私的良スレ書庫
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元スレ咲「京ちゃんって好きな人いるの?」
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乙
咲が京太郎呼びとは珍しい
そして咲に優希の事を相談するとまた修羅場が……
咲が京太郎呼びとは珍しい
そして咲に優希の事を相談するとまた修羅場が……
あ、優希との絡み続きで間違えました
咲の台詞、京太郎→京ちゃん で
咲の台詞、京太郎→京ちゃん で
乙
まこの件があるから和とのケリが付く前に他と付き合ったらガチクズになっちゃうからなあ
まこの件があるから和とのケリが付く前に他と付き合ったらガチクズになっちゃうからなあ
~~~~~~
カランカラン
店員「いらっしゃいませ」
京太郎「アイスコーヒーひとつ。咲は?」
咲「ホットレモンティーください」
店員「かしこまりました」
咲「……それで、どうしたの?」
京太郎「実はその……さっき優希に告白されたんだ」
咲(――!!)ドクンッ
咲「……」
京太郎「それで……って咲、どうした?」
咲「え……あ、ごめん。びっくりして……。それで、なんて返事したの?」ドクンドクン
京太郎「断ったよ」
咲「……そうなんだ」
カランカラン
店員「いらっしゃいませ」
京太郎「アイスコーヒーひとつ。咲は?」
咲「ホットレモンティーください」
店員「かしこまりました」
咲「……それで、どうしたの?」
京太郎「実はその……さっき優希に告白されたんだ」
咲(――!!)ドクンッ
咲「……」
京太郎「それで……って咲、どうした?」
咲「え……あ、ごめん。びっくりして……。それで、なんて返事したの?」ドクンドクン
京太郎「断ったよ」
咲「……そうなんだ」
咲(私にもまだチャンスがあるってことだよね。でもなんか、私もふられるんじゃないかって考えてしまって怖い)
京太郎「優希のやつさ、ずっと俺のこと好きだったらしいんだ。俺、全然知らなくて……知らない間にあいつのこと傷つけてたかもしれない。さっきもふっちゃったし」
咲「うん」
京太郎「でも俺、ずっとあいつと友だちでいたいって思ってる。なあ、これってわがままかな? 男女の友情って成立しないもんなのかな?」
咲「人によるだろうけど、私は男女の友情もあっていいと思うよ」
京太郎「だよな! 問題はどうやって優希と仲直りするか……時間が解決するのを待つのも手かもしれないけど、このまま疎遠になっちまうのが怖い」
京太郎「咲、手伝ってくれないか? 俺と優希がまた友だちとして仲良くできるように」
咲「……それを私にお願いするんだ」
京太郎「優希のやつさ、ずっと俺のこと好きだったらしいんだ。俺、全然知らなくて……知らない間にあいつのこと傷つけてたかもしれない。さっきもふっちゃったし」
咲「うん」
京太郎「でも俺、ずっとあいつと友だちでいたいって思ってる。なあ、これってわがままかな? 男女の友情って成立しないもんなのかな?」
咲「人によるだろうけど、私は男女の友情もあっていいと思うよ」
京太郎「だよな! 問題はどうやって優希と仲直りするか……時間が解決するのを待つのも手かもしれないけど、このまま疎遠になっちまうのが怖い」
京太郎「咲、手伝ってくれないか? 俺と優希がまた友だちとして仲良くできるように」
咲「……それを私にお願いするんだ」
京太郎「え?」
咲「なんでもない。できることはするよ」
京太郎「そうか、ありがとう! じゃあ、具体的にどうするか――」
