元スレ一夏「ISなんて俺は認めない」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
1 :
一夏「(ISなんて俺は認めないぞ)」
一夏「(なんであんな非効率でふざけた兵器が兵器として戦闘機や戦闘車両を代替するんだよ)」
一夏「(だいたい女しか使えないとか言うふざけた仕組みとその数。たった1機か2機のIS程度、総力戦になったら即撃ち落されて終わりだっつの)」
一夏「(じゃあ世界中の戦争がISファイトで決着つくってのか?ふざけんな)」
一夏「(そして俺がつい一ヶ月前そのISを起動させて、男で唯一ISの操縦者育成校にいるってのが一番認められん)」ワナワナ
一夏「(しかも全寮制だからめったに外に出られないというのも痛い。本屋で雑誌立ち読みも出来んしあの基地やこの基地の開放にも行けん。しかもそれらを犠牲にしてえるのは俺が認めないISの操縦技術……)」
一夏「(いつか絶対にスキを見て退学しもともと行く予定だった学校に再入学してやる……)」ワナワナ
千冬「おい織斑。話聞いてるか?」ゴスッ
一夏「ってぇ!」
キャーチフユサンヨー ワタシチフユサンニアイタクテキタキュウシュウカラキタノー
一夏「(北九州……)」
一夏「(なぜいなくなった新田原と百里のF-35Jぇぇぇぇぇぇ!!!)」グシャグシャ
箒「(なんか、久々にあったと思ったら一夏が変だ……)」
千冬「何考えてるのか知らんが自己紹介、お前の番だぞ」
一夏「あ、そういうことか(ちょうどいい。今のうちに退学時の口実でも作っとくか)」
一夏「織斑一夏。趣味は読書とプラモと絵画とインターネットで愛読誌は丸とJ翼、一番好きな帝国海軍群艦は妙高型重巡、好きなエースはゲルハルト=バルクホルンです」
全員「……」ボーゼン
一夏「(はい、すべてを話して孤立の口実出来上がり。こりゃあと三ヶ月で出ていけるな)」ニヤリッ
箒「(絶対におかしい……)」
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2 = 1 :
箒「おい一夏」
一夏「お、箒か」カキカキ
一夏「去年剣道の全国大会優勝したんだってな。おめでと」
箒「……なんでそれを知って!?」
一夏「『むらさめ』退役のニュースと一緒に新聞に乗ってて、たまたま地方面めくったらあった。それだけだ」
箒「……っ!」バギィ
一夏「つつ……なんで殴るんだよ(しかし退学の口実はまた一つできたな)」
箒「(なんでああなったかを聞くのを忘れたが、仕方ない……)」
3 = 1 :
―休み時間―
一夏「(授業の内容は丸とJ翼で死ぬほど読んだ内容しかやらんのでつまらん……)」
一夏「(仕方ないのでノートの裏面に何か描こう……)」
一夏「(さて何を描こう……)」
セシリア「ちょっとよろしくて?」
一夏「あい?あんた誰?」
セシリア「わたくしを知らないと?このセシリア=オルコットを?イギリスの代表候補生にして入試主席のわたくしを?」
一夏「あー……そういや丸の特集で見たような……興味ないからさらっと読んだだけで終わったけど」
セシリア「さっきから見ていればなんですのあの態度は?男で唯一ISを動かせるからって花にかけておりませんの?」
一夏「(鼻にかけてんのはどっちだよっと)」
セシリア「だいたいうんぬんかんぬん……」ギャーギャー
一夏「(……おっし、九六式陸攻描こう。それじゃなきゃアルゼンチン空軍のシュペルエタンダール。ロイアルネイビーなんざ叩き潰せ~)」
4 :
マレー沖海戦かフォークランド紛争の図か
プリンス・オブ・ウェールズとレパルス轟沈してるの描いたらセシリア激怒しそうだな……
5 :
ふぇぇ……なにいってるかさっぱりだよぉ……
7 :
マニアック過ぎワロタww
でも期待
8 :
この一夏は好感持てるwwww
期待だ
9 :
これは期待せざるを得ないwwww
そしてシュペルエタンダールもいいけどスカイホークも忘れんでやってくれ
通常爆弾で突っ込んだ英雄だ
10 = 7 :
>>9お前もか…
11 :
ガンガンやってくれ
期待している
12 :
一夏が兵器について語ってるやつ思い出した
13 :
しかし一夏さん、その思想は大艦巨砲主義に固執した旧海軍上層部に通じるぜ……
14 :
千冬「ではクラス代表者を決めるぞ。自薦他薦問わずどんどん出てこいよ」
一夏「(はいはい、誰か自分から立候補してくれる奇特な奴を希望しますっと)」
女子「織斑くんを推薦しまーす」
女子「私もそれがいいでーす」
一夏「(はいはい、織斑くんかわいそうでしたね……っと)」
一夏「って!織斑って俺じゃねーか!」ガタッ!
