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    元スレ提督「鎮守府に妹がやってきた」

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    801 = 1 :


    ガチャ

    長月「……」

    提督「……」

    長月「司令官」

    提督「……はい」

    長月「何だこれは」ピラッ

    提督「……紙だ」

    長月「言い方を変えよう。この棚の中にある紙はなんだ」

    長月「よく見ると未記入の書類ばかりだが……これらはいつ提出しなきゃいけないんだ」

    提督「……明日の朝にまでに終わらせなきゃいけない書類だ」

    長月「……」

    提督「……」

    802 = 1 :


    長月「何故ここにある」

    提督「夜中に全部終わらせようと思ってだな」

    長月「これは司令官がやらなきゃいけない書類か?」

    提督「そういうわけではないが……」

    長月「……はぁ、ならやるぞ」

    提督「えっ」

    長月「私も手伝えば司令官が徹夜する必要はなくなるだろう?」

    提督「いや、でもこれは俺がやろうと思った仕事で──」

    長月「秘書艦は司令官の補佐も仕事の一つだろう? なら、その書類を手伝うのは問題ないだろう?」

    長月「全く、漸く色々任せてくれるようになったと思えば……」

    提督「すまない……」

    長月「ほら、書類を渡してくれ司令官。早く終わった方がいいだろう?」

    ─────
    ───

    803 = 1 :


    提督「とまぁ、そんな事があってな。書類の一部を深夜に回すのは止めたんだ」

    青葉「なのに徹夜する癖はなおってませんよね」

    提督「俺がやらなきゃいけない書類は多いからな。そこは仕方ないさ」

    提督「最近はさほど忙しくはないから朝まではしてないつもりだぞ?」

    青葉「司令官の忙しいの基準はおかしいんです」

    提督「はいはい、わかったわかった」

    青葉「(絶対分かってませんねこれは……)」

    804 = 1 :


    青葉「まぁ、そんな事は置いといて……手伝うと言われて嬉しかったですか?」

    提督「最初は複雑な心境だったなぁ。みんなには悪いなと思う気持ちの方が強かったからな」

    青葉「最初は……?」

    提督「色々あったんだ」

    青葉「便利ですね。その言葉」

    提督「話す気はないぞ」

    青葉「まだ何も言ってませんよ!」

    提督「目が語ってたぞ」

    青葉「うっ……まだまだ青葉も未熟のようです」ガクッ

    提督「なんでそこで落ち込む」

    青葉「うぅー、何だか負けた気分になります」

    提督「なんだそれは……。次行くぞ」

    青葉「はーい」

    ────

    805 = 1 :


    ピッ

    睦月「ほえ~、そんな事があったんだー」

    弥生「言ってくれれば手伝ったのに」

    菊月「それにしても以外だな」

    皐月「あの長月がねぇ……」

    如月「他人に頼らず自分でやれってよく言ってたのにねぇ」

    長月「う、うるさい! いいだろう別に……!」

    長月「それより青葉だ! 私が可愛いとか何を――」

    青葉「司令官も可愛いって言ってましたよ?」

    長月「あ、う……確かに言ってたが……」

    青葉「司令官に可愛いって言われるのは嫌です?」

    長月「それは……嫌ではないが……」

    青葉「ならいいじゃないですか~」

    卯月「そうだよ長月~! うーちゃんが頭ナデナデしてあげる~!」

    長月「って、何をする卯月……!」

    長月「(……そういえばあの時もこんな感じに──)」

    806 :


    ─────
    ───

    長月「よし、これで終わりだな司令官」

    提督「ありがとな、長月」ワシャワシャ

    長月「い、いきなり何をする司令官!」

    提督「手伝ってくれたお礼だよ。おかげで日付けが変わる前には寝れそうだ」

    長月「ま、まぁ、気持ちだけはありがたくもらっておこう……。でも、もしまた今日みたいな事をしたら今度は皆に伝えるぞ!」

    提督「わ、わかった。もうしない」

    長月「さてはまたやろうとしたな司令官」

    提督「もうしない! ほれほれっ!」ワシャワシャ

    長月「こ、こらっ! だからやめないか司令官……!」

    提督「はは、おやすみ長月」ポンポン

    長月「あぁ、おやすみ司令官」

    ─────
    ───

    807 = 1 :


