私的良スレ書庫
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元スレ霊夢「そういえば、あんたの名前は?」一方通行「………」
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>>547
[ピーーー]
[ピーーー]
みんな楽しそうで何より。まだほぼ白紙でプロット練ってるのでもう少々お待ちを。
>>554
舞ってるよ
舞ってるよ
>>554
プロットなんてぐっすり寝たらポロット出てくるさ
プロットなんてぐっすり寝たらポロット出てくるさ
追いついた
禁書にわかで東方はほとんど知らんがなかなか面白いと思った
禁書にわかで東方はほとんど知らんがなかなか面白いと思った
>>566
ここは保守いらないから
ここは保守いらないから
>>569
ここはペニスいらないから
ここはペニスいらないから
>>577
構ってほしくてわざとやってるから注意しても無駄
構ってほしくてわざとやってるから注意しても無駄
>>580
死んでしまえ sageろ
死んでしまえ sageろ
追いついた
おもしろかったー!一方さん特別にキレない限り普段はおとなしい方ってのすごいわかる
馴染んでる一方さんかわいい
おもしろかったー!一方さん特別にキレない限り普段はおとなしい方ってのすごいわかる
馴染んでる一方さんかわいい
俺は別にage気にしないよ。あとお待たせしやしたー。
一方通行「朝食食ったら出掛ける」
霊夢「珍しい。朝食後のおでかけなんて」
一方通行「だらだらしてっとオマエに面倒なこと押し付けられるからな」
霊夢「面倒じゃないわよ。私が楽出来てるもの」
一方通行「…………。昨日は「結界に関する資料があるかもしれない」と、倉庫掃除させられた。しかも、資料なンてなかった」
霊夢「その分あったかくて気持ちいいお風呂を用意してあげてたのよ。あんた埃まみれだったし」
一方通行「その風呂だって、寛いで入ってたら、入口にあの烏天狗が居座りやがって……」
一方通行「『ほらほら、早くあなたの生い立ちを吐かないと茹蛸になりますよ?』とか言いながら30分以上いやがったからな……」
霊夢「で? 結局あの後は文に何か教えてあげたの?」
一方通行「教えてねェからのぼせたンじゃねェか」
霊夢「すっごい真っ赤になってたものねー。そういえば、文は「また引き出せなかったわ」と悔しそうにしていたっけ……」
一方通行「あいつは、敵に回すと厄介なタイプだな」
霊夢「そうね、賢明な判断よ」
一方通行「まァ、ハナっからここの連中は信用してねェけど……」
霊夢「心外ね。衣食住提供してあげてる優しい巫女がここにいるっていうのに」
一方通行「衣は提供してねェだろ。……まァ、無一文の俺を置いてくれてるっつーのは感謝してるけどな」
霊夢「うむ、よろしい。……あ、一人で出掛けるなら妖怪に遭遇しないように気を付けなさいよ」
一方通行「りょォかい」
霊夢「弱い馬鹿と強い馬鹿以外には「博麗の者」だとか言えば大抵は見逃してもらえると思うけどね」
妖怪の山入口
椛「…………おひとりでどうしました? 自殺願望、もしくは我々の餌願望ですか? 餌ならここで加工させていただきますが」シュッ
一方通行「オマエらはどうしてそう物騒なンだよ。……あー……えーと、「博麗の者」なンだが……」
椛「知ってます」
一方通行「だよな」
椛「それで、何の用ですか? ここは人間が簡単に立ち入るような場所ではないのですよ」
一方通行「神社に参拝、だな」
椛「博麗神社じゃダメなんですね」
一方通行「ダメだな。あそこいると神社が綺麗になるだけだ」
椛「……通しましょう」スッ