千冬「うるさいぞ、織斑」スコンッ
千冬「ちなみに推薦されたものに拒否権はない。覚えておけ」
一夏「(畜生やばいぞやばいぞやばいぞ、もし引き受けるなんてことになったら俺の退学&再入学ライフへの道が遠ざかる……)」
セシリア「待ってください!納得行きませんわ!」バンッ!
一夏「(おお!天は俺を見放さなかった!)」
一夏「(ここで奴にすべて押し付けてこの場を切り抜ければ俺は晴れて自由への第一歩を踏み出せる!)」
セシリア「そんな人選認めません!クラス代表が男なんていい恥さらしですわ!うんぬんかんぬん」ギャーギャー
一夏「(おーしおしおし、そのまま独演会を続けてやってくれ……そうすりゃみんなめんどくさいお前のほうを取らざるを得なくなり、俺は候補から外れる……言ってることはむかつくがな)」
セシリア「だいたい文化的にも後進的な極東の辺境の島国で暮らさなくてはならない事自体、私にとっては耐え難い苦痛で……」
一夏「(その極東の辺境の島国に自慢の戦艦二隻も沈められた挙句東南アジアの植民地ことごとく占領されたどこの国だよ」
女子「え?」
セシリア「え?」
一夏「え?」
セシリア「あっあああ、あなた!私の祖国を侮辱しましたねええっっ!!!」
一夏「(やっちまったああああああああああああああ!!!俺の再入学ライフがああああああああああああ!!!)」ガックシ
セシリア「決闘ですわ!こうなったら!」
15 = 14 :
― 一夏の部屋―
一夏「大見栄切ってハンデ無しとか言っちまったのはいいが、どうすりゃいいものやら……」ポリポリ
一夏「とりあえず過去号のJ翼と丸と2chの軍事板漁って相手の性能を調べよっと……軍事機密の塊だからどこまで正確だかわからんが」ポリポリ
一夏「でも一人部屋ってのはいいな……同室の奴を気にせず趣味の物を部屋いっぱいに広げられるし、有機溶剤使い放題だ」
一夏「さてさて、軍事板はどうなってるものやら?」
箒「……一夏、入っていいか?」
一夏「おう。いいぞ(打鉄弐型また製造遅れてるのかよ。本当にあいつはすべての意味でF-35Jの後継機だな)」
一夏「(……って、誰だ?)」
箒「入るぞ」ガチャ
一夏「……箒だったのか。まあ、茶は出せないが好きにくつろいでけ」
(本棚の中は軍事雑誌と資料と兵器系のプラモと一部ガンプラでいっぱい)
箒「一夏、お前私の知らない間に変わってしまったな……」
一夏「そうか?」
箒「お前に軍事趣味があったなんて知らなかった」
一夏「小学校6年の時にレトロゲーのフライトシューティングに嵌って、それ以来こうなっちまった」
一夏「出た出た、ブリテンスレを検索したら案の定出てきたぜ。」
一夏「脳波感応式自立機動兵器……おいおいストフリかνガンダムかよ」
箒「で、その、だ。アレほど大見栄切ったんだ。勝算はあるんだろう?」
一夏「あんまないな。だから対策を立ててる」
箒「それなら……私と特訓しないか!?」
一夏「特訓……?」
箒「私はお前より長くISに乗ってるから、IS操縦時のクセなんかも詳しく教えられる。だから、損はないと思う……ぞ」
一夏「……オーケー。俺も実は二回しか乗ったこと無いしな。剣の稽古の方も最近は片手間だったし」
箒「片手間?……いったい中学の三年間何してたんだ?」
一夏「忙しかったぜ。帰宅部に基地めぐりに大戦略にプラモに……」
箒「……一夏。今すぐそのパソコンの電源を落とせ」
一夏「あい?」
箒「今すぐ鍛えなおすっ!5分でジャージに着替えて中庭にに出てこい!」バンッ
