元スレモバP「デレットモンスター!」
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401 = 387 :
P「ダッシュ!!」
ぷちさちこ「む、むー」タッタッタ ヨジヨジ
櫂「あんなところに登ってどうする気だろ。確かにプロの施設の一つだから使ってもいいけどさ」
李衣菜「あんな所に登ったら、相手の的になるだけじゃ」
櫂「相手の的?……ああ、なるほどね」
P「ぷちさちこ!そこに立ってろよ!」
ぷちさちこ「ふふーん!」
ネネ「ぷちネネ!みずでっぽう!」
ぷちネネ「ねっ!」バシャッ
402 = 387 :
P「今だぷちさちこ!いばる!!」
ぷちさちこ「ふふーん!」ドヤァ
ぷちネネ「ねっ……?ねっ!?」
ぷちさちこ「ガボゴボガボゴボボ!」バシャバシャ
P「ぷちさちこー!!」
ぷちネネ「ねっ!?ねっ!?」フラフラ
ぷちさちこの いばる!
ぷちネネは こんらんした!
ネネ「ぷ、ぷちネネ!?どうしたの!?」
櫂「やるねぇ、Pさん」
李衣菜「え、えーっと?」
403 = 387 :
櫂「飛び込み台の後ろや横は当たり前だけど、プールじゃない。つまり、後ろや横から攻撃する場合、ぷちネネは水から上がらなくちゃいけない」
櫂「だけど後ろから攻撃しない場合、あんな場所に立ってたら嫌でも目立つよね。前から攻撃するならどこからみずでっぽうを打っても、ぷちさちこのいばるが目に入っちゃうワケだ」
李衣菜「そんな打破方法が……」
P「よし、よく頑張ったなぷちさちこ!少し休んでいいぞ!」
ぷちさちこ「ふ、ふふーん!」スタッ
ぷちネネ「ねっ?!ねっ!?」バシャバシャッ!
ぷちネネは こんらんしている!
わけもわからず じぶんをこうげきした!
ネネ「ぷ、ぷちネネ!目を覚まして!」
404 = 387 :
P「行けぷちみく!みだれひっかき!」
ぷちみく「にゃあああっ!!」ザシュザシュザシュッ!!
ぷちネネ「ねーっ!?」
ぷちみくの みだれひっかき!
3かいあたった!
ぷちネネは たおれた!
P「いよっし!よくやったぞぷちみく!」
ぷちみく「にゃあ!」
ネネ「負けちゃいました……お疲れ様、ぷちネネ」
ぷちネネ「ねっ……」
405 = 387 :
櫂「やるねー!いやー、見ごたえあるバトルだったよ!」
P「この通り勝ちましたし、約束通り、勝負してもらいますよ!」
ぷちみく「にゃあっ!」
櫂「わかってるって!そんじゃ、ジャズタウンプロリーダー、西島櫂がお相手するよ!」
プロリーダーの 西島櫂が 勝負をしかけてきた!
櫂「行けっ、サマかい!」
サマかい「かいっ!」
―――――――――
サマかい
ゆかたデレモン
なぜスイマーなのに ゆかたをきているのかは えいえんのなぞ
タイプ1:水
タイプ2:格闘
特性:みずのベール
技
かわらわり
シェルブレード
アクアジェット
みずあそび
―――――――――
406 = 387 :
P「ぷち、じゃない……?!」
櫂「……Pさんは、デレモンの進化って知ってるかな」
P「まさか、これが?」
櫂「うん。このサマかいはぷちかいが進化した姿」
櫂「ぷちかいとの相違点と言えば衣装だけなんだけど―――」
櫂「強さや素早さは、ぷちとは比べ物にならないよ」
P「……」ゴクリ
櫂「それじゃ、始めよっか!」
P「……ぷちさちこ、行けるか」
ぷちさちこ「ふふーん」コクリ
P「頼むぞ!行け!ぷちさちこ!」
ぷちさちこ「ふふーん!」スタッ
407 = 387 :
ネネ「あ、えっと……バトルスタートです!」
櫂「サマかい!かわらわり!!」
サマかい「かいっ!」ダッ
P「ぷちさちこ!避けてもう一度飛び込み台の上に!」
ぷちさちこ「ふふーん!」ヒョイッ タタッ
櫂「させないよ!サマかい、そのまま水に飛び込めっ!」
サマかい「かい!」ザバッ
P「水に飛び込んだ所でいばるは―――」
櫂「飛び込み台の前に先回りしてかわらわりだっ!」
408 = 387 :
サマかい「……かいっ」バシャッ
ぷちさちこ「!?」
P「な、早っ」
サマかい「かい!!」ドゴォ
ぷちさちこ「フギャー!!」ヒュー ドサッ
サマかいの かわらわり!