咲「その前に京ちゃん、私も相談というかお願いというか、聞いてほしいことがあるの」
京太郎「お、おう。なんでも言ってくれ」
店員「お待たせしました。アイスコーヒーとホットレモンティーです。ごゆっくりどうぞ」
咲「ありがとうございます」
京太郎「……で、なんだ相談って?」
咲「まあまあ、まずは飲もうよ。いただきます」
京太郎「――? ああ」
咲「……」
咲「なんでもない。できることはするよ」
京太郎「そうか、ありがとう! じゃあ、具体的にどうするか――」
咲「その前に京ちゃん、私も相談というかお願いというか、聞いてほしいことがあるの」
京太郎「お、おう。なんでも言ってくれ」
店員「お待たせしました。アイスコーヒーとホットレモンティーです。ごゆっくりどうぞ」
咲「ありがとうございます」
京太郎「……で、なんだ相談って?」
咲「まあまあ、まずは飲もうよ。いただきます」
京太郎「――? ああ」
咲「……」
~~~~~~
京太郎「外が暗くなってきたな。なあ、そろそろ話してくれないか?」
咲「あ、うん。ごめんね。気持ちの整理してて。……ちょっとここじゃ言いづらいから、移動てもいい?」
京太郎「わかった」
ヤサシイーダケージャナーイ♪
和「――!?」ビクッ
ツメタイカゼガミライヲーヨブー♪
和「もしもし。……すみません。今日少し遅くなります。……はい。冷蔵庫に昨日の残りが入ってるので……」
ピッ
和「これでよし」
京太郎「外が暗くなってきたな。なあ、そろそろ話してくれないか?」
咲「あ、うん。ごめんね。気持ちの整理してて。……ちょっとここじゃ言いづらいから、移動てもいい?」
京太郎「わかった」
ヤサシイーダケージャナーイ♪
和「――!?」ビクッ
ツメタイカゼガミライヲーヨブー♪
和「もしもし。……すみません。今日少し遅くなります。……はい。冷蔵庫に昨日の残りが入ってるので……」
ピッ
和「これでよし」
~~~~~~
咲「……なんか不思議だよね」
京太郎「なにが?」
咲「私たちの関係。それに優希ちゃんとの関係」
京太郎「――?」
咲「京ちゃんとは長い付き合いだけど、まさか恋愛相談されるなんて思ってなかったよ。そういう話ぜんぜんなかったし」
京太郎「ほっとけ」
咲「ごめんごめん。私も恋人いたことないし、一緒だね」
咲「……なんか不思議だよね」
京太郎「なにが?」
咲「私たちの関係。それに優希ちゃんとの関係」
京太郎「――?」
咲「京ちゃんとは長い付き合いだけど、まさか恋愛相談されるなんて思ってなかったよ。そういう話ぜんぜんなかったし」
京太郎「ほっとけ」
咲「ごめんごめん。私も恋人いたことないし、一緒だね」
~~~~~~
咲「……なんか不思議だよね」
京太郎「なにが?」
咲「私たちの関係。それに優希ちゃんとの関係」
京太郎「――?」
咲「京ちゃんとは長い付き合いだけど、まさか恋愛相談されるなんて思ってなかったよ。そういう話ぜんぜんなかったし」
京太郎「ほっとけ」
咲「ごめんごめん。私も恋人いたことないし、一緒だね」
咲「……なんか不思議だよね」
京太郎「なにが?」
咲「私たちの関係。それに優希ちゃんとの関係」
京太郎「――?」
咲「京ちゃんとは長い付き合いだけど、まさか恋愛相談されるなんて思ってなかったよ。そういう話ぜんぜんなかったし」
京太郎「ほっとけ」
咲「ごめんごめん。私も恋人いたことないし、一緒だね」
京太郎「俺もお前から恋愛の話されるとは思わなかったぞ。付き合ってる人いるのか、とか。優希も言ってたけど、女子の間で恋バナが流行ってるんだってな」
咲「はあ!?」
京太郎「うえっ!? なに!?」