一夏「あい……」
16 :
サマーさん…
17 = 14 :
―数日後 アリーナ―
一夏「(うああ、疲れた……)」トボトボ
一夏「(だが対策は講じれたし、箒から打鉄のクセは聞けた。あとはこの対策プランを試せば……)」
山田「織斑くん!おまたせしました!」
一夏「あい?」
山田「織斑くんの専用機が届きました!」
一夏「良かったですねー……そうか、専用機かー」
一夏「って!専用機!?打鉄じゃなく!?」
千冬「そうだ。これがお前の専用機、第三世代型IS『白式』だ」ピッ
ゴゴゴゴゴゴゴゴ デンドンデンドンデンドンデンドン
一夏「おお……こいつが……俺の……」
一夏「で、こいつの兵装は?」スイッ
山田「えと……近接専用の長刀『雪片弐型』です」ペラリッ
一夏「ほかは?」
山田「……それだけです」
一夏「え?」
一夏「はああああああああ!!!???これ第三世代だろ!その刀バススロット幾つ使ってんだよ!」ゴオオオオオオオ
山田「えっと、これは特殊な武器でして、その……」
一夏「それならその刀外して今すぐアメリカ製のグレネードランチャー付きチェーンライフルと超振動カーボン刀つけてくださいよ!あるんでしょ!?ここ!?」ゴオオオオオオオオオオオ
千冬「武装換装などしてる時間があるか。黙って使え」
一夏「俺の考えた対策があああああああああ!!!」ゴオオオオオオオオ
箒「(なぜだろう……一夏の後ろにきつい眼にツインテールの少女の姿が浮かんでいる……)」
一夏「……仕方ない。もう主兵装の換装と対策案は諦めるとして……先生。スモークディスチャージャーのスロットくらいは開いてますか?」
山田「それくらいなら……」
18 = 16 :
だよなwwふつう考えたらグレランとかライフルとか…中距離、遠距離の武器欲しいよなww
19 :
流石に近距離一択で勝てるのは相手が格下だけだろって思ったな
20 = 14 :
セシリア「あら、逃げずに来ましたのね」チャキン
一夏「不本意ながら、な」チャキン
一夏「(奴の機体は『ブルー・ティアーズ』……長距離レーザーライフルと自立機動兵器ユニットが装備されてる典型的な支援型の機体……英国にしちゃ常識的な性能と外見の機体だ)」
一夏「(近距離一辺倒のコイツでもファンネルを潰して懐に入りこめば、あるいはいけるかも知れない)」
セシリア「最後のチャンスをあげますわよ?今ここで謝るなら全てを水に流してもいいですわ」
セシリア「さあ。イェスか、ノーかですわ?」
一夏「イギリス人が山下将軍の真似かよ。それならISなんて乗ってないでシベリア鉄道で殺人事件でも解決してろよ」
セシリア「それでは交渉決裂みたいですわね!」バシュッ!
一夏「うっ……!」ズガンッ
一夏「(やべえな……初実戦でももうちっとなんとかなるとは思ってたが……体が機体反応に追いつかねえ)」
一夏「(そう考えると体の反応が機体に追いつかなくなるミリアルドとかアムロとかってどんだけの超人なんだよ)」
セシリア「よそ見していると死にますわよ」バシュバシュバシュ
一夏「そうだったな!」シュビアッ
セシリア「……そろそろですわね」
セシリア「お行きなさい!『ブルー・ティアーズ』!」グワァッ
一夏「(来たな!)」
セシリア「さあ、踊りなさい!このわたくし、セシリア・オルコットと『ブルー・ティアーズ』の奏でるワルツで!」
バシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュッッ!!
