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    元スレ京太郎「俺って最低だ」

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    タグ : - 京太郎 + - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    京太郎「……」パチッ

    京太郎「…ここは?」

    「京ちゃんの目が覚めた!!」

    「須賀君!!」

    優希「大丈夫か京太郎!!痛いところは無いか?」

    「よかったぁ。このまま目を覚まさなかったらどうしようかって思ってたから…」

    まこ「部長も和達も落ち着かんか。京太郎が状況もわからずにビックリしとるじゃろ」

    京太郎「!?!?!?」

    「そうね。結構派手に頭をぶつけたから、安静にしないといけないしね」


    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1381846318

    2 = 1 :

    「でも、本当に意識が戻ってよかったよ」

    「和ちゃんを庇って車に跳ねられて三メートルくらい転がって、頭から血が止まらなくて、本当に心配だったんだよ」

    「ごめんなさい。私の不注意のせいで…」

    優希「だ、大丈夫だじぇ。京太郎も目が覚めたし、怪我はしてるけど何とか無事だったわけだし」

    京太郎「あの…」

    「どうしたの?須賀君」

    京太郎「……」

    京太郎「…あなた達は誰なんですか?」

    3 = 1 :

    「…え」

    「何を言ってるんですか?須賀君」

    京太郎「須賀…。俺の名前が須賀なんですか?」

    優希「ちょ、冗談キツイじぇ!!何でそんな怯えた目で私らを見るんだじょ!?」

    「もしかして…」

    まこ「医者の先生がもしかしたらって言うとった記憶障害ってやつか?」

    「じゃあ、頭を強くぶつけたそのせいで…」

    「……!!」

    4 = 1 :

    「えっと、あなたの名前は須賀京太郎よ」

    京太郎「須賀…京太郎…」

    「清澄高校の一年生で私達と同じ麻雀部の部員なのよ」

    京太郎「…はあ」

    「とりあえずもう少ししたら親御さんも来るけど、記憶障害になってるから簡単に私達の自己紹介を済ませておくわね」

    京太郎「…わかりました」

    「言いだしっぺの私から自己紹介するわ」

    「麻雀部の部長で3年の竹井久よ」

    「みんなからは普通に部長って呼ばれてるわ」

    京太郎「部長、ですか」

    「そっ」

    5 = 1 :

    「じゃあ次はまこ、お願い」

    まこ「わしは二年の染谷まこ。京太郎からは染谷先輩って呼ばれとった」

    京太郎「染谷、先輩ですか」

    まこ「そうじゃ」

    まこ「次は和、お前さんじゃ」

    「…はい」

    京太郎(この子が和、か。さっきの話だと、俺はこの子を庇って怪我をしたのか)

    京太郎(……)

    京太郎(おおぅ。…胸が凄いな)

    6 = 1 :

    「えっと、一年の原村和です」

    京太郎「…原村和さんですか」

    「…須賀君からは和って呼ばれてました」

    京太郎「え?」

    京太郎「俺って君の事を下の名前で呼んでたんですか?」

    まこ「お前さんは和だけじゃなく、一年の女子部員は全員下の名前で呼んどったぞ」

    京太郎「そ、そうなんですか」

    7 = 1 :

    優希「次の自己紹介は咲ちゃんに譲るじぇ」

    「あ、うん」

    優希「主役は大トリって相場が決まってるしな」

    久・まこ(主役?)