    卯月「長月~。どうして頭をおさえてるっぴょん?」

    長月「えっ、あっ、いや、何でもない……!」

    卯月「ところで、長月は司令官の事が好きっぴょん?」

    長月「んなっ……!? いきなり何を──」

    卯月「にゅふふ、言わないとくすぐりの刑だっぴょん♪」

    長月「こ、こら卯月やめ――!」

    卯月「それそれ~!」

    如月「ふふっ、楽しそうだし私も混ざろうかしら」

    長月「如月まで何を――ひゃ、へ、変なところを触るな……!」

    如月「大丈夫よ。力を抜きなさい……ふふっ」

    長月「や、やめっ――!」

    808 = 1 :

    とっても投下が遅れてすみません
    書き溜めがあんまり浮かばず時間ばっかり過ぎてしまいました

    次の更新もいつか分かりませんけどまたちょこちょこ書きに来ます
    では

    811 :

    待ってた

    814 :

    お久しぶりです。明日辺りに更新します

    815 :

    か、帰ってきた……
    うれしいなぁ(蒼龍並の感想)

    816 :

    了解

    817 :


    菊月「何やら凄いことになってるな」

    青葉「次は菊月ちゃんですよ~」

    菊月「私の番か」

    青葉「菊月ちゃんも正直意外でしたよ~」

    皐月「菊月の――」

    睦月「意外なところ~?」

    菊月「この菊月に意外なところなんかあるわけないだろう」フン

    青葉「意外かを判断するのは青葉達ですけどね! それではスタート!」

    ピッ

    818 = 1 :


    ――――

    提督「睦月型もあと少しか……」

    青葉「流石に多いですよね~。はい、飲み物です」

    提督「あぁ、ありがとう」

    青葉「今度はしっかりしてくださいね」

    提督「冷静に考えると部下で妄想ってどうなんだ……?」

    青葉「細かいことは考えないで行きましょう」

    提督「……はいはい。それじゃあやるか」

    青葉「お願いしまーす!」

    819 = 1 :


    ────

    ピリリリリッ

    ピッ

    提督「はい、もしもし……あぁ、貴女でしたか!」

    提督「はい……はい……。新作ですか! じゃあ明日早速行きますね!」

    提督「もちろん『一緒に』ですよ。今から楽しみです!」

    提督「えぇ、では明日会いましょう」

    ピッ

    提督「さて、これは楽しみになってきたぞ!!」

    820 = 1 :


    ~翌日~



    提督「おーい菊月ー。買い物にいかないかー?」

    菊月「か、買い物だと?」ビクッ

    提督「そうそう。荷物持つの手伝ってくれないか?」

    菊月「……それは本当に買い物なのか」

    提督「何で身構える」

    菊月「お兄ちゃんが毎回買い物と称するものは可愛い服選びだろう!」

    提督「そんなことないから安心してくれ。大丈夫だって」ニコニコ

    菊月「本当だな……」

    提督「本当本当。さ、行こう行こう」

    821 = 1 :


    ────
    ―――

    菊月「っ……、……」プルプル

    提督「おぉー、似合ってるじゃないか菊月! 可愛いよ!」

    提督「(羞恥で赤く染まった頬! 若干涙目になりながらこちらを上目に睨むけど可愛らしい!)」

    提督「(スカートの裾を押さえているというのもまたいい! さすがは菊月!)」

    菊月「……は、話と違うぞ」プルプル

    提督「ん? だって服買いに行こうって言ったら菊月は来ないだろ?」

    菊月「嵌めたな……!」

    提督「ほらほら、まだまだあるんだから。ねぇ、店員さん」

    「はい! 次はこちらでございまーす♪」

    菊月「あぁ、待て! ちょっと店員さん、私はもう……あ、ちょ、待て!!」

    「大丈夫です! 似合ってますからご安心を!」グッ

    提督「そうそう。だからGoだ!」グッ

    菊月「そういう事じゃなーい!!」

    ――――

    822 = 1 :


