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    元スレ提督「新薬の効果を試してほしい?」

    SS+覧 / PC版 /
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    52 = 24 :

    こんな感じで大丈夫でしょうか?
    ルールがよく分かってなくて本当に申し訳ないです

    53 = 49 :

    いや>>1はsageいれんでええやろ

    54 = 24 :

    これだけで大丈夫ですかね?
    お手数かけてしまってすいません
    お詫びと言ってはなんですが続きをぼちぼち投下して行こうと思います

    55 = 24 :

    提督「なるほど……加賀の意見は参考になった。ありがとう」

    加賀「いえ、お気になさらず」

    加賀(……適当に理由並べてみましたけど、提督は優しいですから。私達を疑う事をしませんね)

    加賀(少しの罪悪感もありますが……それも全てはあの薬……いえ、提督のため)

    赤城(GJです加賀さん)モグモグ

    加賀(赤城さん……!物を食べながら直接脳内に……!)

    提督「なるほど……そうだ、この件は自分一人で抱えるには荷が重いと思っていて皆を集めたのだったな」

    提督「皆に何か意見を貰う……とてもありがたい事だ。自分一人では到底このような思考はできなかったからな」

    提督「やはり自分の目に違いはなかった、皆、本当に感謝している」

    提督「そして……これからも自分を支えていってほしい」

    最上「提督、水くさいじゃないかよ」

    提督「え?」

    「そうよ提督!私達をなんだと思ってるの!?」

    提督「お前らは……そうか」

    提督「とても信頼できる……"仲間達"だったな」

    提督「はは……こんな事も忘れていたのか自分は」

    利根「そうじゃぞ提督!吾輩たちををもっと頼るがいい!」

    「電もしっかり提督を支えるのです!小さくたって頑張るのです!」

    提督「お前達……」

    提督「本当に……いい仲間を持ったよ自分は……」ウルッ

    夕立「提督、泣いてるっぽい?」

    伊58「なかないでほしいのでちー提督ー」



    そして、湿っぽいようなハートフルストーリーが繰り広げられていくのであった……
    だが、ここで終わっておけばいい話になるような物を終わらす事が出来ないのは皮肉な話である
    提督の次に発した言葉でハートフルはハートフルボッコストーリーへと変化していく

    56 :

    ハートフルボッコなのか…

    57 :

    艦娘たちによる提督を賭けたデスマッチが始まるのか・・・

    58 = 24 :





    提督「ところで、もし有効活用方法を研究するとしたら誰がやるんだ?」

    59 = 24 :


    何気なく放った一言
    この一言が艦娘達の導火線に火をつけたのであった

    金剛「HEY!テートクゥ!、ここは私に任せるのデース!!」

    加賀「ここは譲れません、そもそも意見を出したのは私です。金剛さんは紅茶でも飲んでてください」

    龍驤「おい加賀ぁ!意見を最初に出したのはウチやろ!」

    加賀「なんの事でしょう」

    隼鷹「まーまー落ち着けって皆ー」

    隼鷹「ここはおねーさんのあたしがぱぱっと解明してやんよー」

    天龍「おねーさんってかおっさん……」ボソッ

    隼鷹「なんか言ったか天龍」

    天龍「ひぃっ!?な、なななんでもないですぜ隼鷹お姉さま!!」

    隼鷹「後で工廠裏な」

    天龍「ひぃぃぃぃぃ!!!」

    「提督、もーっと私を頼っていいのよ!」

    「提督のためなら私なんでもするわ!」

    「提督さんのために一杯頑張るのです!」

    長門「まあ待て、やはりここはビッグ7の私がだな……」

    「いえ、いくら長門さんには少々荷が重いかと思われます。ここは艦隊決戦の切り札の私が…」

    <ギャーギャワーワー

    一瞬だった、艦娘達の心で通じあった時間は
    それもそのはずである、なにせこの薬を一人占めされたら先ほどの団結が全くの無意味になる
    確かに彼女達は嘘偽りなく"仲間"である
    だがそれと同時に"ライバル"でもあったのだ

    提督「皆……そこまで献身的に……やはり持つべき物は仲間だな!」←一人だけ前の空気から抜け出れてない

    この討論は延々と続くのであった

    60 = 24 :

    訂正

    ×大「いえ、いくら長門さんには少々荷が重いかと思われます。
    ○大「いえ、いくら長門さんでも少々荷が重いかと思われます。

    他にも沢山訂正箇所ありますがとりあえず最新の物だけ
    もっと推敲するようにします

    61 = 24 :

