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    元スレ京太郎「俺は女だぁ!」

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    みんなの評価 : ★★
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    201 :

    透華「妹尾……あの家の支配は龍門渕や天江を破る可能性すらある強力なものですわ」

    「衣を越える程!?」

    「お前の親戚連中どうなってるんだよ……」

    透華「それだけ龍門渕というのは凄まじい力を持つのです――だからこそあれに衣や私を使うわけにはいきません」

    智紀「それで、その支配っていうのはどんな?」

    透華「……ある意味、智紀には最も厳しい相手かもしれませんわ。その支配は『天運』」

    透華「『天』から勝利が『運』ばれる……女神を支配する、恐ろしい血ですわ」

    ……その頃廊下

    佳織「あ、京ちゃん!」

    京太郎「佳織姉ちゃん!?」

    202 :

    佳織「おっきくなりましたね。何年ぶりでしょう!」

    京太郎「佳織姉ちゃんも相変わらず……抜けてて安心したよ」

    佳織「そ、そんなことありませんよ!?……多分」

    京太郎「今日は応援で来たのか?」

    佳織「ち、違います選手なんですからね!私!」

    京太郎「佳織姉ちゃんが!?麻雀やったことなかったろ?」

    佳織「智美ちゃんが教えてくれたんです」

    京太郎「智美姉ちゃんまで来てるのかよ……」

    佳織「えへへ……ほんとはちょっと不安だったけど。京ちゃんと話していたら元気がでてきたました、今日は勝てそうな気がします!かわいい妹分の前ですから!」

    京太郎「姉ちゃん……」



    京太郎「それなら会わない方が俺の高校のためになったかもなー」

    佳織「はうっ!?なんでそーいう意地悪言うんですかもーっ!」

    ……

    優希「うーん……とんでもない強敵が出現したような気がするじぇ……」

    203 = 202 :

    半端ですけど一旦終了にします、再開は十二時くらいを予定してます。

    205 :

    数十年後には全国大会という名の親戚の寄り合いみたいになりそうだな

    206 :


    明日の昼まで待ってる

    207 :

    保護者の面子をかけた戦いが始まる…

    208 :

    一方恋人の座を賭けた戦いも起こり……

    209 :

    iPSで自ら生やす輩も現れる可能性

    210 :

    あ、IPSはそういう技術じゃない!!

    211 :

    でも一応、遺伝子そのものを組み換える最新技術は存在するんだよなぁ…

    212 :

    技術はある(できるとはいってない)

    213 :

    咲世界と現実世界のiPSは別物だから…

    214 :

    美穂子「未春ちゃん、あなたと同じ卓に着く妹尾という人に気を付けて。あの娘はとても引きが強い――役満が飛び交うような非常識な戦いになるかもしれないわ」

    未春、星夏、純代、華菜(いや、あなたが言えることじゃないですよキャプテン!)

    未春(で、でもよかった。やっぱりこうしている分には普通のキャプテンだ……)

    美穂子「無理に点数を伸ばそうとせずに安い手で…………」

    久保(弁当渡せたので幸せがピークにたどり着いて今は逆に冷静になってるな……)

    ……
    試合会場

    佳織「あ、京ちゃんのところの……いつも京ちゃんがお世話になっています」

    まこ「えーと……京太郎の知り合いかの?」

    佳織「はい、えっと……えっと……」

    佳織(な、なんて説明しよう……幼馴染み?いや親戚でもあるし――あーだけど本家に近いのは京ちゃんのだから……う、うーん。そうだ!)

    佳織「姉です!!」

    まこ「!!」

    まこ(彼女は姉→別の名字→違う高校→父親によるネグレクト→つまり)

    まこ「う、うぅ……」

    佳織「あれ?な、なんで泣いてるんですか?私何か失礼なこと言っちゃいましたか!?」

    まこ(なんてことじゃ……久があそこまで大事に思うのも当然じゃ――引き裂かれた姉と弟、だけどここで再会できるとは……なんという運命!)