    提督「菊月には可愛い服……そうだな。フリルのついた明るい色の服とか着て欲しいと思う」

    提督「で、照れてる所を見てみたい」

    青葉「確かに着そうにないですもんね」

    青葉「あ、じゃあ菊月ちゃんでモデルショーみたいなことしてみませんか?」

    提督「あとが怖くないか、それ」

    青葉「…………」

    提督「…………」

    青葉「……やめときましょうか」

    提督「……だな」

    823 = 1 :


    青葉「はい、じゃあ他に話すことは!」

    提督「菊月にあることを言われたな」

    青葉「ある事ですー?」

    菊月『戦いが終わったら、司令官に……司令官に会えなくなる、なんて事はないよな……?』

    提督「って、菊月に言われてな」

    青葉「……青葉、そんなこと考えたことありませんでした」

    提督「俺も全く。いや、あんまり考えてなかったなー」

    提督「深海棲艦との戦いがいつ終わるか、なんて分かるわけないしな」

    824 = 1 :


    青葉「で、実際のところどうなんです?」

    提督「正直な所、会えなくなるかは俺にも分からない」

    青葉「えっ……!?」

    提督「さっき言ったように深海棲艦との戦いがいつ終わるかも分からないからな」

    提督「でも、もし何事もなく終わった場合は――って、そんな書類が……あったあった。ほら」ポイッ

    青葉「おっとと……えーっと、何々――」

    青葉「深海棲艦トノ戦争終結時――」

    青葉「一:海軍ヲ抜ケルノハ艦娘ノ自由トシ、艤装ノ解体ヲ絶対トス」

    青葉「二:去ル者追ウベカラズ、マタ、提督ハ抜ケタ艦娘ニ対シ支援スルモノトス」

    青葉「三――って、これってつまり……」

    提督「残りたきゃ残れ、出ていきたきゃ自由に出ていけ」

    提督「出ていった者には支援とかしてやれ。そんな感じだな」

    青葉「なるほど……」

    825 = 1 :


    提督「一応秘密にしておいてくれよ? 上からは戦争終結したら知らせるように言われてた内容だからな」

    青葉「何でそんな大事なの青葉にバラしちゃうんですか!?」

    提督「だから黙っておいてくれよ? まぁ、仮だから変わるかもしれないけどな」

    青葉「……分かりました。ところで司令官はどうするんですか?」

    提督「俺か?」

    提督「俺はここの管理をしなきゃいけないからなー」

    提督「たぶん戦いが続いても終わったとしてもここにいるさ」

    提督「あぁ、もし俺の所を出ていってもたまには顔を見せに来て欲しいな」

    提督「でも嫌だったら来なくてもいいぞ。元気にしてるなら俺は――」

    青葉「えいっ」ペシッ

    提督「いてっ」

    青葉「ここを出ていく前提で話されても困りますよ司令官」ピシッ

    青葉「この話はもうやめて次に行きますよ!」

    ――――

    826 = 1 :


    ピッ

    菊月「そうか……。じゃあ離れ離れになることは無いのか」

    青葉「それにしても菊月ちゃんがそこまで司令官の事を考えてたとは思いませんでしたよ~」ウンウン

    菊月「なっ……!?」

    弥生「司令官の事を考えてなきゃ気づかない」

    睦月「菊月も司令官の事が大好きなんだね~!」

    菊月「べ、別に司令官の事は……!」

    長月「見たことないくらいに真っ赤だな」

    三日月「菊月でも平静は保てないみたいね」

    827 = 1 :


    望月「で、フリルとか着るの~? 着たいなら探しとくけど」

    菊月「着るわけないだろう!」

    望月「いいの? 喜ぶと思うけど」

    菊月「う……、っ……き、着ないぞ!」

    弥生「今菊月迷った……」

    長月「迷ったな」

    卯月「迷ったっぴょん!」

    菊月「迷ってなどいない!」

    望月「顔真っ赤じゃ説得力ないけどね~」

    菊月「っ~!!」

    828 = 1 :


