元スレ幸子「プロデューサーさんが喫茶店を始めたんですけど」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
401 = 385 :
星輝子 前
403 :
奏 前
404 :
ありす 前
405 = 389 :
―――ありすの部屋―――
ありす「……」ピッ
【ありす、今日も笑顔で行こうな!】
ありす「……」ピッ
【ありす、そのドレス似合ってるぞ?】
ありす「……」ピッ
【ありす、ウェディングドレス似合ってる……あはは。こんな事言うなんてまだ早いか】
ありす「……」ピッ
【ありす、好きだ……告白って、こんな感じでいいのか?】
ありす「えへへへ……」
406 = 391 :
また、やばいか
407 = 389 :
ありす「Pさん、私も好きですよ」
ありす「名前を読んでくれるたびに、ドキドキします」
ありす「頭を撫でてくれるのは、むしろ好きです」
ありす「ドレス似合ってるって言われたときは、思わず抱きついちゃいそうになりました」
ありす「好き、なんて言われた日にはもう……」
ありす「えへへ、Pさん、Pさん」
ありす「……だから、もう一度」
ありす「名前……呼んで……ください……」
ありす「……うぐ、えぐ……」
409 :
ま、まゆより酷いのはそうそういないから…(震え声)
410 = 389 :
―――事務所―――
ありす「……はい。わかりました。ちひろさん」
ちひろ「あの、ありすちゃん」
ありす「橘と呼んでください。私、自分の名前大嫌いなので」
ちひろ「……橘ちゃん。目、赤いけど大丈夫?」
ありす「大丈夫です。最近、タブレットを使うことが多くなったので」
ちひろ「そう……」
ありす「それじゃあ私、失礼しますね」ガチャ バタン
ちひろ「うん、お疲れ様」
ちひろ「どうしましょうかね……」
あずき「どうかしましたかっ?」
ちひろ「あら、あずきちゃん」
411 :
待てますか
412 = 389 :
あずき「ふむふむ、ありすちゃんの態度が元通りになってしまったと」
ちひろ「そうなのよ。それにあの子……部屋で泣いてばかりいるらしいし」
あずき「む!それは由々しき事態ですね……」
ちひろ「どうにかできないかしら……」
あずき「……閃いた!」
ちひろ「え?」
あずき「この桃井あずきに任せてくださいちひろさん!どうにかしてみせましょう!」
あずき「作戦名は、プロジェクトAlice!さ、準備を始めますよー!」
413 = 381 :
あ、これアカンやつや
414 = 389 :
―――ありすの部屋―――
あずき「ありすちゃん!」ガチャ
ありす「……橘と」
あずき「今日はね、チョコレート持ってきたんだ♪」
ありす「……」
あずき「私、お菓子作りできなくて……ありすちゃんが詳しいって聞いたから」
ありす「……人並みですよ。あと私のことは橘と」
あずき「お願い!私にお菓子作り、教えてくれないかなっ?」
ありす「……嫌、です」
あずき「じゃあキッチン借りるねっ♪」
ありす「人の話を……はぁ……」
416 = 389 :
あずき「ふむふむ、ここでチョコレートを湯煎にかけるんだねっ?」
ありす「はい……チョコの温度が体温くらいになるまで……あ、勢いよくかき混ぜないでください。切るように、です」
あずき「了解っ」
ありす「……それ作り終わったら、帰ってくださいね?」
あずき「わかってるよー。急にごめんね?でもありがとっ」
ありす「それでですね。私のことはありす、と呼んでください」
あずき「わかっ、おっとっと!手が滑ったぁ!」
ありす「へっ?え、うにゃっ?!」バシャッ
あずき「あはは……ごめんごめん……」
ありす「うぅ……な、何するんですか!ああもう、服も体もホワイトチョコまみれ……」
あずき「ほんとごめん!後片付けとか掃除は私がするからさ、ありすちゃんはほら、お風呂に入ってきて!着替えも用意しとくからさ」
ありす「……本当、あなたって人は……もう、怒るのも疲れました」スタスタ
あずき「ごめんねー!……さ・て・と」ニヤッ
417 = 389 :
―――風呂場―――
ありす「全く、何を考えてるんですかあの人は……」シャアア
ありす「……何も考えてないんでしょうね、どうせ」キュッ
ありす「……着替えの場所、教えましたっけ」
ありす「流石にあの人でも、変なモノは用意しないはz」
ありす「……なんですか、これっ……?!」
418 = 389 :
―――リビング―――
ありす「あずきさんっ!!」ガチャッ
あずき「なーにー?」
ありす「どうして!着替えが!この服!なんですか!!」
あずき「でも律儀に着ちゃうありすちゃん。似合ってるよ♪」
ありす「そういう問題じゃないんです!」
あずき「じゃあどういう問題?」
ありす「なんで、なんで」
