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    元スレ凛「あんたが私のサーヴァント?」ジャイロ「おう、よろしくな嬢ちゃん」

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    201 :

    キーンコーンカーンコーン

    衛宮「もう昼休みか、結局今日も何もないのか?」

    「だから言ったでしょう士郎、心配しなくて良いって」

    「さぁ、早くお弁当を食べましょう」

    衛宮「って遠坂、水筒にコーヒー入れてきてるのか?」

    「えぇ、ジャイロに毎朝作らせて持ってきてるのよ、これで午後からの授業も眠くなんてならないわ」

    毎朝ジャイロのコーヒーを飲んでる内私は中毒と言っていいくらいジャイロ特製のトルココーヒーにはまってしまった

    一成「・・・」

    「何かしら柳洞君?コーヒーを飲んではいけないなんて校則には書いてないはずだけど?」

    202 = 28 :

    一成「コーヒー・・・」

    「えっ?」

    一成「そのコーヒー凄く良い香りだ・・一杯飲ませてもらっても良いだろうか・・・」

    「え、えぇ、別に良いわよまだ水筒にはたくさんあるし」

    一成「・・・・」

    衛宮「どうしたんだ一成、飲まないのか?」

    一成「すまないが、水筒はどこかな?」

    「何言ってるのよ目の前にあるじゃない、ほら」スッ

    一成「!!」バッ

    「キャっ!」

    衛宮「いっ、一成!?」

    私が差し出した水筒を、柳洞一成は矢のようなスピードで飛び掛り、奪い取って―――

    一成「ククククク、ククク~~~ククッ」

    浴びるように呑み始めた

    203 = 28 :

    「な、何?」

    衛宮「い、一成?」

    一成「ククク~~~クックックック」ジョボジョボ

    柳洞一成は周囲の視線など意に介する事無く一心不乱に口からコーヒーをこぼしながらも胃に収めている

    (い、一体どうしたの柳洞君?それに、後ろを向いてるから良く見えないけど・・・)

    (口が・・耳元まで裂けてる?)

    ジャイロ「オイ、そこのテメーゆっくり振り向け」

    「ジャイロ!!何勝手に実体化してるの!?」

    ジャイロ「聞こえねーのかテメェ!!!」

    「!!」

    一成「・・・・・・クァ」

    ユラっと振り返った柳洞一成の顔は――

    「う、嘘・・・」

    さっきまで柳洞一成だった『ソレ』は岩壁のように荒く凹凸のある皮膚に代わって

    衛宮「いっ、一成ッ!!」

    『ソレ』は長く伸びた口から鋭く弧を描く牙を無数に並べ、その牙と同じような鋭利な爪を生やし

    ジャイロ「クソッタレッ!!」

    『ソレ』は長く太い尾を持ち、威嚇するように地に叩きつけた。

    「な、なんで!!」

    「なんで恐竜が今の時代にいるのよぉぉぉぉぉぉ!?」

    204 = 28 :

    『恐竜』

     人がまだ人ではなかった時代、神代よりも、最古の王よりも旧(ふる)い時代で、この星で、栄華を極めた太古の生物、太古の王が、

    この冬木の地に再臨した―――



    205 = 28 :

    今日はここまでー

    更新が遅くなって本当にすいませんでした

    208 :

    ディオか!?乙ー

    209 :

    乙乙!
    Dio来たのか!?

    210 :


    まさかの恐竜Dio!?

    211 :

    Dio!?

    まさかここで来るかー

    212 :

    確かにDioの能力ってかなり無敵だよな

    213 :

    博士の奴と違って自分も恐竜化できるしね
    鍛えれば弱点も克服できそう

    214 :

    殆どのステータスがAで理論上はスタープラチナと同等のスペックを持つD4Cすら圧倒するからな、恐竜化Dio
    表記上のステータスが良い意味であてにならない

    215 :

    本体だけじゃなく子分の恐竜にも傷つけられたらアウトってのが凶悪すぎる

    本編じゃジャイロ達は遺体持ってたから大丈夫だったけど

    216 :

    てかサーヴァントも恐竜化出来たらマジでヤバイな

    217 :

    聖人の遺体を持ってたジャイロ達が恐竜化しなかったんだから聖人達は大丈夫だろ

    218 :

    フェルディナンド「……」

    219 :

    あの「聖なる遺体」は他の聖人と格が違い過ぎるから参考にならない気が…

    220 :

    こまけぇこたぁいいんだよ
    そんなことより続き書いて、どうぞ

    221 :

    私の頭は瞬時に状況を把握する。間桐慎二のサーヴァントが仕掛けてきた、理解できる。でも納得できない。
    だってありえない、恐竜?そんなの、英霊が、人の手が、届くような神秘じゃない――――!!

