック……」


(……プロデューサー、壊れたの?)

203 :

黒マテリア

204 :

ついに"奴"が目覚めてしまったか…(意味深)

205 :

P「……わ、和久井君、落ち着きたまえ……れれ、冷静さを、失っているぞ……」

留美「……」


愛海(この期に及んで……)

(プロデューサーは万策尽きたんじゃないの?)


P「……フフッ、クックック……いや、可愛いものじゃないか、健気で、純心で」

P「そこまで想ってもらえて、君のプロデューサーもさぞ喜ばしかろうな」

留美「……何かしら?」

P「だが和久井君、私は君の弱みを一つ握っているのだ……!」


(え……?)

206 :

来たか……!ガタッ

207 = 205 :

P「君とプロデューサーの関係は……上手く行っていない!」


留美「………」

「………」

愛海「………」


P「『こんな私程度に』と、君はそう言ったな……?」

(だいぶ前だよもう)

P「君の求めるものを、君のプロデューサーは与えてくれていない」

留美「……」

P「君は安心したかったのだ。自分は魅力ある、価値ある人間だと確かめたかったのだ」

愛海(土俵際で……このしぶとさ……!)

P「だからこうして私のもとに来た! そして私の口から聞き出せるだけ聞いてやろうと君は振る舞った!!」

P「さらには、私に対して胸中を語ることで自分を肯定しようと……!」

留美「……」

208 = 205 :

P「つまりこれは……君自身が、逆説的に弱みを晒した格好……!」

P「君が情熱を見せれば見せるほど、それを受けきれない彼との軋轢が露呈していたのだ!」


愛海(しぶといっ……そう、これは……“ジリ貧車”!)



~プロデュース四十八手・ジリ貧車(じりひんぐるま)~

しぶとい。



「でも……これってさ」

愛海「……うん」


P「ククッ、フハッハハハ!! 和久井君、君自身が奴とのズレをさらけ出していたのだよ!!」

留美「……」

P「己の寂しさ故の行動……実に愛らしい、私はそれを認めよう」

P「さあ和久井君、来たまえ……私ならば君を……」


留美「………」


P「………へっ」

209 = 205 :

留美「…………」

P「や……あの」



留美「…………なるほど」



P「」ゾッックゾクゥウウウッ

留美「貴方は……そこまでわかっていたのね……そう……そうなの……」

P「そ、その」

留美「そこまでわかっていて……人を、欲求不満の女みたいに……」

P「ぇえええええええ!? いや、違っ」

留美「どうしてよ……どうして……」

P「わ、和久井さん……!?」


留美「わかってるなら……くれれば……いいじゃない……いつも私が……れだけっ……貴方に……」


P「!!!?!!?」


愛海(帰ってきた和久井クレイモア……)

210 = 205 :

留美「思い返せば……腹が立ってきたわ……普段あれだけ私が……しても、……してくれないのに……」

(こ、これマズいんじゃ)

留美「役に入ったら、ペラペラと甘い台詞を……私の……も考えなさいよ……」

P「ああああの、もう少しはっきり」


留美「ハッキリするのは貴方の方でしょうP君!?」


P「ヒィエエエエエエエエエP君じゃないですぅううううううう!!!」

留美「そうよっ、貴方の言う通りよ! 私は貴方からの返事が欲しいの! ずっとずっと私は待ってるのよ!?」

P「俺そこまで言ってないですぅうううう!!!!」

留美「これまでだって何度もそれとなく話を振ったり誘いをかけたり策を巡らせたりしても貴方はそうやっていつもいつも」

(マズイマズイマズイマズイ)

留美「だから私はこうして……こんな真似までしてっ……何が試験よ! 何がシミュレーションよ!?」

P「すいませんでしたぁあああああ!!!!!」

留美「謝ればいいと思ってるのかしら……それで私が貴方に尽くした分に釣り合うとでも……」

留美「誠意を……責任を取ってほしいわ……!!」

「ちょ、愛海!」

愛海「あーあーあーうん、これはうん、もう……うん!!!」

211 :

この演技と本音のギリギリ具合がwwwwww

212 = 205 :

P「責任って……どうすれば」

留美「もうここで決めましょう」

P「ぇ」

留美「ハッキリさせましょう? P君は……どうするの?」

P「………」ダラダラダラ

留美「どうしたいの……? 言ってくれれば……私はP君の言う通りにするわ?」

P「…………」ダラダラダラダラ

留美「簡単な事よ……イエスか、ノーか」

P「………ぉ、ぉ、ぉおお……」

213 = 205 :