    「私は宮永咲。京ちゃんとは中学校の頃からずっと一緒だったんだよ」

    京太郎「宮永咲さん…ですか」

    「!!」

    「京ちゃん…、本当に何も思い出せないの?」

    「麻雀部に私を誘ったのも、迷子になった私を最初に見つけるのも、私が落ち込んでる時に慰めてくれるのも、全部京ちゃんだったんだよ!!」

    京太郎「……」

    京太郎「ごめんなさい」

    8 = 1 :

    京太郎「みんなの名前を聞いても、顔を見ても、自分がした事を言われても、全然覚えてなくて…」

    「……」

    京太郎「ごめんなさい」

    「う、ううん。謝る事はないよ」

    「記憶がないんだから仕方ないよね」

    京太郎「…宮永さん。本当にごめんなさい」

    「……」

    9 = 1 :

    優希「最後はこの私、片岡優希様だじぇ」

    京太郎「片岡優希さんですか」

    優希「そしてのどちゃんは私の嫁だじぇ!!」

    「何言ってるんですか、優希!!」

    京太郎「……」

    京太郎「えっと、原村和さんが嫁という事は片岡優希さんは男子って事ですか?」

    優希「馬鹿なこと言うな。こんなに可愛い男子が世の中にいるわけないじぇ」

    優希「どこからどうみてもただの美少女だじぇ」

    京太郎「あ。ごめんなさい」

    まこ「こら優希。京太郎は記憶をなくして色々と混乱しとるからあんまり変な事言わん方がええやろ」

    優希「そういえばそうだったじょ」

    優希「京太郎が普通に喋ってるからついいつものノリで…」

    10 = 1 :

    「とりあえずうちの麻雀部のメンバーは須賀君を含めてこの六人で活動しているわ」

    京太郎「そうなんですか…」

    「やっぱり簡単な自己紹介くらいじゃ何も思い出せないか」

    京太郎「すいません。…竹井部長」

    「それじゃちょっと提案があるんだけどみんないいかしら?」

    「なんでしょう部長」

    「五分から十分程度でいいんだけど、須賀君と二人きりで話をしようかなって思うんだけど」

    「部長が、ですか?」

    「あ。一応、私もするけど、この場にいる全員がね」

    「簡単に言えば個人面談みたいなものかしら」

    「さっきの咲みたいに須賀君との思い出とかそういうのがあれば、そこから須賀君の記憶を揺さぶってみる、みたいな感じで考えてるんだけど」

    「でも、京ちゃんは思い出せないって…」

    「咲ならどこで迷子になったのを見つけてもらったとか、こういう悩みを相談した事があるとか、詳しく説明したりしてね」

    「他の人も須賀君とのエピソードがあれば、それを重点的に話してみてって感じなんだけど」

    11 = 1 :

    まこ「まあアイディアとしては悪くないか」

    優希「私と京太郎のエピソードはタコス抜きでは語れないじぇ!!」

    「タコス関連以外のエピソードがあったらそっちを逆に聞いてみたい気もするけどね」

    「でも、そういうエピソードを話すのは少し恥ずかしい気もしますよね」

    「だから病室で二人きりにするのよ」

    優希「でも、二人きりなのをいい事に京太郎が襲い掛かってきたらどうするんだじょ?」

    「須賀君と話をするメンバー以外は病室の外で待機してるから大丈夫じゃないかしら?」

    「危なくなったら悲鳴を上げるなり、ナースコールを押すなり色々出来るわよ」

    「それに今の須賀君は私達に心を開いているように見えませんし、怯えていますから、多分襲われる事は無いように思います」

    まこ「それに頭の怪我が目立っとるけど、腕や胴回りも怪我で包帯まみれじゃしな」

    「そういう事だけどいいかしら?」

    京太郎「よくわかりませんけど、記憶を戻すためということなら俺も頑張ってみます」

    「ありがと」

    「それじゃ、一旦須賀君を残して、全員部屋から出るわよ」

    「わかりました」

    12 = 1 :

    京太郎「……」

    京太郎「俺って結構心配されてるんだな」

    京太郎「それにしてもみんな可愛かったなぁ」

    京太郎「実は俺、あの中の誰かと付き合ってたりするのかなぁ」

    京太郎「……」

    京太郎「ない、な」

    京太郎「誰も俺の彼女でしたって自己紹介で言ってくれてないし、せいぜい宮永さんが幼馴染で少し仲がいいくらい。そんなところか」

    京太郎「……」

    京太郎「…虚しい」

    13 = 1 :

