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元スレ祥鳳「ここは、はずれの鎮守府ですから・・・」
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乙
警報発令中でも電車が動いているなら自己判断の上出て来いという学校もあるそうな……
警報発令中でも電車が動いているなら自己判断の上出て来いという学校もあるそうな……
>>554
おいなんか違う
おいなんか違う
どうも、風邪ひいて寝込んでました、書き溜め全然できてないです……>>1です。体調管理の難しい季節、皆様いかがお過ごしでしょうか。初春育てることもろくに出来ず改二実装されてしまいました。先は長そうです。
来週の投下が難しくなっているので、一足先に小ネタを投下しておこうと思います。本編は金曜くらいに上げられたらいいな。
では、『加古、異性への目覚め』を、どうぞ
来週の投下が難しくなっているので、一足先に小ネタを投下しておこうと思います。本編は金曜くらいに上げられたらいいな。
では、『加古、異性への目覚め』を、どうぞ
提督「では、食べようか……いただきます」
艦娘たち「「いただきます!」」
いつからか、食事は揃ってこうするのが習慣になっていた。提督からすれば初等部みたいで何やら気恥ずかしい気もしたが、艦娘達も楽しんでいるようなのでこれはこれでと慣れることにしている。
提督「うん、うまい」
長良「提督がご飯を食べてるときって何か雰囲気違うね」
由良「なんか、すごく楽しんでる感じがするわね」
若葉「子日、今朝はどこ行ってたんだ? 珍しくいなかったが」
子日「ちょっと早起きのだったんだよーぅ」
若葉「そうか……」
思い思いの会話を楽しんで和気あいあいと食事ができる環境とは素晴らしいことだと感じるのは最初の頃の空気があまりにも悪かった証拠だろう。
と、
提督「っと、醤油醤油……加古、醤油を取ってくれるか」
加古「お? おお、ほら」
気軽に頼めるようになったことに少し感動を覚えつつ、過去の差し出す醤油に手を伸ばし、軽く手が触れた。
艦娘たち「「いただきます!」」
いつからか、食事は揃ってこうするのが習慣になっていた。提督からすれば初等部みたいで何やら気恥ずかしい気もしたが、艦娘達も楽しんでいるようなのでこれはこれでと慣れることにしている。
提督「うん、うまい」
長良「提督がご飯を食べてるときって何か雰囲気違うね」
由良「なんか、すごく楽しんでる感じがするわね」
若葉「子日、今朝はどこ行ってたんだ? 珍しくいなかったが」
子日「ちょっと早起きのだったんだよーぅ」
若葉「そうか……」
思い思いの会話を楽しんで和気あいあいと食事ができる環境とは素晴らしいことだと感じるのは最初の頃の空気があまりにも悪かった証拠だろう。
と、
提督「っと、醤油醤油……加古、醤油を取ってくれるか」
加古「お? おお、ほら」
気軽に頼めるようになったことに少し感動を覚えつつ、過去の差し出す醤油に手を伸ばし、軽く手が触れた。
加古「ひゃッ!?」
提督「うわっと!」
慌てたように加古が手を引っ込めたので醤油瓶が宙を舞う。とっさに提督が掴んだため事なきを得たが、予測された惨事に、一瞬場に緊張が走った。
提督「ふぅ……大丈夫か? 何かあったか?」
加古「え? あ……あはは、ごめんごめん、ちょっと驚いちった」
提督「お、おお? そうか? なにやら可愛らしい悲鳴g「わーわーわー!」!?」
加古「だ、大丈夫! ホント、驚いただけだから!」フガフガガツガツ!
一同が怪訝な表情で固まる仲、若干挙動不審入った加古は何かをごまかすように叫んでご飯を勢いよくかき込んだ。
古鷹「…………」ジー
―――――
―――
―
提督「うわっと!」
慌てたように加古が手を引っ込めたので醤油瓶が宙を舞う。とっさに提督が掴んだため事なきを得たが、予測された惨事に、一瞬場に緊張が走った。
提督「ふぅ……大丈夫か? 何かあったか?」
加古「え? あ……あはは、ごめんごめん、ちょっと驚いちった」
提督「お、おお? そうか? なにやら可愛らしい悲鳴g「わーわーわー!」!?」
加古「だ、大丈夫! ホント、驚いただけだから!」フガフガガツガツ!