    青葉「それでは次は三日月ちゃんに参りましょう♪」

    三日月「は、はい。お願いします……!」

    望月「もっと肩の力抜いといた方がいいんじゃないの?」

    望月「長月たちがあんな感じになっちゃったんだし」

    長月「あんな感じって……菊月ほどではないぞ」プイ

    菊月「どうして菊月を引き合いに出す!?」

    長月「さっきまであんなに真っ赤になってたくせに」

    菊月「それは長月も同じだっただろう!」

    青葉「まぁまぁ落ち着きましょう。三日月ちゃんいきますよー」

    ピッ

    829 = 1 :


    ――――

    提督「次は三日月か……」

    提督「……」

    提督「浮かばないんだが」

    青葉「気合いで頑張ってください」

    提督「そう言われてもなぁ……流石にマンネリはどうかと思うとなぁ」

    青葉「じゃあ何かしら面白そうな話とか聞きたいです!」

    提督「面白そうって言われても困るな……」

    830 = 1 :


    提督「うーん……とりあえず三日月はいい子だな。それにとっても優しい」

    提督「優しくて涙出そうになったな」

    青葉「何があったんです?」

    提督「大したことじゃないんだけどな」

    提督「徹夜で書類を終わらせようとしたときだったなぁ……」

    青葉「はぁ……」

    831 = 1 :


    ――――
    ―――

    提督『さて、今日は気合い入れていかないと終わりそうにないんだよなぁ……』

    提督『海外艦の報告書に新たなる改造計画への申請だの……流石に多すぎるな』

    提督『といってもみんなの為だし、俺がこう言ったところで何も変わりはしないし』

    提督『出さなかったら怒られるしやるしかないよなぁ』

    コンコン

    提督『入っていいぞー』カキカキ

    三日月『し、失礼します』

    提督『三日月? 秘書艦の仕事はもう終わりだが……』

    三日月『司令官は何をしてるんですか?』

    提督『見ての通り書類だな。色々と溜まってるんだ』

    三日月『だったら私も手伝います!』

    提督『気持ちは有難いけど俺がやらないといけないんだ。それにもう夜も遅いからダメだ』

    三日月『そう……ですか』

    提督『でもそうだな……。少しお話でもするか』

    三日月『お話ですか……?』

    832 = 1 :


    提督『こないだ言ってた話にしよう』

    提督『もっと強くなりたいだっけか。どうしてそう思ったんだ?』

    三日月『みんなの助けになりたいんです。もっともっと強くなれればみんなの助けになれると思って……』

    提督『そうか。正直天龍みたく敵をもっと倒したいとかじゃなくて安心したよ』

    提督『三日月の優しさはいいと思うぞ。ただ倒すことだけを考えてちゃ大事な物も何もかも見えなくなるからな……』ポンポン

    三日月『あ、あの……!』

    提督『ん? どうした?』

    三日月『私はみんなの助けになりたいですけど。でも、一番助けてあげたいのは……司令官なんです』

    三日月『だから……無茶はしないでください』

    提督『三日月……ありがとう。優しいな』ナデナデ

    三日月『んぅ、司令官……何を……』

    提督『心配してくれたお礼。おかげでやる気が湧いてきた』

    提督『大丈夫。無茶はしないから安心してくれ』

    三日月『本当……ですね?』

    提督『本当だよ』

    三日月『約束ですよ』

    提督『あぁ』

    ――――
    ―――

    833 = 1 :


    青葉「無茶しないとか言ったくせに無茶して倒れましたよね、司令官」

    提督「うぐっ……!」グサッ

    青葉「三日月ちゃんに何か言われなかったんですか?」

    提督「確かに言われた。無茶しないって約束したのにと怒られた」

    提督「……5日くらいなら大丈夫だと思ったんだけどなぁ」

    青葉「普通の人はそれを無茶って言いますよ」ジトー

    提督「ま、まぁ、いいじゃないか! さぁ、続きだ続き!」

    青葉「あー、もう司令官ー!」

    ────

    834 = 1 :