    まこ「決勝へこれてよかった……」

    未春(やっぱり思いを込めて来ている人達ばっかりなんだな決勝……でも私達だって負けません)

    智紀(……すこし気を引き締め直した方がいい、か)

    215 :

    「か、勘違いです……それは……やめて……もう……」

    (原村さんすっごいうなされてる)

    ……

    まこ(見えん……涙で卓が見えん……近似イメージが浮かばん……いや、これは初心者がいるからじゃった。しかし京太郎よりも下手じゃな……いやそれも二人で練習する時間を与えなかった大人が……ぐっ、涙が……)

    未春「あ、あのー清澄さん、ポケットティッシュあるのでよければ使いませんか?」

    智紀「気持ちはわかる。けど、あなたは今、戦いに集中するべき……あなたが教えてくれたように」

    「そうですよ!どんなときも笑顔です!」

    まこ「みんなぁ……」

    ……

    実況「さぁー実況の私ももらい泣きが止まりません!決勝というこの場で、今新たな友情が生まれました!少女達、それぞれの思いはありますがやはり麻雀を愛するものとして底の部分ではわかりあえる!そんな、そんな可能性を……すいません、藤田プロはポケットティッシュなどお持ちではありませんか?」

    藤田「ない」

    216 :

    須賀京太郎とかいう誤解製造機

    217 :

    ……
    清澄控え室

    まこ「……」

    「……」

    優希「……」

    まこ「……負けてしもうた」フッ

    「なんで誇らしげー!?」

    京太郎「で、でもそんな失点ってわけでもないですし……」

    優希「そうそう、むしろ役満が飛んであの点で済んでよかったじょ……」

    (ツッコミ待ちかしら?)

    まこ「京太郎、すまんが飲み物買ってきてくれんかのう」

    京太郎「はい、何にしましょう?」

    まこ「お茶を頼む」

    優希「私も……」

    まこ「優希は残っててくれ」

    優希「じぇ?」

    京太郎「?じゃあ行ってきます」バタン

    「どうしたのよまこ、もしかしてあなたも泣き……」

    まこ「じつはの……」

    ……

    京太郎「ただいま戻りまし――」

    「ぞ、ぞんなのって……」シクシク

    優希「びぇえええええええ!」

    まこ「うぅ、だが事実なんじゃ」メソメソ

    京太郎「え?なに?清澄敗退したんですか?」

    218 :

    登場キャラが増える度に誤解も増えて原村さんの胃薬も増える

    219 :

    というか冷静に考えたら誤解は大体まこの勘違いじゃないか!

    220 :

    昼休み

    京太郎「さっそく美穂子さんのお弁当いっただきまーす!」

    優希「……京太郎、タコスもあるじぇ」

    京太郎「おう、悪いな優希」

    優希「他にも欲しいものがあるなら言うんだじぇ?」

    まこ「ほれ京太郎、お茶じゃ」

    「おこづかいあげるわ」

    京太郎「あの、とりあえず染谷先輩のは俺が買ってきたヤツですよね?」

    ……

    華菜「あれ?キャプテンどこ行くんですか?」

    美穂子「お弁当あげちゃったから買ってこようと思って。そうだ、みんなは何か欲しいものあるかしら?」

    華菜「キャプテン自分のあげたんですか!?」

    久保(あいつが絡むと途端にアホになる……)

    ……

    田中舞「おい、ここ決勝進出者しか入っちゃいけねーんだぞ……ヤバいって……」

    門松葉子「この機会逃したら私みたいな遠縁は二度と京太郎様に会えないんだって!大丈夫、バレなきゃ悪じゃない!」

    田中舞「その考えがもう悪人なんだって……」

    門松葉子「うっさいわね、悪人面」

    田中舞「ひ、ひどい!気にしてるんだぞこれでも!」

    221 :

    仮眠室

    「……」スヤスヤリ

    「うーん、優希ぃ……須賀君……」

    ……

    葉子「……この部屋から、京太郎様を呼ぶ声がする」

    「なあやっぱり帰ろうって、なんか面倒なことになりそうな予感がぷんぷんする」

    葉子「うっさいわね、じゃあ先帰ってればいいじゃん」

    「電車賃無くて……」

    葉子「……私もないわよ」

    「ええっ!?どーすんだよそれ」

    葉子「まあ京太郎様に借りれば大丈夫でしょ、金持ちだし」

    「想い人から平然と金を借りれるあんたのそーうとこ、惚れるぜ」

    葉子「よせやい。じゃあ1、2の3で入るわよ」

    「電車賃のためだ、腹くくったよ……」

    葉子「1、2の……」

    ……

    「うーん、うーんだから優希……それは……」

    エトペン「……」ギュギュッ

    ……

    葉子、舞「3!」

    「違うっていってるじゃないですか!!」グイッ

    エトペン「」ブチーン!