咲「京ちゃんのばか! にぶちん! 優希ちゃんがどんな話したか知らないけど、多分ごまかすために言ったんだよそれ」
京太郎「え……あ!」
咲「はぁ……京ちゃんったらもう……優希ちゃんが可哀想だよ」
京太郎「うう……面目ない」
咲「私も……私も気づいてもらえなくて悲しい」///
京太郎「なにがだよ?」
咲「はぁぁぁぁ~~~~。ホントに京ちゃん鈍すぎだよ。ちょっとイラッとしちゃった」
京太郎「え……悪い。大事なこと話そうとしてるのはわかるんだけど……鈍い俺を許してくれ」
咲「ふふ、いいよ。そういうところも含めて、京ちゃんのこと好きになったんだから」クスッ
京太郎「……え?」
咲「私、京ちゃんが好き」
京太郎「……!」
咲「はあ!?」
京太郎「うえっ!? なに!?」
咲「京ちゃんのばか! にぶちん! 優希ちゃんがどんな話したか知らないけど、多分ごまかすために言ったんだよそれ」
京太郎「え……あ!」
咲「はぁ……京ちゃんったらもう……優希ちゃんが可哀想だよ」
京太郎「うう……面目ない」
咲「私も……私も気づいてもらえなくて悲しい」///
京太郎「なにがだよ?」
咲「はぁぁぁぁ~~~~。ホントに京ちゃん鈍すぎだよ。ちょっとイラッとしちゃった」
京太郎「え……悪い。大事なこと話そうとしてるのはわかるんだけど……鈍い俺を許してくれ」
咲「ふふ、いいよ。そういうところも含めて、京ちゃんのこと好きになったんだから」クスッ
京太郎「……え?」
咲「私、京ちゃんが好き」
京太郎「……!」
咲「優希ちゃんのことがあったあとで、こんなこと言うのもなんだけど、私も好きなの!」
咲「私と、付き合ってください」ペッコリン
京太郎「……」
咲(言っちゃった)
咲(言っちゃった言っちゃった言っちゃった言っちゃったよ!)///
咲(もっと雰囲気作ったほうがよかったかな? もっとロマンチックな台詞のほうがよかったかな? お前がほしいとか心のうちの叫びを聞いてくれとか、情熱的な台詞のほうがよかったかな?)
咲(うう、たくさん恋愛小説読んだのに、気のきいた台詞、全然出てこなかったよ……)
咲(京ちゃん、なんて思っただろう? 受け止めてくれるかな? なんて言われるかな……)
咲「私と、付き合ってください」ペッコリン
京太郎「……」
咲(言っちゃった)
咲(言っちゃった言っちゃった言っちゃった言っちゃったよ!)///
咲(もっと雰囲気作ったほうがよかったかな? もっとロマンチックな台詞のほうがよかったかな? お前がほしいとか心のうちの叫びを聞いてくれとか、情熱的な台詞のほうがよかったかな?)
咲(うう、たくさん恋愛小説読んだのに、気のきいた台詞、全然出てこなかったよ……)
咲(京ちゃん、なんて思っただろう? 受け止めてくれるかな? なんて言われるかな……)
咲(――あれ? 頭を下げてからどれくらいたったんだろう? わからない)
咲(ひょっとして、なんて言って断ろうか考えてるのかな? 私を少しでも傷つけないために……)
咲(いいよ、そんな配慮いらない! 付き合おうって返事しかいらない!)
咲(告白するって、こんなに怖いものだったの? 優希ちゃんもこの気持ちを味わったの?)
咲(早く……なにか言ってよ、京ちゃん)
咲(京ちゃん……)
京太郎「咲……」
咲(――!!)ビクッ
咲「うん……」ドキドキ
京太郎「……ごめん」
咲(ひょっとして、なんて言って断ろうか考えてるのかな? 私を少しでも傷つけないために……)
咲(いいよ、そんな配慮いらない! 付き合おうって返事しかいらない!)
咲(告白するって、こんなに怖いものだったの? 優希ちゃんもこの気持ちを味わったの?)