一方通行「おォ、同情してくれたのか?」
椛「特には。しかし、ここを通ることを許可しただけで安全の保障にはなりませんのであしからず」
一方通行「まァ、なンかあったらフォローしてくれ」
椛「嫌です。私まで上に怒られるじゃないですか。何かあったら文様に押し付けてください」
一方通行「はいはい」
椛「解ったならさっさと行って下さい」
一方通行「はァーい」
一方通行「すげェ自然だらけだよなァ……。……空気が良いっつーのはこういうことなンだな」
一方通行「……やべェな。だンだンこっちの環境に馴染ンできやがる……」
にとり「あれ……? どうしたんだい、こんなところに……。一人?」
一方通行「よォ。今日は一人で神社に参拝だ」
にとり「洩矢神社かぁ。どうしたの? 住居変更?」
一方通行「あー、出来るならそうしてェかもな」
にとり「あはは、冗談を。結構楽しそうにしてるじゃないか。……あ、充電器の調子はどう?」
一方通行「充電器は調子いいぜ。手回しの手間は仕方ないが、この環境でしっかり充電出来るのが本当に助かってる」
にとり「えへへ……/// そ、そんな褒められると照れるね。あ、あの。不具合あったり困ったことあったら何でも相談に乗るからさ! 人間は盟友だもん!」
一方通行「人間に好感を持ってくれるのは嬉しいが、俺は人間としては出来そこないの部類だぜ? 何かで幻滅されても困るンだが……」
にとり「そもそも出来のいい人間なんてつまらないだけだよ。私はね、人間にそんなにたくさんのものを求めてもいないし、期待もしていない。
なんていうんだろうね。……触れ合いたいんだ。妖怪や人間なんていう、そういう種族の違いだけで解りあえないのは悲しいだろう?」
一方通行「………………」
にとり「どちらかが歩み寄らなきゃ、何も解らない。いつか誰か解ってるなんて思ってたらずっと悲しいままだよ。
そのくせ誰も自分のことを解ってくれない、なんて……言いたくないからね。怖がってたらダメだ。自分で進まないと」
一方通行「…………そう、だな」
にとり「……あ、あはは、ごめんよ。なんか語ってしまったね……」オロ
一方通行「いや、構わない……」
にとり「……お、お茶! お茶でも飲んでくかい!? すぐそこだし!!」アセアセ
一方通行「いや、平気だ。神社に行く……、じゃあな」
にとり「あ、う……うん……」ショボン
一方通行「お茶はまた次の機会にでも。遊びに行く」
にとり「!! う、うん! うん! 楽しみにしてるよ! いいお茶とお茶菓子を用意して!」
トコトコ
にとり「……なんか、やなこと……突いちゃったかな……。今度来てくれたときにたくさん持て成してあげよう。あ、新しい発明品見せようかな!」
一方通行「…………いつか誰か解ってくれる、ねェ。……チッ、今更、後悔も懺悔もしねェっつの」トコトコ
一方通行「……はァ、そういや博麗神社から歩きっぱなしで疲れたな……。休憩するか……」ヨイショ
文「椛からあなたが妖怪の山に入ったと聞いて文字通り飛んできたんですよ。っていうか、私の家は向こうです。そっちは神社方面です」パタパタ
一方通行「そっちで当たりだボケ。誰が好き好んでオマエの家に行くか。昨日の恨みも残ってるし顔見たくねェくらいだよ」ケッ
文「まぁまぁ。そんな石段に座ってないでお茶でもいかがです? 私の家は向こうです」
一方通行「お茶だけで済むならな。そろそろ拘束されるンじゃねェかと警戒してるとこだ」
文「え、なんで解ったんですか? 椛が喋りました? それともにとり?」
一方通行「………………さすがに冗談だと言ってくれ。ここでくらい安眠してェンだよ……」
文「いやですよぅ、冗談に決まってるじゃないですか!」
一方通行「目が笑ってねェ……」