一同が怪訝な表情で固まる仲、若干挙動不審入った加古は何かをごまかすように叫んでご飯を勢いよくかき込んだ。
古鷹「…………」ジー
―――――
―――
―
提督「ふぅ、さっぱりした」
加古「ふぃー、さっぱりしたぞー」
加古・提督「あ」「お?」
夜。提督が浴場から外へ出ると、ちょうど加古も出てきたところだった。お互いラフな薄着にタオルを掛けた楽な格好である。
提督「加古か、ゆっくりできたか?」
加古「え? あ、お、おおおう、やっぱ風呂はいいよな、うん」
さっと、加古が自分の身をチェックしたのは暗くて気付かれなかった。このまま寝ることが前提の服装なわけだからブラなどは付けていない。そう考えると余計に顔が熱くなってくる。
提督「足腰しっかり解しておけよ、まだ航行は不慣れなんだろ?」
加古「う、うん……」
わが身を浅く抱く。恥ずかしい。普段だって十分薄着だがそれとこれとは話が何だか違う。
提督「なんだったらそのあたりは長良にでも教わると良い」
加古「…う、ん……」
この恥ずかしさは何なんだろう。今まで気にしたことも無いようなことが気になって仕方ない。あの時――航行訓練初日のあの時以来ずっと……
加古「……ッ」//////
ああダメだ、思い出してしまった。一度思い出すと昼寝すらできなくなるのに……
提督「おい、加古? 大丈夫か?」
と、すっかり身を縮めてしまっている加古に気付いた提督が彼女の顔を覗き込んだ。突然視界に入ってきた提督の顔に、一気に顔の熱が臨界点を突破する。
加古「な、なななっ、何でもないってばああああああ!!!」
限界だった。加古は叫んでそのまま寮まで全速力で走って行ってしまった。またも取り残される提督は何やらデジャブのようなものを感じながら、ただただ首をかしげていた。
古鷹「…………」ジー
―――――
―――
―
加古「ふぃー、さっぱりしたぞー」
加古・提督「あ」「お?」
夜。提督が浴場から外へ出ると、ちょうど加古も出てきたところだった。お互いラフな薄着にタオルを掛けた楽な格好である。
提督「加古か、ゆっくりできたか?」
加古「え? あ、お、おおおう、やっぱ風呂はいいよな、うん」
さっと、加古が自分の身をチェックしたのは暗くて気付かれなかった。このまま寝ることが前提の服装なわけだからブラなどは付けていない。そう考えると余計に顔が熱くなってくる。
提督「足腰しっかり解しておけよ、まだ航行は不慣れなんだろ?」
加古「う、うん……」
わが身を浅く抱く。恥ずかしい。普段だって十分薄着だがそれとこれとは話が何だか違う。
提督「なんだったらそのあたりは長良にでも教わると良い」
加古「…う、ん……」
この恥ずかしさは何なんだろう。今まで気にしたことも無いようなことが気になって仕方ない。あの時――航行訓練初日のあの時以来ずっと……
加古「……ッ」//////
ああダメだ、思い出してしまった。一度思い出すと昼寝すらできなくなるのに……
提督「おい、加古? 大丈夫か?」
と、すっかり身を縮めてしまっている加古に気付いた提督が彼女の顔を覗き込んだ。突然視界に入ってきた提督の顔に、一気に顔の熱が臨界点を突破する。
加古「な、なななっ、何でもないってばああああああ!!!」
限界だった。加古は叫んでそのまま寮まで全速力で走って行ってしまった。またも取り残される提督は何やらデジャブのようなものを感じながら、ただただ首をかしげていた。
古鷹「…………」ジー
―――――
―――
―
加古「はぁぁぁああぁぁぁ……」
部屋に帰るなり枕に顔をうずめた。妙に疲れた。
一体何だというのだろう。自分に何が起こったのだろう。考えても分からないのに、頭の中が混乱していて余計に分からない。
加古「何なのかなぁ、これ……」
古鷹「ふふふ……悩んでるねー」
加古「……古鷹ぁ」
何とも情けない声が出る。古鷹は少し笑ってうつぶせの加古の背中に頭を預けた。
古鷹「ちょーっと、乙女入っちゃったねー」
加古「うるさい……乙女とか言うなよー……」
古鷹「うんうん、そのうち慣れるから安心して良いよ」
加古「……本当にか?」
古鷹「うん、それまでちょっと我慢かな」
本来その恥ずかしさはすでに持っている物なのだ、それを今加古はやっと手に入れようとしている。そしてそれは、教えてもらう物じゃなくて自然に知るものだから。