ぷちさちこは たおれた!
P「だ、大丈夫か?!」
ぷちさちこ「む、むー……」ピヨピヨ
櫂「だから言ったのに。強さも、素早さも、ぷちとは比べ物にならないよって」
P「……まさか、これほどとは」
409 = 387 :
櫂「残りは一匹だね。さて、どうする?」
P「どうする、とは?」
櫂「ここでやめてデレモンを鍛え直すのもいいし、最後まで戦うのもいいし」
P「……当然、戦います。準備はいいか、ぷちみく?」
ぷちみく「にゃあ!」バッ
櫂「そうこなくっちゃ!」
ネネ「バトル、スタートです!」
櫂「サマかい!水に中に飛び込めっ!」
サマかい「かいっ」ザバッ
P「ぐ……ぷちみく、動くなよ」
ぷちみく「にゃあ」
410 = 387 :
P「(ぷちさちこが倒されちまった今、水に潜られた時の対処法はないに等しい)」
P「(ぷちみくを潜らせたところで、勝負は見えているし……さぁ、どうする)」
P「(今のぷちみくの技は……)」
―――――――――
メタルクロー
みだれひっかき
しっぽをふる
―――――――――
P「(ダメだ、水中に対応できるような技は生憎ない……)」
櫂「……来ないの?」
P「水中での勝負となったら、負けるのが目に見えているので」
櫂「ふーん……じゃあ、あたしの方から行くよ!」
櫂「サマかい!かわらわり!」
サマかい「かいっ!」ザバッ
411 = 387 :
P「ぷちみく!後ろだ!」
ぷちみく「にゃあっ!?」
サマかい「かい!」ブンッ
ぷちみく「にゃっ!」スカッ
P「今だ!ぷちみく、みだれひっかき!」
ぷちみく「にゃあああっ!!」ザシュザシュザシュッ
サマかい「かいっ?!」
櫂「サマかい!すぐ水の中に戻って!」
サマかい「か、かいっ」ザバッ
P「よし、何とかダメージは与えたな……」
櫂「トレーナーの声に真っ先に反応するなんて、信頼されてるんだね」
P「それほどでも」
412 = 387 :
櫂「……でも、次は避けられるかな?」
P「え……」
櫂「スペかい!アクアジェット!!」
サマかい「かいっ」バシャッ!!
みく「にゃ!?にゃ?!」キョロキョロ
李衣菜「す、水上を水しぶきをあげなから凄い速さで回ってる……?!」
P「ぷちみく!目で追うな!俺が指示する!」
ぷちみく「にゃっ」
櫂「サマかい!そのままぷちみくにタックル!」
サマかい「かいっ!」シャーッ
P「右だっ!」
ぷちみく「にゃっ」スカッ
413 = 387 :
櫂「まだまだ行くよ!!連続タックルだ!!」
サマかい「かいっ!かいっ!」
P「ひ、左!後ろ!」
ぷちみく「にゃっ、にゃっ!?」ヒョイヒョイ
櫂「避けっぱなしだけど、どこまで続くかな!」
P「右―――」
ぷちみく「にゃっ!」ピョン
サマかい「かいっ」バシャアッ キキーッ
P「しまっ、フェイントだと!?」
サマかい「かいっ」シャーッ
ぷちみく「にゃああっ!?」ドゴォ
櫂「そのままぷちみくを水の中へ引き摺り込んで!」
サマかい「かいっ!!」ググググッ
ぷちみく「にゃっ、にゃああああああ!」バシャーン
ネネ「水の中……サマかいの土俵に引きずり込まれましたね」
李衣菜「あ、諦めちゃダメです!頑張ってー!!」
414 = 387 :
ぷちみく「にゃ……」ゴボゴボ
櫂「これで終わりだよ!サマかい!水中のぷちみくにかわらわり!」
サマかい「かいっ!!」グオッ!