    ――どれだけ時間が過ぎただろうか
    一通りの自己アピールが終わったところで、まとめ役(仮)の加賀が口を開いた

    加賀「はぁ……はぁ……分かりました、ならこうしましょう」

    加賀「一人占めというのはとても愚かな事です、先ほど提督もおっしゃっていたように私達は団結しなければいけません」

    艦娘達(お前が言うな)

    加賀「ですが、このように薬には量の限りがあります」

    加賀「恐らく……全員に行き渡らせる事は不可能と言ってもいいでしょう」

    加賀「なので公平に、ここは古典的ですがくじ引きで決めるとしましょう」

    金剛「はぁ……はぁ……仕方がないデース、ここはその案でいきまショウ」

    なんとかこの加賀の発言で皆息を整える

    加賀「では早速私があみだクジを作りましょう。少々お待ちください」

    龍驤「ってちょっと待てや!加賀が作ったら絶対自分が引けるように何か細工をするやろ!」

    加賀「そんな事は一航戦の誇りにかけてしません」←くじに爪で見えにくい傷をつけながら

    龍驤「一航戦の誇り即堕ち2コマより早く捨てられてるやないか!!!!」

    ギャーギャワーワー

    と、まぁ、なんやかんやあって結局提督に作ってもらう事になりましたとさ
    え、適当になってるって?そんな事はないですよ?

    62 = 24 :

    提督「さて……できたぞ」

    提督「ほんとは皆やりたければやらせてあげたいんだが……量にも限りがあるしな」

    提督「すまないがこういう手法を使わせてもらう。さぁ順番に引いていってくれ」

    提督「さぁ誰から引く?誰でもいいぞ?」

    シーン……と静まり返る
    それもそのはず、ハズレが出た時点で今まで保ってきた希望がパーになるのだ
    まずは様子見……そして自分達の当たりの確率を上げる……
    狡猾っ……!まさにハイエナっ……!
    だがしかしっ……彼女達は重要な事を一つ忘れているっ……!
    それはっ……当たりを引かれれば自分達の確率は下がると言うことをっ……!
    子供でも分かることっ……!初歩的なミスっ…!そして盲点っ……!

    雪風「では司令官、雪風がここは一番に引いてみたいと思います!」

    提督「おお雪風か、うむ、どれにする?」

    雪風「んーとですねー……じゃあこれっ!」スッ

    雪風「あれ、司令官ー!なんかこれ先っぽが赤いですよ!!」

    雪風「これってなんですか?」

    艦娘達(!!!!!!!!!!!!!!!)

    提督「ああ、それが当たりだ」

    雪風「雪風当たりですか!!幸運の女神のキスを感じちゃいます!」


    これを皮切りに静まり返った場は一気に動き出す
    提督は群がってきたハイエナ達にもみくちゃにされつつも
    "仲間達の熱い思い"を胸に(提督とは別のベクトル)最後まで笑顔を絶やさなかったと言う……
    当たりは後九本……誰が引くかは神のみぞ知る

    63 = 24 :

    五分ほどで完売したあみだクジ
    引いてすぐに確かめる者、下の部分を抑えてゆっくりゆっくりと結果を確かめる者、引いても確認せずに周りをキョロキョロしている者、……あみだクジを食べる者
    艦娘達の性格がよく出ている、と思った
    そしてその結果に阿鼻叫喚する者、そして、狂喜乱舞する者、それもまた様々だった


    提督「よし、皆引き終わったな」

    提督「すまないが確認するのに全員に提出させるのは骨が折れる、それに、まだ結果を見ていない者も居るようだからな」

    提督「なのですまないが、当たりだった者は後ほどくじを持って提督室まで来てくれ、手間をかけさせてすまないな」

    提督「それでは皆、解散!」

    そして提督が去っていく
    ……腕に不知火を張り付けたまま

    <不知火!歩きにくいって!
    <私はそんな事ありません
    <いやだって不知火さん歩こうとしてないし!

    ――後ろでの地獄絵図はまだしばらく終わりそうになかった


    64 = 24 :

    ひとまずまた書き溜め放出したのでちょっとおでん作ってきます
    書き溜めができたらまたふらっと投下します。

    65 :

    いったん乙~
    ところであみだくじって梯子みたいなやつだよね?
    どうやって食べるの?

    66 = 65 :

    いったん乙~
    ところであみだくじって梯子みたいなやつだよね?
    どうやって食べるの?

    67 = 65 :

    いったん乙~
    ところであみだくじって梯子みたいなやつだよね?
    どうやって食べるの?