だから古鷹は何も言わない。ただ黙って、姉として見守ることに徹するのだ。
古鷹「…………」
だから決して、見ていて楽しいとか加古の行動がいちいち面白いとかそんなヨコシマな理由から何かでは全くない。
そう、そんなことはない。
断じてない。
無いったら無い。
この後、加古が提督との距離感をつかむまで四苦八苦する様をニヤニヤしながら眺め、それを子日に見咎められて純粋な瞳に説明を求められ、四苦八苦することになるのだが、それはまた別のお話である。
―――――
―――
―
部屋に帰るなり枕に顔をうずめた。妙に疲れた。
一体何だというのだろう。自分に何が起こったのだろう。考えても分からないのに、頭の中が混乱していて余計に分からない。
加古「何なのかなぁ、これ……」
古鷹「ふふふ……悩んでるねー」
加古「……古鷹ぁ」
何とも情けない声が出る。古鷹は少し笑ってうつぶせの加古の背中に頭を預けた。
古鷹「ちょーっと、乙女入っちゃったねー」
加古「うるさい……乙女とか言うなよー……」
古鷹「うんうん、そのうち慣れるから安心して良いよ」
加古「……本当にか?」
古鷹「うん、それまでちょっと我慢かな」
本来その恥ずかしさはすでに持っている物なのだ、それを今加古はやっと手に入れようとしている。そしてそれは、教えてもらう物じゃなくて自然に知るものだから。
だから古鷹は何も言わない。ただ黙って、姉として見守ることに徹するのだ。
古鷹「…………」
だから決して、見ていて楽しいとか加古の行動がいちいち面白いとかそんなヨコシマな理由から何かでは全くない。
そう、そんなことはない。
断じてない。
無いったら無い。
この後、加古が提督との距離感をつかむまで四苦八苦する様をニヤニヤしながら眺め、それを子日に見咎められて純粋な瞳に説明を求められ、四苦八苦することになるのだが、それはまた別のお話である。
―――――
―――
―
以上です。終わり方がワンパターン過ぎて辛い。
終わりと言えば、side金剛終了ですってね。単行本買って、これは引き続き買いかなと思っていただけに残念です。編集さんが何やら雑な事をしたとからしいですが、仕事はちゃんとしてほしいものですね。
皆さん艦これ関連書籍はどれくらい買ってますかね? >>1はノベル全巻と公式4コマといつ静は買うことにしてます。ノベルなんかは特にssの参考にもなりますしね。表現とかそういった面ではなおさら。
では来週中に投下を目標にせっせと書き溜めしますので、少々お待ち下され。ではこの辺で……
終わりと言えば、side金剛終了ですってね。単行本買って、これは引き続き買いかなと思っていただけに残念です。編集さんが何やら雑な事をしたとからしいですが、仕事はちゃんとしてほしいものですね。
皆さん艦これ関連書籍はどれくらい買ってますかね? >>1はノベル全巻と公式4コマといつ静は買うことにしてます。ノベルなんかは特にssの参考にもなりますしね。表現とかそういった面ではなおさら。
では来週中に投下を目標にせっせと書き溜めしますので、少々お待ち下され。ではこの辺で……
やはり加古は可愛いのぉ
持ってるのは別のSSで薦められた瑞鶴の小説だけだな
だから今度初めての東京旅行でいく秋葉原が楽しみですはい
持ってるのは別のSSで薦められた瑞鶴の小説だけだな
だから今度初めての東京旅行でいく秋葉原が楽しみですはい
乙です
体調が悪い時は無理をせず自分のペースで更新してください
体調が悪い時は無理をせず自分のペースで更新してください
コンプティーク編集は毎回やらかしてるので…責めようにもキリがないというか…
残念だなあ…でおしまいなんだよなあ
残念だなあ…でおしまいなんだよなあ
いつ静と水クロ、鶴翼ぐらいだなぁ
side金剛の件はホント腐れ編集氏ねとしか…
水クロは続くのがせめてもの救いだわ
side金剛の件はホント腐れ編集氏ねとしか…
水クロは続くのがせめてもの救いだわ
どうも、初春に続き扶桑姉さま、そして潮まで改二が出るという噂で、改二ラッシュに乗じて密かに祥鳳改二が来るのを期待する>>1です。まぁあり得ない話ですけどね(血涙)
次のシーンが中途半端に長くなりそうなので、バランスをとるために本編をほんの少しだけ投下しておきます。1レス程度の投下です、申し訳ないので下げておきますね。続きは来週の半ばくらいに投下しに来ます。亀更新にお付き合いくだされば幸いです……