咲(早く……なにか言ってよ、京ちゃん)
咲(京ちゃん……)
京太郎「咲……」
咲(――!!)ビクッ
咲「うん……」ドキドキ
京太郎「……ごめん」
~~~~~~
京太郎(咲、帰ってしまった)
京太郎(泣いてたよな。多分)
京太郎(ごめん咲。でも俺は――)
和「須賀くん!」
京太郎「え――」
パンッ
京太郎「……え、なんで俺ぶたれてるの? ってかなんで和がここに?」
和「ぐ、偶然です。たまたまです」
和「そんなことより、なに考えてるんですか!」
京太郎「えっ、なにが?」
和「優希もふって、咲さんもふって、なにがしたいんですかあなたは!」
京太郎「……は?」
京太郎(咲、帰ってしまった)
京太郎(泣いてたよな。多分)
京太郎(ごめん咲。でも俺は――)
和「須賀くん!」
京太郎「え――」
パンッ
京太郎「……え、なんで俺ぶたれてるの? ってかなんで和がここに?」
和「ぐ、偶然です。たまたまです」
和「そんなことより、なに考えてるんですか!」
京太郎「えっ、なにが?」
和「優希もふって、咲さんもふって、なにがしたいんですかあなたは!」
京太郎「……は?」
和「……ごめんなさい。わかってるんです。須賀くんはなにも悪くない」
和「けど気持ちは、友だちを傷つけられたことに怒ってしまうんです」
京太郎「……」
和「てっきり、咲さんか優希のどちらかが好きなのだと思っていました。なのに二人ともふってしまった……」
和「いったい誰が好きなんですか? 二人をふった以上、絶対にその人とうまくいってくださいね!」
京太郎「……はぁぁぁぁ~~~~」
和「なんですかその溜め息は! 人が真剣に話してるのに!」
京太郎「お前ってやつは……いや俺も人のこと言えないけどさ」
和「はい? なにを――」
京太郎「和、俺……お前が好きなんだ」
和「……え?」
――この日、三人が告白し三人がふられた。
和「けど気持ちは、友だちを傷つけられたことに怒ってしまうんです」
京太郎「……」
和「てっきり、咲さんか優希のどちらかが好きなのだと思っていました。なのに二人ともふってしまった……」
和「いったい誰が好きなんですか? 二人をふった以上、絶対にその人とうまくいってくださいね!」
京太郎「……はぁぁぁぁ~~~~」
和「なんですかその溜め息は! 人が真剣に話してるのに!」
京太郎「お前ってやつは……いや俺も人のこと言えないけどさ」
和「はい? なにを――」
京太郎「和、俺……お前が好きなんだ」
和「……え?」
――この日、三人が告白し三人がふられた。
間違って告白されて付き合う気まんまんになったら
人違いでしたされたまこを忘れんなよ
人違いでしたされたまこを忘れんなよ
京太郎にああ言った手前、和はどんな断り方したんだろう
それとも答えられる前に京太郎の方から去ったんかな
それとも答えられる前に京太郎の方から去ったんかな
こののどっちだと、かなり辛辣に断ってそう
で、愚痴をこぼした京太郎のせいで更なる修羅場になりそう
で、愚痴をこぼした京太郎のせいで更なる修羅場になりそう
~和の部屋~
和「……」
『応援しますよ、咲さん』
『よく頑張りましたね、優希』
『和、俺……お前が好きなんだ』
和「私は……私は……!」
和「私が……皆さんをもてあそんでいたのですね……!」
和「くっ……!」
~翌日、部室~
咲・優希・京太郎「あ……」
京太郎(なるべく会わないようにしてたけど、部室にきたらそう言うわけにはいかないよなぁ)
京太郎「よ、よう、おつかれ」
優希「おう」
咲「うん」
まこ「なんじゃお主ら、ケンカでもしたんか?」
京太郎「いえ、そう言うわけでは」
まこ「ふーん。そういやぁ、和は来ないんか?」
久「和は今日お休みよ。さっきメールが来たわ」
まこ「珍しいのう」
京太郎(ひょっとして、俺たちのこと気にして……?)
咲「……」
和「……」
『応援しますよ、咲さん』
『よく頑張りましたね、優希』
『和、俺……お前が好きなんだ』
和「私は……私は……!」
和「私が……皆さんをもてあそんでいたのですね……!」
和「くっ……!」
~翌日、部室~
咲・優希・京太郎「あ……」
京太郎(なるべく会わないようにしてたけど、部室にきたらそう言うわけにはいかないよなぁ)
京太郎「よ、よう、おつかれ」
優希「おう」
咲「うん」
まこ「なんじゃお主ら、ケンカでもしたんか?」
京太郎「いえ、そう言うわけでは」
まこ「ふーん。そういやぁ、和は来ないんか?」
久「和は今日お休みよ。さっきメールが来たわ」
まこ「珍しいのう」
京太郎(ひょっとして、俺たちのこと気にして……?)