    68 = 65 :

    いったん乙~
    ところであみだくじって梯子みたいなやつだよね?
    どうやって食べるの?

    69 = 65 :

    凄まじい連投になってしまった…ごめんなさい

    70 :

    何そんな怒ってるんだ?とかおもってしまったww

    >>1乙 ふらっと待ちわびてるわ

    71 = 24 :

    なんてことだせっかく前の文章をくじ引きにしたのに後の方を変えてなかった……
    五分程で完売したあみだクジってなんだよ(哲学)
    申し訳ないですが脳内補完でお願いします
    ちなみにくじ引きは木の棒でやるあれと思ってくれればうれしいです

    72 = 24 :

    あれ……見なおしたら前の文章もあみだクジになってた……
    すいません許してください!何でもしますから!

    73 = 70 :

    おう、じゃあ今すぐオレに武蔵をくれよ…なぁ…なぁ…

    75 :

    76 = 65 :

    なんでも

    77 :

    するって

    78 :

    言った

    79 :

    よね?

    80 = 24 :

    なんだこいつら!?(驚愕)
    続き短いですが投下していきます

    81 = 24 :

    提督「ふぅ……」

    提督室に戻ってきたが、不知火の様子は変わることはない
    自分の腕にしがみついたままである

    提督「あの……不知火」

    不知火「なんでしょうか」

    提督「腕にくっつかれてると仕事ができないんだが」

    不知火「ならしなければいいんじゃないですか?」

    提督「自分一応提督だから!ね!?」

    不知火「……ですが不知火は知ってますよ」

    不知火「あなたが艦娘と交流したいが為に、積まれた仕事は即こなしている事」

    不知火「そして私も艦娘……あとは分かりますね?」

    提督「……ははっ、不知火には敵わないな」

    提督(そうだな、例えいつもと違う不知火だって、それもまた不知火じゃないか)

    提督(内面を見れていない、結局自分は表面だけしか見れていない)

    提督(自分の言動に自分が当てはまってない……これでは上に立つ者として失格だろう)

    82 = 24 :

    提督「ふぅ……」

    不知火「て・い・と・く?」

    提督「ほわぁっ!?」

    自分自身が情けないとうつむいていると、いつの間にか目の前には不知火の整った顔立ちがあった

    提督(近い……だから近いって!)

    不知火「不知火が提督が今考えていた事を当ててあげます」

    提督「へ?」

    不知火「てーい」

    ガッ!

    提督「ごふぇっ!?」

    力なく振りぬいた不知火の拳が提督の顔に突き刺さる
    突然の事に提督は反応できず、間の抜けた声を出し、そのまま椅子からずり落ちてしまった

    不知火「解答+罪の執行です、一石二鳥ですね」

    提督「あぁ……とっても効率がいいな」

    提督(見透かされている)

    提督「すまんな、これはもはや自分の癖になってしまっているようだ」

    不知火「そうなんですか」

    提督「あぁ」

    不知火「なら頭を撫でてください」

    提督「へ?」

    またも間の抜けた声を出してしまう

    不知火「二回も言わせるんですか?」

    提督「す、すまん」

    不知火「謝る前に、行動で示してください」

    提督「……」ナデナデ

    不知火「~♪」

    さっきまで不機嫌そうな顔していた不知火の顔がみるみる撫でられている猫のような顔になっていく

    不知火「あー……提督はとってもテクニシャンですね、不知火は感動しました」

    提督「……そうか」ナデナデ

    ――今までの日常から見ると、これはとっても異質な光景かもしれない
    けど、今までの日常でも起こり得たかもしれない日常
    きっかけはなんだったんだろう?
    薬のおかげ?それとも……?

    83 = 24 :

    不知火「不知火は満足しま……せん!!!」

    提督「満足しないのか……」

    不知火「えぇ、この程度で不知火を沈ませられると思ったのですか?こんなもんじゃ陽炎型二番艦駆逐艦位しか満足しないですよ」

    提督「いや、まぁうん、ツッコミの人がボケに回ると辛いってのが分かったよ」

    人間とは恐ろしく順応性が高い生き物である
    朝にあれほど異質に感じた不知火に次第に慣れてきた自分が居た
    ……いや、これもれっきとした"不知火"なのだ、別人なんかじゃない

    不知火「ええ、つっこむのは中々大変でしょう?……って誰がボケやねん!!!」

    提督(やっぱり別人かもしれない)