次のシーンが中途半端に長くなりそうなので、バランスをとるために本編をほんの少しだけ投下しておきます。1レス程度の投下です、申し訳ないので下げておきますね。続きは来週の半ばくらいに投下しに来ます。亀更新にお付き合いくだされば幸いです……
海原を行くのは一隻の船だった。現代からすれば長い一本の煙突が目を引く現代からすれば少々古めかしい設計の船で、クレーンなどが付いている。この深海棲艦の跋扈する時代に足の遅い船は格好の獲物となるため基本的に建造すらされないのだが、これに関してはこれでなくてはいけないのだ。
??「天気明朗かつ波穏やか……元の通りとはいきませんね、なかなか」
甲板にて風に髪をなびかせて微笑むのは割烹着姿の女性だ。母性的な体の背中には大きな金属でできた機械……艦娘の艤装らしきものを背負っている。数こそ少ないが単装砲も装備した立派な軍艦のようだ。
??「できればあんまり波は高くない方がやり易いんですけど・・・・・・」
そう後ろから声をかけたのは、やはり艤装を背負った艦娘だった。頬に絆創膏を貼ったセーラー服の駆逐艦だ。
??「ふふ、それもそうですね」
??「そうよ、あんまり風もきついと髪が傷んじゃうもの・・・・・・」
??「だからってサボって良い理由にはならないんだからね?」
??「あぁん、もうっ、満潮ちゃんのイ・ケ・ズっ」
??「アンタ・・・よっぽど殴られたいらしいわねぇ・・・?」
続いて長くて艶やかな髪のを気にする少女と、意思の強そうな目のお団子髪な少女がやって来る。こちらもやはり艦娘のようだ。
??「あら、皆さん装備もしっかりでお揃いで。そろそろ警戒の必要な海域ですか?」
??「そうよ、一応制海権はこっちにあるけどい万全じゃないってだけなんだけどね」
そしてその後ろ、どこか自信そうな声と共にもう一人やって来た。
赤い制服に長いツインテールの彼女は割烹着の彼女の問いに答えつつ胸を張る。
??「私たちがいるからには、間宮さんには指一本触れさせないわ」
??「ええ、お願いしますね」
間宮と呼ばれた割烹着姿の艦娘が優しく微笑むのに、ツインテールの艦娘は満足そうにうなずく。
??「ふふっ、五十鈴たちにお任せよ!」
―――――
―――
―
??「天気明朗かつ波穏やか……元の通りとはいきませんね、なかなか」
甲板にて風に髪をなびかせて微笑むのは割烹着姿の女性だ。母性的な体の背中には大きな金属でできた機械……艦娘の艤装らしきものを背負っている。数こそ少ないが単装砲も装備した立派な軍艦のようだ。
??「できればあんまり波は高くない方がやり易いんですけど・・・・・・」
そう後ろから声をかけたのは、やはり艤装を背負った艦娘だった。頬に絆創膏を貼ったセーラー服の駆逐艦だ。
??「ふふ、それもそうですね」
??「そうよ、あんまり風もきついと髪が傷んじゃうもの・・・・・・」
??「だからってサボって良い理由にはならないんだからね?」
??「あぁん、もうっ、満潮ちゃんのイ・ケ・ズっ」
??「アンタ・・・よっぽど殴られたいらしいわねぇ・・・?」
続いて長くて艶やかな髪のを気にする少女と、意思の強そうな目のお団子髪な少女がやって来る。こちらもやはり艦娘のようだ。
??「あら、皆さん装備もしっかりでお揃いで。そろそろ警戒の必要な海域ですか?」
??「そうよ、一応制海権はこっちにあるけどい万全じゃないってだけなんだけどね」
そしてその後ろ、どこか自信そうな声と共にもう一人やって来た。
赤い制服に長いツインテールの彼女は割烹着の彼女の問いに答えつつ胸を張る。
??「私たちがいるからには、間宮さんには指一本触れさせないわ」
??「ええ、お願いしますね」
間宮と呼ばれた割烹着姿の艦娘が優しく微笑むのに、ツインテールの艦娘は満足そうにうなずく。
??「ふふっ、五十鈴たちにお任せよ!」
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海原を行くのは一隻の船だった。長い一本の煙突が目を引く現代からすれば少々古めかしい設計で、クレーンなどが付いている、随分と足の遅い船だ。この深海棲艦の跋扈する時代に足の遅い船は格好の獲物となるため基本的に建造すらされないのだが、これに関してはこれでなくてはいけないのだ。
