元スレモバP「まゆのヤンデレを治す!」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
701 :
食われるんだな
703 :
社長「まゆの初ライブDVDが発売されたみたいだね。」
P「はい。三枚持ってます!!まゆと一緒に見ました。」
社長「もうつっこまないないから。」
P「初回限定特典にまゆの握手券とかつけないのは愚策でしたかね。」
社長「君が後ろで殺人者のような目でファンを見てるからね。握手会なんてできないよ。」
P「またまたー。」
社長「ちょっと冗談が過ぎたかな。」
P「悪くて病院送りですよ。」
社長「おいおい、冗談きついぜ。」
P「えっ」
社長「えっ」
P「本気なのになー。」
社長「なにそれこわい」
704 :
かな子「Pさん、おはようございます。」
P「かな子、おはよう。って、少しやつれてないか?」
かな子「こ、ここ最近は忙しかったので…」
P「もしかして、お菓子を食べ過ぎたから夕食や昼食を抜いたんじゃないだろうな?」
かな子「ち、違いますよ!!ただ、ちょっと炭水化物の量を減らしているだけです。」
P「それでも、体に悪いぞ。最近、スイーツロケが増えて糖分摂取の機会が増えているだろうが、ライブ、レッスン、CM、その他もろもろ。体力を使うことも多い。きちんと三食を食べなさい。」
かな子「あ、でも私知ってます!!Pさん、最近ビタミン剤をみんなに配ってるんですよね。出来れば一つ欲しいなぁ…、なんて。」
P「きちんと栄養摂らなきゃダメだ。」
かな子「そんな~。」
P(かな子は体重を気にしすぎなんだよなぁ…)
706 :
かな子「えー、でも…」
P「でも、じゃない。きちんと栄養バランスを考えなさい。」
かな子「じゃ、じゃあ、次から気をつけますから、そのビタミン剤を下さい。」
P(まぁ…、かな子に使っても大丈夫なはず。)
P「そこまで言うんだったら仕方ないかな。」
かな子「ありがとうございます!」
P(大丈夫、まゆとか社長にはバレない。絶対にバレない…)
707 :
これはもうかな子のやわらかなお腹に飲み込まれるしかないですね
708 :
今更じゃけどなんでお嬢は広島弁じゃのうて関西弁喋っとんなぁ?
709 :
最近一気に読んだから気付かなかったけど、毎回更新って1レスな上に週おきなのかよ
710 :
かな子「~♪」
P「言ったそばから何食べてるんだ、かな子?」
かな子「い、いやですね~。あのお野菜を使ったヘルシースイーツを…。ビタミンも豊富ですし…」
P「結局、そうやって食べて無駄に食事を抜くから…」
かな子「だって、食べたいもの食べるってこととダイエットって両立できないんですもん。」
P「レッスンで減ってるんだから気にするなよ。」
かな子「Pさんは、女の子の気持ちがわかってませんね。女の子は恋も甘いも全部欲しいんです。」
P「二兎追うものはなんとやらだぞ。」
かな子「イジワル…」プクーッ
P「まあ、スイーツを食べて幸せそうにしているかな子の方が俺は好きだよ。」
かな子「えっ…」
P「だから、次はエアロビクスのロケを幸子と入れてやるよ。」
かな子「ひどいですよー。」
かな子「でも、幸せそうな顔が好きなんですね…」ボソッ
711 = 710 :
かな子「Pさんは、甘いものとか好きですか?」
P「んー、まあまあ好きだよ。」
かな子「実は天海さんに、新しいお菓子を教わったんですけど食べませんか?私、作りますから!!」
P「でも、まずいんじゃ…」
かな子「美味しいですよ!!」
P「いやいや、状況が、だよ。」
かな子「まあ、女子寮なんで大丈夫ですよ。」
P「そうかな?」
かな子「寮長さんに許可取れば大丈夫ですから。」
P「わかった、わかった。いつ行けばいいんだ?」
かな子「今日すぐ来て欲しいんです。」
P「はいはい、じゃあ今日は早く上がるわ。」
かな子「楽しみにしてます。」ニコニコ
712 = 710 :