ぷちみく「……っ!」ゴボゴボ
P「ぷちみくー!!」
415 = 387 :
まだ。
まだ、みくは。
ご主人様に、恩を、返せてないのにゃ。
こんなみくを。
素直じゃなかったみくを信頼してくれた、ご主人様に。
だから、だから。
みくは―――負けない。
416 = 387 :
ドパァン……ザザァ……
櫂「……」
P「……っ」
櫂「勝負あり―――」
キィィィィィン!!
櫂「えっ!?」
P「これ、って!?」
ネネ「水の中が……光り始めて……」
李衣菜「……もしかして!」
サマかい「かいっ!?」ザバァッ ドゴォ!
櫂「サマかい!?だ、大丈夫!?」
P「……ぷち、みく?」
セクみく「にゃあっ!!」ピョン!
―――――――――
セクみく
おねだりデレモン
ドキドキ したでしょ?こねこじゃ ないのにゃ♪
タイプ1:ノーマル
特性:じゅうなん
技
みだれひっかき
きりさく
ほしがる
メタルクロー
―――――――――
417 = 387 :
李衣菜「ぷちみくちゃんが進化したんですよ!!」
セクみく「にゃにゃん♪」
P「確かに、衣装が変わってるな……」
櫂「この土壇場でデレモンを進化させるなんて……やるね」
P「……まだ、勝負は続きますよね?」
櫂「……っ!」ゾクッ
櫂「もちろん!まだ大丈夫だよね、サマかい!」
サマかい「かいっ!」
櫂「行くよ、もっかい水に潜って!」
サマかい「かいっ!」ザバッ
418 = 387 :
P「セクみく。聞いてくれ」
セクみく「にゃあ?」
P「俺はまだ、お前の力を十分に発揮する事はできないと思う」
セクみく「にゃ」
P「だから……お前の力を、俺に見せてくれ!」
セクみく「にゃあっ!!」コクッ シュバッ!
櫂「消えた?!」
李衣菜「あ、う、上です!上!」
ネネ「なんてジャンプ力……天井に届きそうです」
セクみく「にゃにゃにゃ……」クルッ
李衣菜「天井近くで反転して……天井に足をついた?」
セクみく「にゃっ!!」ダンッ
ネネ「っ、踏み込んでプールに急降下?!」
419 = 387 :
櫂「行くよ……サマかい!最大出力でシェルブレード!!」
サマかい「かいっ!」ジャキン
ネネ「櫂さん?!一体何を」
櫂「久しぶり、なんだ」
ネネ「え?」
櫂「背筋がぞくっとするくらい緊張感溢れる、熱いバトル」
櫂「あたしが相手をしてきた中で、Pさんは二人目なんだ。そんなバトルを感じさせてくれたのは」
櫂「……あたしはこのバトルで後悔したくない。だから、正々堂々一体一でぶつかってみたい。例え、それで負けたとしても」
ネネ「櫂さん……」
櫂「アクアジェットで更にスピードアップ!!」
サマかい「かいっ!!」グオッ
420 = 387 :
セクみく「ふーっ……!」ビュオオオオ
櫂「サマかい!セクみくを迎え撃てえええええ!!」
サマかい「かいっ!!」ザバァッ!
セクみく「にゃあああああっ!!」ザンッ!
ガキィィィィン!!
ズバァッ!!
