のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:127,062,868人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報

    元スレ提督「曙と仲良くなりたい」

    SS+覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - 艦これ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter

    301 = 300 :

    提督「さて、今夜の第二次夜戦は別の隊に出撃してもらう」

    提督「今日はゆっくりと休んでくれ」

    翔鶴「それでは失礼します」

    提督「それと翔鶴」

    翔鶴「なんでしょう……?」

    提督「……いや、なんでもない。引き止めて悪かった」

    翔鶴「はあ……?」

    302 :

    提督「さて曙、今日は部屋に戻って休んでくれ」

    「あのねクソ提督。自分の仕事がこんなに残ってるのに、投げ出せるわけないでしょ」

    提督「……そうか。なら命令するしかないか」

    「……?」

    提督「駆逐艦曙、当作戦が終わるまで秘書艦を解任する。作戦指示があるまでゆっくり休んでくれ」

    「はぁ!?」

    提督「明日はまた夜戦だ。疲れを残すのはベストじゃない」

    「……それを言うならクソ提督も同じでしょうが」

    提督「同じなものか。君達の場合は文字通り命懸けだ」

    提督「俺とは懸けるものが違う」

    「そうね。でも、私達はそのクソ提督の指揮に命を懸けていること忘れんな!」

    提督「……」

    303 = 302 :

    提督「……ともかく、曙は部屋に戻って休むんだ」

    「……」

    提督「昨日、何故あの編成で出撃させたか気付いてはいるのだろ?」

    「……」

    提督「君が果たすべきはこんな雑務か。それとも彼女を守ることか。どっちだと思う」

    「……ふん、帰って寝ればいいんでしょ!」

    提督「素直な子は好きだぞ」

    「私はクソ提督なんか大っ嫌い! ばーか!」

    提督「曙」

    「……」ビクッ

    提督「明日も頑張ってくれ」

    「……ばーか」

    304 = 302 :

    提督「というわけで加賀、しばらくの間頼む」

    加賀「それはいいのですが……」

    瑞鶴「〜〜♪」

    加賀「なぜあなたがここにいるのですか?」

    瑞鶴「まあまあ、私も手伝うからさ。それに今後について色々と話しやすいでしょ?」

    加賀「……」

    提督「加賀……? なぜ怒ってるのでしょうか?」

    加賀「そう言うことではなくて……はぁ」

    加賀「瑞鶴、今夜の準備は出来てるの?」

    瑞鶴「準備? あっ」

    加賀「……はぁ」

    305 = 302 :

    提督「加賀、一つ聞いていいかい?」

    加賀「なんですか」

    提督「どうして瑞鶴に……五航戦に厳しいんだ?」

    加賀「……教えませんよ。貴方には特に」

    提督「傷付くなぁ……」

    加賀「……誰にも言わない。余計な事をしないと言うのなら」

    加賀「まぁ、そうですね。教えてもいいですけど」

    提督「わかった。約束する」

    加賀「本当ですね? 余計な事をしたら提督の提督を削ぎ落としますから」

    提督「――提督の提督って何のことですかね」

    加賀「さぁ? ナニの事でしょうか」

    306 = 302 :

    加賀「この鎮守府の空母の中で、順番を付けるなら誰が一番ですか?」

    提督「……」

    加賀「勿論、贔屓とか無しにしてです」

    提督「……加賀だな」

    加賀「各々に順番を付けるならば?」

    提督「加賀、大鳳、赤城、飛龍蒼龍、千歳千代田と……」

    加賀「もういいです」

    加賀「本当なら――五航戦の子達が私の上にいるべきだった」

    提督「!?」

    307 = 302 :

    加賀「勿論、練度なら誰にも負けるつもりはありません。赤城さんや飛龍さん達にも」

    加賀「ただ基本的な性能だけはどうしようもない」

    加賀「彼女達は言わば、私達の拡大発展させたバランス型です」

    加賀「私に次ぐ搭載機数に、飛龍さん達を超える防御力」

    加賀「海軍最大の馬力に長い航行距離……」

    加賀「素質は十分なのに、本来の力を発揮できていない。それは何故か……」

    加賀「彼女達は、私達に甘えている節があります」

    加賀「彼女達はやれば出来る子です。現に昔は……」

    提督「昔は……?」

    加賀「いえ、なんでもなりません」

    加賀「とにかく、練度が低い子に背中を預けられるほど余裕はありません」

    加賀「私達は皆、命懸けなのですから」

    308 = 302 :

    「ただいま〜」

    「おかえり。今日はあと潮だけか」

    「……」

    「おやおや、ぼののがこの時間に居るとは……」

    「そっか。夜戦で今朝まで出てたんだっけ」

    「……」

    310 = 302 :

    「んんー。無防備の寝顔を見るとつい悪戯したくなるのね」

    「また怒られるわよ?」

    「怒られて懲りないよ。漣はしつこいから――」

    「――るさい。クソ提督共……」

    「……」

    「本当に懲りないわね。……それ、勿論水性よね?」

    「おっとと、油性だった。危ない危ない」

    「何処かに水性のペンない?」

    「知らないわよ……」

    311 = 302 :