留美「さあ、P君……もし決められないのなら」


留美「仕方のない……本当に仕方のないことだけど……」


留美「決められるように……及ばずながら、私なりに頑張って……」



留美「……手、だ、す、け……してあげるわ……」



凛・愛海「「プロデューサァアーーーーーー!!!!」


214 = 205 :




   <ぶ、ぶおおおおおおおぉ~~~~~~~っ




「強制終了になった!!!!!」

215 = 205 :

芳乃「ぶおぉ、ぶぶ、おおおー、ぶおぉー」アセアセ

「しゃべれてないよホラ貝外さないと!」


P「……ぁ……あ……」ヘタリ


留美「………!」ハッ


留美「Pく……」

愛海「……和久井さん」

留美「っ、愛海ちゃん……私は……」

愛海「……」フルフル

留美「………」


「……」

愛海「……」


留美「………」

216 = 205 :


留美「……………………死なせて」


凛・愛海「「早まらないで!!」」


留美「……私としたことが、あんな……激情に駆られて、取り乱して……」

「いやもう仕方ないというか、あれはもうプロデューサーが悪いよ……」

愛海「ま、まあ今回ばっかりは……うひ、うひひひ……」

留美「いえ……これは私が招いたことよ。私の方が最初に試験の形を踏み外したんだもの」

留美「本当に、恥ずかしい所を見せてしまったわね……ごめんなさい……」

「そんな……」

愛海「和久井さんが謝ることないよー!」


(怖かったけど)

愛海(めっちゃ怖かったけど)

217 = 205 :

芳乃「……」トテトテ

「芳乃?」

芳乃「……」スッ

留美「これは、ほら貝? ……これを私に?」

芳乃「……」コク

芳乃「どうかー、お納めくださいー」

「なんか勘違いしてない!?」

留美「あ、ありがとう……いただくわね……」


愛海「あ、そっか、試験の方は……」

留美「……」

「……」

愛海「ま、まぁそのっ、内容は和久井さんの圧倒的優位だったけどね! 最後がその……」

留美「……」

「……」

218 = 205 :

留美「無効試合にしましょう」

「そうですね」

愛海「……ッス」


(最後、プロデューサーは反撃を考えるあまり……自分の首を絞めて、和久井さんを逆撫でして……)

愛海(恐るべし和久井モア……)


留美「……これは試験、だったのよね」

「和久井さん?」

留美「ないとは思うけれど、ありえないことではない……他のプロデューサーからのスカウト」

留美「もし、最後があんなことになっていなかったら」

留美「あの先は……どうなっていたのかしら……」

「……」

愛海「………」


(……キスしてたよ)

愛海(……キスしてただろうよ)

219 = 205 :

留美「P君」スッ

P「……ぁ、和久井、さん……」

留美「まず真っ先に、貴方に謝らなければいけなかったのに……」

留美「色々酷いことも言ってしまったわ……本当にごめんなさい」

P「いえ、俺の方こそ……俺なんて、自分の不出来ぶりを棚上げして、偉そうに」

留美「……いいの。いいのよ」

P「和久井さん……」

留美「それと、見せてはいけないような姿も見せてしまって……」

留美「……忘れてくれる?」

P「え……っと」

留美「……」

P「……」

220 = 205 :

留美「やっぱり忘れないで」

P「え?」

留美「忘れられたら困るわ」

留美「貴方の瞳の中に映っている私が……あまりに切なげな顔をしてるんだもの」

P「っ……」

留美「ふふ、少し意地悪をしてしまったわね」

P「いえ……」

留美「その代わり、私もP君が反省してる部分については、見逃してあげるから……ね?」

P「はい……」

留美「と言うより、これは……何というか」

P「?」

221 = 205 :

留美「弱みよ……そう、弱み」

留美「……貴方に握られてしまった弱み」

P「わ、和久井さん、その話はもう」

留美「違うの……そうじゃなくて……」


留美「……れた弱みってやつなの」


P「え……よく聞こえな」

留美「」ペシッ

P「あいたっ!」


留美「……馬鹿」カァア


「……」

愛海「……」

222 = 205 :