    「あ、―――あ」

    ダメだ、イマはそんな事にとらわれていい様な状況じゃない、頭はこれ以上ないほど回ってる、アトは体に指令を送るだけ

    なのに

    「キシャァァァァァアアアアア―――!!!」

    「っ―――あっ」

    太古の咆哮が、遺伝子に刻みこまれた原初の恐怖を呼び起こす

    「!!!!!!!!」

    「!」

    マズイ、さっきまで柳洞一成だった『ソレ』が、猛然と疾(はし)り、向かってくる

    222 = 28 :

    「クッ!」

    恐怖を生存本能で押しのけ、ソレの牙から、爪から逃れようと足掻く

    でもソレは、私が一秒愚かだった分だけ確実に獲物を捕食する!

    (ダメ――間にあわ、―――ゲフンっ!!」

    ドスッと私の身体に衝撃が響き渡る

    (な、何?鉄球!?なんで私の体に、って身体が、うご、か、ないっ)

    ジャイロが私に放った鉄球の回転は私のなけなしの足掻きすら無に帰した

    「っ」

    ソレは鼻息が届く距離まで迫っている、そのまま私の身体に喰らい付く―――

    「っ・・・・え?」

    事なく私たちの間を通り抜けていった

    223 :

    何故、と思う暇もなく状況はどんどん悪化していく

    「キャァアアアア!!!!」

    「!!」

    ソレは私たちを襲わず、聖杯戦争とは何の関係もないクラスメイト達を襲撃した

    衛宮「クソォォ!!」

    「って、士郎!!」

    「クァァアアアア!!!」ブン

    衛宮「グアッ!!」

    あえなく尾で叩き伏せられ、上に組み付かれる

    「ジャイロ!!」

    ジャイロ「世話の焼けるガキだぜまったく」ブン

    「クアッ!!」

    死角からジャイロが放った鉄球を跳躍しながら易々とかわす恐竜

    「士郎!大丈夫!?」

    衛宮「ああ、大丈夫だ遠坂」

    ジャイロ「おいボウズ、引っかかれたり噛み付かれたりはしてねーかっとオラァ!」

    士郎にそう尋ねながらも、ジャイロは鉄球を投擲し、恐竜の動きを封じる

    衛宮「いや、大丈夫だ。かすり傷一つない」

    ジャイロ「そうかいそいつは運が良か「キャァアアアア!!!!」


    「ギャァアアアアアアス!!!!」

    「に、二匹目!?」



    224 = 28 :

    教室の後方のドアをぶち倒し跳び入ってきた恐竜が、ただ呆然としていた生徒達に襲い掛かった

    「っ」

    神秘の秘匿、その言葉が頭をよぎるが―――

    「ああもう、どうにでもなれ!!」

    恐竜に向けガンドを発射する―

    パシュン、パシュン、パシュン

    だが、振り返させることもできず、着弾した途端掻き消えていった

    「そんな!?」

    恐竜は気に留める事無く襲撃を続ける

    衛宮「くっ」

    ジャイロ「ちょっと待てボウズ」

    ドスっと、ジャイロはたまらず駆け出した士郎の体に鉄球を投げ込んだ

    225 = 28 :