文「そもそも、あなたが生い立ちを話してくれないのがいけないのですよ? そうすれば今頃新聞も発行出来て博麗神社に見物客が殺到だと言うのに……」
一方通行「見世物になるのは勘弁だからちょうどいいな。そンじゃ、さっさと神社に行くか……」
文「では道中、安全に神社に行けるように私がボディガードを……」
一方通行「オマエに会った時点でそうなると思ってるから諦めてる」トコトコ
文「……そんなに語りたくない過去なら、まったく関係ない私に話してすっきりしてもいいんじゃないでしょうかね?」
一方通行「…………オマエ、それで情報仕入れたら幻想郷中に撒くンだろ?」
文「あのねぇ……。私はそこまで分別がない記者じゃないのよ? そう思われてるのは少し心外」
一方通行「そう思われるような行動してただろォが」ハァ
文「あや? そうだったかしら?」クスクス
一方通行「白々しい……」
文「あ、ここですよ。洩矢神社」
一方通行「おォ、やっと着いた……。あー、すげェ高さまで登ったンだな。我ながら頑張った」
文「どうせだからお茶をいただきましょう」
早苗「勝手に決めないでくださいっ」
文「どうも。私はウーロン茶がいいです。冷たいので」
一方通行「コーヒー。冷たいので」
早苗「コーヒーはありません。あっつあつのウーロン茶をご用意しますよ? そもそも神社に来たら参拝です。神様へのお願いごとはあちら」→賽銭箱
一方通行「生憎財布は自宅に置きっぱなしで無一文なンだよ。けど、神様っつーのに用事はある」
早苗「今は諏訪子様がいらっしゃいますよ? 何用でしょうか?」
一方通行「あんたらは外から来たンだろ? だったら、外で出る方法も知ってるはずだ。だから聴きに来た」
早苗「あ、あぁ…なるほど。諏訪子様に聞いてきますね。その間に参拝でもどうぞ。ご利益ありますよ?」
一方通行「神様ねェ……」
早苗「学園都市の学生さんは、やっぱり非科学的なものは受け付けませんか?」
一方通行「いや、非科学じゃねェものもいくつか見てきてるからな……。とりあえず祈るだけはしておくか。早く元の居場所へ帰れますようにってな」
文「では、私はそうですね……、文々。新聞の購読者が増えますように……でしょうか」
早苗「……さてさて、諏訪子様は中かな?」
諏訪子「ううん。ここだよ」ピョコン
早苗「あ、諏訪子様。博麗神社の外来人さんがお話を聞きたいそうですよ」
諏訪子「そうらしいね。さてさてどう撒くかな……」
早苗「あまり、いじめないであげてくださいね」
諏訪子「そんなことしないもんっ」
早苗「からかうのもダメですよ?」
諏訪子「あの人間には随分優しいのね?」
早苗「失礼なっ。私は、誰にでも平等に優しいですよ?」
諏訪子「あはは、そうだったわ」
早苗「お二人とも、諏訪子様はこちらですよ」
諏訪子「やあ、こんにちは」
文「こんにちは、諏訪子さん」
一方通行「どォも」
諏訪子「よく来たね。あなたは私のこと、覚えてるかな?」
一方通行「宴会の時にいたような気がする程度だ」
諏訪子「うん。あなたとは喋ってなかったものね。覚えててくれて嬉しいわ」
文「結構離れたところにいらっしゃったのに、本当に記憶力がいいんですね」
一方通行「褒めてもなンも出ねェぞ」
諏訪子「それで、外への出方だっけ?」
一方通行「そこの巫女が前に言ってた。「神社ごと幻想郷に引っ越した」ってな。幻想郷へ自由に入れるンだ。外へも出れるだろ?」
諏訪子「んんー。その考え方はあなたにしては短絡的じゃないかしら? 例えば、悪行に自ら足を突っ込んだ人間がすぐにそこから出て明るい世界に戻れるとでも?」
一方通行「!?」
諏訪子「………………なんてね。ものの例えだよ。だからそんな怖い顔をしたらダメ。可愛らしいお顔が台無し」クス