??「天気明朗かつ波穏やか……元の通りとはいきませんね、なかなか」
甲板にて風に髪をなびかせて微笑むのは割烹着姿の女性だ。母性的な体の背中には大きな金属でできた機械……艦娘の艤装らしきものを背負っている。数こそ少ないが単装砲も装備した立派な軍艦のようだ。
??「できればあんまり波は高くない方がやり易いんですけど・・・・・・」
そう後ろから声をかけたのは、やはり艤装を背負った艦娘だった。頬に絆創膏を貼ったセーラー服の駆逐艦だ。
??「ふふ、それもそうですね」
??「そうよ、あんまり風もきついと髪が傷んじゃうもの・・・・・・」
??「だからってサボって良い理由にはならないんだからね?」
??「あぁん、もうっ、満潮ちゃんのイ・ケ・ズっ」
??「アンタ・・・よっぽど殴られたいらしいわねぇ・・・?」
続いて長くて艶やかな髪のを気にする少女と、意思の強そうな目のお団子髪な少女がやって来る。こちらもやはり艦娘のようだ。
??「あら、皆さん装備もしっかりでお揃いで。そろそろ警戒の必要な海域ですか?」
??「そうよ、一応制海権はこっちにあるけど万全じゃない、ってだけなんだけどね」
そしてその後ろ、どこか自信そうな声と共にもう一人やって来た。
赤い制服に長いツインテールの彼女は割烹着の彼女の問いに答えつつ胸を張る。
??「私たちがいるからには、間宮さんには指一本触れさせないわ」
??「ええ、お願いしますね」
間宮と呼ばれた割烹着姿の艦娘が優しく微笑むのに、ツインテールの艦娘は満足そうにうなずく。
??「ふふっ、五十鈴たちにお任せよ!」
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―――
―
えるしってるか
専ブラ勢はsageても更新があればすぐわかる
乙です
専ブラ勢はsageても更新があればすぐわかる
乙です
加古「オメーらは『古鷹さんかわいぃ』って言ってりゃいいんだよ」(AA略
>>577
?
?
どうも、投下間隔が広がりつつある今日この頃、リアルまじ忙しす……少々焦り入ってる>>1です。SS書きたいんや……レポートなんか、書きとうないんや……
ようやっと投下に足る量が書きあがったので投下していきます。
ようやっと投下に足る量が書きあがったので投下していきます。
その日、端野鎮守府の面々は演習場の海岸に集合していた。
今日は本営からの補給が届く日で、まともな港を持たないこの鎮守府では物資を海上から大発動艇でピストン輸送するという非効率きわまりない方法をとっていた。
ただでさえ職員もいないということもあり、補給のある日は艦娘もふくめて鎮守府総出で物資の受け取りを行うことになっている。
提督「総出と言っても、私と艦娘、そして主任妖精くらいしかいないがね」
祥鳳「以前は提督がいらっしゃらなかったので、人出が増えた分少し楽になるかもしれませんよ」
由良「とはいえ、補給艦の乗組員の方にかなり助けてもらっているわけなんですけどね」
名取「私たちだけじゃ、時間かかりすぎちゃいますから……」
子日「あ、見えてきたー!」
そういう子日の視線の先、水平線の向こうに艦らしき影が見えてきた。深海棲艦から奪還したシーレーンを通ってやって来る補給艦は艦娘ではなくさすがに通常艦船なため、結構な距離があってもよく見えるのだ。
徐々に近づくにつれて子日は嬉しそうに手を振っている。
古鷹「偵察機飛ばして誘導しますね」
沖合いに停泊してもらうため、座礁などしないように補給艦をうまく誘導するのだ。資料室の海図が妙に精密だったのはこれが理由のひとつらしい。
長良「レインコートとか、無いですよね」
提督「それは次回に申請しておこう」
今日は本営からの補給が届く日で、まともな港を持たないこの鎮守府では物資を海上から大発動艇でピストン輸送するという非効率きわまりない方法をとっていた。
ただでさえ職員もいないということもあり、補給のある日は艦娘もふくめて鎮守府総出で物資の受け取りを行うことになっている。
提督「総出と言っても、私と艦娘、そして主任妖精くらいしかいないがね」
祥鳳「以前は提督がいらっしゃらなかったので、人出が増えた分少し楽になるかもしれませんよ」
由良「とはいえ、補給艦の乗組員の方にかなり助けてもらっているわけなんですけどね」