    葉子、舞「うわぁああああ!ペンギンが四散してるぅうううう!!」

    222 = 221 :

    葉子「よく見れば昨日の清澄のおっぱい!」

    「真っ二つだぞこれ、何がこいつをここまでの狂気へ誘ったんだ……」

    エト「」

    ペン「」

    葉子「っていうかこれ不味くない?下手すれば私達……」

    「……犯人扱い?」

    葉子「……」

    「……」

    葉子、舞「いやいやいや」

    「うーん……あれ?」

    葉子、舞(起きた!?)

    「……!」ハッ

    葉子「いや違うからね!なに『まさかあなた達が!』みたいな顔してるのさ、むしろ被害者だから!」

    「っていうか自分の右拳見てみなってまだ残骸握ってるから!それが証拠だから!」

    223 = 221 :

    sage忘れ失礼しました。

    昼休み途中で一旦終了です。

    224 :

    乙ー
    投下するなら別にsageなくてもいい気が

    225 = 218 :

    わー昼なのに真っ暗!

    226 :


    清澄の中で京ちゃんの人生がエライ事になってるw

    227 :


    なんもかんも父親が悪い!

    228 :

    のどっちの作ったネグレクト設定がここにきて効いてきたな

    229 :

    実際にあったら半端じゃない虐待なんだし、親父が悪いのは間違いない。

    230 :

    金髪(っぽい色も含む)は全員親戚という風潮、一理ある

    232 :

    とーかがこの様子だとハギヨシさんと幸せなキスをして宗教はダメみたいですね(諦観)

    233 :

    幸せなキスをして宗教……たまげたなあ
    二人で教祖さまになるのか

    234 :

    こんな時間ですが投下始めます

    >>224
    そうでしたか、それではsaga更新でやってみます。

    235 = 234 :

    「すいません、綿を集めるの手伝ってもらって」

    葉子「いいっていいって、誤解もとけたみたいだし」

    「不法侵入の文無しでその余裕が出せるあんたはすごいよ……」

    「……けれど、どうしましょう」

    エト「」
    ペン「」

    葉子「真っ二つ……あらためて見ると綿っつーより腸――」

    「グロいこと言わないで、マジで」

    「あの……」

    葉子「ん?なに?」

    「ソーイングセット貸していただけませんか?」

    「そこまで女子力高いヤツはなかなかいないと思うの、私」

    236 = 234 :

    葉子「しゃーねー、ひとっ走りソーイングセット買いにいってきますか」

    「え!?」

    「おいおい、そこまでするか?」

    葉子「困ったときはお互い様っしょ、それに……」

    葉子「私の好きな人はこんなときこーすると思うし」

    「超片想いだけどな」

    葉子「うっさい」

    「あ、ありがとうございます……私……私」ポロポロ

    葉子「だからついでに私達の電車代も含めてソーイングセットの金ください」

    「そうだったよ無一文だった」

    「すいません、お財布を預かってもらっているんでまずそちらに連絡を」

    葉子「りょーかいりょーかい」

    「てかもう一人の方この騒ぎで起きないとか大丈夫か?」

    「……もしもし、須賀君頼みたいことが――」

    葉子「はぁっ!?」

    237 = 234 :

    (優しい人もいるものです……正直なんで決勝進出校のメンバーしか入れないこの仮眠室に入ってきているんですか?とか、冷静になれば須賀君に頼めば買ってきてくれるのでは?とかいっぱいありますけど――優希の問題が出てきてからここまで人の優しさに触れたのははじめてです――)

    「それでは仮眠室にいますので、お願いします。はい、申し訳ありません」

    (ここ最近神経がごりごりと轟盲牌と削れましたが、この窮地にて救いを得た気分です。これを気にメアドを交換して――と、友達に。思えば高校に入ってからできた友人は麻雀部のみんなを含めて数える程度……ここで他校の知り合いをつくってしまうなんて、青春といえるのではないのでしょうか……エトペンがこうなったのもきっと何かの運命……)

    葉子「ちょ、ちょっとあんた京太郎様のケー番知ってるの!?教えてよお願いお願い!私達もう友達――いやマブダチっしょ!?」

    「落ち着けって葉子!まだ寝てる人もいる……」

    (運命のバカヤロォオオオオオオオオオ!!)