一夏「おいおい、なんとか回避とガードはしたがシールドエネルギー残量三分の一は削られたぞ!」
一夏「(……だが、三分の一犠牲にしてわかったのは、『ブルー・ティアーズ』自体には自前のセンサーは積んでないってことだ。軍事雑誌に載ってない機密事項教えてくれてありがとうな、セシリアさんよ)」チャキンッ
21 :
このワンサマはガンプラビルダーズ見て無いのか・・・
白式とかベアッガイとか
22 :
SS補正だから仕方ないけどマジレスなら
退学したい代表辞退したい奴が決闘なんて真に受けるなよと言ってる
23 :
セシリアが勝手に決めたのノリで受けたにちがいない
24 :
花に何をかけるのか。花摘みで花に掛けるちょろいさんマジちょろい
25 :
些細な試合にも負け続ければ習得困難児扱いで退学出来るからな
26 :
一番手っ取り早いのは女子生徒を襲えばOK
27 :
>>26
人生まで終わっちゃうじゃないですかやだー
28 :
それなら逆に襲われる様に持って行けば良いんじゃなかろうか
29 :
>>28
IS学園女子生徒全員と相手しないといけなくなる件
30 :
>>29
赤玉が出て死んでしまうなwww
31 = 26 :
いやそしたら女子生徒が退学になっちゃう。一番いいのは千冬ねーをボコボコにして犯せばOK
32 = 27 :
退学よりも襲う事が前提になってるぞwwww
33 = 22 :
>>31
ああ、確かに講習の面前なら退学になるかもな
問題はボコボコにされるだけで終了する事だが
34 :
立場が特殊なだけあって穏便に退学するのも難易度が高いな
束さんに頼もうにも元凶のIS開発者って事で心底憎み倒してそうだし
35 = 29 :
そうだ!一夏がISを超える兵器を作ればいいんだ!
36 = 14 :
一夏「(自前の攻撃系統とセンサーがないなら操作してるのはセシリア本体)」
一夏「(そこをあざむいて一瞬で蹴りをつければ……頼むぜ、白式)」
セシリア「そこですわっ!!」ビシュビシュッ
一夏「チッ……!」シュビアッ
一夏「(あとはこいつにスキが出来るのを待つだけ……ビット操作は集中力が必要そうだが、こいつの性格からしてそうそう集中力が続くはずがない。絶対にどこかでボロが出る!)」ゴオオオオオオオオオオ
セシリア「かかりましたわね」バシュッ
一夏「……っ!?」
セシリア「『ブルー・ティアーズ』が4機のみと誰がおっしゃいました?さあ、狩ってしまいなさい!」バシュシュッ
一夏「(『ブルー・ティアーズ』は6機搭載されてたのか!?嘘書きやがってイ●ロス出版の野郎!!)」
一夏「(しかも……あれはレーザーでなくミサイルタイプ!!万事休すか!?)」
ドゴオオオオオオオオオオ
セシリア「ちょろいですわね……」
――フォーマットとフィッティングが完了いたしました。
一夏「……!?まだ、立てるのか?俺……」コオオオオオ
セシリア「なっ……一次移行!?あなた、初期状態であそこまでの戦闘を!?」
一夏「……なんだか知らんがチャンスってことか。ちょうどいい、ペイバックタイムだ!」キンッ
プシュウウウウウウ
セシリア「ゲホッ!ゲホッ!なんですのこの煙は!?」
千冬「なるほど、このためのスモークディスチャージャーか……」
山田「IS選手というより、完全に実戦派ですね。織斑くん」
千冬「あいつがただの兵器スペックマニアだと思ったら大間違いだ。ISに関する技術や経験はないが、知識とそれを応用した対応能力、そして作戦は確かだ」
千冬「ただし、それがどこまで体についていけるかが問題だがな」
セシリア「赤外線センサーに切り替え完了……これでもう煙に紛れてもまるわかりですわよ!」
37 :
まあISはガンダム元ネタっぽいよね
ファンネルあるし
38 :
なんというミリオタ
39 :
白式は刀はずして追加装甲と射撃武器つけてもっと現実的になるげき
40 = 14 :
セシリア「(真正面に熱源反応!)」チチチチ
セシリア「正直に真ん前から突っ込んでくるなんて、無謀にも程がありますわ!!」バシュバシュバシュ
セシリア「……これで、勝ちましたわ」フフッ
ガラーン
セシリア「なっ……!」
一夏「お前の後ろだよ」スッ
セシリア「……!?いつの間に後ろを取って!?」
一夏「スモークを焚いたら絶対に赤外線センサーを使ってくるって踏んでたからな」ジャキン
一夏「一旦白式の出力を全開にして、フェイクの熱源を作ってから今度は出力を一気に下げて失速させた。木の葉落としアンド質量を持った残像ってわけさ」キュウウウウン
セシリア「そんな……そんなことって……!」
一夏「さぁて、シールドエネルギーが切れる前にカタをつけさせてもらう……いくぜっ!」キュウウウウウウウンン