    「それじゃ誰から行く?」

    まこ「一番手はちょっと…」

    「最初に行って須賀君の記憶を思い出させるほどの自信があるエピソードはありませんし、出来れば二、三番手くらいがいいんですが…」

    優希「団体戦の先鋒ならともかく、これは…うぅ~」

    「じゃ、じゃあ、わt」

    「それなら先陣は私が切ろうかしら」

    「部長が?」

    「今回の事故は私が須賀君に重い荷物を重点的に持たせていたのも原因の一端だと思ってるし、部長だから責任も感じてるしね」

    「私が戻ってくるまでに次に誰が須賀君と話をするのか決めておいてね」

    まこ「わかった。それじゃお前さんも頼むぞ」

    「任せて」

    14 = 1 :

    「お邪魔しまーす」

    京太郎「えっと、…竹井部長?」

    「…あ、うん」

    「あのね、須賀君」

    「今回の事故はさ、須賀君が和を助けたから、和の身代わりになって怪我をしたの」

    京太郎「俺は覚えてないですけど、皆さんが見てたのでしたら、それはそうなんでしょうね」

    「普段の須賀君なら、怪我をすることなく和を助けられてたんだけどね」

    京太郎「……」

    京太郎「それは事故当時、俺が普段の状態じゃなかったって事なんですか?」

    15 = 1 :

    「デスクトップパソコンやモニター、麻雀牌その他色々運ばせててだいぶ体力を使ってたから…」

    「信号無視して突っ込んできた車の車線上から和を突き飛ばすので精一杯だったんだと思うの」

    「だから本当にごめんなさい」

    京太郎「そうだったんですか」

    京太郎「でも、男部員が俺だけなら力仕事するのは俺の役目だから竹井部長は悪くないですよ」

    「あの時、車の異変に気付いてたのが須賀君だけで、私が気付いてたら私が和を助けられたのに…」

    京太郎「でも、それだと竹井部長が怪我をしてたかもしれないじゃないですか」

    京太郎「それだと、きっと俺は後悔してたと思いますから」

    京太郎「俺は怪我して今は何も覚えてないけど、これが最良だったと今の俺はそう思います」ニコッ

    「……」ドキッ

    (す、須賀君って何気にイケメンよね)

    (普段のおちゃらけたキャラを見てるとあんまり気にならないけど、こうして二人きりで真剣な表情をしてるのを見ると…)

    京太郎「どうかしましたか?竹井部長」

    「なな、なんでもないわ」ドキドキ

    16 = 1 :

    (そういえば…)

    (頭部を強打した場合の記憶障害って、元の記憶が戻った時は頭部強打以降の記憶が無くなるっていうのを聞いたことがあるけど…)

    (それならちょっと試してみようかしら?)

    「ね、ねえ、須賀君」

    京太郎「なんですか?竹井部長」

    「じ、実はね、みんながいたから言い出せなかったんだけど須賀君と私、…」

    「付き合ってるのよ」

    京太郎「え!?」

    京太郎「そ、それって本当なんですか?」

    (顔を真っ赤にして上目使いでこっち見てる!!な、なんか凄くいいわ!!)

    「う、うん。須賀君が麻雀で伸び悩んでるのを相談されて、その時に告白されたのよ」

    (記憶が戻ったら元の関係に戻るけど、記憶がない間くらいは須賀君の心の拠り所になるって意味でも、これはきっとアリよね?)

    京太郎「そうだったんですか…。俺と竹井部長が、そ、その、こ、恋人同士だったんですね」

    「そ、そうよ」

    17 = 1 :

    「あ、あと、二人きりの時は久って呼んでたわ」

    京太郎「…久、さん」

    (男の子から下の名前を呼ばれるのって…凄くいいかも!!)