ありす「なんで着替えが、ジューンブライトの時のウェディングドレスなんですか?!馬鹿なんですか!?」
419 = 389 :
あずき「馬鹿じゃないよ~。どっちかって言うと、アホかな?」
ありす「早く普通の着替えを準備しt」
あずき「それじゃ、行こっか!」ギュッ
ありす「へ?え?」
あずき「しゅっぱーつ!!」
ありす「ちょ、この格好のまま外に出るんですか?!何がしたいんですか?!あの、ちょっと?!」
あずき「大丈夫大丈夫!ちひろさんが後でなんとかしてくれるからっ♪」
ありす「そういう問題じゃないって何度言っ……きゃあああああ?!」
あずき「今の私、王子様みたいっ♪」
420 = 389 :
―――P喫茶店―――
あずき「とうちゃーく♪」
ありす「……」ゼェハァ
あずき「あり?ありすちゃん大丈夫?」
ありす「……大丈夫な、ワケ、ゲホッ」
あずき「えへへ~。凄く目立ってたね?」
ありす「そりゃ街中をウェディングドレスで闊歩したら……目立つでしょうよ……」
あずき「でも茜さんはやったよね?」
ありす「あの人は……私と違うでしょう……」
ザワザワ
ありす「……ん?」
???「絶対、黒です!ボクが保証します!」
???「白の方が……似合う……」
???「私は黒に一票。Pさんには黒が似合うって思ってたし」
???「まゆも黒、ですねぇ」
???「あの……俺の意見……」
???「あ、ネクタイ曲がってますね……私は、白い方がカッコイイと思うんですけど……」
421 = 389 :
ありす「……聞き覚えの、ある声がするんですけど」
あずき「そろそろかなー?私は真っ赤なタキシードがいいかなーって思ったんだけど」
ありす「タキシード?何の話―――」
あずき「ほらほら、早く入ろっか!」グイグイ
ありす「え、あの」
ガチャッ
P「あ……ありす」
ありす「P……さん?」
P「お前、その衣装」
ありす「Pさんこそ、そのタキシード……」
422 = 389 :
凛「ホント、結婚式だよね」
まゆ「まゆもいつか、Pさんと……」
藍子「……羨ましいな……」
雪美「どっちも……似合ってる……」
幸子「Pさんは当然ですね!なにせボクがタキシードを選んであげたんですから!」
あずき「えへへっ♪楽しいね~」
ありす「皆、さん?」
P「……ありす」
ありす「なんですか?」
P「あの……名前で呼んで、いいのか?」
ありす「……はい」
423 = 389 :
P「その……ありすが元気ないってあずきから聞いてさ」
ありす「……はい」
P「何かしてげようってことになって……こんな事になったんだけど」
ありす「……そうなんですか」
P「その……元気、出たか?」
ありす「……」
P「ダメだよな。やっぱりこんなんじゃ―――」
ありす「ダメじゃありません!!」
P「ありす?」
424 = 389 :
ありす「嬉しかったです。凄く、凄く」
ありす「……P、さん」
P「なんだ?」
ありす「ありがとうございます……みなさんも」
ありす「……心配かけて、すみません」
あずき「でもありすちゃんには悪い事しちゃったかな?」
ありす「いいえ……無理やりにでも、連れ出してくれて、ありがとうございます」
ありす「Pさん、雰囲気だけでも、その、いいですか?」
P「何を?」
ありす「私、橘ありすは―――あなたが病める時も、健やかな時も、貧しい時も、豊かな時も、喜びにあっても、悲しみにあっても」
ありす「命のある限りあなたを愛し―――あなたとともにあることを約束します」
ありす「……大好き、です。Pさん」
全員「」
425 :
想いが重い…
427 :
そのまま式場へGO
428 :
>>425
25歳児「クスッ……」
429 = 389 :
凛「……ありす、やるね」
まゆ「そうですねぇ……まゆも負けないようにしないとぉ……」
雪美「……不意打ち……流行ってる……?」
幸子「」
藍子「」
あずき「さ、幸子ちゃんと藍子ちゃんが止まっちゃった?!」
P「え、いや、あの、ありす?」
ありす「なんですか?」
P「その……えっと」
ありす「冗談じゃ、ないです」
ありす「今ここに、何度でも誓います」
ありす「私、橘ありすは―――Pさんの事が、大好き、です」
ありす「……大事にして、くださいね?」
次が最後となります。
次に訪れるアイドル >>+4
430 = 391 :
奏 前
431 = 408 :
相葉ちゃん 前
432 :
里美 前
433 = 428 :
森久保 前
434 = 380 :
幸子 後
435 :
大原みちる 後
436 :
周子 前
437 = 403 :
奏 前
438 :
千秋 前
439 :
440 = 408 :
どこにこれだけ潜んでいたんだ…
441 = 389 :
>>439 画像ありがとうございます!
