元スレ提督「曙と仲良くなりたい」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
251 = 246 :
『ほら、私達も手伝うからさっさと――』
翔鶴「さて、私達は帰りましょうか」
瑞鶴「いいの? 翔鶴姉」
翔鶴「なにが? 瑞鶴」
瑞鶴「別に、翔鶴姉がいいならいいけどさ」
『ん? なにこれ。なんでおから?』
『ぼのの、おから握りはどう?』
『お前の仕業か!』
瑞鶴「それでもなんか……ムカつく」
252 = 246 :
まあ、(落ち度ないにも関わらず謝ってるのに無視され続ける姉を見ていたら)そうなるな
253 :
提督「遅くなった! 曙大丈夫か!?」
漣「みんな寝ているので静かにしてください。ご主人様」
提督「……なんで漣がここにいるんだ?」
漣「ぼのののお手伝いですよ」
提督「手間取らせて悪いな」
漣「いえいえ。久しぶりでしたから結構楽しかったですし」
提督「久しぶり……か。もうそんなに経つんだな」
254 = 253 :
漣「はい。あの頃は着任したてで可愛かったんですけどねぇ〜」
提督「悪かったな。可愛くなくなって」
漣「いえいえ、今は今で可愛いですよ?」
漣「――まさかご主人様がこうやって耳元で責められるのが好きな変態さんだったなんて」
提督「誰が変態だ」
漣「うにゃ!? 暴力反対!」
255 = 253 :
漣「そうだ。はいご主人様」
提督「なんだこれ?」
漣「プレゼントですよ」
提督「プレゼント? 漣が?」
漣「私からじゃないのね」
提督「?」
漣「ご主人様に渡したいけど、渡すのを恥ずかしがってる可愛らしい女の子からですよ」
提督「それで漣が代わりにってわけか」
漣「……そんなところね」
256 = 253 :
提督「今度その子にはお返ししないとな」
漣「その必要はないのね」
提督「どう言うことだ?」
漣「そのプレゼントがご主人様へのお返しだから――」
漣「ご主人様がお返しのお返しをしたら、今度はお返しのお返しのお返しになるのね」
提督「なるほど。そうなると六人のうち――五人のうちの誰かか」
257 = 253 :
漣「それじゃ先に失礼するのね」
提督「みんな起きるまでゆっくりしていいんだぞ?」
漣「遠慮するのね」
漣「あっ、そういえばご主人様……曙だけじゃなく、翔鶴さんの事も頼めます?」
提督「……」
漣「……それじゃよろしくなのね」
258 :
漣が19っぽい
乙
続き待ってる
259 :
舞ってる
260 :
明日というか今日やります
一週間音沙汰なかったのは別のSS書いてた
261 = 260 :
曙「……ソ提督」
提督「呼んだか? 曙?」
曙「……ああ帰ってきたのね」
提督「皆は先に帰ったぞ。曙も帰って休んでいいぞ」
曙「うん……そうする」
提督「お休み曙」
曙「お休み……」
提督「……」
提督「……寝ぼけてるみたいだが、まぁ大丈夫か」
提督「それにしても『索敵機、発艦始め!』ね」
提督「弾着観測射撃で重要になるとはいえ、ネーミングなんとかならなかったのだろうか……」
262 = 260 :
朧「ほら、いい加減起きる」
曙「んん……」
漣「ぼのの、急がないと遅刻するよ」
曙「……わかってる」
朧「わかってるなら一人で起きれるようになってよね」
曙「うん……」
朧「ほら、二度寝しない」
漣「駄目だこりゃ」
263 = 260 :
曙「あれ?」
漣「どうした〜ぼのの」
曙「別になんでもな――もしかして漣……」
漣「見てるこっちが焦れったいのね」
264 = 260 :
朧「漣。やれる事とやっていい事は違うから」
朧「でもナイス」
曙「ちょっ!?」
朧「漣が渡してなかったらいつになったことやら」
曙「……うっさい」
潮「拗ねないで、ね?」
曙「拗ねてない!」
265 = 260 :
ブリーフィングかなり省いてもいいよね?