    ピッ

    青葉「はい、三日月ちゃんでした~」

    三日月「もう、司令官てば……あれだけ言ったのに……」

    青葉「三日月ちゃんも司令官の事を気にかけてるんですね」

    三日月「だって司令官、あんなにいつも頑張ってて……」

    三日月「だから、少しでも司令官の助けになるようにって思って」

    青葉「優しいですね~」

    長月「司令官が無茶しすぎな気もするがな」

    菊月「ま、今更言った所で治らないだろうな」

    835 = 1 :


    天龍「なんでオレの話が出てくるんだよ!」

    龍田「間違った事は言ってなかったもんね~。天龍ちゃんてばすぐ周りが見えなくなるんだもの」

    龍田「それに三日月ちゃんが天龍ちゃんみたいになったらみんな困っちゃうでしょ~?」

    天龍「うっ……確かにそれは否定できねぇけど」

    龍田「これからは提督の事で周りが見えなくなるかしら~?」

    天龍「だぁああ! もういいからからかうなぁ!」

    龍田「うふふ、ダーメっ♪ やっぱり天龍ちゃんは可愛いわ~」クスクス

    836 = 1 :


    如月「それにしても三日月もなかなか行動力あるわね」

    如月「さりげなく司令官に告白するだなんて驚いたわ」クスッ

    三日月「えっ……!?」

    如月「あら、だって『一番』だなんて特別だって言ってる風にも取れるでしょう?」

    三日月「そ、そんなつもりじゃ……! 私は司令官の力になりたいって言っただけで──」

    皐月「まぁ、仮に告白だったとしても司令官は気づかなかっただろうね」

    如月「気付いていたら他の事にも色々気付いてくれるはずでしょうしね」ハァ

    三日月「だから私は──!」

    如月「はいはい、そういう事にしておくわ♪」フフッ

    三日月「もーっ……! 如月!」

    837 = 1 :


    望月「なんだかんだ凄いねぇ……」

    青葉「ですね~」

    望月「次あたしだよね」

    青葉「そうですね。望月ちゃんの番ですよ」

    望月「うー、眠いけどよろしくぅ~」

    青葉「途中で寝ないでくださいね」

    望月「それは内容次第」

    青葉「ではスタートです!」

    ピッ

    838 = 1 :


    ────

    提督「次で睦月型も終わりか」

    青葉「司令官もネタ切れするくらいには多かったですね」

    提督「仕方ないだろう。想像力にも限界があるんだから」

    青葉「じゃあ、残りをフル動員してお願いします!」

    提督「そこまで気合入れる必要もない気がしてきたぞ」

    提督「はぁ。まぁいい。よし! いくぞ!」

    839 = 1 :


    ────

    提督「あー、暇だぁー」

    望月「暇ならゲームしよー」ゴロゴロ

    提督「そうだなー。そうするかぁー」ゴロゴロ

    提督「で、望月。今日はなんだ」

    望月「このゲーム」スッ

    提督「今度は何が狙いなんだ? また前回みたいなレア武器掘りはごめんだぞ?」

    望月「大丈夫大丈夫。たぶん今回はすぐ終わるって」

    提督「……本当だな」

    望月「本当だよ。ほらほら早くいつもの態勢になって」

    提督「はいはいわかりました」

    望月「よいしょっと」

    提督「毎度思うんだが……なんで俺の背中の上に寝るんだ」

    望月「細かい事気にしてたら負けだよ。ほらほらルーム作ったよ」

    提督「へいへい」

    840 = 1 :


    ~数分後~



    提督「なぁ、望月」

    望月「どしたの兄ちゃん。あ、そこにも罠あるから気を付けてねー」

    提督「……も、もう少し早くいってほしかったぞ」

    望月「はい、蘇生したよー」

    提督「……ありがとう。というよりすぐ終わるって言ってたじゃないか!?」

    望月「すぐ終わる(すぐ終わるとはry)ってやつ」

    提督「……わかった。いつもの感じな」ハァ

    提督「(やる前からわかってたけど……やっぱり最高難易度のダンジョンだった)」

    望月「~♪」

    提督「(まぁ、でも望月が楽しそうだしいいか)」

    841 = 1 :