名取「私たちだけじゃ、時間かかりすぎちゃいますから……」
子日「あ、見えてきたー!」
そういう子日の視線の先、水平線の向こうに艦らしき影が見えてきた。深海棲艦から奪還したシーレーンを通ってやって来る補給艦は艦娘ではなくさすがに通常艦船なため、結構な距離があってもよく見えるのだ。
徐々に近づくにつれて子日は嬉しそうに手を振っている。
古鷹「偵察機飛ばして誘導しますね」
沖合いに停泊してもらうため、座礁などしないように補給艦をうまく誘導するのだ。資料室の海図が妙に精密だったのはこれが理由のひとつらしい。
長良「レインコートとか、無いですよね」
提督「それは次回に申請しておこう」
古鷹「えーっと、いつもと同じ規模だから・・・・・・ん? なんか見慣れない船が」
加古「どしたの?」
古鷹「うん、普段より一隻多いんだよ補給艦が。でも、この一本煙突・・・・・・まさか!?」
由良「一本煙突って、確か給糧艦じゃ・・・・・・もしかして間宮!?」
由良の一言に艦娘たちの間に戦慄が走る。
間宮とは、艦娘の中でも特殊中の特殊、給糧艦娘という特殊な艦娘で、基本的に各鎮守府に一人は必ずいる鎮守府の台所を任されている艦娘であり、彼女の作る食事やお菓子は皆絶品とされ艦娘の士気向上に欠かせない存在なのだ。
祥鳳「提督、これは・・・?」
提督「これからは戦闘訓練も行うことになる。そうすれば今以上に体力を食うことになるのだから、皆の負担、とくに三食を支えてくれている名取と鬼怒にの負担を減らすために少し上に掛け合った」
正しくは友人に掛け合ってもらったのだが、細かいことはこの際気にしない方向でいきたい。
鬼怒「そんな! そんなことしてもらわなくてもちゃんとできます!」
名取「そ、そうですよ! 頑張ります!」
提督「二足のわらじでどちらかがおろそかになるのも、苦労をかけるのも困るし申し訳ないんだ、分かってくれ」
名取「で、でも……」
??「あら、珍しく名取が食い下がるじゃない? いいことね」
加古「どしたの?」
古鷹「うん、普段より一隻多いんだよ補給艦が。でも、この一本煙突・・・・・・まさか!?」
由良「一本煙突って、確か給糧艦じゃ・・・・・・もしかして間宮!?」
由良の一言に艦娘たちの間に戦慄が走る。
間宮とは、艦娘の中でも特殊中の特殊、給糧艦娘という特殊な艦娘で、基本的に各鎮守府に一人は必ずいる鎮守府の台所を任されている艦娘であり、彼女の作る食事やお菓子は皆絶品とされ艦娘の士気向上に欠かせない存在なのだ。
祥鳳「提督、これは・・・?」
提督「これからは戦闘訓練も行うことになる。そうすれば今以上に体力を食うことになるのだから、皆の負担、とくに三食を支えてくれている名取と鬼怒にの負担を減らすために少し上に掛け合った」
正しくは友人に掛け合ってもらったのだが、細かいことはこの際気にしない方向でいきたい。
鬼怒「そんな! そんなことしてもらわなくてもちゃんとできます!」
名取「そ、そうですよ! 頑張ります!」
提督「二足のわらじでどちらかがおろそかになるのも、苦労をかけるのも困るし申し訳ないんだ、分かってくれ」
名取「で、でも……」
??「あら、珍しく名取が食い下がるじゃない? いいことね」
と、そうこう言っているうちに聞きなれない声がかけられる。見ると、砂浜に4人の艦娘が上陸するところだった。軽巡が1人、駆逐が3人の水雷戦隊で、補給艦の護衛をしていたのだろうと分かる。
提督「護衛の艦娘達か。私がこの端野鎮守府の司令官だ。護衛任務ご苦労だった、感謝する」
さっと敬礼する提督に、旗艦であろう軽巡が、続いて駆逐艦たちが答えて敬礼する。
五十鈴「護衛艦隊旗艦の五十鈴よ。補給と、姉妹たちとの再会を許可できるかしら?」
提督「五十鈴……ああ、そうか。長良型軽巡の2番艦か」
五十鈴「そういうこと。と言うわけで、長良、名取、久しぶり!」
長良「五十鈴! 久しぶり!」
名取「五十鈴お姉ちゃんが来るなんて、ビックリだよ」
五十鈴「私は友提督から聞いてたから知ってたけどね。ふふっ、みんな元気そうで安心したわ」
提督「三人はどういう関係なんだ?」
長良「私たちは三人とも実の姉妹なんです」
艦娘の姉妹艦と言うのは往々にして赤の他人であることが多い。