    ジャイロ「やっぱてめー頭脳がマヌケだろ、さっきぶっ飛ばされたのをもう忘れたのか」

    衛宮「な、何すんだ!早く助けないと!!」

    走る体勢のまま固まった士郎がそう声を張り上げる

    ジャイロ「良く見ろ、アレの目的は人を殺すことじゃあねえ」

    「?・・・って、あれ?本当だわ・・誰も、死んでいない」

    「うっ・・・うぅ・・・」「あっ・・・く」「・・・・・・」

    皆引っかかれたり、噛み付かれたような傷があり、満身創痍の態だったが命に別状は無いようだった

    さらに

    「恐竜がいない?」

    さっきまで猛威を振るっていた恐竜二匹がいつのまにか姿を消していた

    ジャイロ「廊下を走って逃げてったやつらを追いかけてったよ」

    やはり本当に消えた訳ではないようだ、それを裏付けるように悲鳴や怒声がまだ聞こえてくる

    しかし、マスターやサーヴァントを置いて出て行くなんて

    「一体何が目的なの・・・?」

    ジャイロ「とにかく、ズラかるにせよ本体を叩くにせよここにいるのはかなりマジィ」

    ジャイロ「さっさとこの教室から出るぞ」

    衛宮「おい、このままあいつらを置いていけないだろう」

    ジャイロ「いや、置いていくしかねェ。アレに傷つけられた生き物はしばらくするとアレと同じ恐竜になる」

    衛宮「なっ」

    「!」

    確かに、よく見ると皮膚がどんどんひび割れて変質している

    「ジャイロ、何であなたがそんなこと知っ「キシャァァアアア」

    かなり近くからあの咆哮が聞こえてきた

    「チっ、確かに今ここでのんびりしているような時間は無いようね、行くわよ士郎!!」

    士郎「っ・・ああ!」

    226 = 28 :

    今日はここまで

    229 :



    恐竜って型月的に考えたらどんだけヤバイ神秘なんだろ?

    231 :

    劣化竜種みたいなもんだし結構ヤバイんじゃね

    232 :

    神秘とかはだいぶありそう。
    歴史すっごいあるし。

    233 :

    古いほど神秘が高いから単純に考えたらギルよりも凄い神秘持ってる

    234 :

    ギルって世界が一つの大陸だった時の世界の王じゃ無かった?
    恐竜より昔じゃね?

    235 = 233 :

    ギルって精々一万年くらい前の王じゃなかったか?

    それにガイアとアラヤが人間を統率させるためにギルを生み出したって設定だから生物の中で一番古いって訳じゃない

    だいたい恐竜が栄えたのって一億年以上前だからな、全然ちがうよ

    236 :

    まあギルは「人類」最古の王であって生物最古ってわけじゃないしな

    237 :

    SBR読んでて思ったんだが最後大統領がジョニィにジャイロ連れて来てやっても何かに挟まれたら消えちゃうんだよな

    ベッドに入っただけでアウトじゃん

    238 :

    そうなのか?
    それだったらどの道ディオも先は永くなかったのかもなぁ

    239 :

    それも計算のうちと考えるとやっぱり大統領はとんでもないな

    240 :

    ジャイロの鉄球を投影したら士郎も黄金の回転使えるのかな

    241 :

    >>240
    な訳あるかい

    242 :

    そもそも刀剣でない鉄球を投影できるのか

    243 :

    投影自体はできるけど魔翌力をガバガバ食われる

    244 :

    >>240
    黄金の回転には真球が必要だけど真球があっても黄金の回転が使えるわけじゃない
    結論を言えば黄金の回転は「技術」だからジャイロの鉄球を投影しただけじゃ絶対に不可能だ
    使うには真球を手にした上で本人がジャイロと同じ回転技術を持っていないと駄目だ

    245 :

    恐竜は億年の神秘だからなあ……
    万年の更に万倍とか我様と人類の格差以上過ぎる

    246 :

    年食ってさえいれば神秘をもつんだっけ?
    恐竜なんかは一般的に広く知られすぎてて、生物としてある程度研究とかされてるからそうでもなさそう

    247 :

    SBRでも動体視力が高すぎてってとこで突破されてるからねぇ

    まだ黄金長方形の回転の方が神秘だと思えてくるのは荒木補正だからだろうかww

    248 :

    完全な状態の表皮すら見つかっていない億年前の生物に神秘以外の何があるんだよバカヤロー

    249 :

    恐竜に関しては(魔術的に考えたら)魔ナ。

    士郎やエミヤの投影は武器に刻み込まれた経験を真似するものなので、何回も取り替えられてるジャイロの鉄球を投影しても回転は使えないということにしてます。

    それじゃ投下していきます

    250 = 28 :

    文字化けしてしまった

    (魔術的に考えたら)マジヤバイってことで


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