    「う、うん」

    京太郎「俺とひ、久さんは本当に恋人同士だったんですよね…」

    「『だった』じゃなくて私は今もそのつもりよ」

    「記憶が無いから色々と不安なのはわかるけど、もし何かあったら相談に乗るし、一緒に考えることも出来るから、ね」

    京太郎「ありがとうございます」

    「お礼を言われる事はないわ。だって、こ、恋人同士だもの」

    京太郎「俺、こんな綺麗な人が恋人で凄く嬉しいです」

    「も、もう。須賀君ッたら…」テレテレ

    18 = 1 :

    「あ。そうだ」

    京太郎「どうしたんですか?」

    「一応、私と須賀君が付き合ってるのはみんなには内緒だからね」

    京太郎「そうなんですか?」

    「部活とプライベートはわけてるからね」

    「だから私と付き合ってることは誰にも言っちゃ駄目だからね。絶対に」

    京太郎「わかりました。誰にも言いません」

    「ん。いい子ね」チュッ

    京太郎「はわっ!?」

    (ホッペにチューでオロオロしてる須賀君が可愛すぎるんだけど)

    (これもう、記憶とか戻らなくてこのままでいいんじゃないかなって気がしてきた)

    19 = 1 :

    「退院して元気になったらもっといい事してあげるから」

    京太郎「が、頑張ります!!」

    「それじゃあ、そろそろ次の子と変わるわね」

    京太郎「わかりました。俺も早く記憶が戻れるように何とか頑張ってみます」

    (そっちは頑張らなくてもいいんだけど)

    20 = 1 :

    「ふう」

    「どうでした?部長」

    「ごめんね。やっぱり私の話じゃ元には戻らなさそうね」

    「雑用とか雑用とか雑用の話をひたすらしたんだけど」

    まこ「お前さんは悪魔か」

    「え?私が小悪魔?」

    「そんな事は言ってませんから」

    「で、次は誰が行くの?」

    「私が行きます」

    優希「のどちゃんならそのおっぱいで京太郎の記憶を呼び戻せるんじゃないか?」

    「意味がわかりません」

    21 :

    確かに部長はあくまでしたね……

    22 = 1 :

    「失礼します」

    京太郎「えっと、…原村和さんですね」

    (痛々しい頭の包帯。それに両腕やお腹にも包帯が巻かれていて、傷を負ってる箇所の方が少ない)

    「私のせいで…ごめんなさい。須賀君」ポロポロ

    京太郎「い、いや、泣かないで、原村さん!!」

    「でも…私なんかを助けたせいでこんなに怪我を負わせてしまって…」

    京太郎「だ、大丈夫ですよ」

    京太郎「ほ、ほら、よく言うじゃないですか。怪我は男の勲章だって」

    「…それを言うなら怪我じゃなくて傷です」グスグス

    京太郎「そうでしたっけ?」

    京太郎「それに女子の原村さんが怪我するより、男の俺が怪我した方が…その、似合ってるし」

    「言葉の使い方がおかしいですよ。須賀君」クスッ

    京太郎「そうそう。女の子は泣いてる顔より笑顔の方がいいと思います」

    京太郎「特に原村さんみたいに可愛い女の子は」ニコッ

    「ふあっ!?」ドキン

    「き、急に変なこと言わないでください!!」

    京太郎「ごめんなさい。元気付けようと思って…」

    「……ありがとうございます」

    23 = 1 :

    京太郎「あ。喉が渇いたからお茶を飲んでもいいですか?」

    「ど、どうぞ」

    京太郎「よっ……痛っ……、ふぅ」

    (少し腕を伸ばしただけであんなに苦痛で顔を歪めて…、やっぱり頭の怪我以外もあまりよくないみたいですね)スッ

    京太郎「うぅっ…」

    「私がお茶を注ぎますから、須賀君は元の姿勢に戻ってください」

    京太郎「ごめんなさい。…あと、ありがとう」

    (謝るのもお礼を言うのも私の方なのに…)コポコポコポ

    「どうぞ」

    京太郎「く、口元まで湯飲みを持ってこなくてもあとは一人で出来ますから」

    「このくらいはさせてください。今、私が普通にしていられるのは須賀君のお陰なんですから」

    京太郎「それならお言葉に甘えさせてもらいますね」ズズ…

    24 :