かな子「ここが私の部屋です。」
P「すごぉい。砂糖が10キロ単位だ!!」
かな子「Pさん…」
P「あ、ごめん…」
かな子「とりあえず、座って下さい。」
P「ああ、この辺りかな?」
かな子「はい。お茶入れます。」
P「じゃあ遠慮なく…」
かな子「すいません、アイスティーしかないですけど。」
P「うん、アイスティー大好きだから。」
かな子「分かりました、今、お次しますね。」
713 = 710 :
かな子「はい、アイスティーです。」
P「すまんな、かな子。気を使わせて。」
かな子「いいんですよ。私はいつもPさんのお世話になってますから。」
P「かな子…。よし、これからも頑張ろう!!」グイッ
バタッ
かな子「睡眠薬ってこんなにすぐにきくんだ。」ニコォ
714 = 710 :
P(なんだろう…、体が…、動かない…、頭ボーッとして…、甘い匂いが…)
かな子「Pさん、起きました?」
P「ああ、うう…」
かな子「もう少しで出来ますから、それまでごゆっくり。」
P「うあ…」
かな子「~♪」
P(ずいぶん意識がはっきりしてきた。今ならわかる。ビニールひもで縛られてる。こんなに固いものだっけ、ビニールひも?切れないし…)
かな子「はい、出来ました。ホールケーキとラングドシャとブラウニーと…と…と…と…と……」
P「かな子、一体、何を?」
かな子「一緒に食べましょう。甘いものお好きなんですよね。」
P「こ、こんなに…」
かな子「はい、あーん。」
P(ここで逆らったところで何もいいことはない。大人しく食べよう。)
P「んっ。」
P(美味しい。まぁ、これくらいで済むなら…)
かな子「美味しいですか?」
P「美味しいよ。」
かな子「それは良かったです。もう一口、あーん。」
P「んっ」
P(今回はましかな?)
715 = 710 :
かな子「はい、あーん…」
P(これは、何個目だろう…何口…食べたんだろう…甘い…甘過ぎる…)
P「み…、水…」
かな子「紅茶やコーヒーもありますよ。」
P「コーヒーを…」
かな子「はい。」
P(今、明らかにスティック数本入れた…)
かな子「どうぞ。」
P(甘い、熱い、溢れ…)
P「ゲホッ」
かな子「大丈夫ですか?」
P「ああ…」
かな子「じゃあ、あーん♪」
P(もう…、甘くて…)
かな子「口開けて下さいよ。もしかしておいしくない…」
P「いや、その…」
かな子「お砂糖が足りない?」
P「いや、違う、逆…」
かな子「甘くないスイーツなんてスイーツじゃないんですよ。」
P「お願いだ…、限界だ…」
かな子「甘いもの食べてもっと一緒に幸せになりましょう♪」パクパク
P「かな子、もう食べられな…んぐっ…」
かな子「美味しいもの…食べる…幸せ…、一緒に…幸せ…アハハ、アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ…もっと食べる、幸せ、幸せ…」
P(もう吸う空気も甘い…)
716 = 710 :
かな子「Pさん、口開けて下さいよ…口を開けて…」
P(開けたら…、甘いものが…)
かな子「食べなきゃ幸せになれませんよ。早く口を開けて下さい。」
P(…、吐き気が…)
かな子「スイーツですよ、美味しいですよ、幸せですよー。」
P(あれからいくつ追加されたんだろう…。出る度に甘くなる。)
かな子「口を開けて下さい。」
P「あ…んぐぁっ…」
かな子「どうですか?」
P「美味しい…よ…美味し…い…」
かな子「じゃあ、もっと食べましょう。はい、あーん♪」
P「お腹いっぱい、もう、入らない…」
かな子「食べましょう食べましょう、幸せになりましょう。」
P(あはは…幸せ…幸せなのかな…、幸せだ…幸せ…)
まゆ『今日の夕食は、美味しい肉じゃがですよぉ…』
P(まゆの声が聞こ…え…る…ごめん…甘い、甘い、幸せ、幸せ…)
まゆ「冷める前に帰りますかぁ?」
P「!」
かな子「!」
717 :
僕らのヒーロー、ままゆ!