P「んな……!?」
櫂「水が……」
李衣菜「縦に……」
ネネ「割れた……?!」
セクみく「……」
サマかい「……」
P「っ、結果は?!」
421 = 387 :
セクみく「……にゃあ」
サマかい「……かいっ」フラッ ドサッ
ネネ「え……あ、サマかい、戦闘不能!勝者、Pさん!」
李衣菜「やったあああ!!」
P「よくやってくれたぞ!セクみく!」ギュッ
セクみく「にゃあにゃあ♪」
櫂「……負けた、か」
ネネ「櫂さん……」
櫂「いいんだ。この結果にあたしは後悔してないからね」
422 = 387 :
櫂「さーて、Pさん!」
P「は、はい」
櫂「えー、ジャズプロダクションリーダーに勝利した証として、貴方にジャズバッチをお渡しします!」スッ
P「ありがとうございます!」
櫂「それと……まぁ、これはあたしからの餞別」
P「技マシンですね、中身は……」
櫂「アクアジェット、だよ。サマかいが使ってたでしょ?」
P「ああ、あの……」
櫂「心配しなくても、水辺じゃなくてもちゃんと使えるから」
P「それなら助かります」
櫂「楽しいバトルだった。またいつか、勝負してよ!次は負けないからさ!」
P「はい!」
423 = 387 :
―――ジャズタウン プロ前―――
P「ただいまー」ウィーン
卯月「お帰りP君。その様子だと……」
P「ああ、勝った!」
未央「さっすが、やるねー!」
凛「……ま、Pなら心配いらないか」
未央「とか言って一番心配してたのはしぶりんのくせにー」
凛「なっ、心配なんてしてないし」
卯月「ソワソワしてるの丸分かりだったよねー」
凛「卯月!」
P「ははは、ありがとな」
凛「私は、別に……」
424 = 387 :
P「これでやっと追いついたって感じだな」
未央「だね。でもPが詰まったらまた置いてくよ?」
P「次はむしろ俺がお前らを置いていくかもしれないぞ?」
未央「言ったなー?」
卯月「あれ?そういえば……李衣菜さんは?」
P「なんでもここのプロリーダーと少し話があるんだと」
卯月「プロリーダー同士、積もるお話もあるのかもしれないね」
P「俺は李衣菜を待つけど……お前らは?」
凛「……李衣菜さんとはせっかく仲が良くなれたし、私は待つよ」
未央「しぶりんに同じく!」
卯月「私も!」
425 = 387 :
P「そっか。なら何処かで時間潰しでも―――」
警察「えっと、そこの君達ちょっといいかな?」
P「はい?」
警察「俺、こういう者なんだけどさ」スッ
卯月「警察手帳……って事は」
P「さん?俺たちに何か用ですか?」
警察「いやー。最近、ジャズタウン内を怪しい男が彷徨いてるって聞いてね?」
凛「怪しい……」
未央「男……?」ジロッ
P「いやなんで俺を見るんだよ」
警察「そうじゃなくてさ、そういう怪しげな人影を見かけなかったかなって」
426 = 387 :
凛「……それなら、こういう人達を見かけました」スッ
警察「……これ、どこで撮ったんだい?」
P「ゴールデンブリッジです。俺たちに声をかけてきて……」
警察「そうなのか……この写真、もらってもいいかい?」
凛「はい、構いません。むしろお願いします」
警察「ありがとう。君達も気をつけるんだよ?どうも最近、デレモンの乱獲や強奪が多いみたいだから」
P「それは……嫌というほどわかってます」
警察「そっか。じゃあ俺はこれで―――」
ドガガガガガ!!