    「……おはよう」
    「やっと起きたか」

    「……今何時?」

    「ヒトゴーマルマル」

    「もうそんな時間か」

    「本当に起こさなくてよかったの?」

    「うん」

    「ぼーのの」

    「誰がぼののよ」

    「……ありゃ、今日はテンション低くくない? ご主人様に何か言われたりとか?」

    「別に、いつもこんなものでしょ」

    「……そうだっけ?」

    「曙、ご飯でも食べてきたら?」

    「そうする」

    312 = 302 :

    ゴーヤ「あっー! 敵の水上艦を発見!」

    「……」

    イムヤ「ゴーヤァー?」

    ゴーヤ「……ふん! 提督の味方はゴーヤの敵でち」

    イムヤ「……ごめんね?」

    「気にしてないから」

    ハチ「……ゴーヤ」

    ゴーヤ「ゴーヤは知ーらない」

    313 = 302 :

    ハチ「この間オリョール最高って言ってたくせに」

    ゴーヤ「オリョールの海は暖かい。行くまではとても冷たい。それだけだよ」

    イムヤ「ともかく、曙とは関係ない話でしょ。謝りなさい」

    イク「それに曙は提督を嫌ってるから、そもそも提督の味方じゃないのね」

    ゴーヤ「そうとは限らないよ! 曙は素直じゃないから――」

    「誰が――」

    ゴーヤ「――ともかく、こういう子に限って提督のことが好きだったりするんだよ!」

    「はぁ!?」

    314 = 302 :

    イク「そうなの〜?」

    しおい「えっと、曙さんは提督の事が好きなのですか?」

    「クソ提督の事なんか大っ嫌いよ!」

    ゴーヤ「……怪しいでち」

    しおい「あーなるほど。そういうことかー」

    ハチ「……どういうこと?」

    しおい「えっとねー。――っ」

    ハチ「――なるほど。ゴーヤ、応援する」

    315 = 302 :

    ゴーヤ「……へっ?」

    ハチ「早く行こうか。その方が提督も喜ぶ」

    ゴーヤ「ちょっと! 引っ張るな! しおいー何吹き込んだー!」

    しおい「ないしょだよー」

    イク「いいから、早く準備するのね」

    ゴーヤ「いーやーでーち」

    イムヤ「なんかごめんなさい。また後でね」

    「あ、うん。……いったいなんなのよ」

    「別に、クソ提督の事なんか……」

    316 = 302 :

    陽炎「……」パクパク

    翔鶴「……」パクパクパクパク

    赤城「……」ジー

    陽炎「あの、よかったら食べますか?」

    赤城「何を言っているんですか!」

    赤城「夜戦明けで食欲がないのもわかります。ですが今は腹に食べ物を詰め込む時です!」

    陽炎「でもこの量はちょっと……」

    赤城「大丈夫です。その時のために私達がいます」ジー

    「こらこら、趣旨間違えてるぞ」

    317 = 302 :



    赤城「こほん。陽炎はとにかく私達に遠慮することなくどんどん食べてください」

    翔鶴「……」パクパクパクパクパクパク

    赤城「ご覧なさい。私達の教育の賜物を」

    翔鶴「……ふぇ?」

    飛龍「あー、気にしないでどんどん食べていいのよ?」

    翔鶴「はい……?」パクパク

    飛龍「ん? おーい、あーけぼーのちゃーん」

    「……?」

    翔鶴「……!」ビクッ

    飛龍「こっち! こっち!」

    318 = 302 :

    「……なんですか」

    「大きな声でごめんね」

    飛龍「よかったら一緒にどう?」

    翔鶴「……」

    陽炎「――曙」

    「……お言葉に甘えさせてもらいます」

    319 = 302 :

    飛龍「それで、あの話って本当なの!?」

    翔鶴「あの話……?」

    飛龍「そうそれ!」

    陽炎「……どれですか?」

    「あぁ、重巡が戦艦を落としたって話ね」

    陽炎「その話なら本当ですよ」

    飛龍「ほう。やるじゃんあの二人!」

    「ねぇ、二人の目から見てどう見えた?」

    陽炎「私達ですか? そうですねえ……」

    「水上機から入電された敵の位置情報を元にした主砲の連続射撃」

    「クソ提督はそんな事言ってました」

    飛龍「ほうほう」

    「実際見た感じだと、えっと……」

    320 = 302 :

    陽炎「……総合的な火力では戦艦に少し劣るけど、命中制度はかなり高いみたい」

    龍驤「少し劣る? ふっ……その情報! 少し古いで!」

    赤城「龍驤さんも一緒にどうですか?」

    龍驤「……また食い物狙いか?」

    赤城「――っ!」

    龍驤「すまんすまん。まぁ、ウチも混ぜてもらうわ」

    321 :