咲「……」
~部活終了後~
優希「そうかー、咲ちゃんもダメだったかー」
咲「うん。ほかに好きな人がいるんだって」
優希「知ってはいたけど悲しいじぇ」
咲「和ちゃんに取られちゃったね」
優希「へ?」
咲「和ちゃん、私のこと応援してくれてたんだけど、突然もう応援できないって言われたの。京ちゃんの魅力に気づいちゃったんだね」
優希「それはないと思うじょ。多分私が京太郎のこと好きって言ったから……」
咲「……あ、そう言うことだったんだ」
優希「実は昨日のデートこっそりつけてたらしくて、ふられた私を慰めてくれたじぇ」
咲「……」
優希「どうした咲ちゃん?」
優希「そうかー、咲ちゃんもダメだったかー」
咲「うん。ほかに好きな人がいるんだって」
優希「知ってはいたけど悲しいじぇ」
咲「和ちゃんに取られちゃったね」
優希「へ?」
咲「和ちゃん、私のこと応援してくれてたんだけど、突然もう応援できないって言われたの。京ちゃんの魅力に気づいちゃったんだね」
優希「それはないと思うじょ。多分私が京太郎のこと好きって言ったから……」
咲「……あ、そう言うことだったんだ」
優希「実は昨日のデートこっそりつけてたらしくて、ふられた私を慰めてくれたじぇ」
咲「……」
優希「どうした咲ちゃん?」
咲「昨日ふられたときに聞いたんだけどね、京ちゃんの好きな人、和ちゃんなんだって。だから相思相愛かと思ったんだけど、違ったんだね……って聞いてる?」
優希「お、おう。驚いたじぇ……まさか和ちゃんとは」
咲「私も驚いたよ。それでね、もしかして昨日……」
優希「――あの犬、まさか! ちょっと電話してみるじぇ!」
トゥルルルルルル…
トゥルルルルルル…
トゥルルルルルル…
優希(早く出ろ!)
トゥルルルルルル…
トゥルルルルルル――ガチャ
京太郎『も、もしもし……どうした?』
優希「京太郎、昨日のどちゃんに告白したか!?」
京太郎『えっ!? なんで知って――』
優希「このバカっ!」
ピッ
優希「咲ちゃん、行こう!」
咲「うん!」
優希「お、おう。驚いたじぇ……まさか和ちゃんとは」
咲「私も驚いたよ。それでね、もしかして昨日……」
優希「――あの犬、まさか! ちょっと電話してみるじぇ!」
トゥルルルルルル…
トゥルルルルルル…
トゥルルルルルル…
優希(早く出ろ!)
トゥルルルルルル…
トゥルルルルルル――ガチャ
京太郎『も、もしもし……どうした?』
優希「京太郎、昨日のどちゃんに告白したか!?」
京太郎『えっ!? なんで知って――』
優希「このバカっ!」
ピッ
優希「咲ちゃん、行こう!」
咲「うん!」
~和の家~
ピンポーン
和「はーい」ガチャ
優希「ぜぇ……ぜぇ……」
咲「はぁ……はぁ……」
和「――!? 優希、咲さん」
和(なぜ急に――って、やっぱり須賀くんのことですよね)
和「あの、その……私……」
優希「ぜぇ……ぜぇ……」
咲「はぁ……はぁ……」
和「と、取り合えず上がってください!」
ピンポーン
和「はーい」ガチャ
優希「ぜぇ……ぜぇ……」
咲「はぁ……はぁ……」
和「――!? 優希、咲さん」
和(なぜ急に――って、やっぱり須賀くんのことですよね)
和「あの、その……私……」
優希「ぜぇ……ぜぇ……」
咲「はぁ……はぁ……」
和「と、取り合えず上がってください!」
~~~~~~
和「はい、お水です」
咲・優希「ごくごくごく……ぷはぁー!」
優希「のどちゃん!」ダンッ
和「はいっ!」ビクッ
優希「私たち、気にしてないじぇ!」
和「……え?」
咲「いきなり押しかけてごめんね。もし私たちのことを気にしてるなら、大丈夫だよって言いに来たの」
優希「知らなかったんだからしょうがないじぇ。それに京太郎からの告白は断ったんだろ?」
和「そうですが、でも……」
優希「じゃあ許す! 全力で許す! これで万事解決だじぇ!」
咲「うん。私も優希ちゃんも、今まで通り和ちゃんと仲良くしたいから」
和「ありがとうございますっ……!」ウルッ
和「はい、お水です」
咲・優希「ごくごくごく……ぷはぁー!」
優希「のどちゃん!」ダンッ
和「はいっ!」ビクッ