留美「……さて。もういい加減遅い時間になってしまったわね」

留美「私はそろそろお暇させてもらうわ。二人も……今日はお疲れ様」

「あ、はいっ」

愛海「……ッス」


留美「芳乃ちゃんも……ばいばい」フリフリ

芳乃「でしてー」フリフリ


P「和久井さん」

留美「P君……『また今度』ね」

P「!?」


留美「それじゃあ」


ガチャッ


バタン…

223 = 205 :

P「………」

愛海「………」

芳乃「………」


「……で、どうするの?」

P「……」

「まだ続ける気? もう限界なんじゃない?」

P「……そうだな。危険があることだってわかったし……色々考えなくちゃならないことも」

「……和久井さんの事とかね」

P「うぐっ」

「まあ、それを言い出したら和久井さんだけじゃないけど。拓海さんとのことだってそうだし」

「……あと私のことも」ボソッ

愛海「そうだね……ここいらが限界かもしれないね……」


愛海「うん、今日のところはこれくらいにしとこっか」


「……は?」

224 = 205 :

「いや、は?」

愛海「一日にそう何人とも絡めないよね、最初はこんなもんだよ、上出来上出来。でもこれから徐々にペースを」

「それってこのゲームやめないってことじゃん!!」

愛海「……ふぇ?」

「『ふぇ?』じゃないよ! なんで急に可愛いキャラ出してくるの腹立つ!!」

愛海「まぁまぁ。今はまだ最初だから拙い部分もあるかもしれないけど徐々に良くなってくるから、そういう時期だから」

「言っておくけど認めてないからね!? 私反対だからね!?」

愛海「ふにゅぅ~~~」ウルウル

「くぅうううっ……ねぇ芳乃はどうするの! まさかこれ以上」

芳乃「わたくしは、痛感したのでしてー……己の未熟さをー」

「へっ」

225 = 205 :

芳乃「ならばこそ、さらなる修練のためー、一度とおくの方へー」

「どこ行く気なの!? あっ、それってつまり芳乃もやめないってことじゃ」

芳乃「ふにゅー」

「可愛いけど! 可愛いけどさ!!」

P「よし、今日は一度解散だ。それぞれ考えを深めてまた持ち寄ろう」

「ただの先延ばしだよそれ! プロデューサーそういうとこダメだよ!」

愛海「よーっし、あたしも身体が火照ったままだから、お風呂行って女体浴びてこよーっと」

「は、犯罪者が……」

芳乃「わたくしもー、何やら夏に大きなお祭りがあると聞きましたのでー」

「こっちはこっちでっ……! というか例のあの二人どこ!? 私言うことあるから!!」

226 = 205 :

芳乃「凛もおいでー」

「え、うん……いや行きたくない! ていうか止める!!」

芳乃「行きたくはないのですかー……」シュン

「やっ、あ……だから」

芳乃「……」プクー

「それ卑怯だよもおぉ……!」

愛海「じゃあねー、今日はお疲れ様ー」

「ああぁアッチの犯罪者が」

芳乃「ねーねー」クイクイ

「わかったから! わかったからちょっと待ってお願い!」


P「なんだかんだ仲良くなったよな、お前たち三人も……うんうん」

「いや、これそういうんじゃなくてっ……違うからっ……あああぁもうっ!」



「いい気分しないーーーっ!!」




                             

                                  おしまい

227 :

あれ、でもそれって本人じゃねぇの?

228 = 205 :

かなり長くなってしまいましたが読んでくださった方ありがとうございました
人選は完全に趣味です
しばらくしたらHTML依頼出してこようかと思います

229 :

乙。わくわくさんの一転攻勢最高だった

230 :

おつおつ
新しいネタが出来上がったらまたやってくれると信じてる

231 :

>>P「家庭的で優しい拓海、パスタ作ったお前」

ツボったwww乙!

232 :

乙! すっごい楽しかった!


もう事務所のツッコミ担当は凛一人でいいんじゃないかな
嫌がってもPが押して推せばノリノリでやるだろうし

233 :

乙。
ギャグに逃げない和久井留美の底力というか凄みを見せ付けられた気分だ

234 :

乙乙

これは師匠と芳乃の危険もチェックしなきゃいけませんねえ(ゲス顔)

235 :

これは面白かったwwww

236 :

この芳乃ちゃん大好きwwwwww

237 :

いいssだった、かけ値なしに


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