    これはタラシですねぇ…

    25 = 1 :

    京太郎「熱っ!?」

    「え!?ご、ごめんなさい、お茶が熱かったですか」

    京太郎「ま、まあ、少し熱いけど飲めない事もないから」

    「駄目ですよ!!口の中が火傷したら大変じゃないですか!!」

    「お茶を冷ますので少し待ってください」

    「…フー…フー…」

    京太郎「……」

    「…フー…フー…」

    「そろそろ大丈夫だと思いますけど…」ゴクッ

    「ええ。この熱さなら大丈夫ですね」

    「どうぞ、須賀君」

    京太郎(原村さん、普通に俺が口をつけた箇所で試し飲みをしなかったか?)

    京太郎(清楚で大人しそうな外見とは裏腹に意外にアグレッシブな女の子なのか?)

    26 = 1 :

    京太郎「じゃ、じゃあ、いただきます」ズズッ

    「あ…」

    (私が口をつけた場所に須賀君の唇が…)

    (ま、まあ、須賀君は怪我をして動けないわけですから、不可抗力ですよね)ドキドキ

    (……)

    (怪我で動けない須賀君のためにして上げられる事)

    (色々あるのでしょうが、ただの部活の部員同士なのに私だけそこまで踏み込むのは無理でしょうね)

    (咲さんなら幼馴染というポジションを活用して須賀君の面倒を見ることが出来るのかもしれませんが、私と須賀君はそういう関係ではありませんし)

    (でも、須賀君に助けられた恩を返すにはやっぱり困ってる須賀君を助ける事だから…)

    (そのためには須賀君にとって私が特別なポジションでなければならないわけであって…)

    (自己紹介の時も感じましたが、記憶が無い須賀君は私達と距離を置こうとしているのがわかります)

    (今のままだと私は須賀君を助ける事ができません)

    (須賀君との距離を縮めるには…)

    京太郎「どうしました?原村さん」

    「実は須賀君にだけ打ち明けたい事があります」

    27 = 1 :

    京太郎「なんですか?」

    「じ、実は私と須賀君は付き合っているのです」

    (記憶が戻るまではこういう人間関係でも多分問題ないはずです。今の須賀君はかなり消極的な性格のようですし、変な間違いも起きないでしょう)

    京太郎「」

    「とは言っても、麻雀部の皆さんはこの事を知りません」

    「彼氏彼女とか周りの人に冷やかされるのが好きではないので、私は誰にも言うつもりはありません」

    「須賀君もそこは納得してくれましたし」

    (こう口止めしていれば咲さんや優希達にばれる事は多分ないですよね?今の須賀君の性格であれば)

    京太郎「」

    京太郎(話を要約するとあれか?俺は他の部員に内緒で、同じ部活の部長と仲間である久さんと原村さんを恋人にしてる二股野郎なのか?)

    京太郎(……)

    京太郎(俺って最低だ)

    28 = 1 :

    今回の投下はここまでです

    オチは読めるでしょうが、予想は控えてくれるとありがたいです

    それでは

    31 :

    乙ー
    面白い題材だ

    32 :


    これは期待が持てる

    33 :

    乙ー
    面白い
    まこさんと咲ちゃんにも期待

    34 :


    京太郎の胃に穴が開く日は近いな

    35 :



    >>元の記憶が戻った時は頭部強打以降の記憶が無くなる
    これは確かに聞いたことあるけど、果たして……?