優希「私たち、気にしてないじぇ!」
和「……え?」
咲「いきなり押しかけてごめんね。もし私たちのことを気にしてるなら、大丈夫だよって言いに来たの」
優希「知らなかったんだからしょうがないじぇ。それに京太郎からの告白は断ったんだろ?」
和「そうですが、でも……」
優希「じゃあ許す! 全力で許す! これで万事解決だじぇ!」
咲「うん。私も優希ちゃんも、今まで通り和ちゃんと仲良くしたいから」
和「ありがとうございますっ……!」ウルッ
のどちゃん、私がみんなを弄んでたとか
ちょっと悲劇のヒロインに酔ってね
ちょっと悲劇のヒロインに酔ってね
弄んだというか何かにつけて説明不足だったのがこんがらがった主要な原因の1づではあるな
乙ー
乙ー
~翌日、部室~
和「こんにちは!」
咲「お疲れ様です!」
優希「今日も張り切っていくじぇ!」
京太郎(あれ、みんな元気だな。そんな簡単に吹っ切れるもんなのか)
京太郎(いやいや、きっと無理に明るく振る舞ってるんだろう。咲と優希なんて昨日、目真っ赤だったし)
和「須賀くん」
京太郎「お、おう。おつかれ」
和「あ、あの……話があるので、部活の後お時間よろしいでしょうか?」
京太郎「わかった」ドキッ
和「こんにちは!」
咲「お疲れ様です!」
優希「今日も張り切っていくじぇ!」
京太郎(あれ、みんな元気だな。そんな簡単に吹っ切れるもんなのか)
京太郎(いやいや、きっと無理に明るく振る舞ってるんだろう。咲と優希なんて昨日、目真っ赤だったし)
和「須賀くん」
京太郎「お、おう。おつかれ」
和「あ、あの……話があるので、部活の後お時間よろしいでしょうか?」
京太郎「わかった」ドキッ
~部活終了後、体育館裏~
京太郎(またここか。なんだろう話って)
京太郎(友だちすらやめるなんて言われたらどうしよう……)
和「お待たせしました」
京太郎「おー、俺も今来たとこ――うおっ! 咲、優希!」
咲「あはは」
優希「よ、よう」
京太郎(なんだなんだ!? みんなから責められるとかだったらいやだなあ)
京太郎(またここか。なんだろう話って)
京太郎(友だちすらやめるなんて言われたらどうしよう……)
和「お待たせしました」
京太郎「おー、俺も今来たとこ――うおっ! 咲、優希!」
咲「あはは」
優希「よ、よう」
京太郎(なんだなんだ!? みんなから責められるとかだったらいやだなあ)
咲「京ちゃんあのね、昨日、三人で話し合ったの」
咲「同じ人を好きになったり、その相手から好かれていたり――」
咲「いろいろあったけど、今まで通り仲の良い友だちでいようって」
優希「ふられたのは辛かったし、悔しかった。けど、それでみんなとの関係が崩れるなんて嫌だじぇ」
和「お願いです。須賀くん――これからも友だちでいてくれませんか? その……お付き合いしないのは本当に申し訳ないと思っています。ですが――」
京太郎「わかった」
和「え?」
京太郎「俺も似たようなこと考えてたんだ」
京太郎「こらからもよろしくな! 和、優希、咲!」ニカッ
和「――! はいっ♪」ニコッ
咲「同じ人を好きになったり、その相手から好かれていたり――」
咲「いろいろあったけど、今まで通り仲の良い友だちでいようって」
優希「ふられたのは辛かったし、悔しかった。けど、それでみんなとの関係が崩れるなんて嫌だじぇ」
和「お願いです。須賀くん――これからも友だちでいてくれませんか? その……お付き合いしないのは本当に申し訳ないと思っています。ですが――」
京太郎「わかった」
和「え?」
京太郎「俺も似たようなこと考えてたんだ」
京太郎「こらからもよろしくな! 和、優希、咲!」ニカッ
和「――! はいっ♪」ニコッ
~~~~~~
咲(かくして、私たちは元の関係に戻った)
咲(京ちゃんにふられたのは辛かったけど、前よりもみんなと仲良くなった気がする。怪我の功名と言うか、結果オーライと言うか)
咲(それに――)
咲(私はまだ諦めないからね、京ちゃん♪)
咲(絶対に振り向かせてみせる!)ゴッ
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