    「それで、どういうことですか?」

    龍驤「それやけどな。今日昼の演習で、霧島が大和を討ち取ったわ」

    飛龍「!?」ガタッ

    龍驤「最初は装備が戦闘機だけで心配しとったけどな〜」

    龍驤「なんちゅうの? 革命? 新しい時代が来たって確信したわ」

    龍驤「ところで翔鶴、どうかしたん?」

    翔鶴「あはは……」

    赤城「……」

    322 = 321 :

    赤城「……さて、曙さん。少しいいですか?」

    飛龍「どうかしたの?」

    赤城「少し二人で話したいことがあるので……」

    飛龍「ふぅん。まあいいけど」

    飛龍「その間に料理が食べ尽くされても怒らないでね?」

    赤城「なっ……!」

    陽炎「あの良かったら……」

    赤城「それは駄目です! 腹に詰めてください! 話はそれからです!」

    「余ったらちゃんと残しておくから、ね?」

    赤城「絶対、絶対ですよ!?」

    「はいはい」

    323 = 321 :

    赤城「……それでは行きましょうか」

    「あの……」

    赤城「なんですか?」

    「なんでもないです……」

    翔鶴「……」

    324 = 321 :

    赤城「さて、話してください。翔鶴さんと何があったのか」

    「……」

    赤城「私にも言えませんか?」

    「そういうわけじゃ……」

    「……」

    赤城「まぁ、無理にとは言いません。話しにくいことはあるでしょう」

    赤城「ですが、少なくとも私は貴女の味方のつもりです」

    赤城「いつでも相談してくれて構いませんから――」

    「――あの!」

    赤城「なんでしょうか」

    「……夢に出るんです」

    325 = 321 :

    赤城「夢……ですか」

    「――を守ることができず、多くの人に罵られ、艦隊の隅に追いやられる」

    「その時の事を忘れるなと言うように、罵声だけが永遠と……」

    赤城「……あなたが提督の事をクソ提督と呼ぶのはそれが原因ですか?」

    「……」

    赤城「そうですか」

    326 = 321 :

    赤城「……私も、私達もよく夢をみます」

    赤城「最強の航空戦隊と言われて慢心していたあの時の事を」

    「……」

    赤城「四人の結末は知っていますね?」

    「はい」

    赤城「夢の終わりはいつも同じです。海上で炎上し、何もできずに空を睨み、目を覚ます」

    赤城「私達が日々の鍛練に手を抜かないのも、そのためです」

    327 = 321 :

    赤城「MO作戦はまだ終わっていません」

    赤城「MIを攻略する際は、提督に進言して四人で出撃するつもりです」

    赤城「あの日を繰り返さないように。私達は日々練度を高め、戦術をかき集めています」

    赤城「全てはあの日を乗り越えるために」

    「乗り越える……」

    赤城「……少し熱くなりましたね」

    赤城「賢い貴女の事です。何をすべきか、私から言う必要はないでしょうが……」

    「――っ」

    赤城「抱きしめられるのは嫌ですか?」

    「あっ、いえ、べちゅに……」

    赤城「……翔鶴さんを守ってあげてください」

    「――っ!」

    328 = 321 :

    赤城「そして一言でもいいので彼女に声をかけてあげてください」

    赤城「今度こそ守るから――と」

    赤城「それだけで救われるはずです。彼女も、貴女も」

    「……」ギュウ

    赤城「……」

    「私に少しだけ……」

    「臆病な私に少しだけ……」

    赤城「……胸を張ってください。貴女だって、私達一航戦の一員なのですから」

    329 = 321 :

    陽炎「うぅ……」

    「大丈夫……?」

    陽炎「もう無理。食べられない」

    飛龍「……でもまだ――」

    「――まあまあいいじゃない」

    翔鶴「大丈夫ですか?」

    陽炎「ちょっとお花を積みに……」

    翔鶴「付き添いましょうか?」

    陽炎「お願いします……」

    330 = 321 :

    飛龍「おっ、赤城達が帰ってきたか」

    赤城「ただいま〜」

    飛龍「何の話してたの?」

    赤城「ちょっと思い出話を」

    飛龍「思い出? あぁ……」

    「曙ちゃん早く食べないと食べられちゃうよ?」

    「……頂きます」パクパクパクパク

    飛龍「へぇ、いい食いっぷりじゃない」

    赤城「彼女も一航戦ですから、その辺の教育はばっちりです!」

    331 = 321 :

    更新ペースが極端に低かったせいだけど、なんで去年実装された(弾着観測射撃の)話をしているのだろうか……

    どうでもいいだろうけど、最近ゆーちゃんとケッコンしました(ろーちゃんではない)

    332 :

    >>1はろーちゃんではなくゆーちゃん派か
    握手

    333 = 321 :

    ろーちゃんも好きなんですけどね
    ただゆーちゃんの肌が焼けていく 過程 というか
    その間にあっただろう周りの潜水艦、潜水母艦との絡み
    その過程を妄想するのが楽しくて
    でも肌が焼けて後の話も結構好きなんですよね

    何がいいたいのかと言うと、ろーちゃん用のゆーちゃんはよ!
    あっ、今日の更新はないです


    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS+一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - 艦これ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について