    こんなやりとりを続けていると、扉をノックする音が聞こえた

    提督「鍵は開いてるぞ、入ってきてくれ」

    バタンッ

    雪風「失礼します司令!雪風、只今到着致しました!」

    提督「おう雪風か、お前がくじ引きの当たりの訪問者の一人目だよ」

    雪風「そうなんですか?くじ引きも一番に当たりを引けましたし、何か運命を感じちゃいます!」

    提督「はは、幸運艦の名は伊達じゃないみたいだな」

    雪風「てへへ……そんなに褒められると雪風照れちゃいます!」モジモジ

    提督(雪風は可愛いなぁ)

    不知火「てーい」ガッ

    提督「どぼふっ!?」

    不知火「罪の執行です」

    提督「いやいや不知火さんそれもうノールックで地獄に送り出す閻魔様並みの横暴さだよそれは」

    不知火「ここでは不知火がルールです」

    提督「いやここ自分の部屋ね」

    雪風「あははっ、二人とも面白いです!」

    雪風「それで司令!早速……と言いたいんですが」

    雪風「じ、実はですね。雪風あんまりお話聞いてなくって……どんな事をするのか分からないまま当たりを引いちゃったところもあるんです」

    提督「ふむ、話を聞かなかったのはあまり感心しないな。だが雪風が人の話を聞かないなんて珍しい、何かあったのか?」

    雪風「え、えーとえーとそれは口止めされてて……あの、その」

    提督「言ってくれたらこれをやろう」スッ

    雪風「わぁ……こんなに沢山のお菓子……!!」キラキラキラ

    提督「どうする?」

    雪風「言います!」

    提督(……子供の口に戸は立てられんのさ)

    84 = 24 :

    提督「それで?どんな事があったんだ?」

    雪風「それはですね司令ー、実は雪風は……」

    コンコン
    実に間が悪いタイミングでノックの音がした

    提督「鍵は開いてるぞ、入ってくれ」

    キィ…

    加賀「提督、失礼します」

    提督「おお、加賀か。くじが当たりだったか?」

    加賀「ええ、やりました」スッ

    提督「そうか……加賀が当たりだったか」

    加賀「……残念でしたか?」

    提督「いや、真逆だよ。自分は他の子達には申し訳ないが、あれだけ貴重な意見を出してくれた加賀には当たりを引いてほしいと思っていた」

    提督「加賀のいつも冷静なところには助けられているよ、ありがとう」

    加賀「……ありがとうございます」

    不知火(……提督は気づいてないかもしれないですが)

    不知火(不知火はわずかに加賀さんの口角が上がっていることを見逃しません)

    提督「それで雪風?一体何があったんだ?」

    雪風「え!?え、えーとえーとですね……」ダラダラダラ

    加賀「あら、雪風じゃない。あなたも来ていたのね」

    雪風「か、加賀さん!こんにちはです!」ダラダラダラ

    加賀「どうしたの雪風?何か司令に言うことがあったんじゃないの?」ズイッ

    雪風「い、いや、あの……」

    雪風「し、司令っ!ごめんなさいっ!」ダッ

    提督「雪風!?ちょっ」

    雪風「ごめんなさあああああああああああああいっ!」ダダダダダダダ……

    提督「……行ってしまったな」

    加賀「どうしたんでしょうか?ひどく焦っているようでしたが」←原因

    提督「さぁ……?」

    不知火(冷静というより、結構……)

    不知火(……?こっちを見ている)

    加賀(……負けませんから)

    不知火(……なるほどね、加賀さん)

    不知火(いいでしょう、不知火の相手にはふさわしいです)

    提督(なんか空気が重い……いやっ熱い!なんか熱い!?)

    不知火と加賀の視線での刺し合いに、火花が散っていた(比喩表現無し)

    85 = 24 :

    書き溜め放出したのでまた休憩します。こいついつも休憩してんな

    86 = 79 :

    ゆっくりしてええんやで

    87 :

    不知火は司令なんだよなぁ…
    気にしてるの自分だけかもしれないけど

    88 = 24 :

    >>87
    本当だ……司令でしたね
    まあ二次創作と言うことで……でも自分の中で提督と呼んだ方がしっくり来てました(公式に逆らう屑)

    89 :

    他にも第六駆逐隊の皆も司令官呼びだね

    90 = 24 :

    >>89
    マジですか……
    一旦全てをリセットして提督の呼び方や一人称を学習してから書きたくなってきました
    ですがどうにかこの話は終わりまで持って行きたいので、提督の呼び方はキャラ愛で補完していただくと助かります
    本当に申し訳ありません

    91 :

    まあそれくらいなら脳内補完余裕ですから
    気を付けてくれれば全然大丈夫でっせ

    92 :