718 :
肉じゃがって冷める時に味が染みるんじゃないの?(すっとぼけ)
719 = 710 :
まゆ「帰りますよぉ…」
P「かな子は…」
かな子「Pさん、甘いもの食べて幸せになりましょうよ…」パクパク
まゆ「体重計が恐ろしいですねぇ…」
かな子「おいしい…幸せ…Pさん…好きになってくれる…」ニコニコ
P「かな子…」
かな子「おいしい…おいしい…おいしい…」ポロポロ
まゆ「帰りましょう。Pさんがいるとただ状況が悪くなるだけですよぉ。」
P「そうだな…」
かな子「おいしいなぁ…おいしいなぁ…」
720 = 710 :
まゆ「肉じゃが食べられますか?」
P「ごめん、食べられない…」
まゆ「あれだけ食べさせられれば仕方ないですよ。」
P「うう…」
まゆ「まぁ、いいです。冷えれば味もしみますし。」
P「ああ…」
まゆ「うふっ…。」
P「かな子は大丈夫なんだろうか…」
まゆ「多分、また体重戻ってると思います。」
P「あーあ、またかな子が泣き出すな…」
まゆ「大丈夫ですよ。Pさんも一緒にかな子ちゃんと私と茜ちゃんのレッスンを受けて、その後走れば。」
P「無理です、ごめんなさい。」
まゆ「謝るくらいならしない方が…、って言っても無駄でしたねぇ…」
P「まゆが最近いじめる…」
かな子は翌日、プロフィールの体重に戻ってショックを受けていた。
一方、Pは茜と一緒に河川敷を走らされていた。
721 = 710 :
かな子編は駆け足で終わりました。課題が大量にあって全く終わりません。
次はわくわくさん書きます。あっ…(察し)
722 :
乙乙
わくわくさんかぁ
P終わったな(確信)
あと美優さんあたりがきても終わる(確信)
723 :
はやくメインの面々とラストのまゆが読みたいな
724 = 710 :
和久井留美の1日は、彼と目が合うことから始まる。寝室の彼にそっとキスをして寝室を後にする。
リビングで朝食を済ませる。リビングには彼はいないがまた別の彼がいる。おいしいわね、と軽く微笑む。
台所、また別の彼が後ろで微笑んでいる。水がかからないように気を付けて食器を洗う。
洗面所で顔を洗う。彼はここにはいない。だって水が跳ねて彼にかかると危ないから。一回、後悔した。
着替える。彼の目から隠れるように着替える。ちょっと興奮してるのは秘密だ。
ドアの前の彼にそっとキスをする。そして彼と別れ家を出る。
そしてまた、事務所で彼に会うのだ。
725 :
(クスリ要らんやん)
726 :
もうヤク飲んでるのかな?(すっとぼけ)
727 :
いつ摂取させたんだ
728 :
あ、これ既にアカンやつや
729 :
留美「おはようございます。」
誰もいない。タイミングが悪かったのであろうか?
留美「あら、これは?」
彼の机の上の一つの小瓶。これのおかげでいくつの惨劇が起こっただろうか。
留美(まぁ、利用できるものは利用しましょう。)
こっそりと一粒タブレットケースに入れ、仕事に出掛けた。
留美(これだけあればね…)
にやりと微笑むとそのまま仕事へと直行した。彼とはまた会えるだろうから。
730 = 729 :
和久井留実は秘書だった。ずっとスケジュールとにらみ合い、嫌がらせに耐え、恋になんて見向きもせずに働いた。
気が付いたら、もう後戻りなんて出来なかった。生きているのが辛いくらい仕事が好きだった。死んでも仕事がしたかった。
でも、仕事をやめた。なぜだろうか、当たり前だ。女の子を捨てきれなかった。後悔するかしないかのとき、彼と出会った。
基本的に運命なんて信じなかったか、アイドルにスカウトされた時はそんな女の子チックなものを感じてしまった。
翌日、壁一面に貼り付けられた予定表は全て無くなり、かわりに一枚。彼を貼った。
731 :
これは飲む前にあかんww
732 = 729 :