    ~さらに十数分後~



    望月「あ、ボスが瀕死だ」

    提督「ほんとか! よし、ならあと少し頑張るか!」

    望月「うーい……ふわぁ……」

    望月「兄ちゃーん……」

    提督「んー? ど、どうした望月。っと、あぶねっ」

    望月「ふわぁ……眠いから、寝る……おやすみ」

    提督「は!?」

    望月「兄ちゃんがんばれー。じゃ、おやすみ……」

    提督「待った! 望月ちょっと待て!」

    提督「RPGじゃないんだから寝落ちは不味いだろ!」

    望月「力尽きてもホームに戻るだけだから、大丈夫……」

    提督「俺もやられたらどうするんだ!?」

    望月「そこは……気合い……むにゃむにゃ……。あんま揺らさないでねー……」

    提督「え、望月? ちょ、ちょっと! 望月ぃー!!」

    ――――

    842 = 1 :


    提督「望月とは二人でゲームしたりする」

    青葉「ゲーム以外には何をするんです?」

    提督「一緒に昼寝したりとかだな」

    青葉「仕事とかしないんですね」

    提督「いや、仕事は終わらせてからだ」

    青葉「え、そんなに早く終わるんですか?」

    提督「やる気を出した望月は優秀なんだよ」

    青葉「へー……正直意外でした。やる気だすタイプとは思わなかったので」

    提督「まぁ、一緒にゲームする事を餌にしてるからな。そうしないといけないのはちょっと困りものだが」

    提督「でもやるときはやってくれるから感謝してるよ」

    843 = 1 :


    提督「あとは肩を揉んだりするくらいか」

    青葉「一応司令官って青葉達の上司ですよね?」

    提督「上司だ。あと一応は余計だ」

    青葉「なんか立場が逆に見えました」

    提督「ま、怯えたりされるよりかはマシだ。息の詰まる空気にはもうしたくないしな」

    青葉「じゃあついでにもう少し青葉の要望とか聞いてくださいよ~!」

    提督「何がついでだ。今もこうして付き合ってるだろ。はいはい次!」

    青葉「ぶーぶー!」

    提督「あーあー、聞こえませーん」

    ――――

    844 = 1 :


    ピッ

    長月「望月は相変わらずだな」

    菊月「正直望月がやる気出すのには驚いたけどね」

    望月「だって司令官、こんなあたしにお金とか時間かけるしお願いとか聞いてくれるし」

    望月「自由にしてていいとか言われたけどあたしだけ遊んで司令官だけ仕事してるとかなんか悪いし」

    望月「だったらあたしだってお礼に頑張らなきゃいけないし……ふわぁ……」

    睦月「およ? 眠そうだね望月」

    望月「提督にこないだ対戦で負けちゃってくやしくてねー。おかげで徹夜でゲームしてたんだー」

    望月「だから、今とっても……眠い」

    845 :


    望月「ふわぁ……司令官がいれば枕になったんだけどねぇ」フラフラ

    望月「今はソファで我慢しとこー……っと……」

    望月「うーねむい。お休み」ドサッ

    望月「すぅ……すぅ……ん……」

    三日月「相変わらず寝つくの早いですね。毛布は……」

    長月「まぁ、望月だしな。このまま暫くソファで寝かしておこう」

    青葉「それでは睦月型は終えて次に参りましょー!」

    846 = 1 :

    今回はここまでです
    気付けばあとひと月ちょいでスレ建てて一年とは…

    またぼちぼち更新しにきます
    ではまた

    848 :

    このスレに注目
    P『アイドルと入れ替わる人生』part11【安価】
    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434553574/

    849 :

    このスレに注目
    P『アイドルと入れ替わる人生』part11【安価】
    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434553574/


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