もう半年前の話で今更だし
266 :
提督「――」
曙「……」
提督「聞いてるのか曙」
曙「ん? あっ……」
提督「もう一度言おうか?」
曙「……ふん」
提督「要点だけを言うと妙高と那智を呼んできてくれ」
267 = 266 :
曙「……妙高さん達を?」
提督「そうだ。少し長くなりそうだから、曙は何か軽く食べてきなさい」
曙「はぁ? 朝食ならもう食べ――」
提督「――命令だ。今日は集中力が欠けてるようだからね」
曙「……」
提督「この後出撃が控えてるんだ。野菜や果物でも食べて、調子を整えておきなさい」
曙「えっ?」
268 :
提督「さて、これよりブリーフィリングを開始する」
提督「攻略する海域はサメワニ海域」
提督「元帥殿の情報によると敵の主力艦隊旗艦は重巡リ級改flagshipだそうだ」
瑞鶴「改って言うと加賀さんが言ってた……」
269 = 268 :
提督「ご明察、ヲ級改flagshipと同じく元のリ級flagshipとは一線を画する強さだそうだ」
瑞鶴「それをこんな艦隊で倒せって言うの?」
那智「……どういう意味だ」
翔鶴「こら、瑞鶴!」
瑞鶴「ふん」
曙「……」
270 = 268 :
提督「おそらく昼戦で仕留めるのは不可能だろう」
提督「瑞鶴でも、翔鶴でも――加賀でもな」
提督「だからこそ――」
川内「夜戦――でしょ?」
提督「その通り」
川内「……」
提督「気持ちは察するがまだ我慢してくれよ?」
川内「わかってるって」
271 = 268 :
提督「今回の作戦は第一夜戦から第六夜戦まで想定している」
提督「君達は第一、第三、第五夜戦を担当してもらう」
提督「瑞鶴は残りの二、四、六夜戦担当だが、旗艦である以上情報を頭に叩き込んでくれ」
提督「……装備については既に纏めておいた。今すぐ確認してくれ」
瑞鶴「提督さん。重巡の装備はどういうこと?」
提督「水上機についてか。妙高と那智には事前に話しておいたが、今回の会議で新しい戦術が導入された」
提督「楽しみにするといい。元帥殿の重巡はその戦術で昼戦にも関わらず無傷の敵戦艦を沈めている」
272 = 268 :
瑞鶴「重巡が!? 嘘でしょ!?」
提督「信じられないならその目で確かめればいい」
提督「これからは索敵能力を上げて、制空権を取る時代になる」
提督「重巡がかつての戦艦と同じ戦果をあげたんだ。ならば戦艦はどれほどの戦果を上げるのだろうな」
「……」
提督「何か意見、質問がある奴はいるか?」
「……」
提督「それでは解散」
273 = 268 :
瑞鶴「それで提督さん。あの編成はどういうつもり?」
提督「……そのことについてだが、実は瑞鶴に話が――」
加賀「――その前に何故私の部屋に居るんですか二人とも」
瑞鶴「あっ、お邪魔してます」
提督「これには色々と事情が――小破0か。そのまま進撃してくれ」
加賀「しかも作戦行動中ですか……」
274 = 268 :
加賀「それで、乙女の部屋に無断で入室するとはどういう要件ですか?」
瑞鶴「乙女?」
加賀「あ?……」
瑞鶴「な、なんでもないです」
提督「加賀、曙関連の話って言ったら納得してくれるか?」
加賀「なるほど。それなら仕方ありませんね」
加賀「――と言うと思いましたか?」
提督「痛い痛い!加賀ギブギブ!」
275 :
おつ
276 :
新しい曙ボイス可愛い
277 :
続きが読みたい今日この頃
278 :
とりあえず生存報告
まるゆ掘り楽し過ぎて……
次の更新は12/8になるかと思います
279 :
乙です
最終日の朝まで粘った結果
ウチは401は未実装の様です
280 :
ひたすら待ち続ける
それが俺の宿命
282 :
翔鶴「先程はありがとうございました」
那智「この程度気にするな。私達の仕事はお前を護衛することだからな。なっ曙」
曙「はぁ……そうですね」
那智「ほう。私にもそんな口を聞くとは偉くなったな」
曙「ちょっ!? 一々頭を撫でないでください!」
那智「はっはっは。可愛い奴よのぉ」
翔鶴「……? どうかしましたか?」
妙高「今度は皆で守って見せます」
翔鶴「はい。お願いします」
妙高「……それが彼女の為でもありますから」
283 :
待ってた!