    36 :

    おつおつ

    王道ってのはいいもんだ、オチまで予想がついてるのに楽しみにさせてくれるんだからな

    37 :

    ヒーローにしてみたりレイパーにしてみたりハーレムにしてみたり忙しいな、京太郎好きは

    38 :

    いい展開だ

    39 :

    うえのさんはこんなこといいません まる
    ゆうべもわたしがいちばんだといってくれました まる

    41 :

    タイトルからは想像つかんかった流れだわwwww
    期待

    42 :

    これは期待
    最初から病室にいるんだよなこれ

    43 :

    二股かけるだけでもひどいのにー、五股なんて人間の所業じゃないと思いますー(棒)
    いや続き気になるわー、待ってます

    44 :

    >>36
    王道?

    >>42
    最初から病室です。最初にその会話を入れるべきでしたが、すっかり忘れてました

    投下を開始します

    45 = 1 :

    京太郎(とにかく落ち着け、俺)

    京太郎(記憶が無い以上、どんな恋人同士だったのかもわからないし、もしかしたら『濃い人同士』なのかもしれない…)

    京太郎(言ってみたけどこれはないな。なんだよ、『濃い人同士』って)

    「あと、私の呼び方は今のままでも構いませんが、前みたいに下の名前で呼んでもらえると、もしかしたら何かのきっかけで記憶が戻るかもしれませんよ」

    京太郎「……」

    京太郎「…わかりました、和さん」

    (普段は須賀君に下の名前で呼ばれてましたが、今は何故か新鮮な感じがしますね)

    (それに理由はわかりませんが、嫌な感じはしません)

    46 = 1 :

    (……)

    (いえ。理由がわからないことはありませんね)

    (私は私を助けてくれた須賀君に好意を抱いている。『ただの部活の仲間』から『自分を犠牲にしてまで助けてくれた命の恩人』になったわけですから)

    (あと、今の五月蝿くない須賀君なら恋人同士でも全然悪い気がしませんしね)

    (助けてくれたのは元の須賀君でしたが、今の須賀君の方が私はいいと思います。こういう考えは少し不謹慎ですけどね)

    47 = 1 :

    「それでは名残惜しいですけど、そろそろ時間ですので次の人と交代しますね」

    京太郎「…あ、…はい」

    「……」

    (須賀君が凄く意気消沈してますね)

    (やっぱり恋人同士と聞かされたのに私からのスキンシップとかが足りないせいでしょうか?)

    (優希が言ってたように自分の胸を使って何かするのはやはり抵抗がありますし、時間も時間ですから元気付けるのはまた明日にしましょう)

    京太郎(二股かぁ…。どっちか一人から聞いてただけならテンションも上がるんだろうけど、同時に聞くとこれは色々とメゲるわ)

    48 = 1 :

    「……」ガラッ

    「ど、どうだった?和ちゃん」

    「駄目でした」

    「そもそも須賀君とは麻雀以外に接点がないので、あまり効果的な話は出来ませんでした」

    「そのわりには少し時間をかけてたんじゃない?」

    「須賀君が喉が渇いたといっていたのでお茶を飲ませてあげただけです」

    「ふぅん。和にしては珍しく須賀君に対して優しいんじゃない?」

    「助けてもらった恩もありますし、どちらの腕も動かすと痛みがあるようでしたので、そのくらいは私でも普通にやりますよ」

    「そっか。京ちゃん、腕にも包帯巻いてたもんね」

    49 = 1 :

    「……」ガラッ

    「ど、どうだった?和ちゃん」

    「駄目でした」

    「そもそも須賀君とは麻雀以外に接点がないので、あまり効果的な話は出来ませんでした」

    「そのわりには少し時間をかけてたんじゃない?」

    「須賀君が喉が渇いたといっていたのでお茶を飲ませてあげただけです」

    「ふぅん。和にしては珍しく須賀君に対して優しいんじゃない?」

    「助けてもらった恩もありますし、どちらの腕も動かすと痛みがあるようでしたので、そのくらいは私でも普通にやりますよ」

    「そっか。京ちゃん、腕にも包帯巻いてたもんね」

    50 = 1 :

    >>49
    何故か二重投稿になってた


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