留美「お疲れ様でした。」
今日、最後の仕事が終わった。彼女は、事務所に直帰する。他の男性に目線を配る時間なんていらなかった。彼女の出す独特のオーラに誰も近付けないでいた。
留美「今、帰りました。」
事務所に到着した。社長が電話の対応に追われている。ちひろが札束を数えている。
留美「あら、Pくんは?」
ちひろ「今日は、遅くなるそうです。」
留美「そう。」
椅子に座って書類整理の手伝いをする。前の仕事で経験した作業なのでさほど苦には感じなかった。
ちひろ「すいません、いつも…」
留美「いいのよ。私も家に帰ったところでやることはないし。」
嘘だ。ただ彼に会って礼を言われたいがためにやっているだけだ。
留美「彼、遅いわね。」
社長「そうですね。後のことはやっておくんで、二人ともお帰りになっていいですよ。」
帰るはずがなかった。彼に会うことが最大の目的だからだ。ちひろを見送った後は社長が電話している横で仕事を続けた。
社長「すいません、ちょっと出るんであの鍵渡しておきますから好きな時間に帰ってください。もう今日は事務所に戻れないみたいなんで。」
留美「はい、分かりました。気をつけてくださいね。」
内心、突然舞い込んだ好機に笑いが止まらなかった。
733 :
ちひろさんはなぜ札束を数えているんですかね(すっとぼけ)
734 = 729 :
留美「あら、Pくん。遅かったじゃない。」
時計を見れば12時。仕事帰りにしては遅い。
P「実はドッキリのせいで、テレビ局を錯乱した貴音さんが逃げ回るというハプニングが起こりまして…」
留美「それで社長が…」
P「それだけならまだしも行方不明のスタッフが出るわ、よく見れば次の仕事場行ってるわで…」
留美「大変だったのね。」
P「小梅に貴音さんを脅かす頼んだんです。貴音さんは怪談が苦手って言ってたので…」
留美「結果が見えるわね…」
P「番組スタッフ、社長、私、で平謝りですよ。」
留美「大変ね…」
P「流石に小梅は帰しましたが…。とにかくうかつだったんですよ。」
留美「次から抗議しておかなくっちゃね。」
P「ええ。ドッキリは自業自得ですが、スタッフの管理が…」
延々と仕事の話が続く。このまま時間が止まればいい。今まではそうだった。でも今日は違った。
留美「夜も遅いし、ちょっと車で送ってくれないかしら。」
P「いいですよ。」
ありがとう、という言葉にはどれだけの意味が込められていたのか。Pには知る術などなかった。
735 :
736 :
留美「ありがとう。そうだ、お礼がしたいわ。ちょっと上がって待っててくれない。」
P「ええ、分かりました。」
留美「暗いから電気をつけようかしら。」
電気がついた。悪夢みたいだった。無数の自分から見つめられていた。自分の写真がいたるところに貼られ、恐ろしくなった。
P「わ…く…い…さ…」
留美「ふふっ。恐縮しないで。」
P「は、はい…」
怖い。ただ怖い。もう帰れないんだろうかと思った。
留美「温かい飲み物よ。」
P「ありがとうございます。」
飲み干すことしか出来なかった。彼女の善意が伝わってきたからなおさらだ。
P「お、おいしいです。」
留美「ふふ、良かった。夜食もあるのよ。」
P「そ、そんなに…」
留美「遠慮しないで。」
夜食は簡素な料理だった。
P「お、おいしいです。」
留美「喜んでもらえて嬉しいわ。」
恐怖というものでここまで体を硬直させたのはいつぶりだろうか。思い出したくない。
737 :
いやそんな事ねえだろ
このスレで何回も同じような目にあってんじゃん
738 :
このPは学習能力ないからなあ 三日、いや3歩あるくと忘れちゃうんだよきっと
740 :
だから今までのを上回る程の恐怖なんだろ
素面でアレなんだぞ
741 :
これってまゆを出汁にして他のアイドルの心を切り裂いて悦に入ってるだけじゃね?