というより同じ名前で異なる外見の艦娘が普通にいるので、姉妹艦に出会っても全く似てない事も多いのだが、このように姉妹艦が艦娘になる前の実の姉妹であるというパターンも少なくない。この場合、長良型の上三番がそうだったようだ。
提督「護衛の艦娘達か。私がこの端野鎮守府の司令官だ。護衛任務ご苦労だった、感謝する」
さっと敬礼する提督に、旗艦であろう軽巡が、続いて駆逐艦たちが答えて敬礼する。
五十鈴「護衛艦隊旗艦の五十鈴よ。補給と、姉妹たちとの再会を許可できるかしら?」
提督「五十鈴……ああ、そうか。長良型軽巡の2番艦か」
五十鈴「そういうこと。と言うわけで、長良、名取、久しぶり!」
長良「五十鈴! 久しぶり!」
名取「五十鈴お姉ちゃんが来るなんて、ビックリだよ」
五十鈴「私は友提督から聞いてたから知ってたけどね。ふふっ、みんな元気そうで安心したわ」
提督「三人はどういう関係なんだ?」
長良「私たちは三人とも実の姉妹なんです」
艦娘の姉妹艦と言うのは往々にして赤の他人であることが多い。
というより同じ名前で異なる外見の艦娘が普通にいるので、姉妹艦に出会っても全く似てない事も多いのだが、このように姉妹艦が艦娘になる前の実の姉妹であるというパターンも少なくない。この場合、長良型の上三番がそうだったようだ。
提督「互いの壮健を祝うのもいいが、一応仕事はこなしてもらえるかな」
五十鈴「あら、五十鈴としたことが失礼したわね」
姉妹と取り合っていた手を離し、僚艦と整列して表情をただす。
五十鈴「それじゃあ改めて。呉第四艦隊所属五十鈴以下三名、端野鎮守府への補給艦護衛として立ち寄らせてもらったわ。補給と整備を許可してもらえるかしら」
提督「端野鎮守府司令官が貴艦らの上陸を許可し、十分な補給と整備を約束しよう」
敬礼する提督だが、少し力を抜いて苦笑すると、
提督「とはいえ、見ての通りの小規模な鎮守府だ、堅苦しいのは最低限で構わない。ひとまず補給物資の搬入と僚艦の紹介、あと例の件なんだが」
五十鈴「不真面目なのは感心しないけど、適度に緩いのは歓迎よ。取り合えず自己紹介からしていくわね。朧、あんたから」
朧「あ、はい」
肩を叩かれて生真面目そうに背筋を伸ばしたのは、頬に絆創膏を貼ったセーラー服の艦娘だ。制服からして特型駆逐艦の一人だろうと推測した。
朧「綾波型駆逐艦、朧、です」
如月「ふふ、次は私ね。睦月型駆逐艦の二番艦如月よ」
満潮「朝潮型の三番艦、満潮よ」
生真面目そうな朧とどこか掴み所が見えない如月、そして意思の強そうな満潮。ずいぶんとアクの強そうな艦娘を寄越したのは、友提督のささやかな仕返しといったところだろうか。
五十鈴「あら、五十鈴としたことが失礼したわね」
姉妹と取り合っていた手を離し、僚艦と整列して表情をただす。
五十鈴「それじゃあ改めて。呉第四艦隊所属五十鈴以下三名、端野鎮守府への補給艦護衛として立ち寄らせてもらったわ。補給と整備を許可してもらえるかしら」
提督「端野鎮守府司令官が貴艦らの上陸を許可し、十分な補給と整備を約束しよう」
敬礼する提督だが、少し力を抜いて苦笑すると、
提督「とはいえ、見ての通りの小規模な鎮守府だ、堅苦しいのは最低限で構わない。ひとまず補給物資の搬入と僚艦の紹介、あと例の件なんだが」
五十鈴「不真面目なのは感心しないけど、適度に緩いのは歓迎よ。取り合えず自己紹介からしていくわね。朧、あんたから」
朧「あ、はい」
肩を叩かれて生真面目そうに背筋を伸ばしたのは、頬に絆創膏を貼ったセーラー服の艦娘だ。制服からして特型駆逐艦の一人だろうと推測した。
朧「綾波型駆逐艦、朧、です」
如月「ふふ、次は私ね。睦月型駆逐艦の二番艦如月よ」
満潮「朝潮型の三番艦、満潮よ」
生真面目そうな朧とどこか掴み所が見えない如月、そして意思の強そうな満潮。ずいぶんとアクの強そうな艦娘を寄越したのは、友提督のささやかな仕返しといったところだろうか。
提督「提督だ、よろしく頼む。うちの艦娘たちとは追々で頼む」
五十鈴「それじゃあ、例の件だけど」
と、海を振り返る五十鈴。視線をおうと、もう一人艦娘が海上をこちらへ向かってきていた。
五十鈴「彼女に関しては友提督から手紙を預かってるわ」
提督「ふむ、あいつからか」
友督『一番良い間宮を用意してやったからありがたく思うんだぜ。まぁ、良いとは言っても実践配備外も含めての一番だから何が起こっても知らん。要求に答えてやったんだから文句は言うなよ』