    艦これはそういうところで参考になる資料が少ないのが辛いよね

    93 = 24 :

    色々な励ましの言葉ありがとうございます。提督の呼び名はいきなり変えても違和感が残るので登場させたキャラはひとまずこれで通させていただきます。ご了承ください

    加賀「さて……これが例の薬ですか」

    提督「あぁ、だが、自分はこの薬を服用している所は見たことがない」

    提督「不知火がこうなったのも本当は薬のせいではないのかもしれない」

    不知火「こんなんってどんなんですか提督」ギュー

    提督「いだだだだだだだ!腕の皮を引っ張るな不知火!」

    提督「いてて……だが、それでもお前はこれを飲むのか?」

    加賀「……ふふっ、飲むのは自己責任で、何が起こっても関与しないと言う保身ですか?」

    提督「いや、そんなことは」

    加賀「冗談ですよ、提督はそんな人じゃないって分かってます。からかってみただけです」

    提督「……そうか」

    提督(この子達の目に自分は……どう写っているんだろうな)

    加賀「それでは」

    提督「あぁ」

    加賀「すぅー……」

    大きく深呼吸をした後
    ゴクッ
    若干の躊躇いを見せたが、彼女の手は止まらなかった
    飲んだ瞬間、まるで時が止まったかのように、彼女は微動だにしなかった
    だが、一分もすれば薬の"効用"は現れた

    加賀「!?…ガハッ…!?」

    提督「加賀!?」ダッ

    後ろにのけぞり、バランスが保てなくなった彼女を支えるために
    提督の体は理屈などではない、反射で体が動いていた

    提督「加賀!?大丈夫か!?」ダキッ

    加賀「てい…と…く」

    提督「加賀!しっかりしろっ!加賀!!!」

    ゆさゆさと彼女の体を揺さぶっても、彼女の口からは言葉の代わりに息が漏れていくばかり
    泣きそうな顔の提督、それを見て微笑みながら瞼を閉じていく彼女は、とても儚く見えた

    加賀「……」ガクッ

    そして瞼が完全に閉じると同時に、彼女は息を……

    不知火「寝てますね」

    提督「……」

    不知火「加賀!しっかりしろっ!加賀!!!」

    提督「やめて!!!!!」

    94 = 24 :

    このまま自分がずっと抱きかかえてる訳にもいかないので、ひとまず自分が使っているベッドに彼女を横にする事にした

    提督「よっ……と」ヒョイ

    提督「軽いんだな……加賀は」

    提督「……すまんなこんなむさ苦しい男のベッドで。我慢してくれ」スッ

    ベッドに彼女を横たわらせてあげると、安心したかのように安らかな寝息になっていった

    加賀「すぅ…すぅ…」

    提督(……こんな風に隙を見せまくりの加賀を見るのははじめてだな)

    提督(何故だろう、悪戯してたくなってきた)ウズウズ

    提督(いやいや、いかんだろう。あんなに真剣だった加賀にそんな事をするなんて)ブンブン

    提督(だがこんな無防備の加賀を見れるなんて一生にあるかないか……)

    提督(……ちょ、ちょっとだけなら)ソー

    ぷにっ
    寝ている彼女の頬を指で突いてみた

    提督(や、柔らかい……)プニプニ

    加賀「う、うぅん……」ゴロン

    当たる指がくすぐったいのか、逃げるように寝返りをうつ加賀
    触られたところが痒いのか、彼女は頬を掻いていた

    提督(これは……可愛い!)

    提督(も、もう少しだけ)ソー

    ガッ

    不知火「提督?」ギリギリギリギリ

    提督「不知火さん!それはやばい!だって指が明後日の方向向いてるもん!!!!」

    提督「ああああああああああああああああああああああやばいやばいやばいってそれ!!!」

    ポキッ
    ※音声と全く関係ないですがポッキーの日というものがあるのを最近知りました

    提督室から本日何度目になるか分からない悲痛な叫びが廊下にこだましていくのであった

    95 = 24 :

    酒が入って筆がのらなくなってしまったのでまた夜中に来ます
    小出しですいません

    96 = 75 :

    ポッキー食いたくなったじゃねえかどうしてくれる

    97 :


    ちなみに「ポッキー&プリッツの日」やで
    プリッツは忘れられることが多いけどな・・・

    98 :

    つまり指がポキッとなった後にプリっと……

    99 :

    メ欄に、sage saga みたいに入れればええんやで

    100 = 99 :

    メ欄に、sage saga みたいに入れればええんやで


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