一夏「おらあああああああああっっ!!!」ドバシュアアアア
箒「あの突きの構え……平突き?」
山田「からの……薙ぎ技……!」
千冬「大昔の漫画に影響されたか、はたまた戊辰戦争の戦史まで読み漁ってたか……どちらにせよ真剣では次の隙を与えないいい手ではあるな」
――残存シールドエネルギー12、勝者・織斑一夏
一夏「……うわ、すっげえギリギリ」
一夏「しかもノリで俺勝っちゃったけど、これって俺の退学&再入学プランに反しちまってるような……」
41 = 25 :
バーニアジャンプで煙幕の一部を一瞬だけ残る熱源に変えたのか
42 :
突き普通に躱されててワロタ
43 = 14 :
>>42 かわされたわけでなく、ただのダメ押しです。
千冬「もっとエネルギーに余裕を持たせろ大馬鹿者、エネルギーを消費する武装を展開しながら中で長々と相手に余計な説明などするな」バシンッ
一夏「はいはい……」ヒリヒリ
千冬「あと先程の会話は効かせてもらったが、お前がこの学校を退学できるなどと思うなよ」
一夏「……げ」
千冬「もしお前が退学したとなったら、世界中の政府と軍が一斉にお前を攫いに来るだろう。流石に各地の基地公開は見に行けないだろうが、ここにいるほうが絶対に安全だと思うぞ」
千冬「それに、ここにいればお前は世界中の最先端の軍事技術に触れられる」
一夏「……え?」
千冬「お前がISそのものでなくISの運用法を認めていないだけで、その技術には興味があるというのはもうわかっている」
千冬「なにもこの学園を卒業したもの全てがISドライバーになっているわけではない。技術者や運用者のほうが圧倒的に多い」
一夏「成る程、全部お見通しってわけか……」
千冬「そう言うことだな」
一夏「それ聞いてもう少しここにいても良いかなって思ってきたよ。俺自身も」
44 = 39 :
でも脅迫から飴での懐柔方法はさすがにドン引きです
45 = 14 :
>>44 すませんwww
― 一夏の部屋―
一夏「さあて、セシリアに勝って気分もいいし、今日は『足柄』の張り線作業を行わせてもらいますか……」カチャカチャ
一夏「前にスラバヤ沖海戦時のは作ったから、今回のはジョージ六世戴冠観艦式時の再現だぞっと」カチャカチャ
コンコン
セシリア「一夏さん、よろしくって?」
一夏「誰だか知らんがどうぞ。茶は出ませんが」
セシリア「失礼しますわ」ガチャ
一夏「って、セシリアか。文句言いにきたなら帰ってくれよ?」
セシリア「違いますわ。さんざん失礼なことを言ったことをお詫びしたくて」シュン
一夏「ああ、そのことね……あのくらいなら2chで散々言われて慣れてるから別に良いよ」
セシリア「それでは私の気が済みません」
一夏「俺だって煽るようなこと言ってきたし、おあいこってことでいいんじゃないかな?」カチャカチャ
セシリア「……なにしてるんですの?」
一夏「張り線作業。コレとデカールの満艦飾飾る作業が終わったらやっと完成なんだよ」
46 = 38 :
ブラック企業なみに悪どい
47 = 14 :
>>46 酷い言われようだwwwww
セシリア「この艦、なんていう名前なんですか?」チョイチョイ
一夏「帝国海軍妙高型重巡洋艦『足柄』。英国国王ジョージ六世戴冠観艦式参加時の再現だ」カチャカチャ
一夏「こいつの直後の高翌雄型が好きってやつも多いけど、俺は妙高型のほうが精悍で好きなんだよ」カチャカチャ
セシリア「なんというか、無骨な艦ですね。猟犬のような……」
一夏「イギリス人の報道記者は『飢えた狼』って呼んでたな」カチャカチャ
セシリア「確かに、言われてみればそんな感じもしますわね」
セシリア「でも、不思議な美しさと高貴さ、それに力強さがありますわ……一夏さんの『白式』のような」
一夏「そうか?」カチャカチャ
セシリア「はい。どこか似ていると思います」
一夏「……そっか」カチャカチャ
一夏「(そういや妙高型も夜間水雷戦って肉薄攻撃のための巡洋艦だったな。確かに似てるかもな)」カチャカチャ
一夏「そうだ、セシリア。お詫びの代わりに今度模擬戦付き合ってくれよ」
セシリア「へ?別にいいですけど……」
一夏「スモークがいつまで通じるかもわからねーし、少しでも対遠距離戦のバリエーションを増やしておきたいと思ってさ」カチャカチャ
セシリア「それならば喜んで」ニコ
48 :
片手水平突
49 :
面白いな
兵器に興味が出てきた
50 :
そしてセシリアは安心のチョロさだww
みんなの評価 : ★★
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