短い内容に、提督は少し首をかしげた。確かに少し無理をいったとは思うが、果たして一体どんな代物を送りつけてきたというのか。
五十鈴「友提督はなんて?」
提督「感謝しろとのことだ。で、そちらの艦娘が?」
五十鈴「ええ、そうよ」
五十鈴達の背後、砂浜に上がってきたのは割烹着姿の艦娘だ。普通の艦娘同様艤装を背負っているが非戦闘艦仕様の物で、砲塔の類よりも横に伸びるクレーンが目立つ。
間宮「本営より派遣されてまいりました、間宮と申します。これからこの鎮守府で働かせていただきます、よろしくおねがいしますね」
五十鈴「それじゃあ、例の件だけど」
と、海を振り返る五十鈴。視線をおうと、もう一人艦娘が海上をこちらへ向かってきていた。
五十鈴「彼女に関しては友提督から手紙を預かってるわ」
提督「ふむ、あいつからか」
友督『一番良い間宮を用意してやったからありがたく思うんだぜ。まぁ、良いとは言っても実践配備外も含めての一番だから何が起こっても知らん。要求に答えてやったんだから文句は言うなよ』
短い内容に、提督は少し首をかしげた。確かに少し無理をいったとは思うが、果たして一体どんな代物を送りつけてきたというのか。
五十鈴「友提督はなんて?」
提督「感謝しろとのことだ。で、そちらの艦娘が?」
五十鈴「ええ、そうよ」
五十鈴達の背後、砂浜に上がってきたのは割烹着姿の艦娘だ。普通の艦娘同様艤装を背負っているが非戦闘艦仕様の物で、砲塔の類よりも横に伸びるクレーンが目立つ。
間宮「本営より派遣されてまいりました、間宮と申します。これからこの鎮守府で働かせていただきます、よろしくおねがいしますね」
実にしとやかなしぐさで一礼する様に、一同少し見とれる。
間宮と言う名を冠するには相当な訓練を要するという。間宮専用の訓練施設が大本営のどこかにあるというのがもっぱらの噂だ。
提督「この鎮守府を預かる提督だ、以後よろしく頼む」
間宮「はい、こちらこそ、です」
提督「すまんが、この鎮守府にはどういうわけか港がない。君の停泊場所なんだが……」
間宮「ああ、それなら心配に及びません」
そういう間宮は微笑むと踵を返して海へと戻っていく。
間宮「よろしければ、本艦にいらして御覧になってください」
そう言って、振り返り微笑んだ。
―――――
―――
―
間宮と言う名を冠するには相当な訓練を要するという。間宮専用の訓練施設が大本営のどこかにあるというのがもっぱらの噂だ。
提督「この鎮守府を預かる提督だ、以後よろしく頼む」
間宮「はい、こちらこそ、です」
提督「すまんが、この鎮守府にはどういうわけか港がない。君の停泊場所なんだが……」
間宮「ああ、それなら心配に及びません」
そういう間宮は微笑むと踵を返して海へと戻っていく。
間宮「よろしければ、本艦にいらして御覧になってください」
そう言って、振り返り微笑んだ。
―――――
―――
―
乙
実践配備外も含めて、ってのが気になるな
この間宮さんも何か問題ありなんだろうか。実はカレーしか作れないとか
実践配備外も含めて、ってのが気になるな
この間宮さんも何か問題ありなんだろうか。実はカレーしか作れないとか
カレーが作れれば肉じゃがと豚汁と芋煮も作れるからレパートリーは大丈夫だね(白目)
原稿(ゲンジツトウヒ)ってものはだなあ
忙しい時とか、疲れて帰ってきてもうバタンキューしたい時にこそはかどるもんなんだぜぇ(白目)
忙しい時とか、疲れて帰ってきてもうバタンキューしたい時にこそはかどるもんなんだぜぇ(白目)
料理だけじゃなくて、鳳翔さん並のおかん機能も含め生活全般も指導する寮長兼務とか
まさか外見だけ間宮で中の性能は比叡かもしれない
カレーしか作れない× カレーも不味い○
カレーしか作れない× カレーも不味い○
なんでそう残念な間宮にしたがるのか...まあわからんでもないが
「一番良い間宮」って言ってんだから基本能力に問題は無いんだろな
「ダメ男製造機」ならぬ「ダメ艦娘更生機能」が備わってるとか
「一番良い間宮」って言ってんだから基本能力に問題は無いんだろな
「ダメ男製造機」ならぬ「ダメ艦娘更生機能」が備わってるとか
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