一方通行「もともと可愛らしい顔なンて持ち合わせてねェ。……で、結論は「そう簡単に出れない」でオーケー?」
諏訪子「ま、人間やそんじょそこらの妖怪じゃ無理ってこと。お諦めなさいな」
一方通行「つまり神様には出来るってことか。そもそもどうやって幻想郷に引っ越してきたンだ?」
諏訪子「その質問には答えられない」
一方通行「あァ、よくある門外不出の奥義ーとか、そンなことか」
諏訪子「ううん。私じゃなくて神奈子が勝手に引っ越しをやっちゃったからね。知らないから答えられないだけだよーだ」ニシシ
一方通行「………………おい、こいつ本当に神様なのか?」
早苗「そうですよ、たぶん」
文「そうですよ、たぶん」
諏訪子「失礼だなぁ。ぷんぷん」
一方通行「……神隠し、なァ……」
諏訪子「けれど、神隠しという言葉も一方的よね。神様は何もしていないっていうのに」
一方通行「それこそ、神様の仕業としか思えなかったンだろ。昔は」
早苗「そういえば、神隠しって天狗隠しとも言うそうですね」
一方通行「ほォ……?」ジーッ
文「なんでしょうかね、その熱い視線は? まさか、私があなたを幻想郷へ連れ去ったとでも?」
一方通行「別に。しかし、まァ……天狗って言葉にゃしばらく嫌悪感を示すかもな」
文「なぜそこまで嫌われているのかさっぱり解りませんね。早苗さんはご存じで? 同じ人間同士、理解しやすいかと」
早苗「うわあ、あなたって本当にもう、あははー笑っちゃうわー」
一方通行「あァ、この棒読みでなンつーか、もう、……色々解った……」
諏訪子「まぁ、得たかった収穫はないにしろ、この見晴らしの良い景色はいい収穫になったんじゃないかな。あぁ、心地よい夏の日差し……」
一方通行「俺はごまかされねェぞ。神様ってのはまだいるンだろ? そいつに話を聞く」
諏訪子「神奈子ねぇ……。知ってても喋らないと思うけどなぁ」
一方通行「……神様に実力行使って手段は?」
諏訪子「なしだね。罰当たりな。……あ、ちなみに私は祟り神を操れるんだ。有益なことを知ったね」
一方通行「わァお……」
早苗「学園都市の学生さんでも、神様に歯向かうのは無理があると思いますよ? 所詮は科学力によってもたらされた副産物の力……」
一方通行「やめとくやめとく。わァった。ここはアウェーだし無暗に敵は作らねェって決めてンだよ」
文「ホームでも敵は作らないに越したことはありませんがね。特にあなたは世渡り下手そうですし」
一方通行「知ったクチを……」
早苗「では、お友達の数を教えてください」ニコッ
一方通行「……………………」
諏訪子「だめじゃない早苗。私にこの子をいじめるな、からかうなと言っておきながら……。よしよし、友達がいなくてもこの洩矢諏訪子があなたを加護してあげよう」ナデナデ
一方通行「気安く撫でンな。祟り神の加護ってェのは不安極まるからお断りだ。あとは俺は友達がいないンじゃねェ。作らねェの」ペシッ
早苗「………………」
一方通行「だからその可哀想なものを見るような顔やめろ。別に友達なンざ俺には作る様なしか……」
早苗「いえ、そうやって現実から目を背けて、孤高を演じるような可哀想な中二病の人が、同級生にいたけれど、あの子は今どうしてるかな……って……」
一方通行「あァァァァァァァ、やりずれェェェェ!!」うー
投稿ボタンを押した直後に「守矢神社」の漢字が「洩矢神社」になってることに気付いたけどいつものことです。
次は妖夢が出てくるかもしれないし出てこないかもしれないです。ではまた気長に。
次は妖夢が出てくるかもしれないし出てこないかもしれないです。ではまた気長に。
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