全員『?!』
427 = 387 :
未央「な、何だろう今の音」
卯月「工事なんて何処もやってなかったよね……?」
李衣菜「今の音、何かあったんですか?」ウィーン
凛「あ、李衣菜さん」
P「それが俺たちにもよくわからなくて……」
???「助けてくれー!!」
全員『!』
P「あの家からか!」ダッ
警察「えっ、ちょ、ちょっと!?」
428 = 387 :
―――民家―――
P「何かありましたか!?」
山男「た、助けてくれ……」
未央「うわっ!?家の壁に穴が空いてる!?」
卯月「家の中も荒れ放題だし……酷い……」
P「一体何があったんですかっ!?」グイッ
警察「君達少し待とうか……警官置いて事件の現場に走るとはいい度胸だね?」
P「げほっげほっ……いやぁ、勝手に体が動いてしまったといいますか」
山男「おお警察官さん!」
警察「何があったのか詳しく教えていただけますか?」
429 = 387 :
山男「家に突然変な男が押し入ってきて……俺のデレモンと技マシンを奪って行ったんだ。しかもそいつ、変なデレモンを使ってやがって……」
警察「なるほど」
山男「そいつはそこの穴を空けて逃げたよ。まだそう遠くには行ってないはず……」
警察「……そこの5人組。穴の向こうに行ったら公務執行妨害で逮捕するよ?」
未央「あはは……バレちゃった」
李衣菜「でも早く行かないと遠くに逃げられるんじゃ……」
警察「まぁ、それは心配いらないっしょ」
凛「どうしてですか?」
警察「街の外にさ、俺の上司がいるから」
430 = 387 :
―――ジャズタウン 郊外―――
男「はっ、はっ……よっしゃ、これでアイツ等に負けた名誉挽回をっ……」
早苗「はーい、そこの見るからに怪しげな男、ストップして」
男「げっ、ジュンサー……」
早苗「げっ、とは何よ。もしかして悪いことしてたのかなー?」
男「ナ、ナンデモナイデスヨー」
早苗「うわぁ……凄い嘘下手」
男「うるっせぇ!いいからそこをどきやがれ!!」
早苗「残念だけど、そういうワケには行かないんだ」
431 = 387 :
男「なら押し通るだけだ!行け、Dなな!」
Dなな「ヘヘ……」
早苗「全く……仕方ないわね。行きなさい、ぷちさなえ!」
ぷちさなえ「タイホッ!」
―――――――――――
ぷちさなえ
ぷちけいさつデレモン
いざかやで よいつぶれているすがたが ときたま はっけんされる
タイプ1:格闘
特性:ちからもち
技
ばかぢから
マッハパンチ
―――――――――――
432 = 387 :
男「はっ、格闘タイプなんていい餌だぜ!行けDなな!D―――」
早苗「ぷちさなえ!マッハパンチ!」
ぷちさなえ「タイホッ!!」ゴシャアッ
Dなな「ミミミンッ!?」ヒューン
男「吹っ飛んだ!?」
早苗「ちょーっと飛ばしすぎたかな?」
ぷちさなえ「タイホッ!」
Dなな「ヘ、ヘヘ……」ユラッ
433 = 387 :
早苗「ぷちさなえ、起き上がった所にばかぢから!」
男「よ、避けろDなな!」
Dなな「ミ、ミミミン……」フラフラ
男「くっそ!?さっきの戦闘のダメージが残ってやがったのか!!」
ぷちさなえ「タイーホッ!!」ドゴォッ!!
Dなな「ミミミーン!?」ビューン
ぷちさなえの ばかぢから!
Dななは たおれた!
男「うおおおおお!?どこまで飛んで行くんだよー!?」ダッ
434 = 387 :
早苗「っと、デレモンを追うのはいいんだけど……その前にごめんね」カシャン
男「えっ」
早苗「今、後輩から連絡が入ったわ。強盗・器物破損の疑いで逮捕♪」
男「く、くっそおおおおお!!」
警官「ちょうど終わったとこみたいだね」
卯月「今吹っ飛んでいったのって……」
警官「相手のデレモンじゃないかな。あーあ。回収するのは俺なのになぁ」
未央「すっご……」
警官「で、なんで君達は着いてきてるんだい?逮捕されたいの?」
435 = 387 :
P「えっと……それはー……」
凛「私達、ポップシティに向かっているのですが、こちらから行った方が遠回りにならずに済むと思いまして」
P「(凛ナイス!)」
警官「はー。本当は行けないんだけど……まぁいっか。次からは遠回りでもちゃんとした道を通るんだよ?」
凛「ありがとうございます」
早苗「あ、後輩君……って何その子達」
警官「実は事情聴取をしてる時に、偶然さっきの事件が起こりまして。そのまま着いてきちゃったみたいで」
早苗「もー、後輩君は仕方ないなぁ……」
P「あ、あの時の!」
男「げっ、また見つかった……」
436 :
>>431
酔いつぶれるほどの金を持ってるのか?