    238 :

    ついに運命を恨み始めた……

    239 :

    廊下

    「私は子供じゃ――」

    藤田「どうした?」

    「ふ、藤田!はやく衣を陰蔽!天岩戸だ!」

    藤田「?じゃあ自販機の横で小さく――なってるか」

    「いいか?衣はここにいてここにいない――」

    藤田「哲学?それともバスケでも始めるのか?」

    京太郎「えーと、仮眠室は……あっちか」

    藤田「んー?あの髪は間違いなく龍門渕の血縁じゃないか」

    「あれは――須賀の者だ」

    藤田「須賀、それはまたビッグネームな……今年はどーなってるんだ。龍門渕に天衣、須賀、妹尾……薄いが福路……あ、敗退したが門松もいたな」

    「そして衣の――天敵!」

    藤田「……へえ」

    ……

    京太郎「うーん、なぜか寒気が」

    240 = 239 :

    仮眠室

    京太郎「おーい待たせたな和」

    葉子「――ッ!」

    (うっわイケメン――というか綺麗な人だなー女の人みたいだ。葉子が言ってた限りじゃ金持ちみたいだし、そこんとこ食ってるもん違うと風格も違うのかね)

    「来てほしくなんかありませんでした……」ズーン

    京太郎「呼び出しておいて!?で、そっちの人達は――」

    葉子「はじははひはじまみむめま、はじめむ、はじま、じめまし、わたた、かどむまつよよこであのその――アドレスくださいっ!」

    「落ち着け葉子!そして欲望だけはなんでそんなに滑舌いいんだ!」

    京太郎「知ってるよ、前の集いのとき
    来てた門松葉子さん」

    葉子「わた、私みたいな遠縁が京太郎様――失礼しました!須賀様に覚えていてもらえるとは!」

    京太郎「まあ俺って知り合い少ないから、同年代だとどーしても……って年上だったよな、ごめん!」

    葉子「そんな!私みたいなものにそのようなお言葉を……ッ!」

    「あれお前そんな口調じゃなかったよね?っていうか原村さんのことそろそろ触れようって!」

    「あ、あなたはいい人です……」シクシク

    (ちょっと嬉しい)

    241 :

    葉子さん√オネシャス

    242 :

    ツッコミ側の友達ができて和良かったね

    243 = 239 :

    京太郎「ん?うわ、エトペンが真っ二つに」

    「寝ぼけてうまい具合にてこの原理が働いたみたいで……」

    (いや、純然たる握力だったよ)

    京太郎「そうか、てこの原理か」

    (イケメンさん!そんなわけないでしょ!?)

    葉子「そうですね京太郎様、完全にてこってました」

    (葉子ー!!てこってるって何ー!!)

    京太郎「そうだ、とりあえず財布。渡すの忘れてた」

    「ありがとうございます……それではお願いできますか?」

    葉子「……任せておきなって」

    「友達である私達を、信頼してまってな」

    「ッ!……はいっ!」

    葉子「行くよっ舞!奥歯のスイッチを噛みしめろ!」

    「私はサイボーグじゃないっ!」

    ワーワードタバタ

    「……須賀君、私あたらしい友達ができました」

    京太郎「……いーことじゃねーか。俺、そういう青臭いの嫌いじゃないぜ」

    「ふふっ、女の子なのに」

    京太郎「友情に男も女も関係ないだろ……さて、じゃあエトペン直すか」

    「えっ!?」

    京太郎「ソーイングセットはいっつも持ち歩いてるんだよ、女子力高いだろ?あの二人がなんで出ていったかわからねーけどはやく直してやろーぜ」

    (……ごめんなさい、友人)

    244 :

    ひでぇwwwwww

    245 :

    ちんちんついてても女子力高い京ちゃんが女子になって更に女子力意識したら大変なことになるんだよなあ…

    246 = 239 :