285 = 282 :
瑞鶴「はぁ!? あの子が!? 嘘でしょう?」
提督「あの花は彼女が君達に宛てたものだよ」
提督「証拠もあるぞ」
瑞鶴「……意味がわからない」
提督「そうか。瑞鶴は曙の事どんな子だと思う?」
加賀「……」
286 = 282 :
瑞鶴「生意気で、口の聞き方がなってなくて――妹思いの子」
提督「なるほど」
瑞鶴「それがなんなの?」
提督「瑞鶴はよく見てるなと思って」
加賀「……」
提督「上官に暴言吐くわ、仕事中に上官の話を適当に流して約束を反故するわ」
提督「曙から何度クソ提督と罵られた事か」
瑞鶴「……そこ笑うとこ?」
287 = 282 :
提督「結局この短期間でわかったことは、真面目だけど不器用で、生意気だけど根は優しい。そんな子だと思うよ曙は」
提督「たぶん曙も謝らないといけないと思ってるのだろう」
提督「だけど今更言い出せなくて、それでも謝罪の気持ちは伝えたい」
提督「だから花言葉でそれとなく伝えようとしたのだろう」
瑞鶴「……」
288 :
次はいつやろか
290 :
しばらくお待ちを予想以上に忙しい
待ちきれないそんなあなたにはコマンドーという超S級アクション映画がお勧め
291 = 290 :
師走だからか予想以上に忙しい
続きが待ちきれないそんなあなたにはコマンドーという超S級アクション映画がお勧め
293 :
師走はとっくに過ぎたぞ
294 :
舞ってる
295 :
ぼののかわいい
296 :
落ちたか残念・・・
297 :
ああ、2ヶ月過ぎちゃったか
処理される前に書き込んでくれれば大丈夫な事もあるけど、まあ期待できないだろうなあ
298 :
提督「それに、昔の曙なら俺より瑞鶴の方がよく知っているんじゃないか?」
瑞鶴「……そうね。馬鹿みたいに真面目で、誰よりも一生懸命で……」
瑞鶴「それでも――私は許さない」
瑞鶴「自分の口で翔鶴姉に謝らない限り絶対に」
提督「そこで提案がある」
提督「俺達に協力してくれないか?」
提督「全ては翔鶴と曙の為に」
300 :
提督「多少の被害こそ出たものの第一夜戦は成功か」
提督「よくやった。翔鶴」
翔鶴「いえ、随伴艦の皆さんが頑張ってくれたお陰です」
提督「そうか。ところで、新しい戦術をその目で見た感想はどうだ?」
翔鶴「そうですね。頼もしくもあり、少し楽しみと言ったところでしょうか」
翔鶴「重巡洋艦があれほどの戦果を上げられるのなら、戦艦だとどうなるのでしょうか、と」
提督「それは後のお楽しみだな。さて、これから君達最大の仕事は敵の空母から制空権を取ることになるだろう」
提督「君達が仲間と水上機を守ってやってくれ」
翔鶴「はい! わかりました!」
みんなの評価 : ☆
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