437 = 387 :
警官「知り合い?」
凛「私達に声をかけてきた男の人です。ほら、写真の」
警官「……確かに写真の男に似てるね」
早苗「写真の男?」
警官「この子達が見たっていう変な男と女の写真ですよ」
李衣菜「あーっ!その人、デレモン達の乱獲もしてました!」
男「……やべぇ」
早苗「ふーん……聞くべきことが増えたみたいね?」ギリギリ
男「痛い痛いっ!」
早苗「とりあえず後輩君はいつも通り、相手のデレモンの回収よろしく。私はコイツを警察署まで連れて行くから」
警官「了解」
438 = 387 :
早苗「君達は……ジャズタウンに戻るも、ここから進んでポップシティに行くも好きにしなさい。今回は事件に立ち入った事、特別に見逃してあげるから」
凛「わかりました。ありがとうございます」
早苗「……ん?」
P「へ?」
早苗「ちょっと君、顔見せてもらっていい?」
P「お、俺ですか?!」
未央「やっぱりP……」
卯月「い、今なら間に合うよP君!自首しよう!」
凛「いや、もう遅いと思うけど……」
P「いや俺は何もやってねぇけど!?」
439 = 387 :
早苗「……うーん、気のせいだったみたい。気にしないで」
P「よかった……いや本当にやってないからそんな目で見るな!」
早苗「時間とらせてごめんね、それじゃ。ほら行くよー」ズリズリ
男「ひ、引き摺るなあああ!!」
未央「……行っちゃったね」
李衣菜「よかったですね、Pさん」
P「何が!?」
卯月「そ、それじゃあ気を取り直してポップシティに出発しよう!」
凛「うん、早く行かないとね。サントアンヌ号が泊まっている期間にも限りがあるみたいだし」
P「よし、そんじゃ出発だ!」
440 = 387 :
おまけ
早苗「……」
警官「どうしたんすか、先輩?」
早苗「あー……うん、ちょっとした事思い出してね?」
警官「何を思い出したんすか?」
早苗「あたしが警官になった理由」
警官「へぇ、どんな理由だったんですか?」
早苗「ちょっと近所に守ってやりたいヤツがいて……って、それより、何か収穫あった?」
441 = 387 :
警官「えーっとですね。なんでもデザート団とかいう組織に入ってるらしく……」
早苗「え……それ、本当?」
警官「はい。確かにそう言ってました」
早苗「……それが本当なら、そいつからもっと情報を聞き出さないとね」
警官「その、デザート団って何なんですか?」
早苗「デザート団っていうのは……数年前に、同じような犯罪を繰り返していた組織の名前よ」
警官「じゃあ数年前からずっと?」
早苗「そうじゃない。一度、一人の少年によって2年前に潰されたはずよ」
警官「じゃあ残党ですかね?」
442 = 387 :
早苗「そうだったらいいんだけどね……とにかく、引き続きお願い」
警官「わかりました」
早苗「……嫌な予感がするわね」
―――クラシックタウン 某所―――
研究員「た、大変ですちひろさん!」
ちひろ「どうしたの?」
研究員「被検体17014が……施設の外に逃げ出しました!」
ちひろ「な……今すぐ探し出しなさい!彼女は最も完成に近い被検体のハズよ!」
研究員「は、はいっ!」ダッ
ちひろ「……っ、ふふ、素晴らしいわね……」
ちひろ「【自分の意志を持って】逃げ出すなんて……やっぱりあの子は素晴らしいわ……!」
443 = 387 :
お疲れ様でした。今回の更新はこれで終わりになります。
注釈として、クラシックタウンはタマムシです。
それではここまで読んでくださった方々、ありがとうございました。
444 :
やばいな…
445 :
乙!
マチスポジは軍人で軍曹かな、アメリカでキャシーかメアリーかな?
448 :
おつーん
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