742 :
最初からPがクズなのは割り切って読んでた
743 :
留美「これが何か分かるかしら。」
一粒の錠剤。説明がなければそれが何であるかはわからないだろう。しかし、Pには予想がついた。
P「ヤンデレール…」
留美「その通り。」
その時に奪えば良かったのかもしれない。しかし、Pにはそれが出来なかった。なぜなら、この異常な空間にいる和久井さんに勝てる気がしなかったからである。体が強張って動かなかった。
留美「じゃあ、服用するわね。」
水の入ったコップ。口に運ばれる錠剤。止めるチャンスなんていくらでもあった。しかし、出来なかった。彼は、恐ろしさに震える子どもよりもさらに弱い存在と化していた。
留美「んっ…」
この一瞬が永遠に思えた。コマ単位でアニメを見たような気がした。しかし、目の前にあるのは非常な現実であった。
留美「飲んじゃった。」
P「実印持ってきてないんですよ。弱ったなー。」
留美「次、ふざけたら…。
誰かが死ぬわよ。」
744 = 743 :
宣告の意味はPには理解出来なかった。その誰かが自分なのか、和久井さんなのか、まゆなのか、それとも他の誰かなのか。
P「だ、誰が…」
留美「私の気分次第よ。」
和久井さんが気分なんて言葉を使うこと自体が驚きだった。それほどまで自分というものを見せてくれていなかったのだろうか、と考えてしまった。自分のプロデュース力のなさを恨んだ。何一つ分かっていなかった。
P「な、何かしてほしいこととかあります?」
留美「何もして欲しくないし、何かして欲しい。わがままね、私。」
P「い、いえ…」
留美「困らせるのもあれだから、一つお願いしようかしら。」
P「なんでしょうか?」
留美「留美って呼んでくれない?」
P「そ、それくらいなら…」
留美「ごめんなさいね、あなたを困らせるようなことをして。」
P「いえいえ、別にいいんですよ。」
留美「そう?じゃあ、二人っきりで飲みましょう。」
P「そうしましょうか、留美。」
留美「ありがと。」
745 :
和久井さんと飲んだのはいつぶりだろうか。和久井さんはまゆの次に積極的だった。一対一で飲むのもかなり控えた。今、思えば全て間違いだったのだ。
留美「Pくんは最近、私と一対一で飲んでくれないわね。礼子さんや楓さんと一緒に飲む機会が増えたわ。」
P「あはは…」
留美「あれだけまゆちゃんに構えば仕方ないのでしょうけど。」
P「お恥ずかしい限りで…」
留美「こんなものまで使って…」
P「うう…」
留美「まあ、いいわ。今はあなたと私で二人っきり。とにかく飲みましょう。」
P「は、はい。」
留美「私、意外と貞操は固い女よ。酔ったところを襲うことなんてしないわ。それに泥酔するまで飲ませないわよ。」
P「はは…」
見透かされていた。この人には敵わない。本当に同年代なのかと疑ってしまう。
留美「襲ってくれてもいいのよ。でも、あまり嬉しくはないわね。もっとちゃんとした手続きを踏んで…、って我が儘言える立場じゃないわね。」
P「ま、まあ、襲いませんけどね。」
留美「そう…、それはそれで残念ね…」
P「冗談がきついですよ…」
留美「そうね、謝るわ。」
なぜ、ヤンデレールを飲んだのにここまで平静を保っているのかPには不思議でならなかった。
746 :
ヤンデレールを取り込んだ、だと
747 :
バカな…
748 :
というか今まで飲んでなかった事に驚き
749 :
留美「ベロベロじゃない。大丈夫なの?」
P「らい…ひょーぶえすよ…」
Pは酒でその場しのぎの回答をすることしかしなかった。というより、全ての話題が婚姻、結婚、全てが即死級のものだったからだ。
P「これくらいいつものことひゃないれすか…」グー
留美「ちょっと、Pくん、Pくん!!」
今の状況は、丸々と太った草食動物がライオンの前でグースカといきなり眠り始めたようなものである。
留美「…」
襲えばひとたまりもなかった。襲えば、の話だ。彼女は宣言通り襲う気は毛頭なかった。カメラを手にとると、写真を一枚とった。彼のだらしない自分にだけ見せた寝顔だ。
留美「そうよね…」
ここで襲うことをしなかったは彼女がまだ女の子チックな恋に憧れを抱いていたからである。彼を敬愛している。溺愛している。でも、無理矢理なんてそんな節操のないことは出来なかった。彼女が思う女の子はそんなことはしないものだった。いつか、彼が迎えに来るのを信じていた。猛アタックの末にガールフレンドになりたかった。だから、和久井留美は襲わなかった。
留美「少しくらいなら…、いいわよね。」
頬に少しキスをする。まったく気付いていない。
さすがに風邪をひいたらいけないので、自分のベッドで寝かせる。
留美「重いわね…」
ベッドで寝ているPに抱きついてみる。彼の匂いがする。なんだか、安心する。
留美「わがままかもしれないけど…、最後に留美ちゃんなんて呼んで頭を撫でてくれないかな。」
少し呟いてみる。反応がない。当たり前だと思ってうとうとしたその時だった。
P「留美ちゃん…」ナデナデ
寝ぼけていたのだろうか。彼が留美の頭を撫でた。
留美「ありがとう…」
そのまま、留美の意識はなくなっていった。大分、酔いが回ったみたいだった。
750 :
次ふざけたら誰かが死ぬって
こんなことを続けてたら誰かが死ぬって忠告っぽいな
みんなの評価 : ☆
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