―――事務所―――
乃々「……仕事なんて、むーりぃ……」
ちひろ「でも乃々ちゃん、逃げなくなったわよね?」
乃々「……」
ちひろ「やっぱり、Pさんがいたから逃げてたの?」
乃々「……そうじゃない、ですけど」
ちひろ「嘘、目が凄く泳いでる」
乃々「あうう……」
442 = 389 :
ちひろ「……乃々ちゃん、もしかして」
乃々「……」
ちひろ「Pさんのこと……好きだった?」
乃々「っ」ボンッ
ちひろ「(凄くわかりやすい……)」
乃々「べ、別に、そんなんじゃないですけど……」オロオロ
ちひろ「……いい加減認めたほうがいいと思うわよ?」
乃々「うぅぅ……」
443 :
森久保ォ!
444 = 389 :
ちひろ「全く。どうしてうちのアイドルはみんなそうなのかしら」
乃々「最初は……本当に、仕事が嫌だったんです……」
乃々「だけどある日……逃げてて、不良さんにぶつかった私を……体を張って……助けて、くれて」
乃々「それ以来……追いかけてもらうのが、楽しく、なって」
ちひろ「(あの人、アイドルが関係すると戦闘力3倍くらいになりますからね……エナ茶で)」
ちひろ「そういえば、乃々ちゃんは少女漫画集めが好きだったわね。その影響?」
乃々「そうかも……しれません」
乃々「あの時のPさん……王子様に、見えて」
445 = 389 :
ちひろ「そっか……うーん……そうだ」
乃々「い、嫌な予感が……」
ちひろ「別に何もしないわよ。とりあえず、打ち合わせに行ってきてくださいな」
乃々「うぅ……むーりぃ……」
ちひろ「どうせ逃げる理由もないんでしょうし。真っ直ぐ向かってくださいね?」
乃々「あう……わかりました……」ガチャ
ちひろ「さーてと」プルルルル
ちひろ「もしもし桃華ちゃん?頑丈な黒服の人を三人くらい……うん。そ。よろしくね?」
ちひろ「……三人で足りるかしら」
446 = 389 :
―――P喫茶店近く―――
乃々「うう……帰りたいんですけど……」
乃々「でも……Pさんと、続けるって約束しましたし……」ドンッ
乃々「あ、すみませ―――」
黒服1「ん?」
乃々「ひぃっ……」
黒服2「どうしました?」
黒服3「……おい、もしかしてこの子じゃないか?」
黒服1「そうみたいだな。全く。桃華様も人使いがあらいお方だ」
黒服2「まぁ給料もらえますし。でも、怪我しないように気をつけろって……どういうことでしょうね?」
黒服3「さぁな」
乃々「あう、えう、その、あの」
447 = 389 :
黒服1「痛いなぁお嬢ちゃん。右肩折れちまったよ」
乃々「ありえませんけど……」
黒服3「こりゃ、賠償金払ってもらわないとなぁ」
乃々「ふ、古すぎる絡み方なんですけど……」
黒服2「そういうわけで、ごめんね」ガッ
乃々「ひっ……だ、誰か、助け」
P「……おい、そこの」
黒服1「ん?なんだ君は―――あばばばば」ベゴグギッ
黒服2「……はい?」
乃々「あ……」
448 = 389 :
P「ハイクを詠め、カイシャクしてやる」
黒服2「アイエエエ?!ニンジャ、ニンジャナンdおごごごご」ゴキゴキゴキッ
黒服3「黒服2?!返事をしろ黒服2!!」
乃々「あ、そういう名前なんですね……」
P「……ジャスト一分だ、いい夢見れたかよ?」
黒服3「いやまだ三十秒くらいしkあがががが」ミシミシミシミシ
P「……ふぅ」
乃々「……あの……Pさん、ですよね?」
P「そうだが」
乃々「その……なんでそんなに筋肉ムキムキなんですか……?」
P「気にしないでくれ。あと数分したら元に戻る」
乃々「は、はぁ……」
449 = 389 :
―――P喫茶店―――
P「ほら、乃々。ミルクティー」
乃々「ありがとう……ございます……」
P「で、どうして絡まれてたんだ?」
乃々「考え事してたら……ぶつかって……」
P「まぁ、近くに俺がいたからいいものの」
乃々「……Pさん、喫茶店……やってたんですか?」
P「まぁな」
450 :
黒服さんたちかわいそうです
みんなの評価 : ★
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