    京太郎「親父に反抗するために身につけた女らしさの一つ、超裁縫術!」

    シュピピーン

    京太郎「ほい、治療完了」

    「すごいです……本当に元通りに」

    京太郎「この程度ならばおやすいご用」

    「ありがとうございます、須賀君」

    京太郎「……んへへっ」

    「どうかしましたか?」

    京太郎「いや、なんつーか嬉しくなっちまってさ」

    「裁縫技術のことなら本当に素晴らしいで――」

    京太郎「違う違う、ほめられたのは勿論嬉しいんだけどさ――ようやく役にたてて」

    「!」

    京太郎「俺、いままで麻雀打ってて――お前とは練習にならない、とかそんなことしか言われなくてさ。部活でもなかなか勝てなかったし……大会も補欠だ。不満があるわけじゃないんだぞ?部長やみんなが勝つためにはこれしかないって俺も思う――けどさ、みんなのために何も出来ないのが悔しくてさ」

    (そうですよね、ちょっぴりガサツなところもあるけど女の子なんです――不安でしょう)

    京太郎「けど、いま初めて役にたったって実感できたんだ!自己満足かもしれないけど――俺の技術、しかも女らしくあるために頑張った俺の努力が――ようやく役に。それも……」

    「それも……なんですか?」

    京太郎「俺のおかげで和のあの、綺麗な麻雀が守れたんだ!」

    「!」ドッキーン

    「わ、わたひの麻雀が綺麗……」

    京太郎「おう!だってノータイムでズバズバ牌切るし、迷いがなくて……とにかく凄いと思ってるんだ!」

    「そっ、う、ですか」ドキドキ

    (って、馬鹿ですか私は!?須賀君は女の子なんですよ!?なんでドキドキしているんですか――そりゃ、確かに格好いいですけど。優希の好きな相手ですし――ってそういうの抜きにしても私は女で本来好きになるべきは男なんですっ!って別に須賀君のことを好きってわけじゃ――そりゃ部活仲間として友人として好きで大切に思っている部分はありますけどそれが恋に……なんて……でも優希は……だ・か・ら、それは相手が男の場合で!……私いますっごく顔赤くなってませんか?見られたら絶対変に思われちゃい……いや、この場合の変とは万が一にもそういった特殊な性癖があると思われるのが嫌なのであって、恋心がバレ――あぁあああもう!!)

    京太郎「おーい和?」

    「ひゃい!?」ビリッ

    京太郎「あ」

    「あ」

    京太郎「……もう一度縫うよ」

    「す、すいません」

    247 :

    なるほど…京ちゃんがきっかけでレズに目覚めるのか

    248 = 239 :

    葉子「長かった……新潟県まで行った……」ヨロヨロ

    「普通に……その辺の雑貨屋じゃん……飛ばし過ぎたけど……」ヨロヨロ

    葉子「とりあえず昼休み中に間に合ったし……後は裁縫するだけ……」

    「てか裁縫できんの?」

    葉子「まあ人並みにね、これでも龍門渕の血が――遠縁だけども」

    「葉子の家脱サララーメン屋だもんね」

    葉子「金持ち――京太郎様と結婚したいわ」

    (本人の前以外だとこんな簡単に言えるのに)

    葉子「……私恥ずかしいから先入って」

    「これだもんなぁ……はいよ。おーい、もどった、よ……」

    「あ、お帰りなさい……それでその……」

    葉子「あれ?京太郎様は?」

    「その、須賀君はあのあとエトペンを直して弁当箱を洗いに控え室へ……」

    葉子「そう、仕方ないわ……ってエトペンを」

    「直した?」

    「そ、その……すいません」

    葉子「……京太郎様のアドレス!」

    「……わ、私達の苦労は――不法侵入の罰か」

    「ごめんなさい!ごめんなさい!」





    葉子「ついでにあんたのアドレスも教えなさいよ」

    「え――?」

    葉子「友達でしょ、私達」

    「――はいっ!」

    「――ま、いいか」



    葉子「それと電車賃貸していただけたらありがたい……」

    「もう歩きはいや……」

    「ふふ、もちろんです!」

    249 = 239 :

    きれいなかっぷるしかいませんね。

    というところで一旦終了です。

    次は中堅戦の予定。

    和の休憩時間になるでしょう、多分おそらくきっと。

    250 :

    おっつー


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